説明

拡底バケット用スタンド

【課題】輸送時に分割可能で、輸送制限内に納めることができる拡底バケット用スタンドを提供する。
【解決手段】拡底バケット用スタンド11は、拡底バケットの両側方と後方とを拡底バケットの全長に亘って囲繞すると共に、上部に、拡底バケットをアースドリルに着脱する際の作業足場となる足場部材を備えたスタンド本体12と、スタンド本体12の下部内側に設けられ、拡底バケットの底面及び下部外面を保持する下部保持部材13とを備える。下部保持部材13をスタンド本体12から分割可能に形成すると共に、スタンド本体12を左側分割体31と右側分割体41とに分割可能に形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、拡底バケット用スタンドに関し、詳しくは、アースドリルの先端に着脱可能に装着される拡底バケットを、非使用時に立設状態で保持しておくための拡底バケット用スタンドに関する。
【背景技術】
【0002】
アースドリルによって拡底孔を掘削する際には、まず、ケリーバの先端に掘削バケットを装着して所定深さの縦穴を掘削した後、掘削バケットを拡底バケットに交換して穴底部をテーパー状に拡底するという手順で行われている。したがって、掘削作業の進行に伴ってケリーバ先端に装着する掘削具を掘削バケットと拡底バケットとに交換する必要があり、非装着時の掘削バケットや拡底バケットは、適宜なスタンドによって保持した状態で保管するようにしている。この拡底バケット用スタンドとして、拡底バケットの両側方と後方とを前記拡底バケットの全長に亘って囲繞すると共に、拡底バケットをアースドリルに着脱する際の作業足場となる足場部材を上部に備えたスタンド本体と、該スタンド本体の下部内側に設けられ、拡底バケットの底面及び下部外面を保持する下部保持部材とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−31633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献に記載された拡底バケット用スタンドは、輸送の際には寝かせた状態でトラックに載置されるが、輸送制限ぎりぎりの大型の拡底バケットに用いられる拡底バケット用スタンドでは、拡底バケットを囲繞する枠材や足場が輸送制限を超えるため、そのままではトラックで輸送することができなかった。
【0005】
そこで本発明は、輸送時に分割可能で、輸送制限内に納めることができる拡底バケット用スタンドを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の拡底バケット用スタンドは、アースドリルのケリーバ先端に着脱可能に装着される拡底バケットを保持する拡底バケット用スタンドであって、前記拡底バケットの両側方と後方とを前記拡底バケットの全長に亘って囲繞すると共に、上部に、前記拡底バケットを前記アースドリルに着脱する際の作業足場となる足場部材を備えたスタンド本体と、該スタンド本体の下部内側に設けられ、前記拡底バケットの底面及び下部外面を保持する下部保持部材とを備えた拡底バケット用スタンドにおいて、前記下部保持部材を前記スタンド本体から分割可能に形成すると共に、前記スタンド本体を左側分割体と右側分割体とに分割可能に形成したことを特徴とし、トラック輸送時には、前記拡底バケット用スタンドを、前記下部保持部材と前記左側分割体と前記右側分割体とに分割し、前記左側分割体と前記右側分割体とを、寝かせて重ねた状態でトラックに載置すると良い。また、前記左側分割体と前記右側分割体の何れか一方をさらに左右に分割可能に形成することもできる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の拡底バケット用スタンドによれば、輸送する際に、下部枠体と左右の分割体とに3分割することができることから、大型の拡底バケット用のスタンドであっても、輸送制限内に納めてトラックで輸送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の第1形態例を示す拡底バケット用スタンドの正面図である。
【図2】同じく拡底バケット用スタンドの右側面図である。
