説明

携帯型の情報読取装置

【課題】 複数種類の機器本体に対するグリップの共通化を図り、部品点数を最小限に抑えることができる携帯型の情報読取装置を提供する。
【解決手段】 外形が異なる第1、第2の各機器本体1、2のいずれかに対応する第1、第2の各アタッチメント部4、5の一方を選択し、この選択された第1、第2の各アタッチメント部4、5の一方によって1つのグリップ3に第1、第2の各機器本体1、2のいずれかを取り付ける。このため、複数種類である第1、第2の各機器本体1、2に対するグリップ3の共通化を図ることができるので、部品点数を最小限に抑えることができ、これにより部品の管理を簡素化することができると共に、コストの削減を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報を読み取る携帯情報端末機などの携帯型の情報読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯型の情報読取装置においては、特許文献1に記載されているように、光学的に情報を読み取る情報読取部を有する機器本体に、電池を内蔵したグリップを着脱可能に取り付けると共に、このグリップに代えて交流電源を供給するアダプタ装置を着脱可能に取り付けるように構成されたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平07−311812号公報
【0004】
この種の携帯型の情報読取装置は、機器本体からグリップを取り外して、アダプタ装置を機器本体に取り付けることにより、機器本体に交流電源を供給することにより、グリップに内蔵された電池の消耗を軽減するように構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の携帯型の情報読取装置では、1つの機器本体に対してグリップとアダプタ装置とを交換可能に取り付ける構成であるから、機器本体の外形や機能が異なることによって、機器本体が複数種類ある場合に、その複数種類の機器本体ごとにグリップとアダプタ装置とが必要となり、部品の共通化を図ることができない。このため、部品点数が多くなり、部品の管理が煩雑になるばかりか、製品コストが高くなるという問題がある。
【0006】
この発明が解決しようとする課題は、複数種類の機器本体に対するグリップの共通化を図り、部品点数を最小限に抑えることができる携帯型の情報読取装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、情報読取部を有する外形の異なる複数種類の機器本体と、前記情報読取部による情報の読取動作を行わせるためのトリガスイッチを有するグリップと、このグリップに対して固定され、且つ前記複数種類のいずれかの前記機器本体に対応して取り付けられる複数種類のアタッチメント部と、を備えていることを特徴とする携帯型の情報読取装置である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、前記情報読取部が、光を対象物に照射させ、その反射光を受光することにより、情報を読み取る光学読取部であることを特徴とする請求項1に記載の携帯型の情報読取装置である。
【0009】
請求項3に記載の発明は、前記グリップに対する前記機器本体の取付角度を調整する角度調整部材を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯型の情報読取装置である。
【0010】
請求項4に記載の発明は、前記角度調整部材が、前記グリップに固定される第1ヒンジ部と、前記アタッチメント部に固定される第2ヒンジ部と、この第1、第2の各ヒンジ部を回転可能に連結する連結部とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の携帯型の情報読取装置である。
【0011】
請求項5に記載の発明は、前記グリップと前記アタッチメント部との間に、防水部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の携帯型の情報読取装置である。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、外形が異なる複数種類の機器本体のいずれかに対応するアタッチメント部を選択し、この選択されたアタッチメント部によって1つのグリップに複数種類の機器本体のいずれかを取り付けることができる。このため、複数種類の機器本体に対するグリップの共通化を図ることができ、これにより部品点数を最小限に抑えることができるので、部品の管理を簡素化することができると共に、製品コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】この発明を適用した携帯型の情報読取装置の一実施形態において、第1の機器本体をグリップに取り付けた状態を示した側面図である。
【図2】図1に示された携帯型の情報読取装置において、第1の機器本体に代えて第2の機器本体をグリップに取り付けた状態を示した側面図である。
