説明

携帯情報端末拡張システム、およびそれに用いる携帯情報端末、外部機器

【課題】十分な係合力を発揮するとともに、突起に使用者の指や他の物品が引っ掛かるのを防ぐ。
【解決手段】外部機器30、40の本体31、41の両端部にレバー部材70、70を有する構成とし、筐体11をレバー部材70、70で挟み込むようにして保持する。そして、レバー部材70の先端部に形成された係合凹部73と、筐体11側の凹部24に設けられた係合突起25とを係合させることで、外部機器30、40を十分な係合力で携帯情報端末に装着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の携帯情報端末と、携帯情報端末に着脱可能に接続される外部機器と、からなる携帯情報端末拡張システム、およびそれに用いる携帯情報端末、外部機器に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話端末をはじめとする各種通信端末や、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、音楽再生機器、等の各種携帯端末機器において、筐体側面に、外部のアナログ機器やデジタル機器との接続、信号の入出力、給電等のためにジャックやコネクタ等のインターフェイスコネクタが設けられている。
このようなインターフェイスコネクタは、筐体側面に、予め定められた規格に対応した凹部状の雌コネクタが設けられ、この雌コネクタに、外部機器と接続するための雄コネクタが挿入・嵌合される。
【0003】
ここで、雌コネクタと雄コネクタが嵌合した状態において、これらが不用意に抜けてしまうのを防ぐ必要がある。雌コネクタと雄コネクタとが不用意に抜けてしまうと、信号の入出力や給電が行えなくなってしまうからである。
そこで、特許文献1〜3には、雄コネクタのハウジングの両側に突出する弾性突起を設け、この弾性突起が雌ハウジングに形成された凹部に係合することで、雄コネクタが雌コネクタから抜け出てしまうのを防ぐ構成が開示されている。
【0004】
また、特許文献4には、雌コネクタの両側に、雄コネクタ側に向けて延びる一対の弾性片を有し、これら弾性片の内側に突起が形成された構成が開示されている。このような構成によれば、弾性片の突起が、雌コネクタのハウジングの両側に形成された凹部に嵌まり込むことで、雄コネクタが雌コネクタから抜け出してしまうのを防ぐ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−02248号公報
【特許文献2】特開2004−356029号公報
【特許文献3】実用新案登録第3045385号公報
【特許文献4】実用新案登録第3110650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1〜3に記載のように、雄コネクタのハウジングの両側に突出する弾性突起を設け、この弾性突起を雌コネクタに形成された凹部に係合させる構成においては、弾性突起は雌コネクタよりも小さくならざるを得ず、十分な係合力を発揮できないという問題がある。
【0007】
また、イヤフォンやマイク用のジャック等は、旧来より用いられている寸法規格等が存在するため、弾性突起等を設けることができない場合もある。特に、1本のピン状のジャックの場合、雌コネクタに挿入したジャック自体が回転しやすく、固定を行うことすら困難である。
【0008】
また、特許文献4に記載の構成では、雄コネクタ側に向けて延びる一対の弾性片を有し、これら弾性片の内側に突起が形成されている。したがって、この突起に使用者の指や他の物品などが引っ掛かりやすいという問題もある。
そこでなされた本発明の目的は、十分な係合力を発揮するとともに、突起に使用者の指や他の物品が引っ掛かるのを防ぐことができる携帯情報端末拡張システム、およびそれに用いる携帯情報端末、外部機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明は、携帯情報端末と、携帯情報端末に着脱可能に接続される外部機器と、からなる携帯情報端末拡張システムであって、携帯情報端末の筐体の側面に設けられ、外部機器と接続するためのコネクタ受容部と、筐体においてコネクタ受容部が形成された側面の両端部に形成された凹部またはスリットと、外部機器において携帯情報端末の側面に対向する側から突出して設けられ、携帯情報端末のコネクタ受容部に接続されるコネクタと、外部機器において、コネクタの両側に設けられ、携帯情報端末に対向する側に突出し、互いに接近・離間するよう少なくとも一方が可動とされた一対のレバー部材と、を備え、一対のレバー部材の先端部の内側面に係合凹部が形成されるとともに、凹部またはスリットに、レバー部材の係合凹部に係合する係合突起が設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、上記のような携帯情報端末拡張システムに用いられる携帯情報端末であって、携帯情報端末の筐体の側面に設けられ、外部機器と接続するためのコネクタ受容部と、筐体においてコネクタ受容部が形成された側面の両端部に形成され、外部機器に設けられたレバー部材の先端部が収容可能な凹部またはスリットと、凹部またはスリットに設けられ、レバー部材の先端部に係合する係合突起と、を備えることを特徴とすることもできる。
