説明

排気ガス処理装置及びその方法

【課題】VOC濃度を積極的に増大させてVOC濃度を平準化させ、VOCの除去効率を向上させた排ガス処理方法及びその装置を提供する。
【解決手段】基板処理部において、揮発性の有機溶剤によって基板を処理し、前記基板処理部に連結された循環部において、前記基板処理部から排出された前記有機溶剤の揮発成分を前記基板処理部に循環させ、その濃度を増大させるとともに平準化させる。次いで、前記循環部に連結された揮発成分処理部において、平準化された濃度を有する前記有機溶剤の揮発成分を捕獲除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、排気ガス処理装置及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プリント基板、半導体などの製造は、基板上に形成された金属膜或いは絶縁膜上にレジストを塗布、光や電子線との反応を利用して不要な部分を除去(フォトリソグラフィ工程)した後、残ったレジストをマスクに金属膜或いは絶縁膜をパターニングすることにより行なっている。
【0003】
レジストの塗布には、一般的にスピンコーターが用いられ、基板上に塗布されたレジストの周辺部を除去したり、裏面に付着したレジストを除去したりするのにシクロヘキサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテル(Propyleneglycol monomethyl ether:以下、「PGME」という))、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(Popyleneglycol monomethyl ether acetate:以下、「PGMEA」という)などのVOC(揮発性有機化合物:Volatile Organic Compound)が用いられている。
【0004】
基板の処理に用いたVOCは、一部揮発して空気中に排出される。空気中に排出されたVOCは、光浮遊粒子状物質や光化学オキシダントの原因の一つと考えられており、排出規制、自主的取組み促進の対象物質になっている。そこで、使用量の削減、代替物質への置き換え、除去装置の設置などの対策が行なわれている。
【0005】
この中で、除去装置としては、一般的に燃焼法(直接燃焼法、触媒燃焼法、蓄熱燃焼法および蓄熱触媒燃焼法)が広く用いられているが、環境負荷(燃焼に伴うCO発生)、経済性(設備、ランニングコストが高い)に問題があった。
【0006】
また、水溶性のVOC(例えばイソプロピルアルコール、メタノール)に対しては、クリーンルーム(Clean room、以下、単に「CR」という)の排気ダクトに接続、この排気を集めて(集中排気ライン)CRの建屋外に設置したスクラバー(scrubber)に接続して、VOCを洗浄水に溶解させることにより除去する方法が広く用いられているが、VOC濃度が希薄なためスクラバー回収水で十分に捕獲することができない問題があった。
【0007】
このような観点から、特許文献1においてはVOCガス濃度計を設け、このVOCガス濃度計でVOCガスを検出するとともに、VOC濃度が予め設定した値以上になった際にVOC吸脱装置に送り、排気ガス中のVOC成分を吸着させるようにする技術が開示されている。しかしながら、かかる技術は、排気ガス中のVOC濃度が所定の値以上となるまで待機するという受動的な技術であって、排気ガス中のVOC濃度を積極的に向上させて所定の濃度以上とするような能動的な技術ではない。
【0008】
この結果、特許文献1に記載の技術では、常に所定の濃度のVOCを処理することができるが、前記所定の濃度に達するまでに時間を要し、結果として、VOC処理に長時間を要するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2007−301480号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、VOC濃度を積極的に増大させてVOC濃度を平準化させ、VOCの除去効率を向上させた排ガス処理方法及びその装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様は、揮発性の有機溶剤によって基板を処理する基板処理部と、前記基板処理部に連結され、前記基板処理部から排出された前記有機溶剤の揮発成分を前記基板処理部に循環させ、その濃度を増大させるとともに平準化させる循環部と、前記循環部に連結され、平準化された濃度を有する前記有機溶剤の揮発成分を捕獲除去する揮発成分処理部と、を具えることを特徴とする、排ガス処理装置に関する。
【0012】
