説明

排熱回収装置

【課題】タービンで発電した電力でコンプレッサを駆動して排熱回収することができ、コンプレッサの制御が容易であり、かつ排熱を回収するために複数のタービンを必要とする場合への適用が容易である排熱回収装置を提供する。
【解決手段】直流バス5の直流電圧を検出する電圧検出器12と、直流電圧に基づいて算出されたコンプレッサ8A,8Bの回転速度指令値16A,16Bをインバータ6A,6Bに出力する回転速度指令器13とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱機関や熱サイクルを有する装置で用いられる排熱回収装置に関する。
【背景技術】
【0002】
熱機関や熱サイクルにおいて排熱を有効に活用するため、排気に含まれる熱エネルギーをタービンで運動エネルギーに変換し、その運動エネルギーでコンプレッサを駆動して給気圧を高めることが行われている。そのための代表的な装置としてターボチャージャがあり、例えば、特許文献1〜7に記載のものが既に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−159422号公報、「エンジンの過給装置」
【特許文献2】特開平9−32567号公報、「排気エネルギー回収装置」
【特許文献3】特開2008−37901号公報、「消化ガス中のシロキサン除去方法および除去装置」
【特許文献4】特開2008−37902号公報、「バイオマス熱分解ガス中のタール除去方法および除去装置」
【特許文献5】特開平1−121514号公報、「回転電機付ターボチャージャの故障診断装置」
【特許文献6】特開平9−32569号公報、「車両用排気タービン付エンジン」
【特許文献7】特開2007−211634号公報、「排気ターボ過給機」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1〜5に記載されている従来のターボチャージャは、タービンとコンプレッサが機械的に軸で連結され一体として回転する構造である。
【0005】
しかし、通常、ターボチャージャの回転速度は高い(毎分数万回転ないしそれ以上)ため、軸の振動を防止するために軸をできるだけ短くする必要がある。そのため、タービンへ排気を導くための配管、およびコンプレッサへ給気を導くための配管が長く、かつ曲がりくねったものになっている。そのため、配管における圧力損失が大きくなり、配管そのものも大きな場所を占めている。
また、配管には断熱材を巻くことも多いが、断熱材の必要量も多く、かつ曲がった配管では断熱材を巻く手間も大きいという問題点があった。
【0006】
そこで、特許文献6,7は、タービンで発電した電力でコンプレッサを駆動する構成が提案されている。しかし、その場合、コンプレッサを制御する制御装置が複雑となる問題点があった。
また、特許文献6,7の装置は、排熱量が大きく、排熱を回収するために複数のタービンを必要とする場合への適用が困難であった。
【0007】
本発明は、上述した問題点に鑑みて創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、タービンで発電した電力でコンプレッサを駆動して排熱回収することができ、コンプレッサの制御が容易であり、かつ排熱を回収するために複数のタービンを必要とする場合への適用が容易である排熱回収装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、排気により駆動されるタービンと、気体を圧縮するコンプレッサとを備える排熱回収装置であって、
タービンの回転によって発電する発電機と、
発電機からの交流出力を整流して直流に変換する整流器と、
前記整流後の直流電圧を平滑化する平滑化回路と、
コンプレッサを回転駆動する電動機と、
直流電圧により電動機を駆動するインバータと、
平滑化した直流電圧をインバータに印加する直流バスと、
直流バスの直流電圧を検出する電圧検出器と、
前記直流電圧に基づいて算出されたコンプレッサの回転速度指令値をインバータに出力する回転速度指令器と、を備えることを特徴とする排熱回収装置が提供される。
【0009】
本発明の実施形態によれば、インバータの動作可能な電圧より高い電圧を供給する直流電源と、
発電機からの発電電圧が直流電源の電圧に満たない場合に、前記直流電源からの電流をインバータに供給するダイオードと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
上記本発明によれば、コンプレッサを回転駆動する電動機の回転速度を制御するのに、直流バスの直流電圧のみ用いるので、排熱量が大きく、排熱を回収するために複数のタービンを必要とする場合への適用が容易である。
