説明

接続コネクタ

【課題】高いシールド効果を有し、特には信号の高速化に対応して高いシールド効果を発揮することができる接続コネクタの提供。
【解決手段】プラグ3は、プラグ側信号端子1,1...の裏面側にプラグ側シールド部材8を配置し、プラグ側シールド部材8は、プラグ部2の側面部に露出させたプラグ側グランド端子10,10...を備え、各プラグ側グランド端子10,10間にプラグ側信号端子1,1を配置させ、ソケット6は、外側面部にソケット側シールド部材21を配置し、ソケット側シールド部材21は、プラグ挿入溝4の内側面部に露出させたソケット側グランド端子51,51...を備え、各ソケット側グランド端子51,51間にソケット側信号端子5,5を配置させ、プラグ部2をプラグ挿入溝4内に嵌合させることによりプラグ側グランド端子10とソケット側グランド端子51とが接続されるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に基板対基板の接続に用いられる接続コネクタであって、特にはシールド構造を有する接続コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、基板と基板との電気的接続には、外側面部に複数のプラグ側信号端子を並べて配置した凸状のプラグ部を有するプラグと、プラグ部が挿入されるプラグ挿入溝を有し、このプラグ挿入溝の内側面に複数のソケット側信号端子を配置したソケットとを備えた接続コネクタが用いられ、プラグ挿入溝にプラグ部を挿入し、前記両信号端子を互いに弾性的に接触させることにより電気的接続がなされるようになっている。
【0003】
また、この種の接続コネクタには、プラグ及びソケットの外側部に板状のシールド部材を配置したシールド構造を有するものが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−59589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の如き従来の技術では、プラグ及びソケットの外側部をシールド部材で遮蔽することにより、外来ノイズに対する高いシールド効果が得られる一方、各信号線(信号端子)間で発せられるノイズを遮蔽する効果は小さいという問題があった。
【0006】
また、不平衡伝送方式では、高速信号の伝送において外来ノイズの影響等を受け易いことから、高速信号に対応するためには差動信号を用いた平衡伝送方式を採用することが望ましい。
【0007】
しかしながら、上述のように各信号端子間におけるシールド効果が小さいと差動信号線を構成する信号端子が他の差動信号線を構成する信号端子との間でノイズの影響を受け易く、差動信号に影響を及ぼすおそれがあった。
【0008】
本発明は、このような従来の問題に鑑み、高いシールド効果を有し、特には信号の高速化に対応して高いシールド効果を発揮することができる接続コネクタの提供を目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、側面部に複数のプラグ側信号端子を配置させたプラグ部を有するプラグと、前記プラグ部が挿入されるプラグ挿入溝の内側面部に複数のソケット側信号端子を配置させたソケットとを備え、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることにより前記プラグ側信号端子と前記ソケット側信号端子とが接続されるようにした接続コネクタにおいて、 前記プラグは、前記プラグ側信号端子の裏面側にグランドに接続されるプラグ側シールド部材を配置し、該プラグ側シールド部材は、前記プラグ部の側面部に露出させた複数のプラグ側グランド端子を備え、前記各プラグ側グランド端子間に一又は複数の前記プラグ側信号端子を配置させ、前記ソケットは、外側面部にグランドに接続されるソケット側シールド部材を配置し、該ソケット側シールド部材は、前記プラグ挿入溝の内側面部に露出させた複数のソケット側グランド端子を備え、前記各ソケット側グランド端子間に一又は複数の前記ソケット側信号端子を配置させ、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることにより前記プラグ側グランド端子と前記ソケット側グランド端子とが接続されるようにしたことにある。
【0010】
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記プラグは、前記プラグ側グランド端子間に一対のプラグ側信号端子を配置させ、前記ソケットは、前記ソケット側グランド端子間に一対のソケット側信号端子を配置させ、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることによりグランド端子線間に一対の信号端子線からなる差動信号線路が形成されるようにしたことにある。
