説明

携帯型電子機器、入力操作受付方法およびプログラム

【課題】携帯型情報機器の大型化を抑制しつつ操作性を向上させる。
【解決手段】携帯端末装置100が、第1表示画面と、第1表示画面に対向する第2表示画面とを具備する。そして、携帯端末装置100は、第1表示画面と第2表示画面との互いに対向する領域を、対になる処理を指示する操作入力を受け付ける領域に設定する。これにより、携帯端末装置100は、第1表示画面を大型化せずとも、第1表示画面と第2表示画面とを用いて複数の入力操作を受け付けることができる。従って、携帯端末装置100の大型化を抑制しつつ操作性を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯型電子機器、入力操作受付方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機や携帯情報端末装置(Personal Digital Assistant;PDA)などの携帯型電子機器において、装置の小型化が求められており、ディスプレイや操作入力手段(例えば押ボタン)を配置可能な面積が限られている。このため、携帯型情報機器の大型化を抑制しつつ操作性を向上させることのできる仕組みが求められている。
ここで、特許文献1に記載の情報表示装置は、前面のパネル状タッチ入力部と、後面のパネル状タッチ入力部とを具備する。そして、当該情報表示装置では、左手人差し指で後面のパネル状タッチ入力部の一点をたたく動作を受けると、画面の表示が拡大され、また、指で前面のパネル状タッチ入力部の一点をたたいた場合には、画面の表示が縮小される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−223426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、後面のパネル状タッチ入力部と前面のパネル状タッチ入力部とを用いて、画面の表示の拡大/縮小という2つの特定の操作入力を受け付ける仕組みが示されている。しかしながら、特許文献1には、携帯型情報機器の大型化を抑制しつつ操作性を向上させることの出来る一般的な仕組みは示されていない。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決することのできる携帯型電子機器、入力操作受付方法およびプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による携帯型電子機器は、互いに対向する第1表示画面および第2表示画面と、前記第1表示画面にアイコンを表示させる表示制御部と、前記第1表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域へのタッチ操作と、前記第2表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる入力操作として受け付ける入力処理部と、を具備することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様による入力操作受付方法は、互いに対向する第1表示画面および第2表示画面を具備する携帯型電子機器の入力操作受付方法であって、前記第1表示画面にアイコンを表示させる表示制御ステップと、前記第1表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域へのタッチ操作と、前記第2表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる入力操作として受け付ける入力処理ステップと、を具備することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一態様によるプログラムは、互いに対向する第1表示画面および第2表示画面を具備する携帯型電子機器を制御するコンピュータに、前記第1表示画面にアイコンを表示させる表示制御ステップと、前記第1表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域へのタッチ操作と、前記第2表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる入力操作として受け付ける入力処理ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、携帯型情報機器の大型化を抑制しつつ操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態における携帯端末装置の機能構成を示す概略ブロック図である。
【図2】同実施形態における携帯端末装置を表面側から見た外形の概略を示す斜視図である。
【図3】同実施形態における携帯端末装置を裏面側から見た外形の概略を示す斜視図である。
【図4】同実施形態における携帯端末装置の筐体の折り畳み方の例を示す斜視図である。
【図5】同実施形態におけるアイコンの表示領域に対向する領域の例を示す説明図である。
【図6】同実施形態において、反対処理取得部が取得するデータの構成例を示すデータ構成図である。
【図7】同実施形態における、第2操作を指示するタッチ操作を受け付けるタッチ領域を、第1操作のアイコンの表示領域に対向する領域に設定するか否かの設定画面の例を示す説明図である。
【図8】同実施形態において、第1表示部が第1表示画面に表示する画面の例を示す説明図である。
【図9】同実施形態において、第2表示部の第2表示画面に設定される領域の例を示す説明図である。
【図10】同実施形態においてアプリケーション処理部が実行するアプリケーションプログラムのうち反対処理取得部が反対の処理を検出する行の例を示す説明図である。
【図11】同実施形態において、反対処理取得部が反対の処理をアプリケーションプログラムから取得する際の、携帯端末装置の処理手順の例を示すフローチャートである。
【図12】同実施形態において、アプリケーション処理部がアプリケーションプログラムを実行する際の、携帯端末装置の処理手順の例を示すフローチャートである。
【図13】同実施形態において、表示制御部が第1表示画面に表示させる、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されているアイコンの例を示す説明図である。
【図14】同実施形態における、互いに対向する領域が、対になる文字種の文字入力操作のタッチ領域に設定された表示画面の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明を携帯端末装置に適用する場合を例に本発明の実施の形態について説明する。本発明は、携帯電話機や携帯情報端末装置などの様々な携帯端末装置に適用可能である。ただし、本発明の適用範囲は携帯端末装置に限らない。例えば、独立型の(すなわち、端末型でない)ゲーム機や電子辞書など、様々な携帯型情報機器に本発明を適用し得る。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態における携帯端末装置の機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、携帯端末装置100は、第1表示部111と、第2表示部112と、第1操作入力部121と、第2操作入力部122と、音声入力部131と、音声出力部132と、撮像部140と、無線通信部150と、制御部180と、記憶部190とを具備する。制御部180は、表示制御部210と、入力処理部220と、音声処理部230と、撮像制御部240と、通信制御部250と、アプリケーション処理部260とを具備する。アプリケーション処理部260は、反対処理取得部261を具備する。
【0013】
携帯端末装置100は、例えば携帯情報端末装置であり、ユーザ操作に応じてインターネットブラウジング(Internet Browsing)機能や電子メール機能など各種機能を提供する。
