接続取付具及び取付構成
本発明は、互いに距離を隔てて位置する2つのハウジング部品(10、12)を備え、各ハウジング部品を軽量建材パネル(2、3)の開口(8)内に挿入でき、ハウジング部品(10、12)がクランプ装置(11)を介して互いに接続される、軽量建材パネル(2、3)用、特にハニカムパネル用の接続取付具(1)に関する。接続取付具(1)が軽量建材パネル(2、3)の開口(8)から脱落しないようにするために接続取付具(1)には少なくとも1つのロック手段(17)が設けられる。このようにして、接続取付具(1)の設置が容易になり、接続取付具(1)を事前固定できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、互いに距離を隔てて配置され、それぞれを軽量建材パネルの開口内に挿入できる2つのハウジング部品を備え、該ハウジング部品がクランプ装置を介して互いに接続される、軽量建材パネル用、特にハニカムパネル用の接続取付具、及び2つの隣接して配置される軽量建材パネルを用いた取付構成に関する。
【背景技術】
【0002】
中空パネルのための取付具は、1つのハウジング部品が中空パネルの受け部内に挿入される独国特許第20 2006 002 648号から知られる。ハウジング部品は、中空パネルのカバーパネル上に配置される上側突出縁部を備え、幾つかのねじを介して固定される。その後、ハウジング部品は、接続ロッド及び回転可能なクランプ部品により、隣接する中空パネルの更なるハウジング部品と共にクランプされる。かかる接続取付具の設置は、多数の構成要素を位置決めして固定する必要があるため、比較的難しい。また、クランプ装置が解放されるときに接続ロッドがクランプ部品と共に脱落する可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、本発明の目的は、取付けが容易で、少数の構成要素のみを必要とする接続取付具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的は、請求項1の特徴を有する接続取付具によって達成される。
【0005】
本発明によれば、接続取付具は、該接続取付具が軽量建材パネルの開口から脱落しないようにするために少なくとも1つのロック手段を備える。結果として、軽量建材パネルの開口にねじなどの個々の締結手段を介して接続取付具を固定する必要がなくなる。接続取付具を軽量建材パネルの開口内に挿入し、開口内で接続取付具が軽量建材パネルからもはや脱落できないように係止が生じれば、十分なのである。これは、取付けをかなりの程度まで簡略化し、また、接続取付具を非常に少ない構成要素のみで形成できる。
【0006】
接続取付具の好ましい発展形態によれば、ロック手段は、軽量建材パネルのカバーパネルの背後に係合する少なくとも1つの弾性ウェブを備える。カバーパネルは、キャビティを備える軽量建材パネルの中間構造体よりも高い安定性を有し、それにより、ロック手段は、カバーパネルにおいて確実な係合を呈することができる。ロック手段は、軽量建材パネルの溝内に挿入できる2つの外側に広がる弾性ウェブを備えることができる。また、ロック手段をそれらの場所に固定することもできる。
【0007】
接続取付具の簡単な取付けのため、クランプ装置がハウジング部品を結合する接続ロッドを備えてもよく、該接続ロッドには1つ以上のロック手段が配置される。ロック手段は、接続ロッドに取り付けられるU形状クリップとして配置することができる。1つ以上のロック手段は、接続ロッドの長さに応じて、U形状形態で接続ロッドを取り囲むことができ、その場合、ロック手段は長手方向に移動することもできる。
【0008】
軽量建材パネルの開口内にハウジング部品を安定して支持するために、ハウジング部品をスリーブ状又はシェル状に設けることができる。用語“シェル状”は、ハウジング部品の壁部が軽量建材パネルの開口内に支持される全ての想定し得る曲げ形状を含む。
【0009】
視覚に訴える外観のため、接続取付具は、各ハウジング部品毎にカバーキャップを備えることができる。したがって、滑らかな外面が形成され、その場合、ハウジング部品内へ突出するウェブによって各カバーキャップを固定できる。
【0010】
ハウジング部品を連続的にクランプできるように、クランプ装置は、ハウジング部品をクランプするための少なくとも1つのナットを備えることができる。他のクランプ機構も使用できる。
【0011】
本発明の更なる発展形態によれば、ロック手段がハウジング部品と一体に設けられる。したがって、非常に少ない構成要素のみで接続取付具を形成することができる。位置決め用の脚部は、ロック手段に隣接して設けられることが好ましい。この脚部をカバーパネルの溝内に挿入することができ、それにより、ハウジング部品の位置合わせが確保される。
【0012】
軽量建材パネルに対するハウジング部品の正確な高さの位置決めを行なうことができるように、ロック手段がそれぞれクランプ装置の両側に設けられることが好ましい。ロック手段はそれぞれカバーパネルと協働することができ、それにより、高さの位置決めが達成される。
【0013】
簡単な取付けのため、ハウジング部品を同じ方法で配置することができる。また、ハウジング部品は、軽量建材パネルと平行な中央面に対して対称に配置させることができ、それにより、ハウジング部品を両側に取り付けてクランプ装置の周りを180°回転させることができるため、不正確な取付けが確実に防止される。
【0014】
本発明によれば、2つの隣接して配置される軽量建材パネルを用いた取付構成が提供される。各軽量建材パネルは、格子構造体が介挿されて成る2つの離間するカバーパネルを備え、これらは接続取付具によって互いに保持される。接続取付具のハウジング部品をそれぞれポット形状受け部内に挿入して上側カバーパネル及び下側カバーパネルに当接させることができ、その場合、ハウジング部品のための凹部が下側カバーパネルに形成される。したがって、接続取付具のクランプ中、ハウジング部品が上側カバーパネル及び下側カバーパネルの両方で支持されるようになる。これは、カバーパネルが、介挿された格子構造体よりも高い強度を有するからである。
【0015】
