説明

搬送システム、搬送システムを有するタワー構造体および搬送システムでコンテナを搬送する方法

本発明は、コンテナ(14)を移動させるための搬送システム(4)に関し、搬送システム(4)は、傾斜したトラック(8)と搬送装置(24)とを含み、トラック(8)は、底部(12)にコンテナの入り口(11)および頂部(16)にコンテナの出口(15)を有し、搬送装置(24)は、トラック(8)を下方(R)へと移動するように配置され、コンテナ移動ユニット(54)を含み、これはコンテナ(14)の下方を通過した後、トラックを上方(L)へとコンテナ(14)を一段階移動させ、搬送装置(24)は、従って搬送装置(24)が下方(R)へと移動する間に1つのコンテナ(14)を一回に一段階トラック(8)を上方(L)へと移動させる。また本発明は、搬送システム(4)を含むタワー構造体(2)および搬送システム(4)によってコンテナ(14)を移動させる方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部に記載の搬送システム、請求項10の前提部に記載の搬送システムを含むタワー構造体および請求項13記載の前提部に記載の搬送システムによるコンテナの搬送方法に関する。
【背景技術】
【0002】
植物を栽培する際、植物は例えば透明な壁と屋根を有する温室で栽培される。植物は、例えば温室の床に置かれた鉢に入れられ、この鉢は植物が消費者に出荷される準備ができた際に温室から持ち出される。鉢の移送を簡単にするために温室内で搬送システムを使用することが知られている。
【0003】
下記特許文献1に植物を搬送するための搬送システムが示されている。
【0004】
下記特許文献2には植物の生育を補助するための装置が示されており、この装置は場所をあまり取らないタワー構造体を含み、コンテナがその上部の入り口に供給され、その底部の出口へと案内手段に沿って移送され、この案内手段は、中央ピラーの周囲に構造体内に螺旋状に配置されたトラックである。昇降機が入り口にコンテナを供給するために設けられている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の種の搬送システムには鉢をすべて同時に移動させるので相対的に強力なモーターを必要とする問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
相対的に強力なモーターを必要とする搬送システムの問題点は、請求項1の特徴部に記載されている搬送システム、請求項10の特徴部に記載に記載されているタワー構造体および請求項13の特徴部に記載されている搬送システムによるコンテナを搬送する方法によって解決される。
【0007】
請求項1、10および13の搬送システム、タワー構造体および搬送方法は、それぞれ傾斜したトラックと、このトラックを下方へと移動するように配置された搬送装置を含み、この搬送装置がその下方への移動の際に1つのコンテナだけを一回にトラックを一段階移動させるコンテナ移動ユニットを含むことによって、相対的に小型のモーターのみを必要とし、場所をあまり取らない搬送システムという利点が得られ、同時に全てのトラックを常にコンテナで占められるように維持することができる。
【0008】
本発明を添付の図面を参照し、以下に具体的に説明するが、図中同じ部材には同じ符号が付してある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】タワー構造体および搬送システムを略式に示す。
【図2】本発明の第1の実施態様による搬送装置の略図である。
【図3】図2の搬送装置の略図である。
【図4】図3の搬送装置の別の略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1はタワー構造体2および植物6のための搬送システム4を略式に示している。この図から明らかなように搬送システム4は、タワー構造体2内で好ましくは螺旋状に傾斜して配置されたトラック8を含む。好ましくは支柱10がトラック8を支持するために配され、例えばトラック8がタワー構造体2内で中央の支柱10の周囲に螺旋状に配され、これに固定されることによって支柱10がトラック8を支持する。タワー構造体2は、日光がタワー構造体内の植物6に届くように温室と似た実質的に透明な面、例えばガラスが嵌め込まれたフレームを有する。タワー構造体2は、図に示したようにドーム状であってもよく、または従来の温室の形に似た別の多角形状であってもよい。図に示すように栽培される植物6は、トラック8の底部にあるコンテナ入り口11で好ましくは鉢、トレイなどの上部が開口したコンテナ14に挿入され、トラック8の上部16のコンテナ出口15で例えば昇降システム(図示せず)を用いて取り除かれ、即ち植物6はコンテナ14内でトラック8に沿って上方に移動し、コンテナ14は、下記に詳しく説明する方法でトラックを上方へと搬送される。