また、本発明の他の態様は、基板処理部において、揮発性の有機溶剤によって基板を処理するステップと、前記基板処理部に連結された循環部において、前記基板処理部から排出された前記有機溶剤の揮発成分を前記基板処理部に循環させ、その濃度を増大させるとともに平準化させるステップと、前記循環部に連結された揮発成分処理部において、平準化された濃度を有する前記有機溶剤の揮発成分を捕獲除去するステップと、を具えることを特徴とする、排ガス処理方法に関する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、VOC濃度を積極的に増大させてVOC濃度を平準化させ、VOCの除去効率を向上させた排ガス処理方法及びその装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1の実施形態における排ガス処理装置を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施形態における排ガス処理装置を用いた排ガス処理方法のフローチャートである。
【図3】VOC濃度の時間変動の概念を示す図である。
【図4】処理室へ戻す空気の割合と、VOC除去率との関係を示すグラフである。
【図5】第2の実施形態における排ガス処理装置を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の具体的な実施形態について説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における排ガス処理装置を示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の排ガス処理装置10は、有機溶剤(VOC)による基板処理部20と、この基板処理部20に連結された循環部30と、基板処理部20から排出された排ガス中の有機溶剤(VOC)を捕獲除去するVOC処理部(揮発成分処理部)40とを含んでいる。
【0017】
基板処理部20は、基板処理室21、ウエハWを保持して回転させるチャック22、ウエハW上にレジスト等を塗布するノズル24、ウエハ周囲及び裏面に有機溶剤(VOC)を噴射して洗浄するためのノズル25、塗布部に清浄な空気を供給する導入部26、供給した空気を排気する排気部27、及び未利用レジスト、VOCを回収する廃液回収缶28を含んでいる。
【0018】
循環部30は主配管31を有し、この主配管31は基板処理部20の排気部27と連結されるとともに、導入部26と連結されている。これによって、循環部30は基板処理部20と連結されたような構成を採っている。また、主配管31の、排気部27の下方にはコンダクタンスバルブ32が設けられているとともに、主配管31の、排気部27と導入部26との間には送風機33及びフィルター34が順次に設けられている。
【0019】
VOC処理部40は、充填材42を含むスクラバー41、このスクラバー41に対して基板処理部20からの、VOCを含む空気(排ガス)を導入する空気導入部43、VOC除去後の空気を排出する空気排出部44、スクラバー41内に洗浄水を導入する洗浄水導入部45、洗浄水をスクラバー41内にシャワー状に噴出させて供給するスプレーノズル46、及びスクラバー41内に供給された水を排出するための洗浄水排出部47を有している。なお、排ガス導入部43は、循環部30の主配管31と連結されている。
【0020】
また、充填材42は、VOC処理部40に導入されたVOCを含む空気と、洗浄水との接触面積を増大させるためにスクラバー41に内包されているものである。空気と洗浄水との接触面積が増大すれば、洗浄水によるVOCの溶解量を増すことができるので、VOCの除去効率を向上させることができる。
【0021】
充填材42としては、ガラスビーズや、ポリエステル系等の樹脂粒子、及び不織布等、汎用のものを用いることができる。
【0022】
充填材42による、空気と洗浄水との接触面積増大の原理は公知であるが、例えば、ガラスビーズ等の場合、洗浄水はスプレーノズル46から噴出された後、それらの表面を伝わってスクラバー41の洗浄水排出部47に至るようになる。したがって、洗浄水がガラスビーズ表面を伝わっている間は、洗浄水と空気との接触面積を十分に確保することができるので、結果として、空気と洗浄水との接触面積を増大させることができるものである。
【0023】
次に、図1に示す装置を利用した排ガス処理方法について、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0024】
最初に、導入部26から清浄な空気(例えば、10m/分)を処理室21内に供給しながら、処理室21内のウエハWをチャック22に固定し、このチャック22を回転させるとともに、ノズル24からレジスト等を供給し、いわゆるスピンコート法によってウエハWの主面上にレジストを均一に塗布する(S1)。なお、ウエハWに対しては、レジスト塗布前に、必要に応じて種々の工程を施すことができる。
【0025】
その後、ウエハWの外周部及び裏面に形成されたレジストを除去するために、ノズル25から有機溶剤(シクロヘキサノン、PGME、PGMEAなどのVOC)を供給する(S2)。具体的には、有機溶剤を、ウエハWの、レジストを除去すべき外周部及び裏面に対して直接噴出して溶解除去する。なお、前者の処理をエッジカット、後者の処理を裏面リンスと呼ぶ。この際、レジストが硬化していると、上記有機溶剤によってエッジカット等を行うことができないので、上述した有機溶剤によるエッジカット等は、レジストが未だ硬化していない状態、具体的にはレジスト塗布の直後に行う。
【0026】
