説明

排水処理方法及び排水処理装置

【課題】窒素含有排水の生物処理時に発生するNOガスが大気中へ拡散することを抑制すること。
【解決手段】制御装置9は、ORP計7によって検出された酸化還元電位に基づいて曝気量制御装置10を制御することによって各硝化槽の曝気量を調整することにより、各硝化槽の酸化還元電位が、各硝化槽においてアンモニア酸化細菌活性を亜硝酸酸化細菌活性と同等もしくはそれ以下に維持するための目標酸化還元電位になるように、制御する。これにより、各硝化槽内をアンモニア酸化細菌活性≦亜硝酸酸化細菌活性となる条件に維持することができ、亜酸化窒素の発生原因となる亜硝酸が処理原水中に残存することを抑制できる。この結果、窒素含有排水の生物処理時に発生するNOガスが大気中へ拡散することを抑制できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窒素含有排水の生物処理時に発生する亜酸化窒素ガス(NO)が大気中へ拡散することを抑制する排水処理方法及び排水処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
生活排水や工場排水などの排水中に含まれるアンモニア性窒素は、排水の放流先となる湖沼や内湾などの閉鎖性水域における溶存酸素の低下や富栄養化現象の原因になる。このため、多くの排水処理設備では硝化処理が行われている(例えば特許文献1参照)。この硝化処理とは、反応槽内の排水に投入した、若しくは、排水中に元々存在する微生物を利用して、アンモニア性窒素を亜硝酸性窒素や硝酸性窒素に硝化する処理のことを意味する。
【0003】
このような硝化処理では、微生物活動や反応槽の運転条件などの変化によって、反応副生成物として亜酸化窒素ガス(NO)が発生することが知られている。亜酸化窒素ガスは温室効果ガスであり、その温室効果は二酸化炭素ガスの約310倍と非常に高い。また、亜酸化窒素ガスは、フロンガスと同様、成層圏のオゾン層を破壊するオゾン層破壊ガスとしても問題視されている。このため、大気中への亜酸化窒素ガスの拡散を抑制することが地球環境保護の観点から急務となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−63588公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】高度処理施設設計マニュアル、p225−252、日本下水道協会、平成6年
【非特許文献2】嫌気−無酸素−好気法運転管理マニュアル(案)、東京都下水道サービス、平成9年3月、p21−p53
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
硝化工程は、以下に示す化学反応式(1)及び化学反応式(2)によりアンモニアが酸化されて亜硝酸となる工程と、以下に示す化学反応式(3)により亜硝酸が酸化されて硝酸となる工程と、を含む。また、以下に示す化学反応式(1)により生成されたNHOHは、以下に示す化学反応式(2)により酸化されてNO-となるが、NHOHの一部は、以下に示す化学反応式(4)により酸化されてNOとなる。
【0007】
NH+O+2e-+2H→NHOH+HO …(1)
NHOH+HO→NO-+5H+4e …(2)
NO-+0.5O→NO- …(3)
NHOH+0.5O→0.5NO+1.5HO …(4)
【0008】
このような硝化反応を促進するためには、排水中に1.5mg/L程度の溶存酸素が残存していることが必要である(非特許文献1及び非特許文献2参照)。このため、硝化工程では、ブロアからのエア送気により曝気を行い、必要な溶存酸素量を確保するようにしている。しかしながら、溶存酸素量を指標とするDO制御では、溶存酸素濃度(DO)を所定値(例えば1.5mg/L)以上に維持するために、曝気量が過剰になる傾向がある。NOは溶解度が高いため、上記化学反応式(4)により生成されるNOは槽内水中に溶存し得るが、曝気量が過剰となった場合には、溶存しているNOが大気中に拡散してしまう。
【0009】
一方、曝気量が不足した場合には、化学反応式(1)〜(3)からなる硝化工程に必要な酸素量が確保できないために、硝化反応が十分に進行せず、槽内水中にNO-が蓄積する。この結果、下記の化学反応式(5)又は化学反応式(6)の反応が生じ、排水処理工程における硝化率が低下して、NO転換率が上昇することによって、大気中にNOが拡散することがある。なお、化学反応式(5)及び化学反応式(6)のうち、何れの反応が進行するかは活性汚泥の性状に依存する。
【0010】
NHOH+NO-→NO+HO+OH- …(5)
+NO-→0.5NO+0.5HO+OH- …(6)
【0011】
以上のことから、窒素含有排水の生物処理時に発生するNOガスが大気中へ拡散することを抑制する技術の提供が期待されている。