接続取付具が軽量建材パネル内に完全に収容されるようにするため、溝を介して2つのポット形状受け部を互いに接続することができ、接続取付具を軽量建材パネル内に固定するためのロック手段が受け部に固定される。
【0016】
位置決めのため、ハウジング部品が脚部を介して位置合わせ可能なように、1つの脚部が1つのカバーパネルの溝に配置されることが好ましい。溝は、1つのロック手段がそれぞれ2つの溝に当接するように各カバーパネルに配置することができる。好ましくは、1つの脚部が位置決めのために両方の溝内に挿入される。したがって、ハウジング部品の互いに対する正確な位置決めが達成される。また、ハウジング部品を軽量建材パネルに予備的態様で容易に固定することができる。
【0017】
以下では、添付図面に示される幾つかの実施形態を参照して、本発明を更に詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1A】本発明に係る接続取付具の第1の実施形態の図を示している。
【図1B】本発明に係る接続取付具の第1の実施形態の図を示している。
【図1C】本発明に係る接続取付具の第1の実施形態の図を示している。
【図1D】本発明に係る接続取付具の第1の実施形態の図を示している。
【図2A】本発明に係る接続取付具の第2の実施形態の図を示している。
【図2B】本発明に係る接続取付具の第2の実施形態の図を示している。
【図2C】本発明に係る接続取付具の第2の実施形態の図を示している。
【図3A】本発明に係る接続取付具の第3の実施形態の図を示している。
【図3B】本発明に係る接続取付具の第3の実施形態の図を示している。
【図3C】本発明に係る接続取付具の第3の実施形態の図を示している。
【図3D】本発明に係る接続取付具の第3の実施形態の図を示している。
【図4A】本発明に係る接続取付具の第4の実施形態の図を示している。
【図4B】本発明に係る接続取付具の第4の実施形態の図を示している。
【図4C】本発明に係る接続取付具の第4の実施形態の図を示している。
【図4D】本発明に係る接続取付具の第4の実施形態の図を示している。
【図5A】本発明に係る接続取付具の第5の実施形態の図を示している。
【図5B】本発明に係る接続取付具の第5の実施形態の図を示している。
【図5C】本発明に係る接続取付具の第5の実施形態の図を示している。
【図6A】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【図6B】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【図6C】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【図6D】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【図6E】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1A〜図1Dは、2つの隣り合う軽量建材パネル2、3を接続するための接続取付具1を示しており、各軽量建材パネル2、3は下側カバーパネル4と上側カバーパネル6とを備え、カバーパネル間にはキャビティを有する格子構造体5(詳しく図示せず)が、好ましくはハニカム構造を成して配置される。軽量建材パネル2、3はそれぞれ、端縁7を用いて一方の前縁で互いに接着される。例えば家具用の2つの軽量建材パネル2、3を結合するため、各軽量建材パネル2、3は、格子構造体5及び上側カバーパネル6の開口と下側カバーパネル4の凹部とによって形成されるポット形状受け部8を備える。軽量建材パネル2、3の2つの開口8を接続するために1つの溝9が設けられ、この溝は上側カバーパネル6及び格子構造体5に設けられる。接続取付具1はこれらの受け部8及び溝9内に挿入される。
【0020】
接続取付具1は、スリーブのセグメントとして構成される第1のハウジング部品10を備え、このハウジング部品10は円形受け部8の曲率に対応する曲率を有する。ハウジング部品10、12間には、クランプ装置の構成要素である接続ロッド11が設けられる。
【0021】
ハウジング部品10、12をクランプするため、ナット14によりハウジング部品10に対してクランプすることができるクランプ13を接続ロッド11の一端に配置することができる。接続ロッド11の反対側にはヘッド15が設けられ、このヘッドは、ハウジング部品12に当接するクランプ16に押し付けられる。接続取付具1は、ナット14を回転させることによりハウジング部品10、12を用いて連続的な態様でクランプされ得る。
【0022】
接続ロッド11には、ハウジング部品10、12に隣接してU形状クリップがそれぞれロック手段17として取り付けられており、該ロック手段は、上方を向いて外側に広がるばね脚18を有する。これらのばね脚18は、接続取付具1を溝9内に挿入する最中に圧縮させることができるとともに、それらが上側カバーパネル6の背後に係合する態様で、したがって、接続取付具1が脱落しないように固定される態様で係止される。
【0023】
視覚に訴える外観を確保するため、軽量建材パネル2、3の開口8がカバーキャップ19、20によって塞がれ、各カバーキャップは、軽量建材パネル2、3の上側カバーパネル6に係止でき、又は上側カバーパネルにクランプ方式で固定され得る少なくとも1つの内側に面するウェブ21を備える。また、カバーキャップ19、20を接続取付具1の他の構成要素と共に係止させることもできる。
【0024】
以下の実施形態では、同じ構成要素が第1の実施形態の場合と同じ参照符号により示される。
【0025】
図2A〜図2Cに示される実施形態では、ハウジング部品10、12に隣接するクランプ13、16が省かれる。結果として、ナット14は、受け部8内でハウジング部品10に直接に当接して、ねじりによりハウジング部品10、12のクランプ締めを確保できる。接続ロッド11の反対側では、ヘッド15がハウジング部品12の内面に当接する。したがって、接続取付具の構成要素の数が更に減少される。それとは別に、接続取付具の係止は、先の実施形態の場合と同様、接続ロッド11上のロック手段17によって行なわれる。
【0026】
