掃除具の収納装置
【課題】給水することで掃除具を清掃できる掃除具の収納装置を提供する。
【解決手段】駆動手段6と、駆動手段6をON,OFFするスイッチ手段9を備えた掃除具5を収納し得る収納装置1は、収納装置1内に水を溜めることのできる給水手段2,2aと、収納装置1内の水を抜くことのできる排水手段3,3aを備えているとともに、収納装置1内に水が溜まった状態でスイッチ手段9をONして、掃除具5を駆動させて自己洗浄させることができ、水が抜かれた状態でスイッチ手段9をOFFとして、掃除具5の駆動を停止させることのできるスイッチ切替手段4を備えている。
【解決手段】駆動手段6と、駆動手段6をON,OFFするスイッチ手段9を備えた掃除具5を収納し得る収納装置1は、収納装置1内に水を溜めることのできる給水手段2,2aと、収納装置1内の水を抜くことのできる排水手段3,3aを備えているとともに、収納装置1内に水が溜まった状態でスイッチ手段9をONして、掃除具5を駆動させて自己洗浄させることができ、水が抜かれた状態でスイッチ手段9をOFFとして、掃除具5の駆動を停止させることのできるスイッチ切替手段4を備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、掃除具を良好に洗浄することのできる掃除具の収納装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、掃除機本体が帰還する固定ステーションを備え、この固定ステーションにおいて、帰還した掃除機本体に対し、充電部による充電と洗浄部による洗浄とが同時に行われるように構成したものが存在する。
【特許文献1】特開2005−211426号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に開示されているものでは、掃除機本体を洗浄しながら充電することができるが、充電端子に繋いでおく必要があり、掃除機本体全体を動かして洗浄することはできないものであった。しかも、充電器と掃除機本体の充電端子を接続しなければならず、作業工程が増えてしまうという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、掃除具を収納して、内部で掃除具を容易に清掃できる収納装置の提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明は、駆動手段と該駆動手段をON,OFFするスイッチ手段を備えた掃除具を収納し得る収納装置であって、該収納装置は、該収納装置内に水を溜めることのできる給水手段と、該収納装置内の水を抜くことのできる排水手段を備えているとともに、該収納装置内に水が溜まった状態で前記スイッチ手段をONし、水が抜かれた状態で前記スイッチ手段をOFFとし得るスイッチ切替手段を備えていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明の掃除具の収納装置では、収納装置内に掃除具を入れて、収納装置の給水手段により収納装置内に水を入れると、水が溜まった状態で収納装置に設けられているスイッチ切替手段から掃除具内のスイッチ手段が離れ、スイッチ手段がONとなり、掃除具内の駆動手段が駆動を開始し、これにより、収納装置内で掃除具自体が駆動により回転等され、掃除具を良好に自己洗浄することができる。
また、収納装置の排水手段を介して収納装置内の水を抜くことで、収納装置のスイッチ切替手段に掃除具内のスイッチ手段が近接し、これによりスイッチ手段がOFFとなって掃除具の駆動が停止される。
【0006】
また、本発明の掃除具の収納装置において、前記スイッチ切替手段が収納装置の底部に設けられ、前記掃除具が収納装置の底部上にほぼ当接状態にある時に前記スイッチ手段がOFFされ、掃除具が収納装置の底部から上昇し離れた時にスイッチ手段がONされるように構成することもできる。
こうすれば、収納装置内の水が抜かれると掃除具が収納装置の底部側に下降して、収納装置の底部に設けられているスイッチ切替手段に対し掃除具内のスイッチ手段が近接し、これによりスイッチ手段がOFFされて掃除具の駆動が良好に停止され、逆に、収納装置内に給水されて収納装置内に水が溜まると、掃除具が浮上等により収納装置の底部から上昇して離れ、これによりスイッチ切替手段からスイッチ手段が離れて、スイッチ手段がONとなり、収納装置内に溜められている水中で掃除具が良好に駆動されて自己洗浄されることとなる。
【0007】
また、本発明の掃除具の収納装置において、前記スイッチ手段が磁石式近接スイッチで構成され、前記スイッチ切替手段が磁石で構成されているものとすることもできる。
こうすれば、収納装置の底部にスイッチ切替手段を構成する磁石を設けておき、掃除具内には磁石式近接スイッチを設けておくことで、収納装置内の水が抜かれた状態では収納装置側の磁石に掃除具内の磁石式近接スイッチが近接して、磁石式近接スイッチがOFFとなり、掃除具は良好に停止される。逆に、収納装置内に水が溜められると掃除具が上昇し、これにより磁石から磁石式近接スイッチが離れることで、磁石式近接スイッチがONとなり、掃除具が駆動されて、掃除具が収納装置内で良好に自己洗浄されることとなる。
【0008】