【0011】
図に示すようにトラック8は、1つ以上の列18、20、22のコンテナ14をトラックの上部へと搬送するように配置されており、図ではコンテナの3つの列18、20、22が互いに並行に並んでいる。
【0012】
構造体2がタワー状であることによって、従来の温室より地上面積当たり、より多くの植物を育てることが可能になる。
【0013】
またタワー構造体2内に例えば温室で一般的に使用される注水、換気システムおよび温度湿度制御システムおよび発育促進材および殺虫剤を導入するためのシステムを配置することも可能である。好ましくは上述の支柱10は、中空であり、これによって上述のシステムを保護するためにこれらを支柱10内に少なくとも部分的に配置することができる。
【0014】
図2は本発明の第1の実施態様による搬送装置24を略式に示している。この図に示しているのはトラック8がコンテナ14の列の1列18だけをトラック8を上方に搬送するように配置されている実施態様を示しているが、互いに並行に並んだいくつかの搬送装置を配置することによって、2つ以上の列18のコンテナ14を図1に示すようにトラックを上方に搬送するようにしてもよい。
【0015】
図2から明らかなようにトラック8は、各列18のコンテナ14用の2つの案内部26、28と1つの梁30とを含み、これら2つの案内部26、28は、コンテナ14を支持するために配置されている。搬送装置24は、梁30上で移動し、トラック8上に搬送装置24を維持するために2つの案内部26、28上に支持されるのが好ましい。案内部26、28および梁30は、上述したように中央の支柱に固定されるのが好ましい。
【0016】
本発明の非常に重要な利点は、力の小さいモーターでコンテナ14がトラック8上を上方に搬送されるということである。このことは、1つのコンテナ14を1回に段階的にトラックを上方に移動させることによって達成され、これによってコンテナ14は、以下に詳しく説明するように野菜6の配送の準備に必要な期間を掛けてトラック8の底部からトラック8の上部へと搬送される。このようにして野菜6は、最適な環境下で維持され、その初期の発育段階で保護される。
【0017】
以下に詳述するように搬送装置24がトラック8の頂部から始動し、その後トラック8を下方へと移動し、コンテナ14の下を通過すると同時にコンテナ14をトラック8を上方に段階的に移動させることによって搬送装置24が1つのコンテナ14を一回に段階的に移動させる。搬送装置24がトラック8の底部に到達すると、コンテナ移動ユニットが格納された状態に保持され、これによって搬送装置24がコンテナ14の下を通ってトラック8の頂部まで移動し、その後搬送装置24は、上述したように再びトラック8を下方へと移動し始める。
【0018】
トラック8は、上述したようにコンテナ14を支持する2つの案内部26、28と梁30とを含む。トラック8が傾斜し、図の右側Rの方へと下方に傾いているので、キャリアー32が案内部26、28上に配され、コンテナ14がトラック8上を滑り落ちるのを防ぐ(図においてRで示す右側に)。コンテナ14をキャリアー32を越えてトラック8上を押すことができるように(図で見るとLで示す左側に)、キャリアー32は枢動軸Aを中心に枢動自在に案内部26、28に固定され、キャリアー32にはキャリアー端部34を案内部26、28の面から外れるように押すスプリングまたは釣り合い重りが設けられている。従ってキャリアー32は、ロッカーアームと似ている。キャリアー端部34は、コンテナ14がキャリアー32上を越えるとコンテナ14によってトラックの上方へと枢動することによって案内部26、28内に押し込まれ、その後コンテナ14がキャリアー端部34を越えた後、スプリングまたは釣り合い重りの影響によってトラックの下方へと枢動することによって案内部26、28から再び押し出され、これによりコンテナ14がトラック8を滑り落ちるのをキャリアー32が防ぐ。