図3A〜図3Dに示される実施形態では、ハウジング部品10に開口が形成され、該開口に雌ねじ31が設けられる。雌ねじ31には接続ロッド11のネジ部20が貫通する。したがって、接続ロッド11をハウジング部品10に対して回転させることにより、ハウジング部品10、12の互いに対する距離の調整を行なうことができる。接続ロッド11の反対側にはクランプ要素32が設けられ、このクランプ要素は、ハウジング部品12の内壁に当接するとともに、締結開口を備える。
【0027】
図3Dは、ロック手段17による接続取付具の係止を詳しく示している。ロック手段17は、接続ロッド11の周囲に係合し、そこに保持されるU形状クリップにより形成される。ロック手段は外側に広がるばね脚18を備え、該ばね脚は、上側カバーパネル6の内側に当接し、したがって、接続取付具が軽量建材パネル2、3の開口8から脱落するのを防止する。溝9に達する脚部35が位置決めのために更に設けられ、これらの脚部は、溝においてカバーパネル6の狭い対向面に当接し、それにより、ロック手段17が脚部35を介して正確に位置決めされる。
【0028】
図4A〜図4Dに示される実施形態では、厚さが大きく、丸みを帯びた外形を有するハウジング部品10’、12’が設けられる。外形は、軽量建材パネル2、3の開口8の内壁に合わせて調整され、噛合い方式で開口に入り込む。ハウジング部品10’には受け部13’が更に形成され、該受け部内にナット14’を挿入できる。受け部13’は、ナット14’が受け部内に耐トルク方式で配置されように設けられる。したがって、ハウジング部品10’、12’の互いに対する軸方向の調整は、受け部13’内へのナット14’の挿入時にナット14’又はハウジング部品10’に対して接続ロッド11をねじることによって行なうことができる。接続ロッド11の反対側には、ハウジング部品12’に当接するクランプ要素32が設けられる。
【0029】
図5A〜図5Cは、本発明に係る接続取付具の更なる実施形態を示している。ハウジング部品10”、12”は、スリーブのセグメントから成るだけでなく、スリーブ状に構成されており、接続ロッド11の挿入のために設けられるスリット35を備える。ハウジング部品10”、12”のスリーブ状の構成により、より高い安定性が得られる。ナット14によってハウジング部品10”に対して締め付けることができるクランプ13は、ハウジング部品10”、12”の内面に当接する。接続ロッド11の反対側にはクランプ要素32が設けられ、このクランプ要素はハウジング部品12”の内面に当接する。U形状クリップの形態を成す2つのロック手段17が接続ロッド11に設けられ、このロック手段は、軽量建材パネル2、3の開口8又は溝9内での接続取付具の係止を確保する。
【0030】
図示の実施形態において、ロック手段は、接続ロッド11に取り付けられるU形状クリップによって形成される。勿論、ハウジング部品10、12にそれぞれのロック手段を設けることもできる。
【0031】
軽量建材パネル2、3内に接続取付具を固定するためのロック手段をクランプ装置の他の構成要素に設けることもできる。
【0032】
図6A〜図6Eは、先の実施形態の場合と同様に軽量建材パネル2、3のポット形状受け部8内に挿入できる2つのシェル状ハウジング部品10”’、12”’を備える接続取付具の更なる実施形態を示している。ハウジング部品10”’、12”’は接続ロッド11を介して互いに接続される。
【0033】
ハウジング部品10”’、12”’は、互いに対向する側に、2つの広がるばね脚18’の形態を成すロック手段18’を備え、該ばね脚はハウジング部品10”’、12”’と一体に配置される。ばね脚18’は、端部部位がばね脚18’で終端するウェブ17’と一体に設けられる。ウェブ17’及び4つのばね脚18’は各ハウジング部品10”’、12”’毎に配置される。ばね脚18’に隣接して脚部35’が設けられ、該脚部は、軽量建材パネル2、3の溝9内に挿入することができ、位置決めのために使用される。脚部35’は、カバーパネル4又は6の前縁に当接するように配置される。これらのハウジング部品10”’、12”’は、接続ロッド11の軸線を貫く中央垂直面に対して対称に配置され、それにより、誤った取付けを確実に防止できる。ハウジング部品10”’、12”’は、左右に180°無作為にねじられるように設置することができる。
【0034】
ハウジング部品10”’、12”’をクランプするために接続ロッド11が設けられ、該ロッドは、ねじを有し、接続ロッド11にねじ込まれるクランプ13を用いてハウジング部品10”’に接続される。クランプ13の回転を回避するため、接続ロッド11と平行に向けられる突起40が、ハウジング部品10”’の外側に面する側に設けられる。突起40はクランプ13の回転を阻止する。
【0035】
ハウジング部品12”’には反対側にクランプ要素32が設けられ、このクランプ要素は、長方形に設けられ、ハウジング部品12”’の後面に当接する。外側の方へ向く突起40はハウジング部品12”’にも配置され、該突起はクランプ要素32のねじれを防止する。クランプ要素32は、接続ロッド11の端部を取り囲むとともに、接続ロッド11に対して垂直に向く装着開口を備えており、該装着開口内には、接続ロッド11をクランプするために駆動手段33が設けられる。これは、クランプ13による粗い調整と駆動手段33による細かい調整とを可能にする。
【0036】
図6Eに示されるように、ばね脚18’は、外側に広がる外形を有しており、一方の端側縁部18”が内側へと再び曲げられている。この端側縁部18”は、工具、例えばねじ回しを使用することによるハウジング部品10”’、12”’の取り外しで使用される。それぞれのねじ回しは、軽量建材パネル2又は3の溝9内に挿入され、そこでばね脚18’を内側に押し付けるためにカバーパネル6と境界縁部18”との間の隙間に適用され得る。両方のばね脚18’が内側に押し付けられると、ハウジング部品10”’、12”’を持ち上げて取り外すことができる。
【0037】