また、本発明の掃除具の収納装置において、前記掃除具は充電手段を有し、該充電手段に電力を供給する送電コイルで前記スイッチ切替手段が構成され、前記充電手段が充電されている時に前記スイッチ手段がOFFされ、該充電手段が非充電状態で前記スイッチ手段がONされるように構成されているものとすることもできる。
こうすれば、収納装置の底部に送電コイルを設けておき、収納装置内の水が抜かれた状態では送電コイルに対し掃除具内の充電手段が近接して、送電コイルの磁場を充電手段を介してスイッチ手段が検知し、これによりスイッチ手段がOFFされて掃除具は停止状態となる。逆に、収納装置内に水が溜まった状態では浮力等により掃除具が上昇し、これにより送電コイルの磁場から充電手段が離れることでスイッチ手段がONとなり、掃除具が駆動されて、掃除具が良好に収納装置内で自己洗浄されることとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
【実施例1】
【0010】
図1〜図4は第1実施例を示すものである。
収納装置を構成する収納ケース1は、本例では、底面1aと右側面1b,左側面1cと天面1dを有する断面四角形状に形成されており、内部に水を溜めることができるものである。
収納ケース1の右側面1bの上部には給水管2が接続されており、この給水管2には開閉可能な給水弁2aが設けられている。また、収納ケース1の底面1aの左端側には排水管3が接続されており、排水管3には開閉可能な排水弁3aが設けられている。また、収納ケース1の底面1aの下部にはスイッチ切替手段を構成する送電コイル4が設けられている。
【0011】
なお、収納ケース1は四角形状の他、円形あるいは楕円形のものであっても良い。この収納ケース1内には掃除具5が収納されるものである。
掃除具5は、外周にスポンジ等を有する外殻5aに囲まれて、その内部は空洞となっており、この空洞内には駆動手段を構成するモーター6と、モーター6に電力を供給する電池7が設けられて駆動回路8が形成されており、この駆動回路8とは別に、電池7を充電することのできる充電手段を構成する受電コイル11が内装されて、電池7と受電コイル11間に充電回路10が形成されており、この充電回路10と駆動回路8の接続部にマイクロコンピュータで構成されたスイッチ手段9が設けられている。
なお、本例の掃除具5は、外殻5aが横長の円柱形状に形成されたものである。
【0012】
図1の状態では、収納ケース1内には水が存在しない状態であり、掃除具5は収納ケース1の底面1a上に乗った状態となっており、掃除具5内の底側に設けられている受電コイル11が、収納ケース1の底面1aの下部に設けられている送電コイル4に近接している。
この送電コイル4に高周波電圧を印加することにより送電コイル4は高周波磁界を発生し、掃除具5内に設けられている受電コイル11と高周波磁界が鎖交する。これにより受電コイル11に高周波電圧が誘起され、この高周波電圧を充電回路10で整流,平滑,電圧制御して電池7を充電することができるものであり、受電コイル11が送電コイル4に近接している状態では、スイッチ手段9が送電コイル4の磁場を検知し、充電回路10がONとなり、電池7が良好に充電され、駆動回路8はOFF(スイッチ手段9がOFF,モーター6もOFF状態)となる。
【0013】
即ち、図1の状態では、掃除具5は停止されて内部の電池7が充電されている状態である。この図1の状態から給水弁2aを開けると、図2のように、給水管2を通り収納ケース1内に水Wが流入される。
収納ケース1内の水Wの水位が上昇してくると、図3のように、内部が空洞になっている掃除具5が浮力により上昇し、これにより掃除具5内の受電コイル11は収納ケース1側の送電コイル4と離れることとなる。
【0014】
このように浮力により上昇し送電コイル4の磁場から離れると、スイッチ手段9はこれを検知して充電回路10をOFFし、駆動回路8をON(スイッチ手段9がON,モーター6もON状態)にする。これにより電池7からの電力がモーター6に供給されてモーター6が回転し、これに伴い掃除具5が水Wに浮かんだ状態で回転を開始する。
この掃除具5の回転により、外殻5aの外周に設けられているスポンジ等が良好に水W内で洗浄されることとなり、掃除具5が駆動することで、掃除具5は収納ケース1内で自己洗浄されることとなる。
【0015】
図3の状態では、給水弁2aは閉じられており、その後、図4に示すように、排水弁3aが開かれると、収納ケース1内の水Wは排水管3を通り徐々に抜かれてゆく。これに伴い水Wの水位が下がってゆき、やがて、掃除具5は収納ケース1の底面1aに当接状態となる。
この図4の状態では、受電コイル11が送電コイル4に近接し、スイッチ手段9が送電コイル4の磁場を検知し、スイッチ手段9は自動的にOFF状態となり、駆動回路8がOFFされ、充電回路10がONされて、自動的に充電状態となり、掃除具5は停止状態となる。
【0016】
このように駆動手段(モーター6,電池7)と、この駆動手段をON,OFFするスイッチ手段9を備えた掃除具5を、収納ケース1内に収納させて、給水弁2aを開けて収納ケース1内に水を入れるだけで、収納ケース1内で掃除具5が浮上して、自動的に回転を開始して掃除具5が自己洗浄されるため、掃除具5の清掃が極めて容易なものとなる。