【0019】
梁30は、案内部26、28の間でその垂直方向下方に配置されている。搬送装置24は、ホイール38を有する移動キャリッジ36を含み、ホイール38は梁30に対して支持され、梁30上を転がる。側部支持ホイール40が移動キャリッジ36に配され、移動キャリッジ36が梁30から落下するのを防ぐために梁30に隣接して下方に突出している。移動キャリッジ36には案内部26、28に対して支持する支持アーム42が設けられており、移動キャリッジ36をさらに安定させて梁30から落下しないようになっている。支持アーム42には案内部26、28の垂直面48および水平面50に対して支持するホイール44、46が設けられているのが好ましい。移動キャリッジ36およびその支持アーム42は、常にコンテナ14の底面の下方に位置し、従ってコンテナと接触せずにコンテナ14の下方を移動する。移動キャリッジ36には好ましくは以下に示すようにその内側に配された少なくとも1つの駆動ホイール、例えば歯車が設けられ、これは梁30に沿って移動し、梁30の歯状面52、例えばラックと係合する。このようにして梁30上の移動キャリッジ36の位置を決めることができ、トラック8に沿って移動キャリッジ36を移動させることができる。
【0020】
移動キャリッジ36は、図のRで示す右側へとトラックを下方に移動する。移動キャリッジ36を含む搬送装置24が、案内部26、28およびキャリアー32によって支持されている上方のコンテナ14aに到達すると、搬送装置24全体が上方のコンテナ14aの下方に移動し、即ち移動キャリッジ36が上記上方のコンテナ14aの下方を通過したとき、移動キャリッジ36に配されたコンテナ移動ユニット54全体が上方のコンテナ14aの下方を通過する。上記上方のコンテナ14aを通過した後、コンテナ移動ユニット52の少なくとも1つの係合装置33が2つのコンテナ14a、14bの間に押し上げられ、次にこれら2つのコンテナ14a、14bの内の上方のコンテナ14aを押し、これにより上述したように上方のコンテナ14aを対のキャリアー32を越えてトラック8の上方へ一段階押し進める。上述したように上方コンテナ14aが対応するキャリアー端部34を通過した後、キャリアー端部34が上方のコンテナ14aがトラック8上で滑るのを防ぐ。この後、上述の工程が次のコンテナ14bに対して繰り返される。コンテナ移動ユニット54は、対応するコンテナ14a、14bとこれらのコンテナ14a、14bを支持するキャリアー32との間のスペースに合わせて調節されたリンク機構を介して移動キャリッジ36の駆動ホイールに接続され、これによって移動キャリッジ34を含む搬送装置24がトラック8上を下方へと移動する際に上記の押し上げ移動が自動的に行われる。上記の工程によってコンテナ14は、移動したコンテナ14aがトラック8にコンテナがない空いているスペースと空いているキャリアー32を残すようにコンテナ1つ分づつトラックを上方へと移動し、これによって次のコンテナ14bが上記の空いているスペースへとトラック8を上方へと一段階移動し、よってトラック8は、常に実質的にコンテナ14によって完全に占領される。移動キャリッジ36がトラック8の底部に到達すると、コンテナ移動ユニット54が、例えば駆動ホイールからコンテナ移動ユニットを解除することによって停止し、その後搬送装置24は、コンテナ14と接触せずにトラック8を上方へ最上部まで移動させてもよい。再度トラック8の頂部に到達したとき、コンテナ移動ユニット54は、例えばこれと駆動ホイールを接続することによって始動させ、その後搬送装置24は、再びトラック8を下方へと移動し始める。
【0021】
図3は図2に示した搬送装置24を略式に示している。この図は移動キャリッジ36が移動キャリッジ36の内側に配置された駆動ホイール56、例えば歯車を有し、この駆動ホイール56が移動キャリッジ36の下側から突出した実施態様を示してる。またこの図は、コンテナをトラック上を上方へと押すコンテナ移動ユニット54も示している。図から明らかなように駆動ホイール56は、リンク機構55、57を介してコンテナ移動ユニット54に接続されるのが好ましい。駆動ホイール56が回転すると、コンテナ移動ユニット54が移動キャリッジ36に配された案内ユニット58に沿って前後に移動する。
【0022】
