説明

搬送機械および支持装置

本発明は、物品(10)またはばら荷を搬送するためのコンベヤベルトまたはマットトップコンベヤなどの、平面状に延在する移動型の搬送手段(2)に関する。この移動型の搬送手段(2)は搬送機械(1)に位置する。複数のローラ(3)を含む転動体(5)は、搬送手段(2)と支持要素(7)との間に配置される。搬送手段(2)は転動体(5)に対して相対的に移動する。ローラ(3)は、搬送手段(2)および支持要素(7)の上で転動し、ローラ(3)は、可撓性のある接続要素(4)によって互いから間隔をあけて相互に接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送技術の分野に関し、対応する独立特許請求項のプリアンブルに記載の搬送機械と、搬送機械のための支持装置とに関する。
【背景技術】
【0002】
先行技術
搬送すべき材料を、個々の要素、たとえば物品、人々もしくは動物として、またはばら荷として、平面的な搬送手段を備えた搬送機械で搬送することは公知である。このような搬送手段は、搬送ベルトであるか、または、湾曲部にうまく対応できるようにするために互いに相対的にずらすことのできる典型的には剛性の連結された要素を有する。これらの要素は本質的に平面を形成し、その上で搬送材料が搬送される。これらの連結された搬送手段は、たとえば、マットトップチェーン、フラットトップチェーン、プレートトップチェーン(フレックスベルト、チェーンベルト、キャリアチェーン)として公知である。これらは、以下においては総称してマットトップチェーン(フレックスベルト)と称する。
【0003】
搬送手段の種類に応じて、これを装着する方法は異なる。マットトップチェーンは、たとえば2次元的に支持され、摺動レールまたは摺動面の上を摺動する。これにより、結果として、搬送する材料による荷重に応じて、摩擦力が高くなり、これに対応して、マットトップチェーンを移動させるための動力が大きくなり、摩耗にもつながる。マットトップチェーンの他の実施例は、このマットトップチェーンとともに移動し表面上で転動するローラを、このマットトップチェーン自体の一部として備える。対照的に、搬送ベルトは、通常、固定されたローラ、すなわち、固定位置で回転できるように装着されたローラ、上で転動する。ローラを回転可能に装着することにより、結果として、摩耗が生じ、搬送機械の荷重能力が制限される。
【0004】
FR2309433はさらに、個々の要素を搬送するための搬送機械を開示する。搬送機械は、可動チェーンリンクでできたチェーンコンベヤを備えており、このチェーンコンベヤが駆動されると、その上で物品が搬送される。チェーンコンベヤは支持装置によって支持される。支持装置は、循環ローラを備える。これらの循環ローラは、当該ローラ上で横方向に配置されたチェーンを介して互いに接続されている。これらのローラは、軸シャフトを介して回転することができるように横方向のチェーン上で保持される。
【0005】
DE2612468は、格子構成によって支持される運搬ベルトを備えた搬送機械を開示する。格子構成は、円筒形の横方向の棒材をともに担持する2つの平行なローラチェーンを含む。ローラチェーンはローラを備える。これらのローラは、滑り軸受を介して回転可能となるように装着され、その上を格子構成が転動する。
【0006】
EP0978465は、さらに、構成要素を直線的に移動させるための装置を開示する。運搬装置は運搬ベルトを備え、この運搬ベルトは、往復台と回転バーとの間で摩擦によって固定される。回転バーは転動体に装着される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
すべての公知の装置は、構造が複雑でありかつ多数の個々の部品を含むという不利点を有する。したがって、これらの装置を製造して維持するには費用がかかる。加えて、多くの装置は、軸付きの機械軸受、転がり接触軸受などを備えており、これにより、装置が破壊されたり摩耗したりしやすくなる。
【0008】
発明の説明
本発明の目的は、特に垂直方向に高い荷重能力を有するにも関わらず、滑らかに、すなわち低レベルの摩擦で、移動する、冒頭で述べたタイプの搬送機械を提供することである。そのさらなる目的は、搬送手段を駆動するための引張力を小さくすることである。本発明のさらなる目的は、このような搬送機械を軽量型に構成すること、すなわち、コスト効率の良い軽量の材料で作られる簡潔で単純な非特異的な部品を用いて構成すること、を可能にすることである。本発明のさらなる目的は、単純な手段を用いてこのような搬送機械の移動型で平面的な高い耐荷重性のある搬送手段を支持することを可能にし、好ましくは、処理時に搬送手段の要素が下落することも防ぐ支持装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
これらの目的は、対応する独立特許請求項の特徴を有する搬送機械および支持装置によって達成される。
【0010】