また、直流バスの直流電圧に基づいてコンプレッサの回転速度指令値を算出するので、コンプレッサの制御が容易である。
さらに、タービンとコンプレッサを機構的に二つに分けることによって、タービン及びコンプレッサを任意に配置することができるため、排気及び給気の配管を短く、かつ、直線的にすることができる。これにより、配管における圧力損失が小さくなり、配管が占める場所を小さくできる。また、断熱材の必要量を少なくでき、かつ断熱材を巻く手間を少なくできる。

【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明による排熱回収装置の第1実施形態図である。
【図2】回転速度指令器による回転速度指令値の生成を示す制御フロー図である。
【図3】回転速度指令器による回転速度指令値の生成のもう一つの例を示す制御フロー図である。
【図4】本発明による排熱回収装置の第2実施形態図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0013】
図1は、本発明による排熱回収装置の第1実施形態図である。
この例は、タービン及び発電機が2台、コンプレッサ及び電動機が2台の構成であるが、それぞれ1台もしくは3台以上でもよい。
また、同一の直流バスに接続されている限りで、タービン及び発電機とコンプレッサ及び電動機の台数は異なってもよい。
【0014】
図1において、本発明の排熱回収装置10は、タービン1A,1B、発電機2A,2B、整流器3A,3B、平滑化回路4、直流バス5、インバータ6A,6B、電動機7A,7B、コンプレッサ8A,8B、電圧検出器12、及び回転速度指令器13を備える。なおこの図で、15は電圧、16A,16Bは回転速度指令値である。
【0015】
発電機2A,2Bは、熱機関(図示しない)からの排気によって回転されるタービン1A,1Bとそれぞれ軸で直結されており、タービン1A,1Bと一体となって回転し、タービン1A,1Bの回転によって発電する。
発電機2A,2Bは、例えば、三相交流で駆動される永久磁石同期モータを発電機として使用することができる。
【0016】
整流器3A,3Bは、発電機2A,2Bからの交流出力を整流して直流に変換する。整流器3A,3Bは、例えば、ダイオードブリッジなどで構成されている。
【0017】
平滑化回路4は、整流器直後の直流電圧には脈動があるのでこれを平滑化する。例えば、平滑化回路4は、リアクトルとコンデンサで構成されている。
【0018】
直流バス5は、電力をタービン1A,1B側からコンプレッサ8A,8B側へ送るものであり、平滑化した直流電圧をインバータ6A,6Bに印加する。例えば、直流バス5は、ケーブルや、銅/アルミなどの導体のバスバーで構成されている。
【0019】
インバータ6A,6Bは、回転速度指令器13からの回転速度指令値16A,16Bに従って電動機7A,7Bを可変速で駆動する。
例えば、IGBTやパワーMOS FETなどの電力制御素子をPWM変調し、電圧型ないし電流型インバータとする構成が好ましい。
電動機7A,7Bを可変速で駆動する手段としては、センサレスベクトル制御でもよいし、電動機7A,7Bの回転をエンコーダやレゾルバで検出してベクトル制御を行ってもよい。
【0020】
電動機7A,7Bは、熱機関(図示せず)への給気を圧縮するコンプレッサ8A,8Bにそれぞれ軸で直結されており、コンプレッサ8A,8Bを回転駆動する。
電動機7A,7Bは、好ましくは交流電動機であり、例えば、3相交流で駆動される誘導モータや永久磁石同期モータで構成されている。
【0021】
電圧検出器12は、直流バスのインバータ6A,6Bに近い側の直流電圧15(プラスマイナス間の直流電圧)を検出する。
例えば、直流バスの電圧を抵抗で分圧し、分圧した電圧をA/Dコンバータでデジタル信号に変換する構成が可能である。
【0022】
回転速度指令器13は、電圧検出器12で検出した直流バス5の直流電圧15に基づいて算出された電動機7A,7Bの回転速度指令値16A,16Bをインバータ6A,6Bへ出力する。
回転速度指令器は、例えば、マイクロプロセッサとメモリと演算プログラムで構成することが可能である。
【0023】
図2は、回転速度指令器13による回転速度指令値16A,16Bの生成を示す制御フロー図である。この図において、回転速度指令値16A,16Bの生成はS1〜S11の各ステップ(工程)からなる。
S1〜S11は、一定の制御周期で繰り返す。
回転速度指令器13は、以下のように回転速度指令値16A,16Bを生成する。以下、現在の制御周期における、回転速度指令値16Aの値をCa、回転速度指令値16Bの値をCb、「電圧検出器12で検出した電圧15」の値をVとする。また、一つ前(一周期過去)の制御周期における回転速度指令値16Aの値をCapre、回転速度指令値16Bの値をCbpre、「電圧検出器12で検出した電圧15」の値をVpreとする。