【0011】
本発明は、上記したような携帯情報端末拡張システムに用いられる外部機器であって、外部機器の本体と、本体から一方向に延びるよう設けられたコネクタと、本体において、コネクタを挟んだ両端部に設けられ、互いに接近・離間するよう少なくとも一方が可動とされた一対のレバー部材と、レバー部材の先端部の内側面に形成された係合凹部と、を備えることを特徴とすることもできる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、外部機器のコネクタを携帯情報端末のコネクタ受容部に接続した状態で、外部機器に設けられた一対のレバー部材を、携帯情報端末に形成された凹部またはスリットに係合させることにより、外部機器を携帯情報端末に確実に接続することができる。特に、ピン状のコネクタを用いた場合にも、レバー部材により外部機器を携帯情報端末に確実に係合・固定できる。このとき、係合突起は携帯情報端末の凹部またはスリットに設けられているので、係合突起を十分な大きさに形成することができ、外部機器と携帯情報端末を十分な係合力で接続することができる。
そして、一対のレバー部材の先端部の内側面に係合凹部が形成されているので、突起等がレバー部材の先端部から突出することがなく、ユーザが指等を引っかけるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施形態における携帯情報端末の構成を示す図であり、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は(b)の下面図である。
【図2】携帯情報端末に形成された凹部および係合突起を示す拡大断面図である。
【図3】携帯情報端末と、携帯情報端末に接続される外部機器を示す図である。
【図4】外部機器に設けられたレバー部材の動作を示す図である。
【図5】他の実施形態を示す図である。
【図6】さらに他の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明による携帯情報端末拡張システム、およびそれに用いる携帯情報端末、外部機器を実施するための最良の形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【0015】
図1に示すように、携帯情報端末10は、いわゆるスマートフォンであり、折り畳み機能を有さない一体型で、筐体11の一面側に表示部12を有している。
表示部12は、ディスプレイの表面にタッチパネル14を積層したもので、タッチパネル14の操作により携帯情報端末10の操作が行えるようになっている。
また、表示部12の周囲には、押しボタン15等の操作キーと、音声入力のためのマイク16と、音声出力のためのスピーカ17と、を有する。
【0016】
筐体11および表示部12は、一方向に長い長方形状をなしている。
そして、筐体11の短手方向の側面11aの中央部には、インターフェイスコネクタとして、例えばイヤフォンまたはマイクのジャックが挿入・接続可能なイヤフォン・マイクジャック受容部(コネクタ受容部)21が設けられ、側面11aに対向する他の側面11bの中央部には、マイクロUSB規格の雄コネクタを受容する雌コネクタ(コネクタ受容部)22が設けられている。
【0017】
側面11a、側面11bの両端部には、凹部(またはスリット)24がそれぞれ形成されている。
図2に示すように、この凹部24は、側面11a、11bに隣接する長手方向の側面11c、11dに平行な面24aを有している。
凹部24の面24aには、面24aに直交する方向に突出する係合突起25が形成されている。係合突起25は、側面11a、11b側から離間する方向に、面24aからの突出高さが漸次増大するよう傾斜面25aを有して形成されている。
【0018】
なお、長手方向の側面11c、11dには、他の様々なインターフェイスコネクタやスイッチ等を適宜配置することができる。
【0019】
本実施形態の携帯情報端末拡張システムにおいては、上記のような携帯情報端末10には、様々な外部機器が選択的に着脱可能とされている。
以下に、外部機器の例を示す。
