説明

搬送装置

【課題】個々の幅が異なるケースを搬送する場合でも人の手間を軽減することができる搬送装置を提供する。
【解決手段】ケースを搬送する搬送装置1は、ケース5を搬送するための搬送路6を挟んで互いに対向するように配置される一対のフレーム7と、一対のフレーム7間の幅Dが変化する所定の動きが可能なようにフレーム7を支持する軸21及びローラ24と、フレーム7の先端7aから後端7bに向かってフレーム7に沿ってケース5を案内する一対のベルト18と、一対のフレーム7間の幅Dが狭くなる方向に一対のフレーム7を付勢するバネ29と、バネ29の付勢による一対のフレーム7間の幅Dが狭くなる方向への各フレーム7の位置の移動をケース5の最小幅に応じた位置にそれぞれ制限する突出部30と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケースを搬送する搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一対のフレームが搬送路を挟んで対照的に配置され、この一対のフレームに挟まれるように載置されたケースを各フレームに沿って設けられた可動するベルトにて前方から後方に案内することにより搬送する搬送装置が知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述のような搬送装置にて搬送されるケースには、さまざまなものが収容されている。このため、搬送等の途中過程においてケースの幅等に変化が生じる場合がある。このような変化として、例えば、ケースの収容物が重力により下方に集まり、ケースの下方の幅が上方の幅に比べて大きくなるものがある。また、このような変化はケース毎に度合いが異なる。このため、このような変化が生じるケースを搬送する場合には、変化の度合いに応じてケース毎にフレーム幅を調整する必要があるので、人による作業が発生してしまう。また、このような作業により搬送装置に人が巻き込まれる危険も発生してしまう。
【0004】
そこで、本発明は、個々の幅が異なるケースを搬送する場合でも人の手間を軽減することができる搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の搬送装置は、ケース(5)を搬送する搬送装置(1)において、前記ケースを搬送するための搬送路(6)を挟んで互いに対向するように配置される一対のフレーム(7)と、前記一対のフレーム間の幅が変化する所定の動きが可能なように前記一対のフレームを支持する支持手段(22、24)と、前記一対のフレームに沿って前記ケースを案内する一対の案内手段(18)と、前記一対のフレーム間の幅(D)が狭くなる方向に前記一対のフレームを付勢するバネ手段(29)と、前記バネ手段の付勢による前記一対のフレーム間の幅が狭くなる方向への前記各フレームの位置の移動を前記ケースの最小幅に応じた位置にそれぞれ制限する制限手段(30)と、を備えている。
【0006】
本発明によれば、一対のフレーム間の幅が狭くなる方向にバネ手段により付勢される一方で、一対のフレーム間の幅はケースの最小幅よりも小さくならないように制限される。このため、ケースの最小幅を確保できる一方で、ケースの最小幅よりも大きな幅をもつケースが搬送される場合には、ケースに押され、バネ手段が収縮することにより一対のフレーム間の幅が広がるので、ケースの最小幅よりも大きな幅をもつケースも人手による調整を必要とせずに搬送することができる。このため、個々の幅が異なるケースを搬送する場合でも人の手間を軽減することができる。
【0007】
本発明の搬送装置の一態様において、前記支持手段は、前記所定の動きとして前記一対のフレームが互いに前記搬送路の搬送中心線(CL)を挟んで対称的に動く動きが可能なように、前記一対のフレームを支持してもよい。この場合、所定の動きによる一対のフレームの幅の変化を一対のフレームの両方に均等に生じさせることができる。
【0008】
本発明の搬送装置の一態様において、前記搬送路の上方に、前記ケースの上部を案内するための上部レーン(34)が設けられていてもよい。この場合、上部レーンによって搬送時の抵抗を軽減できるとともに、上部レーンにより高さが規制されるため、ケースが前方に傾くことを抑制することができる。
【0009】
