説明

排水弁装置

【課題】洗浄水タンクから水洗便器へ排出される洗浄水量を容易に微調整することができる排水弁装置を提供する。
【解決手段】排水弁装置10は、洗浄水タンクの底面に形成された排水口に取り付けられた略円筒状の弁座11と、洗浄水タンク内に立設されたオーバーフロー管22に水平配置された支持軸12と、を有する排水弁本体部13と、支持軸12を中心に上下方向に揺動して弁座11に離接することにより排水及び止水を行う排水弁14と、を備え、排水弁14の下面に形成された中空膨出部15に、洗浄水タンク内の洗浄水中で排水弁14を開状態に保つための浮力維持時間を調整する第一の浮力調整手段16と、第一の浮力調整手段16で調整された浮力維持時間をさらに微調整する第二の浮力調整手段17と、が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水洗便器に供給される洗浄水を貯留する洗浄水タンクに配備される排水弁装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、水洗便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクの排水弁装置には、大便時、小便時のそれぞれ対応した洗浄水量を選択して供給することのできる機構が設けられているが、洗浄水量を任意かつ容易に調整する技術として、例えば、特許文献1記載の「洋便器用大小便区分節水機」がある。この「洋便器用大小便区分節水機」は、変形部を備えた空気チャンバと硬質の空気ハウジングによって構成され、空気ハウジングの上部に貫通して形成された排気口の位置を変更することによって洗浄水の排出量を変更する機能を備えている。
【0003】
即ち、前記「洋便器用大小便区分節水機」は、空気ハウジングの排気口の位置を変更して空気排出及び浮力減少のスピードを変化させることにより、洗浄タンクの排出口の開放時間を変化させ、洗浄水タンクから排出される洗浄水量を変更するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3087085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載の「洋便器用大小便区分節水機」は、空気ハウジングに貫通形成された単一の排気口の位置を変更することによって洗浄水量を調整する方式であるため、洗浄水量を微量範囲で調整することが困難である。このため、前記「洋便器用大小便区分節水機」は、洗浄水量の微調整が要請される施工現場では適切に対応することができないのが実状である。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、洗浄水タンクから水洗便器へ排出される洗浄水量を容易に微調整することができる排水弁装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の排水弁装置は、便器を洗浄する洗浄水を貯留する洗浄水タンクの排水弁装置であって、
前記洗浄水タンクの底面に形成された排水口に取り付けられた弁座と、前記洗浄水タンク内に水平配置された支持軸と、を有する排水弁本体部と、
前記支持軸を中心に上下方向に揺動して前記弁座に離接することにより排水及び止水を行う排水弁と、を備え、
前記排水弁の下面に形成された中空膨出部に、前記洗浄水タンク内の洗浄水中で前記排水弁を開状態に保つための浮力維持時間を調整する第一の浮力調整手段と、前記第一の浮力調整手段で調整された浮力維持時間をさらに微調整する第二の浮力調整手段と、を設けたことを特徴とする。
【0008】
このような構成とすれば、第一の浮力調整手段で調整した排水弁の浮力維持時間を、さらに第二の浮力調整手段で微調整することができるようになるため、洗浄水タンクから排出される洗浄水量を容易に微調整することができる。
【0009】
ここで、前記第一の浮力調整手段として、前記排水弁の中空膨出部の内外を連通する第一透孔と、前記排水弁における前記第一透孔の位置を変化させる第一透孔移動手段と、を設けることができる。
【0010】
このような構成とすれば、排水弁の中空膨出部に移動可能な第一透孔を設けた簡単な構造により、排水弁の浮力維持時間を調整することができるので、洗浄水タンクから排出される洗浄水量の微調整がさらに容易となる。
【0011】
また、前記第二の浮力調整手段として、前記排水弁の中空膨出部の内外を連通する第二透孔と、前記排水弁における前記第二透孔の位置を変化させる第二透孔移動手段と、を設けることができる。
【0012】
このような構成とすれば、排水弁の中空膨出部に移動可能な第二透孔を設けた簡単な構造により、第一の浮力調整手段で調整した排水弁の浮力維持時間を、さらに第二の浮力調整手段で微調整することができるので、洗浄水タンクから排出される洗浄水量の微調整がさらに容易となる。
【0013】
この場合、前記第二透孔の内径を前記第一透孔の内径より小さくすることが望ましい。