本発明に従った搬送機械は、ばら荷または個々の要素、たとえば、材料、または静止しているかもしくは自発的に移動することのできる要素、特に人々もしくは他の生物、たとえば動物、を搬送するのに用いることができる。したがって、個々の要素という語は、物品および生物、たとえば人々、動植物、の両方を包含する。搬送機械は、たとえば、材料、または静止しているかもしくは自発的に移動することのできる要素、特に、動物、もしくはたとえば空港で見出されるように手荷物を持ったまたは持たない人々、を搬送するための搬送ベルトであり得る。搬送ベルトは、水平に延びていてもよく、またはわずかに傾斜した態様で延びていてもよい。比較的長距離にわたって人々を搬送するための搬送ベルトはまた、動く通路または動く歩道と称される。搬送手段はベルトまたはマットトップチェーンであってもよい。このような動く歩道または通路、特に傾斜した歩道は、たとえばスーパーマーケットにも見出される。
【0011】
さらに、搬送機械はまた、人々または動物が歩くかまたは走るのに用いることもできる。このため、搬送機械は、たとえば、人々または動物がトレーニング、治療および/または検査を受けることを可能にするトレッドミルとすることもできる。このようなトレッドミルの場合、搬送手段は使用者の下で動くため、使用者は、搬送手段の上で搬送方向とは反対方向に歩くかまたは走るよう促される。このようにして、使用者は、かなりの範囲にわたる空間を前進することなく歩くかまたは走る。使用者がトレッドミル上である程度固定された位置で運動するということは、一方では、トレーナまたは医師が使用者を効果的に観察することができ、他方では、歩いたり走ったりする運動を行なう目的で相応の空間を要する丸々1周分の走路を必要としないことを意味する。この文脈における「ベルト」という語は、同様に、冒頭または以下に述べられるベルトまたはマットトップチェーンなどの平面的な搬送手段の実施例をすべて包含するよう意図されている。
【0012】
搬送機械は、ばら荷または個々の要素、たとえば物品または生物、たとえば人々もしくは動物、を搬送するための移動型の平面的な搬送手段を含む。この目的のために、搬送手段の下には1つ以上の支持装置が配置されており、この1つ以上の支持装置は各々、多数のローラを備えたローラ体を有する。この場合、ローラ体は、一方側では、支持体上の非円形の経路に沿って転動するローラを有し、他方側では、支持領域において、搬送手段自体の上、または、搬送手段とローラとの間に沿って延びる(ローラ体の一部と見なされる)ベルトの上で、ローラが転動することによって搬送手段を支持する。ローラは互いに接続され、可撓性のある接続体によって互いから間隔をあけて配置される。支持体は、便宜上、ローラ体がそれに沿って転動する中心体と、いずれの場合にも、中心体上で横方向に取付けられ、それを介在させて支持装置が基礎面上に載っている側壁体とを備える。
【0013】
搬送手段は、好ましくは、マットトップチェーン(もしくはフラットトップチェーン、プレートトップチェーンなど)または搬送ベルトである。ローラの軸受点または保持点は、これらの点を介してローラが接続体に接続されて案内されるものであるが、搬送手段および搬送材料を支持するための如何なる力も吸収しない。これは、搬送手段を非常に低い摩擦損失で支持できることを意味する。接続体は、支持体のまわりの循環経路のうち、または支持体に沿った経路のうち、非荷重の領域においてローラを搬送し、これらローラ同士の間隔をあける役割を果たす。ローラを装着させた搬送手段の移動および低摩擦に対応して、搬送手段を移動させるための動力や摩耗も小さくなる。それほど多くの駆動モータおよび/またはそれほど強力な駆動モータは必要とされない。
【0014】
ローラは、好ましくは、支持体のまわりで循環するように、特に循環経路とも称される閉回路において循環するように、配置される。本発明の他の実施例は、閉回路ではなく、たとえば直線的な経路を有する。搬送手段がローラ体上で転動する支持領域は、好ましくは平面的である、すなわち、どちらの場合にも湾曲していない。この場合、搬送材料を上方または下方に搬送する目的で、支持領域を水平または斜めに延在させることも可能である。
【0015】
好ましい実施例においては、支持領域は、搬送手段に沿ったいくつかの位置、便宜上、荷重が増大する位置、たとえば搬送材料が集められる位置、においてにのみ存在する。搬送手段に沿った他の位置においては、たとえば滑斜面を備えた従来の支持部が設けられてもよい。
【0016】
こうして、本質的に如何なる所望の長さをも有する平坦な搬送区域を、対応する長さを有するローラ体および支持体によって支持することができる。ローラ体は、好ましくは、本質的に、搬送手段の幅全体にわたって、すなわち、たとえば幅の3/4または4/5を超える長さにわたって、延在する。これは、搬送手段が(断面に見られるように)ほとんどの位置で支持され、それ自体を比較的軽量に設計できることを意味する。
【0017】
本発明のさらなる好ましい実施例は、ともに搬送手段を支持する複数のローラ体を備える。複数のローラ体は、(搬送手段を介して連結されること以外に)互いとは別個に移動させることができる。これらは各々、複数またはすべてのローラ体のための専用の支持体または1つ以上の継手支持体を有する。ローラ体は、搬送手段を支持する目的で、搬送方向に見て、横および/または縦に並んで配置される。支持装置は、互いに直接隣接して配置されてもよく、ならびに/または、互いから間隔をあけて横および/もしくは縦に並んで配置されてもよい。支持装置は、同じ方向に列をなして横に並んで配置されてもよく、または、横に並んでずらされていてもよい。さらに、支持装置は、縦列をなして同じ方向に配置されてもよく、または、縦に並んでずらされてもよい。好ましい実施例においては、支持装置は、各々、レンガ壁の態様で互いに相対的にずらされている。支持装置は、このようにして、搬送手段のための平面的な支持領域を形成する。これらの支持装置が複数の列をなして横に並んで配置される場合、個々の列におけるローラ体が、搬送方向に見て互いに相対的にずらされてもよく、および/または、異なる長さを有していてもよい。これにより、(支持領域における)連続したローラ体の間の遷移領域の分布を不規則にすることができ、こうして、搬送手段の領域がすべて均一に支持される。