図3に示すように、携帯情報端末10には、外部機器30、40が接続可能とされている。例えば、外部機器30を、スピーカ(音声再生部)38を有するオーディオ装置とし、外部機器40を、マイクロUSB規格の雄コネクタ42を有するフラッシュメモリ(データ記憶部)とすることができる。もちろん、外部機器30、40は、上記以外の機能を有するものとすることができる。
【0020】

外部機器30は、筐体11の短手方向の側面11aとほぼ同じ幅を有した本体31と、本体31において、筐体11の側面11aに対向する面31aの中央部から突出形成されたイヤフォン・マイクジャック32と、本体31の両端部に設けられたレバー部材70、70と、を有する。
【0021】
また、外部機器40は、筐体11の短手方向の側面11bとほぼ同じ幅を有した本体41と、本体41において、筐体11の側面11bに対向する面41aの中央部から突出形成されたマイクロUSB規格の雄コネクタ42と、本体41の両端部に設けられたレバー部材70、70と、を有する。
【0022】
本体31、41の両端部に設けられた一対のレバー部材70、70は、その少なくとも一方が可動とされて先端部70a、70aが互いに接近・離間することで、開閉動作できるようになっている。
図4(a)、(b)に示すように、可動側のレバー部材70は、本体31、41に、ピン71等を中心として回転可能に設けられている。本体31、41には、レバー部材70を収容する収容溝35、45が形成されており、この収容溝35、45の底面にレバー部材70が突き当たることによって、レバー部材70、70は、先端部70a、70aどうしが接近した状態(閉じた状態)で互いに平行になるよう設けられている。
また、レバー部材70は、ピン71から他端部70bに向けて、その幅が漸次小さくなるよう傾斜面70cが形成されている。図4(b)に示すように、レバー部材70がピン71を中心として回転し、先端部70a、70aどうしが離間した状態となったときに、傾斜面70cが収容溝35、45の底面に突き当たるか近接する。
また、レバー部材70の他端部70bは、本体31、41から筐体11に対向する側とは反対側に向けて一定寸法突出するよう設けられている。
【0023】
また、レバー部材70と本体31、41との間には、コイルばね等の弾性部材(図示無し)が設けられており、これによって通常時は、レバー部材70が互いに平行になるよう付勢されている。
【0024】
また、レバー部材70の先端部70aの内側面70dには、係合凹部73が形成され、この係合凹部73に、筐体11の凹部24の面24aに設けられた係合突起25が嵌り込むようになっている。
【0025】
このような外部機器30、40は、図4(c)に示すように、本体31、41を筐体11の側面11a、11bに突き当たらせた状態で、イヤフォン・マイクジャック32、マイクロUSB規格の雄コネクタ42が、イヤフォン・マイクジャック受容部21、雌コネクタ22に挿入・接続される。またこの状態で本体31、41の両端部のレバー部材70、70は、それぞれ、筐体11の凹部24に嵌まり込み、先端部70a、70aの内側面70d、70dが凹部24の面24aに対向する。さらには、レバー部材70の係合凹部73には、係合突起25が嵌り込む。
【0026】
上記のように、外部機器30、40を筐体11に装着するに際しては、ユーザが、本体31、41の両端部から突出したレバー部材70、70の他端部70b、70bを挟み込むことで、可動側のレバー部材70を回動させ、図4(b)に示すように、先端部70a、70aを開いた状態とする。そして、本体31、41が筐体11の側面11a、11bに突き当たった後に挟み込みを解除し、図4(c)に示すように、可動側のレバー部材70を回動させて先端部70a、70aを閉じるようにする。
また、レバー部材70、70の先端部70a、70aを閉じたままの状態としておき、外部機器30、40を筐体11の側面11a、11bに押し付けるようにして装着することも可能である。この場合、レバー部材70、70の先端部70a、70aが凹部24の係合突起25の傾斜面25aに乗り上げることで、レバー部材70、70の先端部70a、70aが開き、レバー部材70の係合凹部73に係合突起25が嵌り込んだ後に、レバー部材70、70の先端部70a、70aが弾性部材(図示無し)の付勢力により自動的に閉じる。
【0027】
また、筐体11に装着された外部機器30、40を取り外すときには、ユーザが、図4(d)に示すように、本体31、41の両端部から突出したレバー部材70、70の他端部70b、70bを挟み込むことで、可動側のレバー部材70を回動させて先端部70a、70aを開く。すると、係合凹部73と係合突起25との係合が解除されるので、その後に本体31、41を筐体11の側面11a、11bから離間する方向に引き抜けば良い。
