説明

搬送装置

【課題】被搬送物を適切に搬送できる搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置2は、第1無端体12と第2無端体32とを備える。第1無端体12には、断面略L字状で板状の複数の第1支持体13を並設する。第2無端体32には、断面略L字状で板状の複数の第2支持体33を並設する。容器Wは、第1支持体13および第2支持体33の移動によって搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被搬送物を適切に搬送できる搬送装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばトレイ等の被搬送物の一側を支持して搬送する搬送無端ベルトと、被搬送物の他側を支持して搬送しその搬送前期において上昇傾斜部にて被搬送物の他側を順次上方に持ち上げて被搬送物を所定量傾斜させかつその搬送後期において下降傾斜部にて被搬送物の他側を順次下方に持ち下げて被搬送物を水平姿勢にする傾斜無端ベルトと、傾斜姿勢の被搬送物の一側縁を滑動可能に支え止める固定ストッパとを備える自動反転装置等の搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平4−101926号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の搬送装置のように、固定ストッパで傾斜姿勢の被搬送物の一側縁を滑動可能に支え止める構成では、被搬送物の傾斜角度が大きいほど、被搬送物を搬送無端ベルトおよび傾斜無端ベルトで支えきることができずに、一側方へ滑り落ちるのを固定ストッパで支えることとなる。このため、固定ストッパおよび被搬送物間の摩擦抵抗が増大し、傾斜姿勢の被搬送物の搬送が不安定となり、被搬送物を適切に搬送できないおそれがある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、被搬送物を適切に搬送できる搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の搬送装置は、第1無端体と、この第1無端体にこの第1無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向一側部を支持する複数の第1支持体と、第2無端体と、この第2無端体にこの第2無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向他側部を支持する複数の第2支持体とを備え、被搬送物は、前記第1支持体および前記第2支持体の少なくともいずれか一方の移動によって、搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更するものである。
【0006】
請求項2記載の搬送装置は、第1無端体と、この第1無端体にこの第1無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向一側部を支持する複数の第1支持体と、第2無端体と、この第2無端体にこの第2無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向他側部を支持する複数の第2支持体とを備え、被搬送物は、前記第1支持体の前記第2支持体に対する相対的な下降と前記第1支持体の前記第2支持体に対する相対的な接近移動とによって、搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更するものである。
【0007】
請求項3記載の搬送装置は、被搬送物を搬送方向に搬送する搬送装置であって、前記搬送方向に向って徐々に下降する下降傾斜状部を有する第1案内体と、この第1案内体にて案内されながらこの第1案内体に沿って移動する第1無端体と、この第1無端体にこの第1無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向一側部を支持する複数の第1支持体と、前記搬送方向に向って徐々に前記第1案内体側に接近する接近傾斜状部を有する第2案内体と、この第2案内体にて案内されながらこの第2案内体に沿って移動する第2無端体と、この第2無端体にこの第2無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向他側部を支持する複数の第2支持体とを備え、被搬送物は、前記下降傾斜状部に対応する位置における前記第1支持体の下降と、前記接近傾斜状部に対応する位置における前記第2支持体の前記第1案内体側への接近とによって、搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更するものである。
