説明

接着芯地

【課題】 表地との接着後に染色を施す後染め用の接着芯地として、当該芯地の複合構造に起因する染色ムラ回避すると共に、表地との優れた接着を図ることができ、衣服の短納期化を実現し得る接着芯地を提供すること。
【解決手段】 基布の表面に、ドット状の第1樹脂層を被着形成し、この第1樹脂層に第2樹脂粉末を担持形成してなる接着芯地であって、上述した第2樹脂粉末がポリプロピレン系樹脂からなると共に、前述の第1樹脂層がアクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合物からなり、前述した第1樹脂層の被着密度に対する前述の第2樹脂粉末の被着密度の割合が3〜30倍である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、表地と熱接着することにより衣服に保型性等を付与する接着芯地に関し、特に、表地と接着、縫製された後の衣服に染色加工する場合に用いて好適な技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
衣服の保型性を高めるための接着芯地は、衣服のデザインに応じたシルエットを創出するために広く用いられており、表地との接着性や保型性と柔軟性とのバランスを考慮して、種々の構成が提案されている。その一例として、実公昭56−55206号公報(以下、特許文献1)では、感熱性接着剤からなる下層スポットと、芯地と表地とを加熱接着する工程に際して、上述した下層スポットの接着剤よりも大きな熱過疎流動特性を有する感熱性接着剤からなり、かつ上述の下層スポット上に積層された上層スポットとからなるスポットラスター状の積層コーティングを、前述した下層スポットを介して、基材上に、前述した上層スポットが、この基材から完全に離れた状態で設けた構造体が知られている。
【0003】
この特許文献1の技術は、単に基材上の接着剤をスポットコーティングした従前構造の接着芯地を例示し、前述した加熱接着工程に相当するアイロンがけに際して、表地との接着に直接的に関与する上層スポットの接着剤が基材中に滲透し、ひいては滲出することでアイロン滑りの低下や、外観が損なわれるといった欠点の改善を提案している。この文献技術の構成によれば、加熱接着時に溶融する上層スポットとして、可塑剤含量の大きいポリ塩化ビニル、溶融粘度の低い低圧ポリエチレン、非架橋性ポリアクリレート、ポリビニルアルコールからなる接着剤を開示すると共に、低融点ポリアミドまたは低融点ポリウレタンが最適な接着剤として記載されている。また、これら上層スポットを構成する接着剤の基材に対する滲透低減を図るため、下層スポットに使用される接着剤としては、可塑剤含量の小さいポリ塩化ビニル、比較的溶融粘度の高い低圧ポリエチレン、ポリアクリレート(架橋可能なもの或いは架橋可能でないもの)、ポリビニルアルコール、ポリアミド、及びポリウレタン(架橋可能なもの或いは架橋可能でないもの)が開示されている。
【0004】
また、本出願人は、特開平5−230771号公報(以下、特許文献2)において、第1の樹脂からなる層を基布の片面上にドット上に設け、その第1の樹脂層を担持する基布面を下向きとし、第1の樹脂が粘着性を有する間に第2の樹脂の粉末を第1の樹脂層を担持する基布面に向かって下側から吹き付けることにより第2の樹脂の粉末を第1の樹脂層上に付着させるという、接着芯地の製造技術を開示している。この文献技術では、第1の樹脂層を構成する樹脂として、これに担持される第2の樹脂粉末に較べて熱流動性の小さいもの、例えば、アクリル樹脂又はウレタン樹脂などの通常用いられる材質であって、好適には自己架橋型樹脂のエマルジョンから調製されるペーストとするのが好ましいと記載されている。さらに、上述した第2の樹脂粉末としては、融点が80〜120℃の低融点となるように成分調整されたポリエステル系共重合体、ポリアミド系共重合体、ポリエチレン、塩化ビニル系共重合体が例示される。
【0005】
このような特許文献2の技術によれば、基布に直接プリント形成された第1の樹脂層の上にのみ、第2の樹脂の粉末を選択的に付着させることができる。このため、第2の樹脂粉末が基布全体に分布してしまう従前技術に較べて、基布に直接付着した第2の樹脂粉末に起因する接着後の衣服での逆浸み(前述した滲出と同義)や接着芯地の風合硬化を低減し、しかも表地に対する接着力確保を図り得ると開示されている。
【0006】
また、衣服を構成する表地としては種々の色彩を有するものが流通しているが、係る表地に使用される接着芯地にも、表地の色彩に応じて染色したものが用いられている。本出願人が提案する他の技術として、特開平8−144114号公報(以下、特許文献3)では、基布の表面に接着樹脂を付与して接着芯地とした後、この接着樹脂が接着性を発現しない温度で染色する技術を開示している。この特許文献3では、予め所定の色に染色した後に接着樹脂を付与する従前技術の場合、表地の色彩に応じて小ロットの接着芯地を多数管理する必要を生じ、生産性が低下するという問題を取り上げている。また、この文献技術では、前述した特許文献2に言う「第1の樹脂層」に相当する構成成分として、例えばポリウレタン、ポリアクリル酸エステルなどの樹脂をペースト状にし、基布の表面にドット状にプリントし、これにポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂などの熱可塑性樹脂からなる粉末状の接着樹脂(前出の「第2の樹脂粉末」に相当)を付着する好適形態を開示している。