【0018】
本発明の好ましい実施例においては、ローラ体は、ローラを覆って囲むベルトを備えており、このため、搬送手段はベルトを介してローラ上で転動する。こうして、搬送手段は、ベルトの上に載ると、ローラ上で転動する。これは、マットトップチェーンと組合せると特に好都合である。搬送ベルトとは対照的に、マットトップチェーンは開口部を有する。この開口部は、チェーンの移動を可能にするが、塵埃がローラ体に落下することも可能にする。ベルトはこれを妨げる。
【0019】
本発明のさらに好ましい実施例においては、搬送手段は、搬送手段の表面に対して本質的に垂直に位置する湾曲軸を中心にして湾曲部に沿って移動する。搬送手段は、湾曲部の領域において、接続体を備えた少なくとも1つのローラ体によって支持される。この場合、接続体は湾曲軸のまわりに撓みやすい態様で配置される。搬送手段は、湾曲部の領域において、ローラ体のうち湾曲部のまわりに同様に延びる部分上で転動する。ローラ体が循環経路の上にわたって支持体のまわりを回っており、この循環経路は、ローラの軸に対して垂直に延びる湾曲軸を中心として湾曲している。言いかえれば、この経路は、ローラ体のいくつかの地点においてローラ軸に対して垂直をなす水平面から外れて延びている。ここでは、複数のローラ体が同心配置で存在することが好ましく、複数のローラ体の循環経路はすべて、湾曲軸を中心にして湾曲している。
【0020】
本発明のさらなる好ましい実施例においては、搬送手段は、水平な基部領域と、基部領域に隣接する2つの横方向の傾斜した側部領域とを備えた桶状(wannenartigen)の断面を有する。搬送手段は、ここではいずれの場合も、本発明に従ったさらなるローラ体によって側部領域上で支持される。これにより、ばら荷のための搬送システムに低摩擦支持をもたらすことが可能となる。たとえば、搬送手段は搬送ベルトである。側部領域は、好ましくは、いずれの場合にも基部領域に対して30°〜60°の角度をなしている。
【0021】
本発明のさらなる好ましい実施例においては、搬送手段は、その上方に、少なくとも1つの案内要素が配置されている。この少なくとも1つの案内要素は、搬送材料を横方向に案内しかつ偏向させるためのローラ体を備えている。この案内要素は、低摩擦により搬送材料を偏向させる。このような案内要素はまた、本発明の他の局面に関係なく、他の支持された搬送手段、たとえば従来のベルトコンベヤまたはマットトップチェーン、のために用いることができる。案内要素のローラ体は、好ましくは、損傷または汚損からローラ体を保護するための循環ベルトを有する。
【0022】
本発明のさらなる好ましい実施例においては、ローラ体は閉回路を形成しない。これは、搬送手段を前進後退(往復)移動を行なえるよう設計することもできることを意味する。たとえば、支持体としての役割を果たす平坦な基礎面上に平坦なローラ体を配置し、こうして、搬送手段としての役割を果たす平坦な板として移動ローラカーペットを形成することができる。当然ながら、板が回転すると、ローラカーペットがその距離の半分しか移動しないことも考慮に入れなければならない。このため、ローラカーペットおよび搬送装置の長さを或る最大直線移動に応じて適合させる必要がある。
【0023】
ローラ体は、平坦な接続体に保持されかつ横および縦の両方に並んで配置されているローラを平面的に複合して配置したものであってもよい。ローラは、いずれの場合にも、同軸上に列をなして横に並べて配置されるか、または、ずらされてもよい。また、ローラは、同じ方向に縦列をなして縦に並べて配置するか、または、ずらすこともできる。横および縦に並んだローラの配置の如何なる所望の組合せも想到し得る。横および縦の両方に並べてローラを配置することにより、平面的な接続体によってともに保持される一種のローラカーペットが形成される。これは、平面的な搬送手段を広い表面積にわたって支持することを可能にする。接続体は1つ以上の部品で設計されてもよい。
【0024】
本発明の特定の実施例に従うと、搬送機械のための支持装置においては、ローラ体または接続体におけるローラは、多数の連続した列に配置されており、列ごとに同軸上に配置された複数のローラが備わっている。これにより、幅広い搬送手段を移動可能な態様で支持しつつ装着することが可能となる。ローラのこのような配置も移動ローラカーペットと称されてもよい。加えて、これは、対象物同士が広い表面積にわたって互いにぶつかり合って転動することを可能にするために、ここに記載されるような搬送機械から独立して用いることもできる。
【0025】