【図3】図1に示された第1の機器本体を示し、(a)はその第1の機器本体の斜視図、(b)はその第1の機器本体の平面図である。
【図4】図2に示された第2の機器本体を示し、(a)はその第2の機器本体の斜視図、(b)はその第2の機器本体の平面図である。
【図5】図1に示された携帯型の情報読取装置において、グリップおよび第1アタッチメント部を破断して示した側面図である。
【図6】図2に示された携帯型の情報読取装置において、グリップおよび第2アタッチメント部を破断して示した側面図である。
【図7】図1に示された携帯型の情報読取装置において、グリップと第1アタッチメント部とを分解して示した要部の拡大斜視図である。
【図8】図2に示された携帯型の情報読取装置において、グリップと第2アタッチメント部を分解して示した要部の拡大斜視図である。
【図9】図5および図6に示された角度調整部材を示した拡大斜視図である。
【図10】図9に示された角度調整部材を分解して示した拡大斜視図である。
【図11】図1に示された携帯型の情報読取装置において、第1の機器本体をグリップに対して相対的に傾ける状態を示した側面図である。
【図12】図11に示された携帯型の情報読取装置において、グリップと第1アタッチメント部との取付状態を示し、(a)はグリップと第1アタッチメント部とが実線で示された通常状態における断面図、(b)はグリップと第1アタッチメント部とが点線で示すように傾いた状態における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図1〜図12を参照して、この発明を適用した携帯型の情報読取装置の一実施形態について説明する。
この携帯型の情報読取装置は、光学的に情報を読み取る携帯型の情報読取端末機であり、図1および図2に示すように、外形や機能が異なる複数種類(この実施形態では2種類)の機器本体1、2と、この2種類の機器本体1、2に共通の1つのグリップ3と、このグリップ3に対して固定されて2種類の機器本体1、2のいずれかに対応して取り付けられる複数種類(この実施形態では2種類)のアタッチメント部4、5とを備えている。
【0015】
2種類の機器本体1、2のうち、第1の機器本体1は、図3(a)および図3(b)に示すように、ほぼ長方形状に形成されている。この第1の機器本体1の上面には、表示部6aおよびキー入力部6bが設けられており、この第1の機器本体1の側面には、サイドスイッチ7aおよび光通信用の光学窓部7bが設けられている。さらに、この第1の機器本体1の内部には、図1に点線で示すように、第1の光学読取部8が設けられている。
【0016】
また、第2の機器本体2は、図4(a)および図4(b)に示すように、第1の機器本体1よりも、長さの長いほぼ長方形状に形成されている。この第2の機器本体2の上面には、表示部9aおよびキー入力部9bが設けられており、この第2の機器本体2の側面には、サイドスイッチ10が設けられている。さらに、この第2の機器本体2の内部にも、図2に点線で示すように、第2の光学読取部11が設けられている。
【0017】
この場合、第1、第2の各機器本体1、2における各表示部6a、9aは、図3および図4に示すように、それぞれ液晶表示パネルやEL(エレクトロルミネッセンス)表示パネルなどの平面型の表示パネルからなり、電気光学的に情報を表示するように構成されている。この各表示部6a、9aは、その大きさが両者とも、ほぼ同じ大きさに形成されている。
【0018】
また、第1、第2の各機器本体1、2における各キー入力部6b、9bは、図3および図4に示すように、それぞれテンキー、ファンクションキー、決定キーなどの各種のキーを備え、キー操作に応じて情報を入力するように構成されている。この場合、第1の機器本体1のキー入力部6bは、そのキー設置領域が表示部6aの表示領域よりも狭く形成されている。また、第2の機器本体2のキー入力部9bは、そのキー設置領域が表示部9aの表示領域よりも広く形成されている。これにより、第2の機器本体2は、第1の機器本体1よりも大きく形成されている。
【0019】
さらに、第1、第2の各機器本体1、2内に設けられた第1、第2の各光学読取部8、11は、図示しないが、それぞれ発光ダイオード(LED)やレーザー光線などの発光素子と、CCDやCMOSなどの撮像素子やフォトセンサとを備え、発光素子で発光した光を対象物に照射させ、その反射光を撮像素子やフォトセンサで受光することにより、バーコードや2次元コードなどのコードシンボルや商品などの対象物を光学的に読み取るように構成されている。このため、第1の機器本体1の先端面(図3(b)では左側の端面)には、光学窓部8aが第1の光学読取部8に対応して設けられている。また、第2の機器本体2の先端面(図4(b)では左側の端面)には、光学窓部11aが第2の光学読取部11に対応して設けられている。
【0020】
この場合、第1の機器本体1内に設けられた第1の光学読取部8は、図1に示すように、その光軸が光学窓部8aから第1の機器本体1とほぼ平行な水平方向に延び、且つグリップ3の中心線に対して約90°の角度をなすように設定されている。また、第2の機器本体2内に設けられた第2の光学読取部11は、図2に示すように、その光軸が光学窓部11aから第2の機器本体2の上面に対して約27°の角度、下側に傾いて延び、且つグリップ3の中心線に対して約90°の角度をなすように設定されている。