【0008】
請求項4記載の搬送装置は、請求項3記載の搬送装置において、第1支持体は、第1無端体に取り付けられた水平板部と、この水平板部の第2支持体側とは反対側の端部から上方に向って突出した突出板部とを有し、第2支持体は、第2無端体に取り付けられた水平板部と、この水平板部の第1支持体側の端部から下方に向って突出した突出板部とを有するものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明によれば、第1無端体に並設された複数の第1支持体と第2無端体に並設された複数の第2支持体とを備え、被搬送物が第1支持体および第2支持体の少なくともいずれか一方の移動によって搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更する構成であるため、傾斜姿勢の被搬送物を安定的に搬送でき、被搬送物を適切に搬送できる。
【0010】
請求項2に係る発明によれば、第1無端体に並設された複数の第1支持体と第2無端体に並設された複数の第2支持体とを備え、被搬送物が第1支持体の第2支持体に対する相対的な下降と第1支持体の第2支持体に対する相対的な接近移動とによって搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更する構成であるため、傾斜姿勢の被搬送物を安定的に搬送でき、被搬送物を適切に搬送できる。
【0011】
請求項3に係る発明によれば、第1無端体に並設された複数の第1支持体と第2無端体に並設された第2支持体とを備え、被搬送物が下降傾斜状部に対応する位置における第1支持体の下降と接近傾斜状部に対応する位置における第2支持体の第1案内体側への接近とによって搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更する構成であるため、傾斜姿勢の被搬送物を安定的に搬送でき、被搬送物を適切に搬送できる。
【0012】
請求項4に係る発明によれば、第1支持体が水平板部とこの水平板部の第2支持体側とは反対側の端部から上方に向って突出した突出板部とを有し、第2支持体が水平板部とこの水平板部の第1支持体側の端部から下方に向って突出した突出板部とを有するため、被搬送物をより一層適切に搬送できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1ないし図3において、1は洗浄装置で、この洗浄装置1は、上面部に略矩形の開口部W1を有する略皿状の複数の被搬送物である容器W、例えば上面開口状の弁当箱を連続的に搬送しながら洗浄水等の洗浄液の噴射により洗浄、例えば下洗いをする連続式容器洗浄装置である。
【0015】
洗浄装置1は、容器Wを搬送方向に搬送しながらその搬送途中で容器Wの姿勢を開口部W1が上方を向いた上方向き姿勢つまり水平姿勢から開口部W1が搬送方向側方を向いた側方向き姿勢つまり傾斜姿勢に変更する搬送装置である搬送手段2と、搬送手段2にて搬送中の側方向き姿勢の容器Wの開口部W1に向けて洗浄液を噴射することによりこの容器W内の内容物、例えば食べ残しの残飯等を排出すると同時にこの容器Wの内面を洗浄する洗浄液噴射手段3と、搬送手段2にて搬送中の側方向き姿勢の容器Wの底面部に向けて噴射液である噴射水を噴射することによりこの容器Wの姿勢を側方向き姿勢から開口部W1が下方を向いた下方向き姿勢に変更する水噴射手段4とを備えている。
【0016】
搬送手段2は、図4ないし図8にも示すように、搬送方向に長手状のレール等の第1案内体11と、第1案内体11にて案内されながらこの第1案内体11に沿って移動する無端状のチェーン等の第1無端体(手前側チェーン)12と、第1無端体12にこの第1無端体12の長手方向に沿って隙間なく並設され容器Wの搬送方向一側部を支持する断面略L字で板状の複数の第1支持体(プレート)13とを備えている。
【0017】
第1案内体11は、図2に示されるように、搬送方向に向って徐々に下降する下降傾斜状部15を有し、この下降傾斜状部15には水平状部16が連設されている。第1無端体12は、複数の回転体17に掛け渡され、モータ等の駆動手段(図示せず)からの動力で回転する。第1無端体12の上側の往路部が第1案内体11の上部にこの第1案内体11に沿って摺動可能に嵌合されている。
【0018】
第1支持体13は、第1無端体12に取り付けられた水平板部21と、この水平板部21の第2支持体33側とは反対側の端部から上方に向って一体に突出した突出板部である上垂直板部22とを有している。上垂直板部22の上下方向の長さ寸法は、傾斜姿勢になった容器Wの側縁部を支えることができればよく、本実施例としては容器Wの高さ寸法の略半分としている。