第1表示部111は、例えば液晶ディスプレイまたは有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示画面(第1表示画面)を有し、表示制御部210の制御に従って動画像や静止画像やテキスト(文字)などの各種画像を表示する。
第2表示部112は、例えば液晶ディスプレイまたは有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示画面(第2表示画面)を有し、表示制御部210の制御に従って動画像や静止画像やテキスト(文字)などの各種画像を表示する。
後述するように、第1表示画面と第2表示画面とは、互いに対向して配置され得る。
【0014】
第1操作入力部121は、第1表示部111の表示画面に設けられたタッチセンサ(タッチパネル)を有し、ユーザ操作を受け付ける。第1操作入力部121は、第1表示部111の表示画面に対するタッチ操作を検出すると、タッチ位置(表示画面におけるタッチされた位置)を示す信号を入力処理部220に出力する。
第2操作入力部122は、第2表示部112の表示画面に設けられたタッチセンサ(タッチパネル)を有し、ユーザ操作を受け付ける。第2操作入力部122は、第2表示部112の表示画面に対するタッチ操作を検出すると、タッチ位置を示す信号を入力処理部220に出力する。
【0015】
音声入力部131はマイクを有し、周囲音を採取して音声信号に変換し、音声処理部230に出力する。
音声出力部132はスピーカを有し、音声処理部230からアナログの電気信号にて出力される音声信号を音声に変換して出力する。
【0016】
撮像部140はカメラを有して撮像を行い、得られた画像データを撮像制御部240に出力する。
無線通信部150は、無線基地局と通信を行うことにより、携帯電話通信網(通信事業者によって提供される携帯電話機用の無線通信ネットワーク)に接続する。具体的には、無線通信部150は、通信制御部250から出力される信号に対して変調処理を行って無線信号にて送信し、また、受信した無線信号に対して復調処理を行って通信制御部250に出力する。例えば、無線通信部150は、電子メールデータを無線信号にて送受信する。
【0017】
制御部180は、携帯端末装置100の各部を制御して各種機能を実行する。制御部180は、例えば、携帯端末装置100の具備するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、携帯端末装置100の具備するメモリからプログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0018】
表示制御部210は、第1表示部111と第2表示部112とを制御して、各々に各種画像を表示させる。具体的には、表示制御部210は、アプリケーション処理部260から出力される動画像データや静止画像データやテキストデータ等に基づいて画面表示用の信号を生成して第1表示部111に出力することにより第1表示部111に画像を表示させ、また、同様に画面表示用の信号を生成して第2表示部112に出力することにより第2表示部112に画像を表示させる。特に、表示制御部210は、第1表示部111の第1表示画面にアイコンを表示させる。
【0019】
入力処理部220は、第1操作入力部121や第2操作入力部122が受け付けた操作に応じた信号をアプリケーション処理部260に出力する。
例えば、入力処理部220は、第1表示部111がアイコン(Icon)を表示している状態で、第1表示部111の表示画面(第1表示画面)におけるタッチ位置を示す信号が第1操作入力部121から出力されると、アイコンをタッチされたか否かを判定する。そして、入力処理部220は、アイコンをタッチされたと判定すると、タッチされたアイコンを示す情報をアプリケーション処理部260に出力する。なお、ここでいうアイコンは、ファイル、フォルダ、アプリケーションプログラムあるいは機能など、選択対象ないし指定対象となっている事物を象徴する画像である。
また、入力処理部220は、第2表示部112がアイコンを表示している状態で、第2表示部112の表示画面(第2表示画面)におけるタッチ位置を示す信号が第2操作入力部122から出力されると、アイコンをタッチされたか否かを判定する。そして、入力処理部220は、アイコンをタッチされたと判定すると、タッチされたアイコンを示す情報をアプリケーション処理部260に出力する。
【0020】
また、入力処理部220は、第1表示画面と第2表示画面とが対向して配置された状態で、第1表示画面にて行われる、第1表示画面に表示されたアイコン(以下、「対象アイコン」と称する)の表示領域へのタッチ操作と、第2表示画面にて行われる、対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる入力操作として受け付ける。
【0021】
ここでいう、対になる入力操作は、対になる処理のうち互いに異なる一方の処理を指示する、2つの入力操作である。
また、ここでいう、対になる処理は、1対1に対応付けられる属性のうち互いに異なる一方の属性を有する、2つの処理である。例えば、互いに反対の処理や、対になる文字種の処理などが、対になる処理に該当する。
以下、互いに反対の処理、および、対になる文字種(対になる文字種の処理の一例として、対になる文字種の入力操作の受付)について説明する。
【0022】
例えば、入力処理部220は、第1表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域へのタッチ操作と、第2表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、反対の処理を指示する入力操作として受け付ける。
【0023】
さらに例えば、入力処理部220は、第1表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域へのタッチ操作を、反対処理取得部261が取得した第1処理を指示する入力操作として受け付け、第2表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作を、第1処理と反対の処理として反対処理取得部261が取得した第2処理を指示する入力操作として受け付ける。
【0024】
ここでいう反対の処理は、操作対象のパラメータ値(例えば変数値)に対して反対の作用を及ぼす2つの処理である。この反対の処理には、定量的なパラメータの値を増加させる処理および当該パラメータの値を減少させる処理と、少なくともON(入状態)とOFF(切状態)との2値を取り得るパラメータの値をONにする処理および当該パラメータをOFFにする処理とが含まれる。
【0025】
定量的なパラメータの値を増加させる処理および当該パラメータの値を減少させる処理の例としては、音声出力部132の出力する音量を大きくする(増大させる)処理および当該音量を小さくする(減少させる)処理や、第1表示部111または第2表示部112の表示画面の明るさを明るくする(輝度値を増大させる)処理および当該表示画面の明るさを暗くする(輝度値を減少させる)処理や、ゲームにおいてユーザが運転する自動車の速度を増加させる処理(アクセル操作)および当該速度を減少させる処理(ブレーキ操作)などがある。
【0026】
また、少なくともON(入状態)とOFF(切状態)との2値を取り得るパラメータの値をONにする処理および当該パラメータをOFFにする処理の例としては、音声出力部132の音声出力をONにする処理および当該音声出力をOFFにする処理や、あるアプリケーションを実行する際のヘルプメッセージの表示をON(表示)に設定する処理および当該表示をOFF(非表示)に設定する処理などがある。
【0027】
また、例えば、入力処理部220は、第1表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域へのタッチ操作と、第2表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる文字種の文字入力操作として受け付ける。