【0011】
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記ソケットは、前記接続基板に固着されるホールドダウンを備え、前記プラグ側シールド部材は、前記プラグ部の両端部に露出するシールド接続片を備え、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることにより前記シールド接続片が前記ホールドダウンに圧接され、前記プラグ側シールド部材とホールドダウンとが互いに接続されるようにしたことにある。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る接続コネクタは、上述したように、側面部に複数のプラグ側信号端子を配置させたプラグ部を有するプラグと、前記プラグ部が挿入されるプラグ挿入溝の内側面部に複数のソケット側信号端子を配置させたソケットとを備え、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることにより前記プラグ側信号端子と前記ソケット側信号端子とが接続されるようにした接続コネクタにおいて、前記プラグは、前記プラグ側信号端子の裏面側にグランドに接続されるプラグ側シールド部材を配置し、該プラグ側シールド部材は、前記プラグ部の側面部に露出させた複数のプラグ側グランド端子を備え、前記各プラグ側グランド端子間に一又は複数の前記プラグ側信号端子を配置させ、前記ソケットは、外側面部にグランドに接続されるソケット側シールド部材を配置し、該ソケット側シールド部材は、前記プラグ挿入溝の内側面部に露出させた複数のソケット側グランド端子を備え、前記各ソケット側グランド端子間に一又は複数の前記ソケット側信号端子を配置させ、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることにより前記プラグ側グランド端子と前記ソケット側グランド端子とが接続されるようにしたことにより、外来ノイズに対する高いシールド効果を発揮するとともに、各信号端子間で生じるノイズの影響を軽減して高い伝送効果を得ることができる。
【0013】
また、本発明において、前記プラグは、前記プラグ側グランド端子間に一対のプラグ側信号端子を配置させ、前記ソケットは、前記ソケット側グランド端子間に一対のソケット側信号端子を配置させ、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることによりグランド端子線間に一対の信号端子線からなる差動信号線路が形成されるようにしたことにより、高速信号に対応させることができるとともに、他の差動信号線からのノイズを遮蔽することができる。
【0014】
さらにまた、本発明において、前記ソケットは、前記接続基板に固着されるホールドダウンを備え、前記プラグ側シールド部材は、前記プラグ部の両端部に露出するシールド接続片を備え、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることにより前記シールド接続片が前記ホールドダウンに圧接され、前記プラグ側シールド部材とホールドダウンとが互いに接続されるようにしたことにより、外来ノイズに対するシールド効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る接続コネクタの一例を示す分解斜視図である。
【図2】(a)は図1中のプラグを示す平面図、(b)は同正面図、(c)は同側面図、(d)は同底面図である。
【図3】(a)は図2中のA−A線断面図、(b)は同B−B線断面図である。
【図4】図2中のプラグ側シールド部材を示す斜視図である。
【図5】(a)は図1中のソケットを示す平面図、(b)は同正面図、(c)は同側面図、(d)は同底面図である。
【図6】(a)は図5中のC−C線断面図、(b)は同D−D線断面図である。
【図7】図5中のソケット側シールド部材を示す斜視図である。
【図8】(a)は本発明に係る接続コネクタのグランド接続端子間の接続状態を示す縦断面図、(b)は同信号端子間の接続状態を示す縦断面図である。
【図9】図8中のE−E線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明に係る接続コネクタAの実施の態様を図1〜図9に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号Aは接続コネクタである。
【0017】