また、清掃が終った後は、給水弁2aを閉じて排水弁3aを開ければ自動的に掃除具5の回転が停止されて充電状態となり、充電端子の接続作業等などが全く不要である。
【0017】
なお、図1〜図4では、掃除具5は横長円柱状のものを例示しているが、掃除具5は円形状あるいは楕円形状のものであっても良く、例えば図5〜図7に示すような球状の掃除具5においても、収納ケース1内に収納させて、収納ケース1内に給水することで、良好に自己洗浄させることができる。
【0018】
図5は、球状の掃除具5の内部構造を示しており、図6および図7は、球状の掃除具5の正面図と底面図である。
この球状の掃除具5は球状の外殻5aを有し、外殻5a内は密閉された空洞となっており、内部には、駆動手段である減速ギヤを備えたモーター6が設けられ、モーター6に電力を供給する電池7が設けられている。
また、中心部には横方向に延びてモーター6により回転される軸6aが配設されており、軸6aの先端側は外殻5aに固定されている。また、軸6aの下側には錘12が設けられている。
また、外殻5a内部には、マイクロコンピュータで構成されたスイッチ手段9が内装されている。さらに、内部の底側には充電手段を構成する受電コイル11が内装されている。
【0019】
この掃除具5の外殻5aの外周には、軸6aに沿った方向および交差する方向に複数のスポンジ5b,5b,5bが設けられており、複数のスポンジ5b,5bにより凹凸が形成されている。
この掃除具5では、受電コイル11を介して電池7を充電することができ、電池7の電力がモーター6へ供給されることでモーター6が回転し、これにより軸6aが回転されるが、この掃除具5が図3のように収納ケース1内の水W中に浮いている状態では、錘12の慣性が強く働き、軸6aが回転されると軸6aに固定されている外殻5aが回転を開始する。これにより外周のスポンジ5b,5bが回転により自己洗浄されるものである。
【0020】
なお、回転により、複数のスポンジ5b,5bが水Wを掻いて推進力が得られ、掃除具5は回転しながら収納ケース1内で推進されて、収納ケース1の右側面1bあるいは左側面1cに押し付けられ、擦られることによっても良好にスポンジ5bが自己洗浄されることとなる。
なお、収納ケース1内に洗剤を入れ、さらにはタオルなどの布を入れておけば、掃除具5が回転されることで布と擦り合わされて、より効率良くスポンジ5b,5bを洗浄することができるものとなる。
さらには、収納ケース1に超音波発生装置を付設させておけば、超音波発生装置から発生される超音波により、より強力に掃除具5に付いた汚れを落とすことができるものとなる。
【実施例2】
【0021】
次に、図8〜図11では第2実施例を示す。
第2実施例の収納ケース1は、底面1aと右側面1bと左側面1cと天面1dによる断面四角形状に形成され、左側面1cの上部部位には、オーバーフロー水を排出できるオーバーフロー口1eが形成されている。また、底面1aには、給水管2と排水管3が接続されており、給水管2には給水弁2aが設けられ、排水管3には排水弁3aが設けられている。
【0022】
また、この収納ケース1内に収納される掃除具5は、横長円柱形状の外殻5aの内部は空洞になっており、内部には、駆動手段を構成するモーター6と、モーター6に電力を供給する電池7とが設けられて駆動回路8が形成されており、この駆動回路8をON,OFFするスイッチ9aが内装されている。このスイッチ9aは磁石式近接スイッチで構成されている。
また、収納ケース1の底面1aの下方には、スイッチ切替手段を構成する永久磁石13が配設されている。
【0023】
図1の状態では、収納ケース1の床面1a上に掃除具5が当接状態となっており、スイッチ9aは永久磁石13に近接し、永久磁石13の磁場を検知してOFF状態となっている。従って、掃除具5は停止された状態である。この状態で図9に示すように、給水弁2aを開けると、給水管2から上方へ向かって収納ケース1内に水Wが噴出されてゆく。
この給水管2から上方へ向かって噴出される水の水勢により、図10に示すように掃除具5は浮上し、これによりスイッチ9aが永久磁石13から離れるため、スイッチ9aはON状態となる。これにより駆動回路8がONとなり、モーター6が駆動されて、掃除具5は収納ケース1内に溜められた水W内で回転駆動され、良好に自己洗浄されることとなる。
なお、溢れ水はオーバーフロー口1eから外部に排出することができ、給水弁2aは連続して開けた状態に維持しておくことができる。
【0024】
なお、図11では、給水弁2aを閉じて排水弁3aを開けた状態であり、排水管3から徐々に水Wが排水されてゆくと、次第に掃除具5は収納ケース1の底面1a側に下降して、スイッチ9aは永久磁石13に近接し、これによりスイッチ9aがOFFされて、掃除具5の回転は停止される。
本例においても、給水弁2aを開けて収納ケース1内に給水するのみで、収納ケース1内で掃除具5が回転駆動を始めて良好に自己洗浄するため、掃除具5の清掃が極めて容易なものとなる。
【0025】
なお、本例では、磁石式の近接スイッチ9aを掃除具5内に設けたものを例示しているが、この磁石式の近接スイッチ9aに代えて機械式の接触スイッチを用いたものであっても良く、機械式のスイッチである場合には、掃除具5の重さにより収納ケース1の底面1aに押し付けられた時にOFFし、底面1aから浮上した時にONするものであれば良い。