【0019】
また、搬送手段2は、搬送方向に長手状のレール等の第2案内体31と、第2案内体31にて案内されながらこの第2案内体31に沿って移動する無端状のチェーン等の第2無端体(奥側チェーン)32と、第2無端体32にこの第2無端体32の長手方向に沿って隙間なく並設され容器Wの搬送方向他側部を支持する断面略L字で板状の複数の第2支持体(プレート)33とを備えている。
【0020】
第2案内体31は、図1に示されるように、搬送方向に向って徐々に第1案内体11側に接近する接近傾斜状部35と、搬送方向に向って徐々に第1案内体11側から離反する離反傾斜状部36と、洗浄液噴射手段3および水噴射手段4の間において平面視で水平状部16と平行に位置する平行部37とを有している。第2無端体32は、複数の回転体17に掛け渡され、モータ等の駆動手段(図示せず)からの動力で回転する。第2無端体32の上側の往路部が第2案内体31の上部にこの第2案内体31に沿って摺動可能に嵌合されている。
【0021】
第2支持体33は、第2無端体32に取り付けられた水平板部41と、この水平板部41の第1支持体13側の端部から下方に向って一体に突出した突出板部である下垂直板部42とを有している。下垂直板部42の上下方向の長さ寸法は、傾斜姿勢になった容器Wがその姿勢を維持できればよく、本実施例としては容器Wの幅寸法の略半分としている。
【0022】
また、洗浄液噴射手段3の手前付近における第2支持体33の水平板部21の上方位置には、回転ローラ状をなし、第2案内体31から第2無端体32が浮き上がるのを防止する補助支持体46が配設されている。
【0023】
そして、投入部44から投入された容器Wは、第1支持体13および第2支持体33の少なくともいずれか一方の移動、すなわち例えば第1案内体11の下降傾斜状部15に対応する位置における第1支持体13の下降と第2案内体31の接近傾斜状部35に対応する位置における第2支持体33の第1案内体11側への接近とによって、搬送途中で水平姿勢(上方向き姿勢)から洗浄液噴射手段3による洗浄に備えた傾斜姿勢(側方向き姿勢)へと姿勢変更する。つまり、第1支持体13が下降傾斜状部15に対応して第2支持体33の下垂直板部42の上下方向の長さ寸法分だけ下降した後、第2支持体33が接近傾斜状部35に対応して第1支持体13の水平板部21の幅寸法の略半分の寸法分だけ第1支持体13側へ接近することによって、容器Wが水平姿勢から傾斜姿勢、例えば略90度の傾斜姿勢へと姿勢変更する。
【0024】
この傾斜姿勢の容器Wの開口部W1内に向けて洗浄液噴射手段3の洗浄ノズル45および洗浄パイプ43から洗浄液が噴射されると、容器W内の内容物(食べ残しの残飯等)が排出されると同時にこの容器Wの内面が洗浄される。このとき、容器Wは、第1支持体13の水平板部21に載置された状態で、第1支持体13の上垂直板部22と第2支持体33の下垂直板部42とによって傾斜姿勢に支持される。
【0025】
次いで傾斜姿勢の容器Wの底面部に向けて水噴射手段4の噴射ノズル47から噴射水が噴射されると、容器Wは、上垂直板部22を回動中心として回動して傾斜姿勢から開口部W1が下方を向いた下方向き姿勢(反転水平姿勢)に姿勢変更する。このとき、容器Wは、第1支持体13の上垂直板部22とチェーン等の第3無端体52に並設された第3支持体53とによって反転水平姿勢に支持され、その後、メッシュコンベヤ等の搬出コンベヤ54にて次工程(メイン洗浄装置)へと搬出される。第3無端体52はその上側の往路部が第3案内体51の上部にこの第3案内体51に沿って摺動可能に嵌合されている。
【0026】
また、図2等に示されるように、洗浄装置1は、第1案内壁61と、第2案内壁62とを備えている。第1案内壁61は、第1支持体13の下降時に容器Wの手前側への移動を規制して容器Wの側縁部を第1支持体13の上垂直板部22に向けて案内する。第2案内壁62は、水噴射手段4による姿勢変更時に容器Wの手前側への移動を規制して容器Wの側縁部を第3支持体53の上面に向けて案内する。さらに、洗浄装置1は、第2案内体31の折曲位置において第2無端体32が第2案内体31から外れるのを防止する支持ガイド63を備えている。
【0027】
次に、上記洗浄装置1の作用等を説明する。
【0028】
食べ残しの残飯等の内容物が入った容器Wは、蓋が取り外れた後、開口部W1が上方を向いた上方向き姿勢である水平姿勢のまま、第1支持体13の水平板部21および第2支持体33の水平板部41の上に載置されて搬送方向へ搬送される。
【0029】