【0012】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、窒素含有排水の生物処理時に発生するNOガスが大気中へ拡散することを抑制する排水処理方法及び排水処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る排水処理方法は、窒素含有排水の流れ方向に沿って配列された複数段の硝化槽において、アンモニア酸化細菌と亜硝酸酸化細菌とを含む硝化菌を利用して窒素含有排水中に含まれるアンモニア性窒素を段階的に硝化する硝化ステップを含み、該硝化ステップは、各硝化槽の曝気量を調整することによって、各硝化槽の酸化還元電位が、各硝化槽においてアンモニア酸化細菌活性を亜硝酸酸化細菌活性と同等もしくはそれ以下に維持するための目標酸化還元電位になるように、制御するステップを含む。
【0014】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る排水処理装置は、窒素含有排水の流れ方向に沿って配列された、アンモニア酸化細菌と亜硝酸酸化細菌とを含む硝化菌を利用して窒素含有排水中に含まれるアンモニア性窒素を段階的に硝化する複数段の硝化槽と、各硝化槽の曝気量を調整する曝気量制御装置と、各硝化槽の酸化還元電位を検出する検出装置と、前記検出装置によって検出された酸化還元電位に基づいて前記曝気量制御装置を制御することによって各硝化槽の曝気量を調整することにより、各硝化槽の酸化還元電位が、各硝化槽においてアンモニア酸化細菌活性を亜硝酸酸化細菌活性と同等もしくはそれ以下に維持するための目標酸化還元電位になるように、制御する制御装置と、を備える。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る排水処理方法及び排水処理装置によれば、窒素含有排水の生物処理時に発生するNOガスが大気中へ拡散することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、本発明の一実施形態である排水処理装置の構成を示す模式図である。
【図2】図2は、各硝化槽の酸化還元電位の制御が適切に行われた場合における槽内状態を示す模式図である。
【図3】図3は、各硝化槽の酸化還元電位の制御が適切に行われていない場合における槽内状態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である排水処理装置の構成及びその動作(排水処理方法)について説明する。
【0018】
〔排水処理装置の構成〕
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態である排水処理装置の構成について説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態である排水処理装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、本発明の一実施形態である排水処理装置は、無酸素槽1、複数段の硝化槽2a〜2d(第1〜第4槽),硝化液循環経路3、固液分離槽4、及び汚泥返送経路5を備える。無酸素槽1には、窒素含有処理原水(以下、処理原水と略記)が流入する。無酸素槽1では、無酸素条件下で処理原水中に含まれる亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素が窒素ガスに還元される。硝化槽2a〜2dは、処理原水の流れ方向に沿って直列に配列されている。各硝化槽には、無酸素槽1から流出した処理原水が流入する。
【0020】
各硝化槽には、散気装置6とORP計7とが備えられている。散気装置6は、ブロア(B)8から供給される空気を利用して、各硝化槽内に貯留されている活性汚泥に対し散気を行う。詳しくは後述するが、各硝化槽では、好気条件下で処理原水中に含まれるアンモニア性窒素が亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素に硝化される共に処理原水中に含まれるリンが活性汚泥中に取り込まれる。ORP計7は、各硝化槽内の酸化還元電位(ORP)を測定する装置である。ORP計7は、測定された酸化還元電位の値を制御装置9に入力する。
【0021】
散気装置6には曝気量制御装置10が設けられている。曝気量制御装置10は、空気流量制御弁などによって構成され、制御装置9からの制御信号に従って各硝化槽の曝気量を個別に制御する。最下流の硝化槽2dには、溶存酸素濃度(DO)を測定するための検出装置11が設けられている。検出装置11は、測定された溶存酸素濃度の値を制御装置9に入力する。硝化液循環経路3は、無酸素槽1と最下流の硝化槽2dとを接続する配管であり、硝化槽2d内の硝化液を無酸素槽1に循環する。
【0022】