なお、収納ケース1内で自己洗浄される掃除具5は、自ら回転駆動されるものの他、船のように浮かんで収納ケース1の側面1b,1cに接触しながら移動し洗浄されるような構造のものであっても良い。例えば、図12の断面図で、図13の外観斜視図で示す掃除具5は、その一例である。
【0026】
図12の断面図で示すように、この掃除具5は外殻5a内が空洞となっており、内部にはモーター6と電池7が設けられ、モーター6により回転されるプロペラ15が内装されており、プロペラ15の上部にはストレーナ16が設けられた構成となっている。
また、外殻5aの上面側には、外側へ突出して鍔部5cが形成され、この鍔部5cの外周などにスポンジ5dが設けられて構成されている。また、外殻5aの下端側には、外側へ貫通して噴水口5eが形成されている。
このような構成の掃除具5では、モーター6が駆動されるとプロペラ15が回転し、これにより、水をストレーナ16の内部に吸い込み、吸い込んだ水を噴水口5eから外側へ噴出させることができる。この噴出される水流により、図示A方向への推進力が得られるように構成したものである。
【0027】
なお、図14に示すように、浴槽18内にこの掃除具5を浮かせれば、推進力でスポンジ5dを内壁に擦りつけながら浴槽18の内壁に沿って移動して、浴槽18の内壁を良好に掃除でき、同時に、ストレーナ16の内部に浴槽水を吸い込み、良好に浴槽水を濾過することができるものである。
この掃除具5が収納ケース1内に収納された状態では、掃除具5の底側に例えば磁石式近接スイッチ9aを設けておけば、上記実施例と同様に、収納ケース1内に水が入ることによりスイッチがONされて駆動を開始し、収納ケース1の側面1b,1cに沿って移動し、良好にスポンジ5dを自己洗浄することができる。
【0028】
なお、上記実施例においては、収納ケース1の底面1aの下方に、スイッチ切替手段を構成する送電コイル4或いは永久磁石13が配設されているものを例示しているが、送電コイル4或いは永久磁石13等のスイッチ切替手段は収納ケース1の底面1a側に限らず、収納ケース1の右側面1b或いは左側面1c側に設けられていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】第1実施例の収納ケース内に掃除具を収納した状態の概略構成図である。
【図2】収納ケース内に給水を開始した状態の概略構成図である。
【図3】収納ケース内で掃除具が浮上し、自己洗浄を始めた状態の概略構成図である。
【図4】収納ケース内の水を排水している状態の概略構成図である。
【図5】球形の掃除具の一例を示す内部構造図である。
【図6】球形の掃除具の正面外観構成図である。
【図7】図6の底面図である。
【図8】第2実施例の収納ケース内に掃除具を収納した状態の概略構成図である。
【図9】収納ケース内に給水を開始した状態の概略構成図である。
【図10】収納ケース内で掃除具が浮上し、自己洗浄を始めた状態の概略構成図である。
【図11】収納ケース内の水を排水している状態の概略構成図である。
【図12】船タイプの掃除具の一例を示す内部構造図である。
【図13】図12の外観斜視図である。
【図14】図12および図13に示す掃除具で浴槽内壁を掃除している使用状態図である。
【符号の説明】
【0030】
1 収納ケース(収納装置)
1a 底面
1b,1c 側面
1e オーバーフロー口
2 給水管
2a 給水弁
3 排水管
3a 排水弁
4 送電コイル(スイッチ切替手段)
5 掃除具
5a 外殻
5b スポンジ
5c 鍔部
5d スポンジ
5e 噴水口
6 モーター(駆動手段)
6a 軸
7 電池
8 駆動回路
9 スイッチ手段
9a スイッチ
10 充電回路
11 受電コイル(充電手段)
12 錘
13 永久磁石(スイッチ切替手段)
15 プロペラ
16 ストレーナ
W 水
【技術分野】
【0001】
本発明は、掃除具を良好に洗浄することのできる掃除具の収納装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、掃除機本体が帰還する固定ステーションを備え、この固定ステーションにおいて、帰還した掃除機本体に対し、充電部による充電と洗浄部による洗浄とが同時に行われるように構成したものが存在する。
【特許文献1】特開2005−211426号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に開示されているものでは、掃除機本体を洗浄しながら充電することができるが、充電端子に繋いでおく必要があり、掃除機本体全体を動かして洗浄することはできないものであった。しかも、充電器と掃除機本体の充電端子を接続しなければならず、作業工程が増えてしまうという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、掃除具を収納して、内部で掃除具を容易に清掃できる収納装置の提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明は、駆動手段と該駆動手段をON,OFFするスイッチ手段を備えた掃除具を収納し得る収納装置であって、該収納装置は、該収納装置内に水を溜めることのできる給水手段と、該収納装置内の水を抜くことのできる排水手段を備えているとともに、該収納装置内に水が溜まった状態で前記スイッチ手段をONし、水が抜かれた状態で前記スイッチ手段をOFFとし得るスイッチ切替手段を備えていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明の掃除具の収納装置では、収納装置内に掃除具を入れて、収納装置の給水手段により収納装置内に水を入れると、水が溜まった状態で収納装置に設けられているスイッチ切替手段から掃除具内のスイッチ手段が離れ、スイッチ手段がONとなり、掃除具内の駆動手段が駆動を開始し、これにより、収納装置内で掃除具自体が駆動により回転等され、掃除具を良好に自己洗浄することができる。