いずれの列におけるローラも、好ましくは、いずれの場合にも、先行または後続の列のローラに対して軸方向にずらされる。(軸方向は、同軸のローラがそれを中心として回転するよう配置される幾何学的な軸に相当する)。これにより、特に均一な支持をもたらすことができる。後続の列とはここでは直ぐ後ろの列であってもよく、または、個々の列を直ぐ隣り(前または後ろ)の列に対して相対的にずらさないようにすることもできる。
【0026】
ローラ体におけるローラは、好ましくは、横に並んで平行に延びる少なくとも2つの縦列に配置される。ここで、異なる縦列を互いに相対的にずらされた列に割当てることができる。
【0027】
ローラ体は、好ましくは、可撓性のある平面的な接続体を備える。平面的な接続体の表面に対する垂線は、便宜上、ローラのそれぞれの回転軸に対して垂直である。ローラは好ましくは接続体の開口部に挿入される。接続体は、好ましくは、可撓性があり好ましくは弾力のある平坦な材料から、特に、この材料を切抜くことによって(すなわち、打抜き、ウォータージェット切断、レーザカットなどによって)作製される。この場合、好ましくは、さらなる機械加工ステップ、たとえば、接続体の部品を変形させて接続体上に軸受位置または保持位置を形成するステップ、は実行されない。
【0028】
平坦な材料は平面的な繊維構造、たとえば織布、であってもよく、またはこれを含んでいてもよい。平坦な材料はまた、平面的な繊維構造、薄板またはパネルおよび/もしくはシートで作られた複合材であってもよく、またはこれを含んでいてもよい。平面的な構造は好ましくはプラスチック材料/織布の複合材である。平坦な材料は、たとえば、1つ以上の層を含むプラスチック含浸織布、またはプラスチック材料でできた薄い板、パネルもしくはシートである。また、既に開口部が設けられた接続体を一括工程または連続工程で形成することもできる。
【0029】
接続体上における上述の保持位置は、ローラ上の対応する受取り位置とともに、軸受のような機能を備えた機能ユニットを形成する。ここで、接続体上の材料の突起がローラの端部における中空状の窪みまたは切欠きに係合する。この場合、窪みは、便宜上、軸方向に中心に位置決めされる。このような保持手段は、機能に関する限り、円錐軸受または宝石軸受と同様であり、接続体上の材料の突起は軸受ピンに対応し、ローラの端部における窪みが軸受面に対応することとなる。
【0030】
本発明の特定の実施例に従うと、ローラを支えるかまたは案内および保持するための位置として機能する隆起は、接続体の平坦な材料から切抜かれるかまたは形成され、このため、接続体の残りの領域と同じ厚さを有することとなる。これは、たとえば、ローラにおける円形のアパーチャが非円形の隆起上に載っているかまたは隆起上で保持されていることを意味する。これにより、ローラと接続体との間の複数のいくつかの点状の接触位置が得られ、こうして、好ましくは、緩やかな低摩擦の軸受または保持作用が得られる。隆起およびアパーチャにより、軸方向に、すなわちローラの軸と平行に、配置された要素が形成される。これらの要素は、ローラを回転可能な態様で装着するかまたは保持するよう意図されたものである。ローラは、この装着または保持手段において、ばらばらに、すなわち、適所に留められることなく遊びのある状態で移動する。
【0031】
ローラは、好ましくは接続体においてのみ装着または保持される。すなわち、装着手段または保持手段は、後者が支持体上で転動すると、ローラを案内するよう機能する。しかしながら、装着手段または保持手段は、ローラを固定位置に回転可能に装着するようには機能しない。というのも、ローラは、支持領域においては支持体上に載っており、このため、全く自由に回転することができないからである。したがって、この場合にも、軸受力が無視できるほどに小さくなる。このため、この場合にも、ローラを装着もしくは保持または案内するために射出成形によって接続体に留め付けられるかまたは取付けられる追加の体要素、たとえばシャフト、軸受要素などは存在しない。
【0032】
こうして、ローラは、便宜上、接続体における複数の列に配置される。この場合、このような列は、単一のローラから、または横に並んで配置される複数のローラから形成され得る。前者の場合、接続体はちょうど縦1列のローラを含む。接続体は、好ましくは、複数のこのような列にわたって一体型に設計される。接続体はまた、互いに平行に配置された一体型材料の複数の層から形成されてもよい。たとえば、薄板材料から作られるこれらの複数の層は、特にこれらの表面積にわたって(たとえば接着または溶接によって)互いに接続され得るか、または、互いの上に重ねてばらばらに配置され得る。接続体が作製されると、層のうちのいくつかがずらされた態様で互いの上に重ねて位置決めされ、次いで、互いに接続される。すなわち、部分的に重なった領域が形成される。この部分的に重なった領域では、個々の層が互いに接続されて比較的長い1つの部分が形成されている。接続は、たとえば、接着、リベット留めまたは溶接によって行なうことができる。代替例として、層同士を、互いの上に重ねて配置された層のうち2つ以上の層の軸受突起または保持突起によって、すなわち、各ローラにおいて部分的に重ねて係合させることによって、ローラによりともに接続または保持することもできる。これにより、長さが制限された部分から所望の長さを有する接続体を形成することが可能となる。この場合、個々の層間の遷移位置は接続体の長手方向に互いに相対的にずらされている。すなわち、これらの部分が部分的に重なってともに保持されるか、または、この部分的に重なった領域においてローラによって互いに接続される。同様にして、すなわち、平坦な材料または平坦な材料からなる複数の部分を部分的に重ねて接続することにより、ローラ体としてのローラとともに支持体のまわりに循環経路を形成する連続的な接続体を形成することができる。本発明の好ましい変形例においては、ループを一体型の細片に形成し、かつ、この細片をそれ自体の上に重ねて置くことによって、2つ以上の層が形成される。
