説明

携帯情報端末装置、及び、この装置における表示制御方法

【課題】電話帳に登録された電話帳データに通信相手に係るデジタルカメラ画像も登録されていた場合には、そのデジタルカメラ画像を自動的にチャットのような特定の会話形態での通信専用のメッセージ表示画面に表示するためにも適用することができる携帯情報端末装置、及び、この装置における表示制御方法を提供する。
【解決手段】チャット機能を実現するために通常のメールの送受信画面とは別にチャット専用のメッセージ表示画面を有する携帯電話機において、チャット専用のメッセージ表示画面内に電話帳に登録されたメールアドレスを検索し、検索した結果、デジタルカメラ画像も登録されていた場合、前述のデジタルカメラ画像を自動的にチャット専用のメッセージ表示画面に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯情報端末装置、及び、この装置における表示制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話機やPDA等の携帯情報端末装置においては、通信の内容を表示器に表示する機能が備えられている。この表示を見易いものとするための提案もなされている。例えば、携帯電話のショートメッセージの内容を大画面で見やすく見ることができるようにするために、 テレビ受信機を、テレビ受信機能部、携帯電話機能部、及び、制御部を含む構成とし、携帯電話機能部でショートメッセージが受信されたときには、制御部は、着信音を出力させ、LEDを点滅させた後、そのメッセージをテレビ画面にスクロール表示するといった技術も提案されている(特許文献1)。
【0003】
また、通信端末機にデジタルカメラでなるカメラ部と携帯電話部とを備え、デジタルカメラで撮影した画像をメモリに格納し、所要に応じて携帯電話部の制御下で表示装置に表示することができるようにした技術も提案されている(特許文献2)。
【0004】
更にまた、画像入力手段により入力した画像データを第1の記憶手段に記憶し、識別情報付与手段により、この画像データと電話番号入力手段により入力した電話番号とをリンクさせる識別情報を付与し、この識別情報と電話番号と画像データとのリンクを示すリストを第2の記憶手段に記憶し、前記画像データを画面表示制御手段によって所定の画面に表示させ、この表示から選ばれた画像に対応する第2の記憶手段に記憶された電話番号に電話をかけるようにしたことを特徴とするデータ処理装置も既に開示されている(特許文献3)。
【0005】
また、画像情報を電話番号などの文字情報に関連付けて自動的に電話帳に登録できるようにし、ユーザーが画像情報と電話番号を関連付けて電話帳に登録するという手間がはぶけるようにした技術も既に提案されている(特許文献4)。
【0006】
更に、電話をかけてきた相手の人物などの画像を表示できる携帯型電話機も提案されている。これは、特定の相手の電話番号を登録番号として登録し、また、デジタルカメラなどから人物の静止画像のデータをフラッシュメモリに蓄積し、各画像データに登録番号を対応づけ登録番号テーブルとしてRAMに記憶しておく。着呼の際に添付された発信者の電話番号と登録番号テーブルとを比較参照して当該電話番号が登録番号に一致するか調べた結果、一致した登録番号に対応する画像データを読み出しディスプレイへ出力するというものである(特許文献5)。
【0007】
更にまた、着信時にディスプレイの表示色によって通話相手を階層別に識別する機能を備えた携帯電話機も提案されている。これは、ディスプレイ画面の表示色を複数切替えて表示出来るようにした携帯電話において、電話帳リストに、通話相手IDと共に該当する通話相手IDに対応する表示色を登録しておき、受信時に検出された発信者IDと電話帳に登録された通話相手IDとを照合して、ディスプレイの表示色を一致するIDの表示色に切替えるように構成したものである(特許文献6)。
【0008】
また、着信時やメールの受信時に、通信相手を容易に認識することが可能で、利便性の高い移動無線端末装置を提供しようとする技術も提案されている。これは、通信相手の名称と、電話番号と、電子メールアドレスとを対応づけて電話帳データとして電話帳データ記憶エリアに記憶する他に、着信時やメールの受信時の報知動作に用いる画像データの識別情報と、着信音や着信メロディの識別情報と、背景色の識別情報と、振動体の振動パターンの識別情報を対応づけて記憶する。画像データ記憶エリアには、画像データをそれぞれ識別情報に対応づけて記憶し、着信音データ記憶エリアには、複数の着信音や着信メロディのデータを記憶しておき、着信時や電子メールの受信時に、制御部によって、電話帳データ記憶エリアに記憶される電話帳データに基づいて複数の画像を表示部に表示して報知動作を行うようにしたものである(特許文献7)。
【特許文献1】特開2002−112139号公報(要約、請求項1、段落0050)
【特許文献2】特開2000−295667号公報(要約、請求項1、段落0079)
【特許文献3】特開2001−273236号公報(要約、請求項5、段落0045)
【特許文献4】特開2002−158981号公報(要約、請求項1、段落0031)
【特許文献5】特開平10−327232号公報(要約、請求項1、段落0028)
【特許文献6】特開2000−358086号公報(要約、請求項1、段落0046)