【図3】同じく拡底バケット用スタンドの平面図である。
【図4】図1のIV-IV断面図である。
【図5】左側分割体を吊り上げる際の側面図である。
【図6】左側分割体と右側分割体とを寝かせた状態の正面図である。
【図7】拡底バケットを輸送する際の側面図である。
【図8】同じく拡底バケットを輸送する際の背面図である。
【図9】本発明の第2形態例を示す拡底バケット用スタンドを分割して寝かせた状態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1乃至図8は本発明の拡底バケット用スタンドの第1形態例を示す図である。この拡底バケット用スタンド11は、アースドリルのケリーバ先端に着脱可能に装着される拡底バケットを保管するスタンドで、複数の枠材を組んで形成され、拡底バケットの両側方と後方とを拡底バケットの全長に亘って囲繞すると共に、上部に、拡底バケットをケリーバに着脱する際の作業足場を備え、前面が開口したコ字状のスタンド本体12と、該スタンド本体12の下部内側に設けられ、拡底バケットの底面及び下部外面を保持する下部保持部材13とを備えている。また、スタンド本体12は、左側分割体31と、右側分割体41とを複数のボルト51で連結することにより形成されている。
【0010】
左側分割体31は、拡底バケットの後方左側の約1/3と、左側面の後方約1/2とを囲繞するように形成され、下部左枠体32と上部左枠体33と、上下両枠体32,33に上下両側部がそれぞれ接合された複数の縦枠材34と、下部保持部材13に連結される下部保持部材連結枠35と、右側分割体41に連結される右側分割体連結枠36とを備えている。
【0011】
下部左枠体32は、拡底バケットの後方に、内外に平行に配置される2本の下部後方左枠材32a,32bと、拡底バケットの左側方に配置される下部左枠材32cと、該下部左枠材32cと内側の下部後方左枠材32aとを繋ぐ下部補強左枠材32dと、下部後方左枠材32a,32bの先端部を繋ぐ連結部材32eとを備えている。また、下部補強左枠材32dには、前記下部保持部材連結枠35が、下部後方左枠材32a,32bの先端部には、前記右側分割体連結枠36,36がそれぞれ立設され、下部左枠材32cと外側の下部後方左枠材32bが交差する角部と、下部左枠材32cの先端部とには、前記縦枠材34,34がそれぞれ立設されている。
【0012】
上部左枠体33は、下部左枠体32に対応して、拡底バケットの後方に、内外に平行に配置される2本の上部後方左枠材33a,33bと、拡底バケットの左側方に、内外に平行に配置される2本の上部左枠材33c,33dと、上部後方左枠材33a,33bの先端部同士を繋ぐ連結部材33eと、上部左枠材33c,33dの前端部同士を繋ぐ連結部材33fとを備え、上部後方左枠材33a,33bと連結部材33fと上部左枠材33c,33dと連結部材33fとに亘って、金網状部材により形成された左足場部材37が取り付けられている。また、外側の上部後方左枠材33bと外側の上部左枠材33dとが交差する角部と、上部左枠材33dの先端部に、縦枠材34,34の上端部が連結される。さらに、上部左枠材33cの中央下部には、係止枠33gが設けられ、該係止枠33gに、先端にフック38aを備えた拡底バケット連結部材38がピンを介して揺動可能に取り付けられている。さらに、上部左枠体33及び縦枠材34の所定位置には、複数の吊り金具39が設けられている。
【0013】
右側分割体41は、拡底バケットの後方右側の約2/3と、右側面の後方約1/2とを囲繞するように形成され、左側分割体31と同様に、下部右枠体42と上部右枠体43と、上下両枠体42,43に上下両側部がそれぞれ接合された複数の縦枠材44と、下部保持部材13に連結される下部保持部材連結枠45,45と、左側分割体31に連結される左側分割体連結枠46,46とを備えている。
【0014】
下部右枠体42は、拡底バケットの後方に、内外に平行に配置される2本の下部後方右枠材42a,42bと、拡底バケットの右側方に配置される下部右枠材42cと、該下部右枠材42cと内側の下部後方右枠材42aとを繋ぐ下部補強右枠材42dと、下部後方右枠材42a,42bの先端部を繋ぐ連結部材42eとを備えている。また、内側の下部後方右枠材42aと下部補強右枠材42dには、前記下部保持部材連結枠45,45が、下部後方右枠材42a,42bの先端部には、前記左側分割体連結枠46,46がそれぞれ立設され、下部右枠材42cと外側の下部後方右枠材42bが交差する角部と、下部右枠材42cの先端部とには、前記縦枠材44,44がそれぞれ立設されている。
