説明

排ガス浄化用触媒の再活性化方法

【課題】簡易な方法により、排ガス浄化用触媒を再活性化させることができる、排ガス浄化用触媒の再活性化方法を提供する。
【解決手段】触媒コンバータ3の上流側から弱酸性の洗浄液を注入することにより、触媒コンバータ3に付着した被毒物質を除去する。すなわち、エキゾーストパイプ2に弱酸性の洗浄液を注入するという簡易な操作で、触媒コンバータ3を再活性化させることができる。その結果、従来の排ガス浄化用触媒の再活性化方法と比較して、簡易な方法で、かつ、より良好な活性が発現できるように、触媒コンバータ3を再活性化させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排気流路に設けられる排ガス浄化用触媒の再活性化方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車などの内燃機関から排出される排気ガスには、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)などが含まれている。そのため、内燃機関の排気流路には、これらを浄化するための排気ガス浄化用触媒が設けられている。
【0003】
排ガス浄化用触媒による排気ガスの長期の浄化に伴って、排気ガス中に含まれるリン(P)および鉛(Pb)などの被毒物質が排ガス浄化用触媒に付着すると、排ガス浄化用触媒の活性が低下することが知られている。
【0004】
そこで、内燃機関の排気流路に水蒸気およびアンモニアガスを導入し、排ガス浄化用触媒の表面にアンモニア水を生成させることにより、排ガス浄化用触媒に付着した被毒物質を溶融させて洗い流し、排ガス浄化用触媒を再活性化する方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭62−44976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の提案に係る方法では、水蒸気を内燃機関の排気流路に導入して、排ガス浄化用触媒の表面に水分を付着させた後に、アンモニアガスを内燃機関の排気流路に導入する。そのため、水蒸気およびアンモニアガスを排気流路にそれぞれ導入するための設備が必要である。
【0007】
とりわけ、アンモニアは粘膜に対する刺激性が強いため、その取り扱いが容易ではなく、また、アンモニアのための設備にもコストがかかるという不具合がある。
【0008】
本発明の目的は、簡易な方法により、排ガス浄化用触媒を再活性化させることができる、排ガス浄化用触媒の再活性化方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明は、内燃機関の排気流路に設けられ、排気ガスの浄化により活性が低下した排ガス浄化用触媒の再活性化方法であって、前記排ガス浄化用触媒の上流側から、弱酸性の洗浄液を注入することを特徴としている。
【0010】
また、本発明において、洗浄液は、加温装置を備える収容容器に収容されており、排ガス浄化用触媒に洗浄液を注入する前に、加温装置により洗浄液を加温することが好適である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、排ガス浄化用触媒の上流側から弱酸性の洗浄液を注入することにより、排ガス浄化用触媒に付着した被毒物質を除去することができる。すなわち、排気流路に弱酸性の洗浄液を注入するという簡易な操作で、排ガス浄化用触媒を顕著に再活性化させることができる。
【0012】
その結果、水蒸気およびアンモニアガスを用いる従来の排ガス浄化用触媒の再活性化方法と比較して、簡易な方法で、かつ、より良好な活性が発現できるように、排ガス浄化用触媒を再活性化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の排ガス浄化用触媒の再活性化方法が適用される排ガス浄化用触媒が設けられた排ガス浄化装置の一実施形態の概略構成図である。
【図2】図2は、図1に示す触媒コンバータの模式図である。
【図3】図3は、洗浄液を収容する収容容器を示す模式図である。
【図4】図4は、排ガス浄化用触媒の再活性化を実施している状態を示す排ガス浄化装置の概略構成図である。
【図5】図5は、実施例における触媒コンバータの再活性化率を示すグラフである。
【図6】図6は、比較例における触媒コンバータの再活性化率を示すグラフである。
【図7】図7は、実施例における触媒コンバータの排ガス浄化率を示すグラフであり、(a)は、触媒コンバータの再活性化前の状態、(b)は、シュウ酸溶液により、触媒コンバータが再活性化された後の状態を示す。
