説明

折畳み可能なタイプのパッケージを粉体または液体の形態の製品で充填するためのシステム及び方法。

折畳み可能なタイプのパッケージ(2)を粉体または液体の形態の製品で充填するためのシステム及び方法。このシステムは、フレキシブルな壁により規定されるチャンバーを有するパッケージ(2)と、折畳み可能なタイプのパッケージ(2)を粉体または液体の形態の製品で充填するための装置(1)と、を有している。更にまた、この装置は、硬質の材料で作られ且つ外周(C2)を有する末端部分(6)を備えた充填チューブ(4)と、締め付け要素(5)と、を有している。前記末端部分(6)は、前記製品を前記チャンバーに移送するために、パッケージ(2)の充填経路(3)の中に挿入されることが可能であって、この充填経路(3)は内周(C1)を有している。前記締め付け要素は、前記末端部分(6)が前記充填経路(3)の中に挿入されたときに、前記末端部分(6)及び前記充填経路(3)を把持し、それによって、前記末端部分(6)と前記充填経路(3)との間に密封状態を作り出すようにデザインされている。このシステムの特徴は、前記充填経路(3)の内周(C1)と前記末端部分(6)の外周(C2)との間の相違が、パッケージの壁の厚さの4倍以下であることにあり、それにより、前記締め付け要素(5)により把持されているときの前記充填経路(3)が折り目を形成する能力が取り除かれるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折畳み可能なタイプのパッケージを粉体または液体の形態の製品で充填するためのシステム及び方法に係り、特に、そのようなシステム及び対応する方法に係り、このシステムは、折畳み可能なタイプのパッケージを有している。このシステムは、末端部分を備えた充填チューブを有する装置を有していて、この末端部分は、硬質の材料で作られ、且つ、前記製品を前記チャンバーに移送するために、パッケージの充填経路の中に挿入可能である。この充填経路は、内周、及び締め付け要素を有していて、この締め付け要素は、前記末端部分が前記充填経路の中に挿入されたときに、前記末端部分及び前記充填経路を把持するようにデザインされ、それにより、前記末端部分と前記充填経路との間に、密封状態を作り出すように構成されている。
【背景技術】
【0002】
液体または粉体の形態の製品で満たされる多くの異なるタイプのパッケージが、今日、入手可能である。
【0003】
パッケージの一つのタイプは、折畳み可能なタイプであって、二つの側壁及び底面を有していて、それらの壁が、チャンバーを形成するために、接続部分に沿って互いに接続され、このチャンバーのボリュームは、フレキシブルな壁の相対的な位置に依存する。
【0004】
充填される前に、このタイプのパッケージは、フラットで且つ密封された状態であることが可能である。これは、製造のとき、パッケージの前記チャンバーを無菌状態にし、それから、パッケージを、牛乳加工所などのような充填設備に、無菌状態を維持したまま、配送することを可能にする。上述のタイプのパッケージは、WO 2005/030 597 から知られている。
【0005】
WO 2007/091 943 には、上記のタイプのパッケージを充填するための装置について記載されている。この装置は、末端部分及び締め付け要素を備えた充填チューブを有している。充填チューブは、硬質の材料で作られていて、製品を前記充填チューブを介してパッケージのチャンバーに移送する目的のために、パッケージの充填経路の中に挿入されることが可能である。締め付け要素は、前記末端部分が前記充填経路の中に挿入されたときに、末端部分及び充填経路を把持して、それによって、末端部分と充填経路との間に密封状態を形成するようにデザインされている。
【0006】
上述した充填マシンにおいて、末端部分は、互いに反対方向を向いた二つの凸状に湾曲した中央部分により主として形成される周囲の表面を有していて、それらは、ボートの形状に連結されることが可能である。この形状は、充填経路の二つの互いに対向するサイド・エッジでの、所与の最小の綴じ代に対して、可能な限り大きい充填領域を作り出すために最適である。前記サイド・エッジの最小の綴じ代は、充填作業の間の、パッケージのコントロールを可能にする。
【0007】
充填チューブの末端部分の、充填されるべきパッケージの充填経路の中への、信頼性が高く且つ再現性を備えた挿入を可能にするため、充填チューブの端部経路とパッケージの充填経路との間に、所定の最小のクリアランスが設けられる。一部の適用対象においては、この所定の最小のクリアランスがかなり大きいことが必要であり、そのようなことは、パッケージが、大きな速度および/または非線形経路に沿う動きで、充填チューブに対して移動する場合に生ずる。この種の比較的大きなクリアランスを作り出すために、充填チューブの寸法が減少されることが可能であり、それが意味するところは、充填チューブを通る流速が低いと言うことであって、それは更に、パッケージの充填がより遅くなることを含意している。
【0008】
