説明

接地部材を含む高電圧二次電池

【課題】容易に組み立てることができる接地部材を含む高電圧二次電池を提供する。
【解決手段】ハイブリッドトラックに用いられる高電圧二次電池に関するものであって、複数個の電池パック110が積層及び連結されて高電圧を発生させる電池モジュール120が収容される下部カバー100と、下部カバーの上側に結合される上部カバー300と、下部カバーと上部カバーとの間に介在し、下部カバーの上側または電池モジュールの上側に結合される中間カバー200と、を含んでなる二次電池であって、カバーらが接地部材400によって電気的に連結されるように構成して、高電圧の電池モジュールによってカバーらに誘導される電流が接地部材に沿って車体のシャシーに流れるように接地することにより、それぞれのカバー間の電位差を0(等電位)にして、ノイズによる二次電池の故障発生及びメンテナンス時の感電を防止することができる接地部材を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、HEV(Hybrid Electric Vehicle)のうちハイブリッドトラックに用いられる接地部材を含む高電圧二次電池に関し、より詳細には、複数個の電池パックが積層及び連結されて高電圧を発生させる電池モジュールが収容される下部カバーと、前記下部カバーの上側に結合される上部カバーと、前記下部カバーと上部カバーとの間に介在し、前記下部カバーの上側または前記電池モジュールの上側に結合される中間カバーと、を含んでなる二次電池であって、前記カバーらが接地部材によって電気的に連結されるように構成して、前記高電圧の電池モジュールによって前記カバーらに誘導される電流が接地部材に沿って車体のシャシーに流れるように接地することにより、前記それぞれのカバー間の電位差を0(等電位)にして、ノイズによる二次電池の故障発生及びメンテナンス時の感電を防止することができる接地部材を含む高電圧二次電池に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、ガソリンや重油を主燃料として用いる内燃機関を利用する自動車は、大気汚染などの公害発生に深刻な影響を与えている。従って、公害発生を減らすために、近年、電気自動車またはハイブリッド(Hybrid)自動車の開発が活発に行われている傾向にある。もちろん、このような電気自動車またはハイブリッド自動車の動力源としては電池が用いられる。最近、高エネルギー密度の非水電解液を用いた高出力二次電池が開発されており、電気自動車のモータ駆動などのように大きい電力を要する機器には、複数個の高出力電池パックを直列に連結して電池モジュールに構成する高電圧二次電池が用いられることが一般的である。
【0003】
上述したように、高電圧二次電池は、通常、直列に連結される複数個の電池パックを含んでなる。特に、HEVのうちハイブリッドトラック用二次電池の場合、数個から数十個までの電池パックが直列に連結されて電池モジュールに形成され、680V〜730Vの高電圧を発生させるように構成される。
【0004】
図1を参照すると、従来の高電圧二次電池は、複数個の電池パック10が連結されて構成される電池モジュール20が下部カバー30内に収容され、前記下部カバー30の上側に上部カバー40が結合される構造をなす。
【0005】
この際、前記下部カバー30と上部カバー40との間には中間カバーが介在することができ、前記中間カバーは電池モジュール20または下部カバー30に結合される。
【0006】
また、前記カバー30、40は前記電池モジュール20を支持するための十分な剛性を有するように金属材で形成され、前記カバー30、40それぞれは、締結手段であるボルト50により外側が結合される。
【0007】
また、上記のように構成される高電圧二次電池は、ハイブリッドトラックの車体のシャシー部分に前記下部カバー30が固定されるように装着され、前記下部カバー30が車体のシャシーに接地されるように構成される。
【0008】
ところが、前記カバー30、40は、前記電池モジュール20及びカバーの内側に収容される電気部品との電気的な絶縁のために、絶縁性物質が表面に塗布されて塗装面が形成される。
【0009】
これにより、前記カバー30、40は、ボルト50によって締結されても、絶縁性の塗装面によって電気的に連結されにくく、前記高電圧の電池モジュール20からカバー30、40に誘導される電流が車体のシャシーに接地されないため電位差が発生する。
【0010】
即ち、前記カバー30、40が等電位にならず、それぞれのカバー間に電位差が発生して不安定な状態となる。