【0021】
一方、グリップ3は、図1および図2に示すように、2種類の機器本体1、2に対して共通に取り付けられるように構成されている。すなわち、このグリップ3は、図5〜図8に示すように、グリップ本体12を備えている。このグリップ本体12は、左右2つに分割された一対のグリップケース13、14を備え、これら一対のグリップケース13、14が複数のビス15によって結合されるように構成されている。
【0022】
この一対のグリップケース13、14は、図7および図8に示すように、それぞれ各内部が中空に形成されている。この一対のグリップケース13、14における各前面上部(図7では左側上部)には、スイッチ開口部16が一対のグリップケース13、14に跨って設けられている。このスイッチ開口部16の下部に位置する一対のグリップケース13、14の箇所には、指掛け部17がそれぞれ前方(図7では左側)に突出して設けられている。
【0023】
また、この一対のグリップケース13、14のうち、一方(図7では左側)のグリップケース13の上部には、その他方(図7では右側)のグリップケース14における上面に設けられた開口部14aを塞ぐための蓋部18が設けられている。さらに、このグリップケース13の下部には、図5〜図8に示すように、グリップ本体12内に侵入した水を外部に排出する水抜き孔12aが設けられている。
【0024】
また、このグリップ本体12には、図5〜図8に示すように、トリガスイッチ20が設けられている。このトリガスイッチ20は、指で押圧操作されるスイッチ釦21と、このスイッチ釦21によって押圧されてスイッチ動作するスイッチ部22とを備えている。スイッチ釦21は、図5〜図8に示すように、その前部(図7では左側)がグリップ本体12のスイッチ開口部16から前側外部に突出した状態で、グリップ本体12内に出没可能に配置されている。
【0025】
すなわち、このスイッチ釦21は、図7および図8に示すように、その前部が一対のグリップ13、14のスイッチ開口部16内に配置され、この前部の上部(図7では左上部)に筒状の支持軸23が設けられ、この筒状の支持軸23内にビス15が挿入することにより、支持軸23を中心に上下方向に回転するように構成されている。また、このスイッチ釦21は、ばね部材24によってグリップ本体12内から押し出される方向に向けて付勢されている。
【0026】
スイッチ部22は、図5〜図8に示すように、グリップケース13の蓋部18上に配置されたスイッチ基板25と、このスイッチ基板25の下面に設けられたスイッチ本体26とを備えている。このスイッチ本体26は、図7および図8に示すように、グリップケース13の蓋部18に設けられた挿入口18a内に、防水カバー27を介して挿入された状態で配置されている。
【0027】
すなわち、このスイッチ本体26は、図5および図6に示すように、蓋部18の挿入口18aを通してグリップ本体12内に露出し、この露出した部分がスイッチ釦21の上部からグリップ本体12内に突出した突出部21a上に設けられた操作部28によって押圧操作されることにより、スイッチ動作してトリガ信号を出力するように構成されている。この場合、防水カバー27は、図7および図8に示すように、ゴムなどの弾性材料からなり、スイッチ本体26を囲う筒形状に形成され、スイッチ基板25の下面および蓋部18の挿入口18aの内周面に密着して配置されている。
【0028】
これにより、トリガスイッチ20は、図5〜図8に示すように、スイッチ釦21がばね部材24のばね力に抗して押圧操作されると、スイッチ釦21が支持軸23を中心に図5および図6において反時計回りに回転し、これに伴って操作部28が押し上げられ、この押し上げられた操作部28が蓋部18の挿入口18a内に配置されたスイッチ本体26を押圧することにより、スイッチ本体26がオン動作してトリガ信号を出力するように構成されている。
【0029】
ところで、このグリップ3は、図1に示すように、第1の機器本体1に対応する第1のアタッチメント部4と、図2に示すように、第2の機器本体2に対応する第2のアタッチメント部5とが、角度調整部材30によってそれぞれ取り付けられるように構成されている。この角度調整部材30は、図9および図10に示すように、グリップ本体12に固定される第1ヒンジ部31と、第1、第2の各アタッチメント部4、5のいずれか一方に固定される第2ヒンジ部32と、この第1、第2の各ヒンジ部31、32を回転可能に連結する連結部33とを備えている。
【0030】
すなわち、第1ヒンジ部31は、図10に示すように、金属板の一端部を残して円筒状に丸めることにより、円筒部31aと取付部31bとを備えている。この第1ヒンジ部31は、その取付部31bがビス31cによってグリップ本体12の上部に上側から取り付けられるように構成されている。
【0031】