ここでいう、対になる文字種は、互いに異なる2つの文字種であって、各文字が1対1に対応付けられる文字種である。例えば、平仮名と片仮名や、アルファベットの大文字と小文字や、アルファベットや数字などの全角と半角などが、対になる文字種に該当する。
【0028】
音声処理部230は、アプリケーション処理部260から出力される音声データを電気信号に変換して音声出力部132に出力することで、音声出力部132に音声を出力させる。また、音声処理部230は、音声入力部131が音声を採取して出力する電気信号を音声データに変換してアプリケーション処理部260に出力する。
【0029】
通信制御部250は、アプリケーション処理部260から出力されるデータに符号化等の処理を行って、無線通信部150に出力して変調させ、無線信号にて送信させる。また、通信制御部250は、無線通信部150が受信して復調した信号に、復号等の処理を行ってデータを抽出し、アプリケーション処理部260に出力する。例えば、通信制御部250は、アプリケーション処理部260から出力される電子メールデータに符号化等の処理を行って無線通信部150に出力し、また、無線通信部150が受信して復調した信号に復号等の処理を行って電子メールデータ等のデータを抽出してアプリケーション処理部260に出力する。
【0030】
撮像制御部240は、撮像部140の制御や撮像部140から出力された信号の処理を行う。例えば、撮像制御部240は、撮像部140から出力された電気信号を動画像フレームまたは静止画像の画像データに変換してアプリケーション処理部260に出力する。また、撮像制御部240は、アプリケーション処理部260からの指示に従って撮像部140のカメラのフォーカスやズームを調整する。
【0031】
アプリケーション処理部260は、アプリケーションプログラムを実行して、インターネットブラウジング機能や電子メール機能など各種機能を提供する。
反対処理取得部261は、互いに反対の処理となる第1処理および第2処理を取得する。第1処理および第2処理の具体的内容については後述する。
【0032】
記憶部190は、例えば携帯端末装置100の具備するメモリの記憶領域にて実現され、各種データを記憶する。例えば、記憶部190は、携帯端末装置100の具備するCPUが実行する各種プログラムを、予め記憶している。
【0033】
次に、図2〜図4を参照して第1表示画面および第2表示画面の配置について説明する。
図2は、携帯端末装置100を表面側から見た外形の概略を示す斜視図である。同図において、携帯端末装置100の筐体表面に、第1表示部111の表示画面(第1表示画面)および第1操作入力部121のタッチセンサに該当するタッチパネル式の表示画面と、音声入力部131のマイクと、音声出力部132のスピーカとが設けられている。
【0034】
図3は、携帯端末装置100を裏面側から見た外形の概略を示す斜視図である。同図において、携帯端末装置100の筐体裏面に、第2表示部112の表示画面(第2表示画面)および第2操作入力部122のタッチセンサに該当するタッチパネル式の表示画面と、撮像部140の撮像用レンズとが設けられている。
ここで図3に示す裏面側の表示画面(第2表示画面)は、図2に示す表面側の表示画面(第1表示画面)に対向して配置されている。
【0035】
図4は、携帯端末装置100の筐体の折り畳み方の例を示す斜視図である。同図(a)は、携帯端末装置100を開いた状態における外形の概略を示す。同図(a)に示すように、携帯端末装置100は、第1表示画面の配置された筐体(以下、「第1筐体」と称する)と、第2表示画面の配置された筐体(以下、「第2筐体」と称する)とを具備する。これら第1筐体と第2筐体とは、蝶番を用いて折り畳み可能に結合されている。
【0036】
携帯端末装置100では、第1表示画面および第2表示画面を内側にして筐体を折り畳む(第1筐体と第2筐体とを折り畳む)ことができ、また、第1表示画面および第2表示画面を外側にして筐体を折り畳むこともできる。第1表示画面および第2表示画面を内側にして筐体を折り畳んだ状態で携帯端末装置100を持ち運ぶことにより、表示画面に傷や汚れが付くことを防止し得る。
【0037】
図4(b)は、第1表示画面および第2表示画面を外側にして携帯端末装置100の筐体を折り畳んでいる途中の状態における外形の概略を示す。また、同図(c)は、第1表示画面および第2表示画面を外側にして携帯端末装置100の筐体を折り畳んだ状態における外形の概略を示す。第1表示画面および第2表示画面を外側にして携帯端末装置100の筐体を折り畳んだ状態では、第1表示画面と第2表示画面とが互いに対向している。ユーザは、これら第1表示画面や第2表示画面に対するタッチ操作により、携帯端末装置100への入力操作を行うことができる。
【0038】
このように、携帯端末装置100は、その筐体を折り畳むことで、第1表示画面と第2表示画面とが対向する状態とし得る。ただし、本発明の適用範囲は、図4に示すような折り畳み式の筐体を有する携帯型情報機器に限らず、互いに対向する第1表示画面と第2表示画面とを具備する様々な携帯型情報機器に本発明を適用可能である。例えば、携帯型情報機器が1つの筐体を有し、当該筐体の表面と裏面とに、それぞれ第1表示画面と第2表示画面とが固定的に配置されていてもよい。
【0039】
なお、以下では、図4(c)に示すように、携帯端末装置100の筐体が、第1表示画面および第2表示画面を外側にして折り畳まれた状態について説明する。この状態では、第1表示画面と第2表示画面とが互いに対向している。
【0040】
次に、図5を参照して、アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作について説明する。
図5は、アイコンの表示領域に対向する領域の例を示す説明図である。同図(a)は、携帯端末装置100を表面側(第1表示画面側)から見た斜視図であり、第1表示画面の領域A111にはアイコンが表示されている。このアイコンは、対象アイコンの一例であり、領域A111は、対象アイコンの表示領域の一例である。
同図(a)の例では、対象アイコンとして音量+(増)のアイコンが表示されている。この対象アイコンの表示領域A111は、音量+のタッチ操作の領域に設定されており、当該領域A111がタッチされると、アプリケーション処理部260は、音声出力部132に出力させる音量を大きくする。例えば、アプリケーション処理部260は、より大きな音量を示す音声データを音声処理部230に出力することで、音声出力部132に出力させる音量を大きくする。
【0041】
同図(b)は、携帯端末装置100を裏面側(第2表示画面側)から見た斜視図である。同図に示す領域A112は、領域A111に対向する領域であり、当該領域A112は、対象アイコンの表示領域に対向する領域の一例である。
同図(b)の例では、領域A112は、音量−(減)のタッチ操作の領域に設定されており、当該領域A112がタッチされると、アプリケーション処理部260は、音声出力部132に出力させる音量を小さくする。例えば、アプリケーション処理部260は、より小さな音量を示す音声データを音声処理部230に出力することで、音声出力部132に出力させる音量を小さくする。
【0042】
ここで、音声出力部132に出力させる音量を大きくする処理と、音声出力部132に出力させる音量を小さくする処理とは、反対の処理の一例である。従って、入力処理部220は、第1表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域A111へのタッチ操作と、第2表示領域にて行われる対象アイコンの表示領域に対向する領域A112へのタッチ操作とを、反対の処理を指示する入力操作として受け付ける。
【0043】
なお、第1表示画面に設定された領域(例えば、領域A111)へのタッチ操作は、例えば、図5(a)に示すように携帯端末装置100を両手持ちした状態において、親指で行うことができる。あるいは、携帯端末装置100を片手持ちして、他方の手の人差し指等で、当該領域をタッチするようにしてもよい。