【0028】
上述したようにして、外部機器30、40の本体31、41の両端部にレバー部材70、70を有する構成とすることで、筐体11をレバー部材70、70で挟み込むようにして保持することができる。このとき、筐体11側の係合突起25は、凹部24の内方に形成されているため、十分な大きさに形成することができる。したがって、レバー部材70の先端部に形成された係合凹部73と、筐体11側の凹部24の係合突起25とを係合させることで、外部機器30、40を十分な係合力で携帯情報端末10に装着することができる。その結果、イヤフォン・マイクジャック32、マイクロUSB規格の雄コネクタ42の接続を確実に保持することができる。
特に、ピン状で従来は固定を行うことすら困難であったイヤフォン・マイクジャック32についても、係合・固定を確実に行うことができる。
そして、レバー部材70には突起が形成されることなく、係合凹部73が形成されているのみであり、また、係合突起25は凹部24の内方に形成されているため、筐体11から外方に突出するものがない。したがって、係合突起25やレバー部材70がユーザの指等に引っ掛かるのを防ぐことができる。
【0029】
また、レバー部材70の先端部に形成された係合凹部73と、筐体11側の凹部24の係合突起25とが係合した状態では、筐体11に形成された凹部24内にレバー部材70の先端部70aが収容されているため、レバー部材70が外方に突出することもない。
【0030】
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
上記実施形態においては、外部機器30を、スピーカ38を有するオーディオ装置とし、外部機器40を、マイクロUSB規格の雄コネクタ42を有するフラッシュメモリとしたが、本実施形態においては、外部機器を、オーディオ機能付ボタン入力装置とする。
すなわち、図5に示すように、本実施形態における外部機器50A、50Bは、本体51、52に、操作入力用のボタン(操作部)B1〜B6が備えられている。
【0031】
そして、外部機器50Aは、上記実施形態の外部機器30と同様、イヤフォン・マイクジャック32を介して携帯情報端末10に接続され、外部機器50Bは、上記実施形態の外部機器40と同様、マイクロUSB規格の雄コネクタ42を介して携帯情報端末10に接続される。
また、外部機器50Aと50Bは、接続ケーブル54により接続され、外部機器50AのボタンB1〜B3の操作信号が、外部機器50Bを介して携帯情報端末10に入力されるようになっている。
外部機器50Aには、イヤフォン53等が接続可能とされ、携帯情報端末10から出力される音声信号は、イヤフォン・マイクジャック32、外部機器50Aを介し、イヤフォン53から出力できるようになっている。
【0032】
このような外部機器50A、50Bは、上記実施形態の外部機器30、40と同様、レバー部材70、70が備えられ、携帯情報端末10の筐体11に確実に接続・固定できるようになっている。
【0033】
外部機器50A、50Bを接続した携帯情報端末10においては、外部機器50A、50BのボタンB1〜B6の操作に基づいて携帯情報端末10を操作することができ、音声は、イヤフォン53から出力することができる。つまり、外部機器50A、50Bを携帯情報端末10に組み合わせることによって、携帯情報端末10を、ゲーム機等として用いることが可能となる。
【0034】
このような構成においては、外部機器50A、50BのボタンB1〜B6を操作することによって、タッチパネル14を操作することなく携帯情報端末10を操作することができ、当然、タッチパネル14の操作時に表示部12がユーザの指に遮られて見えなくなるという問題を回避することができる。
【0035】
また、外部機器30、40は、例えば、バッテリとすることもできる。図6は、その例である。
この図6に示すように、外部機器50Cの本体55をバッテリ部とすることができる。この場合、外部機器50Cは、上記実施形態に示した例えば外部機器30と同様、レバー部材70、70を備えている。外部機器50Cの本体55と筐体11との接続は、いかなる形式のコネクタを用いても良い。
【0036】
このような構成によれば、携帯情報端末10の筐体11にバッテリからなる外部機器50Cを直接接続して一体化することができ、外部機器50Cを接続した状態における可搬性を高めることができる。
【0037】
上記実施形態においては、
【0038】
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0039】
10 携帯情報端末
11 筐体
11a 側面
11b 側面
11c 側面
12 表示部
14 タッチパネル
15 ボタン