また、第2ヒンジ部32は、第1ヒンジ部31と同様、金属板の一端部を残して円筒状に丸めることにより、円筒部32aと取付部32bとを備えている。この第2ヒンジ部32は、その取付部32bがビス32cによって第1、第2のアタッチメント部4、5の一方に下側から取り付けられるように構成されている。
【0032】
連結部33は、図10に示すように、第2ヒンジ部32の円筒部32a内に挿入するねじ部材34と、第1ヒンジ部31の円筒部31a内に挿入してねじ部材34が螺着するナット部材35と、ねじ部材34に装着して第2ヒンジ部32とねじ部材34との間に弾力的に挟まれるスプリングワッシャ36と、ねじ部材34に対するナット部材35の脱落を防ぐための抜け止め部材37とを備えている。
【0033】
ねじ部材34は、図10に示すように、頭部34aと、第2ヒンジ部32の円筒部32a内に挿入するシャフト部34bと、第1ヒンジ部31の円筒部31a内に挿入するねじ部34cとを備えている。ナット部材35は、図9および図10に示すように、第1ヒンジ部31の円筒部31a内に挿入する円筒状に形成されている。
【0034】
このナット部材35の内部には、図10に示すように、ねじ部材34のねじ部34cが螺合するねじ孔35aが形成されており、このナット部材35の外周面には、円筒部31a内におけるナット部材35の回転を阻止するための回転止め部35bが設けられている。スプリングワッシャ36は、図10に示すように、ねじ部材34のシャフト部34bが挿入し、この状態で図9に示すようにねじ部材34の頭部34aと第2ヒンジ部32の円筒部32aの端部との間に弾力をもって挟まれるように構成されている。
【0035】
これにより、角度調整部材30は、図9および図10に示すように、ナット部材35を第1ヒンジ部31の円筒部31a内に挿入させ、ねじ部材34のシャフト部34bにスプリングワッシャ36を装着させ、この状態でねじ部材34を第2ヒンジ部32の円筒部32aに挿入させ、このねじ部材34のねじ部34cをナット部材35のねじ孔35aに螺入させて締め付けることにより、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aとが、ねじ部材34を中心に相対的に回転可能な状態で連結されるように構成されている。
【0036】
この場合、角度調整部材30は、ねじ部材34のねじ部34cをナット部材35のねじ孔35aに螺入させて締め付けると、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aとが、スプリングワッシャ36のばね力によって弾力的に連結されることにより、ねじ部材34の締め付け力に応じて第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aとの相対的な回転力が調整されるように構成されている。
【0037】
また、この角度調整部材30は、図10に示すように、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aとが互いに圧接し合う各端面に、鋸歯状のラチェット部31d、32dが設けられ、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aとが相対的に回転する際に、ラチェット部31d、32dの噛み合いがずれることにより、所定の回転角(例えば回転角5°)ごとにクリック感をもって、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aを任意の回転位置に位置規制するように構成されている。
【0038】
ところで、この角度調整部材30によってグリップ3に取り付けられる第1、第2の各アタッチメント部4、5のうち、第1のアタッチメント部4は、図7に示すように、第1の機器本体1にビス40によって取り付けられる第1アタッチメントケース41と、この第1アタッチメントケース41内に配置される第1接続基板42と、第1アタッチメントケース41の上部を覆う第1蓋ケース43とを備えている。
【0039】
この第1アタッチメントケース41は、図7に示すように、グリップ3のグリップ本体12における上部が装着するグリップ装着部41aと、第1の機器本体1の下面に取り付けられる機器取付部41bと、第1接続基板42が取り付けられる基板取付部41cとを備えている。グリップ装着部41aは、図5および図7に示すように、グリップ本体12の上部が挿入する四角い枠形状に形成されている。
【0040】
機器取付部41bは、図5および図7に示すように、グリップ装着部41aの上部から上方に向けて広がる四角形状の箱状に形成され、その上端部が第1の機器本体1の下面に配置された状態で、第1の機器本体1にビス40によって取り付けられるように構成されている。基板取付部41cは、グリップ装着部41aの上部から機器取付部41b内に向けて四角い枠形状に形成され、その上端部に第1接続基板42が取り付けられて機器取付部41b内に配置されるように構成されている
【0041】