また、第2表示画面に設定された領域(例えば、領域A112)へのタッチ操作は、図5(a)に示すように第1表示画面側を上(ユーザから見える側)にして携帯端末装置100を両手持ちした状態において、人差し指、中指、薬指または小指のいずれかで行うことができる。あるいは、第1表示画面を上にして携帯端末装置100を片手持ちして、他方の手の人差し指等で、当該領域をタッチするようにしてもよい。このように、ユーザは、携帯端末装置100を裏返さずに第2表示画面に設定された領域へのタッチ操作を行うことができる。
【0044】
次に、図6を参照して、反対処理取得部261による反対の処理の取得について説明する。
図6は、反対処理取得部261が取得するデータの構成例を示すデータ構成図である。同図に示すデータ(以下、「反対処理データ」と称する)は表形式の構造を有し、各行が反対の処理の1組に対応する。
【0045】
そして、各行は、第1処理の欄と、第2処理の欄と、第1タッチ領域の欄と、第2タッチ領域の欄と、設定フラグの欄とを有する。
第1処理の欄には、第1処理を示す名称が格納されており、第2処理の欄には、第2処理を示す名称が格納されている。この第1処理と第2処理とは、互いに反対の処理である。
また、第1タッチ領域の欄には、第1処理を指示するタッチ操作を受け付ける領域(以下、タッチ操作を受け付ける領域を「タッチ領域」と称する。また、所定の処理(ここでは「A処理」と表記する)を指示するタッチ操作のタッチ領域を、「A処理のタッチ領域」と称する)として、第1表示画面上の位置情報(例えば第1表示画面における座標データ)が格納されている。また、第2タッチ領域の欄には、第2処理を指示するタッチ操作のタッチ領域を第1表示画面に設ける場合の、当該領域の位置情報(例えば第1表示画面における座標データ)が格納されている。
また、設定フラグの欄には、第2処理のタッチ領域を第1処理のタッチ領域に対向する位置に設定するか否を示すフラグ(以下、「設定フラグ」と称する)の変数名が格納されている。ここで、設定フラグの値「YES」は、第2処理のタッチ領域を第1処理のタッチ領域に対向する位置に設定することを示す。一方、設定フラグの値「NO」は、第2処理のタッチ領域を第1表示画面に設定することを示す。
【0046】
ここで、図6では、自動車レースのゲームにおいて反対処理取得部261が取得する反対処理データの例が示されている。
そして、行L111の第1処理の欄には、第1処理として自動車の速度を増加させる処理(以下、「アクセル処理」と称する。)を示す名称「アクセル」が格納されている。また、行L111の第2処理の欄には、第2処理として当該速度を減少させる処理(以下、「ブレーキ処理」と称する)を示す名称「ブレーキ」が格納されている。
また、行L111の第1タッチ領域の欄には、アクセル処理を指示するタッチ操作のタッチ領域の位置情報が格納されている。また、行L111の第2タッチ領域の欄には、ブレーキ処理を指示するタッチ操作のタッチ領域を第1表示画面に設ける場合の、当該領域の位置情報が格納されている。
また、行L111の設定フラグの欄には、ブレーキ処理のタッチ領域をアクセル処理のタッチ領域に対向する位置に設定するか否かを示す設定フラグの変数名「flag1」が格納されている。
【0047】
また、行L112の第1処理の欄には、第1処理として自動車の進行方向を左に変化させる処理(以下、「ハンドル左処理」と称する)を示す名称「ハンドル左」が格納されている。また、行L112の第2処理の欄には、第2処理として当該進行方向を右に変化させる処理(以下、「ハンドル右処理」と称する)を示す名称「ハンドル右」が格納されている。
また、行L112の第1タッチ領域の欄には、ハンドル左処理を指示するタッチ操作のタッチ領域の位置情報が格納されている。また、行L112の第2タッチ領域の欄には、ハンドル右処理を指示するタッチ操作のタッチ領域を第1表示画面に設ける場合の、当該領域の位置情報が格納されている。
また、行L112の設定フラグの欄には、ハンドル右処理のタッチ領域をハンドル左処理のタッチ領域に対向する位置に設定するか否かを示す設定フラグの変数名「flag2」が格納されている。
【0048】
また、行L113の第1処理の欄には、第1処理として、音声出力部132の出力する音量を大きくする処理(以下、「音量増処理」と称する)を示す名称「音量+」が格納されている。また、行L113の第2処理の欄には、第2処理として当該音量を小さくする処理(以下、「音量減処理」と称する)を示す名称「音量−」が示されている。
また、行L113の第1タッチ領域の欄には、音量増処理を指示するタッチ操作のタッチ領域の位置情報が格納されている。また、行L113の第2タッチ領域の欄には、音量減処理を指示するタッチ操作のタッチ領域を第1表示画面に設ける場合の、当該領域の位置情報が格納されている。
また、行L113の設定フラグの欄には、音量減処理のタッチ領域を音量増処理のタッチ領域に対向する位置に設定するか否かを示す設定フラグの変数名「flag3」が格納されている。
【0049】
また、行L114の第1処理の欄には、第1処理として、BGM(Back Ground Music)の出力を行うようにする処理(以下、「BGM入処理」と称する)を示す名称「BGM ON」が格納されている。また、行L114の第2処理の欄には、第2処理として、BGM(Back Ground Music)の出力を行わないようにする処理(以下、「BGM切処理」と称する)を示す名称「BGM OFF」が格納されている。
また、行L114の第1タッチ領域の欄には、BGM入処理を指示するタッチ操作のタッチ領域の位置情報が格納されている。また、行L114の第2タッチ領域の欄には、BGM切処理を指示するタッチ操作のタッチ領域を第1表示画面に設ける場合の、当該領域の位置情報が格納されている。
また、行L114の設定フラグの欄には、BGM切処理のタッチ領域をBGM入処理のタッチ領域に対向する位置に設定するか否かを示す設定フラグの変数名「flag4」が格納されている。
【0050】
また、行L115の第1処理の欄には、第1処理として、第1表示部111および第2表示部112の表示画面の明るさを明るくする処理(以下、「輝度増処理」と称する)を示す名称「輝度+」が格納されている。また、行L115の第2処理の欄には、第2処理として当該表示画面の明るさを暗くする処理(以下、「輝度減処理」と称する)を示す名称「輝度−」が格納されている。
また、行L115の第1タッチ領域の欄には、輝度増処理を指示するタッチ操作のタッチ領域の位置情報が格納されている。また、行L115の第2タッチ領域の欄には、輝度減処理を指示するタッチ操作のタッチ領域を第1表示画面に設ける場合の、当該領域の位置情報が格納されている。
また、行L115の設定フラグの欄には、輝度減処理のタッチ領域を輝度増処理のタッチ領域に対向する位置に設定するか否かを示す設定フラグの変数名「flag5」が格納されている。
【0051】
反対処理取得部261は、この反対処理データを取得することによって反対の処理(第1処理および第2処理)を取得する。そして反対処理取得部261は、取得した反対処理データに基づいて第1表示部111の表示画面に設定画面を表示させて、第2操作を指示するタッチ操作を受け付けるタッチ領域を、第1操作のアイコンの表示領域に対向する領域に設定するか否かの設定を受け付ける。
【0052】
次に、図7〜図9を参照して、アイコンの表示領域に対向する領域の設定について説明する。
図7は、第2操作を指示するタッチ操作を受け付けるタッチ領域を、第1操作のアイコンの表示領域に対向する領域に設定するか否かの設定画面の例を示す説明図である。同図では、図6に示す反対データを反対処理取得部261が取得した場合に、第1表示部111が表示する設定画面の例が示されている。
【0053】
この設定画面の各行には、反対の処理である第1処理および第2処理を示す名称と、第2処理のタッチ領域を、第1処理のアイコンの表示領域に対向する領域に設定するか否かの設定を受け付けるタッチ領域とが示されている。