【0011】
従って、前記カバー30、40に誘導される電流によりノイズが発生して、高電圧二次電池に構成される電気部品及び二次電池の性能に影響を与えるため、多くの問題点が発生する。
【0012】
また、高電圧二次電池の点検及び故障によるメンテナンス過程で感電事故が発生する危険性があるため、これに対する解決方案が必要である。
【0013】
また、従来技術として、携帯用端末機の電池カバー接地装置(韓国登録特許10-0842531)がある。これは、金属性材質の電池カバー及び前記端末機の接地面上に装着される接地部材を備えており、前記電池カバーは絶縁性物質で塗布されてその一部が開放された接続面を含み、前記接地部材は前記接続面に接触され、前記電池カバーを前記接地面に電気的に接続させる携帯用端末機の電池カバー接地装置を開示している。
【0014】
上記のように構成された携帯用端末機の電池カバー接地装置は、接地面に電池カバーを接続させることにより、端末機の回路装置から発生する高周波またはアンテナ装置の送出信号によって金属性材質の電池カバーが電気的性質を有することを防止して、端末機の安定した動作を実現し、アンテナ装置などの性能を確保するようにしたものであるが、構造が複雑であるため組立性が劣るという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】KR10-0842531 B1(2008.06.24.)図3、図4
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は、上記のような問題点を解決するために導き出されたものであって、高電圧を発生させる電池モジュールが収容される下部カバーと、その上側に結合される上部カバーと、下部カバーと上部カバーとの間に介在し、前記下部カバーの上側または前記電池モジュールの上側に結合される中間カバーと、を含んでなる二次電池であって、前記カバーが接地部材によって電気的に連結されるように構成して、前記高電圧の電池モジュールによって前記カバーに誘導される電流が接地部材に沿って車体のシャシーに流れるように接地することにより、前記それぞれのカバー間の電位差を0(等電位)にして、ノイズによる二次電池の故障発生及びメンテナンス時の感電を防止することができ、構造が簡単であるため容易に組み立てることができる接地部材を含む高電圧二次電池を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記の目的を果たすための本発明の接地部材を含む高電圧二次電池は、電気を発生させる複数個の電池パック110が積層及び連結されて構成される電池モジュール120が収容される下部カバー100と、前記下部カバー100の上側に結合される上部カバー300と、を含んでなる高電圧二次電池であって、前記下部カバー100及び上部カバー300は導電性材質からなり、前記下部カバー100と上部カバー300は接地部材400によって電気的に連結されることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の接地部材を含む高電圧二次電池は、前記下部カバー100と上部カバー300との間に介在し、前記下部カバー100の上側または前記電池モジュール120の上側に結合される中間カバー200をさらに含んでなっており、前記中間カバー200は導電性材質からなり、前記接地部材400は、前記下部カバー100と中間カバー200とを連結する第1接地部材410と、前記中間カバー200と上部カバー300とを連結する第2接地部材420と、を含むことを特徴とする。
【0019】
この際、前記接地部材400は前記下部カバー100、中間カバー200、上部カバー300に連結される部分がそれぞれ締結手段440によって結合され、前記接地部材400とそれぞれのカバー100、200、300との間の接触面に歯付きワッシャー450が介在して結合されることを特徴とする。
【0020】
また、前記歯付きワッシャー450は、内側が中空となった円板状の本体451の外側に複数個の外歯452が放射状に形成され、前記外歯452は本体451の平面に対してテーパ状または捩れた形状に形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明は上記のような問題点を解決するために導き出されたものであって、本発明の接地部材を含む高電圧二次電池は、高電圧の電池モジュールを囲むカバーを接地部材で連結して車体のシャシーに接地されるようにすることにより、それぞれのカバーを等電位(電位差0)に維持して、ノイズによる二次電池及びその内部に構成される電気部品の故障発生を防止することができ、高電圧二次電池の点検及びメンテナンス時の感電を防止することができる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】従来の高電圧二次電池を示した斜視図である。
