説明

振動噴射機構および、この振動噴射機構を備えたエアゾール式製品

【課題】被噴射部に対する擦込み効果およびマッサージ効果を有するエアゾール式容器の操作機構を提供する。
【解決手段】操作部材4の内部に、噴射口5aを備えた環状通路6dと、環状通路6d内に周回可能に設けたボール7と、ステム3からの内容物が環状通路6dに旋回流を形成する方向で流入させる渦状通路6cと、を備えた。利用者が容器本体1を把持して操作部材4の突起部5bを皮膚9に押し付けると、噴射口5aから内容物を放出しながら、途中内容物の流勢で生じる環状通路6dの旋回流がボール7を当該通路内で周回させるので、それによる遠心力が振動として突起部5bを介し皮膚9に高い擦込み効果およびマッサージ効果を与える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアゾール容器の内容物噴射作動用のステムに取り付けられて噴射の際に振動を発生する操作機構に関する。
【0002】
エアゾール式製品の用途によっては、内容物を皮膚,頭皮や研磨処理面(例えば車体ボディ)などの被噴射部に噴射すると同時に被噴射部に振動や摩擦などの物理的な作用を与えて、被噴射部に付着した内容物を均一にし、被噴射部へ内容物を浸透させ、また、被噴射部の活性(例えば皮膚の血行や材質の表面活性)を高めることが望ましいケースがある。
本発明は、このような要請に応えるものである。
【0003】
適用対象の内容物としては、例えば液状またはクリーム状の石けん,洗浄剤,化粧品,乳液や、発泡性のシェービングフォーム,ヘアスタイリングフォームをはじめとして、後述のように各種のものがある。
【背景技術】
【0004】
エアゾール容器の操作部に被噴射部への物理的な作用を与える機能を持つ放出機構は例えば下記の特許文献1で開示されている。
【0005】
特許文献1の放出機構は、容器本体1の薬剤(内容物)を放出するための操作部に球弧片11を設けている。
【0006】
そして、容器本体1を把持して操作部の球弧片11を頭皮19(被噴射部)に押し付けながら滑らせることで、押し込まれた操作部はノズル6を介して弁機構5を開状態として、頭皮19に噴射口15から薬剤を噴射しながら同時に擦込み作用・マッサージ作用を与えることができる。
【0007】
また、十分な量の薬剤が噴射された後は、容器本体の押付けをゆるめることで弁機構5が閉じて薬剤の噴射は停止する。この薬剤噴射停止後も、利用者は、容器本体1を持ち替えることなしに、球弧片11を滑らせて頭皮19への擦込み作用・マッサージ作用を与え続けることがができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平09−038536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように従来のエアゾール容器の操作部における擦込み作用・マッサージ作用は利用者の押付け操作およびスライド操作の両方を必要としている
【0010】
そこで、本発明では、押付け操作にともなう操作部内での内容物の旋回流を用いて操作部(噴射部)自体を振動させることにより、単なる押付け操作のみで被噴射部に対する内容物の擦込み,マッサージの作用を呈し、内容物噴射機構としての利便化,効率化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、以上の課題を次のようにして解決する。
(1)被噴射部(例えば後述の皮膚9)への押付け操作により操作部材(例えば後述の操作部材4,4',4'',4''')の噴射口(例えば後述の噴射口5a,5e,5f)から当該被噴射部へと容器本体(例えば後述の容器本体1)の内容物が噴射される噴射機構において、
前記操作部材は、
前記内容物が流入する上流側通路域(例えば後述の中央通路域6b)と、
前記噴射口を備えた下流側環状通路(例えば後述の環状通路6d)と、
前記上流側通路域および前記下流側環状通路を連通させて、かつ、当該下流側環状通路への前記内容物の流入方向が流入後の旋回流を形成する方向に設定された中間通路(例えば後述の渦状通路6c)と、
前記下流側環状通路に設けられて、前記内容物の旋回流とともに当該下流側環状通路を回転し、当該回転にともなう遠心力による振動作用を呈する球状体(例えば後述のボール7)と、を備えたものとする。
(2)上記(1)において、前記操作部材は、
前記被噴射部と当接する複数の突状部(例えば後述の突起部5b,凸部5c,突起部5d)を備えたものとする。
【0012】