具体的には、領域A211には、図6の行L111における第1処理の欄に格納されている名称「アクセル」が示されている。また、領域A212には、行L111における第2処理の欄に格納されている名称「ブレーキ」が示されている。
そして、領域A211およびA212と同じ行に設けられた領域A213は、行L111における設定フラグの欄に示される(名称が格納されている)変数flag1の値が示されている。この変数flag1の値は、例えば、第1操作入力部121が領域A213に対するタッチ操作を検出する毎に、「YES」と「NO」との間で切り替わる(すなわち、flag1の値が「YES」のときに、第1操作入力部121が領域A213に対するタッチ操作を受け付けると、flag1の値は「NO」に設定され、flag1の値が「NO」のときに、第1操作入力部121が領域A213に対するタッチ操作を受け付けると、flag1の値は「YES」に設定される)。
【0054】
また、領域A221には、図6の行L112における第1処理の欄に格納されている名称「ハンドル左」が示されている。また、領域A222には、行L112における第2処理の欄に格納されている名称「ハンドル右」が示されている。
そして、領域A221およびA222と同じ行に設けられた領域A223は、行L112における設定フラグの欄に示される変数flag2の値が示されている。この変数flag2の値は、例えば、第1操作入力部121が領域A223に対するタッチ操作を検出する毎に、「YES」と「NO」との間で切り替わる。
【0055】
また、領域A221には、図6の行L112における第1処理の欄に格納されている名称「ハンドル左」が示されている。また、領域A222には、行L112における第2処理の欄に格納されている名称「ハンドル右」が示されている。
そして、領域A221およびA222と同じ行に設けられた領域A223は、行L112における設定フラグの欄に示される変数flag2の値が示されている。この変数flag2の値は、例えば、第1操作入力部121が領域A223に対するタッチ操作を検出する毎に、「YES」と「NO」との間で切り替わる。
【0056】
また、領域A231には、図6の行L113における第1処理の欄に格納されている名称「音量+」が示されている。また、領域A232には、行L113における第2処理の欄に格納されている名称「音量−」が示されている。
そして、領域A231およびA232と同じ行に設けられた領域A233は、行L113における設定フラグの欄に示される変数flag3の値が示されている。この変数flag3の値は、例えば、第1操作入力部121が領域A233に対するタッチ操作を検出する毎に、「YES」と「NO」との間で切り替わる。
【0057】
また、領域A241には、図6の行L114における第1処理の欄に格納されている名称「BGM ON」が示されている。また、領域A242には、行L114における第2処理の欄に格納されている名称「BGM OFF」が示されている。
そして、領域A241およびA242と同じ行に設けられた領域A243は、行L114における設定フラグの欄に示される変数flag4の値が示されている。この変数flag4の値は、例えば、第1操作入力部121が領域A243に対するタッチ操作を検出する毎に、「YES」と「NO」との間で切り替わる。
【0058】
また、領域A251には、図6の行L115における第1処理の欄に格納されている名称「輝度+」が示されている。また、領域A252には、行L115における第2処理の欄に格納されている名称「輝度−」が示されている。
そして、領域A251およびA252と同じ行に設けられた領域A253は、行L115における設定フラグの欄に示される変数flag5の値が示されている。この変数flag5の値は、例えば、第1操作入力部121が領域A253に対するタッチ操作を検出する毎に、「YES」と「NO」との間で切り替わる。
【0059】
図8は、第1表示部111が第1表示画面に表示する画面の例を示す説明図である。同図では、図7に示す設定が行われた場合に第1表示部111が表示するゲームの画面の例が示されている。
図8において、領域A311には、図6の行L111に基づいて、第1操作としてのアクセル処理のタッチ領域が設定されている。この領域A311は、行L111の第1タッチ領域に示される位置に設定されている。また、領域A311には、行L111の第1処理の欄に示される名称「アクセル」のアイコンが示されている。一方、図7において変数flag1の値が「YES」となっているため、第2操作としてのブレーキ処理のタッチ領域は、第1表示画面には設定されていない。
【0060】
また、領域A321には、図6の行L112に基づいて、第1操作としてのハンドル左処理のタッチ領域が設定されている。この領域A321は、行L112の第1タッチ領域に示される位置に設定されている。また、領域A321には、行L112の第1処理の欄に示される名称「ハンドル左」のアイコンが示されている。
また、図7において変数flag2の値が「NO」となっているため、第2操作としてのハンドル右処理のタッチ領域も、第1表示画面の領域A322に設定されている。この領域A322は、行L112の第2タッチ領域に示される位置に設定されている。また、領域A322には、行L112の第2処理の欄に示される名称「ハンドル右」のアイコンが示されている。
【0061】
また、領域A331には、図6の行L113に基づいて、第1操作としての音量増処理のタッチ領域が設定されている。この領域A331は、行L113の第1タッチ領域に示される位置に設定されている。また、領域A331には、行L113の第1処理の欄に示される名称「音量+」のアイコンが示されている。一方、図7において変数flag3の値が「YES」となっているため、第2操作としての音量減処理のタッチ領域は、第1表示画面には設定されていない。
【0062】
また、領域A341には、図6の行L114に基づいて、第1操作としてのBGM入処理のタッチ領域が設定されている。この領域A341は、行L114の第1タッチ領域に示される位置に設定されている。また、領域A341には、行L114の第1処理の欄に示される名称「BGM ON」のアイコンが示されている。一方、図7において変数flag4の値が「YES」となっているため、第2操作としてのBGM切処理のタッチ領域は、第1表示画面には設定されていない。
【0063】
また、領域A351には、図6の行L115に基づいて、第1操作としての輝度増処理のタッチ領域が設定されている。この領域A351は、行L115の第1タッチ領域に示される位置に設定されている。また、領域A351には、行L115の第1処理の欄に示される名称「輝度+」のアイコンが示されている。一方、図7において変数flag5の値が「YES」となっているため、第2操作としての輝度減処理のタッチ領域は、第1表示画面には設定されていない。
【0064】
図9は、第2表示部112の第2表示画面に設定される領域の例を示す説明図である。同図では、図7に示す設定が行われた場合に第2表示部112に設定される領域の例が示されている。
図9において、領域A312には、図6の行L111における第2操作としてのブレーキ処理のタッチ領域が設定されている。この領域A312は、図8の領域311に対向する位置に設定されている。
【0065】
また、領域A332には、図6の行L113における第2操作としての音量減処理のタッチ領域が設定されている。この領域A332は、図8の領域331に対向する位置に設定されている。
また、領域A342には、図6の行L114における第2操作としてのBGM切処理のタッチ領域が設定されている。この領域A342は、図8の領域341に対向する位置に設定されている。
【0066】
また、領域A352には、図6の行L115における第2操作としての輝度減処理のタッチ領域が設定されている。この領域A352は、図8の領域351に対向する位置に設定されている。
一方、図6の行L112における第2操作としてのハンドル右処理のタッチ領域は、図8で説明したように第1表示画面に設定されており、第2表示画面には設定されていない。
【0067】