この搬送途中で、第1支持体13が下降傾斜状部15に対応して第2支持体33の下垂直板部42の上下方向の長さ寸法分だけ下降した後、第2支持体33が接近傾斜状部35に対応して第1支持体13の水平板部21の幅寸法の略半分の寸法分だけ第1案内体11の上方側へ接近移動することによって、容器Wは水平姿勢から所望の略垂直に近い傾斜姿勢へとなる。
【0030】
なお、傾斜姿勢になった容器Wは、第1支持体13の水平板部21に載置された状態で、その容器Wの側縁部が第1支持体13の上垂直板部22で支えられ、その容器Wの底面部が第2支持体33の下垂直板部42で支えられることから、第1支持体13および第2支持体33以外の部分と滑動することなく、所望の傾斜姿勢のまま搬送される。
【0031】
そして、洗浄液が洗浄ノズル45および洗浄パイプ43から傾斜姿勢の容器Wの開口部に向って噴射されると、容器W内の内容物が排出されると同時にこの容器Wの内面が洗浄される。
【0032】
その後、噴射水が噴射ノズル47から傾斜姿勢の容器Wの底面部に向って噴射されると、容器Wは第2支持体33の下垂直板部42から離反する方向に向って上垂直板部22を回動中心として回動して下方向き姿勢である水平姿勢となり、容器Wは下方向き姿勢のまま第1支持体13と第3支持体53とにてよって搬送方向に搬送される。
【0033】
なお、容器Wの下方向き姿勢への姿勢変更時には、容器Wは、噴射ノズル47からの噴射水から受ける力で勢いよく回動して第3支持体53と衝突する。このため、洗浄液の噴射により排出されなかった内容物が残っていたとしても、容器Wと第3支持体53との衝突により内容物は容器W内から完全に排出される。
【0034】
そして、上記洗浄装置1によれば、第1無端体12に並設された複数の第1支持体13と第2無端体32に並設された複数の第2支持体33とを備え、容器Wが第1支持体13の下降と第2支持体33の第1案内体11側への接近とによって搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更する構成であるため、容器Wを略90度まで傾斜させても、その傾斜姿勢の容器Wを安定的に搬送でき、容器Wを適切に搬送でき、よって、適切な洗浄作業ができる。
【0035】
また、第1支持体13の下降により容器Wの搬送方向一側部を下げる構成であるため、容器Wの搬送方向一側部を上げる構成とした場合に必要なフックを第1支持体13に設けなくてもよく、容器Wを互いに接触させて連続投入できる。
【0036】
なお、上記実施の形態では、容器W等の被搬送物を搬送しながらその搬送途中で被搬送物を傾斜姿勢にして洗浄する洗浄装置1に搬送手段2を適用した場合について説明したが、例えば被搬送物を搬送しながらその搬送途中で被搬送物を傾斜姿勢にして被搬送物内の内容物或いは被搬送物上の載置物を排出する物品排出装置(反転装置等)にも適用できる。この場合、被搬送物の傾斜姿勢は、被搬送物内の内容物或いは、被搬送物上の載置物を排出できればよく、緩傾斜から被搬送物の開口部を略真横に向けた急傾斜の範囲を自由に設定するもので、ある傾斜姿勢に限るものではない。
【0037】
また、第1支持体13の下降と第2支持体33の第1支持体13への接近移動とによって被搬送物が水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更する構成には限定されず、第1支持体13の第2支持体33に対する相対的な下降と第1支持体13の第2支持体33に対する相対的な接近移動とによって傾斜姿勢へと姿勢変更する構成であればよい。例えば第1支持体13の下降と第1支持体13の第2案内体31側への接近とによって傾斜姿勢へ変更する構成、第2支持体33の上昇と第1支持体13の第2案内体31側への接近とによって傾斜姿勢へ変更する構成、第2支持体33の上昇と第2支持体33の第1案内体11側への接近とによって傾斜姿勢へ変更する構成等でもよい。また、第1支持体13の第2支持体33に対する相対的な下降が第1支持体13の下降と第2支持体33の上昇とによる場合や、第1支持体13の第2支持体33に対する相対的な接近移動が両支持体13,33の接近移動による場合でもよい。
【0038】
さらに、第2支持体33の下垂直板部42を水平板部41から単に下方に向けて突出させるのではなく、傾斜姿勢となった容器Wの底面部の傾きに合わせるようにして、容器Wの底面部を面状で支えるようにすると、容器Wをより安定して搬送できる。
【0039】
すなわち、図示しないが、第2支持体33は、水平板部41から下方に向って突出し傾斜姿勢の容器Wの底面部と面状に接触してこの底面部を支える突出板部を有するものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の搬送装置の一実施の形態を備えた洗浄装置の概略平面図である。