この場合、第1アタッチメントケース41のグリップ装着部41aは、図11および図12に示すように、グリップ本体12の上部が挿入した状態で、角度調整部材30の第2ヒンジ部32にビス32cによって取り付けられるように構成されている。これにより、第1アタッチメントケース41は、角度調整部材30によって第1の機器本体1と共に上下方向に回転するように構成されている。
【0042】
また、この第1アタッチメントケース41のグリップ装着部41aは、図11および図12に示すように、第1アタッチメントケース41が角度調整部材30によって上下方向に回転する際に、グリップ本体12の上に位置する蓋部18の外周に設けられた防水リング44がグリップ装着部41aの内面を摺動するように構成されている。これにより、第1アタッチメントケース41は、グリップ装着部41aの内部の防水性が防水リング44によって保たれるように構成されている。
【0043】
ところで、第1接続基板42は、図7に示すように、グリップ装着部41a内および基板取付部41c内を通る接続ケーブル46によって、グリット本体12のスイッチ基板25と電気的に接続されている。この第1接続基板42の上面には、第1コネクタ45が第1の機器本体1の長手方向に沿って設けられている。この第1コネクタ45は、図5に示すように、第1の機器本体1の下面に設けられたコネクタ1a(図1参照)に差し込まれて電気的に接続されるように構成されている。
【0044】
また、第1蓋ケース43は、図7に示すように、機器取付部41bの上部にパッキン43bを介して配置され、第1アタッチメントケース41と共に第1の機器本体1の下面にビス40によって取り付けられるように構成されている。この第1蓋ケース43には、第1接続基板42の第1コネクタ45が挿入するコネクタ挿入孔43aが設けられている。これにより、グリップ3のトリガスイッチ20のスイッチ本体26は、スイッチ基板25、接続ケーブル46、第1接続基板42、第1コネクタ45によって、第1の機器本体1内の電子回路(図示せず)と電気的に接続されている。
【0045】
一方、第2のアタッチメント部5は、図8に示すように、第2の機器本体2にビス40によって取り付けられる第2アタッチメントケース51と、この第2アタッチメントケース51内に配置される第2接続基板52と、第2アタッチメントケース51の上部を覆う第2蓋ケース53とを備えている。
【0046】
この第2アタッチメントケース51は、図8に示すように、第1アタッチメントケース41よりも大きい四角い箱形状に形成されている。この第2アタッチメントケース51は、図6に示すように、その下部がグリップ3のグリップ本体12の上部に取り付けられ、その上部が第2の機器本体2の下面に取り付けられるように構成されている。
【0047】
この第2アタッチメントケース51の下面には、図8に示すように、グリップ3のグリップ本体12の上部が装着する角孔形状のグリップ装着部51a(図6参照)が設けられている。また、第2アタッチメントケース51の内部には、四角い枠形状の基板取付部51bがグリップ装着部51aに対応して設けられている。
【0048】
この場合、第2アタッチメントケース51は、第1アタッチメントケース41と同様、グリップ装着部51aにグリップ本体12の上部が挿入した状態で、角度調整部材30の第2ヒンジ部32にビス32cによって取り付けられるように構成されている。これにより、第2アタッチメントケース51は、角度調整部材30によって第2の機器本体2と共に上下方向に回転するように構成されている。
【0049】
また、この第2アタッチメントケース51のグリップ装着部51aは、第1アタッチメントケース41と同様、第2アタッチメントケース51が角度調整部材30によって上下方向に回転する際に、グリップ本体12の蓋部18の外周に設けられた防水リング44がグリップ装着部51aの内面を摺動するように構成されている。これにより、第2アタッチメントケース5は、そのグリップ装着部51aの内部の防水性が防水リング44によって保たれるように構成されている。
【0050】
ところで、第2接続基板52は、図8に示すように、グリップ装着部51a内および基板取付部51b内を通る接続ケーブル56によって、グリット本体12のスイッチ基板25と電気的に接続されている。この第2接続基板52の上面には、第2コネクタ55が第2の機器本体2の長手方向に対して直交する方向に沿って設けられている。この第2コネクタ55は、図6に示すように、第2の機器本体2の下面に設けられたコネクタ2a(図2参照)に差し込まれて電気的に接続されるように構成されている。
【0051】
また、第2蓋ケース53は、図8に示すように、第2アタッチメントケース51の上部にパッキン53bを介して配置され、第2アタッチメントケース51と共に第2の機器本体2の下面にビス40によって取り付けられるように構成されている。この第2蓋ケース53には、第2接続基板52の第2コネクタ55が挿入するコネクタ挿入孔53aが設けられている。これにより、グリップ3のトリガスイッチ20のスイッチ本体26は、スイッチ基板25、接続ケーブル56、第2接続基板52、第2コネクタ55によって、第2の機器本体2内の電子回路(図示せず)と電気的に接続されている。