【0033】
ローラと、これによりその外側面とは、好ましくは円筒形である。しかしながら、ローラの外側面をわずかにまたは適度に凸状にする、すなわち、ローラをたとえば樽状にすることもできる。さらに、ローラが1つ以上のチャネルまたは溝を備えるよう構成されてもよい。これらの1つ以上のチャネルまたは溝は、回転軸に対して同心円状にこれらのチャネルまたは溝を1周するリングを形成している。溝は、支持体上の対応する案内リブまたは案内リッジに沿って延びる案内溝であってもよい。
【0034】
さらなる好ましい実施例を従属特許請求項から得ることができる。
図面の簡単な説明
本発明の主題は、いずれの場合にも概略的に図示される添付の図面に示される好ましい具体的な実施例に関連付けて、以下に、より詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】一体型の支持装置および搬送ベルトを備えた搬送機械を示す図である。
【図2】一体型の支持装置およびマットトップチェーンを備えた搬送機械を詳細に示す図である。
【図3】一体型の支持装置、マットトップチェーンおよびベルトを備えた搬送機械を詳細に示す図である。
【図4】支持体およびローラ体を備えた支持装置を示す図である。
【図5】図4の断面を示す図である。
【図6】ローラ体の詳細を示す図である。
【図7】搬送機械の湾曲領域を示す平面図である。
【図8】湾曲部のためのローラ体を示す平面図である。
【図9】湾曲部のための支持体を示す側面図である。
【図10】湾曲部のための複数の同心の支持体を示す図である。
【図11】横方向に角度が付けられた支持領域を備えた搬送機械の断面を示す図である。
【図12】互いに相対的に軸方向にずらされたローラの列を備えたローラ体の変形例(詳細)を示す図である。
【図13】ローラ体のさらなる変形例(詳細)を示す図である。
【図14】ローラ体のさらなる変形例(詳細)を示す図である。
【図15】複数の層からなる接続体を備えたローラ体を示す図である。
【図16】ループ状部分からなる接続体を備えたローラ体を示す図である。
【図17】横方向の案内要素を備えた搬送機械を示す図である。
【図18a】本発明に従ったローラ体のローラの特定の実施例を示す斜視図である。
【図18b】本発明に従ったローラ体のローラの特定の実施例を示す斜視図である。
【図19】図18bに従ったローラを備えた支持装置のさらなる実施例を示す斜視図である。
【図20a】図19に従った支持装置を示す側面図である。
【図20b】図20aに従った支持装置の、線A−Aに沿った断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
図面に用いられる符号とこれらの符号の意味とは、符号のリストにおいてリスト形式でまとめられている。基本的に、図においては同じ部品には同じ符号が付されている。
【0037】
発明を実施する方法
図1は、この場合、一例として、個々の要素の形状で示される搬送材料10のための搬送手段2として搬送ベルトを備えた搬送機械1を示す。搬送ベルトは、偏向ローラ21のまわりで案内される。たとえば、これら偏向ローラ21のうち1つは駆動部22によって駆動される。支持装置12は支持領域に配置され、支持体7のまわりで循環するローラ体5を有する。ローラ体5は、接続体4によって互いから間隔をあけて配置される循環ローラ3を備える。搬送手段2は、支持装置12に対して搬送方向に移動する。ローラ3は、ここでは、搬送手段2上および支持体7上で転動する。こうして、支持装置12は、搬送手段2を低摩擦で支持すること、および、高荷重に晒され得るように支持することを可能にする。図示される搬送材料10は、個々の要素、ばら荷または生物、たとえば人々もしくは動物など、を表象化して示している。
【0038】
本発明の別の好ましい実施例(図示せず)においては、ローラ体5がまた偏向ローラ21のまわりで循環する。ここで搬送手段2を駆動させるために、駆動部を、リターンストランド(Ruecktrum)(すなわち、搬送手段2の下方領域)に配置し、搬送ベルトまたはマットトップチェーン2にのみ作用させることができる。ローラ体5はそこで駆動部と支持体7との間の領域において移動する。本発明の別の実施例においては、ローラ体5は幾つかの部品で構成され、ローラ3を備えた複数の隣接する接続体4を備える。接続体4は間の空間によって互いから間隔があけられ、これにより、駆動部は、偏向ローラ21のうちの1つによって、間の空間を通って搬送手段2に作用し得る。
【0039】
この場合、好ましくは、ローラ体5は、それ自体が駆動されるのではなく、搬送手段2が移動するときにのみ動かされる。すなわち、ローラ体もしくはローラ、またはローラ体の接続体は、能動的ではなく、もっぱら受動的に駆動される。
【0040】
