折り畳むことができる車両カバー
持ち運びできる車両カバー(10)は、基礎フレーム(12)と、複数の横に延びる輪状部品(14)とを備える。各輪状部品は、輪状部品の少なくとも2つが十字形の配置で、おおむね対角線状にフレームに交差して延びるように、前記基礎フレームと取り外し可能な接続ができるようにされている。フレキシブルなカバー(16)は、車両の風雨よけを形成するために、輪状部品と係合することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のカバーに関し、特に運搬のために折り畳みができ、分解できる車両カバーに関する。
【0002】
本発明は第1に自動車のための折り畳みができる車両カバーとして開発されたものであり、この用途に利用するものとして以下に説明される。しかし、本発明はこの特定の利用分野に限定されないことが理解されるであろう。
【背景技術】
【0003】
本明細書の全体を通じてされる先行技術の説明はいずれも、そのような先行技術がこの分野で周知であり一般常識の一部を形成することを認めたものとは、決して理解されてはならない。
【0004】
車両用の持ち運びできるカバーは公知である。一例では、それらは4本のスタンド部品と、このスタンド部品に接続できる堅い、又はフレキシブルなカバーとを備える。スタンド部品は普通地面か又は車両に固定される。
【0005】
他の公知の車両カバーは、基礎と、基礎と係合することができる複数の輪状部品とを備える。フレキシブルなカバーは、ほぼ囲まれた構造を形成するために、輪状部品の上側に配置され、輪状部品に固定される。
【0006】
このタイプの、公知の持ち運びできる車両カバーの1つが、米国特許文献1に開示されている。特許文献1に記載されているのは、フレームと、それに取り付けられた風雨に耐えるフレキシブルなシートとを備えた持ち運びできるカバーである。そのフレームは、車両カバーを形成するためにフレキシブルなシートを基礎の上に支持するように配置された、ヒンジ接続された横に延びる複数の輪状部品を備える。そのカバーは、基礎の一部として備えられた車輪用パッドの上に車両を駆動することによって固定される。この持ち運びできる車両カバーの不利益は、キットの形態での容易な運搬のために、十分折り畳むことができないことである。
【0007】
【特許文献1】米国特許No.4,886,083
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、先行技術の不利益の少なくとも1つを克服し、又は改善すること、又は有用な代案を提供することである。
【0009】
更に、本発明の好ましい実施例の目的は、容易に折り畳め、組立が簡単で、安価に製造できる、持ち運びできる車両カバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
基礎フレームと、
複数の横に延びる輪状部品とを備え、
輪状部品の各々が基礎フレームと取り外し可能なように接続でき、輪状部品の少なくとも2つが、十字形の配置で、おおむね対角線状にフレームに交差して延び、
更に、車両の風雨よけを形成するために、輪状部品と係合することができるフレキシブルなカバーを備えた、持ち運びできる車両カバーが、本発明により提供される。
【0011】
輪状部品は、フレームに接続された場合にほぼアーチ形を形成するように、おおむね弾性体であることが好ましい。各輪状部品は、2以上の取り外し可能な接続ができる部品から形成されることが好ましい。或は、各輪状部品は、単一の連続する部品から形成することができる。1以上の輪状部品が、基礎フレームにヒンジ接続されるように取り付けられることが好ましく、2つの端部輪状部品が基礎フレームにヒンジ接続されることが更に好ましい。
【0012】
フレキシブルなカバーが、端部輪状部品とスライドできるように係合するために、カバーの両端部に輪状部品と係合するスリーブを備えことが好ましい。
【0013】
フレキシブルなカバーは、選択的に調節できる長さを有する複数のフレキシブルなストラップ部品を用いて、基礎フレームに調節して固定することにより、引き延ばされて固定されるのが好ましい。
【0014】
好ましい実施例では、基礎フレームは、2本の横に配置された、長手方向に延びる細長いフレーム部品を備える。細長いフレーム部品の各々は、ヒンジ接続された2つの細長い部分から形成されることが好ましい。細長いフレーム部品の各々は、基礎フレームの長さを選択的に延ばすために、1以上、好ましくは2つの入れ子式の接続をされた延長部を有することが好ましい。
【0015】
持ち運びできる車両カバーは、細長いフレーム部品を離して配置するために、横に延びたフレキシブルで長さを調節できる接続部品を1つ以上備えることが好ましい。これらの接続部品は、フレキシブルなストラップの形態を有することが好ましい。
【0016】
基礎フレームは、持ち運びできる車両カバーを車両に関して保持するために、4つのタイヤパッドを備えることが好ましい。タイヤパッドのうち少なくとも2つは、ヒンジ接続された2つの長さ調節部を備えることが好ましい。タイヤパッドのうち少なくとも2つは基礎にヒンジ接続されることが好ましい。
【0017】
基礎フレームは複数の輪状部品係合用ソケットを備えることが好ましい。輪状部品係合用ソケットの4つは、細長いフレーム部品にヒンジ接続されることが好ましい。輪状部品係合用ソケットは、持ち運びできる車両カバーから外側に斜めに配置されることが更に好ましい。これらのソケットは、垂直面に対して10から20度の間の角度で傾けられることが好ましい。取り外し可能な固定具が、各輪状部品の1端部を輪状部品係合用ソケットに保持するために使用されるのが好ましい。
【0018】
持ち運びできる車両カバーは、少なくとも2つの輪状部品を取外し可能なように固定する輪状部品用クランプを備えることが好ましい。輪状部品用クランプは、1つの輪状部品に永久固定されることが好ましい。輪状部品用クランプは、取り外し可能な接続ができる輪状部品の、1以上の端部を受け入れるためのハブの形状であることが好ましい。
【0019】
好ましい実施例では、持ち運びできる車両カバーは、中央に延びる輪状部品1つと、2つの対角線状に延びる輪状部品と、ピボットで接続された2つの端部輪状部品とを備える。中央に延びる輪状部品は、前記持ち運びできる車両カバーを車両に対して支えるために、ピボットで接続された少なくとも2つの延長アームを備えることが好ましい。各延長アームは、選択的に延ばすことができる長さを有することが好ましい。各延長アームは、その末端に吸盤を有し、吸盤が車両と係合できることが更に好ましい。