【0014】
このような構成とすれば、内径が大きい方の第一透孔の位置を調整することによって排水弁の浮力維持時間の大まかな調整を行い、第一透孔より内径の小さい第二透孔の位置を調整することによって排水弁の浮力維持時間の微調整を行うことが可能となるので、洗浄タンクから排出される洗浄水量の微調整がさらに容易となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、洗浄水タンクから水洗便器へ排出される洗浄水量を容易に微調整することができる排水弁装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態である排水弁装置が配備された洗浄水タンク装置を示す垂直断面図である。
【図2】図1に示す排水弁装置が開弁状態にあるときの垂直断面図である。
【図3】図2に示す排水弁装置の斜視図である。
【図4】図3に示す排水弁装置を構成する排水弁の斜視図である。
【図5】図4に示す排水弁装置の分解斜視図である。
【図6】図4のA−A線における断面図である。
【図7】図3に示す排水弁装置の使用状態を示す斜視図である。
【図8】図3に示す排水弁装置の使用状態を示す斜視図である。
【図9】図3に示す排水弁装置の使用状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、本実施形態の排水弁装置10は、便器(図示せず)を洗浄する洗浄水Wを貯留する洗浄水タンク装置30に配備されている。洗浄水タンク装置30は、洗浄水を貯留する箱形の洗浄水タンク20と、洗浄水タンク20内へ水を供給する給水装置21と、洗浄水タンク20内に貯留された洗浄水Wを便器(図示せず)に向かって排出する操作を行うための排水操作装置31と、操作装置31の動作と連携して洗浄水Wを排出した後、自動停止する排水弁装置10と、を備えている。
【0018】
給水装置21は、洗浄水タンク20の片方の側壁20a寄りの部分に配備され、給水源(図示せず)に接続される給水管23と、洗浄水タンク20内への給水・止水を行うため給水管23の上端部に設けられた給水バルブ24と、洗浄タンク20内の洗浄水Wの水位の上下動に応じて給水バルブ24の開閉を行うフロート部25と、を備えている。
【0019】
排水操作装置31は、洗浄タンク20の他方の側壁20cに回転可能に軸支された操作レバー32と、操作レバー32と調整部36を介して連設された状態で洗浄水タンク20内に水平配置された回転軸33と、回転軸33の先端側のアーム部34先端と排水弁14頂上の係止部14aとを連結する玉鎖35と、を備えている。調整部36は、回転操作された操作レバー32が元の状態に戻るときに抵抗力を発生させるダンパ機能を有する。
【0020】
図1,図3に示すように、排水弁装置10は、洗浄水タンク20の底面20bに形成された排水口20cに取り付けられた略円筒状の弁座11と、洗浄水タンク20内に立設されたオーバーフロー管22に水平配置された支持軸12と、を有する排水弁本体部13と、支持軸12を中心に上下方向に揺動して弁座11に離接することにより排水及び止水を行う排水弁14と、を備え、排水弁14の下面に形成された中空膨出部15に、洗浄水タンク20内の洗浄水W中で排水弁14を開状態に保つための浮力維持時間を調整する第一の浮力調整手段16と、第一の浮力調整手段16で調整された浮力維持時間をさらに微調整する第二の浮力調整手段17と、が設けられている。弁座11のフランジ部11fより下方の筒状部11bは排水口20c内に挿通され、オーバーフロー管22の下端部分は水平流路22aを介して略円筒形の弁座11内に連通している。
【0021】
第一の浮力調整手段16として、排水弁14の中空膨出部15の内外を連通する第一透孔16aと、排水弁14における第一透孔16aの位置を変化させる第一透孔移動手段16bと、が設けられている。また、第二の浮力調整手段17として、排水弁14の中空膨出部15の内外を連通する第二透孔17aと、排水弁14における第二透孔17aの位置を変化させる第二透孔移動手段17bと、が設けられている。第二透孔17aの内径は、第一透孔16aの内径より小さく設定されている。
【0022】
図3〜図6に示すように、排水弁14は、支持軸12に基端側の軸孔18aを介して回動自在に軸支された一対のアーム部18,18と、アーム部18,18の先端側に一体的に形成された略円形ハット状の蓋体部19と、蓋体部19の下面に設けられた円形ドーム状の中空膨出部15と、を備えている。蓋体部19の軸心Cの周囲には、上方に盛り上がった膨出部19aが形成され、凸条部19aの周囲に円板状のフランジ部19bが形成されている。フランジ部19bの下面が、弁座11の上縁部11aに離接することにより、洗浄水Wの排出及び停止が行われる。
【0023】