固液分離槽4には、最下流の硝化槽2dから流出した処理原水が流入する。固液分離槽4では、処理原水が分離液4aと活性汚泥4bとに分離される。固液分離槽4の側壁には、図示しない配管が接続されており、図示しない配管を介して消毒処理された分離液4aを系外に排出できるように構成されている。また、固液分離槽4の底部には、汚泥返送経路5が接続されており、固液分離槽4の底部に堆積した活性汚泥4bを無酸素槽1と硝化槽2b,2cとに返送できるように構成されている。これにより、無酸素槽1及び硝化槽2b,2c内の生物量を所定量に維持することができる。
【0023】
〔硝化工程〕
次に、硝化槽2a〜2dにおいて行われる硝化工程について説明する。
【0024】
無酸素槽1からの処理原水は順次、硝化槽2aから硝化槽2dへと送られ、各硝化槽内において、好気性条件下で活性汚泥中の好気性微生物である硝化菌により処理原水中のアンモニア性窒素(NH)が亜硝酸性窒素(NO-)や硝酸性窒素(NO-)に硝化処理される(化学反応式(1)〜(3))。硝化菌は、主に、化学反応式(1),(2)を促進するアンモニア酸化細菌(AOB)と、化学反応式(3)を促進する亜硝酸酸化細菌(NOB)とを含む。
【0025】
NH+O+2e-+2H→NHOH+HO …(1)
NHOH+HO→NO-+5H+4e …(2)
NO-+0.5O→NO- …(3)
【0026】
これらの各菌の活性が、アンモニア酸化細菌活性>亜硝酸酸化細菌活性となる条件下では、化学反応式(3)の反応が速やかに進行しないため、処理原水中にNO-が蓄積して、下記の化学反応式(5)又は化学反応式(6)の反応により、NOが生成されやすくなる。一方、アンモニア酸化細菌活性≦亜硝酸酸化細菌活性となる条件下では、化学反応式(3)の反応が速やかに進行するため、上記NOの生成反応は進行し難くなる。なお、本明細書中において、活性とは、単位汚泥量あたりの酸化速度のことを意味する。
【0027】
NHOH+NO-→NO+HO+OH- …(5)
+NO-→0.5NO+0.5HO+OH- …(6)
【0028】
一方、溶存酸素濃度が高いときには、アンモニア酸化細菌活性≦亜硝酸酸化細菌活性となりNO生成が抑制される。しかしながら、各硝化槽の溶存酸素濃度を比較すると、上流側に位置する硝化槽2a,2bでは、処理原水により持ち込まれるアンモニア性窒素(NH)が多いため、アンモニア酸化細菌が優先的に増殖する。すなわち、硝化槽2a,2bでは、槽内の菌活性はアンモニア酸化細菌活性>亜硝酸酸化細菌活性となる傾向にあり、槽内のアンモニア酸化細菌が活発に酸素を消費するため、溶存酸素は低くなる傾向がある。また、硝化槽の前段では溶存酸素が低濃度の状態から高い状態へと移行する部分が存在し、アンモニア酸化菌の活性と亜硝酸酸化菌の活性のバランスが崩れやすい傾向が認められる。このような現象は亜硝酸の生成につながり好ましくない。
【0029】
そこで、本発明では、制御装置9が、各硝化槽内に設置したORP計7による連続測定データのモニタリングを行いつつ、曝気量制御装置10によって各硝化槽の曝気量を調整することにより、各硝化槽のORPが、各硝化槽においてアンモニア酸化細菌活性を亜硝酸酸化細菌活性と同等もしくはそれ以下に維持するための目標酸化還元電位になるように、制御する。目標酸化還元電位は、各硝化槽においてアンモニア酸化細菌活性が亜硝酸酸化細菌活性と同等もしくはそれ以下に維持されるように、予め実験データの蓄積により各硝化槽について設定されている。
【0030】
具体的には、制御装置9は、曝気量制御装置10を制御することにより、図2に模式的に示すように各硝化槽(第1〜第4槽)のORPを後段に行くほど段階的に上昇させる。これにより、各硝化槽内をアンモニア酸化細菌活性≦亜硝酸酸化細菌活性となる条件に維持することができ、亜酸化窒素の発生原因となる亜硝酸が処理原水中に残存することを抑制できる。なお、図3は空気量を一定として各硝化槽のORPの制御が適切に行われていない場合を示すものであり、アンモニア酸化細菌活性が亜硝酸酸化細菌活性よりも大きい硝化槽2b(第2槽)において亜硝酸酸化が追い付かず、亜硝酸が水中に残存することを示している。
【0031】
このように、各硝化槽において、常にアンモニア酸化細菌活性≦亜硝酸酸化細菌活性となるように各硝化槽のORPを制御することにより、窒素含有排水の生物処理時に発生するNOガスが大気中へ拡散することを抑制することができる。また、曝気量を最適に制御することにより、ブロア8の消費電力量を削減することができる。
【0032】
なお、本実施形態では、曝気量を制御することによって各硝化槽のORPを制御したが、各硝化槽への酸化剤又は還元剤の添加量を制御することによって、各硝化槽のORPを制御するようにしてもよい。この場合、酸化剤としては、純酸素、オゾン、及び次亜塩素酸ナトリウムのうちの少なくとも一つ、還元剤としては、チオ硫酸ナトリウム及び硫化ナトリウムのうちの少なくとも一つを用いることができる。