【0020】
各輪状部品は、ガラス繊維又は適切なプラスチックのようなおおむね弾性を有する材料で形成されることが好ましい。
【0021】
細長いフレーム部品各々は、おおむね管状材料で形成されるのが好ましく、管状アルミニウムで形成されることが望ましい。
【0022】
本発明の好ましい実施例は、添付図面を参照して、例示のみを目的として以下で説明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
添付図を参照すると、持ち運びできる車両カバー10は、基礎フレーム12と、5本の横に延びる輪状部品14とを備える。各輪状部品は、2本の輪状部品が十字形の配置で対角線状にフレームと交差するように、基礎フレームと取外し可能な接続ができる。持ち運びできる車両カバーは、車両18の風雨よけを形成するために輪状部品と係合する、フレキシブルカバー16を更に備える。
【0024】
図3に最もよく示すように、横に延びる輪状部品14は、1本の中央の輪状部品20と、2本の対角線状の輪状部品22と、2本の端部輪状部品24とを備える。各輪状部品は、基礎フレームに接続された場合にアーチ形の輪を形成するように、おおむね弾性を有する材料、例えばガラス繊維又は適切なプラスチック、で構成される。
【0025】
図に示す実施例では、各輪状部品は、キットとして運搬ができるように、2以上の取り外し可能な接続ができる部品から構成される。或は、図示していない実施例では、輪状部品は、単一の連続部品から構成される。2つの端部輪状部品24は、組立てられた場合に車両が入れるように、基礎フレームとヒンジ接続される。
【0026】
図6と7を参照すると、輪状部品用クランプ56が、対角線状の輪状部品22と中央の輪状部品20を、中央部で取り外し可能なように一緒に固定する。図示の実施例では、輪状部品用クランプは、中央の輪状部品20に永久固定されている。
【0027】
図11に示す他の実施例では、中央の輪状部品と対角線状の輪状部品は連続しておらず、輪状部品用クランプは、中央に配置されたハブ57の形態をしている。この場合、対角線状の輪状部品と中央の輪状部品22と20はそれぞれ、ハブに取外し可能なように接続された1/2の長さの端部を有する。
【0028】
図4を参照すると、フレキシブルカバー16は、風雨に強い特性を有するフレキシブルな材料で形成されていると有利である。輪状部品を受け入れるスリーブ26の形態の固定手段が、フレキシブルカバーの両端部に配置されている。輪状部品を受け入れるスリーブが、端部輪状部品24をスライドできるように受け入れ、フレキシブルカバーは、ストラップ28を使用して基礎フレーム12に調節して固定することにより、広げた状態で固定される。
【0029】
複数のフレキシブルなストラップ部品30は、それぞれ選択的に調節できる長さを有し、基礎フレーム12の近くに配置され、フレキシブルカバーを基礎フレームに留めるために使用される。ストラップ部品は、フレキシブルカバー上の各接続ポイント31と接続できる。
【0030】
基礎フレーム12は、2本の横に配置された長手方向に延びる細長いフレーム部品32を備える。各フレーム部品は、ヒンジジョイント36でヒンジ接続された2つの細長い部分34から形成される。一対の入れ子式の接続をされた延長部分38が、基礎フレームの長さを調節して延ばせるように、各フレーム部品の端部に配置されている。図5に最もよく示すように、延長部分38は、ボールロック式のジョイント40を使用して延びた状態で保持される。図示しない他の実施例では、延長部分38は、他の適切な固定手段を使用して保持することができる。
【0031】
フレーム部品32は、普通、入れ子構造にし易く、操作容易であるように、アルミニウム又はプラスチックのチューブで形成される。
【0032】
基礎フレーム12は、各輪状部品14の端部を保持するために、10個の輪状部品係合用ソケット50を更に備える(図3)。4個の輪状部品係合用ソケットは、ヒンジジョイント52で入れ子構造の延長部分38の端部とヒンジ接続される。図8に最もよく示すように、輪状部品係合用ソケットは、垂直面に対して外側に約10度の角度で傾けられ、組立てられた車両カバー10のアーチ形を形成する。
【0033】
各輪状部品係合用ソケットが外側に傾いていること、及び、各弾性体の輪状部品との係合によって各ソケットに加わる横方向の力により、摩擦力が輪状部品の端部をソケットに保持するのに有効に使われることが理解されるであろう。しかし、更に安全が要求される場合には、取り外し可能な固定ピン54のような取り外し可能な固定手段が使用される(図10)。
【0034】
基礎フレーム12は、持ち運びできる車両カバー10を車両18に対して保持するために4つのタイヤパッド42を更に備える。図3に示した実施例では、タイヤパッドは、対角線の輪状部品の係合用ソケットにほぼ隣接した箇所で、フレーム部品32から横に延びる。2つのタイヤパッド42’は、異なったホイールベースを有する車両を収容するために、ヒンジ接続された長さ調節部分44を備える。或は、タイヤパッド42’は、同様の機能を発揮するために、基礎フレームにヒンジ接続される。
【0035】
フレキシブルなストラップ46の形状の、2つの横に延びた接続部品は、弾性体の輪状部品により加えられる横方向の力に対して、フレーム部品32を、一定の間隔をあけて保持する。フレキシブルなストラップは、フックコネクター48を使用して、タイヤパッドに、或は直接フレーム部品(図示せず)に、取外し可能なように接続される。
【0036】
図1と6を参照すると、一対の支持アーム58が、中央輪状部品20にピボットで接続され、中央輪状部品20を車両18から離して配置し、車両18に対して車両カバー10を支持するように、使用される。各支持アームは、長さが選択的に調節でき、末端に配置された、窓取り付け用の吸盤60を備える。
【0037】
使用に際しては、持ち運びできる車両カバー10は、キット用バッグに入れて運搬され、従って、使用前にまず組立を要する。キットは、以下の方法を使用して、図1から11を参照して組立てられる。
【0038】
2つのフレーム部品32は、車両に適合するために正しく配置されるように、地表に横たえられる。入れ子構造の各延長部38は、次に、延ばされた状態でボールロック式のジョイント40がぱちんと固定するまで延ばされる。次に、輪状部品の係合用ソケット50が、各輪状部品14の端部を受け入れるために準備される。
