説明

折りたたみ携帯紙コップ

【課題】 一般に売られている丸底立体紙コップは、携帯するにはかさばりバッグの中で潰れ、捨てる時もかさばったゴミになる。又、新幹線などにある平面紙コップは立設できないので、それらを解決するべく本発明を提供する。
【解決手段】 底部中央に山折り線を設け、その左右に一定間隔で谷折り線を設ける。胴体部の上部に持ち手用の突起部を設ける。底部と胴体部の縁全体に接着面を設け接着したことを特徴とする折りたたみ携帯紙コップ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水やジュース等を飲用する際に用いられる紙コップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般には丸底立体型の物と、新幹線などに設置されている平面の物がある。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2005−22753
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
(イ)ペットボトルの直飲みは不衛生である。
(ロ)一般に売られている丸底立体型紙コップは、携帯するにはかさばり、バックの中で潰れる。
(ハ)新幹線などに設置されてある平面紙コップは立設できないため、飲み終わるまで手に持っていなければならない。
(二)飲む時、液体の重さで指先につい力が入ると紙コップがひしゃげて中身がこぼれてしまう。
(ホ)乱雑不規則な潰れ方でゴミになって、かさばる形でゴミの量をいたずらに増やす。
本発明は以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
底部中央に山折り線を設け、その左右に一定間隔で谷折り線を設ける。胴体部の上部に持ち手用の凸部を設ける。底部と胴体部の縁全体に接着面を設け接着する。
以上を特徴とする折りたたみ携帯紙コップである。
【発明の効果】
【0006】
(イ)本発明の紙コップを持ち歩く事により、ペットボトルの飲料を何度かに分けて飲用しても衛生的に保ち、かつ分け合う事もできる。
(ロ)本発明は折りたたむ事ができるため、コンパクトに携帯でき、バックの中でも潰れる心配がない。
(ハ)新幹線などの平面紙コップは立設できないが、本発明は底部がマチ付きなので中身を入れたまま立てて置ける。
(ニ)持ち手凸部により、重さを支えるひっかかりができるので、指先に力を入れてこぼすような事もない。
(ホ)使用後、ゴミの縮小にも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の展開図
【図2】 本発明の底部形成の過程図
【図3】 本発明の胴体部形成の過程図
【図4】 本発明の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)底部(1)の中央に山折り線(2)を設け、その左右に一定間隔で谷折り線(3)を設ける。
(ロ)胴体部(5)の上部に持ち手凸部(4)を設ける。
(ハ)底部(1)と胴体部(5)の縁全体に接着面(6)を設ける。
(ニ)山折り線(2)、谷折り線(3)を折り、接着面(6)同士を接着する。
本発明は以上のような構造で、これを実際に使用する時は、折りたたまれた紙コップを左右の持ち手凸部(4)を持ち、飲み口が開くように押し広げて、飲料を注ぐ。すると自然に底部(1)のマチが広がり飲みかけの飲料が入ったままでも立てて置くことができる。飲み終わった紙コップは元の薄く折りたたまれた形に戻しゴミ箱に捨てると、ゴミもかさばらずゴミの減量にも役立つ。
【符号の説明】
【0009】
(1)底部
(2)山折り線
(3)谷折り線
(4)持ち手凸部
(5)胴体部
(6)接着面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部中央に山折り線を設け、その左右に一定間隔で谷折り線を設け、胴体部の上部に持ち手用の凸部を設け、底部と胴体部の縁全体に接着面を設け接着した事を特徴とする折りたたみ携帯紙コップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−121638(P2011−121638A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−299328(P2009−299328)
【出願日】平成21年12月8日(2009.12.8)
【出願人】(510004527)