中空膨出部15は、蓋体部19の下面に軸心C中心に回転可能に取り付けられた円環状の第一透孔移動手段16bと、第一透孔移動手段16bの下縁部に軸心C中心に回転可能に取り付けられたお腕状の第二透孔移動手段17bと、で形成されている。第一透孔移動手段16b及び第二透孔移動手段17bの外面は滑らかに連続した曲面をなし、円形ドーム形状の中空膨出部14の外面を形成している。
【0024】
図6に示すように、蓋体部19下面の膨出部19a周縁部と第一透孔移動手段16b上縁部との接合部分及び第一透孔移動手段16b下縁部と第二透孔移動手段17b上縁部との接合部分は、それぞれ互いに円周方向にスライド可能な凹凸嵌合機構14b,14cによって接合されている。第一透孔移動手段16b及び第二透孔移動手段17bは、蓋体部19に対してそれぞれ独立して軸心C中心に回転可能であり、第二透孔移動手段17bの底頂部には、貫通孔17cが開設されている。貫通孔17cの内径は第一透孔16aより小さく、第二透孔17aより大である。
【0025】
図1に示すように、洗浄水タンク装置30が待機状態にあるとき、排水弁装置10の排水弁14は弁座11に密着して止水状態となっているため、洗浄水タンク20内の洗浄水Wは一定水位に保たれている。このとき、排水弁14の中空膨出部15内には洗浄水Wは存在せず、大気中と同じ状態にある。
【0026】
図2に示すように、操作レバー32が回転操作されると、回転軸33及びアーム部34が回転して玉鎖35全体が引き上げられるので、排水弁14が支持軸12(図3参照)を中心に上方へ起立するように回動する。これにより、図3に示すように、排水弁14のフランジ部19bが弁座11の上縁部11aから離れ、開弁状態となるので、洗浄水タンク20内の洗浄水Wは弁座11内へ流入し、水栓便器(図示せず)に向かって供給される。
【0027】
図2に示すように、操作レバー32の開操作により起立方向へ回動した後の排水弁14においては、その中空膨出部15内に存在する空気が第一透孔16a及び第二透孔17aを通って洗浄水W中へ気泡Bとなって排出されるとともに洗浄水Wが貫通孔17cを通って中空膨出部15内に流入するので、洗浄水W中で排水弁14に作用する浮力は徐々に減少し、排水弁11は支持軸12中心に回動して徐々に弁座11に向かって倒伏していき、最後は排水弁14のフランジ部19bが弁座11の上縁部11aに密着し、図1に示す閉弁状態に戻る。この後は、洗浄水タンク20内の洗浄水Wの水位が所定高さとなるまで給水装置21による自動給水が行われる。
【0028】
排水装置10において、洗浄水タンク20から水栓便器(図示せず)に向かって排出される洗浄水量は、操作レバー32の手動操作で開かれた排水弁14が、開弁直後から浮力を失って閉止するまでの時間で決まる。従って、排水弁14の浮力維持時間を調整することによって洗浄水タンク20から排出される洗浄水量を調整することができる。そこで、排水装置10では、前述したように、排水弁14の下面に形成された中空膨出部15に、洗浄水タンク20内の洗浄水W中で排水弁14を開状態に保つための浮力維持時間を調整する第一の浮力調整手段16と、第一の浮力調整手段16で調整された浮力維持時間をさらに微調整する第二の浮力調整手段17と、を設けている。
【0029】
図3に示すように、第一の浮力調整手段16の第一透孔16a及び第二の浮力調整手段17の第二透孔17aの両方を、排水弁14の回動中心である支持軸12から最も離れた位置(以下「正面位置」という。)に設定すると、操作レバー32の開操作で排水弁14が起立方向に回動したとき、排水弁14の中空膨出部15内の空気は第一透孔16a及び第二透孔17aの両孔を通って速やかに洗浄水W中へ排出されるので、排水弁14を開状態に保つための浮力維持時間は短くなり、洗浄水タンク20から排出される洗浄水量は少量となる。
【0030】
ここで、図7に示すように、第一の浮力調整手段16の第一透孔移動手段16bのみを軸心Cを中心に約90度回転させ、第一透孔16aを正面位置より支持軸12に近づけた位置にセットすると、中空膨出部15内から第一透孔16aを通って排出される空気の排出速度は、第一透孔16aが正面位置にあるとき(図3に示す状態のとき)より遅くなるので、排水弁14を開状態に保つための浮力維持時間は長くなり、洗浄水タンク20から排出される洗浄水量は増加する。この場合、第一透孔16aの内径は第二透孔17aの内径より大きいので、第一透孔16aの位置を変えることにより空気排出速度は大きく変化し、それに伴って浮力維持時間も大きく変化するので、洗浄水タンク20から排出される洗浄水量の設定値を大きく変化させることができる。
【0031】
一方、図8に示すように、第二の浮力調整手段17の第二透孔移動手段17bのみを軸心Cを中心に約90度回転させ、第二透孔17aを正面位置より支持軸12に近づけた位置にセットすると、排水弁14の中空膨出部15内から第二透孔17aを通って排出される空気の排出速度は、第一透孔17aが正面位置にあるとき(図3に示す状態のとき)より遅くなるので、排水弁14を開状態に保つための浮力維持時間は長くなり、洗浄水タンク20から排出される洗浄水量は増加する。この場合、第二透孔17aの内径は第一透孔16aの内径より小さいので、第二透孔17aの位置を変えたときの空気排出速度の変化は小さく、それに伴う浮力維持時間の変化も小さいので、洗浄水タンク20から排出される洗浄水量の設定値を細かく変化させることができる。