【0039】
次に、2つのタイヤパッド42’の、2つのヒンジ接続された長さ調節部分44が、車両のホイールベースに適合するように、必要な位置まで回転される。フレキシブルなストラップ46が、次に、タイヤパッドに接続され、2本のフレーム部品32の間の横方向の距離を保持する位置に固定される。
【0040】
各輪状部品14を一杯の長さまで組立てた後、対角線の輪状部品22及び中央輪状部品20は、その端部をそれぞれのソケットに挿入し、(必要ならば)固定ピン54を使用して固定することにより、据え付けることができる。輪状部品用クランプ56が、次に、これらの3つの輪状部品を一緒に保持するために使用される。輪状部品用クランプがハブ57の形状をしている図11に示す他の実施例では、対角線及び中央の輪状部品は単にハブの周りに組立てられ、次にそれぞれのソケットに挿入される。
【0041】
(キットにしまわれていたので)フレキシブルカバー16を広げた後、1つの端部輪状部品24が、輪状部品受け入れスリーブ26の1つに挿入される。この端部輪状部品は、次に、ヒンジ接続された輪状部品係合用ソケット50に1つの端部を挿入される。端部輪状部品係合用ソケットが水平方向に対して約90度の角度に回転され、輪状部品24のもう一方の端部は、次に曲げられ、横方向反対側の輪状部品係合用ソケットに挿入されて固定される。この手順が次にもう1つの端部輪状部品について繰り返され、それによりフレキシブルカバーが広げられる。
【0042】
図9に示すように、フレキシブルカバー16は、基礎フレーム12の反対側まで、組立てられた中央及び対角線の輪状部品20と22の上に引き上げることができる。これが完了した場合には、フレキシブルカバーは、複数のフレキシブルストラップ部品46を使用して基礎フレームに固定される。
【0043】
1つの端部輪状部品は、次に、運転席のドアがフレキシブルカバー16の両側にあらかじめマークされた目印(図示せず)と一直線になるまで、組立てられた車両カバー10の中に車両18が駆動できるように、上向きに90度回転される。この段階で、車両のタイヤは、4つのタイヤパッド42の上に停止し、持ち運びできる車両カバーは、車両の荷重を利用して地面に十分固定される。
【0044】
運転者が車両から出た後、吸盤60が車両の運転席側と助手席側の窓に突き出して、窓と係合するように、2つのピボットで接続された延長アーム58が配置され、それによって組立てられた車両カバー10を側面の荷重に対しておおむね固定する。
【0045】
図4に最もよく示すように、2つの端部輪状部品24は、共に下向きに、垂直面に対して約45度まで回転され、ストラップ28を使用して細長いフレーム部品の各端部に固定される。こうして、組立プロセスは完了し、持ち運びできる車両カバー10は、車両18にしっかりと固定される。
【0046】
図示された持ち運びできる車両カバーは、組立が容易で安価に製造できる車両カバーを提供することが理解されよう。図示された持ち運びできる車両カバーは、キットの形態で容易に運搬でき、有利である。
【0047】
本発明は特定の実施例を参照して説明されたが、本発明が他の多くの形態で実施され得ることが、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者によって理解されよう。
【0048】
例えば、別の例では、もっと長い車両、例えば小型トラック又はSUVを収容するために、8つの輪状部品14が存在する。また、別の例では、もっと小さい車両を収容するために、3つの輪状部品しか必要とされない。
【0049】
持ち運びできる車両カバー10は、激しい風の荷重に対してカバーを更に安全にするために、水、砂、又は他の適切な材料に耐える、フレームに固定された容器を使用することができることが理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明による持ち運びできる車両カバーの前面図で、完全に組立てられて内部に車両が入っている図。
【図2】図1の持ち運びできる車両カバーの背面図。
【図3】本発明による持ち運びできる車両カバーの平面図で、部分的に組立てられた図。
【図4】図1の持ち運びできる車両カバーの側面図。
【図5】図4のAの部分の拡大斜視図。
【図6】図3の持ち運びできる車両カバーの端面図。
【図7】図6のBの部分の拡大分解図。
【図8】図6のCの部分の拡大図。
【図9】本発明による持ち運びできる車両カバーの側面図で、部分的に組立てられた図。
【図10】図9のDの部分の拡大図。
【図11】本発明の他の実施例によるハブの拡大斜視図。
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のカバーに関し、特に運搬のために折り畳みができ、分解できる車両カバーに関する。
【0002】
本発明は第1に自動車のための折り畳みができる車両カバーとして開発されたものであり、この用途に利用するものとして以下に説明される。しかし、本発明はこの特定の利用分野に限定されないことが理解されるであろう。
【背景技術】
【0003】
本明細書の全体を通じてされる先行技術の説明はいずれも、そのような先行技術がこの分野で周知であり一般常識の一部を形成することを認めたものとは、決して理解されてはならない。
【0004】
車両用の持ち運びできるカバーは公知である。一例では、それらは4本のスタンド部品と、このスタンド部品に接続できる堅い、又はフレキシブルなカバーとを備える。スタンド部品は普通地面か又は車両に固定される。
【0005】
他の公知の車両カバーは、基礎と、基礎と係合することができる複数の輪状部品とを備える。フレキシブルなカバーは、ほぼ囲まれた構造を形成するために、輪状部品の上側に配置され、輪状部品に固定される。
【0006】
このタイプの、公知の持ち運びできる車両カバーの1つが、米国特許文献1に開示されている。特許文献1に記載されているのは、フレームと、それに取り付けられた風雨に耐えるフレキシブルなシートとを備えた持ち運びできるカバーである。そのフレームは、車両カバーを形成するためにフレキシブルなシートを基礎の上に支持するように配置された、ヒンジ接続された横に延びる複数の輪状部品を備える。そのカバーは、基礎の一部として備えられた車輪用パッドの上に車両を駆動することによって固定される。この持ち運びできる車両カバーの不利益は、キットの形態での容易な運搬のために、十分折り畳むことができないことである。
【0007】
【特許文献1】米国特許No.4,886,083