この図から明らかなようにコンテナ移動ユニット54は、案内部について説明したキャリアーと同じ種類でかつ同じ機能の係合装置33を少なくとも1つ含み、この係合装置はコンテナのトラック側の縁部と下から係合する。従ってコンテナ移動ユニット54をコンテナを越えてトラック上を下方へと(図で見ると右に)押すことができるように、係合装置33が枢動軸Pを中心に枢動自在にコンテナ移動ユニット55に固定され、コンテナ移動ハウジング55の面から係合装置端部が外れるように押すスプリングまたは釣り合い重りが設けられている。従って係合装置33は、ロッカーアームと似ている。係合装置端部35は、コンテナ移動ユニット54がコンテナ14の下を通過する際にコンテナによるトラック上の上方への枢動によってコンテナ移動ユニットハウジング54内に押し込まれ、その後再度係合装置端部35がコンテナ14を通過したとき、スプリングまたは釣り合い重りの影響によるトラック上下方への枢動によってコンテナ移動ユニットハウジング55から押し出され、これによって係合装置33がコンテナ14をトラック上を上方へと押す。
【0023】
図4は図3の示した搬送装置の別の略図である。この実施態様では小型の電気モーター60が駆動ホイールを駆動し、従ってコンテナ移動ユニット54も駆動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0024】
【特許文献1】欧州特許出願1407987A1号
【特許文献2】英国特許第922293号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
傾斜したトラック(8)と、少なくとも1つの搬送装置(24)とを含む、コンテナ(14)を移動させるための搬送システム(4)において、トラック(8)が底部(12)にコンテナの入り口(11)および頂部(16)にコンテナの出口(15)を有し、搬送装置(24)がトラック(8)を下方(R)に移動するように配置され、かつ、コンテナ(14)の下方を通過した後コンテナ(14)をトラック(8)を上方(L)に一段階移動させるコンテナ移動ユニット(54)を含み、従って搬送装置(24)が下方(R)の移動する間、搬送装置(24)が一回に1つのコンテナ(14)を一段階トラック(8)を上方(L)に移動させることを特徴とする搬送システム。
【請求項2】
トラック(8)が各列(18)のコンテナ(14)のための2つの案内部(26、28)と、梁(30)とを含み、これら2つの案内部(26、28)がコンテナ(14)を支持するために配置され、搬送装置(24)が梁(30)上を移動することを特徴とする請求項1記載の搬送システム。
【請求項3】
キャリアー(32)が案内部(26、28)に配され、コンテナ(14)がトラック(8)を下方(R)に滑り落ちないようにしていることを特徴とする請求項2記載の搬送システム。
【請求項4】
コンテナ(14)をキャリアー(32)を越えてトラック(8)の上方(L)へと押すことができるようにキャリアー(32)が枢動軸(A)を中心に案内部(26、28)に枢動自在に固定されており、キャリアー端部(34)は、コンテナ(14)がキャリアー(32)を越える際にコンテナ(14)によってトラック(8)を上方に枢動することにより案内部(26、28)内に押し込まれるように配置され、かつ、その後コンテナ(14)がキャリアー端部(34)を越えた際にスプリングまたは釣り合い重りの影響によりトラック(8)の下方(R)への枢動によって案内部(26、28)から押し出されるように配置され、これによりキャリアー(32)がコンテナ(14)がトラック(8)上を下方(R)に滑り落ちるのを防いでいることを特徴とする請求項3記載の搬送システム。
【請求項5】
コンテナ移動ユニット(54)と駆動ホイール(56)とを有する移動キャリッジ(36)を含む搬送装置(24)を含むことを特徴とする請求項2乃至4いずれか1項記載の搬送システム(4)。
【請求項6】
駆動ホイール(56)がリンク機構(55、57)を介してコンテナ移動ユニット(54)に接続され、これにより駆動ホイール(56)が回転すると、コンテナ移動ユニット(54)が移動キャリッジ(36)に配置された案内ユニット(58)に沿って前後に移動し、コンテナ移動ユニット(54)は少なくとも1つの係合装置(33)を含み、この係合装置はコンテナ(14)が移動している間にコンテナ(14)のトラック側の縁部と下方から係合することを特徴とする請求項5記載の搬送システム。