なお、第2表示部112が、第2表示画面に設定されたタッチ領域にアイコンを表示するようにしてもよい。第2表示部112がアイコンを表示するようにすることで、ユーザは、携帯端末装置100を裏返してアイコンを確認しながらタッチ操作を行うことができる。一方、第2表示部112が表示を行わないようにすることで、画面表示を行うための処理を軽減し、携帯端末装置100の消費電力を削減することができる。
【0068】
なお、反対処理取得部261が反対の処理を取得する方法は、図6で説明した反対処理データから取得する方法に限らない。例えば、反対処理取得部261がプログラムを解析して反対処理を取得するようにしてもよい。
図10は、アプリケーション処理部260が実行するアプリケーションプログラムのうち反対処理取得部261が反対の処理を検出する行の例を示す説明図である。同図において、変数INPUT11、INPUT12、INPUT21およびINPUT22は、それぞれ、第1操作入力部121または第2操作入力部122が受け付ける操作に対応付けられる。
【0069】
また、変数SOUNDは「1」または「0」の値を取る二値変数であり、変数SOUNDの値「1」は、BGMをONにする(BGMを出力する)設定を示す。一方、変数SOUNDの値「0」は、BGMをOFFにする(BGMを出力しない)設定を示す。
また、変数VELOCITYは、自動車レースのゲームにおける自動車の速度を示す変数である。
【0070】
行L211は、第1操作入力部121または第2操作入力部122が、INPUT11に対応付けられた操作を検出すると、変数SOUNDの値を「1」にする(すなわち、BGMをONにする)こと示す。一方、行L212は、第1操作入力部121または第2操作入力部122が、INPUT12に対応付けられた操作を検出すると、変数SOUNDの値を「0」にする(すなわち、BGMをONにする)こと示す。
また、行L221は、第1操作入力部121または第2操作入力部122が、INPUT21に対応付けられた操作を検出すると、変数VELOCITYの値を1増加させること示す。一方、行L222は、第1操作入力部121または第2操作入力部122が、INPUT22に対応付けられた操作を検出すると、変数VELOCITYの値を1減少させること示す。
【0071】
反対処理取得部261は、行L211およびL212に示される変数SOUNDのように、ユーザ操作に応じて値を設定される二値変数や、行L213およびL214に示される変数VELOCITYのように、ユーザ操作に応じて値を増減される変数を、反対の処理を示す変数として抽出する。これにより、反対処理取得部261は、反対の処理をアプリケーションプログラムから取得する。
【0072】
なお、反対処理取得部261がアプリケーションプログラムから反対の処理を取得する場合、図7で説明した設定画面では、例えば、第1処理の名称として、変数名+「ON」や、変数名+「増」を用いることができる。また、第2処理の名称として、変数名+「OFF」や、変数名+「減」を用いることができる。
例えば、変数SOUNDに対して、第1処理の名称を「SOUND ON」、第2処理の名称を「SOUND OFF」として、第1表示部111が第1表示画面に表示する。また、変数VELOCITYに対して、第1処理の名称を「VELOCITY増」、第2処理の名称を「VELOCITY減」として、第1表示部111が第1表示画面に表示する。
また、表示画面におけるタッチ領域の位置に関しては、例えば、表示領域の左端近くや上端近くなどに、複数の領域を予め設定しておき、反対処理取得部261が、抽出した反対処理に対して、予め設定されている位置を順に割り当てるようにする。
【0073】
次に、図11および図12を参照して、携帯端末装置100の動作について説明する。
図11は、反対処理取得部261が反対の処理をアプリケーションプログラムから取得する際の、携帯端末装置100の処理手順の例を示すフローチャートである。例えば、携帯端末装置100は、新たなアプリケーションプログラムを取得(例えばダウンロード)した際に、同図の処理を開始する。
【0074】
同図の処理において、まず、反対処理取得部261がアプリケーションプログラムを取得する(ステップS101)。例えば、無線通信部150の受信データから通信制御部250がアプリケーションプログラムを抽出してアプリケーション処理部260に出力し、反対処理取得部261は、当該アプリケーションプログラムを取得する。
次に、反対処理取得部261は、図9で説明したように、ステップS101で取得したアプリケーションプログラムから、互いに反対の処理を抽出(取得)する(ステップS102)。
【0075】
そして、反対処理取得部261は、ステップS102で抽出した互いに反対の処理について第2処理のタッチ領域を第1処理のタッチ領域(アイコン表示領域)に対向する領域に設定するか否かの設定を受け付けるための設定画面の画像データを生成して表示制御部210に出力することで、当該設定画面を第1表示部111の表示画面(第1表示画面)に表示させる(ステップS103)。
【0076】
そして、第1操作入力部121が、第2処理のタッチ領域を第1処理のタッチ領域(アイコン表示領域)に対向する領域に設定するか否かの設定操作(ユーザ選択)を受け付ける(ステップS104)。具体的には、第1操作入力部121は、図7の領域A213やA223などのように、フラグに対応付けられた領域へのタッチ操作を受け付ける。
そして、反対処理取得部261は、図7で説明したように、第1操作入力部121の受け付ける操作に基づいて設定フラグの値を設定する。
【0077】
そして、携帯端末装置100は、設定画面の表示終了など、設定終了時の処理を行い(ステップS105)。その後、同図の処理を終了する。
【0078】
図12は、アプリケーション処理部260がアプリケーションプログラムを実行する際の、携帯端末装置100の処理手順の例を示すフローチャートである。携帯端末装置100は、例えばアプリケーション実行を指示するユーザ操作を受け付けると、同図の処理を開始する。
同図の処理において、まず、アプリケーション処理部260は、アプリケーションプログラムに含まれる互いに反対の処理を取得する(ステップS201)。
【0079】
次に、アプリケーション処理部260は、第1表示部111の表示画面(第1表示画面)に、第1処理のアイコンや、第1表示画面に表示するよう設定されている第2処理のアイコンを表示させ、これらアイコンの表示領域をタッチ領域に設定する(ステップS202)。例えば、アプリケーション処理部260は、図6に示す反対処理データおよび図7における設定に基づいて、図8に示すアイコンを第1表示画面に表示させ、また、アイコンの表示領域をタッチ領域に設定する。
【0080】
また、アプリケーション処理部260は、第2表示部112の表示画面(第2表示画面)に、第1処理のアイコン表示領域に対向する領域に設けるよう設定されている第2処理のタッチ領域を設定する(ステップS203)。例えば、アプリケーション処理部260は、図6に示す反対処理データおよび図7における設定に基づいて、図9に示すタッチ領域を第2表示画面に設定する。
また、アプリケーション処理部260は、アイコン以外の初期画面を第1表示画面に表示させるなど、ステップS202およびS203で行った処理以外の初期設定処理を行う(ステップS204)。
【0081】
次に、入力処理部220は、第1操作入力部121または第2操作入力部122が、タッチ操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS205)。タッチ操作を受け付けたと判定した場合(ステップS205:YES)、入力処理部220は、タッチ操作の行われたタッチ領域に応じた信号をアプリケーション処理部260に出力する(ステップS211)。
そして、アプリケーション処理部260は、入力処理部220から出力される信号に基づいて、タッチ操作がアプリケーションの終了を指示する操作か否かを判定する(ステップS211)。アプリケーションの終了を指示する操作であると判定した場合(ステップS211:YES)、アプリケーション画面の表示終了など、アプリケーション終了時の処理を行う(ステップS221)。その後、同図の処理を終了する。