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、先行技術の不利益の少なくとも1つを克服し、又は改善すること、又は有用な代案を提供することである。
【0009】
更に、本発明の好ましい実施例の目的は、容易に折り畳め、組立が簡単で、安価に製造できる、持ち運びできる車両カバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
基礎フレームと、
複数の横に延びる輪状部品とを備え、
輪状部品の各々が基礎フレームと取り外し可能なように接続でき、輪状部品の少なくとも2つが、十字形の配置で、おおむね対角線状にフレームに交差して延び、
更に、車両の風雨よけを形成するために、輪状部品と係合することができるフレキシブルなカバーを備えた、持ち運びできる車両カバーが、本発明により提供される。
【0011】
輪状部品は、フレームに接続された場合にほぼアーチ形を形成するように、おおむね弾性体であることが好ましい。各輪状部品は、2以上の取り外し可能な接続ができる部品から形成されることが好ましい。或は、各輪状部品は、単一の連続する部品から形成することができる。1以上の輪状部品が、基礎フレームにヒンジ接続されるように取り付けられることが好ましく、2つの端部輪状部品が基礎フレームにヒンジ接続されることが更に好ましい。
【0012】
フレキシブルなカバーが、端部輪状部品とスライドできるように係合するために、カバーの両端部に輪状部品と係合するスリーブを備えことが好ましい。
【0013】
フレキシブルなカバーは、選択的に調節できる長さを有する複数のフレキシブルなストラップ部品を用いて、基礎フレームに調節して固定することにより、引き延ばされて固定されるのが好ましい。
【0014】
好ましい実施例では、基礎フレームは、2本の横に配置された、長手方向に延びる細長いフレーム部品を備える。細長いフレーム部品の各々は、ヒンジ接続された2つの細長い部分から形成されることが好ましい。細長いフレーム部品の各々は、基礎フレームの長さを選択的に延ばすために、1以上、好ましくは2つの入れ子式の接続をされた延長部を有することが好ましい。
【0015】
持ち運びできる車両カバーは、細長いフレーム部品を離して配置するために、横に延びたフレキシブルで長さを調節できる接続部品を1つ以上備えることが好ましい。これらの接続部品は、フレキシブルなストラップの形態を有することが好ましい。
【0016】
基礎フレームは、持ち運びできる車両カバーを車両に関して保持するために、4つのタイヤパッドを備えることが好ましい。タイヤパッドのうち少なくとも2つは、ヒンジ接続された2つの長さ調節部を備えることが好ましい。タイヤパッドのうち少なくとも2つは基礎にヒンジ接続されることが好ましい。
【0017】
基礎フレームは複数の輪状部品係合用ソケットを備えることが好ましい。輪状部品係合用ソケットの4つは、細長いフレーム部品にヒンジ接続されることが好ましい。輪状部品係合用ソケットは、持ち運びできる車両カバーから外側に斜めに配置されることが更に好ましい。これらのソケットは、垂直面に対して10から20度の間の角度で傾けられることが好ましい。取り外し可能な固定具が、各輪状部品の1端部を輪状部品係合用ソケットに保持するために使用されるのが好ましい。
【0018】
持ち運びできる車両カバーは、少なくとも2つの輪状部品を取外し可能なように固定する輪状部品用クランプを備えることが好ましい。輪状部品用クランプは、1つの輪状部品に永久固定されることが好ましい。輪状部品用クランプは、取り外し可能な接続ができる輪状部品の、1以上の端部を受け入れるためのハブの形状であることが好ましい。
【0019】
好ましい実施例では、持ち運びできる車両カバーは、中央に延びる輪状部品1つと、2つの対角線状に延びる輪状部品と、ピボットで接続された2つの端部輪状部品とを備える。中央に延びる輪状部品は、前記持ち運びできる車両カバーを車両に対して支えるために、ピボットで接続された少なくとも2つの延長アームを備えることが好ましい。各延長アームは、選択的に延ばすことができる長さを有することが好ましい。各延長アームは、その末端に吸盤を有し、吸盤が車両と係合できることが更に好ましい。
【0020】
各輪状部品は、ガラス繊維又は適切なプラスチックのようなおおむね弾性を有する材料で形成されることが好ましい。
【0021】
細長いフレーム部品各々は、おおむね管状材料で形成されるのが好ましく、管状アルミニウムで形成されることが望ましい。
【0022】
本発明の好ましい実施例は、添付図面を参照して、例示のみを目的として以下で説明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
添付図を参照すると、持ち運びできる車両カバー10は、基礎フレーム12と、5本の横に延びる輪状部品14とを備える。各輪状部品は、2本の輪状部品が十字形の配置で対角線状にフレームと交差するように、基礎フレームと取外し可能な接続ができる。持ち運びできる車両カバーは、車両18の風雨よけを形成するために輪状部品と係合する、フレキシブルカバー16を更に備える。
【0024】
図3に最もよく示すように、横に延びる輪状部品14は、1本の中央の輪状部品20と、2本の対角線状の輪状部品22と、2本の端部輪状部品24とを備える。各輪状部品は、基礎フレームに接続された場合にアーチ形の輪を形成するように、おおむね弾性を有する材料、例えばガラス繊維又は適切なプラスチック、で構成される。
【0025】
図に示す実施例では、各輪状部品は、キットとして運搬ができるように、2以上の取り外し可能な接続ができる部品から構成される。或は、図示していない実施例では、輪状部品は、単一の連続部品から構成される。2つの端部輪状部品24は、組立てられた場合に車両が入れるように、基礎フレームとヒンジ接続される。
【0026】
図6と7を参照すると、輪状部品用クランプ56が、対角線状の輪状部品22と中央の輪状部品20を、中央部で取り外し可能なように一緒に固定する。図示の実施例では、輪状部品用クランプは、中央の輪状部品20に永久固定されている。
【0027】
図11に示す他の実施例では、中央の輪状部品と対角線状の輪状部品は連続しておらず、輪状部品用クランプは、中央に配置されたハブ57の形態をしている。この場合、対角線状の輪状部品と中央の輪状部品22と20はそれぞれ、ハブに取外し可能なように接続された1/2の長さの端部を有する。
【0028】