ハウジング部品10”’、12”’を2つのカバーパネル4、6上に位置決めすることができる。この目的のため、一方では、カバーパネル4、6の平面に対して平行に位置合わせされるウェブ状脚部35’が使用され、該脚部はカバーパネル4、6のそれぞれの溝9内に挿入され、他方では、ばね脚18’の形態を成すロック手段が使用される。したがって、高さ及びアライメントの両方に関して位置決めを行なうことができる。特に、ハウジング部品10”’、12”’を軽量建材パネル2、3に事前に取り付けることができる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、互いに距離を隔てて配置され、それぞれを軽量建材パネルの開口内に挿入できる2つのハウジング部品を備え、該ハウジング部品がクランプ装置を介して互いに接続される、軽量建材パネル用、特にハニカムパネル用の接続取付具、及び2つの隣接して配置される軽量建材パネルを用いた取付構成に関する。
【背景技術】
【0002】
中空パネルのための取付具は、1つのハウジング部品が中空パネルの受け部内に挿入される独国特許第20 2006 002 648号から知られる。ハウジング部品は、中空パネルのカバーパネル上に配置される上側突出縁部を備え、幾つかのねじを介して固定される。その後、ハウジング部品は、接続ロッド及び回転可能なクランプ部品により、隣接する中空パネルの更なるハウジング部品と共にクランプされる。かかる接続取付具の設置は、多数の構成要素を位置決めして固定する必要があるため、比較的難しい。また、クランプ装置が解放されるときに接続ロッドがクランプ部品と共に脱落する可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、本発明の目的は、取付けが容易で、少数の構成要素のみを必要とする接続取付具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的は、請求項1の特徴を有する接続取付具によって達成される。
【0005】
本発明によれば、接続取付具は、該接続取付具が軽量建材パネルの開口から脱落しないようにするために少なくとも1つのロック手段を備える。結果として、軽量建材パネルの開口にねじなどの個々の締結手段を介して接続取付具を固定する必要がなくなる。接続取付具を軽量建材パネルの開口内に挿入し、開口内で接続取付具が軽量建材パネルからもはや脱落できないように係止が生じれば、十分なのである。これは、取付けをかなりの程度まで簡略化し、また、接続取付具を非常に少ない構成要素のみで形成できる。
【0006】
接続取付具の好ましい発展形態によれば、ロック手段は、軽量建材パネルのカバーパネルの背後に係合する少なくとも1つの弾性ウェブを備える。カバーパネルは、キャビティを備える軽量建材パネルの中間構造体よりも高い安定性を有し、それにより、ロック手段は、カバーパネルにおいて確実な係合を呈することができる。ロック手段は、軽量建材パネルの溝内に挿入できる2つの外側に広がる弾性ウェブを備えることができる。また、ロック手段をそれらの場所に固定することもできる。
【0007】
接続取付具の簡単な取付けのため、クランプ装置がハウジング部品を結合する接続ロッドを備えてもよく、該接続ロッドには1つ以上のロック手段が配置される。ロック手段は、接続ロッドに取り付けられるU形状クリップとして配置することができる。1つ以上のロック手段は、接続ロッドの長さに応じて、U形状形態で接続ロッドを取り囲むことができ、その場合、ロック手段は長手方向に移動することもできる。
【0008】
軽量建材パネルの開口内にハウジング部品を安定して支持するために、ハウジング部品をスリーブ状又はシェル状に設けることができる。用語“シェル状”は、ハウジング部品の壁部が軽量建材パネルの開口内に支持される全ての想定し得る曲げ形状を含む。
【0009】
視覚に訴える外観のため、接続取付具は、各ハウジング部品毎にカバーキャップを備えることができる。したがって、滑らかな外面が形成され、その場合、ハウジング部品内へ突出するウェブによって各カバーキャップを固定できる。
【0010】
ハウジング部品を連続的にクランプできるように、クランプ装置は、ハウジング部品をクランプするための少なくとも1つのナットを備えることができる。他のクランプ機構も使用できる。
【0011】
本発明の更なる発展形態によれば、ロック手段がハウジング部品と一体に設けられる。したがって、非常に少ない構成要素のみで接続取付具を形成することができる。位置決め用の脚部は、ロック手段に隣接して設けられることが好ましい。この脚部をカバーパネルの溝内に挿入することができ、それにより、ハウジング部品の位置合わせが確保される。
【0012】
軽量建材パネルに対するハウジング部品の正確な高さの位置決めを行なうことができるように、ロック手段がそれぞれクランプ装置の両側に設けられることが好ましい。ロック手段はそれぞれカバーパネルと協働することができ、それにより、高さの位置決めが達成される。
【0013】
簡単な取付けのため、ハウジング部品を同じ方法で配置することができる。また、ハウジング部品は、軽量建材パネルと平行な中央面に対して対称に配置させることができ、それにより、ハウジング部品を両側に取り付けてクランプ装置の周りを180°回転させることができるため、不正確な取付けが確実に防止される。
【0014】
本発明によれば、2つの隣接して配置される軽量建材パネルを用いた取付構成が提供される。各軽量建材パネルは、格子構造体が介挿されて成る2つの離間するカバーパネルを備え、これらは接続取付具によって互いに保持される。接続取付具のハウジング部品をそれぞれポット形状受け部内に挿入して上側カバーパネル及び下側カバーパネルに当接させることができ、その場合、ハウジング部品のための凹部が下側カバーパネルに形成される。したがって、接続取付具のクランプ中、ハウジング部品が上側カバーパネル及び下側カバーパネルの両方で支持されるようになる。これは、カバーパネルが、介挿された格子構造体よりも高い強度を有するからである。
【0015】
接続取付具が軽量建材パネル内に完全に収容されるようにするため、溝を介して2つのポット形状受け部を互いに接続することができ、接続取付具を軽量建材パネル内に固定するためのロック手段が受け部に固定される。
【0016】