本発明は、以上の構成からなる振動噴射機構およびに当該振動噴射機構を備えたエアゾール式製品を対象としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明の振動噴射機構は、押付け操作にともなう操作部内での内容物の旋回流を用いて操作部(噴射部)自体を振動させるようになっているので、利用者の単純な押付け操作のみで被噴射部に対する内容物の擦込み,マッサージの作用を呈し、内容物噴射機構としての利便化,効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】振動噴射機構の静止モードを示す説明図である。(a)は天面図を示し、(b)は正面から見た断面図を示している。
【図2】図1の作動モードを示す説明図である。(a)は正面から見た断面図を示し、(b)は(a)のA−A’線における断面図を示している。
【図3】図1とは別の各種振動噴射機構の静止モードを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1〜図3を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
【0016】
なお、図1〜図3で用いるアルファベット付き参照番号の構成要素(例えば孔部2a)は原則として、当該参照番号の数字部分の構成要素(例えばマウンティングキャップ2)の一部であることを示している。
【0017】
図1〜図3において、
1は噴射する内容物および噴射剤を収納している容器本体,
2は容器本体1の開口端部側に取り付けられたマウンティングキャップ,
2aは後述のステム3が貫通する孔部,
3はマウンティングキャップ2と一体のハウジング(図示省略)に設けられて周知の弁作用部および内容物流出部を備えたステム,
4は後述の蓋状部5および操作基部6からなる押付けタイプの操作部材,
4'は後述の蓋状部5'および操作基部6からなる押付けタイプの操作部材(図3のみ),
4''は後述の蓋状部5''および操作基部6からなる押付けタイプの操作部材(図3のみ),
4'''は後述の蓋状部5'''および操作基部6からなる押付けタイプの操作部材(図3のみ),
5はブラシ状の長尺突起群およびその根元近くに外部空間への内容物噴射口を備えた主に頭皮用の蓋状部,
5'は背の低いマッサージ用凸部群および当該凸部のない部分に外部空間への内容物噴射口を備えた主に毛髪の少ない皮膚用の蓋状部(図3のみ),
5''はブラシ状の長尺突起群を備え、当該突起のうち外周部のものは外部空間への内容物噴射口をその先端近くに有する主に頭皮用の蓋状部(図3のみ),
5'''は外部空間への内容物噴射口に内容物含浸保持機能を備えた主に毛髪の少ない皮膚用の蓋状部(図3のみ),
5aは内容物を環状通路6dから外部空間に放出するために、後述の環状通路6dの対応する部分に複数設けた噴射口,
5bは蓋状部5および蓋状部5''の表面に設けた長尺の突起部,
5cは蓋状部5'の表面に複数設けた凸部(図3のみ),
5dは蓋状部5''の表面に設けた後述の噴射口5eを有しかつ長尺の突起部(図3のみ),
5eは内容物を環状通路6dから外部空間に放出するために、環状通路6dの対応する部分から連通し、突起部5dの先端脇に設けた噴射口(図3のみ),
5fは内容物を環状通路6dから後述の多孔質部材8に放出するために、環状通路6dの対応する部分に複数設けた噴射口(図3のみ),
5gは噴射口5fから噴射された内容物を多孔質部材8に広く導くために当該噴射口に続く態様で設けた複数の溝状部(図3のみ),
6はステム3に取り付けられて当該ステムの内容物流出部から上記各蓋状部の噴射口に至る内容物通路域を備えた操作基部,
6aはステム3の外周面に係合する筒状部,
6bはステム3の筒状通路からの内容物が流入する中央通路域,
6cは中央通路域6bと環状通路6dとを連通し、その出口部分で内容物が環状通路6dに対し図2(b)において時計方向の旋回流へ移行する態様で設けた渦状通路,
6dは渦状通路6cから流入する内容物の環状通路,
6eは渦状通路6cと環状通6dとの合流部,
7は環状通路6dの内部を自由に移動できる態様で設けたボール,
8は蓋状部5'''の表面に設けられた連続気泡スポンジや焼結体などの多孔質部材(図3のみ),
9は被噴射部である皮膚,
をそれぞれ示している。
【0018】
ここで、ステム3,蓋状部5および操作基部はポリプロピレン,ポリエチレン,ポリアセタール,ナイロン,ポリブチレンテレフタレートなどからなるプラスチック製のものである。容器本体1,マウンティングキャップ2およびボール7は金属製のものである。多孔質部材8はプラスチック製または金属製である。
【0019】
図1〜3の振動噴射機構の基本的特徴は、ステム3に取り付けられる押付けタイプの操作部材4に、噴射口に通じる環状通路6dと、ステムからの内容物を当該環状通路に旋回流のかたちで流入させる渦状通路6cとを形成し、当該環状通路内に周回可能に球状体(ボール7)を設けたことである。
【0020】