図4を参照すると、フレキシブルカバー16は、風雨に強い特性を有するフレキシブルな材料で形成されていると有利である。輪状部品を受け入れるスリーブ26の形態の固定手段が、フレキシブルカバーの両端部に配置されている。輪状部品を受け入れるスリーブが、端部輪状部品24をスライドできるように受け入れ、フレキシブルカバーは、ストラップ28を使用して基礎フレーム12に調節して固定することにより、広げた状態で固定される。
【0029】
複数のフレキシブルなストラップ部品30は、それぞれ選択的に調節できる長さを有し、基礎フレーム12の近くに配置され、フレキシブルカバーを基礎フレームに留めるために使用される。ストラップ部品は、フレキシブルカバー上の各接続ポイント31と接続できる。
【0030】
基礎フレーム12は、2本の横に配置された長手方向に延びる細長いフレーム部品32を備える。各フレーム部品は、ヒンジジョイント36でヒンジ接続された2つの細長い部分34から形成される。一対の入れ子式の接続をされた延長部分38が、基礎フレームの長さを調節して延ばせるように、各フレーム部品の端部に配置されている。図5に最もよく示すように、延長部分38は、ボールロック式のジョイント40を使用して延びた状態で保持される。図示しない他の実施例では、延長部分38は、他の適切な固定手段を使用して保持することができる。
【0031】
フレーム部品32は、普通、入れ子構造にし易く、操作容易であるように、アルミニウム又はプラスチックのチューブで形成される。
【0032】
基礎フレーム12は、各輪状部品14の端部を保持するために、10個の輪状部品係合用ソケット50を更に備える(図3)。4個の輪状部品係合用ソケットは、ヒンジジョイント52で入れ子構造の延長部分38の端部とヒンジ接続される。図8に最もよく示すように、輪状部品係合用ソケットは、垂直面に対して外側に約10度の角度で傾けられ、組立てられた車両カバー10のアーチ形を形成する。
【0033】
各輪状部品係合用ソケットが外側に傾いていること、及び、各弾性体の輪状部品との係合によって各ソケットに加わる横方向の力により、摩擦力が輪状部品の端部をソケットに保持するのに有効に使われることが理解されるであろう。しかし、更に安全が要求される場合には、取り外し可能な固定ピン54のような取り外し可能な固定手段が使用される(図10)。
【0034】
基礎フレーム12は、持ち運びできる車両カバー10を車両18に対して保持するために4つのタイヤパッド42を更に備える。図3に示した実施例では、タイヤパッドは、対角線の輪状部品の係合用ソケットにほぼ隣接した箇所で、フレーム部品32から横に延びる。2つのタイヤパッド42’は、異なったホイールベースを有する車両を収容するために、ヒンジ接続された長さ調節部分44を備える。或は、タイヤパッド42’は、同様の機能を発揮するために、基礎フレームにヒンジ接続される。
【0035】
フレキシブルなストラップ46の形状の、2つの横に延びた接続部品は、弾性体の輪状部品により加えられる横方向の力に対して、フレーム部品32を、一定の間隔をあけて保持する。フレキシブルなストラップは、フックコネクター48を使用して、タイヤパッドに、或は直接フレーム部品(図示せず)に、取外し可能なように接続される。
【0036】
図1と6を参照すると、一対の支持アーム58が、中央輪状部品20にピボットで接続され、中央輪状部品20を車両18から離して配置し、車両18に対して車両カバー10を支持するように、使用される。各支持アームは、長さが選択的に調節でき、末端に配置された、窓取り付け用の吸盤60を備える。
【0037】
使用に際しては、持ち運びできる車両カバー10は、キット用バッグに入れて運搬され、従って、使用前にまず組立を要する。キットは、以下の方法を使用して、図1から11を参照して組立てられる。
【0038】
2つのフレーム部品32は、車両に適合するために正しく配置されるように、地表に横たえられる。入れ子構造の各延長部38は、次に、延ばされた状態でボールロック式のジョイント40がぱちんと固定するまで延ばされる。次に、輪状部品の係合用ソケット50が、各輪状部品14の端部を受け入れるために準備される。
【0039】
次に、2つのタイヤパッド42’の、2つのヒンジ接続された長さ調節部分44が、車両のホイールベースに適合するように、必要な位置まで回転される。フレキシブルなストラップ46が、次に、タイヤパッドに接続され、2本のフレーム部品32の間の横方向の距離を保持する位置に固定される。
【0040】
各輪状部品14を一杯の長さまで組立てた後、対角線の輪状部品22及び中央輪状部品20は、その端部をそれぞれのソケットに挿入し、(必要ならば)固定ピン54を使用して固定することにより、据え付けることができる。輪状部品用クランプ56が、次に、これらの3つの輪状部品を一緒に保持するために使用される。輪状部品用クランプがハブ57の形状をしている図11に示す他の実施例では、対角線及び中央の輪状部品は単にハブの周りに組立てられ、次にそれぞれのソケットに挿入される。
【0041】
(キットにしまわれていたので)フレキシブルカバー16を広げた後、1つの端部輪状部品24が、輪状部品受け入れスリーブ26の1つに挿入される。この端部輪状部品は、次に、ヒンジ接続された輪状部品係合用ソケット50に1つの端部を挿入される。端部輪状部品係合用ソケットが水平方向に対して約90度の角度に回転され、輪状部品24のもう一方の端部は、次に曲げられ、横方向反対側の輪状部品係合用ソケットに挿入されて固定される。この手順が次にもう1つの端部輪状部品について繰り返され、それによりフレキシブルカバーが広げられる。
【0042】
図9に示すように、フレキシブルカバー16は、基礎フレーム12の反対側まで、組立てられた中央及び対角線の輪状部品20と22の上に引き上げることができる。これが完了した場合には、フレキシブルカバーは、複数のフレキシブルストラップ部品46を使用して基礎フレームに固定される。
【0043】
1つの端部輪状部品は、次に、運転席のドアがフレキシブルカバー16の両側にあらかじめマークされた目印(図示せず)と一直線になるまで、組立てられた車両カバー10の中に車両18が駆動できるように、上向きに90度回転される。この段階で、車両のタイヤは、4つのタイヤパッド42の上に停止し、持ち運びできる車両カバーは、車両の荷重を利用して地面に十分固定される。
【0044】
運転者が車両から出た後、吸盤60が車両の運転席側と助手席側の窓に突き出して、窓と係合するように、2つのピボットで接続された延長アーム58が配置され、それによって組立てられた車両カバー10を側面の荷重に対しておおむね固定する。