【請求項7】
コンテナ移動ユニット(54)をコンテナ(14)を越えて、かつコンテナ(14)の下方にトラック(8)上を下方へと押すことができるように係合装置(33)が枢動軸(P)を中心にコンテナ移動ユニットハウジング(55)に枢動自在に固定されており、係合装置端部(35)は、コンテナ移動ユニット(54)がコンテナ(14)の下を通過する際にコンテナ(14)によってトラック(8)を上方(L)に枢動することによりコンテナ移動ユニットハウジング(55)内に押し込まれ、かつ、その後係合装置端部(35)がコンテナ(14)を越えた際にスプリングまたは釣り合い重りの影響によりトラック(8)の下方への枢動によってコンテナ移動ユニットハウジング(55)から押し出されるように配置され、これにより係合装置(33)がコンテナ(14)をトラック(8)上を上方へと押すことを特徴とする請求項6記載の搬送システム。
【請求項8】
移動キャリッジ(36)に梁(30)に対して支持され、梁上を転がるホイール(38)が設けられており、側部支持ホイール(40)が移動キャリッジ(36)に配され、梁(30)に隣接して下方に突出し、移動キャリッジ(36)が梁(30)から落下するのを防ぎ、また移動キャリッジ(36)にはこれをさらに安定させるために案内部(26、28)に対して支持された支持アーム(42)が設けられていることを特徴とする請求項5乃至7いずれか1項記載の搬送システム。
【請求項9】
搬送システム(4)が植物(6)の入ったコンテナ(14)を搬送するために配されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載の搬送システム。
【請求項10】
請求項1乃至9いずれか1項記載の搬送システム(4)を含み、トラック(8)が螺旋状に傾斜して配されていることを特徴とする植物を栽培するためのタワー構造体(2)。
【請求項11】
植物(6)に日光が届くように実質的に透明であることを特徴とする請求項10記載のタワー構造体。
【請求項12】
支柱(10)がタワー構造体(2)内に配置され、トラック(8)が支柱(10)によって支持され、支柱の周囲に螺旋状に傾斜して配されていることを特徴とする請求項10または11記載のタワー構造体。
【請求項13】
傾斜したトラック(8)と搬送装置(24)とを含む搬送システム(4)によるコンテナ(14)の搬送方法において、トラック(8)が底部(12)にコンテナの入り口(11)および頂部(16)にコンテナの出口(15)を有し、前記方法が
−トラック(8)に配された案内部(26、28)とキャリアー(32)によって支持された上方のコンテナ(14a)の下方に搬送装置(24)をトラック(8)を下方(R)へと移動させる工程と、
−上方のコンテナ(14a)を通過した後、搬送装置(24)に配されたコンテナ移動ユニット(54)の少なくとも1つの係合装置(33)を2つの容器(14a、14b)の間に押し上げる工程と、
−前記2つのコンテナ(14a、14b)の内の上方のコンテナ(14a)を押して、この上方のコンテナ(14a)を案内部(26、28)に配され、かつ、キャリアー端部(34)を含み、このキャリアー端部はコンテナ(14a)が対応するキャリアー端部(34)を通過した後、コンテナ(14a)がトラック(8)上を滑り落ちるのを防ぐ一組のキャリアー(32)を越えてトラック(8)上を上方(L)へと一段階押す工程と、
−次のコンテナ(14b)のために上述の工程を繰り返す工程とを含み、従って搬送装置(24)がその下方(R)へと移動している間に一回に1つのコンテナ(14)を一段階トラック(8)を上方(L)へと移動させることを特徴とする方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公表番号】特表2012−528061(P2012−528061A)
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512998(P2012−512998)
【出願日】平成21年5月27日(2009.5.27)
【国際出願番号】PCT/SE2009/000272
【国際公開番号】WO2010/138027
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(511285107)プランタゴン インターナショナル アーベー (1)
【Fターム(参考)】