【0052】
次に、このような携帯型の情報読取装置を使用する場合について説明する。
この携帯型の情報読取装置は、外形や機能が異なる第1の機器本体1と第2の機器本体2との2種類があり、用途に応じて使い分けることができる。例えば、第1の機器本体1をグリップ3に取り付けて使用する場合には、図7に示すように、グリップ3のグリップ本体12の上部に第1の機器本体1に対応する第1のアタッチメント部4を取り付ける。
【0053】
このときには、まず、第1アタッチメントケース41のグリップ装着部41a内にグリップ本体12の上部を挿入させた状態で、図7に示すように、グリップ本体12の上部に取り付けられた角度調整部材30の第2ヒンジ部32に第1アタッチメントケース41を取り付ける。この状態で、トリガスイッチ20のスイッチ基板25を接続ケーブル46によって第1接続基板42に接続し、この第1接続基板42を第1アタッチメントケース41内の基板取付部41cに取り付ける。そして、この第1アタッチメントケース41上にパッキン43bを介して第1蓋ケース43を配置する。
【0054】
この後、図5および図7に示すように、第1アタッチメントケース41内の第1接続基板42に設けられた第1コネクタ45を第1の機器本体1の下面側に配置されたコネクタ1aに差し込んで電気的に接続する。この状態で、第1アタッチメントケース41を第1の機器本体1の下面にビス40によって取り付ける。これにより、図5に示すように、第1の機器本体1内の電子回路(図示せず)とグリップ3のトリガスイッチ20とが電気的に接続された状態で、第1の機器本体1がグリップ3に取り付けられる。
【0055】
この第1の機器本体1がグリップ3に取り付けられた携帯型の情報読取装置によって商品などの対象物を読み取る場合には、第1の機器本体1の光学窓部8aを対象物に向けて、グリップ3のトリガスイッチ20を押圧操作する。このときには、トリガスイッチ20のスイッチ釦21をばね部材24のばね力に抗して指で押すと、スイッチ釦21が支持軸23を中心に回転して、スイッチ釦21の操作部28がスイッチ部22のスイッチ基板25に設けられたスイッチ本体26を押すので、スイッチ本体26がオン動作してトリガ信号を出力する。
【0056】
これにより、第1の機器本体1内に設けられた第1の光学読取部8は、その発光素子を発光させて光を対象物に照射させ、その反射光を撮像素子で受光することにより、商品などの対象物を画像情報として読み取る。この場合、商品などの対象物が棚の高い位置にある場合には、角度調整部材30によってグリップ3に対する第1の機器本体1の取付角度を調整して、第1の光学読取部8の光軸をグリップ3の中心線に対して傾けて、第1の光学読取部8の発光素子によって発光した光を高い位置にある商品などの対象物に照射し易くする。
【0057】
すなわち、角度調整部材30を中心に第1の機器本体1を回転させると、角度調整部材30のねじ部材34を中心に、第2ヒンジ部32が第1ヒンジ部31に対して相対的に回転し、図11に点線で示すように、グリップ3に対する第1の機器本体1の傾き角度が調整されるので、グリップ3の中心線に対する第1の光学読取部8の光軸の傾きを調整することができる。
【0058】
このときには、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aとが互いに圧接し合う各端面に設けられた鋸歯状のラチェット部31d、32dの噛み合いによって、所定の回転角度(例えば回転角5度)ごとにクリック感をもって、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aを任意の回転位置に位置規制することができる。これにより、商品などの対象物が棚の高い位置にあっても、第1の光学読取部8によって対象物を読み取り易くして、対象物を画像情報として正確に且つ良好に読み取ることができる。
【0059】
一方、第2の機器本体2をグリップ3に取り付けて使用する場合には、まず、第1の機器本体1と第1アタッチメント部4とをグリップ3から取り外し、この第1の機器本体1および第1アタッチメント部4に代えて、図8に示すように、第2の機器本体2をこれに対応する第2アタッチメント部5によってグリップ3に取り付ける。
【0060】
このときには、まず、第2アタッチメントケース51のグリップ装着部51a内にグリップ本体12の上部を挿入させた状態で、グリップ本体12の上部に取り付けられた角度調整部材30の第2ヒンジ部32に第2アタッチメントケース51を取り付ける。この状態で、トリガスイッチ20のスイッチ基板25を接続ケーブル56によって第2接続基板52に接続し、この第2接続基板52を第2アタッチメントケース51内の基板取付部51bに取り付ける。そして、この第2アタッチメントケース51上にパッキン53aを介して第2蓋ケース53を配置する。
【0061】
