説明

抗Orai1抗原結合蛋白及びその使用

ヒトOrai1の細胞外ループ2(ECL2)にアミノ酸配列である配列番号4に特異的に結合する抗体又は抗体フラグメントのような、ただしこれに限定されない、単離された抗原結合蛋白を開示する。又、抗原結合蛋白を含む医薬組成物及び医薬、それをコードする単離された核酸、それを作成する方法において有用なベクター及び宿主細胞、及び患者における障害又は疾患を治療する場合にそれを使用する方法も開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
単離された抗原結合蛋白であって、配列番号4に特異的に結合する、単離された抗原結合蛋白。
【請求項2】
単離された抗原結合蛋白がヒトカルシウム応答活性化カルシウム(CRAC)チャンネル活性を阻害する、請求項1の単離された抗原結合蛋白。
【請求項3】
単離された抗原結合蛋白がタプシガルギン処理されたヒト全血中のIL−2、IFN−ガンマ、又は両方の放出を阻害する、請求項1の単離された抗原結合蛋白。
【請求項4】
蛋白がNFAT媒介発現を阻害する、請求項1の単離された抗原結合蛋白。
【請求項5】
単離された抗原結合蛋白が抗体又は抗体フラグメントを含む、請求項1の単離された抗原結合蛋白。
【請求項6】
請求項5の単離された抗原結合蛋白であって、免疫グロブリン重鎖可変領域及び免疫グロブリン軽鎖可変領域を含み、ここで:
(a)重鎖可変領域は配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号250、配列番号251;配列番号252、配列番号253、配列番号254、又は配列番号255に少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含むか;又は、
(b)軽鎖可変領域は配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号256、配列番号257、配列番号258、配列番号259、配列番号260、配列番号261、配列番号262、配列番号263、配列番号264、又は配列番号265に少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含むか;又は、
(c)(a)の重鎖可変領域及び(b)の軽鎖可変領域;
である、単離された抗原結合蛋白。
【請求項7】
免疫グロブリン重鎖可変領域を含み、重鎖可変領域がCDRH1、CDRH2及びCDRH3と標記される3つの相補性決定領域を含み、ここで:
(a)CDRH1は配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号266又は配列番号267のアミノ酸配列を含み;
(b)CDRH2は配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号268、配列番号269、配列番号270、配列番号271、又は配列番号272のアミノ酸配列を含み;そして、
(c)CDRH3は配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号273、配列番号274、配列番号275、配列番号276、又は配列番号277のアミノ酸配列を含む;
請求項5の単離された抗原結合蛋白。
【請求項8】
免疫グロブリン軽鎖可変領域を含み、軽鎖可変領域がCDRL1、CDRL2及びCDRL3と標記される3つのCDRを含み、ここで:
(a)CDRL1は配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号278、配列番号279、配列番号280、配列番号281、配列番号282、又は配列番号283のアミノ酸配列を含み;
(b)CDRL2は配列番号56、配列番号57、配列番号284、配列番号285、配列番号286、配列番号287、配列番号288、又は配列番号289のアミノ酸配列を含み;そして、
(c)CDRL3は配列番号58又は配列番号59、配列番号290、配列番号291、配列番号292、配列番号293、配列番号294、配列番号295、配列番号296、又は配列番号297のアミノ酸配列を含む;
請求項5の単離された抗原結合蛋白。
【請求項9】
免疫グロブリン重鎖可変領域及び免疫グロブリン軽鎖可変領域を含み、重鎖可変領域がCDRH1、CDRH2及びCDRH3と標記される3つの相補性決定領域を含み、そして軽鎖可変領域がCDRL1、CDRL2及びCDRL3と標記される3つのCDRを含み、ここで:
(a)CDRH1は配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号266又は配列番号267のアミノ酸配列を含み;
(b)CDRH2は配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号268、配列番号269、配列番号270、配列番号271、又は配列番号272のアミノ酸配列を含み;
(c)CDRH3は配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号273、配列番号274、配列番号275、配列番号276、又は配列番号277のアミノ酸配列を含み;
