説明

搬送装置、転動体および搬送体

本発明に係る搬送装置(100)は、複数のロール(3)を介してガイド(101)上を転動する複数の搬送体(102)を備え、ロール(3)は可撓性の接続体(9)により接続および相互に離間する。
搬送体(102)は、搬送体(102)のガイド(101)から逸脱する動作を回避する相互支持のための手段(103;104、105)を備える。接続体(9)および割り当てられたロール(3)が転動体(2)を形成し、転動体(2)は各搬送体(102)ごとに平均的に2つまたはそれ以下のロール(3)を備える。
搬送体(100)用の転動体(2)は、相互に直線状に接続される複数のロール(3)を備え、ロール(3)は可撓性の、特に弾性的でもある接続体(9)により相互に接続および離間される。本発明の好適な実施形態では、接続体(9)は少なくとも2つの方向に曲げられることが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送技術の分野に関し、対応する独立請求項の一般的表現に関する搬送装置および転動体ならびに搬送体に関する。
【0002】
特に、本発明は、個別の物体またはばら荷を流れるような搬送動作にて輸送するための搬送装置に関する。ここでの目的は特に、簡単かつ費用効率の良い搬送装置を作成することである。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
この目的は、独立請求項の一般的表現に係る搬送装置および転動体、ならびに搬送体により解決される。
【0004】
本発明に係る搬送装置は、複数のロールを介してガイド上を転動する複数の搬送体を備え、ロールは可撓性の接続体により相互に接続および離間している。
【0005】
搬送体は有利には、相互に支持するための手段を備え、これは搬送体がガイドから外へ移動することを回避する。これにより、各搬送体が常時複数のロールにより支持される必要がないため、搬送体ごとに必要なロールの数を少なくすることが可能である。反対に、ロール間の所定の距離においてより短い搬送体が使用可能であり、これはガイドまたは搬送装置それぞれのカーブの半径を小さくすることを可能にする。これによって特に、接続体と対応するロールとが転動体を形成し、転動体は搬送方向に搬送体ごとに平均して2つまたはそれ以下のロールを備える。
【0006】
本発明の好適な実施形態では、2つの転動体が、ガイド内の搬送体の列に左右にそれぞれ配置され、搬送体を支持および案内する。さらに、第3の転動体が搬送体を動き、垂直方向の大きな負荷を吸収することが可能である。好適には搬送装置の駆動部が、搬送体に係合し、これが相互に押されることにより動かされる。搬送される物品の輸送用の様々な手段が搬送体に取り付けられることが可能である。
【0007】
相互支持手段は好適には、搬送体の間の可撓性の接続部であり、特に複数の搬送体を通るコア、すなわち連続的な可撓性要素である。または、相互支持手段は、搬送体上の相互に係合する構造体であることも可能である。有利には、これらの構造体は、搬送体が搬送方向であらゆる距離で引き離されることを可能にする。つまり、搬送体は、分離可能に緩く接続されるのみであり、それぞれ相互に押すのみで、相互に引き合わない。
【0008】
本発明の好適な実施形態では、搬送体の相互に嵌合する構造体が、円筒形のジョイントまたはボールジョイントを形成する。
【0009】
搬送装置の異なる要素の間、すなわちガイドレール、搬送体、転動体、ならびに内側の転動体の間には、遊びまたは主要なそれぞれ移動方向外への移動の可能性が許容可能である。接続部の遊びは、相互に対して動く要素の比較的緩い接続、および負荷を受けたロールの円滑な転動を可能にする。転動体の遊びのため、ロールは緩く引かれて案内され、これにより摩擦が低くなり、相互の磨耗も公差が低いことによる角の磨耗、または詰まりが生じない。
【0010】
本発明の別の実施形態では、接続体は、ロールが嵌められる支持領域と、支持領域を相
互に柔軟に接続する結合領域とを備える。
【0011】
搬送体は、搬送される対象物の断続的支持のための手段、たとえばクランプまたは把持部を備えることが可能である。本発明の別の実施形態では、搬送体は中心体の回りにあり、これにより中心体は対向体の上を転動することが可能である。ここでは、ロールおよび搬送体は、中心体の車輪の代わりとなる。中心体は、搬送される対象物の断続的な支持のための手段を備えることが可能である。
【0012】
搬送装置の転動体は、直線的に相互に接続されるとともに離間する複数のロールを備え、ロールは可撓性の、特に弾性的な接続体により接続される。これにより接続体は、ケージバンド(ケージウェブ)とも呼ばれる可動のベアリングケージを形成する。本発明の好適な実施形態では、ケージバンドは少なくとも2つの方向に曲げることが可能である。このために、接続体は好適には、ロールが嵌められる保持領域と、保持領域を相互に柔軟に接続する結合領域とを備える。したがって、転動体は平坦な軌道のみでなく、湾曲した領域の軌道上でも移動することが可能である。言い換えると、転動体は可逆的に2つの方向へ曲げることが可能であり、その際これらの両方向と転動体の一移動方向はそれぞれ相互に垂直である。
