説明

拭き取り検査キット

【課題】拭き取り検査を簡便且つ効率的に行うことができる拭き取り検査キットを簡単な構成にして安価に製造可能とする。
【解決手段】袋体11のチャックファスナー14に近接して開閉リング15が固定され、この開閉リングが扁平化された状態でチャックファスナーが閉じられていて、袋体の中に、一端に希釈液を含浸させたスポンジ18が固定された棒19が収容されている。この状態から開閉リングを拡げるとチャックファスナーが開き、袋体を収縮させることによりスポンジ18を開口上端から外部に出して、検査対象の器具や器材等の表面を拭き取るために用いることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品や製造環境(壁、床、食品保管庫、製造機械、包装機械等)食品加工や販売従事者の手指・衣服等が清潔且つ衛生的であることを検査する拭き取り検査に使用される容器ないしキットに関する。
【背景技術】
【0002】
食品工場や製薬工場における環境検査は、生産ライン、使用される器具・器材や床、壁、ドアノブなどの汚染状況または、従業員の清潔度などを把握する目的で行われ、主に一般生菌数、大腸菌群数あるいは、E.coliや黄色ブドウ球菌の有無などを検査している。また業種によっては、カビや酵母の検査も行われている。
【0003】
拭き取り検査法は、りん酸緩衝生理食塩水やペプトン加生理食塩水1mlを湿らせて滅菌したガーゼタンポンまたは綿棒・綿球等を用いて検査対象の器具や器材等の表面を拭いた後、滅菌りん酸緩衝生理食塩水や滅菌ペプトン加生理食塩水9ml入り試験管に入れて、撹拌均一化して試料検液とするのが従来の一般的手法であったが、この方法による拭き取り検査は面倒であり、ラボを持たない一般の厨房施設等では的確な検査を行うことが困難であった。
【0004】
また、検体の検査は綿棒等で拭き取り収集した検体を試験管に分注されたりん酸緩衝液等に浸漬させた後に攪拌し引き上げ、試験管の側壁に押圧して回転させることによって検体を回収していたが、きわめて面倒で熟練を要する作業となっていた。
【0005】
このような事情に鑑みて、本出願人は、下記特許文献1、2においてキット化された拭き取り検査キットの容器を提案した。
【特許文献1】実用新案登録第3000661号公報
【特許文献2】特開2003−344232号公報
【0006】
この拭き取り検査キットは、希釈液を収容する容器本体と、この容器本体の開口部に着脱可能に装着されるキャップと、このキャップに固定または一体化されて垂下する綿棒と、この綿棒の先端に取り付けられて密栓状態において希釈液中に浸漬される綿球とを有している。キャップを上向きにした状態で開栓してキャップと共に綿棒を引き抜き、適量の希釈液が付着されている綿球で検体面を拭いた後に、再度これを容器に収容してキャップで密栓する。綿球には検体面の菌が付着しているので、これが容器内の希釈液に再び浸漬されることとなり、所定の希釈度に希釈された検液が調製される。容器本体に綿球の径より若干小さい内寸を有する縮径部を設けておくことにより、綿棒を引き上げる途中で綿球がこの縮径部を通過するときに余剰の希釈液を除去して所定量の希釈液が付着するようにし、また拭き取り検査後の綿球が縮径部を通過するときには綿球に付着した希釈液または検液を搾り取り作用によって除去回収することができる。
【0007】
特許文献1,2に記載されるような拭き取り検査キットを用いることにより、 ラボを持たない施設においても簡易で且つ確実に拭き取り検査を行うことができ、市場においてもその有用性が高く評価された。
【0008】
また、下記特許文献3に記載される拭き取り検査キットは、希釈液を収容する容器本体と、この容器本体の開口部に着脱可能に装着されるキャップと、このキャップに固定または一体化された綿棒軸と、この綿棒軸の先端に取り付けられてキャップ密栓状態において希釈液中に浸漬される綿球とを有してなり、キャップ裏面側に、キャップ密栓状態において容器本体内部と連通する連通路が設けられ、この連通路の上端開口を気密/液密に閉止可能な上蓋を開くことによってキャップ密栓状態のままで容器本体内部の液を連通路およびその上端開口を介して排出可能に構成されている。
【特許文献3】特許第3848201号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記した特許文献1〜3に記載されるような従来技術は装置構成が複雑であって製造コストが高くつくものとなっていた。
【0010】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、ラボを持たない施設においても簡易で且つ確実に拭き取り検査を行うことができる拭き取り検査キットを、従来技術より簡単な構成にして、低廉のコストで製造可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、開口上端にチャックファスナーが設けられた袋体と、一端に希釈液含浸部材が固定または一体化された棒状部材と、チャックファスナーに近接して袋体に固定された開閉リングとを有し、棒状部材は希釈液含浸部材を上にして袋体内に収容されており、且つ、袋体は略蛇腹状に収縮させることができる材料から形成されていると共に、開閉リングは押し潰して略扁平化させることができる材料から形成されており、チャックファスナーが閉じられている状態では開閉リングが略扁平化されていて希釈液含浸部材を含む棒状部材の全体が袋体内に収容されているが、この状態から開閉リングを拡げた状態にしてチャックファスナーを開いた後、袋体を収縮させることにより希釈液含浸部材を袋体の開口上端から押し出して拭き取り操作に用いることができ、且つ、拭き取り操作後の希釈液含浸部材を袋体内に収容させてチャックファスナーを閉じて易密閉することができるように構成されてなることを特徴とする拭き取り検査キットである。