(d)CDRL1は配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号278、配列番号279、配列番号280、配列番号281、配列番号282、又は配列番号283のアミノ酸配列を含み;
(e)CDRL2は配列番号56、配列番号57、配列番号284、配列番号285、配列番号286、配列番号287、配列番号288、又は配列番号289のアミノ酸配列を含み;そして、
(f)CDRL3は配列番号58又は配列番号59、配列番号290、配列番号291、配列番号292、配列番号293、配列番号294、配列番号295、配列番号296、又は配列番号297のアミノ酸配列を含む;
請求項5の単離された抗原結合蛋白。
【請求項10】
IgG1、IgG2、IgG3又はIgG4を含む、請求項1の単離された抗原結合蛋白。
【請求項11】
モノクローナル抗体を含む、請求項5の単離された抗原結合蛋白。
【請求項12】
キメラ又はヒト化抗体を含む、請求項11の単離された抗原結合蛋白。
【請求項13】
ヒト抗体を含む、請求項11の単離された抗原結合蛋白。
【請求項14】
請求項5の単離された抗原結合蛋白であって、
(a)配列番号29、配列番号33、配列番号34、又は配列番号35のアミノ酸配列を含む免疫グロブリン重鎖;
又は、
(b)配列番号30、配列番号31、又は配列番号32のアミノ酸配列を含む免疫グロブリン軽鎖;又は、
(c)(a)の免疫グロブリン重鎖及び(b)の免疫グロブリン軽鎖;
を含む、単離された抗原結合蛋白。
【請求項15】
ヒトOrai1ポリペプチドに特異的に結合する単離された抗原結合蛋白であって、ここで:
(a)抗原結合蛋白は:
(i)配列番号210;
(ii)配列番号204;
(iii)配列番号192;
(iv)配列番号129;又は、
(v)配列番号103;
よりなるアミノ酸配列を有するポリペプチドに特異的に結合し、そして、
(b)抗原結合蛋白は:
(vi)配列番号91;
(vii)配列番号198;
(viii)配列番号113;
(ix)配列番号123;
(x)配列番号107;又は、
(xi)配列番号117;
よりなるアミノ酸配列を有するポリペプチドに特異的に結合しない;
単離された抗原結合蛋白。
【請求項16】
単離された抗原結合蛋白がヒトカルシウム応答活性化カルシウム(CRAC)チャンネル活性を阻害する、請求項15の単離された抗原結合蛋白。
【請求項17】
単離された抗原結合蛋白がタプシガルギン処理されたヒト全血中のIL−2、IFN−ガンマ、又は両方の放出を阻害する、請求項15の単離された抗原結合蛋白。
【請求項18】
蛋白がNFAT媒介発現を阻害する、請求項15の単離された抗原結合蛋白。
【請求項19】
単離された抗原結合蛋白が抗体又は抗体フラグメントを含む、請求項15の単離された抗原結合蛋白。
【請求項20】
IgG1、IgG2、IgG3又はIgG4を含む、請求項15の単離された抗原結合蛋白。
【請求項21】
モノクローナル抗体を含む、請求項15の単離された抗原結合蛋白。
【請求項22】
キメラ又はヒト化抗体を含む、請求項21の単離された抗原結合蛋白。
【請求項23】
ヒト抗体を含む、請求項21の単離された抗原結合蛋白。
【請求項24】
請求項19の単離された抗原結合蛋白であって、免疫グロブリン重鎖可変領域及び免疫グロブリン軽鎖可変領域を含み、ここで単離された抗原結合蛋白が:
a.重鎖可変領域が配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号250、配列番号251;配列番号252、配列番号253、配列番号254、又は配列番号255に少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含むか;又は、
b.軽鎖可変領域配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号256、配列番号257、配列番号258、配列番号259、配列番号260、配列番号261、配列番号262、配列番号263、配列番号264、又は配列番号265に少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含むか;又は、
c.(a)の重鎖可変領域および(b)の軽鎖可変領域;
を含む、単離された抗原結合蛋白。
【請求項25】
免疫グロブリン重鎖可変領域を含み、重鎖可変領域がCDRH1、CDRH2及びCDRH3と標記される3つの相補性決定領域を含み、ここで:
(a)CDRH1は配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号266又は配列番号267のアミノ酸配列を含み;
(b)CDRH2は配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号268、配列番号269、配列番号270、配列番号271、又は配列番号272のアミノ酸配列を含み;そして、