【0013】
この種のケージバンドを有する転動体または接続体は、あらゆる長さの標準化された量産品として製造可能であり、様々な搬送装置、転動要素および各種ベアリングに適用可能である。一体型の簡単な形状であり、容易に製造される構成部品、および動作における遊びを許容することにより、円滑に動作する転動体が非常に高い費用効率で製造可能である。
【0014】
本発明に係る転動体は特に、2004年3月18日付けのスイス特許出願CH456/04および前者の優先権による2005年3月11日付けの国際出願PCT/CH2005/000144に説明される搬送装置、また2004年5月21日付けのスイス特許出願CH884/04および前者の優先権による2005年5月20日付けの国際出願PCT/CH2005/000288に説明される転動要素に適用可能である。
【0015】
搬送装置の駆動は、搬送体に対して押圧される、および/または搬送ラインのカーブに沿った搬送体の列を取り囲むウェブにより行われる。駆動はたとえば、一定の距離に渡り搬送体に沿って案内され、複数の搬送体を係合する駆動カムにより行われることも可能である。この種の駆動は、2004年5月21日付けのスイス特許出願CH885/04および前者の優先権による2005年5月20日付けの国際出願PCT/CH2005/000289に説明される被駆動転動要素により行われることが可能である。ここでは、被駆動転動要素の回転する転動体のロールまたは突出するカムは、搬送装置、特にその搬送体に係合する。
【0016】
引用された3つのスイス出願および国際出願の内容は参照されることにより本出願に含まれる。
【0017】
本発明の好適な実施形態では、接続体はたとえばプラスチック製の一体型の本体であり、ロールは接続体に直接嵌められるか、またはベアリング体またはロールリングを介して嵌合される。
【0018】
本発明の別の好適な実施形態では、ロールは一体型であり(一体的に形成される)、たる型の形状を有し、支持領域の各内側に相互に対向する支持位置が設けられている。ロール上には、特に支持位置の形状に対応する突出した軸要素が設けられる。ロールは軸要素により支持位置に嵌合される。ローラ形状とは、特に円形の断面を有する円筒形、または
たる型の型押しされた円筒、またはわずかに窪んだたる形状を有する円筒計を含む。ロールは有利には一体型に形成され、金属またはプラスチック製である。
【0019】
他方で、支持領域の内側には、相互に対向する突出した支持突起部が備えられていることが可能であり、ロールには支持位置の形状に好適には対応する凹部が設けられている。これにより、ロールは凹部により支持突起部に嵌合可能である。
【0020】
突出軸要素または支持突起部の嵌合を容易にするために、これらは好適にはそれぞれテーパ状の形状を有し、特に一点で終端する。
【0021】
本発明のさらに別の好適な実施形態では、ロールはボール状であり、接続体に嵌合する対応するベアリング体に嵌められている。ベアリング体は特に、ロールを包囲するロールリングであり、これによりロールは異なる本体で2つの対向する面を転がることが可能である。しかし、ベアリング体は部分的に一方の側からのみロールを囲むことも可能であり、これによりロールは別の本体上で3つの面で転がることが可能である。
【0022】
ロールは、転動体内側でロールの単一の連続的な直線またはラインを形成する。同じ転動体内に相互に隣接して2つまたはそれ以上のロールを配置することも可能である。
【0023】
さらなる好適な実施形態は従属請求項から明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下に、添付の図面に示される例示的な実施形態に基づき本発明の主題をより詳細に説明する。
【0025】
図面に使用される符号については参照符号のリストに説明される。図面では類似の部品は原則として同一の符号で示される。
【0026】
図1は本発明に係る搬送装置100の上面図であり、図2はその断面図である。ガイドレール101内では、複数の搬送体102が長手方向に連続し、両側を動く転動体2により案内および支持される。搬送体102は、ガイド溝108を両側に備え、これはロール3の形状に対応する。転動体2は中に、接続体9と、ロール3とを備える。搬送体102は、個別のブロックまたは層板であり、長手方向に複数の層板がロール3ごとに備えられる。ブロックまたは層板は、コア103、すなわち搬送体102を通る可撓性のコード、ケーブルまたはモノフィラメントにより接続される。ここでは、コア103は搬送体102を通り緩やかに案内されるか、または搬送体に接続され、これは搬送体102のコア103を中心としたねじれを制限する。いずれの場合にも、コア103は、搬送体102を転動体2自体により支持されていない領域で支持する。
【0027】