折畳み可能なタイプのパッケージを充填するための上述の装置は、締め付け要素がその中に挿入された充填経路及び充填チューブの末端部分を把持するときに、折り目の形成の結果として、充填作業の間に、漏洩の危険をも伴うことになる。
【0009】
従って、充填経路と充填チューブの挿入された末端部分との間に比較的大きなクリアランスが必要とされる場合であっても、折畳み可能なタイプのパッケージの効果的且つ合理的な充填を可能にし、且つ、漏洩の危険を取り除き、あるいは、いずれにせよ減少させる、充填装置に対する必要性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】国際公開第 WO 2005/030 597 号パンフレット
【特許文献2】国際公開第 WO 2007/091 943 号パンフレット
【発明の概要】
【0011】
上記の観点において、本発明の目的は、折畳み可能なタイプのパッケージの効果的且つ合理的な充填を可能にするシステム及び方法を利用可能にすることにある。
【0012】
目的はまた、比較的大きなクリアランスがパッケージの充填経路と充填チューブの末端部分との間に存在するときであっても、折畳み可能なタイプのパッケージ効果的な充填を可能にするシステム及び方法を利用可能にすることにある。
【0013】
更なる目的は、折り目の形成の結果としての漏洩の危険が取り除かれた、折畳み可能なタイプのパッケージを充填するためのシステム及び方法を利用可能にすることにある。
【0014】
これらの目的の少なくとも一つ、及び以下の説明から明らかになるであろう他の目的を実現するために、本発明は、請求項1に基づく折畳み可能なタイプのパッケージを充填するためのシステム、及び請求項12に基づく対応する方法を提供する。システムの実施の形態は、請求項1に依存する請求項2から11に記載されている、方法の実施形態は、請求項12に依存する請求項13から15に記載されている。
【0015】
特に、本発明によれば、折畳み可能なタイプのパッケージを粉体または液体の形態の製品で充填するためのシステムが提供される。このシステムは、フレキシブルな壁により規定されるチャンバーを有する折畳み可能なタイプのパッケージ、及び、このパッケージを粉体または液体の形態の製品で充填するための装置を有している。更にまた、この装置は、充填チューブ及び締め付け要素を有している。この充填チューブは、硬質の材料で作られ且つ外周を有する末端部分を備えこの末端部分は、前記製品を前記チャンバーに移送するために、パッケージの充填経路の中に挿入可能である。この充填経路は、内周を有している。上記の締め付け要素は、前記末端部分が前記充填経路の中に挿入されたときに、末端部分及び充填経路を把持して、それによって、末端部分と充填経路との間に密封状態を形成するようにデザインされている。
【0016】
このシステムの特徴は、充填経路の内周と末端部分の外周との間の相違が、パッケージの壁の厚さの4倍以下であり、それによって、締め付け要素により把持されたときの充填経路が折り目を形成する能力が取り除かれるようになるところにある。
【0017】
パッケージの効果的な及び合理的な充填を可能にするシステムが、このようにして、もたらされる。本発明に基づくシステムは、締め付け要素が、充填経路及びその中に挿入された充填チューブの末端部分を把持したときに、折り目の形成に起因する漏洩の危険を取り除く。充填チューブの末端部分が硬質の材料で作られていると言う事実のお陰で、締め付け要素が末端部分及び充填経路を把持したときに、前記充填経路と末端部分との間に密封状態が得られる。この密封状態は、信頼性が高い。その理由は、締め付け要素により把持されたときの充填経路が折り目を形成する能力が取り除かれるように、充填経路の外周が、末端HV部分の外周に対して配置されているからである。
【0018】
特に、このシステムは、充填経路の内周と末端部分の外周との間の相違が、パッケージの壁の厚さの4倍以下となるようにデザインされている。見出されたところによれば、もし、相違が壁の厚さの4倍以下である場合には、充填経路を規定する側壁の中の過剰な材料は、締め付け要素による把持の間に、折り目を形成する程に十分には存在していない。
【0019】
本発明に基づくシステムは、このようして、充填経路内での折り目の形成の結果として、製品がパッケージから逃れる危険を伴うことなく、折畳み可能なタイプのパッケージが短い時間で充填されることが可能であることを確保する。
【0020】
末端部分は、実質的に正方形の断面を有することが可能であり、この断面は、丸みが付けられた、対角方向で反対側の角の第一の対、及び凹形の形状に収束する、対角方向で反対側の角の第二の対を備えている。前記末端部分のこの形態は、側壁の前記充填経路を規定する部分の十分な分離による、充填経路の比較的大きな開口との組み合わせで、比較的大きな充填領域を作り出すこと可能し、それと同時に、比較的大きなクリアランスが、充填チューブの末端部分と充填経路との間に、得られることを可能にする。結果として、比較的大きなクリアランスが、前記末端部分と前記充填経路との間に必要とされる場合であっても、充填チューブの末端部分のこの形状が、折畳み可能なタイプのパッケージの効果的且つ迅速な充填を可能にする。