【0015】
上部右枠体43は、下部右枠体42に対応して、拡底バケットの後方に、内外に平行に配置される2本の上部後方右枠材43a,43bと、拡底バケットの右側方に、内外に平行に配置される2本の上部右枠材43c,43dと、上部後方右枠材43a,43bの先端部同士を繋ぐ連結部材43eと、上部右枠材43c,43dの前端部同士を繋ぐ連結部材43fとを備え、上部後方右枠材43a,43bと連結部材43fと上部右枠材43c,43dと連結枠材43e,43fとに亘って、金網状部材により形成された右足場部材47が取り付けられている。また、外側の上部後方右枠材43bと外側の上部右枠材43dとが交差する角部と、上部右枠材43dの先端部に、縦枠材44,44の上端部が連結される。さらに、上部右枠材43cの中央下部には、係止枠43gが設けられ、該係止枠43gに、先端にフック48aを備えた拡底バケット連結部材48がピンを介して揺動可能に取り付けられている。さらに、上部右枠体43及び縦枠材44の所定位置には、複数の吊り金具49が設けられている。
【0016】
下部保持部材13は、左側分割体31の下部補強左枠材32dに接続される左後方枠材14aと、右側分割体41の内側の下部後方右枠材42aに接続される中央後方枠材14bと、右側分割体41の下部補強右枠材42dに接続される右後方枠材14cと、左後方枠材14aの先端から前方に突出する左前方枠材14dと、右後方枠材14cの先端から前方に突出する右前方枠材14eと、左前方枠材14dと右前方枠材14eとを連結する前枠材14fとを備えた6角形状の下枠材によって形成されている。また、左前方枠材14dと前枠材14fの間には、補強部材14gが、右前方枠材14eと前枠材14fとの間には補強部材14hとがそれぞれ設けられ、補強部材14g,14h,左後方枠材14a,中央後方枠材14b,右後方枠材14c,左前方枠材14d,右前方枠材14e,前枠材14fとが8角形状に連結している。さらに、左後方枠材14aには、左側分割体31の下部保持部材連結枠35に連結される左側分割体連結枠15が、中央後方枠材14bと右後方枠材14cとには、右側分割体41の下部保持部材連結枠45,45に連結される右側分割体連結枠16,16がそれぞれ立設され、左前方枠材14dと右前方枠材14eには、縦枠17,17がそれぞれ立設されている。
【0017】
左後方枠材14a,右後方枠材14c,補強部材14g,14hの内側には、拡底バケットの下端部を載置する4角形状の下端部保持部材18が、左分割体連結枠15,右分割体連結枠16,補強材19a,19aに、下面から浮いた状態で取り付けられている。下端部保持部材18の上部には、拡底バケットの下部外面を保持する円形の下部外面保持部材19が、縦枠17,17,左側分割体連結枠15,右側分割体連結枠16,16に接続して設けられ、下部外面保持部材19の外周側には複数の補強材19a,19bが取り付けられている。さらに、下部外面保持部材19の上部には、縦枠17,17と左側分割体連結枠15と右側分割体連結枠16,16とに接続して、拡底バケットの下部外面の後方を保持する半円状の外面保持部材20が設けられると共に、外面保持部材20に連続する円弧状の扉部材21,21が縦枠17,17に連結されている。扉部材21,21は、基部がヒンジ21aを介して前記縦枠17,17に回動可能に連結され、各扉部材21,21の先端部には、扉部材21,21の閉状態で上下方向に重なる連結管21bがそれぞれ設けられ、上下に重なった連結管21bにピン21cを挿通することにより、扉部材21,21の閉状態が確保される。また、扉部材21,21を閉状態とした時に外面保持部材20と扉部材21,21とで形成される内径が、拡底バケットの下部の外径より僅かに大きく設定された円形状に形成され、保持した拡底バケットの下部が前後左右に移動するのを防止している。
【0018】