【図8】図8は、比較例における触媒コンバータの排ガス浄化率を示すグラフであり、(a)は、触媒コンバータの再活性化前の状態、(b)は、アンモニア水溶液により、触媒コンバータが再活性化された後の状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
1.排ガス浄化装置
(1)全体構成
図1は、本発明の排ガス浄化用触媒の再活性化方法が適用される排ガス浄化用触媒が設けられた排ガス浄化装置の一実施形態の概略構成図である。
【0015】
図1に示すように、排ガス浄化装置1は、例えば、自動車などに搭載され、自動車などの内燃機関7(後述)から排出される排気ガスを浄化するものである。
【0016】
内燃機関7は、内部で燃料を爆発燃焼させ、その熱エネルギーによって仕事をする原動機であって、例えば、レシプロエンジン、ロータリーエンジンなどの、燃料としてガソリンを使用するエンジン(E/G)が挙げられる。
【0017】
このような排ガス浄化装置1は、内燃機関7の排気口7aに連通する排気流路としてのエキゾーストパイプ2と、エキゾーストパイプ2の途中に介在された排ガス浄化用触媒としての触媒コンバータ3とを備えている。
【0018】
具体的には、エキゾーストパイプ2は、一端が内燃機関7の排気口7aに接続され、他端が大気に開放されており、その途中部分には、残余の部分よりも大径の触媒収容部4が形成されている。そして、触媒コンバータ3は、触媒収容部4内に収容されている。
【0019】
触媒収容部4において、触媒コンバータ3よりも上流側には、センサ取付穴5がエキゾーストパイプ2を貫通して形成されている。そして、触媒コンバータ3に流入する排気ガスの物性を検出するためのセンサ6が、センサ取付穴5を介して、エキゾーストパイプ2の外側から内側に向けて挿入されている。
【0020】
なお、センサ6には、センサ6がセンサ取付穴5を介して触媒収容部4内に挿入された状態で、センサ取付穴5を閉塞するための蓋部が一体的に形成されている。
【0021】
センサ6としては、例えば、触媒コンバータ3に流入する排気ガスの温度(排ガス入り温度)を検出するための温度センサや、触媒コンバータ3に流入する排気ガス中に含まれる酸素濃度を検出するためのO-センサが用いられる。
(2)触媒コンバータの構成
図2は、図1に示す触媒コンバータの模式図である。
【0022】
図2に示すように、触媒コンバータ3は、触媒担体10と、触媒担体10の表面にコート層として担持された触媒成分11とを備えている。
【0023】
触媒担体10としては、例えば、コージェライトなどからなるハニカム状のモノリス担体など、公知の触媒担体が用いられる。
【0024】
触媒担体10は、例えば、直径70〜110mmφ、長さ50〜150mmの略円柱形状をなし、触媒コンバータ3が触媒収容部4に収容された状態で、排気ガスの流れ方向に沿った複数のセル孔12が貫通形成されている。具体的には、触媒担体10は、排気ガスの流れ方向から見て、格子状に形成されたセル壁13を有している。そして、セル壁13によって区画された空間が、触媒担体10を流れ方向に貫通するセル孔12を形成している。
【0025】
セル壁13は、隣り合うセル孔12を区画する部分の厚さ(排気ガスの流れ方向と直交する厚さ方向の壁厚)が、例えば、2.0〜3.0ミル、好ましくは、2.5ミルに形成されている。
【0026】
また、セル孔12は、その1辺が0.7〜1.0mm、好ましくは、0.8〜0.9mmの角孔として形成されている。
【0027】
触媒担体10の表面に担持される触媒成分11としては、耐熱性酸化物に貴金属が担持もしくは含有されたものが用いられる。
【0028】
耐熱性酸化物としては、アルミナ、セリア系複合酸化物、ジルコニア系複合酸化物およびペロブスカイト型複合酸化物などが挙げられる。
【0029】
また、耐熱性酸化物に担持または含有される貴金属としては、Pt、RhおよびPdなどが挙げられる。
【0030】
触媒成分11中の貴金属の含有量は、たとえば、触媒担体1L当たり0.3〜10質量%、好ましくは、0.8〜5質量%である。
【0031】
触媒担体10の表面にコート層として触媒成分11を担持させるには、例えば、まず、貴金属を含有する耐熱性酸化物に、水を加えてスラリーとした後、触媒担体10上にコーティングし、50〜200℃で1〜48時間乾燥し、さらに、350〜1000℃で1〜12時間焼成する。
2.排ガス浄化触媒の再活性化方法
次に、本発明の排ガス浄化用触媒(触媒コンバータ)3の再活性化方法の一実施形態について説明する。
【0032】
図3は、洗浄液を収容する収容容器を示す模式図である。また、図4は、排ガス浄化用触媒の再活性化を実施している状態を示す排ガス浄化装置の概略構成図である。