【0007】
上述した一連の技術では、接着芯地にのみ着目し、表地との接着に関与する構成成分の構造や、表地との色彩上の相違に関わる背景技術について説明した。しかしながら、近年では、製品の流通管理と、時宜に応じた色彩を施すための染色加工との関係は、より重要さを増している。その一例として、特開2002−105865号公報には、後染め用繊維布帛として、繊維布帛基材と樹脂膜とが複合され、少なくともその一部において繊維布帛基材側が表面として使用される布帛製品が提案されている。この公報技術によれば、従前、樹脂膜を有する繊維布帛製品は、織物、編物、不織布などの繊維布帛基材を染色した後に樹脂膜を付与して製品化されてきた。しかし、消費者の嗜好が急速に変化する中、消費者の嗜好をつかんでから、布帛の調製、染色工程など種々の製造工程を開始した場合、製品をタイムリーに提供することは不可能とされている。また、繊維布帛基材と樹脂膜とを複合一体化した後に染色工程を施す場合、樹脂膜にシボやシワを付与する洗濯処理を例示すると共に、この洗濯処理よりもはるかに厳しい条件下で行われる染色処理は不可能であるとの技術背景が開示されている。
【0008】
上述の様に、衣服を構成するための接着芯地にあっても、市場流通を配慮した短納期化は重要な技術課題である。接着芯地に求められる機能として、表地との接着時の「逆浸み」を回避するため、前述した「第1の樹脂層」と、接着に直接関与する「第2の樹脂粉末」との複合構造は、極めて有効な手段である。前述した特許文献2などにも開示されるとおり、「第2の樹脂粉末」としては、一般に融点が80〜120℃の低融点となるように成分調整されたポリアミド系粉末樹脂が多用されてきた。しかしながら、表地がポリエステル系の布帛で構成される場合、接着芯地を表地と接着して衣服を縫製後、例えば130℃程度の染浴条件下で液流染色技術が施される。従って、このような染色工程では、接着芯地と表地とが剥離してしまうこととなる。このような剥離を回避する目的で、比較的高温にも耐性を有し、しかも、種々の染料に対して実質的に染色されないポリプロピレン系粉末樹脂を「第2の樹脂粉末」として選択することにより、衣服の短納期化を目指した後染めを行うことは可能である。
【0009】
【特許文献1】実公昭56−55206号公報([実用新案登録請求の範囲]、[考案の詳細な説明])
【特許文献2】特開平5−230771号公報([特許請求の範囲]、[0004]、[0008]、[0009])
【特許文献3】特開平8−144114号公報([特許請求の範囲]、[0003]、[0008]、[0009])
【特許文献4】特開2002−105865号公報([特許請求の範囲]、[発明の属する技術分野]、[従来の技術])
【特許文献5】特開平7−166477号公報([特許請求の範囲])
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本出願に係る発明者は、上述した複合構造を検討するに当たり、第1樹脂層としては、前述した高温染浴において溶出するアクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合物を用い、第2樹脂粉末として当該染浴においても接着強度が低下せず、しかも、染着が生じにくいポリプロピレン系樹脂を用いた接着芯地について検証を重ねた。その中で、上記第2樹脂粉末を所定の被着密度で担持形成した場合であっても、その下地となる第1樹脂層の被着密度を比較的小さくすることによって、染色後の接着強度の向上を図り得るとの知見を得た。
【0011】
この発明は、上述した複合構造を有する接着芯地を用いて、表地との接着後に染色工程を施す場合であっても、仕上がった衣服において、当該複合構造に起因する染色ムラを回避すると共に、表地との優れた接着を図ることが可能な接着芯地を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この目的の達成を図るため、本出願に係る接着芯地の構成によれば、基布の表面に、ドット状の第1樹脂層を被着形成し、この第1樹脂層に第2樹脂粉末を担持形成してなる接着芯地において、上述した第2樹脂粉末がポリプロピレン系樹脂からなると共に、前述した第1樹脂層がアクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合物からなり、この第1樹脂層の被着密度に対する前述の第2樹脂粉末の被着密度の割合が3〜30倍であることを特徴としている。尚、本明細書に言う「被着密度」とは、夫々、これら構成成分に係る樹脂の単位面積当たりの重量として表される数値条件である。