(c)CDRH3は配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号273、配列番号274、配列番号275、配列番号276、又は配列番号277のアミノ酸配列を含む;
請求項19の単離された抗原結合蛋白。
【請求項26】
免疫グロブリン軽鎖可変領域を含み、軽鎖可変領域がCDRL1、CDRL2及びCDRL3と標記される3つのCDRを含み、ここで:
(a)CDRL1は配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号278、配列番号279、配列番号280、配列番号281、配列番号282、又は配列番号283のアミノ酸配列を含み;
(b)CDRL2は配列番号56、配列番号57、配列番号284、配列番号285、配列番号286、配列番号287、配列番号288、又は配列番号289のアミノ酸配列を含み;そして、
(c)CDRL3は配列番号58又は配列番号59、配列番号290、配列番号291、配列番号292、配列番号293、配列番号294、配列番号295、配列番号296、又は配列番号297のアミノ酸配列を含む;
請求項19の単離された抗原結合蛋白。
【請求項27】
免疫グロブリン重鎖可変領域及び免疫グロブリン軽鎖可変領域を含み、重鎖可変領域がCDRH1、CDRH2及びCDRH3と標記される3つの相補性決定領域を含み、そして軽鎖可変領域がCDRL1、CDRL2及びCDRL3と標記される3つのCDRを含み、ここで:
(a)CDRH1は配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号266又は配列番号267のアミノ酸配列を含み;
(b)CDRH2は配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号268、配列番号269、配列番号270、配列番号271、又は配列番号272のアミノ酸配列を含み;
(c)CDRH3は配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号273、配列番号274、配列番号275、配列番号276、又は配列番号277のアミノ酸配列を含み;
(d)CDRL1は配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号278、配列番号279、配列番号280、配列番号281、配列番号282、又は配列番号283のアミノ酸配列を含み;
(e)CDRL2は配列番号56、配列番号57、配列番号284、配列番号285、配列番号286、配列番号287、配列番号288、又は配列番号289のアミノ酸配列を含み;そして、
(f)CDRL3は配列番号58又は配列番号59、配列番号290、配列番号291、配列番号292、配列番号293、配列番号294、配列番号295、配列番号296、又は配列番号297のアミノ酸配列を含む;
請求項19の単離された抗原結合蛋白。
【請求項28】
請求項5又は請求項19の単離された抗原結合蛋白であって、免疫グロブリン重鎖可変領域を含み、重鎖可変領域はCDRH1、CDRH2及びCDRH3と標記される3つの相補性決定領域を含み、ここで:
(a)CDRHlは:
Ya//配列番号298
のアミノ酸配列を有し、
ここで、
はグリシン、セリン又はアスパルテート残基であり;そして、
はチロシン又はトリプトファン残基であり;そして、
はトリプトファン、メチオニン、又はイソロイシン残基であり;そして、
はセリン、ヒスチジン、又はアスパラギン残基であり;そして、
(b)CDRH2は:
Ib1011121314151617//配列番号299
のアミノ酸配列を有し、
ここで、
はトリプトファン、グルタメート、又はアスパラギン残基であり;そして、
はアスパラギン、アスパルテート、又はリジン残基であり;そして、
はプロリン又はヒスチジン残基であり;そして、
はアスパラギン、アスパルテート、又はセリン残基であり;そして、
はアスパラギン、セリン、又はグリシン残基であり;そして、
はグリシン、セリン、又はアルギニン残基であり;そして、
はグリシン、スレオニン、イソロイシン、又はグルタメート残基であり;そして、
はスレオニン、セリン、アスパラギン、又はリジン残基であり;そして、
10はチロシン、セリン、アスパラギン、アスパルテート、ヒスチジン、又はリジン残基であり;そして、
11はチロシン又はアスパラギン残基であり;そして、
12はアラニン、バリン、又はプロリン残基であり;そして、
13はグルタミン、アラニン、又はアスパルテート残基であり;そして、
14はリジン、ロイシン、又はセリン残基であり;そして、
15はフェニルアラニン、リジン、又はバリン残基であり;そして、
16はグルタミン、セリン、又はリジン残基であり;そして、
17はグリシン又はアスパルテート残基であるか非存在であり;そして、
(c)CDRH3は:
Gc10111213//配列番号300
のアミノ酸配列を有し、
ここで、
はアラニン又はアルギニン残基であるか非存在であり;そして、
はグルタメート、グリシン、又はチロシン残基であり;そして、
はグルタメート、セリン、アルギニン、又はチロシン残基であり;そして、