【図2】本発明の接地部材を含む高電圧二次電池を示した分解斜視図である。
【図3】図2の組立斜視図である。
【図4】本発明の接地部材を含む高電圧二次電池の他の例を示した分解斜視図である。
【図5】本発明による接地部材の結合構造を示した概略図である。
【図6】本発明による歯付きワッシャーを示した斜視図である。
【図7】本発明による歯付きワッシャーを示した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、上記のような本発明の接地部材を含む高電圧二次電池を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
図2のように、本発明の接地部材を含む高電圧二次電池は、電気を発生させる複数個の電池パック110が積層及び連結されて構成される電池モジュール120が収容される下部カバー100と、前記下部カバー100の上側に結合される上部カバー300と、を含んでなる。
【0025】
即ち、前記複数個の電池パック110が直列に連結され、高電圧を発生させるように形成される前記電池モジュール120が前記下部カバー100の内部に収容されて固定されており、前記下部カバー100の上側に前記上部カバー300が結合され、前記下部カバー100と上部カバー300が前記電池モジュール120を囲む構造に形成される。
【0026】
また、前記下部カバー100及び上部カバー300は導電性材質からなり、前記下部カバー100と上部カバー300は接地部材400により電気的に連結される。
【0027】
この際、前記接地部材400は通常の電線であることができ、前記下部カバー100と上部カバー300とを電気的に連結することができる様々な方法が用いられることができる。
【0028】
ここで、前記下部カバー100及び上部カバー300は、前記電池モジュール120を支持するための十分な剛性を有するように金属材質で形成される。前記それぞれのカバー100、300は、締結手段であるボルトなどによって外側が結合される。
【0029】
また、前記カバー100、300は、内側に構成される前記電池モジュール120及び電気部品との電気的な絶縁のために、絶縁性物質が表面に塗布されて塗装面が形成されることができる。これにより、前記カバー100、300は、締結手段によって締結されても、絶縁性の塗装面によって電気的に連結されにくい。そのため、前記下部カバー100と上部カバー300の内側面に接地部材400の両端を結合して電気的に連結されるように構成する。
【0030】
上記のように構成される接地部材を含む高電圧二次電池は、ハイブリッドトラックの車体に前記下部カバー100が固定されるように装着されて車体のシャシーと接地され、前記下部カバー100と車体を連結するための別の接地線を構成することもできる。
【0031】
これにより、本発明の接地部材を含む高電圧二次電池は、下部カバー100及び上部カバー300が前記接地部材400によって電気的に連結されて車両の車体に接地されるため、前記下部カバー100と上部カバー300の電位差を0にすることができる。
【0032】
即ち、高電圧を発生させる前記電池モジュール120によって前記下部カバー100と上部カバー300に誘導される電流が前記接地部材400に沿って車体に流れるように接地することにより、前記カバー100、300に発生する誘導電流によるノイズを防止することができるため、高電圧二次電池及びその内部に構成される電気部品の故障発生を防止することができ、また、高電圧二次電池の点検及びメンテナンス時の感電を防止することができる長所がある。
【0033】
また、本発明の他の例による接地部材を含む高電圧二次電池は、図4のように、前記下部カバー100と上部カバー300との間に介在し、前記下部カバー100の上側または前記電池モジュール120の上側に結合される中間カバー200をさらに含んでなっており、前記中間カバー200は導電性材質からなり、前記接地部材400は、前記下部カバー100と中間カバー200とを連結する第1接地部材410と、前記中間カバー200と上部カバー300とを連結する第2接地部材420と、を含むことができる。