【図2】同上洗浄装置の概略正面図である。
【図3】図1におけるIII−III断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV断面図である。
【図5】図2におけるV−V断面図である。
【図6】図2におけるVI−VI断面図である。
【図7】図2におけるVII−VII断面図である。
【図8】図2におけるVIII−VIII断面図である。
【符号の説明】
【0041】
2 搬送装置である搬送手段
11 第1案内体
12 第1無端体
13 第1支持体
15 下降傾斜状部
21 水平板部
22 突出板部である上垂直板部
31 第2案内体
32 第2無端体
33 第2支持体
35 接近傾斜状部
41 水平板部
42 突出板部である下垂直板部
W 被搬送物である容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1無端体と、
この第1無端体にこの第1無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向一側部を支持する複数の第1支持体と、
第2無端体と、
この第2無端体にこの第2無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向他側部を支持する複数の第2支持体とを備え、
被搬送物は、前記第1支持体および前記第2支持体の少なくともいずれか一方の移動によって、搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更する
ことを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
第1無端体と、
この第1無端体にこの第1無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向一側部を支持する複数の第1支持体と、
第2無端体と、
この第2無端体にこの第2無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向他側部を支持する複数の第2支持体とを備え、
被搬送物は、前記第1支持体の前記第2支持体に対する相対的な下降と前記第1支持体の前記第2支持体に対する相対的な接近移動とによって、搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更する
ことを特徴とする搬送装置。
【請求項3】
被搬送物を搬送方向に搬送する搬送装置であって、
前記搬送方向に向って徐々に下降する下降傾斜状部を有する第1案内体と、
この第1案内体にて案内されながらこの第1案内体に沿って移動する第1無端体と、
この第1無端体にこの第1無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向一側部を支持する複数の第1支持体と、
前記搬送方向に向って徐々に前記第1案内体側に接近する接近傾斜状部を有する第2案内体と、
この第2案内体にて案内されながらこの第2案内体に沿って移動する第2無端体と、
この第2無端体にこの第2無端体の長手方向に沿って並設され、被搬送物の搬送方向他側部を支持する複数の第2支持体とを備え、
被搬送物は、前記下降傾斜状部に対応する位置における前記第1支持体の下降と、前記接近傾斜状部に対応する位置における前記第2支持体の前記第1案内体側への接近とによって、搬送途中で水平姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更する
ことを特徴とする搬送装置。
【請求項4】
第1支持体は、第1無端体に取り付けられた水平板部と、この水平板部の第2支持体側とは反対側の端部から上方に向って突出した突出板部とを有し、
第2支持体は、第2無端体に取り付けられた水平板部と、この水平板部の第1支持体側の端部から下方に向って突出した突出板部とを有する
ことを特徴とする請求項3記載の搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−22723(P2007−22723A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−205577(P2005−205577)
【出願日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(000116699)株式会社アイホー (65)
【Fターム(参考)】