上述のように形成された左側分割体31と右側分割体41とは、下部後方左枠体32aに設けた右側分割体連結枠36と下部後方右枠体42aに設けた左側分割体連結枠46とが、また、下部後方左枠体32bに設けた右側分割体連結枠36と下部後方右枠材42bに設けた左側分割体連結枠46とが、複数のボルト51でそれぞれ連結されることにより、前面が開口したコ字状のスタンド本体12が形成される。スタンド本体12の下部には、下部保持部材13が配置され、下部補強左枠材32dに設けた下部保持部材連結枠35と、左後方枠材14aに設けた左側分割体連結枠15とを複数のボルト51でそれぞれ連結し、下部後方右枠材42aに設けた下部保持部材連結枠45と、中央後方枠材14bに設けた右側分割体連結枠16とを複数のボルト51でそれぞれ連結し、下部補強右枠材42dに設けた下部保持部材連結枠45と、右後方枠材14cに設けた右側分割体連結枠16とを複数のボルト51でそれぞれ連結することにより、スタンド本体12と下部保持部材13とが連結される。これにより、スタンド本体12よりも前方に扉部材21,21が配置される。また、左足場部材37と右足場部材47とは、拡底バケットの外周側を囲むように配置され、左足場部材37の左側縁部に長尺の手摺り部材52aと短尺の手摺り部材52bが、右足場部材47の右側縁部に長尺の手摺り部材52aと短尺の手摺り部材52bが、左足場部材37の後縁部と右足場部材47の後縁部に亘って長尺の手摺り部材52cがそれぞれ垂直方向に立設されている。さらに、右側分割体41の右側には、両足場部材37,47に昇降する際に使用する昇降用梯子53が縦枠材44に沿って一体的に設けられる。
【0019】
このように組み立てられた拡底バケット用スタンド11は、複数の吊り金具39,49を介して吊り上げられて、作業現場の所定位置に配置される。拡底バケットは、立設した拡底バケット用スタンド11の扉部材21,21を開いて、下部保持部材13の内側に挿入され、下端部保持部材18に下端部を当接させ、下部外面保持部材19に下部外面を、外面保持部材20に下部後方をそれぞれ保持させ、扉部材21,21を閉じて連結管21b,21bにピン21cを挿入することにより、拡底バケットの下部が下部保持部材13に保持される。この状態で、両足場部材37,47に載った作業員により、アースドリルのケリーバに拡底バケットを着脱する作業や、油圧配管の着脱作業が行われる。
【0020】
拡底バケット用スタンド11を輸送する際には、まず、図5に示されるように、スタンド本体12の各連結枠35,45と、下部保持部材13の各連結枠16とをそれぞれ連結した複数のボルト51を取り外し、上部の吊金具49を介してスタンド本体12を吊り上げてスタンド本体12と下部保持部材13とを分割する。さらに、下部保持部材13から分離したスタンド本体12を、各吊金具39,49を介して吊り上げ、スタンド本体12を立設状態から寝かせた状態とし、各足場部材37,47から長尺の手摺り部材52a,52cを取り外す。次いで、図6に示されるように、各連結枠36、46を連結した複数のボルト51を取り外すことにより、スタンド本体12を左側分割体31と右側分割体41とにそれぞれ分割する。
【0021】
スタンド本体12から分割された下部保持部材13は、クレーンで吊り上げられてトラック61の荷台の前方に載置される。また、分割された左側分割体31と右側分割体41とは、吊り金具39(49)を介してそれぞれ吊り上げられ、図7及び図8に示されるように、寝かせた左側分割体31の上部に、右側分割体41の開口部を、前後にずらして被せるように重ね合わせ、左側分割体31の係止枠33gの上部に、右側分割体41の上部右枠材43cを載置させた状態で、トラック61の荷台の後方に載置される。これにより、輸送制限ぎりぎりの大型の拡底バケットに用いられる拡底バケット用スタンドであっても、輸送制限を超えることがなく、トラック61で良好に輸送することができる。
【0022】
尚、拡底バケットと拡底バケット用スタンド11とは、前述の特許文献1と同様に、拡底バケット連結部材48のフック48aを用いて、適宜連結される。
【0023】