この後、図6および図8に示すように、第2アタッチメントケース51内の第2接続基板52に設けられた第2コネクタ55を第2の機器本体2の下面側に配置されたコネクタ2aに差し込んで電気的に接続する。この状態で、第2アタッチメントケース51を第2の機器本体2の下面にビス40によって取り付ける。これにより、図6に示すように、第2の機器本体2内の電子回路(図示せず)とグリップ3のトリガスイッチ20とが電気的に接続された状態で、第2の機器本体2がグリップ3に取り付けられる。
【0062】
この第2の機器本体2がグリップ3に取り付けられた携帯型の情報読取装置によって商品などの対象物を読み取る場合には、第2の機器本体2における第2の光学窓部11aを対象物に向けて、グリップ3のトリガスイッチ20を押圧操作する。このときにも、トリガスイッチ20のスイッチ釦21をばね部材24のばね力に抗して指で押すと、スイッチ釦21が支持軸23を中心に回転して、スイッチ釦21の操作部28がスイッチ部22のスイッチ基板25に設けられたスイッチ本体26を押すので、スイッチ本体26がオン動作してトリガ信号を出力する。
【0063】
これにより、第2の機器本体2内に設けられた第2の光学読取部11は、その発光素子を発光させて光を対象物に照射させ、その反射光を撮像素子で受光することにより、対象物を画像情報として読み取る。この場合、商品などの対象物が棚の高い位置にある場合には、角度調整部材30によってグリップ3に対する第2の機器本体2の取付角度を調整して、第2の光学読取部11の光軸をグリップ3の中心線に対して傾けて、第2の光学読取部11の発光素子によって発光した光を高い位置にあるコードシンボルや商品などの対象物に照射し易くする。
【0064】
すなわち、角度調整部材30を中心に第2の機器本体2を回転させると、角度調整部材30のねじ部材34を中心に、第2ヒンジ部32が第1ヒンジ部31に対して相対的に回転する。すると、グリップ3に対する第2の機器本体2の傾き角度が調整されるので、グリップ3の中心線に対する第2の光学読取部11の光軸の傾きを調整することができる。
【0065】
このときにも、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aとが互いに圧接し合う各端面に設けられた鋸歯状のラチェット部31d、32dの噛み合いによって、所定の回転角度(例えば回転角5°)ごとにクリック感をもって、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aを任意の回転位置に位置規制することができる。これにより、コードシンボルや商品などの対象物が棚の高い位置にあっても、第2の光学読取部11によって対象物を読み取り易くして、対象物を画像情報として正確に且つ良好に読み取ることができる。
【0066】
このように、この携帯型の情報読取装置によれば、外形が異なる第1、第2の各機器本体1、2のいずれかに対応する第1、第2の各アタッチメント部4、5の一方を選択し、この選択した第1、第2の各アタッチメント部4、5の一方によって、1つのグリップ3に第1、第2の各機器本体1、2のいずれかを取り付けることができる。このため、第1、第2の各機器本体1、2に対するグリップ3の共通化を図ることができ、これにより部品点数を最小限に抑えることができるので、部品の管理を簡素化することができると共に、製品コストを削減することができる。
【0067】
この場合、第1、第2の各機器本体1、2にそれぞれ組み込まれた第1、第2の各光学読取部8、11は、それぞれ発光素子の光を対象物に照射させ、その反射光を撮像素子で受光することにより、対象物を画像情報として読み取る構成であるから、コードシンボルや商品などの対象物を画像情報として良好に読み取ることができる。
【0068】
すなわち、第1、第2の各機器本体1、2のうち、グリップ3に取り付けられた第1の機器本体1の光学窓部8aまたは第2の機器本体2の光学窓部11aをコードシンボルや商品などの対象物に向けて、グリップ3のトリガスイッチ20を操作すると、トリガスイッチ20がオン動作してトリガ信号を出力し、これにより第1、第2の各光学読取部8、11が読取動作を行って、対象物の画像情報を良好に読み取ることができる。
【0069】
また、グリップ3に対する第1、第2の各機器本体1、2の取付角度を調整する角度調整部材30を備えているので、この角度調整部材30によってグリップ3に対する第1、第2の各機器本体1、2の取付角度を調整して、グリップ3の中心線に対する第1、第2の各光学読取部8、11における光軸の角度を調整することができ、これにより第1、第2の各光学読取部8、11をコードシンボルや商品などの対象物に向け易くすることができるので、コードシンボルや商品などの対象物を読み取り易くして、対象物を画像情報として良好に且つ正確に読み取ることができ、これにより読取操作性の向上を図ることができる。
【0070】
この場合、角度調整部材30は、グリップ3に固定される第1ヒンジ部31と、第1、第2の各アタッチメント部4、5に固定される第2ヒンジ部32と、この第1、第2の各ヒンジ部31、32を回転可能に連結する連結部33とを備えているので、この連結部33を中心に第1、第2の各ヒンジ部31、32を相対的に回転させるだけで、第1、第2の各アタッチメント部4、5に取り付けられた第1、第2の各機器本体1、2をグリップ3に対して簡単に且つ容易に傾けることができる。