また、収納装置の排水手段を介して収納装置内の水を抜くことで、収納装置のスイッチ切替手段に掃除具内のスイッチ手段が近接し、これによりスイッチ手段がOFFとなって掃除具の駆動が停止される。
【0006】
また、本発明の掃除具の収納装置において、前記スイッチ切替手段が収納装置の底部に設けられ、前記掃除具が収納装置の底部上にほぼ当接状態にある時に前記スイッチ手段がOFFされ、掃除具が収納装置の底部から上昇し離れた時にスイッチ手段がONされるように構成することもできる。
こうすれば、収納装置内の水が抜かれると掃除具が収納装置の底部側に下降して、収納装置の底部に設けられているスイッチ切替手段に対し掃除具内のスイッチ手段が近接し、これによりスイッチ手段がOFFされて掃除具の駆動が良好に停止され、逆に、収納装置内に給水されて収納装置内に水が溜まると、掃除具が浮上等により収納装置の底部から上昇して離れ、これによりスイッチ切替手段からスイッチ手段が離れて、スイッチ手段がONとなり、収納装置内に溜められている水中で掃除具が良好に駆動されて自己洗浄されることとなる。
【0007】
また、本発明の掃除具の収納装置において、前記スイッチ手段が磁石式近接スイッチで構成され、前記スイッチ切替手段が磁石で構成されているものとすることもできる。
こうすれば、収納装置の底部にスイッチ切替手段を構成する磁石を設けておき、掃除具内には磁石式近接スイッチを設けておくことで、収納装置内の水が抜かれた状態では収納装置側の磁石に掃除具内の磁石式近接スイッチが近接して、磁石式近接スイッチがOFFとなり、掃除具は良好に停止される。逆に、収納装置内に水が溜められると掃除具が上昇し、これにより磁石から磁石式近接スイッチが離れることで、磁石式近接スイッチがONとなり、掃除具が駆動されて、掃除具が収納装置内で良好に自己洗浄されることとなる。
【0008】
また、本発明の掃除具の収納装置において、前記掃除具は充電手段を有し、該充電手段に電力を供給する送電コイルで前記スイッチ切替手段が構成され、前記充電手段が充電されている時に前記スイッチ手段がOFFされ、該充電手段が非充電状態で前記スイッチ手段がONされるように構成されているものとすることもできる。
こうすれば、収納装置の底部に送電コイルを設けておき、収納装置内の水が抜かれた状態では送電コイルに対し掃除具内の充電手段が近接して、送電コイルの磁場を充電手段を介してスイッチ手段が検知し、これによりスイッチ手段がOFFされて掃除具は停止状態となる。逆に、収納装置内に水が溜まった状態では浮力等により掃除具が上昇し、これにより送電コイルの磁場から充電手段が離れることでスイッチ手段がONとなり、掃除具が駆動されて、掃除具が良好に収納装置内で自己洗浄されることとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
【実施例1】
【0010】
図1〜図4は第1実施例を示すものである。
収納装置を構成する収納ケース1は、本例では、底面1aと右側面1b,左側面1cと天面1dを有する断面四角形状に形成されており、内部に水を溜めることができるものである。
収納ケース1の右側面1bの上部には給水管2が接続されており、この給水管2には開閉可能な給水弁2aが設けられている。また、収納ケース1の底面1aの左端側には排水管3が接続されており、排水管3には開閉可能な排水弁3aが設けられている。また、収納ケース1の底面1aの下部にはスイッチ切替手段を構成する送電コイル4が設けられている。
【0011】
なお、収納ケース1は四角形状の他、円形あるいは楕円形のものであっても良い。この収納ケース1内には掃除具5が収納されるものである。
掃除具5は、外周にスポンジ等を有する外殻5aに囲まれて、その内部は空洞となっており、この空洞内には駆動手段を構成するモーター6と、モーター6に電力を供給する電池7が設けられて駆動回路8が形成されており、この駆動回路8とは別に、電池7を充電することのできる充電手段を構成する受電コイル11が内装されて、電池7と受電コイル11間に充電回路10が形成されており、この充電回路10と駆動回路8の接続部にマイクロコンピュータで構成されたスイッチ手段9が設けられている。
なお、本例の掃除具5は、外殻5aが横長の円柱形状に形成されたものである。
【0012】
図1の状態では、収納ケース1内には水が存在しない状態であり、掃除具5は収納ケース1の底面1a上に乗った状態となっており、掃除具5内の底側に設けられている受電コイル11が、収納ケース1の底面1aの下部に設けられている送電コイル4に近接している。