【発明の効果】
【0013】
上述した本発明に係る接着芯地の構成を採用することにより、表地との接着後に染色工程を施す後染めを経た後、接着芯地の複合構造に起因する染色ムラ回避と、接着力確保を同時に図ることができ、衣服の短納期化を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施に好適な形態について詳細に説明する。まず、本発明に係る接着芯地の基布としては、不織布、織物、編物など、種々の繊維組織構造、並びに表地への保型性付与設計に応じた面密度を有する布帛を任意好適に選択することができるが、後段で詳述するように、第2樹脂粉末を構成するポリプロピレン系樹脂の接着温度、並びに、表地と接着した後の染色工程の温度条件を考慮して、ポリエステルからなる基布とするのが好ましい。
【0015】
また、本発明に用いる第1樹脂層は、従来、塗料や繊維間接着にも用いられてきたバインダに相当するアクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合物であり、このアルキル基として、メチル基及び/またはエチル基を含むものを種々に選択して用いることができる。このような特定の官能基で構成された共重合物は、例えば『ニカゾールVT−253』(日本カーバイド工業(株)製,商品名)、『Latekoll D ap』(BASFジャパン(株)製,商品名)などの品名により、水分散物として調製販売されている。これら共重合物をペースト化して第1樹脂層に用いることにより、前述の特許文献2に開示される接着芯地の生産工程においては、第2樹脂粉末であるポリプロピレン系樹脂を第1樹脂層に担持形成せしめることができる。また、例えばポリエステル染色の染浴条件である130℃程度では、比較的染色されやすい第1樹脂層の上記アクリル酸化合物は、その90%程度が染浴側に溶出するため、得られた衣服に染めムラを生じることがなく、さらに、上記第2樹脂粉末による表地と接着芯地との接着強度を概ね保ち、しかも、衣服の後染めを行うことを可能としている。
【0016】
次いで、この発明で好適に使用されるポリプロピレン系樹脂からなる第2樹脂粉末としては、従来、ワイシャツやドレスシャツなどの薄手の表地を用いた衣服の襟芯等に用いられてきたものである。前述した通り、ポリプロピレン系樹脂が染まりにくいという性質を満たし、しかも、表地と接着後に施される染色工程において、その染浴温度で接着強度が低下しないものであれば、何れの組成の樹脂を用いることもできる。しなしながら、染色された後の衣服の耐洗濯性などを考慮すれば、ランダムコポリマーであるポリプロピレン系樹脂を用いることが好ましく、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンなどの低級α―オレフィンとプロピレンとの重合物が好適である。このようなポリプロピレン系樹脂として、例えば『ポリプロピレンパウダーレジンPR A―600』(東京インキ(株)『ポリプロピレンパウダーレジンPR A―600』(東京インキ(株)製,商品名;JIS K 6760規定のMFRは3g/10分,示差熱分析による融点142.18℃,密度0.90g/cm)などが市販されている。
【0017】
これら第1樹脂層は、前述した特許文献2と同様に、基布の表面に不連続な多数のドット状、詳細には、円形、楕円形、正方形、長方形、或いはその他の多角形など、任意好適な形状で配設することができる。また、実質的に第1樹脂層のプリント形成総面積に相当するドットの形成総面積は、基布の約6〜40%、より好ましくは10〜20%とするのが好適であり、箇々のドット面積は約0.03〜1.2mm、より好適には0.07〜0.5mmとするのが好ましい。
【0018】
また、この発明では、上述した第1樹脂層の被着密度に対する前述した第2樹脂粉末の被着密度の割合を3〜30倍とする必要がある。この数値条件は、接着芯地を構成する基布において、第2樹脂粉末の単位面積当たりの被着重量を第1樹脂層の単位面積当たりの被着重量で割った値(以下、単に「被着密度の割合」と称する場合もある)であり、上記好適範囲を超えて第1樹脂層の被着密度を第2樹脂粉末の被着密度よりも小さく採る場合、第2樹脂粉末が過多となり、実質的に生産性に劣ると共に、接着に際して表地表面若しくは芯地表面に当該粉末に由来する接着成分が染み出したり、得られた衣服の風合が硬くなる。逆に第2樹脂粉末を過小とする場合には、染色後の接着力低下を来す。
【実施例】
【0019】
以下、この発明の実施例として、所定の構成により調製した種々の接着芯地を表地と接着した後、後染めを行った評価結果について説明する。尚、以下の説明では、この発明の理解のため、材料、形状、配置関係、数値的条件及びその他、特定の条件を例示するが、本発明はこれら具体的条件にのみ限定されるものではなく、本発明の目的の範囲で任意好適な設計の変更及び変形を行い得る。
【0020】
(実施例)