図3および4は、別の搬送装置100の上面図および断面図である。ここでは搬送体102はブロックの形状を有する。長手方向では、ロール3ごとにおよそ1つの搬送体102が設けられる。搬送体102がガイドレール101から外れないように、これらには接続要素104、105が相互支持のために設けられている。ここではこれらは、以下の図面に詳細に説明されるように、対応するように成形される結合凸部104と結合凹部105である。
【0028】
図5は別の搬送装置100のカーブを有する実施形態における搬送体102の動作を示す。図6は、個別の搬送体102の異なる変形例の側面図6aおよび異なる上面図6bおよび6cを示す。結合凸部104および結合凹部105はボール形状(図6b)または円筒形(図6c)であり、搬送体102の1つの対応する結合凸部104は、続く搬送体1
02の結合凹部105に嵌合する。搬送体102には、各側にガイド溝108が設けられ、溝はロール3の形状に一致する。
【0029】
搬送体102の2つの転動体2またはその移動方向は、搬送体102およびその移動方向の両側に実質的に平行である平面内に沿って延伸し、その際相互支持のための手段104、105は、この平面に対して垂直な搬送体102の相対運動を阻止する。湾曲したガイドレール101では、移動方向は接線方向であるとする。
【0030】
図5のように搬送体102のこの平面外の動作を可能にするために、これらは正面と内面22との間に第1斜面部106を備える。これらの斜面部は、図5または図6aにおいて横方向の突出部として見られるように、シリンダ軸またはボール中心の位置でそれぞれ開始する。第1斜面部106は、ここから搬送体22の内側22へ至り、これにより搬送体102の列が内側22の方向へ湾曲することが可能であり、その際2つの搬送体102が中間ジョイント部104、105を中心に回転する。搬送体102が相互に押圧されると、正面の上部分が相互に嵌合するように当接し、搬送体102が下方へ屈することが回避される。
【0031】
本発明の別の好適な実施形態では、表面に第2斜面部107が設けられ、これは搬送体102および転動体2が横方向に搬送体2に沿って動く同一の平面内で搬送体102の列が湾曲することを可能にする。このために、第2斜面部107は図3、6bまたは6cに示されるように、ボール中心を通る線から搬送体102の左右の側へ至る。この線に沿って接触することにより、搬送体の下方への支持が確実になる。第2斜面部107は図3で例示的に点線で示されている。
【0032】
図7は、循環する搬送体102を有する搬送装置の側面図7aおよび断面図7bを示す。搬送体102は搬送進路17内を移動し、搬送進路17の支持溝14内のボール状ロール3を有する転動体2により横方向に支持される。ボールを有する転動体102の代わりに、以下に示すたるを有する転動体102の1つが使用されることも可能である。固定的に取り付けられた搬送進路107またはガイドレールでは、通常は図面に示されるよりも搬送体102の数は多く、搬送バンドまたは搬送チェーンを形成する。このために、搬送体102は、たとえば把持部を備えることが可能である。搬送体102はその移動によって、個々の物品またはばら荷を輸送することが可能である。
【0033】
別の使用方法では、図7に係る構造は、転動要素10として設計されることが可能であり、これは点線で示される対向体5上を搬送体102を介して転動することが可能であり、搬送体はここでは支持体82として作用する。転動要素10の中心体1およびこれに接続される物体は、全体として対向体5に関連して搬送されることが可能である。支持体82および転動体2はしたがって、ホイールにより中心体1のベアリングにとって代わる。
【0034】
直線区分と所定のカーブ半径を有する湾曲区分s2との間の移行部では、ガイドレール101は好適には、第1カーブ半径より大きいカーブ半径を有する中間区分s1を備える。これにより、搬送体102がカーブ領域へ移動した際にカーブ領域内に傾斜すること、および連続する搬送体102が中心体1から離れてしまうことが回避される。
【0035】
本発明の別の好適な実施形態では、ガイド溝108を内側へ向かって限定するガイド突起部109が湾曲している。これにより、ガイド突起部109は軌道17のカーブ領域に置いて少なくともほぼ円形の区分を形成し、これに沿ってロール3が円滑な動作で転動可能である。
【0036】
図8および9は、ボール形状のロールを有する転動体2を示す。図8aおよび8bは転
動体2全体の上面図8aおよび断面図8bを示す。図9a、9bおよび9cは、接続体9またはケージバンド、ロールリング83の断面およびボール形状のロール3を示す。一方の側の接続体9はリング状の支持領域91を備え、この中にロールリング83によりロールが嵌合し、他方では支持領域91を相互に柔軟に接続する結合領域92を備える。ロールリング83は、たとえばプラスチック製であり、一体型に作成され、ボールがリング83内に嵌められるように球状領域に対応する内側領域を備える。ロールリング83は、外側縁部に周溝を備え、これにより接続体9の支持領域91の円形の開口部に嵌合される。接続体9は好適には、プラスチックまたはゴムまたは混紡からなる弾性的な平坦材料から、たとえば押し抜きまたは水ジェット切断により製造される。