この送電コイル4に高周波電圧を印加することにより送電コイル4は高周波磁界を発生し、掃除具5内に設けられている受電コイル11と高周波磁界が鎖交する。これにより受電コイル11に高周波電圧が誘起され、この高周波電圧を充電回路10で整流,平滑,電圧制御して電池7を充電することができるものであり、受電コイル11が送電コイル4に近接している状態では、スイッチ手段9が送電コイル4の磁場を検知し、充電回路10がONとなり、電池7が良好に充電され、駆動回路8はOFF(スイッチ手段9がOFF,モーター6もOFF状態)となる。
【0013】
即ち、図1の状態では、掃除具5は停止されて内部の電池7が充電されている状態である。この図1の状態から給水弁2aを開けると、図2のように、給水管2を通り収納ケース1内に水Wが流入される。
収納ケース1内の水Wの水位が上昇してくると、図3のように、内部が空洞になっている掃除具5が浮力により上昇し、これにより掃除具5内の受電コイル11は収納ケース1側の送電コイル4と離れることとなる。
【0014】
このように浮力により上昇し送電コイル4の磁場から離れると、スイッチ手段9はこれを検知して充電回路10をOFFし、駆動回路8をON(スイッチ手段9がON,モーター6もON状態)にする。これにより電池7からの電力がモーター6に供給されてモーター6が回転し、これに伴い掃除具5が水Wに浮かんだ状態で回転を開始する。
この掃除具5の回転により、外殻5aの外周に設けられているスポンジ等が良好に水W内で洗浄されることとなり、掃除具5が駆動することで、掃除具5は収納ケース1内で自己洗浄されることとなる。
【0015】
図3の状態では、給水弁2aは閉じられており、その後、図4に示すように、排水弁3aが開かれると、収納ケース1内の水Wは排水管3を通り徐々に抜かれてゆく。これに伴い水Wの水位が下がってゆき、やがて、掃除具5は収納ケース1の底面1aに当接状態となる。
この図4の状態では、受電コイル11が送電コイル4に近接し、スイッチ手段9が送電コイル4の磁場を検知し、スイッチ手段9は自動的にOFF状態となり、駆動回路8がOFFされ、充電回路10がONされて、自動的に充電状態となり、掃除具5は停止状態となる。
【0016】
このように駆動手段(モーター6,電池7)と、この駆動手段をON,OFFするスイッチ手段9を備えた掃除具5を、収納ケース1内に収納させて、給水弁2aを開けて収納ケース1内に水を入れるだけで、収納ケース1内で掃除具5が浮上して、自動的に回転を開始して掃除具5が自己洗浄されるため、掃除具5の清掃が極めて容易なものとなる。
また、清掃が終った後は、給水弁2aを閉じて排水弁3aを開ければ自動的に掃除具5の回転が停止されて充電状態となり、充電端子の接続作業等などが全く不要である。
【0017】
なお、図1〜図4では、掃除具5は横長円柱状のものを例示しているが、掃除具5は円形状あるいは楕円形状のものであっても良く、例えば図5〜図7に示すような球状の掃除具5においても、収納ケース1内に収納させて、収納ケース1内に給水することで、良好に自己洗浄させることができる。
【0018】
図5は、球状の掃除具5の内部構造を示しており、図6および図7は、球状の掃除具5の正面図と底面図である。
この球状の掃除具5は球状の外殻5aを有し、外殻5a内は密閉された空洞となっており、内部には、駆動手段である減速ギヤを備えたモーター6が設けられ、モーター6に電力を供給する電池7が設けられている。
また、中心部には横方向に延びてモーター6により回転される軸6aが配設されており、軸6aの先端側は外殻5aに固定されている。また、軸6aの下側には錘12が設けられている。
また、外殻5a内部には、マイクロコンピュータで構成されたスイッチ手段9が内装されている。さらに、内部の底側には充電手段を構成する受電コイル11が内装されている。
【0019】
この掃除具5の外殻5aの外周には、軸6aに沿った方向および交差する方向に複数のスポンジ5b,5b,5bが設けられており、複数のスポンジ5b,5bにより凹凸が形成されている。
この掃除具5では、受電コイル11を介して電池7を充電することができ、電池7の電力がモーター6へ供給されることでモーター6が回転し、これにより軸6aが回転されるが、この掃除具5が図3のように収納ケース1内の水W中に浮いている状態では、錘12の慣性が強く働き、軸6aが回転されると軸6aに固定されている外殻5aが回転を開始する。これにより外周のスポンジ5b,5bが回転により自己洗浄されるものである。
【0020】
なお、回転により、複数のスポンジ5b,5bが水Wを掻いて推進力が得られ、掃除具5は回転しながら収納ケース1内で推進されて、収納ケース1の右側面1bあるいは左側面1cに押し付けられ、擦られることによっても良好にスポンジ5bが自己洗浄されることとなる。
なお、収納ケース1内に洗剤を入れ、さらにはタオルなどの布を入れておけば、掃除具5が回転されることで布と擦り合わされて、より効率良くスポンジ5b,5bを洗浄することができるものとなる。
さらには、収納ケース1に超音波発生装置を付設させておけば、超音波発生装置から発生される超音波により、より強力に掃除具5に付いた汚れを落とすことができるものとなる。