未利用レジスト、洗浄で溶解したレジスト、及び洗浄に用いた未揮発の有機溶剤は、その大部分が廃液回収缶28に回収される(S3)。一方、蒸気圧が高い有機溶剤、すなわちVOCは、一部蒸発して導入した空気とともに排気部27より排気される。
【0027】
次いで、図2のステップS4に示すように、排気部27から排気されたVOCを含む空気の一部は、循環部30の送風機33によって主配管31内を上方に向かって移動した後、フィルター34でミスト、パーティクルが除去され、処理室21に戻されて循環するようになる。但し、フィルター34は、VOCをトラップしないようなものから構成する。
【0028】
なお、コンダクタンスバルブ32は、その開閉度合いによって処理室21に戻す(循環させる)空気の量と、VOC処理部40に送る空気の量とを制御するので、循環する空気の量は、導入部26から供給される空気の量、送風機33の出力及びコンダクタンスバルブ32のバルブの開閉度合いによって決定される。
【0029】
また、以下に示すように、コンダクタンスバルブ32によって、処理室21に戻す(循環させる)空気の量と、VOC処理部40に送る空気の量との比を8/2〜9/1(すなわち、循環させる空気の量を80%〜90%)とすることにより、空気に含まれるVOC濃度を十分に高くすることができ、これによってVOC濃度を高濃度に平準化することができるので、例えばVOCの除去率を飽和値である約95%程度まで高くすることができる。
【0030】
ウエハWの外周部及び裏面に形成されたレジストを除去する際に使用するVOCの量は異なり、これによって揮発するVOCの量もそれぞれの除去工程において異なるようになる。しかしながら、処理室21から排気されたVOCを含む空気を循環部30によって再度処理室21に戻すようにすることによって、空気中のVOC濃度を高めることができるので、コンダクタンスバルブ32を介してVOC処理部40に供給する際のVOC濃度を平準化することができる。したがって、VOC処理部40におけるVOCの除去効率を向上させることができる。
【0031】
なお、上述したVOC濃度の時間変動の概念図を図3に示す。図3から明らかなように、循環部30によって空気を循環させない場合は、図中に破線で示すように、VOC濃度は、ウエハWの外周部及び裏面に形成されたレジストを除去する際に、有機溶剤を導入するのに応じて、時間的に不連続なピークを示すようになる。しかしながら、循環部30によって、空気を処理室21内に循環させることにより、空気中のVOC濃度を増大させることができ、図3において実線で示すように、VOC濃度が高い水準で平準化されるようになる。
【0032】
上述のように処理室21を循環することによって得たVOCを高濃度に含む空気は、その一部がコンダクタンスバルブ32を介してVOC処理部40に導入されるようになる。具体的には、空気導入部43を介してスクラバー41内に導入されるようになる。VOC処理部40では、洗浄水導入部45及びスプレーノズル46によって洗浄水がシャワー状に供給される。なお、上述したように、充填材42の存在によって、空気中のVOCと洗浄水との接触面積を増大させることができる一方、上述のように、VOC処理部40に供給されるVOC濃度は平準化されている。したがって、洗浄水によるVOCの溶解量を増すことができ、結果として、VOCの除去効率を向上させることができる(S5)。
【0033】
なお、VOCが除去された後の空気は空気排出部44から外部に排出され、未利用の洗浄水及びVOCが溶解した洗浄水は、洗浄水排出部47から外部に排出される。
【0034】
また、上述のようにしてVOCを含む空気を循環させることにより、導入部26から導入する空気の量を減らすことができるので、VOC除去に使用する空気の絶対量を減らすことができる。本実施形態では、VOC処理部40において、空気中のVOCは洗浄水に溶解させることによって除去するので、使用する洗浄水の量はVOCを含む空気の量に比例する。すなわち、多量の空気を使用した場合は、多量の洗浄水が必要となる。しかしながら、本実施形態では、空気の絶対量を十分に減少させることができるので、これに応じて使用する洗浄水の量をも十分に減少させることができる。
【0035】
この結果、VOC処理部40における処理する空気の量と洗浄水の量との比(L/G)を大きくすることができるので、VOC処理部40、すなわちスクラバー41でのVOCの除去効率を大幅に高めることができる。
【0036】
表1に処理室21に戻す空気の量(割合)を変えた際の、VOC除去率の値を調べた結果を示す。また、図4には、コンダクタンスバルブ32によって処理室21へ戻す空気の割合と、VOC除去率との関係を示す。なお、表1及び図4においては、使用する空気の全量は10m/分で一定とし、また、スクラバー41で使用する洗浄水の量も10m/分で一定とした。また、VOCとしてシクロヘキサノンとした場合について調べた。
【0037】
【表1】

【0038】
表1から明らかなように、循環する空気の量(割合)を増大させることによって、VOC処理部40、すなわちスクラバー41に導入する空気中のシクロヘキサン濃度が増大することが分かる。これによって、空気の量と洗浄水の量との比(L/G)を大きくとることができ、図4からも明らかなように、循環させる空気の量を8m/分以上9m/分以下(割合で80%〜90%)とすることによって、シクロヘキサンの除去率を飽和値である約95%程度まで高くすることができる。