【0071】
また、この角度調整部材30は、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aとが互いに圧接し合う各端面に、鋸歯状のラチェット部31d、32dが設けられているので、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aとが相対的に回転する際に、ラチェット部31d、32dの噛み合いがずれることにより、所定の回転角度(例えば回転角5°)ごとにクリック感をもって、第1ヒンジ部31の円筒部31aと第2ヒンジ部32の円筒部32aを任意の回転位置に位置規制することができ、これにより使い勝手の良いものを提供することができる。
【0072】
さらに、この携帯型の情報読取装置によれば、グリップ3と、これに取り付けられた第1、第2の各アタッチメント部4、5との間に、防水リング44が設けられているので、第1、第2の各アタッチメント部4、5が角度調整部材30によってグリップ3に対する角度を調整できるように構成されていても、グリップ3と第1、第2の各アタッチメント部4、5の間の防水性を確保することができる。
【0073】
すなわち、この防水リング44は、グリップ3のグリップ本体12の上部に設けられた蓋部18の外周に設けられ、第1、第2の各アタッチメント部4、5の各グリップ装着部41a、51aの各内面が防水リング44に摺動可能に弾接しているので、グリップ3に対して第1、第2の各アタッチメント部4、5を傾ける際に、第1、第2の各アタッチメント部4、5の各グリップ装着部41a、51aの各内面を防水リング44に弾接させた状態で摺動させることができ、これによりグリップ3と第1、第2の各アタッチメント部4、5との間における防水性を確保することができる。
【0074】
なお、上述した実施形態では、第1、第2の各機器本体1、2に組み込まれた第1、第2の光学読取部8、11が発光素子の光を対象物に照射させ、その反射光を撮像素子で受光することにより、対象物を画像情報として読み取るように構成されている場合について述べたが、これに限らず、例えばレーザー光線を対象物に照射させ、その反射光を受光素子で受光することにより、対象物のバーコードを読み取るように構成された光学読取部であっても良い。また、情報読取部は、必ずしも光学読取部である必要はなく、例えば商品などの対象物に設けられたICタグなどのデータキャリアに記録されている情報を読み取る無線式の情報読取部であっても良い。
【符号の説明】
【0075】
1、2 第1、第2の各機器本体
3 グリップ
4 第1、第2の各アタッチメント部
8、11 第1、第2の各光学読取部
8a、11a 光学窓部
12 グリップ本体
20 トリガスイッチ
21 スイッチ釦
22 スイッチ部
27 防水カバー
30 角度調整部材
31 第1ヒンジ部
32 第2ヒンジ部
33 連結部
41、51第1、第2の各アタッチメントケース
41a、51a グリップ装着部
44 防水リング


【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報読取部を有する外形の異なる複数種類の機器本体と、
前記情報読取部による情報の読取動作を行わせるためのトリガスイッチを有するグリップと、
このグリップに対して固定され、且つ前記複数種類のいずれかの前記機器本体に対応して取り付けられる複数種類のアタッチメント部と、
を備えていることを特徴とする携帯型の情報読取装置。
【請求項2】
前記情報読取部は、光を対象物に照射させ、その反射光を受光することにより、情報を読み取る光学読取部であることを特徴とする請求項1に記載の携帯型の情報読取装置。
【請求項3】
前記グリップに対する前記機器本体の取付角度を調整する角度調整部材を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯型の情報読取装置。
【請求項4】
前記角度調整部材は、前記グリップに固定される第1ヒンジ部と、前記アタッチメント部に固定される第2ヒンジ部と、この第1、第2の各ヒンジ部を回転可能に連結する連結部とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の携帯型の情報読取装置。
【請求項5】
前記グリップと前記アタッチメント部との間には、防水部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の携帯型の情報読取装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−186699(P2011−186699A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−50182(P2010−50182)
【出願日】平成22年3月8日(2010.3.8)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】