【0012】
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の拭き取り検査キットにおいて、未使用状態において袋体の上端を含めた縁部がすべてシールされていて完全密閉されており、その上端シール部とチャックファスナーとの間の両側縁シール部に一対のノッチが対向位置に設けられ、これらノッチを用いて横方向に引き裂くことによって袋体を開口可能とされていることを特徴とする。
【0013】
請求項3に係る本発明は、請求項1または2記載の拭き取り検査キットにおいて、開閉リングがチャックファスナーの上方または下方に近接して固定されていることを特徴とする。
【0014】
請求項4に係る本発明は、請求項1ないし3のいずれか記載の拭き取り検査キットにおいて、開閉リングが袋体の内側または外側に固定されていることを特徴とする。
【0015】
請求項5に係る本発明は、請求項1ないし4のいずれか記載の拭き取り検査キットにおいて、希釈液含浸部材が綿球またはスポンジであることを特徴とする。
【0016】
請求項6に係る本発明は、請求項1ないし5のいずれか記載の拭き取り検査キットにおいて、袋体の内部に棒状部材を収容する幅狭の収容通路が一対のヒートシール部間に形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、食品収容袋などとして広く利用されているチャックファスナー付ポリ袋と略同様の製造工程に僅かな加工処理を加えるだけで拭き取り検査キットを製造することができるので、安価に供給できる効果がある。
【0018】
また、拭き取り検査に際しての操作も、開閉リングを拡げてチャックファスナーを開いた後、袋体を略蛇腹状に押し縮めることにより綿球を袋体の開口上端から押し出して拭き取り操作に用いることができ、拭き取り操作後は綿球を袋体内に収容させてチャックファスナーを閉じて密閉することができるので、誰でも簡単に拭き取り検査を行うことができ、且つ、操作中に拭き取り部が手などに触れて汚染することも防止できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は本発明の一実施形態による拭き取り検査キット10の平面図であり、袋体11を有する。袋体11は、2枚の同寸法のポリエチレンシートを重ね合わせてその四周縁12a〜12dをヒートシールすることによって内部に密閉空間13を形成している。袋体11は、開閉可能なチャックファスナー(レール式チャック、ジッパーなどとも呼ばれる)14を有する。また、上端シール部12aの直下位置において両側縁シール部12b,12cにVノッチ15a,15bが対設され、これらVノッチ15a,15bを用いて袋体11を横方向に引き裂くことによりその上端を開口できるように構成されている。
【0020】
また、Vノッチ15a,15bとチャックファスナー14との間において、袋体11の内側に開閉リング16が設けられている。開閉リング16はポリプロピレンなどの可撓性材料で環状ないし円筒状に形成されたものであるが、図2に示すように、その対向位置においてあらかじめ折り癖17a,17bが付けられており、この折り癖17a,17bによって略扁平にされた状態で袋体11の内側に収容・固定されている。開閉リング16を略扁平にしたときの幅寸法は、袋体11の内部密閉空間13の幅Wと略同一または僅かに小さく、袋体11から離脱しないようにその外周の少なくとも一部において袋体11の内側にヒートシールされている。
【0021】
さらに、袋体11の内部には、一端にスポンジ18が固定された棒19が、スポンジ18を上にした状態で収容されている。スポンジ18にはあらかじめ所定量(たとえば1ml)のりん酸緩衝生理食塩水またはペプトン加生理食塩水が付着・含浸されている。スポンジ18を含む棒19の長さ(L2)は、常態における袋体11の下端シール部12dとチャックファスナー14の下端との間の寸法(L1)より僅かに小さく、チャックファスナー14を閉じたときの袋体11に完全に収容可能である。この実施形態において、棒19は、その下端で袋体11の内側にヒートシール固定されているが、固定されずにフリーな状態で袋体11に収容されていても良い。ヒートシール部20a,20bは棒19の収容通路21を区画して棒19の収容状態を安定化させるために設けられているが、これも必ずしも必須ではない。
【0022】