はグリシン又はアスパルテート残基であり;そして、
はチロシン、トリプトファン、イソロイシン、又はアスパラギン残基であり;そして、
はグルタメート、セリン、又はグリシン残基であるか非存在であり;そして、
はメチオニン残基であるか非存在であり;そして、
はスレオニン又はアスパルテート残基であり;そして、
10はフェニルアラニン、トリプトファン、又はバリン残基であり;そして、
11はフェニルアラニン残基であるか非存在であり;そして、
12はアスパルテート残基であるか非存在であり;そして、
13はプロリン又はチロシン残基であるか非存在である;
単離された抗原結合蛋白。
【請求項29】
免疫グロブリン軽鎖可変領域を含み、軽鎖可変領域はCDRL1、CDRL2及びCDRL3と標記される3つのCDRを含み、ここで:
(a)CDRL1は
Gd1011121314//配列番号301、
のアミノ酸配列を含み、
ここで、
はスレオニン又はセリン残基であり;そして、
はセリン、スレオニン、又はアスパルテート残基であり;そして、
はアスパラギン、アルギニン、アラニン、又はセリン残基であり;そして、
はロイシン又はセリン残基であり;そして、
はアスパラギン、アスパルテート、又はプロリン残基であり;そして、
はイソロイシン、バリン、又はリジン残基であり;そして、
はグリシン又はリジン残基であり;そして、
はアラニン、スレオニン、グリシン、又はチロシン残基であり;そして、
10はアラニン、グリシン、又はチロシン残基であり;そして、
11はチロシン、フェニルアラニン、システイン、又はアスパラギン残基であり;そして、
12はアスパラギン、アスパルテート、又はチロシン残基であるか非存在であり;そして、
13はバリン残基であるか非存在であり;そして、
14はヒスチジン又はセリン残基であるか非存在であり;そして、
(b)CDRL2は
RPS//配列番号302、
のアミノ酸配列を有し含み、
ここで、
はバリン、セリン、アスパルテート、グルタメート、又はグリシン残基であり;そして、
はヒスチジン、アスパルテート、アスパラギン、バリン、又はチロシン残基であり;そして、
はヒスチジン、フェニルアラニン、アルギニン、セリン、又はアスパラギン残基であり;そして、
はイソロイシン、アスパラギン、又はリジン残基であり;そして、
(c)CDRL3は
Sf101112//配列番号303、
のアミノ酸配列を含み、
ここで、
はグルタミン、セリン、チロシン、又はアスパラギン残基であり;そして、
はチロシン又はスレオニン残基であり;そして、
はセリン、アスパルテート、グリシン、又はアラニン残基であり;そして、
はセリン、グリシン、又はアスパラギン残基であり;そして、
はセリン、グリシン、又はアルギニン残基であり;そして、
はロイシン、グリシン、又はアスパラギン残基であり;そして、
はセリン又はアスパラギン残基であるか非存在であり;そして、
はヒスチジン又はアスパルテート残基であるか非存在であり;そして、
10はセリン、グリシン、又はフェニルアラニン残基であるか非存在であり;そして、
11はバリン、セリン、トリプトファン、アスパルテート、又はスレオニン残基であり;そして、
12はロイシン又はバリン残基である;
請求項5又は請求項19の単離された抗原結合蛋白。
【請求項30】
請求項29の単離された抗原結合蛋白であって、ここで
はスレオニン残基であり;そして、
はセリン又はスレオニン残基であり;そして、
はアスパラギン、アルギニン、又はセリン残基であり;そして、
はセリン残基であり;そして、
はアスパラギン又はアスパルテート残基であり;そして、
はイソロイシン又はバリン残基であり;そして、
はグリシン残基であり;そして、
はアラニン、スレオニン、又はグリシン残基であり;そして、
10はグリシン又はチロシン残基であり;そして、
11はチロシン、フェニルアラニン、又はアスパラギン残基であり;そして、
12はアスパラギン、アスパルテート、又はチロシン残基であり;そして、
13はバリン残基であり;そして、
14はヒスチジン又はセリン残基である;
単離された抗原結合蛋白。
【請求項31】
請求項19の単離された抗原結合蛋白であって:
(a)配列番号325、配列番号326、配列番号327、配列番号328、配列番号343、配列番号344、配列番号345、配列番号346、配列番号347、又は配列番号348のアミノ酸配列を含むか、又は、N末端又はC末端又は両方から1、2、3、4又は5個のアミノ酸残基が欠失している上記配列を含む免疫グロブリン重鎖;又は、
(b)配列番号322、配列番号323、配列番号324、配列番号333、配列番号334、配列番号335、配列番号336、配列番号337、配列番号338、配列番号339、配列番号340、配列番号341、又は配列番号342のアミノ酸配列を含むか、又は、N末端又はC末端又は両方から1、2、3、4又は5個のアミノ酸残基が欠失している上記配列を含む免疫グロブリン軽鎖;又は、
(c)(a)の免疫グロブリン重鎖及び(b)の免疫グロブリン軽鎖;
を含む、単離された抗原結合蛋白。
【請求項32】
請求項1又は請求項15の抗原結合蛋白;及び製薬上許容しうる希釈剤、賦形剤又は担体を含む医薬組成物。
【請求項33】