図9は、本発明の第2形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。本形態例では、スタンド本体12の右側分割体41を、拡底バケットの後方に配置される第1右側分割体41aと、拡底バケットの右側方に配置される第2右側分割体41bとに、さらに左右に分割可能に形成し、右足場部材も、第1右足場部材47aと第2右足場部材47bとに分割して形成される。また、第1右側分割体41aと第2右側分割体41bとの連結部には、左側分割体31と右側分割体41との連結部と同様に、第1右側分割体41aと第2右側分割体41bとに設けた連結枠を連結することにより連結される。
【0024】
尚、本発明の拡底バケット用スタンドは、上述の各形態例に限るものではなく、スタンド本体が左右に分割可能であれば、スタンド本体や下部保持部材の構造は任意である。また、スタンド本体の分割位置も任意であり、左側分割体をさらに左右に分割可能に形成することもできる。
【符号の説明】
【0025】
11…拡底バケット用スタンド、12…スタンド本体、13…下部保持部材、14a…左後方枠材、14b…中央後方枠材、14c…右後方枠材、14d…左前方枠材、14e…右前方枠材、14f…前枠材、14g,14h…補強部材、15…左側分割体連結枠、16…右側分割体連結枠、17…縦枠、18…下端部保持部材、19…下部外面保持部材、19a,19b…補強材、20…外面保持部材、21…扉部材、21a…ヒンジ、21b…連結管、21c…ピン、31…左側分割体、32…下部左枠体、32a,32b…下部後方左枠材、32c…下部左枠材、32d…下部補強左枠材、32e…連結部材、33…上部左枠体、33a,33b…上部後方左枠材、33c,33d…上部左枠材、33e,33f…連結部材、33g…係止枠、34…縦枠材、35…下部保持部材連結枠、36…右側分割体連結枠、37…足場部材、38…拡底バケット連結部材、38a…フック、39…吊り金具、41…右側分割体、42…下部右枠体、42a,42b…下部後方右枠材、42c…下部右枠材、42d…下部補強右枠材、42e…連結部材、43…上部右枠体、43a,43b…上部後方右枠材、43c,43d…上部右枠材、43e,43f…連結部材、43g…係止枠、44…縦枠材、45…下部保持部材連結枠、46…左側分割体連結枠、47…右足場部材、48…拡底バケット連結部材、48a…フック、49…吊り金具、52a,52b,52c…手摺り部材、53…昇降用梯子、61…トラック、71…右分割体、72…第1右分割体、73…第2右分割体、74…第1右足場部材、75…第2右足場部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アースドリルのケリーバ先端に着脱可能に装着される拡底バケットを保持する拡底バケット用スタンドであって、前記拡底バケットの両側方と後方とを前記拡底バケットの全長に亘って囲繞すると共に、上部に、前記拡底バケットを前記アースドリルに着脱する際の作業足場となる足場部材を備えたスタンド本体と、該スタンド本体の下部内側に設けられ、前記拡底バケットの底面及び下部外面を保持する下部保持部材とを備えた拡底バケット用スタンドにおいて、前記下部保持部材を前記スタンド本体から分割可能に形成すると共に、前記スタンド本体を左側分割体と右側分割体とに分割可能に形成したことを特徴とする拡底バケット用スタンド。
【請求項2】
トラック輸送時に、前記拡底バケット用スタンドを、前記下部保持部材と前記左側分割体と前記右側分割体とに分割し、前記左側分割体と前記右側分割体とを、寝かせて重ねた状態でトラックに載置することを特徴とする請求項1記載の拡底バケット用スタンド。
【請求項3】
前記左側分割体と前記右側分割体の何れか一方をさらに左右に分割可能に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の拡底バケット用スタンド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−11069(P2013−11069A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−142917(P2011−142917)
【出願日】平成23年6月28日(2011.6.28)
【出願人】(000004617)日本車輌製造株式会社 (722)
【Fターム(参考)】