この拭き取り検査キット10の製造工程の一例が図3に示されている。たとえば次のようにして製造することができる。まず、2枚の同寸法のポリエチレンシートを重ね合わせ、上端を残して三方の周縁部12b〜12dをヒートシールして、上端開口の袋体11'を作成する(a)。このとき、広く普及しているチャック付ポリ袋を作製するときと同様にして、下端シール部12dとの間に棒19の全長L2よりも大きな寸法L1が残される位置にチャックファスナー14を内設しておく。チャックファスナー14には開き側と閉じ側があるが、開き側が上になるように設ける。また、周縁部12b〜12dのヒートシールと同時または別途にシール部20a,20bをヒートシールして収容通路21を形成する。さらに、上端近くの両側縁シール部12b,12cをV字状に切除してVノッチ15a,15bを対設する。
【0023】
次いで、開閉リング16を折り癖17a,17bを介して略扁平化した状態にして袋体11'の上端開口から挿入し(b)、両面シール機により両側からヒートシールして、チャックファスナー14の直上位置で固定する(c)。図3(c)における斜線部はヒートシール領域を示す。
【0024】
次いで、チャックファスナー14の直上位置に略扁平状態で固定された開閉リング16を袋体11'の両側縁から(矢印方向に)押し拡げることによりチャックファスナー14を開け(d)、ここから、希釈液を含浸させたスポンジ18を上にして棒19を袋体11'の中に挿入し、棒19をヒートシール部20a,20b間の通路21に収容させる(e)。そして、スポンジ18を含む棒19の全体を収容させた後、袋体11'の両側面からチャックファスナー14の部分を押してチャックファスナー14を閉じる(f)。このとき開閉リング16は略扁平化されている。
【0025】
袋体11'の上端をヒートシール12aして、図1の拭き取り検査キット10が得られる(g)。この状態では袋体11の四周縁12a〜12dがすべてヒートシールされていて完全密封されている。なお、このときに、棒19の下端部を袋体11にヒートシールしても良い。
【0026】
最後に、上記製品をγ線滅菌することによって希釈液を含むスポンジ18および棒19は滅菌状態に維持される。
【0027】
使用時には、Vノッチ15a,15bで袋体11を横方向に引き裂いて上端を開口させた後、開閉リング16を袋体11'の両側縁から(矢印方向に)押し拡げる(以下、これを「円筒化」と言う。)ことによりチャックファスナー14を開け、そのまま開閉リング16を下端シール部12dに近付けるようにして、袋体11を蛇腹状に縮める。このとき、一方の手で棒19の下端部を保持しつつ、他方の手で開閉リング16を円筒化させた状態にして袋体11を収縮させるようにすると操作が容易であり、したがって既述したように棒19の下端を必ずしもヒートシールして袋体11に固定しておく必要はない。
【0028】
このようにして袋体11を蛇腹状に収縮させることにより、図4に示すように、棒19先端のスポンジ18が、円筒化された開閉リング16を通過して袋体11の上端開口から外部に導出される。この状態で、先端の希釈液含浸スポンジ18で検体面を拭き取る。このとき、たとえば開閉リング16を扁平化させて棒19を保持しつつ袋体11の蛇腹状収縮状態を維持することができるので、スポンジ18の滅菌状態を損なうことなく、またピンセット等を用いる必要なしに簡単に拭き取り操作を行うことができる。
【0029】
スポンジ18を用いて拭き取り操作を行った後、再度開閉リング16を袋体11'の両側縁から押し拡げて円筒化させた状態にして袋体11を蛇腹状収縮状態から元に戻していくことによりスポンジ18を袋体11に完全に収容させ、その後、開閉リング16を袋体11の表裏両側から押圧して扁平化させてチャックファスナー14を閉じる。これにより、検液を付着したスポンジ18が袋体11内に密閉収容される。この密閉状態はチャックファスナー14を閉じることによって得られるものであって完全に空気流入を遮断できるものではないが、数時間ないし数日程度であれば実質的に空気汚染を防止することが可能である。また、より高度の密閉性が要求される場合には、チャックファスナー14を二重に設けることなどで対応することが可能である。
【0030】
検液付着スポンジ18が袋体11内に収容された検査キット10を検査室に移送し、滅菌りん酸緩衝生理食塩水またはペプトン加生理食塩水9mlを加えて希釈し、撹拌均一化して試料検液とし、これを培地入りシャーレなどの検査溶液に分注して培養して、生菌数や大腸菌群等の微生物検査を行う。
【0031】
図5は本発明の他の実施形態による拭き取り検査キット22の平面図である。この拭き取り検査キット22は、袋体の内部に密閉空間および棒収容通路を形成するためのシール構成において、図1の拭き取り検査キット10と相違しているが、他の構成および作用は基本的に同一であるので、それらには同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】
この拭き取り検査キット22の袋体23は、2枚の同寸法のポリエチレンシートを重ね合わせ、その上端24aと下端24bでヒートシールされると共に、その両側縁の上方部24c,24dから内方傾斜部24e,24fを経て下方内側部24g,24hでヒートシールされている。両側縁上方シール部24c、24dと内方傾斜シール部24e、24fとの間に密閉空間25が形成され、ここにスポンジ18が収容される。また、下方内側シール部24g、24hの下端は下端シール部24bに達していて、これらの間に、棒19を収容するための通路26が形成される。
【0033】