支持手段は、所定の動きとしてどのような動きが可能なように一対のフレームを支持してもよい。例えば、本発明の搬送装置の一態様において、前記支持手段は、前記所定の動きとして前記フレームの先端(7a)の位置の変位が前記フレームの後端(7b)の位置の変位に比べて大きくなる動きが可能なように、前記一対のフレームを支持してもよい。
【0010】
本発明の搬送装置の一態様において、前記一対のフレームの先端と前記一対のフレームの後端との間に、前記ケースの内容物を取り出すための取出し手段(36、37)が設けられていてもよい。この場合、搬送途中にてケースの内容物を取り出すことができる。
【0011】
また、案内手段として、どのようなものが用いられてもよい。例えば、本発明の搬送装置の一態様において、前記案内手段として、前記一対のフレームのそれぞれに設けられ、前記各フレームの先端から前記各フレームの後端に向かって動くベルト(18)が用いられていてもよい。
【0012】
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【発明の効果】
【0013】
以上、説明したように、本発明によれば、個々の幅が異なるケースを搬送する場合でも人の手間を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一形態に係る搬送装置が適用されたホップカートン解梱機の全体図。
【図2】本発明の一形態に係る搬送装置の平面図。
【図3】本発明の一形態に係る搬送装置の正面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本発明の一形態に係る搬送装置がホップカートン解梱機に用いられた場合の全体図である。ホップカートン解梱機は、ホップの成分を抽出してペレット状にしたものが入った段ボールのケースを搬送しながら切開して解梱するものである。図1に示すように、搬送装置1は、安全カバー2で覆われている。また、搬送装置1には、搬送装置1までケースを搬送するための外部搬送路3が接続されている。外部搬送路3には、搬送時の抵抗を軽減するためのローラ4が設けられている。
【0016】
図2は、本発明の一形態に係る搬送装置の平面図である。図2に示すように、搬送装置1には、ケース5を搬送するための搬送路6を挟んで互いに対向するように一対のフレーム7A、7Bが配置されている。一対のフレーム7A、7Bは、それぞれ内側フレーム10A、10Bと、各内側フレーム10A、10Bとそれぞれ一体的に連結されている外側フレーム12A、12Bと、を備えている。また、各外側フレーム12A、12Bは、各内側フレーム10A、10Bよりも長い。各外側フレーム12A、12Bには、それぞれの先端12Aa、12Baからそれぞれの後端12Ab、12Bbに向かって順に第1プーリ14A、14B、第2プーリ15A、15B、第3プーリ16A、16Bが設けられている。なお、こられの各フレーム7A、7B、各内側フレーム10A、0B、各外側フレーム12A、12B、各先端12Aa、12Ba、各後端12Ab、12Bb、各第1プーリ14A、14B、各第2プーリ15A、15B、各第3プーリ16A、16Bを区別しないときには、以下でそれぞれフレーム7、内側フレーム10、外側フレーム12、先端12a、後端12b、第1プーリ14、第2プーリ15、第3プーリ16と表記する。
【0017】
第1プーリ14は内側フレーム10の前方(図2の左方)に、第3プーリ16は内側フレーム10の後方(図2の右方)に、第2プーリ15は内側フレーム10のほぼ中央に、それぞれ位置するように配置されている。また、フレーム7には、環状のベルト18が取り付けられている。ベルト18は、内側フレーム10のケース5側の面にベルト面が形成されるように第1プーリ14と、第3プーリ16とに巻き掛けられ、かつ、第2プーリ15によりケース5側に押され、張力がかけられるように取り付けられている。一方の第3プーリ16Bは、不図示の駆動装置に接続されており、駆動装置により駆動される。また、一方の第3プーリ16Bと他方の第3プーリ16Aとは、連結されており、一方の第3プーリ16Bが駆動されることにより他方の第3プーリ16Aも同様に駆動される。つまり、一方の第3プーリ16Bが駆動されることにより各プーリ14、15、16と、ベルト18とが駆動される。これにより、ベルト18がフレーム7に沿って前方から後方に向かってケース5を案内する案内手段として機能する。