【0033】
また、アンモニア酸化細菌の増殖に最適なpHは7.0〜8.5であり、亜硝酸酸化細菌の増殖に最適なpHは6.0〜7.5であるため、ORPの段階的制御と合わせて、硝化槽2a,2bのpHを7.0以下、硝化槽2c,2dのpHを7.0以上にする制御を行うことが好ましい。また、硝化槽2b,2cでは、アンモニア酸化細菌が増殖しやすく、遅れて亜硝酸酸化細菌の増殖が進む傾向があるため、硝化槽2b,2cに一部汚泥返送を行うことにより、好気槽前段で亜硝酸酸化菌の活性を高めることもできる。
【実施例】
【0034】
下記の表1には、都市下水最初沈殿池越流水(T−N濃度;25mg/L、NH4-N濃度;20mg/L)を、図1に示す装置を用いて、本発明の方法により、各硝化槽2a〜2dのORPが、各硝化槽2a〜2dにおいてアンモニア酸化細菌活性≦亜硝酸酸化細菌活性を維持するのに、最適な制御範囲となるように、曝気量を調整しながら排水処理を行った際のNO排出量を示している。一方、表2には、図1に示す装置を用いて、上記細菌活性の制御は行わずに排水処理を行った際のNO排出量を示している。表1に示すように、本発明の方法によれば、NOガスの排出量を大幅に削減することができることが確認された。
【0035】
【表1】

【表2】

【0036】
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者などによりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術などは全て本発明の範疇に含まれる。
【符号の説明】
【0037】
1 脱窒槽
2 硝化槽
3 硝化液循環経路
4 固液分離槽
5 汚泥返送経路
6 散気装置
7 ORP計
8 ブロア
9 制御装置
10 曝気量制御装置
11 検出装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
窒素含有排水の流れ方向に沿って配列された複数段の硝化槽において、アンモニア酸化細菌と亜硝酸酸化細菌とを含む硝化菌を利用して窒素含有排水中に含まれるアンモニア性窒素を段階的に硝化する硝化ステップを含み、
前記硝化ステップは、各硝化槽の曝気量を調整することによって、各硝化槽の酸化還元電位が、各硝化槽においてアンモニア酸化細菌活性を亜硝酸酸化細菌活性と同等もしくはそれ以下に維持するための目標酸化還元電位になるように、制御する制御ステップを含むこと
を特徴とする排水処理方法。
【請求項2】
前記制御ステップは、各硝化槽への酸化剤又は還元剤の添加量を制御するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の排水処理方法。
【請求項3】
前記酸化剤は、純酸素、オゾン、及び次亜塩素酸ナトリウムのうちの少なくとも一つであり、前記還元剤は、チオ硫酸ナトリウム及び硫化ナトリウムのうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項2に記載の排水処理方法。
【請求項4】
前記制御ステップは、酸又はアルカリ剤を添加することにより各硝化槽のPHを調整するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の排水処理方法。
【請求項5】
処理水を固液分離することによって得られた汚泥を2段目以降の硝化槽に返送するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の排水処理方法。
【請求項6】
窒素含有排水の流れ方向に沿って配列された、アンモニア酸化細菌と亜硝酸酸化細菌とを含む硝化菌を利用して窒素含有排水中に含まれるアンモニア性窒素を段階的に硝化する複数段の硝化槽と、
各硝化槽の曝気量を調整する曝気量制御装置と、
各硝化槽の酸化還元電位を検出する検出装置と、
前記検出装置によって検出された酸化還元電位に基づいて前記曝気量制御装置を制御することによって各硝化槽の曝気量を調整することにより、各硝化槽の酸化還元電位が、各硝化槽においてアンモニア酸化細菌活性を亜硝酸酸化細菌活性と同等もしくはそれ以下に維持するための目標酸化還元電位になるように、制御する制御装置と、
を備えることを特徴とする排水処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−104585(P2011−104585A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−234876(P2010−234876)
【出願日】平成22年10月19日(2010.10.19)
【出願人】(507214083)メタウォーター株式会社 (277)
【出願人】(899000057)学校法人日本大学 (650)
【Fターム(参考)】