位置決めのため、ハウジング部品が脚部を介して位置合わせ可能なように、1つの脚部が1つのカバーパネルの溝に配置されることが好ましい。溝は、1つのロック手段がそれぞれ2つの溝に当接するように各カバーパネルに配置することができる。好ましくは、1つの脚部が位置決めのために両方の溝内に挿入される。したがって、ハウジング部品の互いに対する正確な位置決めが達成される。また、ハウジング部品を軽量建材パネルに予備的態様で容易に固定することができる。
【0017】
以下では、添付図面に示される幾つかの実施形態を参照して、本発明を更に詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1A】本発明に係る接続取付具の第1の実施形態の図を示している。
【図1B】本発明に係る接続取付具の第1の実施形態の図を示している。
【図1C】本発明に係る接続取付具の第1の実施形態の図を示している。
【図1D】本発明に係る接続取付具の第1の実施形態の図を示している。
【図2A】本発明に係る接続取付具の第2の実施形態の図を示している。
【図2B】本発明に係る接続取付具の第2の実施形態の図を示している。
【図2C】本発明に係る接続取付具の第2の実施形態の図を示している。
【図3A】本発明に係る接続取付具の第3の実施形態の図を示している。
【図3B】本発明に係る接続取付具の第3の実施形態の図を示している。
【図3C】本発明に係る接続取付具の第3の実施形態の図を示している。
【図3D】本発明に係る接続取付具の第3の実施形態の図を示している。
【図4A】本発明に係る接続取付具の第4の実施形態の図を示している。
【図4B】本発明に係る接続取付具の第4の実施形態の図を示している。
【図4C】本発明に係る接続取付具の第4の実施形態の図を示している。
【図4D】本発明に係る接続取付具の第4の実施形態の図を示している。
【図5A】本発明に係る接続取付具の第5の実施形態の図を示している。
【図5B】本発明に係る接続取付具の第5の実施形態の図を示している。
【図5C】本発明に係る接続取付具の第5の実施形態の図を示している。
【図6A】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【図6B】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【図6C】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【図6D】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【図6E】本発明に係る接続取付具の第6の実施形態の図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1A〜図1Dは、2つの隣り合う軽量建材パネル2、3を接続するための接続取付具1を示しており、各軽量建材パネル2、3は下側カバーパネル4と上側カバーパネル6とを備え、カバーパネル間にはキャビティを有する格子構造体5(詳しく図示せず)が、好ましくはハニカム構造を成して配置される。軽量建材パネル2、3はそれぞれ、端縁7を用いて一方の前縁で互いに接着される。例えば家具用の2つの軽量建材パネル2、3を結合するため、各軽量建材パネル2、3は、格子構造体5及び上側カバーパネル6の開口と下側カバーパネル4の凹部とによって形成されるポット形状受け部8を備える。軽量建材パネル2、3の2つの開口8を接続するために1つの溝9が設けられ、この溝は上側カバーパネル6及び格子構造体5に設けられる。接続取付具1はこれらの受け部8及び溝9内に挿入される。
【0020】
接続取付具1は、スリーブのセグメントとして構成される第1のハウジング部品10を備え、このハウジング部品10は円形受け部8の曲率に対応する曲率を有する。ハウジング部品10、12間には、クランプ装置の構成要素である接続ロッド11が設けられる。
【0021】
ハウジング部品10、12をクランプするため、ナット14によりハウジング部品10に対してクランプすることができるクランプ13を接続ロッド11の一端に配置することができる。接続ロッド11の反対側にはヘッド15が設けられ、このヘッドは、ハウジング部品12に当接するクランプ16に押し付けられる。接続取付具1は、ナット14を回転させることによりハウジング部品10、12を用いて連続的な態様でクランプされ得る。
【0022】
接続ロッド11には、ハウジング部品10、12に隣接してU形状クリップがそれぞれロック手段17として取り付けられており、該ロック手段は、上方を向いて外側に広がるばね脚18を有する。これらのばね脚18は、接続取付具1を溝9内に挿入する最中に圧縮させることができるとともに、それらが上側カバーパネル6の背後に係合する態様で、したがって、接続取付具1が脱落しないように固定される態様で係止される。
【0023】
視覚に訴える外観を確保するため、軽量建材パネル2、3の開口8がカバーキャップ19、20によって塞がれ、各カバーキャップは、軽量建材パネル2、3の上側カバーパネル6に係止でき、又は上側カバーパネルにクランプ方式で固定され得る少なくとも1つの内側に面するウェブ21を備える。また、カバーキャップ19、20を接続取付具1の他の構成要素と共に係止させることもできる。
【0024】
以下の実施形態では、同じ構成要素が第1の実施形態の場合と同じ参照符号により示される。
【0025】
図2A〜図2Cに示される実施形態では、ハウジング部品10、12に隣接するクランプ13、16が省かれる。結果として、ナット14は、受け部8内でハウジング部品10に直接に当接して、ねじりによりハウジング部品10、12のクランプ締めを確保できる。接続ロッド11の反対側では、ヘッド15がハウジング部品12の内面に当接する。したがって、接続取付具の構成要素の数が更に減少される。それとは別に、接続取付具の係止は、先の実施形態の場合と同様、接続ロッド11上のロック手段17によって行なわれる。
【0026】
図3A〜図3Dに示される実施形態では、ハウジング部品10に開口が形成され、該開口に雌ねじ31が設けられる。雌ねじ31には接続ロッド11のネジ部20が貫通する。したがって、接続ロッド11をハウジング部品10に対して回転させることにより、ハウジング部品10、12の互いに対する距離の調整を行なうことができる。接続ロッド11の反対側にはクランプ要素32が設けられ、このクランプ要素は、ハウジング部品12の内壁に当接するとともに、締結開口を備える。