【0021】
充填経路は、40〜120mmの範囲内の内周を有することが可能である。
【0022】
末端部分の外周は、パッケージの充填経路の前記内周よりも大きいことが可能である。挿入された末端部分が、パッケージの充填経路の前記内周よりも大きい外周を有している場合、締め付け要素が末端部分を把持するとき、引張り応力が、充填経路を規定するパッケージの側壁の中に、その周りで、作り出される。
【0023】
末端部分の外周は、パッケージの充填経路の内周を、0.1〜2mmだけ、上回ることが可能である。
【0024】
更にまた、第一の軸及びそれに対して垂直に配置された第二の軸を含む平面内で、末端部分は、前記第二の軸に沿って伸びる幅を有することが可能であり、充填経路は、同一の平面内で、第二の軸に沿って伸びる長さを有することが可能であり、前記長さと前記幅との間の相違は、2mmを上回ることが可能である。このようにして、充填チューブの末端部分が、高い程度の信頼性を備え、且つ同時に、高速でおよび/または動き非線形経路に沿って、パッケージの充填経路の中に挿入されることを確保することが可能である。
【0025】
締め付け要素は、前記末端部分の外側の周囲の表面に適合する形状を有するグリップ表面を有することが可能である。
【0026】
締め付け要素はまた、充填チューブの末端部分を把持するようにデザインされた一対のジョーを有することが可能である。ジョーは、前記グリップ表面を規定する。
【0027】
一対のジョーは、パッケージの充填の間、パッケージの反対側の側壁の対に対して平行の、分割平面を有することが可能である。充填に先立つ、パッケージの充填されていない状態において、パッケージは、フラットな、平行の対向する側壁を備えている。このようにして、充填の際に、一対のジョーの分割平面は、この状態において、前記側壁に対して平行である。充填作業が開始されて、パッケージが製品で充填されるとき、側壁が互いから分離し、且つ、最早、互いに対してまたは前記分割平面に対して平行ではない、と言うことが理解できるであろう。
【0028】
一つの実施形態によれば、末端部分は、実質的に正方形の断面を有することが可能であって、この断面は、丸みが付けられた、対角方向で反対側の角の第一の対、及び、凹形の形状に収束する、対角方向で反対側の角の第二の対を備えている。締め付け要素は、充填チューブの末端部分を把持するようにデザインされた一対のジョーを有することが可能であり、また一対のジョーは、対角方向で反対側の角の第二の対のための、仮想の接続平面に対して平行の、分割平面を有することが可能である。このようにして、締め付け要素を作り出すことが可能であり、この締め付け要素は、作動されたときに、充填経路と充填チューブの末端部分との間に、非常に高い程度の信頼性を備えた密封状態を作り出す。
【0029】
前記締め付け要素は、弾性的なグリップ表面を有することが可能であり、これらのグリップ表面は、前記充填経路及び前記末端部分を把持するようにデザインされている。密封要素は、このようにして、末端部分及び充填経路の周囲を穏やかに把持するように形成され、それと同時に、信頼性が高い密封状態をもたらす。
【0030】
一つの実施形態によれば、充填チューブは、固定されていることが可能である。
【0031】
更にまた、本発明によれば、折畳み可能なタイプのパッケージを粉体または液体の形態の製品で充填するための方法が提供され、このパッケージは、フレキシブルな壁により規定されるチャンバーを有していて、当該方法において充填チューブは、硬質の材料で作られ且つ外周を有する末端部分を備えていて、内周を有する充填経路の中に導入され、前記末端部分及び前記充填経路は、締め付け要素により把持され、それにより、前記末端部分と前記充填経路との間に密封状態を形成し、前記充填経路の内周と前記末端部分の外周との間の相違は、パッケージの壁の厚さ4倍以下であるように作られる。それによって、締め付け要素により把持されたときの充填経路が折り目を形成する能力が取り除かれるようになる。
【0032】
折畳み可能なタイプのパッケージを粉体または液体の形態の製品で充填するための改良された方法が、このようにしてもたらされる。
【0033】
以下の本発明に基づく方法により、末端部分と充填経路との間に、信頼性が高い密封状態が得られる。これは、締め付け要素により把持されたときの充填経路が折り目を形成する能力が取り除かれるように、充填経路の外周が、末端部分の外周に対して配置されると言うことに起因する。特に、充填経路の内周と末端部分の外周との間の相違は、それがパッケージの壁の厚さの4倍以下であるように設定される。見出されたところによれば、もし、相違が壁の厚さの4倍以下に作られた場合には、充填経路を規定する側壁の中の過剰な材料は、締め付け要素による把持の間に、折り目を形成するほど十分には存在していない。本発明に基づく方法は、このようにして、締め付け要素が末端部分及び充填経路を把持したとき、信頼性が高い密封状態が、充填チューブの末端部分とパッケージの充填経路との間に得られることを確保する。更にまた、本発明に基づく方法は、充填作業の間に、製品がパッケージから逃れる危険を伴うことなく、迅速な充填を可能にする。更にまた、充填チューブの末端部分は、高速度でおよび/または動きの非線形経路に沿って、パッケージの充填経路の中に挿入されることが可能である。