【0034】
これは、前記下部カバー100と上部カバー300との間に中間カバー200が介在し、前記カバー100、200、300がそれぞれ接地部材410、420によって電気的に連結される構成である。前記中間カバー200も、前記下部カバー100及び上部カバー300と同様に、前記電池モジュール120を支持するように金属材質で形成される。また、前記中間カバー200は、前記下部カバー100及び電池モジュール120に結合され、それぞれ締結手段であるボルトなどによって外側が結合される。
【0035】
この際、前記第1接地部材410は、一端が前記下部カバー100の内側に連結され、他端が前記中間カバー200の下面に結合される。また、前記第2接地部材420は、一端が前記中間カバー200の上面に連結され、他端が前記上部カバー300の下面に結合されることができる。
【0036】
また、前記中間カバー200も、その下側に構成される前記電池モジュール120及び周辺の電気部品との電気的な絶縁のために、絶縁性物質が表面に塗布されて塗装面が形成されることができる。これにより、前記下部カバー100に締結手段により締結されても、絶縁性の塗装面によって電気的に連結されにくい。
【0037】
そのため、前記第1接地部材410によって前記下部カバー100と中間カバー200とを電気的に連結し、前記第2接地部材420によって前記中間カバー200と上部カバー300とを電気的に連結する。
【0038】
この際、前記接地部材410、420も通常の電線であることができ、前記カバー100、200、300を電気的に連結することができる様々な方法が用いられることができる。
【0039】
これにより、上記のような本発明の接地部材を含む高電圧二次電池は、下部カバー100、中間カバー200及び上部カバー300が前記第1接地部材410及び第2接地部材420によって電気的に連結されて車両の車体に接地されることにより、前記それぞれのカバー100、200、300間の電位差を0にすることができる。
【0040】
ここで、本発明の接地部材を含む高電圧二次電池は、前記下部カバー100に収容される前記電池モジュール120の冷却のために、電池モジュール120と下部カバー100に両端が連結されるインレットダクト及びアウトレットダクトが構成されることができ、前記中間カバー200の下面の一側には前記アウトレットダクトと連結される送風ファンが構成されることができる。また、前記上部カバー300には、冷却空気が流動されるように、前記インレットダクト及び送風ファンと連結される流入口及び流出口がそれぞれ形成されることができる。
【0041】
また、前記電池モジュール120を構成する電池パック110に連結される電圧センシングライン及び電極端子が前記下部カバー100の内側に収容されるように構成されることができる。
【0042】
従って、組み立てられた状態で前記第1接地部材410及び第2接地部材420は、上記の電池モジュール120の冷却及び電気的な連結のために形成される構成要素と干渉が発生しないように結合位置及び構造を選定することが好ましく、また、前記接地部材410、420が他の電気部品とは連結されないようにしなければならない。
【0043】
また、前記接地部材410、420が前記カバー100、200、300に結合される部分は、電気的に円滑に接触されるように、前記カバー100、200、300の絶縁性塗装面を除去して結合されるようにしたり、絶縁性塗装面が一部形成されないように前記カバーを形成することが好ましい。
【0044】
また、図5のように、接地部材400は、前記下部カバー100、中間カバー200、上部カバー300と連結される部分がそれぞれ締結手段440によって結合されるが、前記接地部材400とそれぞれのカバー100、200、300との間の接触面に歯付きワッシャー450が介在して結合されることができる。
【0045】
即ち、前記接地部材400が電線からなる場合、端部にターミナル430を連結し、カバー100、200、300とターミナル430との間の接触面に前記歯付きワッシャー450を挿入して、これを締結手段440であるボルトによって締結する。
【0046】
この際、前記歯付きワッシャー450は車両の振動によって前記接地部材400が外れないようにする役割をする。通常、前記歯付きワッシャー450はばね鋼で製造されるが、通電が円滑になされる他の材質からなってもよい。
【0047】
また、図6及び図7のように、前記内側が中空となった円板状の本体451の外周面に複数個の外歯452が放射状に形成され、前記外歯452は本体451の平面に対してテーパ状または捩れた形状に形成される歯付きワッシャー450を用いることもできる。