【0027】
図3Dは、ロック手段17による接続取付具の係止を詳しく示している。ロック手段17は、接続ロッド11の周囲に係合し、そこに保持されるU形状クリップにより形成される。ロック手段は外側に広がるばね脚18を備え、該ばね脚は、上側カバーパネル6の内側に当接し、したがって、接続取付具が軽量建材パネル2、3の開口8から脱落するのを防止する。溝9に達する脚部35が位置決めのために更に設けられ、これらの脚部は、溝においてカバーパネル6の狭い対向面に当接し、それにより、ロック手段17が脚部35を介して正確に位置決めされる。
【0028】
図4A〜図4Dに示される実施形態では、厚さが大きく、丸みを帯びた外形を有するハウジング部品10’、12’が設けられる。外形は、軽量建材パネル2、3の開口8の内壁に合わせて調整され、噛合い方式で開口に入り込む。ハウジング部品10’には受け部13’が更に形成され、該受け部内にナット14’を挿入できる。受け部13’は、ナット14’が受け部内に耐トルク方式で配置されように設けられる。したがって、ハウジング部品10’、12’の互いに対する軸方向の調整は、受け部13’内へのナット14’の挿入時にナット14’又はハウジング部品10’に対して接続ロッド11をねじることによって行なうことができる。接続ロッド11の反対側には、ハウジング部品12’に当接するクランプ要素32が設けられる。
【0029】
図5A〜図5Cは、本発明に係る接続取付具の更なる実施形態を示している。ハウジング部品10”、12”は、スリーブのセグメントから成るだけでなく、スリーブ状に構成されており、接続ロッド11の挿入のために設けられるスリット35を備える。ハウジング部品10”、12”のスリーブ状の構成により、より高い安定性が得られる。ナット14によってハウジング部品10”に対して締め付けることができるクランプ13は、ハウジング部品10”、12”の内面に当接する。接続ロッド11の反対側にはクランプ要素32が設けられ、このクランプ要素はハウジング部品12”の内面に当接する。U形状クリップの形態を成す2つのロック手段17が接続ロッド11に設けられ、このロック手段は、軽量建材パネル2、3の開口8又は溝9内での接続取付具の係止を確保する。
【0030】
図示の実施形態において、ロック手段は、接続ロッド11に取り付けられるU形状クリップによって形成される。勿論、ハウジング部品10、12にそれぞれのロック手段を設けることもできる。
【0031】
軽量建材パネル2、3内に接続取付具を固定するためのロック手段をクランプ装置の他の構成要素に設けることもできる。
【0032】
図6A〜図6Eは、先の実施形態の場合と同様に軽量建材パネル2、3のポット形状受け部8内に挿入できる2つのシェル状ハウジング部品10”’、12”’を備える接続取付具の更なる実施形態を示している。ハウジング部品10”’、12”’は接続ロッド11を介して互いに接続される。
【0033】
ハウジング部品10”’、12”’は、互いに対向する側に、2つの広がるばね脚18’の形態を成すロック手段18’を備え、該ばね脚はハウジング部品10”’、12”’と一体に配置される。ばね脚18’は、端部部位がばね脚18’で終端するウェブ17’と一体に設けられる。ウェブ17’及び4つのばね脚18’は各ハウジング部品10”’、12”’毎に配置される。ばね脚18’に隣接して脚部35’が設けられ、該脚部は、軽量建材パネル2、3の溝9内に挿入することができ、位置決めのために使用される。脚部35’は、カバーパネル4又は6の前縁に当接するように配置される。これらのハウジング部品10”’、12”’は、接続ロッド11の軸線を貫く中央垂直面に対して対称に配置され、それにより、誤った取付けを確実に防止できる。ハウジング部品10”’、12”’は、左右に180°無作為にねじられるように設置することができる。
【0034】
ハウジング部品10”’、12”’をクランプするために接続ロッド11が設けられ、該ロッドは、ねじを有し、接続ロッド11にねじ込まれるクランプ13を用いてハウジング部品10”’に接続される。クランプ13の回転を回避するため、接続ロッド11と平行に向けられる突起40が、ハウジング部品10”’の外側に面する側に設けられる。突起40はクランプ13の回転を阻止する。
【0035】
ハウジング部品12”’には反対側にクランプ要素32が設けられ、このクランプ要素は、長方形に設けられ、ハウジング部品12”’の後面に当接する。外側の方へ向く突起40はハウジング部品12”’にも配置され、該突起はクランプ要素32のねじれを防止する。クランプ要素32は、接続ロッド11の端部を取り囲むとともに、接続ロッド11に対して垂直に向く装着開口を備えており、該装着開口内には、接続ロッド11をクランプするために駆動手段33が設けられる。これは、クランプ13による粗い調整と駆動手段33による細かい調整とを可能にする。
【0036】
図6Eに示されるように、ばね脚18’は、外側に広がる外形を有しており、一方の端側縁部18”が内側へと再び曲げられている。この端側縁部18”は、工具、例えばねじ回しを使用することによるハウジング部品10”’、12”’の取り外しで使用される。それぞれのねじ回しは、軽量建材パネル2又は3の溝9内に挿入され、そこでばね脚18’を内側に押し付けるためにカバーパネル6と境界縁部18”との間の隙間に適用され得る。両方のばね脚18’が内側に押し付けられると、ハウジング部品10”’、12”’を持ち上げて取り外すことができる。
【0037】
ハウジング部品10”’、12”’を2つのカバーパネル4、6上に位置決めすることができる。この目的のため、一方では、カバーパネル4、6の平面に対して平行に位置合わせされるウェブ状脚部35’が使用され、該脚部はカバーパネル4、6のそれぞれの溝9内に挿入され、他方では、ばね脚18’の形態を成すロック手段が使用される。したがって、高さ及びアライメントの両方に関して位置決めを行なうことができる。特に、ハウジング部品10”’、12”’を軽量建材パネル2、3に事前に取り付けることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに距離を隔てて配置され、それぞれを軽量建材パネル(2、3)の開口(8)内に挿入できる2つのハウジング部品(10、12)を備え、該ハウジング部品(10、12)がクランプ装置(11)を介して互いに接続される、軽量建材パネル(2、3)用、特にハニカムパネル用の接続取付具(1)において、