図2は、搬送手段2としてマットトップチェーンを備えた搬送機械1を詳細に示す。図3は、マットトップチェーンと、付加的にベルト6とを備えた搬送機械1を詳細に示す。ベルト6は、マットトップチェーンを通って落ちる恐れのある汚れからローラ体5を保護する。
【0041】
図4は、ローラ体5を備えた支持体7の側面図を示し、対応して、図5は、図4の断面を示す。上述した要素に加えて、支持体7において接続体4を案内するための案内溝71が示される。
【0042】
図6は、ローラ体5の詳細をローラ3の長手方向の断面とともに示す。ローラ体5の接続体4は開口部41を備える。この開口部41においては、軸受位置または保持位置42が形成されており、これにより、ローラ3が装着または保持されて案内される。軸受位置または保持位置42は、図示のとおり、接続体4の隆起であってもよく、ローラ3において相応に形作られた切欠きまたはアパーチャに係合する。ローラ3におけるアパーチャは、図示のとおり、貫通穴31として形成されてもよい。すなわち、ローラ3はスリーブまたは管部品として形成される。代替例として、アパーチャは、ローラの端部において単なる回転対称的な窪みとして形成されてもよい。窪みは好ましくは内側で先細になっている。ローラ3は、ここでは、好ましくは(プラスチック材料の)射出成形品として形成される。逆に、接続体4における開口部に挿入することのできる突出た軸要素をローラ3に備えることも可能である。
【0043】
図7は、搬送手段2としてマットトップチェーンを備えた搬送機械1の湾曲領域の平面図を示す。直線的に延びるローラ体5aと湾曲部に対応するローラ体5bとは、搬送手段2の下方において破線によって図示される。図8は、関連する支持体7のない、湾曲部のためのローラ体5の平面図を示す。湾曲部に対応できるようにするために、接続体4は、ローラ3が挿入される軸受領域または保持領域45と、軸受領域または保持領域45を接続する接続位置46とを備える。図示される例においては、接続位置46は接続体4の中心に配置されるが、これら接続位置46は、非対称的に配置され得るかまたは一方側に至るまで配置され得る(図においては、軸受領域または保持領域45は、湾曲部があるために互いに当接している:接続位置のための代替部位47)。図9は、湾曲部のまわりを移動するローラ体5bを備えた、湾曲部のための支持体7の側面図を示す。したがって、この場合、直線的に移動するローラ体5aの場合と同様に互いに平行に移動するのではなく、湾曲部に沿ったローラ3の軸が本質的に湾曲軸と揃えられる。ローラの中心点は湾曲面に沿って移動する。
【0044】
図10は、湾曲部のための複数の同心状の支持体7bを示すが、明瞭にするためにローラ体5および案内溝71などが省かれている。支持体7bにより、湾曲軸11に対して湾曲している循環経路が形成される。これにより、本質的に如何なる所望の幅をも有する搬送手段2を支持することが可能となる。
【0045】
図11は、横方向に角度が付けられた支持領域を備えた搬送機械1の断面を示す。これら支持領域は各々、水平に示される基部領域における支持装置12に加えて、支持体7およびローラ体5を備えた専用の支持装置12を含む。この構成は、ばら荷用の搬送ベルトを支持するのに特に適している。
【0046】
図12は、互いに対して軸方向にずらされたローラ3の複数の列51を備えたローラ体5の変形例(詳細)を示す。ローラ体5は、支持体7のまわりで循環することができるかまたは支持体7として機能する水平面上で回転することができる移動ローラカーペットを形成する。この場合にも、この実施例においては複数の縦列52が存在しており、第1の縦列52aのローラは、互いから移動方向に間隔をあけて配置され、いずれの場合にも一部分が、第1の縦列52aに対して横方向に(すなわち、軸方向に)ずらされた別の縦列52bのローラ間に配置される。
【0047】
図13は、ローラ体5のさらなる変形例を示す。ここでは、ローラ3は、横に並んで平行に延び、互いに対してずらされていない少なくとも2つまたはそれ以上の縦列52において延びている。明瞭にする目的で、開口部41および隆起42は、図12および図13の接続体4の後方の列にローラ3が挿入されていない状態で示される。図14はローラ体5のさらなる変形例を示しており、これは、図12と同様であるが、列51がずらされずに対をなしている。
【0048】
図15は、複数の層44からなる接続体4を備えたローラ体5を示す。個々の層44は、接続体の長手方向に互いに相対的にずらされる。3つの層44が示されるが、2つまたは4つ以上の層44が存在していてもよい。明瞭にするために、層44は隔てられた状態で示される。実際には、これらの層44は、互いの上にばらばらに重なっているか、または、互いに接続される。図示される2層間のずれには2つのローラ3が関与しているが、それ以上のローラが関与していてもよい。
【0049】
図16は、ループ状の部分からなる接続体4を備えたローラ体5を示す。これは、ループに形成された単一の層44がそれ自体の上に重ねられ、これにより、少なくとも2層の接続体4が形成されることを意味する。
【0050】