16 マイク
17 スピーカ
21 イヤフォン・マイクジャック受容部(コネクタ受容部)
22 雌コネクタ(コネクタ受容部)
24 凹部
24a 面
25 係合突起
25a 傾斜面
30 外部機器
31 本体
31a 面
32 イヤフォン・マイクジャック
33 レバー部材
35 収容溝
38 スピーカ(音声再生部)
39 接続ケーブル
40 外部機器
41 本体
41a 面
42 雄コネクタ
43 レバー部材
50A、50B、50C 外部機器
52、53、55 本体
70 レバー部材
70a 先端部
70b 他端部
70c 傾斜面
70d 内側面
71 ピン
73 係合凹部
B1〜B6 ボタン(操作部)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯情報端末と、前記携帯情報端末に着脱可能に接続される外部機器と、からなる携帯情報端末拡張システムであって、
前記携帯情報端末の筐体の側面に設けられ、前記外部機器と接続するためのコネクタ受容部と、
前記筐体において前記コネクタ受容部が形成された前記側面の両端部に形成された凹部またはスリットと、
前記外部機器において前記携帯情報端末の前記側面に対向する側から突出して設けられ、前記携帯情報端末のコネクタ受容部に接続されるコネクタと、
前記外部機器において、前記コネクタの両側に設けられ、前記携帯情報端末に対向する側に突出し、互いに接近・離間するよう少なくとも一方が可動とされた一対のレバー部材と、を備え、
一対の前記レバー部材の先端部の内側面に係合凹部が形成されるとともに、前記凹部または前記スリットに、前記レバー部材の係合凹部に係合する係合突起が設けられていることを特徴とする携帯情報端末拡張システム。
【請求項2】
前記係合凹部に前記係合突起が係合した状態では、前記筐体の前記凹部または前記スリットに、前記レバー部材の先端部が収容されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末拡張システム。
【請求項3】
前記外部機器は、前記コネクタを前記コネクタ受容部に接続した状態で、前記携帯情報端末から出力される音声信号を再生する音声再生部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯情報端末拡張システム。
【請求項4】
前記外部機器は、前記コネクタを前記コネクタ受容部に接続した状態で、前記携帯情報端末から出力されるデータを記憶するデータ記憶部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯情報端末拡張システム。
【請求項5】
前記外部機器は、前記コネクタを前記コネクタ受容部に接続した状態で、前記携帯情報端末を操作するための操作信号を出力する操作部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯情報端末拡張システム。
【請求項6】
前記外部機器は、前記コネクタを前記コネクタ受容部に接続した状態で、前記携帯情報端末に給電するバッテリ部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯情報端末拡張システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の携帯情報端末拡張システムに用いられる携帯情報端末であって、
前記携帯情報端末の筐体の側面に設けられ、外部機器と接続するためのコネクタ受容部と、
前記筐体において前記コネクタ受容部が形成された前記側面の両端部に形成され、前記外部機器に設けられたレバー部材の先端部が収容可能な凹部またはスリットと、
前記凹部または前記スリットに設けられ、前記レバー部材の先端部に係合する係合突起と、
を備えることを特徴とする携帯情報端末。
【請求項8】
請求項1から6のいずれか一項に記載の携帯情報端末拡張システムに用いられる外部機器であって、
前記外部機器の本体と、
前記本体から一方向に延びるよう設けられたコネクタと、
前記本体において、コネクタを挟んだ両端部に設けられ、互いに接近・離間するよう少なくとも一方が可動とされた一対のレバー部材と、
前記レバー部材の先端部の内側面に形成された係合凹部と、
を備えることを特徴とする外部機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−21393(P2013−21393A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−150800(P2011−150800)
【出願日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】