【0018】
フレーム7は、後端7b側が第3プーリ16の軸21により、軸21の軸線Axを中心に回転移動可能に支持されている。また、図3は、本発明の一形態に係る搬送装置の正面図、つまり、搬送装置1を前方のケース5が搬送される入口側から見た図である。図3に示すように、各プーリ14、15、16と、ベルト18とは、同様のものが上下二段に亘って設けられている。また、フレーム7には、内側フレーム10及び外側フレーム12の下部に下部フレーム22が設けられ、下部フレーム22の底面には、フレーム7の先端7a側にローラ24が設けられている。ローラ24は、搬送路6を挟んで互いに対向するように配置された基部25に支持されている。これにより、フレーム7は、先端7a側がローラ24により一対のフレーム間の幅を変化させる方向に移動可能なように構成されている。つまり、フレーム7は、後端7b側を支持する軸21と、先端7a側を支持するローラ24とによって一対のフレーム間の幅を変化させる方向に軸21の軸線Axを中心に回転移動可能なように構成されている。これにより、一対のフレーム間の幅を変化させる所定の動きとして一対のフレーム7が搬送中心線CLを挟んで対称的に動く動きが可能である。また、フレーム7は、軸21の軸線Axを中心に回転移動するため、フレーム7が回転移動する変位の大きさは、先端7a側で大きく後端7b側に行くほど小さい。軸21とローラ22との組み合わせが本発明に係る支持手段として機能する。
【0019】
図2に示すように、フレーム7の周りには、安全カバー2を取り付けるための枠28が設けられている。枠28には、各フレーム7をケース5側、つまり、一対のフレーム7間の幅が狭くなる方向にそれぞれ付勢するバネ29が設けられている。バネ29は、外側フレーム12の先端12a付近に配置されている。このため、バネ29は、フレーム7の先端7a付近を一対のフレーム7間の幅が狭くなる方向に付勢している。なお、実際の測定により、ペレット状のホップが収容されたケース(約90kg/1ケース)の個々の変形幅が、片側で約18mm(最小幅400mmに対して全幅では約436mm)になることが確認された。このため、搬送装置1がホップカートン解梱機として用いられる場合には、バネ29として自由長110mm、縮み長30mmのもの(伸縮幅、つまり、フレーム7の可動範囲が片側で30mmになるもの)が好ましい。
【0020】
図3に示すように、基部25には、ケース5側に下部フレーム22の側面まで突出する制限手段としての突出部30が設けられている。突出部30は、下部フレーム22の側面と接触し、下部フレーム22が突出部30よりもケース5側に移動することを制限する。つまり、フレーム7は、一対のフレーム7間の幅Dが狭くなる方向への移動が突出部30により制限されている。突出部30は、一対のフレーム7間の幅Dがケース5の最小幅と対応する幅となる位置に一対のフレーム7の位置を制限するように配置されている。
【0021】
また、搬送装置1には、搬送路6の上方に上面レール34が設けられている。上面レール34は、搬送路6にケース5が載置された場合にケース5のほぼ上面に位置するように配置されている。上面レール34は、ケース5の上面を案内するとともに、ケース5が前方へ傾斜することを防止するためのものである。
【0022】
図2に戻り、搬送装置1には、下部フレーム22の下方の同一の高さ位置に一対の側面カッタ36と底面カッタ37とが設けられている。図2では、側面カッタ36及び底面カッタ37のフレーム7に隠れる部分を破線(側面カッタ36は一部、底面カッタ37は全部)にて示している。一対の側面カッタ36は、搬送路6を挟んで互いに対向するように第2プーリ14の前方に配置されている。一方、底面カッタ37は、第2プーリ14の後方に配置されている。底面カッタ37は、搬送路6の搬送中心線CLと直交する方向に一方のフレーム7B側から他方のフレーム7A側に向かって移動可能に構成されている。また、搬送路6のケース5と接触する面、つまり、搬送路面には、摩擦抵抗の少ないテフロンテープ40が貼り付けられている。
【0023】