【0034】
一つの実施形態によれば、本発明に基づく方法は、製品を、前記充填経路の中に挿入される末端部分を介して、パッケージのチャンバーへ移送することを含むことが可能である。この移送は、例えば、末端部分の出口の中に配置されることが可能であるところの充填バルブを開くことにより、行われることが可能である。充填バルブは、当然に、充填チューブの中の他の位置に配置されることも可能であり、または、充填チューブに接続された製品ラインの中に配置されることも可能である。このようにして、製品が充填チューブの中を通って流れ出し、パッケージのチャンバーの中に入る。充填作業の間、パッケージのチャンバーが、入って来る製品に応じて膨張されて、風船のように拡大する。
【0035】
本発明に基づく方法は、パッケージを、前記充填チューブが配置された位置に移動する移送ユニットを使用することを含むことも可能である。
【0036】
本発明に基づく方法の更なる実施形態によれば、充填チューブは、前記位置に固定されていることが可能である。パッケージは、湾曲した移送経路に沿って、前記位置に移動されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】図1は、折畳み可能なタイプのパッケージを充填するための、本発明に基づくシステムの実施形態の概略的な斜視図である。
【図2】図2は、本発明に基づくシステムの概略的な断面であって、この断面は、末端部分を横切って取られたものであって、充填チューブの長手方向で見られた図である。
【図3】図3は、折畳み可能なタイプのパッケージを充填するための使用の間の、図1のシステムを示す概略的な斜視図である。
【図4】図4は、末端部分がパッケージの充填経路の中に挿入され、且つ、末端部分及び前記充填経路を把持するために、締め付け要素が作動されたときの、充填チューブを横切って取られた概略的な断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0038】
次に、本発明の実施形態が、例として、且つ添付図面を参照しながら、説明される。
図1を参照しながら説明する。この図は、折畳み可能なタイプのパッケージ2を充填するための、本発明に基づくシステムの実施形態を示している。
【0039】
本発明に基づくシステムはまた、前記パッケージ2に加えて、パッケージ2を充填するための装置1も有している。
【0040】
このタイプのパッケージ2は、この図に示されているように、二つの互いに対向する側壁及び底面(図に示されていない)を有することが可能である。これらの壁は、接続部分に沿って互いに接続され、チャンバーを規定し、このチャンバーのボリュームは、壁の相互の位置に依存する。パッケージ2の充填経路3は、充填経路3の前記側壁により規定されることが可能であって、チャンバーを環境と連絡する状態にする。充填経路3は、内周C1を有していて、この内周は、40〜120mmの範囲内であることが可能である。充填経路3は、パッケージが充填されていない状態において、密封されることが可能であり、経路3は、充填の前に開放される。この経路は、切断、クリッピングなどにより、開放されることが可能である。このようにして、本発明に基づくシステムにおける使用のために、シンプルなやり方で、製造の際に、パッケージ2に無菌チャンバーが設けられ、それから、牛乳加工所などのような、意図されたサイトへ、無菌状態のままで、配送されることが可能であることを確保することが可能である。
【0041】
装置1は、主要なコンポーネントとして、充填チューブ4及び締め付け要素5を有している。この装置1の他の詳細は、説明を簡潔にするために、省略されている。
【0042】
充填チューブ4は、パッケージ2の中に移送されるべき製品の源(図に示されていない)に接続され、充填チューブは、末端部分6で終了する。末端部分6は、出口開口7を有している。末端部分6は、外周C2を有している。充填チューブ4の末端部分6は、硬質の材料、例えばステンレス鋼で作られている。
【0043】
示された実施形態において、締め付け要素5は、一対のジョー8を有していて、それらは、充填チューブ4の末端部分6を把持するようにデザインされている。ジョー8は、このようにして、互いに対して近づくように及び互いから離れるように移動することが可能であり、そして、パッケージ2、充填されていない状態においてフラットであって、その反対側の側壁が、一対のジョー8の分割平面に対して平行になるように配置される。各ジョー8は、弾性的なグリップ表面9を有している。充填の間及びその後において、前記側壁は、最早、互いに平行な位置を取らず、このようにして、最早、一対のジョー8の前記分割平面に対して平行になっていないと言うことが、分かるであろう。
【0044】