これにより、容器本体1を把持して操作部材4,4',4'',4'''を皮膚9に押し付けると(図2参照)、ステム3の弁作用部が開いて、容器本体1の内容物は「ステム3の弁作用部−ステム3の内容物流出部−中央通路域6b−渦状通路6c」を経て環状通路6dに流入して旋回しながら各噴射口5a,5e,5fから皮膚9の表面へと噴射される。この内容物の旋回にともなってボール7も当該環状通路内を回転し、当該ボールには遠心力が作用する。そして、この遠心力の作用により操作部材が皮膚9に対して振動する。
【0021】
中央通路域6b,渦状通路6cおよび環状通路6dの各通路は、操作基部6側の溝を蓋状部5で覆うかたちで構成されたおり、内容物が漏出しないように、蓋状部5と操作基部6とは溶着・接着などによる結合やパッキング材の挟持などによって液密・気密に固定されている。
【0022】
噴射口5aの位置は、環状通路6dの径方向の幅の中央に沿って設定されているが、幅の範囲内で径方向外側もしくは内側に変位させてもよい。この場合、ボール7が噴射口5aの入口部に接近して内容物の流れを妨げないので、噴射される内容物の脈動を低減することができる。
【0023】
渦状通路6cの通路幅は、作動モード時にボール7が中央通路域6bに入り込んだまま停滞することのないように、ボール7の直径より狭く設定されている。
【0024】
ここで、図1および図2の振動噴射機構の動作は概略、次のようになる。
(11)利用者が、静止モードの容器本体1を把持して、操作部材4の突起部5bを皮膚9に押し付ける。
(12)操作部材4と係合したステム3が容器本体1側に付勢され、周知の弁作用部が開き、作動モードに移行する。
(13)容器本体1の内容物が「ステム3の弁作用部−ステム3の内容物流出部−中央通路域6b−渦状通路6c−合流部6e−環状通路6d」の経路で環状通路6dに流入する(図2(b)参照)。
(14)渦状通路6cからの内容物は合流部6eにおいて環状通路6dに旋回流を形成する方向で流入している。この旋回流の勢いでボール7は環状通路6d内を周回し、それによる遠心力が操作部材4を振動させ突起部5bに伝わり皮膚9に高い擦込み効果およびマッサージ効果を与える。
(15)渦状通路6cからの流入量と同量の内容物が環状通路6dから噴射口5aを経て皮膚9に向けて放出される。
【0025】
操作部材4の振動は、利用者の手首部,利用者が容器本体1を把持した部分,孔部2aなどを頂点とした首振り振動となり、最も振幅の大きい突起部5bの先端が皮膚9に対して高い擦込み効果およびマッサージ効果を呈する(図2(a)参照)。
【0026】
図1に示す突起部5bは、頭皮のように毛髪の多い部位においてその毛髪を避けて頭皮に擦込み効果およびマッサージ効果を与えるの用途に適している。
【0027】
図3は用途に応じた各種の変形例を示している。
【0028】
図3(a)は、蓋状部5の代わりに、太く背の低い凸部5cを備えた蓋状部5'を用いているので、体毛の少ない腕・肩・腰・足などの部位に鎮痛剤や保湿剤などをマッサージしながら塗布する用途に適している。
【0029】
図3(b)は、蓋状部5の代わりに、先端脇に噴射口5eを有する突起部5dを備えた蓋状部5''を用いているので、内容物は突起部5dの内部を通って先端近くから噴射される。頭皮への薬剤塗布の用途に適していて、噴射された内容物の毛髪ではなく頭皮へ効果的に付着させることができる。また、皮膚と当接する突起部5dの先端に噴射口5eを設けていないので当該噴射口に皮膚の皮脂や垢などの汚れがつまることもない。
【0030】
図3(c)は、蓋状部5の代わりに、多孔質部材8を備えた蓋状部5'''を用いているので、噴射口5fから噴射された内容物を多孔質部材8に一旦含浸保持してから塗布するので垂れにくく、図3(a)と同様の人体への薬剤塗布の用途の他に、内容物をワックス液・洗浄液・研磨液として車や家具などの表面保護・表面美化・表面研磨の用途にも適している。表面研磨の用途の場合には、多孔質部材8に研磨材を担保させて内容物を潤滑液とするかたちにしてもよい。また、多孔質部材8は硬くすると擦込み効果およびマッサージ効果が高まり、柔らかくすると被噴射部への形状追従性が高まる。
【0031】
本発明が、図1〜図3に係る振動噴射機構の内容に限定されないことは勿論である。例えば、
(21)皮膚9への刺激を低減するために、突起部5b,凸部5cおよび突起部5dを軟質部材で形成する、また、各蓋状部に設けた芯部分に軟質部材を被覆する態様で形成する、
(22)ステム3の弁作用部を押込み開放式ではなくチルト開放式(傾倒開放式)の弁作用部とする、
ようにしてもよい。
【0032】
本発明が適用されるエアゾール式製品としては、洗浄剤,清掃剤,制汗剤,冷却剤,筋肉消炎剤,ヘアスタイリング剤,ヘアトリートメント剤,染毛剤,育毛剤,化粧品,シェービングフォーム,食品,栄養補助食品(ビタミンなど)医薬品,医薬部外品,塗料,園芸用剤,忌避剤(殺虫剤),クリーナー,消臭剤,洗濯のり,ウレタンフォーム,消火器,接着剤,潤滑剤などの各種用途のものがある。
【0033】