次に、搬送装置1の動作を説明する。駆動装置が第3プーリ16を駆動させることにより、ベルト18がフレーム7の先端7aから後端7b、つまり、前方から後方に向かって移動する。搬送路6に載置されたケース5は、一対のフレーム7の側面に設けられたベルト18に図2の上下(図3の左右)から挟まれる。搬送されるケース5は、搬送等の途中過程において個々の幅に異なる変化が発生している。フレーム7は、回転移動可能に支持されており、その移動は、一対のフレーム7間の幅がケース5の最小幅に応じた幅となるように突出部30により制限されている。このため、ケース5の幅が最小幅と一致している場合には、バネ29により付勢された一対のフレーム7間の幅Dは変化せずにベルト18がケース5を挟み、一対のフレーム7に沿って前方から後方に向かって案内する。
【0024】
一方、ケース5の幅が最小幅より大きい場合には、ケース5により一対のフレーム7間の幅が広がる方向に各フレーム7が押される。これにより、ケース5の幅に対応して軸21の軸線Axを中心に一対のフレーム7間の幅が広がるように、搬送中心線CLを挟んで対称的に各フレーム7A、7Bが回転移動してケース5をベルト18が挟む。ベルト18により挟まれたケース5は、一対のフレーム7に沿って前方から後方に向かって案内される。
【0025】
ベルト18により前方から後方に向かって案内されるケース5は、案内される途中において一対の側面カッタ36により各フレーム7側の側面が切断される。また、その後、底面カッタ37により、底面が搬送中心線CLに直交する方向の一端から他端まで切断される。側面カッタ36と底面カッタ37とは、下部フレーム22の下方の同一の高さ位置に設けられているので、側面カッタ36及び底面カッタ37の切断により、底部が観音開き形式に解梱される。
【0026】
この形態によれば、一対のフレーム7は、バネ29により付勢されることによりケース5を挟んでいる。また、一対のフレーム7は、回転移動可能に支持されている。このため、ケース5を案内するベルト18が設けられた一対のフレーム7は、搬送されるケース5に押されることによりケース5の個々の幅に対応して一対のフレーム7間の幅を変化させることができる。このため、ケース5の個々の幅に合わせて人手で一対のフレーム7間の幅を調整する必要がない。これにより、搬送されるケース5の幅が個々に異なる場合であっても、人の手間を軽減することができる。特に、ホップカートン解梱機は、粉塵が発生する虞があるため、また、人が巻き込まれる可能性を抑制するため、安全カバー2により覆われている。このため、ケース5の個々の幅に合わせて人手で一対のフレーム7間の幅を調整する場合には、安全カバー2の着脱作業が増加するのに加えて、人が巻き込まれる危険も発生してしまう。この形態によれば、このような作業及び危険を回避することができる。
【0027】
また、搬送路面には、テフロンテープ40が設けられているので、ケース5が搬送途中で引っかかることを抑制することができる。さらに、搬送路6の上面には、上面レーン34が設けられているので、搬送途中においてケース5が前方に傾斜することを抑制することができる。これによっても、ケース5が搬送途中で引っかかることを抑制することができる。特に、ペレット状のホップが収容されたケースは、搬送の過程において個々のケース幅に変化が発生しやすいため、搬送路面の抵抗等により前方に傾斜等して途中で引っかかる可能性が高い。また、前方に傾斜した場合には、搬送路の途中でケースの低部を解梱するのに支障が出てしまう。これらの場合にも、人手による作業や巻き込みの危険が発生してしまう。この形態によれば、ケースが搬送の途中で引っかかる可能性を抑制することができるので、これらの作業や危険の発生を抑制することができる。
【0028】
本発明は上述の形態に限定されず、適宜の形態にて実施することができる。上述の形態では、一対のフレーム間の幅を変化させる所定の動きとして一対のフレーム7が搬送中心線CLを挟んで対称的に動くように一対のフレーム7の両方にバネ29が設けられているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、所定の動きとして非対照的な動きが可能なように一対のフレームの一方のみにバネが設けられていてもよい。また、各フレームで変位が異なるように異なる弾性力をもったバネをそれぞれのフレームの付勢に使用してもよい。また、上述の形態では、制限手段として基部25と一体的に形成された突出部30が設けられているが、フレーム7の移動を制限できる限りにおいて、制限手段はこのような構成に限定されるものではない。例えば、制限手段としての突出部が別部材として設けられていてもよい。また、上述の形態では、案内手段としてベルトが用いられているが、ケースをフレームに沿って案内出来る限りにおいてベルトに限定されるものではない。