次に、図2を参照しながら説明する。この図は、図1に示された本発明に基づくシステムの概略的な断面を示していて、その断面が、充填チューブ4の長手方向で見て、末端部分6を横切って取られている。この図から明らかなように、充填チューブ4の末端部分6は、実質的に正方形の断面を有していて、この断面の中で、対角方向で反対側の角の二つに、丸みが付けられ、二つの他の対角方向で反対側の角は、凹形の形状に収束している。前記末端部分はまた、二つの互いに対向する付属表面10を有することが可能であり、この中で、それぞれの付属表面10の中央の部分11は、二つの互いに対向する丸みが付けられた角の一つ、及びそれにつながる線形の部分から構成されている。それぞれの中央の部分11のそれぞれのサイドには、凹形に湾曲した側面部分12が配置されている。二つの互いに対向する付属表面10には、互いに反対方向を向いた丸みが付けられた中央部分11が設けられ、中央部分11のそれぞれのサイドの付属表面10の側面部分12は、収束する形態で互いにつながっていて、このようにして、対角方向で反対側の角に、前記凹形の収束形状を形成している。
【0045】
充填経路3の内周C1は、締め付け要素5により把持されたときの充填経路3が折り目を形成する能力が取り除かれるように、末端部分6の外周C2に対して配置されている。この条件は、充填経路3の外周C1と末端部分6の外周C2との間の相違が、パッケージ2の壁の厚さの4倍以下のときに満たされる。典型的な壁の厚さは、150μmである。
【0046】
上記の条件は、充填チューブ4の末端部分6の外周C2が、パッケージ2の充填経路3の内周C1よりも大きいときに、特別に満たされる。特に、前記外周C2は、前記内周C1を0.1〜2mm上回ることが可能である。
【0047】
示された実施形態において、各ジョー8のグリップ表面9は、末端部分6の周辺の付属表面10に適合する形状を有している。各グリップ表面9は、このようにして、丸みが付けられた中央の部分13を有していて、この部分が、それぞれの付属表面10の丸みが付けられた中央の部分11に適合している。それぞれのグリップ表面9はまた、二つの互いに対向する及び丸みが付けられたエッジ部分14を有している。これらの丸みが付けられたエッジ部分14は、各付属表面10の凹形の側面部分12の形状に適合している。
【0048】
しかしながら、グリップ表面9は、周辺の付属表面10の形状に適合する必要がないと言うことも分かるであろう。重要なことは、グリップ表面9がパッケージ2の充填経路3に対向して配置され、締め付け要素5が充填経路3及びその中に挿入された充填チューブ4の末端部分6を把持したときに、前記付属表面10と協働し、それによって、締め付け及び密封圧力を外周C1の周りに作用させると言うことである。
【0049】
特に、ビードは、前記エッジ部分(図に示されていない)に配置されることが可能であり、このビードが、増大する支持圧力を、対角方向で反対側で且つ凹形に収束する角の周りに、作り出し、それにより、漏洩の危険を減少させることが可能である。
【0050】
先に述べたように、ジョー8は、互いに対して近づくように及び互いから離れるように移動することが可能であって、パッケージ2の反対側の側壁に対して平行の、分割平面を有している。この分割平面はまた、前記末端部分6の、前記凹形に収束する反対側の角の間の、仮想の接続平面に対して平行である。
【0051】
各ジョー8の各グリップ表面9は、構造15により支持される。
【0052】
充填チューブ4の末端部分6が、上記の形状を備えた断面を有していることは、必ずしも必要でないと言うことが分かるであろう。このようにして、末端部分6は、その外周C2が上述の相違を満たすように、充填経路の内周3に対して適合された断面を有することで十分であり、このようにして、締め付け要素5により把持されたときの充填経路3が折り目を形成する能力が取り除かれることを確保する。
【0053】
充填チューブ4の末端部分6の全体が、締め付け要素5により把持されたときの充填経路3が折り目を形成する能力が取り除かれるように、充填経路の内周3に対して適合されている外周C2を有する断面を有していることは、必要でない。このようにして、末端部分6が、そのような外周C2を有する断面を備えた一つの領域を有していれば十分である、この領域は、末端部分6の、一対のジョー8により把持された部分に対応している。
【0054】
パッケージ2が充填される前に、パッケージは、切断、クリッピングなどにより開放され、その結果として、パッケージのチャンバー2が、前記充填経路3を介して、環境と連絡する状態になる。充填経路3はまた、側壁の、互いに対向する部分の分離により開放され、この部分が、開放されたパッケージ2の前記充填経路3を規定し、その結果として、充填経路3が、パッケージのチャンバー2と環境との間の管形状の接続を形成する。側壁の、充填経路を規定する部分の分離は、把持する要素の対(例えば、サクション・カップ)の助けでなされることが可能であり、それらは、充填経路を規定する、パッケージの側壁2の反対側の部分と係合する状態にされることが可能である。
【0055】