【0037】
本発明の好適な一実施形態では、接続体9は幅の狭い結合領域92を備えず、ロール3が嵌合する一定の幅のバンドである。
【0038】
図10から18は、たる形状のロールを有する転動体を示す。図10aおよび10bは転動体2の上面図10aおよび断面図10bを示す。図11aおよび11bは、接続体9またはケージバンドおよびたる形状のロール3を示す。接続体9は、一方でロールが嵌合されるリング状の支持領域91を備え、他方で支持領域91を相互に柔軟に接続する結合領域92を備える。接続体9は好適には一体型であり、たとえばナイロンのようなプラスチックの可撓性または弾性であるが軟性ではない弾性材料からなる。これは、射出成形、またはたとえば押し抜きまたはジェット切断により平坦な材料から製造される。ロール3もプラスチック製、または金属、特にスチール製である。発明のこの実施形態では、ロール3は円錐形であり、軸方向に先細りし、これにより図12の詳細な図に示されるように円錐軸要素95が設けられる。支持領域91の内側では、それぞれ対向する空洞部、たとえば内側テーパ部が設けられ、支持部94が形成される。これらの内側テーパ部はロール3の支持部となる。当然、支持用に円錐要素に代わって、たとえば円筒形のような別の形状が使用されることも可能である。結合領域92間の接続部は、ロール3の移動方向に見て、少なくともほぼロール3の中心に配置される。この種のケージバンド9は、転動軸を横切る平面内で曲げられることが可能であり、これにより図7に示されるように中心体1と共に使用可能である。
【0039】
結合領域92による柔軟な単一接続により、接続体9はこの平面外でも曲げられることが可能であり、これにより中心体1は平面的な軌道である必要がなくなる。さらに、ケージバンド9は、結合領域92においてねじられることが可能であり、したがって転動体2は転動体2のねじれが必要となる軌道を通ることが可能である。この種の転動体により、多様な用途が可能になり、さらに容易に大量生産が可能である。
【0040】
図13および14は別の転動体1を示し、上面図13aおよび断面図13bが示される。図14aおよび14bは対応する接続体9またはケージウェブおよびたる形状のロール3を示す。これらは、図10および11のものと類似の方法で製造可能である。ロール3の製造に関しては、その単純な形状のため、個別の射出成形部品として、または厚肉管から切断することが可能であるため、さらなる簡易化が可能である。発明のこの実施形態では、ロール3は支持用の2つの凹部97を備え、この凹部97は転動軸に沿った連続的な孔により形成されることも可能である。接続体9の支持領域91は、対向する支持突起部96を備え、これはロールに嵌合する際に凹部97に嵌められる。これを簡易化するために、この支持突起部96ならびに先の実施形態の軸要素95は好適にはテーパ状、特に鋭く先細りするよう設計される。
【0041】
図15は、支持領域91の支持突起部の別の変形例の詳細図である。図16は、異なる構成の転動体2の変形例を示す。図17は、接続体9の支持開口部に設けられる突起する支持軸31をロール3が備える転動体2の変形例を示す。図18aの上面図に係る変形例
では、接続体9は、2つの個別の部分またはベアリングバンドを備え、これは転動体2の両側で支持軸31を接続する。これにより、転動体2は全体として一方向にのみ湾曲可能となる。転動体2が分離せず組立てられるために、支持軸31はたとえば圧入によりベアリングバンド内に備えられ、ロール3は支持軸31を中心に回転可能である。図18bに係る変形例では、これまでの実施形態のように、2つの方向に曲がり、それぞれねじれまたは湾曲が可能である。ここでも支持軸31は圧入により接続体9に嵌合されることが可能である。しかし、支持軸は、ロール3に嵌合し、接続体9の支持領域91内に軽く配置されることも可能である。
【0042】
図19は、図10および11と類似の、転動体2を有する転動要素10を示す。転動体2は、中心体1の周囲の軌道17を循環し、これにより転動が可能になり、接続体9に対して転動要素10の支持を可能にする。
【0043】
図20は、湾曲したガイドレール101、たとえば湾曲転動要素10における転動体2の動きを示す。転動体2の移動方向から見ると、ロール3の動作が相互におよび移動方向に垂直な2つの方向に曲がっている。
【0044】
基本的に、ケージバンド9、ロール形状、ロールベアリング、転動要素等の図示された様々な変形例は、多様な方法で組み合わされ、修正されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明に係る搬送装置の上面図である。
【図2】同じ搬送装置の断面図である。
【図3】別の搬送装置の上面図である。
【図4】別の搬送装置の断面図である。
【図5】別の搬送装置の湾曲した実施形態の搬送体の動作を示す。
【図6】対応する搬送体を示す。
【図7】搬送体が循環する搬送装置を示す。
【図8】ボール形状のロールを有する転動体を示す。
【図9】ボール形状のロールを有する転動体を示す。
【図10】たる形状のロールを有する転動体を示す。