【0029】
また、上述の形態では、フレーム7は、軸21の軸線Axを中心に回転移動可能に構成されている。このため、フレーム7が回転移動する変位の大きさは、先端7a側で大きく後端7b側に行くほど小さいが、このような構成に限定されるものではない。例えば、フレームは、フレームの先端及び後端をバネで付勢することにより、先端及び後端の両方において一様に変位可能なように構成されていてもよい。また、取出し手段は、上述のような形態の側面カッタ、底面カッタに限定されるものではない。例えば、搬送中心線CLと直交する方向に移動可能な側面カッタによって低部を解梱してもよい。また、搬送路面のテフロンテープ40及び上面レーン34は省略してもよい。
【符号の説明】
【0030】
1 搬送装置
5 ケース
6 搬送路
7 フレーム
7a 先端
7b 後端
14 第1プーリ
15 第2プーリ
16 第3プーリ
18 ベルト(案内手段)
22 軸(支持手段)
24 ローラ(支持手段)
29 バネ(バネ手段)
30 突出部(制限手段)
34 上部レーン
36 側面カッタ(取出し手段)
37 底面カッタ(取出し手段)
Ax 軸線
CL 搬送中心線
D 一対のフレーム間の幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースを搬送する搬送装置において、
前記ケースを搬送するための搬送路を挟んで互いに対向するように配置される一対のフレームと、
前記一対のフレーム間の幅が変化する所定の動きが可能なように前記一対のフレームを支持する支持手段と、
前記一対のフレームに沿って前記ケースを案内する一対の案内手段と、
前記一対のフレーム間の幅が狭くなる方向に前記一対のフレームを付勢するバネ手段と、
前記バネ手段の付勢による前記一対のフレーム間の幅が狭くなる方向への前記各フレームの位置の移動を前記ケースの最小幅に応じた位置にそれぞれ制限する制限手段と、を備えることを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
前記支持手段は、前記所定の動きとして前記一対のフレームが互いに前記搬送路の搬送中心線を挟んで対称的に動く動きが可能なように、前記一対のフレームを支持する請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記搬送路の上方に、前記ケースの上部を案内するための上部レーンが設けられている請求項1又は2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記支持手段は、前記所定の動きとして前記フレームの先端の位置の変位が前記フレームの後端の位置の変位に比べて大きくなる動きが可能なように、前記一対のフレームを支持する請求項1〜3のいずれか一項に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記一対のフレームの先端と前記一対のフレームの後端との間に、前記ケースの内容物を取り出すための取出し手段が設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の搬送装置。
【請求項6】
前記案内手段として、前記一対のフレームのそれぞれに設けられ、前記各フレームの先端から前記各フレームの後端に向かって動くベルトが用いられている請求項1〜5のいずれか一項に記載の搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−73848(P2011−73848A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−228422(P2009−228422)
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(307027577)麒麟麦酒株式会社 (350)
【Fターム(参考)】