この接続コネクタAは、側面部に複数のプラグ側信号端子1,1...を配置させた凸状のプラグ部2を有するプラグ3と、プラグ部2が挿入されるプラグ挿入溝4の内側面部に複数のソケット側信号端子5,5...を配置させたソケット6とを備え、プラグ部2をプラグ挿入溝4内に嵌合させることによりプラグ側信号端子1とソケット側信号端子5とが接続され、この信号端子1,5を介して基板同士が電気的に接続されるようになっている。
【0018】
プラグ3は、図2、図3に示すように、凸状のプラグ部2を有する絶縁樹脂製のプラグ側モールド部材7を備え、このプラグ側モールド部材7に複数のプラグ側信号端子1,1...とプラグ側シールド部材8とがインサート成形により一体的に組み込まれている。
【0019】
このプラグ部2の前後両側面部には、インサート成形により組み込まれたプラグ側信号端子1のプラグ側信号接続片9及びプラグ側シールド部材8のプラグ側グランド端子10がプラグ側グランド端子10,10間に一対のプラグ側信号接続片9,9が配置されるように、即ちグランド端子線(G)と信号端子線(S)とがGSSGSSG...の順に並べて配置されるようになっている。
【0020】
プラグ側信号端子1は、導電性金属材を折り曲げ加工することにより形成され、プラグ挿入方向に長い細長板状のプラグ側信号接続片部9と、プラグ側信号接続片部9の一方の端部より外側に向けて垂直に折り曲げた形状のプラグ側基板接続片部11とを備えている。
【0021】
また、プラグ側信号接続片9の他方の端部には、内側に向けて垂直に折り曲げた形状の屈曲片12が形成されている。
【0022】
プラグ側シールド部材8は、図4に示すように、導電性金属板材を打ち抜き・折り曲げ加工することにより一体に形成され、矩形状のプラグ側シールド板部13と、プラグ側シールド板部13の下縁部に櫛刃状に支持させたプラグ側グランド端子10,10...とを備えている。
【0023】
プラグ側シールド板部13は、インサート成型によりプラグ側モールド部材7の凸部内に埋設されたことにより、プラグ側信号端子1の裏側に配置され、プラグ側シールド板部13とプラグ側信号端子1,1...とはプラグ側モールド部材7を隔てて互いに独立した構造となっている。
【0024】
また、プラグ側シールド板部13の長手方向両端部には、後述するホールドダウンと互いに圧接されるホールドダウン接続片14がプラグ部2の両端部に露出した状態に形成されている。
【0025】
このホールドダウン接続片14は、プラグ側シールド板部13の両端部を外側に向けて垂直に折り曲げた形状に形成され、外側部に係合凹部14aが形成されている。
【0026】
プラグ側グランド端子10は、プラグ側シールド板部13の下縁部より外側に向けて垂直に折り曲げた形状の連結片部15と、連結片部15の先端部より上側に向けて折り曲げた形状のプラグ側グランド接続片部16と、プラグ側グランド接続片部16の上端より外側に向けて垂直に折り曲げた形状のプラグ側基板接地片部17とをもって構成されている。
【0027】
プラグ側グランド接続片部16には、表面部に係合凹部18が形成され、この係合凹部18がプラグ3とソケット6を嵌合させた際に、後述するソケット側グランド端子51のソケット側グランド接続片部55の表面部に形成された係合突起57と互いに係合するようになっている。
【0028】
一方、プラグ側基板接地片部17は、プラグ側モールド部材7の底面部よりプラグ側基板接続片部11と同列配置となるように露出させ、プリント基板に形成されたグランド用接続パターンに半田付けされ、グランド接続されるようになっている。
【0029】
ソケット6は、図5、図6に示すように、絶縁性樹脂材からなるソケット側モールド部材20と、複数のソケット側信号端子5,5...と、ソケット側シールド部材21とを備え、ソケット側モールド部材20にソケット側信号端子5,5...及びソケット側シールド部材21,21を組み込むことにより形成されている。
【0030】
ソケット側モールド部材20は、モールド成形により直方体状に形成され、上面部にプラグ部2が挿入される溝状のプラグ挿入溝4が開口されている。
【0031】
このソケット側モールド部材20の両側部には、長手方向と直交する向きに向けた複数の信号端子収容溝22,22及びグランド端子収容溝23,23が所定の配列、即ち、グランド端子線(G)と信号端子線(S)とがGSSGSSG...の順に並べて配置されるように形成されている。
【0032】
また、ソケット側モールド部材20には、長手方向両端部にホールドダウン24,24が収容されるコ字状のホールドダウン収容溝25,25が形成されている。
【0033】
ホールドダウン24は、導電性金属板材を打ち抜き・折り曲げ加工することにより形成され、平板状のシールド部26と、シールド部26の両縁より内側に折り曲げた接触片部27,27とを備え、シールド部26と両接触片部27,27とで上面視コ字状に形成されている。