【0039】
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態における排ガス処理装置を示す概略構成図である。本実施形態の排ガス処理装置50では、第1の実施形態の排ガス処理装置10のスクラバー41等を含むVOC処理部40に代えて、燃焼除害装置を含むVOC処理部60を用いた以外は、第1の実施形態の排ガス処理装置10と同様にして構成した。
【0040】
本実施形態では、VOC処理部60を構成する燃焼除害装置は、VOCを濃縮する濃縮機61、燃焼塔62、VOCを燃焼させる可燃ガスライン63より構成されている。なお、VOC処理部60以外の構成については、第1の実施形態における排ガス処理装置10と同様であるので説明を省略する。また、濃縮機41についても、循環部30を設けることによって、VOC処理部60に導入するVOC濃度を予め平準化しておくことができるので、省略することができる。
【0041】
本実施形態の排ガス処理装置50においても、上記第1の実施形態の排ガス処理装置10と同様に、処理室21から排気されたVOCを含む空気を循環部30によって再度処理室21に戻すようにすることによって、空気中のVOC濃度を高めることができるので、コンダクタンスバルブ32を介してVOC処理部60に供給する際のVOC濃度を平準化することができる。したがって、VOC処理部60におけるVOCの除去効率を向上させることができる。
【0042】
但し、本実施形態においては、VOCを洗浄水中に溶解させる代わりに、燃焼させて除去する。したがって、本実施形態の排ガス処理装置50は、特に水に溶解しないようなVOCを除去する際に有用である。
【0043】
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
【0044】
例えば、上記実施形態においては、ウエハWの外周部及び裏面に形成されたレジストを除去する際にVOCを用いているが、その他、ウエハの洗浄等にもVOCを用いることができる。この場合においても、上述のような装置及び方法を用いることにより、処理後の揮発したVOCの除去を効率良く行うことができる。
【符号の説明】
【0045】
10、50 排ガス処理装置
20 基板処理部
21 処理室
22 チャック
24、25 ノズル
26 導入部
27 排気部
28 廃液回収缶
30 循環部
31 主配管
32 コンダクタンスバルブ
33 送風機
34 フィルター
40、60 VOC処理部
41 スクラバー
42 充填剤
43 空気導入部
44 空気排出部
45 洗浄水導入部
46 スプレーノズル
47 洗浄水排出部
61 濃縮機
62 燃焼塔
63 可燃ガスライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
揮発性の有機溶剤によって基板を処理する基板処理部と、
前記基板処理部に連結され、前記基板処理部から排出された前記有機溶剤の揮発成分を前記基板処理部に循環させ、その濃度を増大させるとともに平準化させる循環部と、
前記循環部に連結され、平準化された濃度を有する前記有機溶剤の揮発成分を捕獲除去する揮発成分処理部と、
を具えることを特徴とする、排ガス処理装置。
【請求項2】
前記揮発成分処理部は、前記有機溶剤の揮発成分を水溶解して除去する手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の排ガス処理装置。
【請求項3】
前記揮発成分処理部は、前記有機溶剤の揮発成分を燃焼して除去する手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の排ガス処理装置。
【請求項4】
前記循環部は、前記有機溶剤の揮発成分を前記基板処理部に循環させる割合を制御する制御手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の排ガス処理装置。
【請求項5】
基板処理部において、揮発性の有機溶剤によって基板を処理するステップと、
前記基板処理部に連結された循環部において、前記基板処理部から排出された前記有機溶剤の揮発成分を前記基板処理部に循環させ、その濃度を増大させるとともに平準化させるステップと、
前記循環部に連結された揮発成分処理部において、平準化された濃度を有する前記有機溶剤の揮発成分を捕獲除去するステップと、
を具えることを特徴とする、排ガス処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−3839(P2011−3839A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−147753(P2009−147753)
【出願日】平成21年6月22日(2009.6.22)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】