【0024】
S1では、「電圧検出器12で検出した電圧15」の値をVに設定する。
【0025】
S2では、「電圧検出器12で検出した電圧15」と「インバータ6A,6Bが動作可能な最低電圧V」とを比較する。すなわち、VとVとを比較する。
【0026】
S2で、「電圧検出器12で検出した電圧15」が「インバータ6A,6Bが動作可能な最低電圧V」より低い場合(YES)には、S3において、指令値Ca,Cbをいずれも0に設定する。
この場合、電動機7A,7Bは停止するため、電力の消費を防止することができる。
【0027】
S2で、「電圧検出器12で検出した電圧15」が「インバータ6A,6Bが動作可能な最低電圧V」と同じか高い場合には、S4において、「一つ過去の制御周期における電圧検出器12で検出した電圧15」と「インバータ6A,6Bが動作可能な最低電圧V」とを比較する。すなわち、VpreとVとを比較する。
【0028】
S4で、「一つ過去の制御周期における電圧検出器12で検出した電圧15」が「インバータ6A,6Bが動作可能な最低電圧V」より低い場合(YES)には、S5において、指令値Ca,Cbを最低速度Ca=A,Cb=Bに設定する。
この場合は、直流バス5の電圧が上昇してインバータ6A,6Bが動作可能な最低電圧Vに達した場合に相当し、電動機7A,7Bが最低速度で回転を開始する。
【0029】
S6では、電圧15の変化をチェックする。すなわち、VとVpreを比較する。
【0030】
S6で電圧15が上昇している場合、すなわちV>Vpreの場合、S7でCaの値をΔAだけ増加させ、Cbの値をΔBだけ増加させる。すなわち、Caの値をCapre+ΔAに、Cbの値をCbpre+ΔBに設定する。ΔA,ΔBは、後述する微小量である。
S6で電圧15が下降している場合、すなわちV<Vpreの場合、S8でCaの値をΔAだけ減少させ、Cbの値をΔBだけ減少させる。すなわち、Caの値をCapre−ΔAに、Cbの値をCbpre−ΔBに設定する。
S6で電圧15が一定の場合、すなわちV=Vpreの場合、S9でCa,Cbの値はそのままとする。すなわち、Caの値をCapreに、Cbの値をCbpreに設定する。
【0031】
S10では、Ca,Cbの値を回転速度指令値16として出力する。
【0032】
S11では、次の(一つ未来の)制御周期に備え、Caの値をCapreに、Cbの値をCbpreに、Vの値をVbpreに、それぞれコピーする。
【0033】
なお上述した最低速度A,Bは、それぞれ、コンプレッサ8A,8Bが性能を発揮できる最低の回転速度にあわせて選定したパラメータである。また、ΔA,ΔBは、微小量であり、それぞれコンプレッサ8A,8Bが性能を発揮する回転速度範囲の大きさに応じて選定したパラメータである。
【0034】
上述の例では、電動機7A、7Bに対する回転速度指令値16A、16Bを独立に計算したが、コンプレッサ8A、8Bが性能を発揮する回転速度・回転速度の範囲が一定の比率の関係にある場合には、電動機7Aに対する回転速度指令値16Aの計算にのみ上述の方法を用い、回転速度指令値16Aに一定の比率を乗じることにより回転速度指令値16Bを求めてもよい。たとえば、コンプレッサ8Aが性能を発揮する回転速度の範囲が20000rpm〜30000rpm、コンプレッサ8Bが性能を発揮する回転速度の範囲が10000rpm〜15000rpmである場合、比率Nは0.5となり、Cb=Ca×Nにより、回転速度指令値16Bを求めればよい。この場合のフローチャートを図3に示す。
【0035】
図2ないし図3にフローチャートを示し以上で説明してきた回転速度指令器13による制御により、複数の発電機2A,2Bから直流バス5に流入する電力と、直流バス5から複数の電動機7A,7Bへ流出する電力がバランスし、直流バス5の電圧が安定するように、電動機7A,7B(およびそれと同軸のコンプレッサ8A,8B)の回転速度が制御される。
【0036】
従って、コンプレッサ8A,8Bを回転駆動する電動機7A,7Bの回転速度を制御するのに、直流バス5の直流電圧(電圧検出器12で検出した電圧15)のみを用いるので、コンプレッサ8A,8Bの制御が容易である。
【0037】
図4は、本発明による排熱回収装置の第2実施形態図である。
この例において、本発明の排熱回収装置10は、さらに直流電源21とダイオード22を備える。直流電源21としては、インバータ6A,6Bの動作可能な最低電圧Vないしそれ以上の電圧を出力するものを使用する。ダイオード22は、発電機2A,2Bからの発電電圧が直流電源21の電圧に満たない場合に、直流電源21からの電流をインバータ6A,6Bに供給するように接続する。
直流電源21は、例えば、二次電池や電気二重層キャパシタを使用してもよいし、商用交流電源を整流、平滑化、定電圧化する構成でもよい。