充填経路を規定する前記部分の分離が、十分に大きいことを確保することにより、前記充填経路の寸法的に安定な開口をもたらすことが可能である。
【0056】
充填経路が開放されたとき、締め付け要素が、開放された充填経路の両サイドでパッケージを把持するように、配置されることが可能である。このようにして、充填経路を、開放され且つ寸法的に安定な状態に、固定することが可能であり、それとともに、サクション・カップなどのような、把持要素が、充填経路を規定する前記部分から外れることが可能である。
【0057】
充填経路は、パッケージが充填ステイションに配置される前あるいは配置されたときに、開放されることが可能である。
【0058】
充填ステイションは、縦方向に移動可能な充填チューブを有することが可能であり、パッケージが充填ステイションに配置された後に、充填チューブの末端部分が降下され、パッケージの開放された充填経路の中に挿入される。
【0059】
その代わりに、充填ステイションは、固定充填チューブを有することが可能である。パッケージは、充填ステイションに移送されることが可能であり、例えば、パッケージを移動するための移送ユニット(図に示されていない)の助けで、湾曲した移送経路に沿って移送され、それによって、パッケージの開放された充填経路が、充填チューブの末端部分の上に係合するように、パッケージを充填ステイションの充填チューブにつなぐことになる。移送ユニットは、開放されたパッケージ2を、ピックアップ位置から、湾曲した(例えば半円形の)移送経路に沿って、分配位置まで、移動するようにデザインされることが可能である。このようにして、パッケージ2は、上記に基づいて、パッケージ2の充填経路3が開放されたステイションから、パッケージの充填2が実施される後続のステイションに移送される。
【0060】
充填チューブとパッケージとの間の相対運動(相対的な運き)により、パッケージ2が充填ステイションに配置され、充填チューブの末端部分がパッケージの充填経路の中に挿入されたとき、締め付け要素5は、そのジョー8が末端部分6をつかみ、このようにしてまた、図3に示されているように、充填経路3を把持するように作動される。充填チューブ4の末端部分6が、硬質の材料で作られていると言うことに起因して、締め付け要素5が、末端部分6及び充填経路3を把持したときに、前記充填経路3と末端部分6との間に密封状態が得られる。この密封状態は、信頼性が高い、その理由は、締め付け要素5により把持されたときの充填経路3が折り目を形成する能力が取り除かれるように、充填経路3の内周C1が、末端部分6の外周C2に対して配置されているからである。
【0061】
特別のケースにおいて、充填チューブ4の末端部分6の外周C2がパッケージ2の充填経路3の内周C1よりも大きい場合、締め付け要素5が末端部分6及び充填経路3を把持するとき、充填経路3の側壁を形成しているフレキシブルな材料の中に、引張り応力が作り出される。一対のジョー8のグリップ表面9が弾性的であると言うことに起因して、パッケージの側壁2の、前記充填経路3を規定する部分は、損傷を受けない。ジョー8の構造15は、グリップ表面9が、ジョー8が一緒に動かされたときにジョー8と一緒に動く方向に、締め付け圧力を作り出すことを確保するようにデザインされることが可能であることが分かるであろう。これは、例えば、グリップ表面9を、前記構造15(図に示されていない)から、外側に僅かに突出させることによりなされることが可能である。
【0062】
充填経路3の内周C1が、締め付け要素5により把持されたときの充填経路3が折り目を形成する能力が取り除かれるように、末端部分6の外周C2に対して配置されていると言うことのために、折り目の形成は、締め付け要素が充填経路3及び充填チューブ4の末端部分6を把持するときに、パッケージの側壁2の、前記充填経路3を規定する部分で、反対方向の力を受ける。折り目の形成が反対方向の力を受けるので、折り目の形成の結果としての漏洩の危険もまた減少する。
【0063】
締め付け要素5が、そのジョー8が充填経路3及び充填チューブ4の末端部分6を把持するように、作動されたとき、パッケージ2が、適切なやり方で、製品で充填されることが可能である。これは、例えば、充填バルブ(図に示されていない)を開くことによりなされることが可能であり、そのような充填バルブは、末端部分6の出口7の中に配置されても良い。充填バルブは、当然に、充填チューブ4の中の他の位置に配置されることも可能であり、あるいは、充填チューブ4に接続された製品ラインの中に配置されることも可能である。
【0064】
末端部分6は、パッケージ2の充填経路3の中へ挿入することを容易にするために、次第に狭くなる形状を有することも可能である。
【0065】
前記充填バルブを開くことにより、製品が充填チューブ4の中を通って流れ出し、パッケージ2の中のチャンバーの中に入る。充填作業の間、パッケージ2の中のチャンバーが、その中に流れ込む製品に応じて、膨張される風船のように膨張することになる。密封状態が、充填経路3及び充填チューブ4の末端部分6を把持する締め付け要素5により作り出される。
【0066】