接着芯地を構成する基布として、ポリエステル加工糸からなる面密度22g/mの織物(縦の打込み86本/インチ,横の打込み59本/インチ)を準備した。次いで、第一樹脂層を形成するためのペーストとして、アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合体を固形分として28〜29重量%含む市販の水性エマルションである『ニカゾール VT―253』(日本カーバイド工業(株)製,商品名)を10重量%と、pH調整剤としてのアンモニア水3重量%とを混合し、第1樹脂層を形成するためのペーストを調製した。次いで、上述した基布に、このペーストを150個/cmの密度でφ0.35mmの円形スクリーンを用いてドット形状にプリントした。
【0021】
続いて、このドットが未乾燥でタック性を有するうちに、市販のポリプロピレン系樹脂粉末である『ポリプロピレンパウダーレジンPR A―600』(東京インキ(株)製,商品名;前述融点142.18℃)を上記基布に均一に散布し、第1樹脂層に担持されていない余剰な樹脂粉末を除去した後、160℃に温度設定したドライヤーを通過させて乾燥を行い、第1樹脂層の被着密度が約0.3g/m、第2樹脂粉末の被着密度が約7.0g/mである実施例に係る接着芯地(前述の被着密度の割合は約23.3倍)を得た。
【0022】
(比較例)
次いで、上述した実施例と同じ基布に対して、第1樹脂層の被着密度が約3.0g/mとしたことを除いては、上述したドット形状、並びに第2樹脂粉末の被着密度が同一の条件で比較例に係る接着芯地(前述の被着密度の割合は約2.33倍)を得た。
【0023】
(初期接着強度評価)
この様にして得られた実施例並びに比較例の接着芯地と、ポリエステル表地(面密度175g/m,縦の打込み106本/インチ,横の打込み132本/インチである織物)を準備した。次いで、この表地に各接着芯地の第一樹脂層及び第二樹脂層が形成された面を重ね合わせ、温度150℃、圧力0.29MPa、プレス時間10秒の条件で接着し、評価用の布帛サンプルを得た。これら布帛サンプルから幅5cm×長さ12cmの試験片を裁断、採取し、標準状態(25℃,相対湿度60%)に12時間放置した。これを測定試料として、引張試験機(オリエンテック社製)によって引張速度300mm/minの条件で接着面を剥離し、合計3回の測定による平均値を初期接着強度とした。
【0024】
(染色加工した布帛サンプルの評価)
また、上述した各布帛サンプルについて、分散染料を用いた周知の高温高圧染色法により、温度130℃、圧力2.0MPaの染浴条件下で2時間に渡って染色加工を施した。この後、洗浄、乾燥を経て、接着芯地と表地とを接着した後に染色された衣服に相当する評価サンプルを得た。得られた評価サンプルに対して、目視並びに光学顕微鏡による染色状態を観察確認し、さらに、前述した初期接着強度と同一の方法により、染色後接着強度を測定した。この様にして求めた実施例及び比較例係る各サンプルの構成、初期接着強度、並びに染色後接着強度について、表1に示す。
【0025】
【表1】

【0026】
上記の表からも理解できるように、被着密度の割合が異なり、かつ接着に直接関与する第2樹脂粉末の被着密度が同一であるにもかかわらず、実施例に係るサンプルでは染色後の接着強度と初期接着強度との双方とも、優れた接着力を示した。この原因については明らかではないが、接着芯地の基布表面から第1樹脂層の厚さに相当する距離だけ隔てられて担持形成された第2樹脂粉末が加熱溶融した際に、表地のみならず、基布表面にも到達しやすいためと考えられる。尚、何れのサンプルであっても、接着芯地の複合構造による染色ムラは観察されず、光学顕微鏡観察によって、上記複合構造が僅かに小さくなった樹脂成分が接着芯地と表地とを接着している様子が確認された。
【0027】
以上のことから、上記実施例の構成を採用することにより、染色加工後には第1樹脂層が実質的に溶出するものの、染色されない第2樹脂粉末によって表地と接着芯地の基布との接着強度を良好に確保し得ることが確認された。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基布の表面に、ドット状の第1樹脂層を被着形成し、該第1樹脂層に第2樹脂粉末を担持形成してなる接着芯地において、前記第2樹脂粉末がポリプロピレン系樹脂からなると共に、前記第1樹脂層がアクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合物からなり、前記第1樹脂層の被着密度に対する前記第2樹脂粉末の被着密度の割合が3〜30倍であることを特徴とする接着芯地。



【公開番号】特開2008−31590(P2008−31590A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−205999(P2006−205999)
【出願日】平成18年7月28日(2006.7.28)
【出願人】(000229542)日本バイリーン株式会社 (378)
【Fターム(参考)】