容器本体に収納する内容物は、主に液状のものを用いるが、旋回流を形成可能なものであればクリーム状,ゲル状など種々の形態のものでもよい。また、内容物に配合される成分としては例えば、粉状物,油成分,アルコール類,界面活性剤,高分子化合物,各用途に応じた有効成分,水などが挙げられる。
【0034】
粉状物としては、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えば、タルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),アルギン酸カルシウム,金粉,銀粉,雲母,炭酸塩,硫酸バリウム,セルロース,これらの混合物などを用いる。
【0035】
油成分としては、シリコーン油,パーム油,ユーカリ油,ツバキ油,オリーブ油,ホホバ油,パラフィン油,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,リノール酸,リノレン酸などを用いる。
【0036】
アルコール類としては、エタノールなどの1価の低級アルコール,ラウリルアルコールなどの1価の高級アルコール,エチレングリコール,グリセリン,1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコールなどを用いる。
【0037】
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどの非イオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤などを用いる。
【0038】
高分子化合物としては、メチルセルロース,ゼラチン,デンプン,カゼイン,ヒドロキシエチルセルロース,キサンタンガム,カルボキシビニルポリマーなどを用いる。
【0039】
各用途に応じた有効成分としては、サリチル酸メチル,インドメタシンなどの消炎鎮痛剤、安息香酸ナトリウム,クレゾールなどの除菌剤、ヒレスロイド,ジエチルトルアミドなどの害虫忌避剤、酸化亜鉛などの制汗剤、カンフル,メントールなどの清涼剤、エフェドリン,アドレナリンなどの抗喘息薬、スクラロース,アスパルテームなどの甘味料、エポキシ樹脂,ウレタンなどの接着剤や塗料、パラフェニレンジアミン,アミノフェノールなどの染料,リン酸二水素アンモニウム,炭酸水素ナトリウム・カリウムなどの消火剤などを用いる。
【0040】
さらに、上記内容物以外の、懸濁剤,紫外線吸収剤,乳化剤,保湿剤,酸化防止剤、金属イオン封鎖剤なども用いることができる。
【0041】
エアゾール式製品における内容物放出用ガスとしては、炭酸ガス,窒素ガス,圧縮空気,酸素ガス,希ガス,これらの混合ガスなどの圧縮ガスや、液化石油ガス,ジメチルエーテル,フロロカーボンなどの液化ガスを用いる。
【符号の説明】
【0042】
1:容器本体
2:マウンティングキャップ
2a:孔部
3:ステム
4:操作部材
4',4'',4''':操作部材(図3のみ)
5:蓋状部
5',5'',5''':蓋状部(図3のみ)
5a:噴射口
5b:突起部
5c:凸部(図3のみ)
5d:突起部(図3のみ)
5e:噴射口(図3のみ)
5f:噴射口(図3のみ)
5g:溝状部(図3のみ)
6:操作基部
6a:筒状部
6b:中央通路域
6c:渦状通路
6d:環状通路
6e:合流部
7:ボール
8:多孔質部材(図3のみ)
9:皮膚

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被噴射部への押付け操作により操作部材の噴射口から当該被噴射部へと容器本体の内容物が噴射される噴射機構において、
前記操作部材は、
前記内容物が流入する上流側通路域と、
前記噴射口を備えた下流側環状通路と、
前記上流側通路域および前記下流側環状通路を連通させて、かつ、当該下流側環状通路への前記内容物の流入方向が流入後の旋回流を形成する方向に設定された中間通路と、
前記下流側環状通路に設けられて、前記内容物の旋回流とともに当該下流側環状通路を回転し、当該回転にともなう遠心力による振動作用を呈する球状体と、を備えている、
ことを特徴とする振動噴射機構。
【請求項2】
前記操作部材は、
前記被噴射部と当接する複数の突状部を備えている、
ことを特徴とする請求項1記載の振動噴射機構。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の内容物噴射操作機構を備え、かつ、噴射用ガスおよび内容物を収納した、
ことを特徴とするエアゾール式製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−207730(P2010−207730A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−56882(P2009−56882)
【出願日】平成21年3月10日(2009.3.10)
【出願人】(000144463)株式会社三谷バルブ (142)
【Fターム(参考)】