以上に本発明の2つの実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されることなく、特許請求の範囲に定義される発明の範囲内において様々に変形可能である。
【0034】
たとえば、既述実施形態においては袋体11,23のチャックファスナー14の上方に近接した位置に開閉リング16を設けているが、チャックファスナー14の下方に近接した位置に開閉リング16を設けても良い。この一例が図6に示されている。この場合、既述実施形態とは逆に、チャックファスナー14は開き側を下にして設ける必要がある。また、製造工程において袋体をシールする前に下端側から開閉リング16を挿入させておかなければならず、製造作業がやや面倒になる。
【0035】
しかしながら、一方、チャックファスナー14が閉じられた状態であっても開閉リング16は元の円筒状に復帰しようとする力が働いて下方が若干開いた状態となるので、図6に示すように、この開閉リング16の開いた下端にスポンジ18の上端側を部分的に入り込ませておくことができ、相対的に棒19の長さを若干長くすることができる利点がある。
【0036】
また、既述実施形態では開閉リング16を袋体11,23の内側に挿入して固定しているが、袋体の外側に開閉リングを固定しても良い。この場合も、開閉リングを袋体の内側に固定した既述実施形態と同様の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態による拭き取り検査キットの平面図である。
【図2】この拭き取り検査キットに使用する開閉リングの斜視図である。
【図3】この拭き取り検査キットの製造工程説明図である。
【図4】この拭き取り検査キットの使用状態斜視図である。
【図5】本発明の他の実施形態による拭き取り検査キットの平面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施形態による拭き取り検査キットの平面図である。
【符号の説明】
【0038】
10 拭き取り検査キット
11 袋体
12a〜12d 袋体の四周縁シール部
13 袋体の内部密閉空間
14 チャックファスナー
15a,15b Vノッチ(ノッチ)
16 開閉リング
17a,17b 開閉リングの折り癖
18 スポンジ(希釈液含浸部材)
19 棒(棒状部材)
20a,20b シール部
21 棒の収容通路
22 拭き取り検査キット
23 袋体
24a〜24h シール部
25 袋体の内部密閉空間
26 棒の収容通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口上端にチャックファスナーが設けられた袋体と、一端に希釈液含浸部材が固定または一体化された棒状部材と、チャックファスナーに近接して袋体に固定された開閉リングとを有し、棒状部材は希釈液含浸部材を上にして袋体内に収容されており、且つ、袋体は略蛇腹状に収縮させることができる材料から形成されていると共に、開閉リングは押し潰して略扁平化させることができる材料から形成されており、チャックファスナーが閉じられている状態では開閉リングが略扁平化されていて希釈液含浸部材を含む棒状部材の全体が袋体内に収容されているが、この状態から開閉リングを拡げた状態にしてチャックファスナーを開いた後、袋体を収縮させることにより希釈液含浸部材を袋体の開口上端から押し出して拭き取り操作に用いることができ、且つ、拭き取り操作後の希釈液含浸部材を袋体内に収容させてチャックファスナーを閉じて易密閉することができるように構成されてなることを特徴とする拭き取り検査キット。
【請求項2】
未使用状態において袋体の上端を含めた縁部がすべてシールされていて完全密閉されており、その上端シール部とチャックファスナーとの間の両側縁シール部に一対のノッチが対向位置に設けられ、これらノッチを用いて横方向に引き裂くことによって袋体を開口可能とされていることを特徴とする請求項1記載の拭き取り検査キット。
【請求項3】
開閉リングがチャックファスナーの上方または下方に近接して固定されていることを特徴とする請求項1または2記載の拭き取り検査キット。
【請求項4】
開閉リングが袋体の内側または外側に固定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の拭き取り検査キット。
【請求項5】
希釈液含浸部材が綿球またはスポンジであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の拭き取り検査キット。
【請求項6】
袋体の内部に棒状部材を収容する幅狭の収容通路が一対のヒートシール部間に形成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の拭き取り検査キット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−216588(P2009−216588A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−61393(P2008−61393)
【出願日】平成20年3月11日(2008.3.11)
【出願人】(000128418)株式会社エルメックス (6)
【出願人】(508075502)安科生物制品(上海)有限公司 (2)
【Fターム(参考)】