請求項1の抗原結合蛋白をコードする単離された核酸。
【請求項34】
請求項5の抗原結合蛋白をコードする単離された核酸。
【請求項35】
請求項15の抗原結合蛋白をコードする単離された核酸。
【請求項36】
請求項19の抗原結合蛋白をコードする単離された核酸。
【請求項37】
請求項33、34、35又は36の何れかの単離された核酸であって、単離された核酸が、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号250、配列番号251;配列番号252、配列番号253、配列番号254、又は配列番号255に少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含む免疫グロブリン重鎖可変領域を含む抗原結合蛋白をコードする、単離された核酸。
【請求項38】
単離された核酸が、免疫グロブリン重鎖可変領域及びN末端シグナル配列をコードし、核酸が配列番号23、配列番号25、又は配列番号27を有する、請求項33、34、35又は36の何れかの単離された核酸。
【請求項39】
単離された核酸が、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号256、配列番号257、配列番号258、配列番号259、配列番号260、配列番号261、配列番号262、配列番号263、配列番号264、又は配列番号265に少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含む免疫グロブリン軽鎖可変領域を含む抗原結合蛋白をコードする、請求項33、34、35又は36の何れかの単離された核酸。
【請求項40】
単離された核酸が、免疫グロブリン軽鎖可変領域及びN末端シグナル配列をコードし、核酸が配列番号15、配列番号17、又は配列番号19を有する、請求項33、34、35又は36の何れかの単離された核酸。
【請求項41】
単離された核酸がCDRH1、CDRH2及びCDRH3と標記される3つの相補性決定領域に対するコーディング配列を含み、そしてここで:
(a)CDRH1は配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号266又は配列番号267のアミノ酸配列を含み;
(b)CDRH2は配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号268、配列番号269、配列番号270、配列番号271、又は配列番号272のアミノ酸配列を含み;そして、
(c)CDRH3は配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号273、配列番号274、配列番号275、配列番号276、又は配列番号277のアミノ酸配列を含み;
免疫グロブリン重鎖可変領域をコードする、請求項33、34、35又は36の何れかの単離された核酸。
【請求項42】
単離された核酸がCDRL1、CDRL2及びCDRL3と標記される3つの相補性決定領域に対するコーディング配列を含み、そしてここで:
(a)CDRL1は配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号278、配列番号279、配列番号280、配列番号281、配列番号282、又は配列番号283のアミノ酸配列を含み;
(b)CDRL2は配列番号56、配列番号57、配列番号284、配列番号285、配列番号286、配列番号287、配列番号288、又は配列番号289のアミノ酸配列を含み;そして、
(c)CDRL3は配列番号58又は配列番号59、配列番号290、配列番号291、配列番号292、配列番号293、配列番号294、配列番号295、配列番号296、又は配列番号297のアミノ酸配列を含み;
免疫グロブリン軽鎖可変領域をコードする、請求項33、34、35又は36の何れかの単離された核酸。
【請求項43】
単離された核酸が配列番号29、配列番号33、配列番号34、又は配列番号35のアミノ酸配列を含む免疫グロブリン重鎖を含む抗原結合蛋白をコードする、請求項33、34、35又は36の何れかの単離された核酸。
【請求項44】
単離された核酸が配列番号30、配列番号31、又は配列番号32のアミノ酸配列を含む免疫グロブリン軽鎖を含む抗原結合蛋白をコードする、請求項33、34、35又は36の何れかの単離された核酸。
【請求項45】
請求項33、34、35又は36の何れかの単離された核酸を含むベクター。
【請求項46】
発現ベクターを含む請求項45のベクター。
【請求項47】
請求項46の発現ベクターを含む単離された宿主細胞。
【請求項48】
方法であって、
(a)発現ベクターによりコードされた抗原結合蛋白の発現を可能にする条件下に培地中で請求項47の宿主細胞を培養すること;及び、
(b)培地から抗原結合蛋白を回収すること;
を含む方法。
【請求項49】
ハイブリドーマであって、ハイブリドーマが請求項11又は請求項21の抗原結合蛋白を生産する、ハイブリドーマ。
【請求項50】
方法であって、
(a)ハイブリドーマによる抗原結合蛋白の発現を可能にする条件下に培地中で請求項49のハイブリドーマを培養すること;及び、