図4は、その末端部分6がパッケージ2の充填経路3の中に挿入されたとき、且つ締め付け要素5が作動されて、末端部分6及び前記充填経路3を把持する前の、充填チューブ4を横切って取られた概略的な断面を示す。既に説明したように、充填チューブ4の末端部分6は、基本的に正方形の形状を有することが可能であるが、この形状の中で、反対側の角の二つに丸みが付けられ、そして、二つの他の反対側の角が凹形の形状に収束する。
【0067】
既に説明したように、充填経路3の内周C1は、締め付け要素5により把持されとき、充填経路3が折り目を形成する能力が取り除かれるように、末端部分6の外周C2に対して配置される。この条件は、充填経路3の外周C1と末端部分6の外周C2との間の相違が、パッケージ2の壁の厚さの4倍以下のときに満足される。
【0068】
上記の条件は、充填チューブ4の末端部分6の外周C2が、パッケージ2の充填経路3の内周C1よりも大きいときに、特別に満足される。特に、末端部分6の外周C2は、前記内周C1を0.1〜2mmだけ上回ることが可能である。充填経路3の内周C1が、締め付け要素5により把持されたときの充填経路3が折り目を形成する能力が取り除かれるように、末端部分6の外周C2に対して配置されているので、且つ、充填チューブ4の末端部分6が硬質の材料で作られているので、折り目の形成は、締め付け要素が充填経路3及び充填チューブ4の末端部分6を把持するとき、パッケージの側壁2の、前記充填経路3を規定する部分で、反対の力を受ける。これは、締め付け要素5が末端部分6及び充填経路3を把持するとき、非常に良好な密封状態が、前記充填経路3と末端部分6との間に得られると言うことを意味している。
【0069】
パッケージが、充填ステイションで、固定充填チューブへ、湾曲した経路に沿って移動されるケースにおいて、充填経路の中に末端部分を挿入することによってパッケージを充填チューブにつなぐために、最小のクリアランスが、充填チューブの末端部分とパッケージの充填経路との間に要求される。これは、前記充填経路の中への、前記末端部分の信頼性が高く且つ再現性を備えた挿入を確保するために必要とされる。これは、以下のように示されることが可能である。末端部分6は、第一の軸Y及びそれに対して垂直に配置された第二の軸Xを含む平面の中で、前記第二の軸Xに沿って伸びる幅B1を有し、また充填経路3は、同一の平面内で、第二の軸Xに沿って伸びる長さL1を有していて、前記長さL1と前記幅B1との間の相違が、2mmを上回る。
【0070】
本発明は、ここに示された実施形態に限定されないことが理解されるであろう。
【0071】
充填チューブ4の末端部分6を取り外したときに、製品が充填経路3の壁の上に堆積することを防止するために、充填チューブは、前記充填経路3の壁と接触することなく、末端部分6が取り外されることが可能であるように、充填経路3に対して寸法が定められることも可能である。側面部分12の、二つの互いに対向する且つ凹形に収束する角で、充填チューブ4の壁の内側に、製品が堆積することを防止するために、充填チューブの内側の壁は、これらの二つの互いの対向し且つ凹形に収束する角で、凹形に丸みが付けられた形状を有していることもまた可能であり、それはまた、図の中にも示されている。
【0072】
充填経路の壁の上の、製品の滴下及び堆積を最小にするために、前記端部要素は、液体を弾く性質の表面を有することが可能である。
【0073】
それ故に、幾つかの変形及び変更が可能であり、そのために、本発明は、添付クレームにより専ら規定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折畳み可能なタイプのパッケージ(2)を粉体または液体の形態の製品で充填するためのシステムであって、
前記システムは、
フレキシブルな壁により規定されるチャンバーを有する、折畳み可能なタイプのパッケージ(2)と、
このパッケージ(2)を粉体または液体の形態の製品で充填するための装置(1)と、
を有し、
この装置は、硬質の材料で作られ且つ外周(C2)を有する末端部分(6)を備えた充填チューブ(4)と、締め付け要素(5)と、を有していて、この末端部分は、前記製品を前記チャンバーに移送するために、パッケージ(2)の充填経路(3)の中に挿入可能であり、この充填経路(3)は内周(C1)を有し、
前記締め付け要素は、前記末端部分(6)が前記充填経路(3)の中に挿入されたときに、前記末端部分(6)及び前記充填経路(3)を把持し、それによって、前記末端部分(6)と前記充填経路(3)との間に密封状態を作り出すようにデザインされている、
システムにおいて、
前記充填経路(3)の内周(C1)と前記末端部分(6)の外周(C2)との間の相違が、パッケージの壁の厚さの4倍以下であり、それにより、前記締め付け要素(5)により把持されたときに前記充填経路(3)が折り目を形成する能力が取り除かれるようになっていること、を特徴するシステム。
【請求項2】
下記特徴を有する請求項1に記載のシステム:
前記末端部分(6)は、実質的に正方形の断面を有していて、