図17は、横方向の案内要素8を備えた搬送機械1を示す。案内要素8はローラ体5および支持体7を有する。この場合、ローラ体5の循環経路は、搬送材料10を横方向に案内するかまたは偏向させるために、本質的に水平な面または傾斜した面に位置する。すべてのローラ3のまわりにある任意のベルトは、ローラ体5の一部とし、ここでは図示しない。図示される実施例においては、搬送機械1は、互いに相対的に横方向に配置された複数の搬送経路9をまとめるか、または、これらの搬送経路9上で搬送される搬送材料10をまとめる役割を果たす。こうして、全体的に比較的広い搬送経路が、より狭い搬送経路に狭められる。個々の搬送経路9はさまざまな搬送速度を有していてもよく、このために、個々に回転可能なローラのまわりを循環し得る。
【0051】
図18aは、この場合には円筒形であるローラ103のさらなる実施例を示す。この場合、ローラ103は、そのまわりを1周する、中心に配置された環状の円周溝109を有する。すなわち、溝は、ローラの回転軸に対して同心円状に配置される。ローラ103の湾曲した(外側の)表面100は、溝109を除けば円筒形である。
【0052】
図18bは、ローラ133のさらなる実施例を示す。このローラ133は、外側面161がわずかに凸状である点で、図18aに従った実施例とは異なっている。すなわち、ローラ133は樽状である。2つの実施例の同心状かつ環状の円周溝109および110は案内溝であり、支持体のまわりでそれらの循環経路に沿ってローラ103および133を案内する役割を果たす。溝案内とは、横方向の力、すなわち、他の場合には接続体上でローラを保持するための手段に作用する軸方向の力、が吸収されることを意味する。
【0053】
図19は、ローラ体105を備えた支持装置112の斜視図を示す。図4〜図6に示される支持装置12との相違点は、ここに示される支持装置112のローラ体105が、図18bの具体的な実施例に従ったローラ133を備えている点である。
【0054】
図20aは、図19に従った支持装置112の側面図を示す。
図20bは、図20aに従った支持装置112の、線A−A沿った断面を示す。支持体107は、その周りをローラ133の移動方向に1周する案内リブ162を備える。この案内リブ162は、ローラ133の案内溝に係合する。案内リブ162の形状、特にその幅およびその高さは、溝の断面寸法に合うよう調整される。すなわち、案内溝110を介して案内されるローラ133は、横方向の遊びを、それが存在するとしても、ほんのわずかしか有していない。案内リブ162は、途切れのある状態で、または途切れのない状態で形成されてもよい。ローラ133は、平面的で可撓性のある接続体104を介して保持され、これにより支持体107上で案内または装着される。また、原則として、溝/リブ案内部を逆に形成することもできる。
【0055】
上述の溝/リブ案内部によってもたらされる付加的な案内支持は、好ましくは弓形の案内経路の場合に用いられる。この場合、連続したローラの軸は、直線的に延びる案内経路の場合と同様に互いに対して平行にではなく、本質的に湾曲軸と揃えられている。このような弓形の案内経路は、たとえば、図7〜図10に従った具体的な実施例に図示される。
【符号の説明】
【0056】
1 搬送機械、2 搬送手段、3 ローラ、4 接続体、5 ローラ体、6 ベルト、7 支持体、8 案内要素、9 搬送経路、10 搬送材料、11 湾曲軸、12 支持装置、21 偏向ローラ、22 駆動部、31 アパーチャ、41 開口部、42 隆起、44 層、45 軸受または保持領域、46 接続位置、47 接続位置のための代替部位、51 列、52 縦列、71 案内溝、100 外側面、103 ローラ、104 接続体、105 ローラ体、107 支持体、109 円周溝、110 円周溝、112 支持装置、133 ローラ、161 外側面、162 案内リブ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送機械(1)であって、ばら荷または個々の要素、たとえば材料、または、停止しているかもしくは自発的に移動させることのできる要素、特に人々もしくは他の生物、を搬送するための、または、人々もしくは動物がその上を歩くかもしくは走るための、移動型の平面的な搬送手段(2)を含み、搬送手段(2)は、その下に支持装置(12)が配置されており、前記支持装置(12)は、多数のローラ(3)を備えたローラ体(5)を含み、ローラ体は、一方側では、支持体(7)上の非円形の経路に沿って転動するローラ(3)を有し、他方側では、搬送手段(2)自体の上、または、搬送手段(2)とローラ(3)との間に沿って延びるベルト(6)の上で、ローラ(3)が転動することによって搬送手段(2)を支持し、ローラ(3)は互いに接続され、可撓性のある接続体(4)によって互いから間隔をあけて配置される、搬送機械(1)。
【請求項2】
ローラ(3)は、閉回路において支持体(7)のまわりで循環するよう配置される、請求項1に記載の搬送機械(1)。
【請求項3】
搬送手段(2)はマットトップチェーンまたはベルトであり、搬送手段(2)がローラ体(5)によって支持されている支持領域は平面的であり、好ましくは、ローラ体(5)は、本質的に、搬送手段(2)の幅全体にわたって延在する、請求項1または2に記載の搬送機械(1)。
【請求項4】
複数のローラ体(5)が、搬送方向に見て横および/または縦に並んで配置されて、搬送手段(2)を支持する、請求項1から3のいずれかに記載の搬送機械(1)。
【請求項5】