(b)培地から抗原結合蛋白を回収すること;
を含む方法。
【請求項51】
患者における免疫疾患を治療する方法であって、有効量の請求項1、5、15又は19の抗原結合蛋白を投与することを含み、免疫疾患がT細胞媒介自己免疫、移植物拒絶、対宿主性移植片病(GVHD)、関節リューマチ、多発性硬化症、I型糖尿病、全身性エリテマトーデス、乾癬、炎症性腸疾患(IBD)、喘息、アレルギー性鼻炎、好酸球性疾患、自己免疫中枢神経系(CNS)炎症、及び炎症誘発性肝傷害から選択される、方法。
【請求項52】
患者における静脈又は動脈の血栓形成に関連する疾患を治療する方法であって、有効量の請求項1、5、15又は19の抗原結合蛋白を投与することを含み、疾患が動脈血栓、心筋梗塞、卒中、虚血再灌流傷害、虚血性脳梗塞、炎症、補体活性化、フィブリン溶解、FXII誘発キニン形成に関連する血管形成、遺伝性血管浮腫、肺の細菌感染、トリパノソーマ感染、低血圧性ショック、膵炎、シャーガス病、血小板減少症及び関節性痛風から選択される、方法。
【請求項53】
請求項1、5、15又は19の抗原結合蛋白の有効量を投与することを含む、患者における乳癌を治療する方法。
【請求項54】
請求項1又は請求項15の単離された抗原結合蛋白であって、抗原結合蛋白が、動的排除分析(kinetic exclusion assay)により測定した場合に200pM以下のKで哺乳類細胞により発現された配列番号2に特異的に結合する、単離された抗原結合蛋白。
【請求項55】
抗原結合蛋白が、動的排除分析により測定した場合に105pM以下のKで哺乳類細胞により発現された配列番号2に特異的に結合する、請求項1又は請求項15の単離された抗原結合蛋白。
【請求項56】
抗原結合蛋白が、動的排除分析により測定した場合に50pM以下のKで哺乳類細胞により発現された配列番号2に特異的に結合する、請求項1又は請求項15の単離された抗原結合蛋白。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図5F】
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【図5G】
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【図5H】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図16D】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図17D】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22A】
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【図22B】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30A】
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【図30B】
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【図30C】
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【図30D】
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【図31A】
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【図31B】
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【図31C】
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【図31D】
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【図32】
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【図33A】
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【図33B】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【公表番号】特表2013−511279(P2013−511279A)
【公表日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−540105(P2012−540105)
【出願日】平成22年11月19日(2010.11.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/057496
【国際公開番号】WO2011/063277
【国際公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】