【0082】
一方、アプリケーションの終了を指示する操作でないと判定した場合(ステップS211:NO)、アプリケーション処理部260は、アプリケーションプログラムにおける処理を実行する(ステップS231)。例えば、アプリケーション処理部260は、入力処理部220から出力された信号をバッファに格納し、アプリケーションプログラムの1ステップを実行する。
その後、ステップS205に戻る。
【0083】
一方、ステップS205において、第1操作入力部121または第2操作入力部122がタッチ操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS205:NO)、ステップS231に進み、例えば、アプリケーション処理部260が、アプリケーションプログラムの1ステップを実行する。
【0084】
以上のように、入力処理部220は、第1表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域へのタッチ操作と、第2表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる入力操作として受け付ける。これにより、携帯端末装置100は、第1表示画面を大型化せずとも、第1表示画面と第2表示画面とを用いて複数の入力操作を受け付けることができる。従って、携帯端末装置100の大型化を抑制しつつ操作性を向上させることができる。
また、入力操作部220が、単に互いに異なる入力操作ではなく、対になる入力操作を受け付けることで、ユーザは、第1表示画面に表示された対象アイコンを見て、第2表示画面へのタッチ操作にて実行可能な対になる入力操作を、容易に連想し得る。
【0085】
また、入力処理部220は、第1表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域へのタッチ操作と、第2表示画面にて行われる対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、反対の処理を指示する入力操作として受け付ける。このように、対象アイコン(第1処理のアイコン)の表示領域に対向する領域に、第2処理のタッチ領域が設定されることで、ユーザは、対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチによって実行される処理を容易に把握することができる。
【0086】
また、反対処理取得部261が、互いに反対の処理となる第1処理および第2処理を取得することで、アプリケーション処理部260は、対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチにて行う処理を的確に設定し得る。
特に、反対処理取得部261が、アプリケーションプログラムから、互いに反対の処理を抽出することにより、アプリケーション処理部260は、反対処理データを必要とせずに、対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチにて行う処理を的確に設定し得る。
【0087】
なお、表示制御部210が、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されているアイコンとして、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されていないアイコンと異なる属性を有するアイコンを、第1表示部111の第1表示画面に表示させるようにしてもよい。
図13は、表示制御部210が第1表示画面に表示させる、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されているアイコンの例を示す説明図である。
【0088】
同図(a)は、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されているアイコンの一例を示す。一方、同図(b)は、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されていないアイコンの一例を示す。同図(b)の例では、「音量−」のタッチ領域も第1表示画面に設定されているため、「音量+」のアイコンの表示領域に対向する領域は、対になる入力操作のタッチ領域として設定されていない。
これら同図(a)および(b)に示す例では、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されているか否かに応じて、属性として斜線の有無の異なるアイコンが表示されている。
【0089】
このように、表示制御部210が、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されているアイコンとして、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されていないアイコンと異なる属性を有するアイコンを、第1表示部111の第1表示画面に表示させることで、ユーザは、対向する領域へのタッチ操作の可否を、容易に把握することができる。
なお、表示制御部210が用いる上記の属性は、斜線の有無に限らない。例えば、文字色や枠線の太さやアイコンの大きさなど、表示制御部210は、様々な属性を用いることができる。
【0090】
なお、表示制御部210が、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されているアイコンとして、当該対になる入力操作の両方を示すアイコンを、第1表示画面に表示させるようにしてもよい。
図13(c)および(d)は、いずれも、対になる入力操作の両方を示すアイコンの例を示す。同図(c)の例では、第1表示画面側で受け付けるタッチ操作をアイコンの左側に表示し、第2表示画面側で受け付けるタッチ操作をアイコンの右側に表示するように、予め設定されており、表示制御部は、当該設定に従ったアイコンを第1表示画面に表示させている。また、同図(d)の例では、第1表示画面側で受け付けるタッチ操作を括弧無しで表示し、第2表示画面で受け付けるタッチ操作を括弧でくくって表示している。
【0091】
このように、表示制御部210が、対向する領域が対になる入力操作のタッチ領域として設定されているアイコンとして、当該対になる入力操作の両方を示すアイコンを、第1表示画面に表示させることで、ユーザは、対向する領域へのタッチ操作の可否を、容易に把握することができ、さらに、第1表示画面側、第2表示画面側のそれぞれで行える入力操作を、より確実に把握することができる。
【0092】
なお、第1表示画面側で受け付けるタッチ操作と、第2表示画面側で受け付けるタッチ操作とを区別して、表示制御部210がアイコンを表示させる方法は、左右など表示位置による区別や、括弧の有無による区別に限らない。例えば、文字色が異なるなど、様々な区別方法で区別されたアイコンを、表示制御部210が第1表示画面に表示させることができる。
【0093】
なお、携帯端末装置100が、互いに対向する領域の各々を、対になる文字種の文字入力操作のタッチ領域に設定するようにしてもよい。
図14は、互いに対向する領域が、対になる文字種の文字入力操作のタッチ領域に設定された表示画面の例を示す説明図である。
【0094】
同図(a)は、第1表示画面に設定される文字入力画面の例を示しており、領域A401は、入力および変換された文字列である入力文字列の表示領域である。また、領域A411〜A421の各々は、平仮名の入力操作を受け付けるタッチ領域である。各タッチ領域には、受け付ける入力を示すアイコンが表示されている。
例えば、領域A411は、平仮名のあ行の入力操作を受け付ける領域であり、あ行を示すアイコンが表示されている。
【0095】