【図11】たる形状のロールを有する転動体を示す。
【図12】たる形状のロールを有する転動体を示す。
【図13】たる形状のロールを有する転動体を示す。
【図14】たる形状のロールを有する転動体を示す。
【図15】たる形状のロールを有する転動体を示す。
【図16】たる形状のロールを有する転動体を示す。
【図17】たる形状のロールを有する転動体を示す。
【図18】たる形状のロールを有する転動体を示す。
【図19】転動体の別の実施形態を示す。
【図20】転動体の別の実施形態を示す。
【符号の説明】
【0046】
1 中心体
10 転動要素
12 直線区分
14 支持溝
16 支持溝の内側縁部
17 搬送径路
2 転動体
22 内側
3 ロール
31 支持軸
5 対向体
82 支持体
83 ロールリング
9 ケージバンド
91 支持領域
92 結合領域
94 支持部
95 軸要素
96 支持突起部
97 凹部、孔
100 搬送装置
101 ガイドレール
102 搬送体
103 コア
104 結合凸部
105 結合凹部
106 第1斜面部
107 第2斜面部
108 ガイド溝
109 ガイド突起部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のロール(3)を介してガイド(101)上を転動する複数の搬送体(102)を備える搬送装置(100)において、ロール(3)が可撓性の接続体(9)により接続されるとともに相互に離間していることを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
搬送体(102)のガイド(101)外への動きを回避する相互支持手段(104、105)を搬送体(102)が備えることを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置(100)。
【請求項3】
接続体(9)と割り当てられたロール(3)とが転動体(2)を形成することと、転動体(2)が搬送方向に沿って平均的に2つまたはそれ以下のロール(3)を搬送体(102)ごとに備えることとを特徴とする、請求項1または2に記載の搬送装置(100)。
【請求項4】
相互支持手段(104、105)が、搬送体(102)の間の可撓性の接続部、特に複数の搬送体(102)を通るコア(103)であることを特徴とする、先の請求項のいずれか1項に記載の搬送装置(100)。
【請求項5】
相互支持手段(104、105)が、搬送体(102)上で相互に嵌合する構造であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送装置(100)。
【請求項6】
相互に嵌合する構造(104、105)が、搬送方向へ搬送体(102)が引き離されることを可能にすることを特徴とする、請求項5に記載の搬送装置(100)。
【請求項7】
搬送体の相互に嵌合する構造(104、105)が、シリンダジョイントまたはボールジョイントを形成することを特徴とする、請求項6に記載の搬送装置(100)。
【請求項8】
搬送体(102)の両側に実質的に平行である平面内を動く2つの転動体(2)を備え、相互支持手段(104、105)が、この平面に対して垂直方向の搬送体(102)の相対運動を回避することを特徴とする、請求項2から7のいずれか1項に記載の搬送装置(100)。
【請求項9】
ガイド(101)が、前記平面からの曲線を備え、直線部と所定の曲線半径を有する曲線部(s2)との間の中間部が、より大きい曲線半径を有する中間部(s1)を備えることを特徴とする、請求項8に記載の搬送装置(100)。
【請求項10】
接続体(9)が、ロール(3)が中に嵌合される支持領域(91)と、支持領域(91)を柔軟に接続する結合領域(92)とを備えることを特徴とする、先の請求項のいずれか1項に記載の搬送装置(100)。
【請求項11】
直線状に接続される複数のロール(3)を備える搬送装置(100)用の転動体(2)において、ロール(3)が可撓性の接続体(9)により相互に接続および離間されることを特徴とする転動体。
【請求項12】
接続体(9)が、ロール(3)が中に嵌合される支持領域(91)と、支持領域(91)を相互に柔軟に接続する結合領域(92)とを備えることを特徴とする、請求項11に記載の転動体(2)。
【請求項13】
転動体(2)が少なくとも2つの方向に曲げられることが可能であり、これらの2つの方向と転動体(2)の移動方向はそれぞれ相互に垂直であることを特徴とする、請求項1
2に記載の転動体(2)。
【請求項14】
接続体(9)が一体的に製造され、ロール(3)が接続体(9)に直接、または支持体(83)を介して嵌合されることを特徴とする、請求項11から13のいずれか1項に記載の転動体(2)。
【請求項15】
ロール(3)が一体的に製造されるとともにたる形状を有し、支持領域(91)の各内側に対向する支持位置(94)を備えることと、ロール(3)に突出する軸要素(95)が設けられることと、ロール(3)が軸要素(95)により支持位置(94)内に嵌合されることとを特徴とする、請求項14に記載の転動体(2)。