【0045】
図4に最もよく示すように、2つの端部輪状部品24は、共に下向きに、垂直面に対して約45度まで回転され、ストラップ28を使用して細長いフレーム部品の各端部に固定される。こうして、組立プロセスは完了し、持ち運びできる車両カバー10は、車両18にしっかりと固定される。
【0046】
図示された持ち運びできる車両カバーは、組立が容易で安価に製造できる車両カバーを提供することが理解されよう。図示された持ち運びできる車両カバーは、キットの形態で容易に運搬でき、有利である。
【0047】
本発明は特定の実施例を参照して説明されたが、本発明が他の多くの形態で実施され得ることが、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者によって理解されよう。
【0048】
例えば、別の例では、もっと長い車両、例えば小型トラック又はSUVを収容するために、8つの輪状部品14が存在する。また、別の例では、もっと小さい車両を収容するために、3つの輪状部品しか必要とされない。
【0049】
持ち運びできる車両カバー10は、激しい風の荷重に対してカバーを更に安全にするために、水、砂、又は他の適切な材料に耐える、フレームに固定された容器を使用することができることが理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明による持ち運びできる車両カバーの前面図で、完全に組立てられて内部に車両が入っている図。
【図2】図1の持ち運びできる車両カバーの背面図。
【図3】本発明による持ち運びできる車両カバーの平面図で、部分的に組立てられた図。
【図4】図1の持ち運びできる車両カバーの側面図。
【図5】図4のAの部分の拡大斜視図。
【図6】図3の持ち運びできる車両カバーの端面図。
【図7】図6のBの部分の拡大分解図。
【図8】図6のCの部分の拡大図。
【図9】本発明による持ち運びできる車両カバーの側面図で、部分的に組立てられた図。
【図10】図9のDの部分の拡大図。
【図11】本発明の他の実施例によるハブの拡大斜視図。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基礎フレームと、
複数の横に延びる輪状部品とを備え、
輪状部品の各々が前記基礎フレームと取り外し可能なように接続でき、前記輪状部品の少なくとも2つが、十字形の配置で、おおむね対角線状に前記フレームに交差して延び、
更に、車両の風雨よけを形成するために、前記輪状部品と係合することができるフレキシブルなカバーを備えた、持ち運びできる車両カバー。
【請求項2】
前記輪状部品が、前記フレームに接続された場合にほぼアーチ形を形成するように、おおむね弾性体である、請求項1に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項3】
各輪状部品が、2以上の取り外し可能な接続ができる部品から形成される、請求項1又は請求項2に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項4】
各輪状部品が、単一の連続する部品から形成される、請求項1又は請求項2に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項5】
1以上の輪状部品が、前記基礎フレームにヒンジ接続されるように取り付けられる、前記請求項1から4のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項6】
端部輪状部品が前記基礎フレームにヒンジ接続される、前記請求項1から5のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項7】
前記フレキシブルなカバーが、前記端部輪状部品とスライドできるように係合するために、カバーの各端部に輪状部品と係合するスリーブを備える、請求項6に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項8】
前記フレキシブルなカバーが、選択的に調節できる長さを有する複数のフレキシブルなストラップ部品を用いて、前記基礎フレームに固定される、前記請求項1から7のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項9】
前記基礎フレームが、2本の横に配置された、長手方向に延びる細長いフレーム部品を備える、前記請求項1から8のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項10】
細長いフレーム部品の各々が、ヒンジ接続された2つの細長い部分から形成される、請求項9に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項11】
細長いフレーム部品の各々が、前記基礎フレームの長さを選択的に延ばすために、1以上の入れ子式の接続をされた延長部を有する、請求項9又は請求項10に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項12】
細長いフレーム部品の各々が、2つの入れ子式の接続をされた延長部を有する、請求項11に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項13】
前記細長いフレーム部品を離して配置するために、横に延びたフレキシブルで長さを調節できる接続部品を1つ以上備える、請求項9から12のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項14】
前記接続部品が、フレキシブルなストラップである、請求項13に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項15】
前記基礎フレームが、前記持ち運びできる車両カバーを前記車両に関して保持するために、4つのタイヤパッドを備える、前記請求項1から14のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項16】
前記タイヤパッドのうち少なくとも2つが、ヒンジ接続された2つの長さ調節部を備える、請求項15に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項17】