【0034】
また、シールド部26の下縁部には、外側に向けて垂直に折り曲げた形状の固定片部28が形成され、この固定片部28は、ソケット6底面部に露出されてプリント基板に形成された固定用パターンに半田付けされるようになっている。
【0035】
一方、シールド部26の上縁部には、折り曲げ部29を介して折り返した形状に形成された接続ロック片部30を備え、この接続ロック片部30がプラグ挿入溝4内部に配置され、挿入されたプラグ部2の両端部に配置されたホールドダウン接続片14と互いに圧接されるとともに、接続ロック片部30表面に突設させた係合突起31がホールドダウン接続片14に形成された係合凹部14aと互いに係合するようになっている。
【0036】
ソケット側信号端子5は、導電性金属板材を打ち抜き・折り曲げ加工することにより一体に形成され、プラグ挿入溝4内に突出する弾性接触片部40と、信号端子収容溝22内でソケット側モールド部材20の肉厚部に組み込まれる固定部41とを備えている。
【0037】
固定部41は、上端の折り曲げ部42を介して一対の挟持片43a,43bが互いに対向配置となるように形成され、両挟持片43a,43bと折り曲げ部42とをもって逆U字状を成し、この両挟持片43a,43bでソケット側モールド部材20の肉厚部を挟持することによりソケット側信号端子5をソケット側モールド部材20に固定するようになっている。
【0038】
弾性接触片部40は、内側の挟持片43aの下端より上向きに折り曲げた形状に形成され、その先端部にく字状に折り曲げて頂部をプラグ挿入溝4側に突出させた形状の接点部44が形成されている。
【0039】
一方、固定部の外側挟持片43bには、その下端部より外側に向けて垂直に折り曲げた形状のソケット側基板接続端子片部45が形成され、このソケット側基板接続端子片部45がプリント基板に形成された信号用接続パターンに半田付けされるようになっている。
【0040】
ソケット側シールド部材21は、図7に示すように、導電性金属板材を打ち抜き・折り曲げ加工することにより一体に形成され、板状のソケット側シールド板部50と、ソケット側シールド板部50の下縁部に櫛刃状に配置されたソケット側グランド端子51,51...とを備えている。
【0041】
ソケット側グランド端子51は、ソケット側シールド板部50の下縁部より内側に向けて垂直に折り曲げた形状のソケット側基板接地片部52と、ソケット側基板接地片部52の内側端より上向きに折り曲げた形状の外側挟持片部53と、外側挟持片部53の上端より内側に向けて垂直に折り曲げた形状の連結片部54と、連結片部54の内側端より下側に向けて垂直に折り曲げた形状のソケット側グランド接続片部55とを備えている。
【0042】
ソケット側基板接地片部52は、ソケット側信号端子5のソケット側基板接続端子片部45,45と互いに平行且つ同一平面上に露出する配置となるように形成され、プリント基板に形成されたグランド用接続パターンに半田付けされ、グランド接続されるようになっている。
【0043】
この外側挟持片53、連結片部54及びソケット側グランド接続片部55は、側面視コ字状をなすように形成され、このコ字状部をグランド端子収容溝23内のソケット側モールド部材20の肉厚部に嵌め込むとともに、ソケット側シールド板部50の両側部50a,50aをホールドダウン収容溝25の接触片部27の内側に挿し込むことによりソケット側シールド部材21がソケット側モールド部材20に固定されるようになっている。
【0044】
また、ソケット側グランド接続片部55の下端部は、ソケット側モールド部材20の底面部に形成された圧入溝56に圧入されるようになっている。
【0045】
このソケット側グランド接続片部55の表面部には、上述したプラグ側グランド接続片部16の表面部に形成された係合凹部18と互いに係合する係合突起57が形成されている。
【0046】
このように構成された接続コネクタAは、プラグ部2をプラグ挿入溝4内に嵌め込むことにより、図8(b)に示すように、プラグ側信号端子1の表面部にソケット側信号端子5の弾性接触片部40が当接し、両信号端子1,5が電気的に接続されるとともに、図8(a)に示すように、グランド接触片部16,55が互いに挿入方向で摺動し、所定の位置において係合突起57と係合凹部18とが互いに係合し、両グランド端子10,51が互いに圧接した状態で接続される。
【0047】
このようにプラグ3とソケット6とが接続された状態にあっては、図9に示すように、コネクタ全体の外側部がグランド接続されたソケット側シールド部材21とホールドダウン24,24とにより囲まれ、外来ノイズが遮蔽される。