当該接続取付具(1)が前記軽量建材パネル(2、3)の前記開口(8)から脱落しないようにするために当該接続取付具(1)には少なくとも1つのロック手段(17)が設けられることを特徴とする、接続取付具。
【請求項2】
前記ロック手段(17)は、前記軽量建材パネル(2、3)のカバーパネル(4)の背後に係合する弾性ウェブ(18)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の接続取付具。
【請求項3】
前記ロック手段(17)は、前記軽量建材パネル(2、3)の溝(9)に挿入できる2つの外側に広がる弾性ウェブ(18)を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の接続取付具。
【請求項4】
前記クランプ装置が前記ハウジング部品(10、12)を結合する接続ロッド(11)を備え、1つ以上のロック手段(17)が前記接続ロッドに配置されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項5】
前記ロック手段(17)は、前記接続ロッド(11)に取り付けられるU形状クリップとして構成されることを特徴とする、請求項4に記載の接続取付具。
【請求項6】
前記ハウジング部品(10、12)がスリーブ状又はシェル状となるように構成されるることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項7】
当該接続取付具(1)が前記ハウジング部品(10、12)の各々についてカバーキャップ(19、20)を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項8】
前記カバーキャップ(19、20)の各々は、前記ハウジング部品(10、12)内へ突出する少なくとも1つのウェブ(21)によって固定できることを特徴とする、請求項7に記載の接続取付具。
【請求項9】
前記クランプ装置は、前記ハウジング部品(10、12)をクランプするための少なくとも1つのナット(14)を備えることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項10】
前記ロック手段(18’)が前記ハウジング部品(10”’、12”’)と一体に設けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項11】
位置決め用の脚部(35、35’)が前記ロック手段(18、18’)に隣接して設けられることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項12】
前記ロック手段(18’)がそれぞれ前記クランプ装置(11)の両側に設けられることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項13】
前記ロック手段は、内側に曲がる縁部(18”)を端側に有する2つの外側に広がるばね脚(18’)を備えることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項14】
前記ハウジング部品(10、12、10”’、12”’)が同一の構造を成して配置されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項15】
前記ハウジング部品(10”’、12”’)が前記軽量建材パネル(2、3)と平行な中央面に対して対称に配置されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項16】
格子構造体(5)が介挿されて成る2つの離間するカバーパネル(4、6)をそれぞれが備える2つの隣接して配置される軽量建材パネル(2、3)を用いた取付構成であって、前記軽量建材パネルが、請求項1〜15のいずれか一項に記載の接続取付具(1)によって互いに保持される、取付構成。
【請求項17】
前記ハウジング部品(10、12)がそれぞれポット形状受け部(8)内に挿入され、前記ハウジング部品(10、12)が上側カバーパネル(4)及び下側カバーパネル(6)に当接し、前記ハウジング部品(10、12)のための凹部が前記下側カバーパネル(6)に形成されることを特徴とする、請求項16に記載の取付構成。
【請求項18】
2つの前記ポット形状受け部(8)が溝(9)を介して互いに接続され、前記ロック手段(17)が前記受け部に固定されることを特徴とする、請求項16又は17に記載の取付構成。
【請求項19】
1つの脚部(35、35’)がカバーパネル(4、6)の溝(9)に配置されることを特徴とする、請求項16〜18のいずれか一項に記載の取付構成。
【請求項20】
前記カバーパネル(4、6)の各々に溝(9)が設けられ、ロック手段(18’)が前記溝(9)の両方に当接することを特徴とする、請求項16〜19のいずれか一項に記載の取付構成。
【請求項21】
1つの脚部(35’)が位置決めのために前記溝(9)の両方に挿入されることを特徴とする、請求項20に記載の取付構成。
【請求項1】
互いに距離を隔てて配置され、それぞれを軽量建材パネル(2、3)の開口(8)内に挿入できる2つのハウジング部品(10、12)を備え、該ハウジング部品(10、12)がクランプ装置(11)を介して互いに接続される、軽量建材パネル(2、3)用、特にハニカムパネル用の接続取付具(1)において、
当該接続取付具(1)が前記軽量建材パネル(2、3)の前記開口(8)から脱落しないようにするために当該接続取付具(1)には少なくとも1つのロック手段(17)が設けられることを特徴とする、接続取付具。
【請求項2】
前記ロック手段(17)は、前記軽量建材パネル(2、3)のカバーパネル(4)の背後に係合する弾性ウェブ(18)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の接続取付具。