【0048】
これにより、締結手段を用いて前記接地部材400を結合する際に、前記歯付きワッシャー450が押されながら前記外歯452によって前記接地部材400が外れにくくなり、また、カバーに塗装面が形成されている場合にも、前記外歯452によって塗装面が引っかかれたり前記外歯452が塗装面に食い込まれることにより、カバーの金属面と前記接地部材400が電気的に円滑に接触されることができる。
【0049】
即ち、前記カバーの塗装面に前記歯付きワッシャー450の外歯452が食い込まれて、カバーの金属面と容易に接触されることができるため、前記カバーに絶縁性塗装面が形成されている状態で前記接地部材400を連結しても、通電が円滑になされることができる。
【0050】
この際、前記歯付きワッシャー450の外歯452は、前記本体451の外周面に放射状に形成され、一定の間隔を置いて形成される形態を図示したが、円周面の内側に形成されてもよく、前記外歯452がテーパ状態で重なるように形成される形態、または円板状の本体451の両面またはカバーとの接触面に歯車状の突出部が形成される形態に形成されてもよい。
【0051】
本発明は上記の実施例に限定されず、適用範囲が多様であることは勿論であり、請求範囲にて請求する本発明の旨を外れることなく、本発明に属する分野において通常の知識を有するものであれば、様々な変形実施が可能であるということは勿論である。
【符号の説明】
【0052】
1000 (本発明の)接地部材を含む高電圧二次電池
100 下部カバー
110 電池パック
120 電池モジュール
200 中間カバー
300 上部カバー
400 接地部材
410 第1接地部材
420 第2接地部材
430 ターミナル
440 締結手段
450 歯付きワッシャー
451 本体
452 外歯

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気を発生させる複数個の電池パックが積層及び連結されて構成される電池モジュールが収容される下部カバーと、前記下部カバーの上側に結合される上部カバーと、を含んでなる高電圧二次電池であって、
前記下部カバー及び上部カバーは導電性材質からなり、前記下部カバーと上部カバーは接地部材によって電気的に連結されることを特徴とする、接地部材を含む高電圧二次電池。
【請求項2】
前記下部カバーと前記上部カバーとの間に介在し、前記下部カバーの上側または前記電池モジュールの上側に結合される中間カバーをさらに含んでなっており、
前記中間カバーは導電性材質からなり、
前記接地部材は、前記下部カバーと中間カバーとを連結する第1接地部材と、前記中間カバーと上部カバーとを連結する第2接地部材と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の接地部材を含む高電圧二次電池。
【請求項3】
前記接地部材は、前記下部カバー、前記上部カバーに連結される部分がそれぞれ締結手段によって結合され、
前記接地部材とそれぞれのカバーとの間の接触面に歯付きワッシャーが介在して結合されることを特徴とする、請求項1に記載の接地部材を含む高電圧二次電池。
【請求項4】
前記接地部材は、前記下部カバー、前記中間カバー、前記上部カバーに連結される部分がそれぞれ締結手段によって結合され、
前記接地部材とそれぞれのカバーとの間の接触面に歯付きワッシャーが介在して結合されることを特徴とする、請求項2に記載の接地部材を含む高電圧二次電池。
【請求項5】
前記歯付きワッシャーは、内側が中空となった円板状の本体の外側に複数個の外歯が放射状に形成され、
前記外歯は前記本体の平面に対してテーパ状または捩れた形状に形成されることを特徴とする、請求項3又は4に記載の接地部材を含む高電圧二次電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−38079(P2013−38079A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−176751(P2012−176751)
【出願日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【出願人】(308007044)エスケー イノベーション  カンパニー リミテッド (53)
【氏名又は名称原語表記】SK INNOVATION CO.,LTD.
【Fターム(参考)】