【0048】
また、一対の信号端子線からなる差動信号線が各シールド板部13,50とグランド端子10,51とで囲まれたことにより、簡易的に同軸コネクタのシールド構造の如き構造を形成し、他の差動信号線からのノイズを遮蔽するようになっている。
【0049】
尚、上述の実施例では、差動信号による伝送方式を採用し、信号端子線(S)とグランド端子線(G)とをGSSGSSG...のように配置した例について説明したが、信号端子とグランド端子とをGSGSG...のように配置したものであってもよい。
【0050】
また、上述の実施例では、ソケット6にホールドダウンを備えた例について説明したがホールドダウンを設けなくてもよい。
【符号の説明】
【0051】
A 接続コネクタ
1 プラグ側信号端子
2 プラグ部
3 プラグ
4 プラグ挿入溝
5 ソケット側信号端子
6 ソケット
7 プラグ側モールド部材
8 プラグ側シールド部材
9 プラグ側信号接続片
10 プラグ側グランド端子
11 プラグ側基板接続片
12 屈曲片
13 プラグ側シールド板部
14 ホールドダウン接続片
14a 係合凹部
15 連結片部
16 プラグ側グランド接続片部
17 プラグ側基板接地片部
18 係合凹部
20 ソケット側モールド部材
21 ソケット側シールド部材
22 信号端子収容溝
23 グランド端子収容溝
24 ホールドダウン
25 ホールドダウン収容溝
26 シールド部
27 接触片部
28 固定片部
29 折り曲げ部
30 接続ロック片部
31 係合突起
40 弾性接触片部
41 固定部
42 折り曲げ部
43 挟持片
44 接点部
45 ソケット側基板接続端子片部
50 ソケット側シールド板部
51 ソケット側グランド端子
52 ソケット側基板接地片部
53 外側挟持片部
54 連結片部
55 ソケット側グランド接続片部
56 圧入溝
57 係合突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
側面部に複数のプラグ側信号端子を配置させたプラグ部を有するプラグと、前記プラグ部が挿入されるプラグ挿入溝の内側面部に複数のソケット側信号端子を配置させたソケットとを備え、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることにより前記プラグ側信号端子と前記ソケット側信号端子とが接続されるようにした接続コネクタにおいて、
前記プラグは、前記プラグ側信号端子の裏面側にグランドに接続されるプラグ側シールド部材を配置し、該プラグ側シールド部材は、前記プラグ部の側面部に露出させた複数のプラグ側グランド端子を備え、前記各プラグ側グランド端子間に一又は複数の前記プラグ側信号端子を配置させ、
前記ソケットは、外側面部にグランドに接続されるソケット側シールド部材を配置し、該ソケット側シールド部材は、前記プラグ挿入溝の内側面部に露出させた複数のソケット側グランド端子を備え、前記各ソケット側グランド端子間に一又は複数の前記ソケット側信号端子を配置させ、
前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることにより前記プラグ側グランド端子と前記ソケット側グランド端子とが接続されるようにしたことを特徴としてなる接続コネクタ。
【請求項2】
前記プラグは、前記プラグ側グランド端子間に一対のプラグ側信号端子を配置させ、前記ソケットは、前記ソケット側グランド端子間に一対のソケット側信号端子を配置させ、前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることによりグランド端子線間に一対の信号端子線からなる差動信号線路が形成されるようにした請求項1に記載の接続コネクタ。
【請求項3】
前記ソケットは、前記接続基板に固着されるホールドダウンを備え、
前記プラグ側シールド部材は、前記プラグ部の両端部に露出するシールド接続片を備え、
前記プラグ部を前記プラグ挿入溝内に嵌合させることにより前記シールド接続片が前記ホールドダウンに圧接され、前記プラグ側シールド部材とホールドダウンとが互いに接続されるようにした請求項1又は2に記載の接続コネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−41771(P2013−41771A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−178722(P2011−178722)
【出願日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(000102500)SMK株式会社 (528)
【Fターム(参考)】