【0033】
図1および図2に示す触媒コンバータ3には、長期の使用に伴って、排気ガス中に含まれるリン(P)および鉛(Pb)などの被毒物質が付着し、排気ガスの浄化性能が劣化している。そこで、この方法では、次のように触媒コンバータ3を再活性化する。
【0034】
すなわち、まず、図4に示すように、内燃機関7の運転を停止させ、触媒コンバータ3の表面温度が室温程度〜60℃程度℃になるまで放熱させる。
【0035】
また、図3に示すように、洗浄液を収容する収容容器15を用意する。
【0036】
収容容器15は、上端部に先細り形状のノズル16が設けられた有底円筒形状に形成されている。収容容器15の内容量は、例えば、10〜3000mL、好ましくは、1000〜2000mLである。
【0037】
ノズル16の先端部には、収容容器15の内外を連通する注入口17が形成されている。ノズル16の先端部は、図1に示すセンサ取付穴5の内径よりも小径に形成されている。また、ノズル16には、注入口17を開閉可能なキャップ18が取り付けられている。
【0038】
収容容器15の底部には、加温装置19が設けられている。
【0039】
加温装置19は、その内部に生石灰および水が分離した状態で収容されており、図示しない操作スイッチを操作することにより、生石灰と水とを混合させることができるように構成されている。生石灰と水とが混合されると、化学反応により熱が放出される。このときの発熱量は、例えば、収容容器15に充填されている洗浄液の液温を、30〜100℃、好ましくは、50〜80℃にまで上昇させることができるように調整されている。
【0040】
なお、加温装置19は、電熱線と、電熱線に電力を供給する電源とを内蔵した電気的なヒータであってもよい。
【0041】
そして、収容容器15の内部空間には、弱酸性の洗浄液が充填されている。弱酸性の洗浄液としては、例えば、pH値が3.0〜6.0、好ましくは、4.0〜5.0に調整された弱酸性水溶液が用いられる。
【0042】
このような弱酸性水溶液は、例えば、炭酸、ホウ酸、リン酸などの無機弱酸や、酢酸、シュウ酸などの有機弱酸を適宜水で希釈することにより、調製することができる。なお、弱酸の濃度は、例えば、0.2〜10mol/L、好ましくは、1〜2mol/Lである。好ましくは、取扱性の観点から、シュウ酸水溶液が用いられる。
【0043】
次いで、この方法では、加温装置19のスイッチを操作して、生石灰と水とを混合させる。これにより、加温装置19から発熱される熱が収容容器15内に収容されている洗浄液に伝導して、洗浄液が50〜80℃に加温される。
【0044】
次いで、この方法では、図4に示すように、センサ取付穴5からセンサ6を取り外す。また、収容容器15のノズル16に取り付けられたキャップ18を取り外す。その後、ノズル16の先端部をセンサ取付穴5内に挿入して、触媒収容部4(エキゾーストパイプ2)内に洗浄液を注入する。
【0045】
洗浄液は、例えば、触媒コンバータ3の触媒担体10の体積1cmあたり、1〜10mLの割合で注入される。具体的には、触媒担体10の容量が611mLの場合、洗浄液の使用量は、例えば、611〜6110mL、好ましくは、1222〜2444mLである。また、洗浄液の注入回数は、1回でもよいし、複数回に分割することもできる。
【0046】
これにより、触媒収容部4内に注入された洗浄液は、触媒コンバータ3に対して排気ガスの流れ方向の上流側から触媒コンバータ3のセル孔12(図2参照)を通過する。そして、セル壁13(触媒コンバータ3)に付着した被毒物質に接触して、触媒コンバータ3に付着した被毒物質を洗い流す。
【0047】
その後、被毒物質を含む洗浄液が、触媒コンバータ3の下流側へと排出されることにより、触媒コンバータ3から被毒物質が除去され、触媒コンバータ3の再活性化が完了する。
3.作用効果
この触媒コンバータ3の再活性化方法では、触媒コンバータ3の上流側から弱酸性の洗浄液を注入することにより、触媒コンバータ3に付着した被毒物質を除去することができる。すなわち、エキゾーストパイプ2に弱酸性の洗浄液を注入するという簡易な操作で、触媒コンバータ3を顕著に再活性化させることができる。
【0048】
その結果、水蒸気およびアンモニアガスを用いる従来の排ガス浄化用触媒の再活性化方法と比較して、簡易な方法で、かつ、より良好な活性が発現できるように、触媒コンバータ3を再活性化させることができる。
【0049】
また、洗浄液は、加温装置19を備える収容容器15に収容されている。そして、触媒コンバータ3に洗浄液を注入する前に、加温装置19により洗浄液が加温される。これにより、洗浄液の活性を向上させることができるので、触媒コンバータ3をより確実に再活性化させることができる。