【請求項3】
前記ロック手段(17)は、前記軽量建材パネル(2、3)の溝(9)に挿入できる2つの外側に広がる弾性ウェブ(18)を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の接続取付具。
【請求項4】
前記クランプ装置が前記ハウジング部品(10、12)を結合する接続ロッド(11)を備え、1つ以上のロック手段(17)が前記接続ロッドに配置されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項5】
前記ロック手段(17)は、前記接続ロッド(11)に取り付けられるU形状クリップとして構成されることを特徴とする、請求項4に記載の接続取付具。
【請求項6】
前記ハウジング部品(10、12)がスリーブ状又はシェル状となるように構成されるることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項7】
当該接続取付具(1)が前記ハウジング部品(10、12)の各々についてカバーキャップ(19、20)を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項8】
前記カバーキャップ(19、20)の各々は、前記ハウジング部品(10、12)内へ突出する少なくとも1つのウェブ(21)によって固定できることを特徴とする、請求項7に記載の接続取付具。
【請求項9】
前記クランプ装置は、前記ハウジング部品(10、12)をクランプするための少なくとも1つのナット(14)を備えることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項10】
前記ロック手段(18’)が前記ハウジング部品(10”’、12”’)と一体に設けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項11】
位置決め用の脚部(35、35’)が前記ロック手段(18、18’)に隣接して設けられることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項12】
前記ロック手段(18’)がそれぞれ前記クランプ装置(11)の両側に設けられることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項13】
前記ロック手段は、内側に曲がる縁部(18”)を端側に有する2つの外側に広がるばね脚(18’)を備えることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項14】
前記ハウジング部品(10、12、10”’、12”’)が同一の構造を成して配置されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項15】
前記ハウジング部品(10”’、12”’)が前記軽量建材パネル(2、3)と平行な中央面に対して対称に配置されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の接続取付具。
【請求項16】
格子構造体(5)が介挿されて成る2つの離間するカバーパネル(4、6)をそれぞれが備える2つの隣接して配置される軽量建材パネル(2、3)を用いた取付構成であって、前記軽量建材パネルが、請求項1〜15のいずれか一項に記載の接続取付具(1)によって互いに保持される、取付構成。
【請求項17】
前記ハウジング部品(10、12)がそれぞれポット形状受け部(8)内に挿入され、前記ハウジング部品(10、12)が上側カバーパネル(4)及び下側カバーパネル(6)に当接し、前記ハウジング部品(10、12)のための凹部が前記下側カバーパネル(6)に形成されることを特徴とする、請求項16に記載の取付構成。
【請求項18】
2つの前記ポット形状受け部(8)が溝(9)を介して互いに接続され、前記ロック手段(17)が前記受け部に固定されることを特徴とする、請求項16又は17に記載の取付構成。
【請求項19】
1つの脚部(35、35’)がカバーパネル(4、6)の溝(9)に配置されることを特徴とする、請求項16〜18のいずれか一項に記載の取付構成。
【請求項20】
前記カバーパネル(4、6)の各々に溝(9)が設けられ、ロック手段(18’)が前記溝(9)の両方に当接することを特徴とする、請求項16〜19のいずれか一項に記載の取付構成。
【請求項21】
1つの脚部(35’)が位置決めのために前記溝(9)の両方に挿入されることを特徴とする、請求項20に記載の取付構成。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【公表番号】特表2011−503456(P2011−503456A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−532519(P2010−532519)
【出願日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際出願番号】PCT/EP2008/060386
【国際公開番号】WO2009/059821
【国際公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(507335056)ヘティッヒ‐ハインゼ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー. カーゲー (11)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際出願番号】PCT/EP2008/060386
【国際公開番号】WO2009/059821
【国際公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(507335056)ヘティッヒ‐ハインゼ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー. カーゲー (11)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]