説明

抗M−CSF抗体組成物

【課題】新規抗M-CSF抗体組成物の提供。
【解決手段】本発明は、キレート剤および/またはヒスチジンを含む抗M-CSF抗体の組成物を提供する。また抗M-CSF抗体の医薬調製物を用いて、炎症性疾患と新生物疾患とを含むM-CSF介在疾患を治療する方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのキレート剤と少なくとも1つの抗体とを含む組成物であって、該抗体は、配列番号2に示す重鎖アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列と配列番号4に示す軽鎖アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列とを含み、抗体はヒトM-CSFに結合することを特徴とする前記組成物。
【請求項2】
組成物は液体組成物であり、抗体はヒトIgG2抗体であり、抗体はシグナル配列を含まない、請求項1の組成物。
【請求項3】
抗体は、配列番号2と少なくとも99%の配列同一性を有する重鎖アミノ酸配列と、配列番号4と少なくとも99%の配列同一性を有する軽鎖アミノ酸配列とを含む、請求項1の組成物。
【請求項4】
抗体は、配列番号2の可変領域を含む重鎖アミノ酸配列と、配列番号4の可変領域を含む軽鎖アミノ酸配列とを含む、請求項1の組成物。
【請求項5】
抗体は、抗体8.10.3Fの重鎖と軽鎖のアミノ酸配列を有する単離されたヒトモノクローナルIgG2 抗M-CSF抗体を含む、請求項1の組成物。
【請求項6】
組成物は、EDTAである少なくとも1つのキレート剤を含む、請求項1の組成物。
【請求項7】
組成物は緩衝剤をさらに含む、請求項1の組成物。
【請求項8】
組成物は、EDTAである少なくとも1つのキレート剤と、さらにヒスチジンである少なくとも1つの緩衝剤とを含む、請求項1の組成物。
【請求項9】
組成物は緩衝剤と界面活性剤とをさらに含む、請求項1の組成物。
【請求項10】
組成物は、緩衝剤、界面活性剤、および張性剤をさらに含む、請求項1の組成物。
【請求項11】
組成物はEDTAである少なくとも1つのキレート剤を含み、緩衝剤、界面活性剤、および張性剤をさらに含む、請求項1の組成物。
【請求項12】
組成物はEDTAである少なくとも1つのキレート剤を含み、ヒスチジン、界面活性剤、および張性剤をさらに含む、請求項1の組成物。
【請求項13】
組成物はEDTAである少なくとも1つのキレート剤を含み、ヒスチジン、ポリソルベート80、および張性剤をさらに含む、請求項1の組成物。
【請求項14】
組成物は、約1mg/ml〜約200mg/mlの抗体;約0.01ミリモル〜約5.0ミリモルのキレート剤;および約1mM〜約100mMのヒスチジンを含む、請求項1の組成物。
【請求項15】
組成物は、約1mg/ml〜約200mg/mlの抗体;約0.01ミリモル〜約5.0ミリモルのEDTA;および約1mM〜約100mMのヒスチジンを含む、請求項1の組成物。
【請求項16】
組成物は、約1mg/ml〜約200mg/mlの抗体;約0.01ミリモル〜約1.0ミリモルのキレート剤;約1mM〜約100mMの緩衝剤;約0.01mg/ml〜約10mg/mlの界面活性剤;および約100ミリモル〜約400ミリモルの張性剤を含む、請求項1の組成物。
【請求項17】
組成物は、約1mg/ml〜約200mg/mlの抗体;約0.01ミリモル〜約1.0ミリモルのEDTA;約1mM〜約100mMの緩衝剤;約0.01mg/ml〜約10mg/mlの界面活性剤;および約100ミリモル〜約300ミリモルの張性剤を含む、請求項1の組成物。
【請求項18】
組成物は、約1mg/ml〜約200mg/mlの抗体;約0.01ミリモル〜約1.0ミリモルのキレート剤;約1mM〜約100mMのヒスチジン;約0.01mg/ml〜約2mg/mlの界面活性剤;および約1mg/ml〜約200mg/mlのマンニトールを含む、請求項2の組成物。
【請求項19】
組成物は、約10mg/mlの抗体;約0.02mg/mlのキレート剤;約10mMのヒスチジン;約0.2mg/mlのポリソルベート80;および約45mg/mlのマンニトールを含む、請求項2の組成物。
【請求項20】
組成物は、約50mg/ml〜約100mg/mlの抗体;約0.01mg/ml〜約1mg/mlのEDTA;約5mM〜約50mMのヒスチジン;約0.1mg/ml〜約2mg/mlのポリソルベート80;および約1mg/ml〜約150mg/mlの張性剤を含む、請求項1の組成物。
【請求項21】
少なくとも1つのモノクローナル抗M-CSF抗体とキレート剤とを含む組成物であって、約40℃の温度で少なくとも約26週間維持された時、組成物を安定化するのに充分な量のキレート剤を含む組成物。
【請求項22】
少なくとも1つの抗M-CSF抗体とキレート剤とを含む組成物であって、抗体のモル濃度は約0.01ミリモル〜約2ミリモルの範囲であり、キレート剤のモル濃度は約0.001ミリモル〜約5ミリモルの範囲であり、ここで抗体対キレート剤のモル比は約0.002〜約2000である、組成物。
【請求項23】
配列番号4に示す軽鎖アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列と配列番号2に示す重鎖アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列とを含む少なくとも1つの抗体と、少なくとも1つのキレート剤とを混合することを含む、組成物の調製方法。
【請求項24】
対象のM-CSF介在疾患の治療方法であって、少なくとも1つの薬剤学的に許容されるキレート剤と;配列番号4に示す軽鎖アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列と配列番号2に示す重鎖アミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列とをさらに含む少なくとも1つの抗体(ここで抗体はヒトM-CSFに結合する)とを含む液体医薬組成物の治療的有効量を対象に投与することを含む前記方法。
【請求項25】
M-CSF介在疾患は、新生物疾患と炎症性疾患よりなる群から選択される、請求項24の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12−1】
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【図12−2】
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【公開番号】特開2006−249083(P2006−249083A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−56813(P2006−56813)
【出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(504396379)ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー (130)
【Fターム(参考)】