前記タイヤパッドのうち少なくとも2つが、前記基礎にヒンジ接続される、請求項15又は請求項16に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項18】
前記基礎フレームが、複数の輪状部品係合用ソケットを備える、請求項9から17のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項19】
前記輪状部品係合用ソケットの4つが、前記細長いフレーム部品にヒンジ接続される、請求項18に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項20】
前記輪状部品係合用ソケットが、前記持ち運びできる車両カバーから外側に斜めに配置される、請求項18又は請求項19に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項21】
前記ソケットが、垂直面に対して10から20度の間の角度で傾けられる、請求項20に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項22】
輪状部品係合用ソケットの各々が、各輪状部品の端部を保持するために、取り外し可能な固定具を備える、請求項18から21のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項23】
前記持ち運びできる車両カバーが、少なくとも2つの輪状部品を取外し可能なように固定するために、輪状部品用クランプを備える、前記請求項1から22のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項24】
前記輪状部品用クランプが、前記取り外し可能な接続ができる輪状部品の、1以上の端部を受け入れるためのハブの形状である、請求項23に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項25】
中央に延びる輪状部品1つと、2つの対角線状に延びる輪状部品と、ピボットで接続された2つの端部輪状部品とを備える、前記請求項1から24のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項26】
前記中央に延びる輪状部品が、前記持ち運びできる車両カバーを前記車両に対して支えるために、ピボットで接続された1以上の延長アームを備える、請求項25に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項27】
前記延長アームが、選択的に延ばすことができる長さを有する、請求項26に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項28】
前記延長アームが、前記車両に係合するために、延長アームの末端に吸盤を有する、請求項26又は請求項27に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項29】
前記輪状部品が、ガラス繊維又は適切なプラスチックのようなおおむね弾性を有する材料で形成される、前記請求項1から28のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項30】
細長いフレーム部品各々が、おおむね管状アルミニウムで形成される、請求項9から29のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項31】
添付図及び/又は実施例において例示された本発明の実施例のいずれか1つを参照しておおむねここに説明された、持ち運びできる車両カバー。
【請求項1】
基礎フレームと、
複数の横に延びる輪状部品とを備え、
輪状部品の各々が前記基礎フレームと取り外し可能なように接続でき、前記輪状部品の少なくとも2つが、十字形の配置で、おおむね対角線状に前記フレームに交差して延び、
更に、車両の風雨よけを形成するために、前記輪状部品と係合することができるフレキシブルなカバーを備えた、持ち運びできる車両カバー。
【請求項2】
前記輪状部品が、前記フレームに接続された場合にほぼアーチ形を形成するように、おおむね弾性体である、請求項1に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項3】
各輪状部品が、2以上の取り外し可能な接続ができる部品から形成される、請求項1又は請求項2に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項4】
各輪状部品が、単一の連続する部品から形成される、請求項1又は請求項2に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項5】
1以上の輪状部品が、前記基礎フレームにヒンジ接続されるように取り付けられる、前記請求項1から4のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項6】
端部輪状部品が前記基礎フレームにヒンジ接続される、前記請求項1から5のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項7】
前記フレキシブルなカバーが、前記端部輪状部品とスライドできるように係合するために、カバーの各端部に輪状部品と係合するスリーブを備える、請求項6に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項8】
前記フレキシブルなカバーが、選択的に調節できる長さを有する複数のフレキシブルなストラップ部品を用いて、前記基礎フレームに固定される、前記請求項1から7のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項9】
前記基礎フレームが、2本の横に配置された、長手方向に延びる細長いフレーム部品を備える、前記請求項1から8のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項10】
細長いフレーム部品の各々が、ヒンジ接続された2つの細長い部分から形成される、請求項9に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項11】