【0050】
なお、上記の実施形態では、内燃機関7について、レシプロエンジンおよびロータリーエンジンを例示したが、本発明は、これに限定されるものではなく、内燃機関7として、自動車、二輪自動車、船舶およびガスタービン発電機など、燃料を燃焼させることにより動力を発生させる機構に広く適用することができる。
【実施例】
【0051】
次に、本発明を実施例および比較例に基づいて説明するが、本発明は下記の実施例によって限定されるものではない。
(サンプル)
排ガス浄化用触媒として、2.5ミル、セル孔0.85mmのコージェライトからなるハニカム状のモノリス担体(直径93mmφ、長さ90mm)に、触媒成分(アルミナ:70g/L、CZY(セリア系複合酸化物):60g/L、ZCLN(ジルコニア系複合酸化物):60g/L、Rh/Pt/Pd:0.4/0.5/0.3g/L)が、コートされているものを用意した。
【0052】
そして、この排ガス浄化用触媒を加速試験により被毒させ、排ガス浄化性能を低下させたものを処理前サンプルとした。
【0053】
処理前サンプルの排ガス浄化性能は、
NOx排出量:0.039〜0.041[g/km]
NMHC排出量:0.021〜0.022[g/km]
CO/46排出量:0.011〜0.012[g/km]
である。
【0054】
また、処理前サンプルの排ガス浄化率(HC−NOxクロス浄化率、CO−NOxクロス浄化率)を図7(a)および図8(a)に示す。
(実施例)
サンプル(図7(a)の排ガス浄化率を有する処理前サンプル)となる排ガス浄化用触媒を、濃度1mol/L、温度80℃のシュウ酸水溶液に2時間浸漬した。その後、サンプルを蒸留水で洗浄し、120℃の温度下で1時間乾燥させた。さらに、500℃の酸素雰囲気中で2時間の熱処理をした。これを、実施例におけるサンプルとした。
(比較例)
サンプル(図8(a)の排ガス浄化率を有する処理前サンプル)となる排ガス浄化用触媒を、濃度1mol/L、温度80℃のアンモニア水溶液に2時間浸漬した。その後、サンプルを蒸留水で洗浄し、120℃の温度下で1時間乾燥させた。さらに、500℃の酸素雰囲気中で2時間の熱処理をした。これを、比較例におけるサンプルとした。
(評価)
実施例および比較例における各サンプルを、自動車のエンジンの排ガス浄化装置にそれぞれ装着し、エンジンを運転させて、各サンプルにおける排ガス浄化性能(HC−NOxクロス浄化率、CO−NOxクロス浄化率)を評価した。
【0055】
その結果を、実施例におけるサンプルを図7(b)に、比較例におけるサンプルを図8(b)に示す。
(考察)
図5に示すように、実施例におけるサンプルでは、
NOx排出量:0.011[g/km]
NMHC排出量:0.013[g/km]
CO/46排出量:0.006[g/km]
となり、処理前サンプルと比較して、NOx、NMHC、CO/46の排出量を、それぞれ73%、38%、50%低減できた。
【0056】
一方、比較例におけるサンプルでは、
NOx排出量:0.028[g/km]
NMHC排出量:0.017[g/km]
CO/46排出量:0.010[g/km]
となり、処理前サンプルと比較して、NOx、NMHC、CO/46の排出量の低減率が、それぞれ33%、19%、22%にとどまった。
【0057】
これにより、シュウ酸水溶液を用いた排ガス浄化用触媒の洗浄は、従来のアンモニア水溶液を用いた排ガス浄化用触媒の洗浄よりも、高い効果を発揮することが確認された。
【符号の説明】
【0058】
2 エキゾーストパイプ
3 触媒コンバータ
7 内燃機関
16 収容容器
19 加温装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関の排気流路に設けられ、排気ガスの浄化により活性が低下した排ガス浄化用触媒の再活性化方法であって、
前記排ガス浄化用触媒の上流側から、弱酸性の洗浄液を注入することを特徴とする、排ガス浄化用触媒の再活性化方法。
【請求項2】
前記洗浄液は、加温装置を備える収容容器に収容されており、
前記排ガス浄化用触媒に前記洗浄液を注入する前に、前記加温装置により前記洗浄液を加温することを特徴とする、請求項1に記載の排ガス浄化用触媒の再活性化方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−206010(P2012−206010A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−73092(P2011−73092)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】