【0038】
ダイオード22の作用により、発電機2A,2Bによる発電電圧が低い場合には直流電源から直流バス5に電流が供給される。直流電源21の電圧はインバータ6A,6Bの動作可能な最低電圧Vないしそれ以上であり、直流バス5の電圧も直流電源21の電圧と等しくなる。発電機2A,2Bにより十分な発電電圧が得られる場合には、発電機2A,2Bから直流バス5に電流が供給されるように自動的に切り換わり、ダイオード22の作用により、直流バス5から直流電源21への電流の逆流は防止される。
【0039】
上述した構成により、直流バス5には常に「インバータ6A,6Bが動作可能な最低電圧V」以上の電圧が加わっており、インバータ6A,6Bは常に動作可能となる。すなわち、常にコンプレッサ8A,8Bが回転して熱機関への給気が圧縮されており、熱機関の立ち上がり特性が良好となる。
その他の構成は、図1の第1実施形態と同様である。
【0040】
なお、タービン1A,1Bとコンプレッサ8A,8B間の距離が長い場合、電線(直流バス5)における電位降下を小さくするため、平滑化回路4の直後に昇圧型DC−DCコンバータを追加し、電圧を昇圧してもよい。
また、過電圧防止のため、直流バス5のプラスマイナス間にコンタクタを介して回生抵抗を追加し、直流バス5の電圧がインバータ6A,6Bの入力許容電圧を越える場合にはコンタクタを閉じるように構成してもよい。
【0041】
上述した実施形態において値の大小判定を行っているが、数学的に厳密な大小判定を行うのではなく、不感帯を設けた大小判定を行うことが実用的である。例えば、図2のS6におけるVとVpreの比較において、ΔVを正の微小量として、V>Vpreの代わりにV>Vpre+ΔVを、V<Vpreの代わりにV<Vpre−ΔVを、V=Vpreの代わりにVpre−ΔV≦V≦Vpre+ΔVを用いることにより、回転速度指令値が微小に振動することを防ぐ効果が得られる。
【0042】
上述した本発明によれば、コンプレッサ8A,8Bを回転駆動する電動機7A,7Bの回転速度を制御するのに、直流バス5の直流電圧のみ用いるので、排熱量が大きく、排熱を回収するために複数のタービン1A,1Bを必要とする場合への適用が容易である。
また、直流バス5の直流電圧に基づいてコンプレッサ8A,8Bの回転速度指令値を算出するので、コンプレッサ8A,8Bの制御が容易である。
さらに、タービン1A,1Bとコンプレッサ8A,8Bを機構的に二つに分けることによって、タービン1A,1B及びコンプレッサ8A,8Bを任意に配置することができるため、排気及び給気の配管を短く、かつ、直線的にすることができる。これにより、配管における圧力損失が小さくなり、配管が占める場所を小さくできる。また、断熱材の必要量を少なくでき、かつ断熱材を巻く手間を少なくできる。
【0043】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
【符号の説明】
【0044】
1A,1B タービン、2A,2B 発電機、
3A,3B 整流器、4 平滑化回路、
5 直流バス、6A,6B インバータ、
7A,7B 電動機、8A,8B コンプレッサ、
10 排熱回収装置、
12 電圧検出器、13 回転速度指令器、
15 電圧、16A,16B 回転速度指令値、
21 直流電源、22 ダイオード


【特許請求の範囲】
【請求項1】
排気により駆動されるタービンと、気体を圧縮するコンプレッサとを備える排熱回収装置であって、
タービンの回転によって発電する発電機と、
発電機からの交流出力を整流して直流に変換する整流器と、
前記整流後の直流電圧を平滑化する平滑化回路と、
コンプレッサを回転駆動する電動機と、
直流電圧により電動機を駆動するインバータと、
平滑化した直流電圧をインバータに印加する直流バスと、
直流バスの直流電圧を検出する電圧検出器と、
前記直流電圧に基づいて算出されたコンプレッサの回転速度指令値をインバータに出力する回転速度指令器と、を備えることを特徴とする排熱回収装置。
【請求項2】
インバータの動作可能な電圧より高い電圧を供給する直流電源と、
発電機からの発電電圧が直流電源の電圧に満たない場合に、前記直流電源からの電流をインバータに供給するダイオードと、を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−90378(P2013−90378A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−226616(P2011−226616)
【出願日】平成23年10月14日(2011.10.14)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】