丸みが付けられた、対角方向で反対側の角の第一の対、及び、凹形の形状に収束する、対角方向で反対側の角の第二の対を備えている。
【請求項3】
下記特徴を有する請求項1または2に記載のシステム:
前記充填経路(3)は、40〜120mmの範囲内の内周(C1)を有している。
【請求項4】
下記特徴を有する請求項1から3のいずれか1項に記載のシステム:
前記末端部分(6)の外周(C2)は、パッケージ(2)の前記充填経路(3)の前記内周(C1)と比べて大きい。
【請求項5】
下記特徴を有する請求項4に記載のシステム:
前記末端部分(6)の外周(C2)は、パッケージ(2)の前記充填経路(3)の内周(C1)と比べて0.1〜2mmだけ大きい。
【請求項6】
下記特徴を有する請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム:
前記末端部分(6)は、第一の軸(Y)及びそれに対して垂直に配置された第二の軸(X)を含む平面の中で、前記第二の軸(X)に沿って伸びる幅(B1)を有し、
前記充填経路(3)は、この平面の中で、第二の軸(X)に沿って伸びる長さ(L1)を有し、
前記長さ(L1)と前記幅(B1)との間の相違は、2mmよりも大きい。
【請求項7】
下記特徴を有する請求項1から6のいずれか1項に記載のシステム:
前記締め付け要素(5)は、前記末端部分(6)の外側の周囲の表面に適合する形状を有するグリップ表面(9)を有している。
【請求項8】
下記特徴を有する請求項1から7のいずれか1項に記載のシステム:
前記締め付け要素(5)は、前記充填チューブ(4)の前記末端部分(6)を把持するようにデザインされた一対のジョー(8)を有している。
【請求項9】
下記特徴を有する請求項1から8のいずれか1項に記載のシステム:
前記末端部分(6)は、正方形の断面を有していて、丸みが付けられた、対角方向で反対側の角の第一の対、及び凹形の形状に収束する、対角方向で反対側の角の第二の対を備え、
前記締め付け要素(5)は、前記充填チューブ(4)の前記末端部分(6)を把持するようにデザインされた一対のジョー(8)を有し、
この一対のジョー(8)は、対角方向で反対側の角の第二の対のための、仮想の接続平面に対して平行の分割平面を有している。
【請求項10】
下記特徴を有する請求項8または9に記載のシステム:
前記ジョー(8)は、弾性的なグリップ表面(9)を有している。
【請求項11】
下記特徴を有する請求項1から10の何れか1項に記載のシステム:
前記充填チューブ(4)は、固定されている。
【請求項12】
折畳み可能なタイプのパッケージ(2)を粉体または液体の形態の製品で充填するための方法であって、
前記方法は:
フレキシブルな壁により規定されるチャンバー、及び内周(C1)を備えた充填経路(3)を有する、パッケージ(2)を用意すること、
硬質の材料で作られ且つ外周(C2)を有する末端部分(6)を有する、充填チューブ(4)を設けること、を有し、ここで、
前記充填経路(3)の内周(C1)と前記末端部分(6)の外周(C2)との間の相違は、パッケージの壁の厚さの4倍以下であり、
前記充填チューブ(4)の前記末端部分(6)は、パッケージ(2)の前記充填経路(3)の中に挿入可能であり、
前記充填チューブ(4)の前記末端部分(6)を、パッケージ(2)の前記充填経路(3)の中に挿入し、
前記末端部分(6)及び前記充填経路(3)を締め付け要素(5)により把持し、それにより、前記末端部分(6)と前記充填経路(3)との間の密封状態を形成し、それにより、前記充填経路(3)が折り目を形成する能力を取り除くこと、
を特徴とする方法。
【請求項13】
下記特徴を有する請求項12に記載の方法:
製品を、前記充填経路(3)の中に挿入された前記末端部分(6)を介して、パッケージの前記チャンバー(2)に移送することを更に含んでいる。
【請求項14】
下記特徴を有する請求項12または13に記載の方法:
パッケージを、前記充填チューブ(4)が配置された位置へ移動するための移送ユニットを使用することを更に含んでいる。
【請求項15】
下記特徴を有する請求項14に記載の方法:
前記充填チューブ(4)は、前記位置に固定されている。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2011−526863(P2011−526863A)
【公表日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−516226(P2011−516226)
【出願日】平成21年6月30日(2009.6.30)
【国際出願番号】PCT/SE2009/050839
【国際公開番号】WO2010/002345
【国際公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【出願人】(510086280)
【氏名又は名称原語表記】Ecolean Research & Development A/S
【住所又は居所原語表記】Dampfaergevej 3, 2nd floor, DK−2100 COPENHAGEN, Denmark
【Fターム(参考)】