【0032】
さらに、図9に示すように、第二の浮力調整手段17の第二透孔移動手段17bのみを軸心Cを中心に約180度回転させ、第二透孔17aを支持軸12側に向けた位置にセットすると、排水弁14が開かれたときに第二透孔17aが、貫通孔17cと同様に、中空膨出部15内への水流入孔として機能するようになる。これにより、中空膨出部15内から第一透孔16aを通って排出される空気の排出速度は、第二透孔17aが正面位置にあるとき(図3に示す状態のとき)より速くなり、中空膨出部15内への洗浄水Wの流入速度が増加するので、排水弁14を開状態に保つための浮力維持時間は短くなり、洗浄水タンク20から排出される洗浄水量は減少する。
【0033】
図3,図7,図8を用いて説明したように、排水弁装置10は、第一の浮力調整手段16で調整した排水弁14の浮力維持時間を、さらに第二の浮力調整手段17で微調整することができるため、洗浄水タンク20から排出される洗浄水量を容易に微調整することができる。また、排水弁14の中空膨出部15に軸心Cを中心に回転移動可能な第一透孔16a及び第二透孔17aを設けた簡単な構造により、排水弁14の浮力維持時間を調整することができるので、洗浄水タンク20から排出される洗浄水量の微調整作業の容易化に有効である。
【0034】
さらに、第二透孔17aの内径を第一透孔16aの内径より小さくしたことにより、内径が大きい方の第一透孔16aの位置を調整して排水弁14の浮力維持時間の大まかな調整を行い、第一透孔16aより内径の小さい第二透孔17aの位置を調整することによって排水弁14の浮力維持時間の微調整を行うことができるので、洗浄タンク20から排出される洗浄水量の微調整は極めて容易である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明の排水弁装置は、一般住宅や公共施設などの水洗トイレの便器洗浄水タンク装置の構成機材として広く利用することができる。
【符号の説明】
【0036】
10 排水弁装置
11 弁座
11a 上縁部
11b 筒状部
11f,19b フランジ部
12 支持軸
13 排水弁本体部
14 排水弁
14a 係止部
14b,14c 凹凸嵌合機構
15 中空膨出部
16 第一の浮力調整手段
16a 第一透孔
16b 第一透孔移動手段
17 第二の浮力調整手段
17a 第二透孔
17b 第一透孔移動手段
17c 貫通孔
18,34 アーム部
19 蓋体部
19a 膨出部
20 洗浄水タンク
20a,20c 側壁
20b 底面
21 給水装置
22 オーバーフロー管
23 給水管
24 給水バルブ
25 フロート部
30 洗浄水タンク装置
31 操作装置
32 操作レバー
33 回転軸
35 玉鎖

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器を洗浄する洗浄水を貯留する洗浄水タンクの排水弁装置であって、
前記洗浄水タンクの底面に形成された排水口に取り付けられた弁座と、前記洗浄水タンク内に水平配置された支持軸と、を有する排水弁本体部と、
前記支持軸を中心に上下方向に揺動して前記弁座に離接することにより排水及び止水を行う排水弁と、を備え、
前記排水弁の下面に形成された中空膨出部に、前記洗浄水タンク内の洗浄水中で前記排水弁を開状態に保つための浮力維持時間を調整する第一の浮力調整手段と、前記第一の浮力調整手段で調整された浮力維持時間をさらに微調整する第二の浮力調整手段と、を設けたことを特徴とする排水弁装置。
【請求項2】
前記第一の浮力調整手段として、前記排水弁の中空膨出部の内外を連通する第一透孔と、前記排水弁における前記第一透孔の位置を変化させる第一透孔移動手段と、を設けたことを特徴とする請求項1記載の排水弁装置。
【請求項3】
前記第二の浮力調整手段として、前記排水弁の中空膨出部の内外を連通する第二透孔と、前記排水弁における前記第二透孔の位置を変化させる第二透孔移動手段と、を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の排水弁装置。
【請求項4】
前記第二透孔の内径を、前記第一透孔の内径より小さくしたことを特徴とする請求項3記載の排水弁装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−74686(P2011−74686A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−228306(P2009−228306)
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】