【実施例2】
【0021】
次に、図8〜図11では第2実施例を示す。
第2実施例の収納ケース1は、底面1aと右側面1bと左側面1cと天面1dによる断面四角形状に形成され、左側面1cの上部部位には、オーバーフロー水を排出できるオーバーフロー口1eが形成されている。また、底面1aには、給水管2と排水管3が接続されており、給水管2には給水弁2aが設けられ、排水管3には排水弁3aが設けられている。
【0022】
また、この収納ケース1内に収納される掃除具5は、横長円柱形状の外殻5aの内部は空洞になっており、内部には、駆動手段を構成するモーター6と、モーター6に電力を供給する電池7とが設けられて駆動回路8が形成されており、この駆動回路8をON,OFFするスイッチ9aが内装されている。このスイッチ9aは磁石式近接スイッチで構成されている。
また、収納ケース1の底面1aの下方には、スイッチ切替手段を構成する永久磁石13が配設されている。
【0023】
図1の状態では、収納ケース1の床面1a上に掃除具5が当接状態となっており、スイッチ9aは永久磁石13に近接し、永久磁石13の磁場を検知してOFF状態となっている。従って、掃除具5は停止された状態である。この状態で図9に示すように、給水弁2aを開けると、給水管2から上方へ向かって収納ケース1内に水Wが噴出されてゆく。
この給水管2から上方へ向かって噴出される水の水勢により、図10に示すように掃除具5は浮上し、これによりスイッチ9aが永久磁石13から離れるため、スイッチ9aはON状態となる。これにより駆動回路8がONとなり、モーター6が駆動されて、掃除具5は収納ケース1内に溜められた水W内で回転駆動され、良好に自己洗浄されることとなる。
なお、溢れ水はオーバーフロー口1eから外部に排出することができ、給水弁2aは連続して開けた状態に維持しておくことができる。
【0024】
なお、図11では、給水弁2aを閉じて排水弁3aを開けた状態であり、排水管3から徐々に水Wが排水されてゆくと、次第に掃除具5は収納ケース1の底面1a側に下降して、スイッチ9aは永久磁石13に近接し、これによりスイッチ9aがOFFされて、掃除具5の回転は停止される。
本例においても、給水弁2aを開けて収納ケース1内に給水するのみで、収納ケース1内で掃除具5が回転駆動を始めて良好に自己洗浄するため、掃除具5の清掃が極めて容易なものとなる。
【0025】
なお、本例では、磁石式の近接スイッチ9aを掃除具5内に設けたものを例示しているが、この磁石式の近接スイッチ9aに代えて機械式の接触スイッチを用いたものであっても良く、機械式のスイッチである場合には、掃除具5の重さにより収納ケース1の底面1aに押し付けられた時にOFFし、底面1aから浮上した時にONするものであれば良い。
なお、収納ケース1内で自己洗浄される掃除具5は、自ら回転駆動されるものの他、船のように浮かんで収納ケース1の側面1b,1cに接触しながら移動し洗浄されるような構造のものであっても良い。例えば、図12の断面図で、図13の外観斜視図で示す掃除具5は、その一例である。
【0026】
図12の断面図で示すように、この掃除具5は外殻5a内が空洞となっており、内部にはモーター6と電池7が設けられ、モーター6により回転されるプロペラ15が内装されており、プロペラ15の上部にはストレーナ16が設けられた構成となっている。
また、外殻5aの上面側には、外側へ突出して鍔部5cが形成され、この鍔部5cの外周などにスポンジ5dが設けられて構成されている。また、外殻5aの下端側には、外側へ貫通して噴水口5eが形成されている。
このような構成の掃除具5では、モーター6が駆動されるとプロペラ15が回転し、これにより、水をストレーナ16の内部に吸い込み、吸い込んだ水を噴水口5eから外側へ噴出させることができる。この噴出される水流により、図示A方向への推進力が得られるように構成したものである。
【0027】
なお、図14に示すように、浴槽18内にこの掃除具5を浮かせれば、推進力でスポンジ5dを内壁に擦りつけながら浴槽18の内壁に沿って移動して、浴槽18の内壁を良好に掃除でき、同時に、ストレーナ16の内部に浴槽水を吸い込み、良好に浴槽水を濾過することができるものである。
この掃除具5が収納ケース1内に収納された状態では、掃除具5の底側に例えば磁石式近接スイッチ9aを設けておけば、上記実施例と同様に、収納ケース1内に水が入ることによりスイッチがONされて駆動を開始し、収納ケース1の側面1b,1cに沿って移動し、良好にスポンジ5dを自己洗浄することができる。
【0028】
なお、上記実施例においては、収納ケース1の底面1aの下方に、スイッチ切替手段を構成する送電コイル4或いは永久磁石13が配設されているものを例示しているが、送電コイル4或いは永久磁石13等のスイッチ切替手段は収納ケース1の底面1a側に限らず、収納ケース1の右側面1b或いは左側面1c側に設けられていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】第1実施例の収納ケース内に掃除具を収納した状態の概略構成図である。
【図2】収納ケース内に給水を開始した状態の概略構成図である。
【図3】収納ケース内で掃除具が浮上し、自己洗浄を始めた状態の概略構成図である。