細長いフレーム部品の各々が、前記基礎フレームの長さを選択的に延ばすために、1以上の入れ子式の接続をされた延長部を有する、請求項9又は請求項10に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項12】
細長いフレーム部品の各々が、2つの入れ子式の接続をされた延長部を有する、請求項11に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項13】
前記細長いフレーム部品を離して配置するために、横に延びたフレキシブルで長さを調節できる接続部品を1つ以上備える、請求項9から12のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項14】
前記接続部品が、フレキシブルなストラップである、請求項13に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項15】
前記基礎フレームが、前記持ち運びできる車両カバーを前記車両に関して保持するために、4つのタイヤパッドを備える、前記請求項1から14のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項16】
前記タイヤパッドのうち少なくとも2つが、ヒンジ接続された2つの長さ調節部を備える、請求項15に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項17】
前記タイヤパッドのうち少なくとも2つが、前記基礎にヒンジ接続される、請求項15又は請求項16に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項18】
前記基礎フレームが、複数の輪状部品係合用ソケットを備える、請求項9から17のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項19】
前記輪状部品係合用ソケットの4つが、前記細長いフレーム部品にヒンジ接続される、請求項18に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項20】
前記輪状部品係合用ソケットが、前記持ち運びできる車両カバーから外側に斜めに配置される、請求項18又は請求項19に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項21】
前記ソケットが、垂直面に対して10から20度の間の角度で傾けられる、請求項20に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項22】
輪状部品係合用ソケットの各々が、各輪状部品の端部を保持するために、取り外し可能な固定具を備える、請求項18から21のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項23】
前記持ち運びできる車両カバーが、少なくとも2つの輪状部品を取外し可能なように固定するために、輪状部品用クランプを備える、前記請求項1から22のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項24】
前記輪状部品用クランプが、前記取り外し可能な接続ができる輪状部品の、1以上の端部を受け入れるためのハブの形状である、請求項23に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項25】
中央に延びる輪状部品1つと、2つの対角線状に延びる輪状部品と、ピボットで接続された2つの端部輪状部品とを備える、前記請求項1から24のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項26】
前記中央に延びる輪状部品が、前記持ち運びできる車両カバーを前記車両に対して支えるために、ピボットで接続された1以上の延長アームを備える、請求項25に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項27】
前記延長アームが、選択的に延ばすことができる長さを有する、請求項26に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項28】
前記延長アームが、前記車両に係合するために、延長アームの末端に吸盤を有する、請求項26又は請求項27に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項29】
前記輪状部品が、ガラス繊維又は適切なプラスチックのようなおおむね弾性を有する材料で形成される、前記請求項1から28のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項30】
細長いフレーム部品各々が、おおむね管状アルミニウムで形成される、請求項9から29のいずれか1項に記載の持ち運びできる車両カバー。
【請求項31】
添付図及び/又は実施例において例示された本発明の実施例のいずれか1つを参照しておおむねここに説明された、持ち運びできる車両カバー。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2007−518902(P2007−518902A)
【公表日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−548550(P2006−548550)
【出願日】平成17年1月12日(2005.1.12)
【国際出願番号】PCT/IB2005/050128
【国際公開番号】WO2005/068752
【国際公開日】平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願人】(506236510)クリエイティブ カー プロダクツ プロプライアタリー リミティド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年1月12日(2005.1.12)
【国際出願番号】PCT/IB2005/050128
【国際公開番号】WO2005/068752
【国際公開日】平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願人】(506236510)クリエイティブ カー プロダクツ プロプライアタリー リミティド (1)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]