ローラ体(5)は、ローラ(3)と搬送手段(2)との間に延びるベルト(6)を含み、したがって、搬送手段(2)はベルト(6)によって支持される、請求項1から4のいずれかに記載の搬送機械(1)。
【請求項6】
搬送手段(2)が、搬送手段(2)の表面に対して本質的に垂直に位置する湾曲軸を中心にして湾曲部に沿って移動し、搬送手段(2)が、接続体(4)を備えた少なくとも1つのローラ体(5)によって湾曲部の領域において支持され、この接続体(4)は湾曲軸のまわりに撓みやすい態様で配置され、湾曲部の領域においては、支持体(7)上で転動するローラ体(5)によって支持される搬送手段(2)が湾曲部の周りを移動する、請求項1から5のいずれかに記載の搬送機械(1)。
【請求項7】
複数のローラ体(5)は同心配置で存在し、複数のローラ体(5)の循環経路は湾曲軸を中心にして湾曲する、請求項6に記載の搬送機械(1)。
【請求項8】
搬送手段(2)は、水平な基部領域と、基部領域に隣接する2つの横方向の傾斜した側部領域とを備えた桶状の断面を含み、搬送手段(2)は、いずれの場合にも本発明に従ったさらなるローラ体(5)によって側部領域上で支持される、請求項1から5のいずれかに記載の搬送機械(1)。
【請求項9】
搬送手段(2)は搬送ベルトであり、側部領域は、いずれの場合にも、基部領域に対して30°〜60°だけ角度が付けられている、請求項8に記載の搬送機械(1)。
【請求項10】
搬送手段(2)はその上方に、搬送材料(10)を横方向に案内しかつ偏向させるためのローラ体(5)を備えた少なくとも1つの案内要素(8)が配置されている、請求項1から9のいずれかに記載の搬送機械(1)。
【請求項11】
ローラ(3)は閉回路を形成せず、搬送手段(2)は前進後退移動を実行するよう設計される、請求項1に記載の搬送機械(1)。
【請求項12】
ローラ体(5)は、それ自体が駆動されるのではなく、搬送手段(2)が移動するときにのみ動かされる、請求項1から11のいずれかに記載の搬送機械(1)。
【請求項13】
請求項1から12のいずれかに記載の搬送機械のための支持装置(12)であって、ローラ体(5)におけるローラ(3)が複数の連続した列(51)に配置され、1列当たり1つのローラが備わっているか、または、1列当たり複数の同軸に配置されたローラが備わっている、支持装置(12)。
【請求項14】
いずれの列におけるローラ(3)も、いずれの場合にも、先行または後続の列(51)のローラ(3)に対して軸方向にずらされる、請求項13に記載の支持装置(12)。
【請求項15】
ローラ体(5)は可撓性のある平面的な接続体(4)を含み、ローラは接続体(4)の開口部(41)に挿入され、好ましくは、接続体(4)は可撓性のある平坦な材料から切抜かれる、請求項13または14に記載の支持装置(12)。
【請求項16】
接続体(4)は、複数の列(51)にわたって、もしくはすべての列にわたって一体型に設計されるか、または、複数の一体層(44)を含み、層の各々は、複数の列(51)またはすべての列にわたって移動方向に延在する、請求項13から15のいずれかに記載の支持装置(12)。
【請求項17】
接続体(4)は、互いに平行に配置された複数の層(44)を含み、好ましくは、層(44)は、ループを一体型の細片に形成することによって、かつ、細片をそれ自体の上に重ねて置くことによって形成される、請求項13から16のいずれかに記載の支持装置(12)。
【請求項18】
請求項1から12のいずれかに記載の搬送機械のためのローラ体(5)であって、ローラ体(5)におけるローラ(3)は複数の連続した列(51)に配置され、1列当たり1つのローラが備わっているか、または、1列当たり複数の同軸に配置されたローラが備わっている、ローラ体(5)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18a】
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【図18b】
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【図19】
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【図20a】
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【図20b】
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【公表番号】特表2012−530662(P2012−530662A)
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516460(P2012−516460)
【出願日】平成22年5月7日(2010.5.7)
【国際出願番号】PCT/CH2010/000124
【国際公開番号】WO2010/148523
【国際公開日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(506314379)ベー・エル・ハー・バルター・ライスト・ホウルディング・アクチェンゲゼルシャフト (11)
【氏名又は名称原語表記】WRH WALTER REIST HOLDING AG
【Fターム(参考)】