【請求項16】
ロール(3)が一体的に製造されるとともにたる形状を有することと、支持領域(91)の内側に突起する支持突起部(96)がそれぞれ対向して備えられることと、ロール(3)に凹部(97)が備えられることと、ロール(3)が凹部(97)により支持突起部(96)に嵌合されることとを特徴とする、請求項14に記載の転動体(2)。
【請求項17】
突出する軸要素(95)または突出する支持突起部(96)がそれぞれテーパ状であることを特徴とする、請求項15または16に記載の転動体(2)。
【請求項18】
ロール(3)がボール形状を有し、接続体(9)に嵌合される支持体内にそれぞれ嵌められることを特徴とする、請求項14に記載の転動体(2)。
【請求項19】
搬送装置(100)内で循環して搬送される連続する搬送体(102)に使用されるための搬送体(102)であって、同様に形成される別の搬送体(102)に相互に支持するための手段(103;104、105)を備える搬送体。
【請求項20】
相互支持手段(104、105)が、搬送体(102)が相互に押されると、連続する搬送体が搬送方向に対して垂直な少なくとも1つの方向へ曲がることを回避することを特徴とする、請求項19に記載の搬送体(102)。
【請求項21】
相互支持手段(104、105)が、搬送方向に搬送体が引き離されることを可能にすることを特徴とする、請求項20に記載の搬送体(102)。
【請求項22】
相互支持手段(104、105)が、ボール形状または円筒形の結合凸部(104)または結合凹部(105)であることを特徴とする、請求項21に記載の搬送体(102)。
【請求項23】
相互支持手段(103)が、搬送体(102)を通り、および搬送体(102)に隣接して延伸する可撓性のコア(103)から形成されることを特徴とする、請求項19に記載の搬送体(102)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9a】
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【図9b】
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【図9c】
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【図10a】
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【図10b】
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【図11a】
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【図11b】
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【図12】
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【図13a】
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【図13b】
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【図14a】
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【図14b】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18a】
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【図18b】
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【図19a】
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【図19b】
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【図20】
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【公表番号】特表2008−532879(P2008−532879A)
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−500026(P2008−500026)
【出願日】平成18年3月7日(2006.3.7)
【国際出願番号】PCT/CH2006/000140
【国際公開番号】WO2006/094423
【国際公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(506314379)ベー・エル・ハー・バルター・ライスト・ホウルディング・アクチェンゲゼルシャフト (11)
【氏名又は名称原語表記】WRH WALTER REIST HOLDING AG
【Fターム(参考)】