一方、図14(b)は、第2表示画面に表示される文字入力画面の例を示しており、領域A501は、領域A401と同じ入力文字列の表示領域である。また、領域A511〜A521の各々は、片仮名の入力操作を受け付けるタッチ領域である。例えば、領域A511は、片仮名のア行の入力操作を受け付ける領域であり、ア行を示すアイコンが表示されている。
【0096】
ここで、領域A511は、領域A411に対向する領域である。このように、第1表示画面に設定されたタッチ領域A411〜A421の各々に対して、第2表示画面において対向する領域に、同一の入力操作(例えば、あ行の入力操作)を、対になる文字種(例えば、平仮名に対する片仮名)で受け付けるタッチ領域が設定されている。
【0097】
以上のように、第1表示画面には対象アイコンが表示されて、当該対象アイコンの表示領域は、対象アイコンに応じた文字入力のタッチ領域に設定されている。また、第2表示画面には、第1表示画面に設定されたタッチ領域に対向する領域に、第1表示画面にて受け付ける文字入力と対になる文字種の文字入力を受け付けるタッチ領域が設定されている。
すなわち、入力処理部220は、第1表示画面にて行われる、対象アイコンの表示領域へのタッチ操作と、第2表示画面にて行われる、対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる文字種の文字入力操作として受け付ける。
これにより、ユーザは、対象アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチによって実行される処理を容易に把握することができる。例えば、ユーザは、平仮名のあ行を示すアイコンの表示された領域A411に対向する領域A511が、片仮名のア行の文字入力を受け付けるタッチ領域であることを、容易に把握することができる。
【0098】
なお、図14(b)では、第2表示部112が入力文字列や、タッチ領域に応じたアイコンを表示しているが、これらの表示を行わないようにしてもよい。この場合でも、ユーザは、第1表示画面に表示されたアイコンを参照して、第2表示画面に設定されたタッチ領域を把握することができる。
第2表示部112が表示を行わないようにすることで、画面表示を行うための処理を軽減し、携帯端末装置100の消費電力を削減することができる。
一方、第2表示部112が表示を行うようにすることで、ユーザは、アイコンを参照してタッチ領域を確認しながら文字入力操作を行うことができる。
【0099】
なお、制御部180の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0100】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【符号の説明】
【0101】
100 携帯端末装置
111 第1表示部
112 第2表示部
121 第1操作入力部
122 第2操作入力部
131 音声入力部
132 音声出力部
140 撮像部
150 無線通信部
180 制御部
190 記憶部
210 表示制御部
220 入力処理部
230 音声処理部
240 撮像制御部
250 通信制御部
260 アプリケーション処理部
261 反対処理取得部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向する第1表示画面および第2表示画面と、
前記第1表示画面にアイコンを表示させる表示制御部と、
前記第1表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域へのタッチ操作と、前記第2表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる入力操作として受け付ける入力処理部と、
を具備することを特徴とする携帯型電子機器。
【請求項2】
前記入力処理部は、前記第1表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域へのタッチ操作と、前記第2表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、反対の処理を指示する入力操作として受け付けることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
【請求項3】
互いに反対の処理となる第1処理および第2処理を取得する反対処理取得部を具備し、
前記入力処理部は、前記第1表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域へのタッチ操作を、前記反対処理取得部の取得した前記第1処理を指示する入力操作として受け付け、前記第2表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作を、前記反対処理取得部の取得した前記第2処理を指示する入力操作として受け付けることを特徴とする請求項2に記載の携帯型電子機器。
【請求項4】
前記反対処理取得部は、ユーザ操作に応じて値を設定される二値変数、または、ユーザ操作に応じて値を増減される変数のうち、少なくともいずれか一方をプログラムから抽出することで、前記互いに反対の処理となる第1処理および第2処理を取得することを特徴とする請求項3に記載の携帯型電子機器。
【請求項5】
前記表示制御部は、対向する領域が前記対になる入力操作のタッチ領域として設定されているアイコンとして、対向する領域が前記対になる入力操作のタッチ領域として設定されていないアイコンと異なる属性を有するアイコンを、前記第1表示画面に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯型電子機器。
【請求項6】
前記表示制御部は、対向する領域が前記対になる入力操作のタッチ領域として設定されているアイコンとして、当該対になる入力操作の両方を示すアイコンを、前記第1表示画面に表示させることを特徴とする請求項5に記載の携帯型電子機器。
【請求項7】
前記入力処理部は、前記第1表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域へのタッチ操作と、前記第2表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる文字種の文字入力操作として受け付けることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
【請求項8】
互いに対向する第1表示画面および第2表示画面を具備する携帯型電子機器の入力操作受付方法であって、
前記第1表示画面にアイコンを表示させる表示制御ステップと、
前記第1表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域へのタッチ操作と、前記第2表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる入力操作として受け付ける入力処理ステップと、
を具備することを特徴とする入力操作受付方法。
【請求項9】
互いに対向する第1表示画面および第2表示画面を具備する携帯型電子機器を制御するコンピュータに、
前記第1表示画面にアイコンを表示させる表示制御ステップと、
前記第1表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域へのタッチ操作と、前記第2表示画面にて行われる前記アイコンの表示領域に対向する領域へのタッチ操作とを、対になる入力操作として受け付ける入力処理ステップと、
を実行させるためのプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−73352(P2013−73352A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−210975(P2011−210975)
【出願日】平成23年9月27日(2011.9.27)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【出願人】(303013763)NECエンジニアリング株式会社 (651)
【Fターム(参考)】