【課題】心筋梗塞の後、損傷した心筋及び／又は心筋細胞を修復する。
【解決手段】梗塞部を取り囲む心筋に体性幹細胞を移植すると、損傷領域に移行し、そこで筋細胞、内皮細胞、及び平滑筋細胞に分化し、次いで増殖し、心筋、冠状動脈、細動脈、及び毛細血管を含む構造を形成し、梗塞部の構造的及び機能的な完全性を回復させる。また、心筋梗塞後に患者にサイトカインを投与すると、患者自身の内部に存在し且つ／又は循環する幹細胞が刺激され、血流に入って梗塞領域に向かう。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
単離、精製、及び増大された成体心臓幹細胞と、薬学上許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項２】
心臓幹細胞が、ｃ−キット陽性である、請求項１に記載の医薬組成物。
【請求項３】
心臓幹細胞が、系統陰性である、請求項２に記載の医薬組成物。
【請求項４】
心臓幹細胞が、筋細胞、平滑筋細胞、及び内皮細胞へと分化し得る活性により特徴付けられる、請求項３に記載の医薬組成物。
【請求項５】
心臓幹細胞が、ｃ−Ｍｅｔ及び／又はＩＧＦ−１Ｒを発現する、請求項２に記載の医薬組成物。
【請求項６】
約２×１０^４〜約１×１０⁵の成人心臓幹細胞を含む、請求項１に記載の医薬組成物。
【請求項７】
心臓幹細胞が、ヒト心臓幹細胞である、請求項１に記載の医薬組成物。
【請求項８】
心臓幹細胞が、自己由来である、請求項７に記載の医薬組成物。
【請求項９】
心筋内注射用に製剤化された、請求項１に記載の医薬組成物。
【請求項１０】
心臓へのカテーテルによる送達用に製剤化された、請求項１に記載の医薬組成物。
【請求項１１】
１又は２以上のサイトカインをさらに含む、請求項１に記載の医薬組成物。
【請求項１２】
１又は２以上のサイトカインが、幹細胞増殖因子及び／又はインスリン様増殖因子―１である、請求項１１に記載の医薬組成物。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３Ａ−Ｂ】

【図１３Ｃ】

【図１４】

【図１５Ａ−Ｃ】

【図１５Ｄ】

【図１５Ｅ−Ｍ】

【図１５Ｎ】

【図１６Ａ−Ｄ】

【図１６Ｅ−Ｇ】

【図１６Ｈ−Ｐ】

【図１７】

【図１８Ａ−Ｃ】

【図１８Ｄ−Ｅ】

【図１８Ｆ−Ｈ】

【図１９】

【図２０】

【図２１】

【図２２Ａ−Ｆ】

【図２２Ｇ−Ｈ】

【図２２Ｉ−Ｊ】

【図２２Ｋ−Ｌ】

【図２２Ｍ】

【図２３Ａ】

【図２３Ｂ】

【図２３Ｃ−Ｄ】

【図２３Ｅ−Ｆ】

【図２３Ｇ−Ｈ】

【図２４Ａ−Ｄ】

【図２４Ｅ】

【図２５Ａ−Ｂ】

【図２５Ｃ−Ｊ】

【図２６Ａ−Ｆ】

【図２６Ｇ−Ｊ】

【図２６Ｋ−Ｎ】

【図２７】

【図２８Ａ−Ｂ】

【図２８Ｃ−Ｆ】

【図２８Ｇ−Ｈ】

【図２９Ａ−Ｄ】

【図２９Ｅ−Ｈ】

【図３０Ａ−Ｄ】

【図３０Ｅ−Ｈ】

【図３１Ａ−Ｃ】

【図３１Ｄ−Ｅ】

【図３１Ｆ−Ｎ】

【図３１Ｏ−Ｐ】

【図３２】

【図３３】

【図３４】

【図３５】

【図３６】

【図３７】

【図３８】

【図３９】

【図４０】

【図４１】

【図４２】

【図４３】

【図４４】

【図４５】

【図４６】

【図４７】

【図４８】

【図４９】

【図５０】

【図５１】

【図５２】

【図５３】

【図５４】

【図５５】

【図５６】

【図５７】

【図５８】

【図５９】

【図６０】

【図６１】

【図６２】

【図６３】

【図６４】

【図６５】

【図６６】

【図６７】

【図６８】

【図６９】

【公開番号】特開２０１０−１９５８０４（Ｐ２０１０−１９５８０４Ａ）
【公開日】平成２２年９月９日（２０１０．９．９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−８７６２４（Ｐ２０１０−８７６２４）
【出願日】平成２２年４月６日（２０１０．４．６）
【分割の表示】特願２００４−５１０７３２（Ｐ２００４−５１０７３２）の分割
【原出願日】平成１５年３月１２日（２００３．３．１２）
【出願人】（５０４４４７９０３）ニューヨーク　メディカル　カレッジ (1)
【Ｆターム（参考）】