【図4】収納ケース内の水を排水している状態の概略構成図である。
【図5】球形の掃除具の一例を示す内部構造図である。
【図6】球形の掃除具の正面外観構成図である。
【図7】図6の底面図である。
【図8】第2実施例の収納ケース内に掃除具を収納した状態の概略構成図である。
【図9】収納ケース内に給水を開始した状態の概略構成図である。
【図10】収納ケース内で掃除具が浮上し、自己洗浄を始めた状態の概略構成図である。
【図11】収納ケース内の水を排水している状態の概略構成図である。
【図12】船タイプの掃除具の一例を示す内部構造図である。
【図13】図12の外観斜視図である。
【図14】図12および図13に示す掃除具で浴槽内壁を掃除している使用状態図である。
【符号の説明】
【0030】
1 収納ケース(収納装置)
1a 底面
1b,1c 側面
1e オーバーフロー口
2 給水管
2a 給水弁
3 排水管
3a 排水弁
4 送電コイル(スイッチ切替手段)
5 掃除具
5a 外殻
5b スポンジ
5c 鍔部
5d スポンジ
5e 噴水口
6 モーター(駆動手段)
6a 軸
7 電池
8 駆動回路
9 スイッチ手段
9a スイッチ
10 充電回路
11 受電コイル(充電手段)
12 錘
13 永久磁石(スイッチ切替手段)
15 プロペラ
16 ストレーナ
W 水
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動手段と該駆動手段をON,OFFするスイッチ手段を備えた掃除具を収納し得る収納装置であって、
該収納装置は、該収納装置内に水を溜めることのできる給水手段と、該収納装置内の水を抜くことのできる排水手段を備えているとともに、該収納装置内に水が溜まった状態で前記スイッチ手段をONし、水が抜かれた状態で前記スイッチ手段をOFFとし得るスイッチ切替手段を備えている
ことを特徴とする掃除具の収納装置。
【請求項2】
前記スイッチ切替手段が収納装置の底部に設けられ、前記掃除具が収納装置の底部上にほぼ当接状態にある時に前記スイッチ手段がOFFされ、掃除具が収納装置の底部から上昇し離れた時にスイッチ手段がONされるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の掃除具の収納装置。
【請求項3】
前記スイッチ手段が磁石式近接スイッチで構成され、前記スイッチ切替手段が磁石で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の掃除具の収納装置。
【請求項4】
前記掃除具は充電手段を有し、該充電手段に電力を供給する送電コイルで前記スイッチ切替手段が構成され、前記充電手段が充電されている時に前記スイッチ手段がOFFされ、該充電手段が非充電状態で前記スイッチ手段がONされるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の掃除具の収納装置。
【請求項1】
駆動手段と該駆動手段をON,OFFするスイッチ手段を備えた掃除具を収納し得る収納装置であって、
該収納装置は、該収納装置内に水を溜めることのできる給水手段と、該収納装置内の水を抜くことのできる排水手段を備えているとともに、該収納装置内に水が溜まった状態で前記スイッチ手段をONし、水が抜かれた状態で前記スイッチ手段をOFFとし得るスイッチ切替手段を備えている
ことを特徴とする掃除具の収納装置。
【請求項2】
前記スイッチ切替手段が収納装置の底部に設けられ、前記掃除具が収納装置の底部上にほぼ当接状態にある時に前記スイッチ手段がOFFされ、掃除具が収納装置の底部から上昇し離れた時にスイッチ手段がONされるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の掃除具の収納装置。
【請求項3】
前記スイッチ手段が磁石式近接スイッチで構成され、前記スイッチ切替手段が磁石で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の掃除具の収納装置。
【請求項4】
前記掃除具は充電手段を有し、該充電手段に電力を供給する送電コイルで前記スイッチ切替手段が構成され、前記充電手段が充電されている時に前記スイッチ手段がOFFされ、該充電手段が非充電状態で前記スイッチ手段がONされるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の掃除具の収納装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2010−137130(P2010−137130A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−313777(P2008−313777)
【出願日】平成20年12月9日(2008.12.9)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月9日(2008.12.9)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【Fターム(参考)】
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