【特許文献7】特開2002−176679号公報(要約、請求項2、段落0075)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来の携帯電話機においては、メール機能を利用したチャット機能を実装する場合、やりとりをする構成員として、リストを作成し、そのリスト上にチャット専用画面で表示する画像を登録していた。このため、電話帳にデジタルカメラ撮影画像が登録されていても、チャットには利用することができなかったため、同一の画像をチャット専用の画像として重複して登録しなければならなかった。上述した既提案の何れの技術においても、チャットのような特定の会話形態での通信に用いるための専用の画像については、たとえ他の目的に用いる画像と同じものであっても、改めて重複して登録しなければならいといった従来の不都合に対応しようとする技術課題の認識はない。従って、このような技術課題の解決手段については何等の示唆も与えるものではない。
【0010】
そこで、本発明の目的は、電話帳に登録された電話帳データに通信相手に係るデジタルカメラ画像も登録されていた場合には、そのデジタルカメラ画像を自動的にチャットのような特定の会話形態での通信専用のメッセージ表示画面に表示するためにも適用することができる携帯情報端末装置、及び、この装置における表示制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述の課題を解決するため、本発明による携帯情報端末装置、及び、この装置における表示制御方法は、次のような特徴的な構成を採用している。
【0012】
(1)外部の情報送信手段から送信された情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものであるか否かを弁別する会話形態弁別手段と、前記受信手段により受信された情報に係る通信相手を表わす識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、前記会話形態弁別手段によって受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものであることが弁別されたときには前記識別情報抽出手段によって抽出された識別情報を予め自己の記憶部内に設定された電話帳に登録された電話帳データと照合する電話帳データ照合手段と、電話帳データ照合手段における当該照合の結果当該識別情報に相応するデータが電話帳に登録されており且つ当該通信相手に関連した画像が登録されているという条件を満たす場合には当該登録されている画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する制御手段とを備えた携帯情報端末装置。
【0013】
(2)前記所定の一の会話形態はチャット機能に対応するものである上記(1)の携帯情報端末装置。
【0014】
(3)前記制御手段は、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものでないことを弁別したときには、受信された情報を前記一の会話形態に適合するものでない受信ボックスに格納する機能を更に備えたものである上記(1)の携帯情報端末装置。
【0015】
(4)前記制御手段は、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものである旨弁別し、且つ、前記電話帳データ照合手段が、前記識別情報は予め自己の電話帳に登録された電話帳データの何れとも合致しないものであることを判定したときには、前記記憶部内に予め用意された所定の代替画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する機能を更に備えたものである上記(1)の携帯情報端末装置。
【0016】
(5)前記制御手段は、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものである旨弁別し、且つ、前記電話帳データ照合手段が、前記識別情報は予め自己の電話帳に登録された電話帳データの何れかに合致するものであることを判定し、更に、当該合致する電話帳データは対応する登録画像が存在しないものであるときには、前記記憶部内に予め用意された所定の代替画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する機能を更に備えたものである上記(1)の携帯情報端末装置。
【0017】
(6)前記受信手段は、携帯電話機における通信に適合するものである上記(1)の携帯情報端末装置。
【0018】
(7)外部の情報送信手段から送信された情報を受信手段によって受信するステップと、前記受信手段により受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものであるか否かを会話形態弁別手段によって弁別するステップと、前記受信手段により受信された情報に係る通信相手を表わす識別情報を識別情報抽出手段によって抽出するステップと、前記会話形態弁別手段によって受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものであることが弁別されたときには前記識別情報抽出手段によって抽出された識別情報を予め所定の記憶部内に設定された電話帳に登録された電話帳データとを電話帳データ照合手段によって照合するステップと、前記電話帳データ照合手段における当該照合の結果当該識別情報に相応するデータが電話帳に登録されており且つ当該通信相手に関連した画像が登録されているという条件を満たす場合には制御手段によって当該登録されている画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示するステップとを含んでなる携帯情報端末装置における表示制御方法。
【0019】
(8)前記所定の一の会話形態はチャット機能に対応するものである上記(7)の携帯情報端末装置における表示制御方法。
【0020】
(9)前記制御手段として、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものでないことを弁別したときには、受信された情報を前記一の会話形態に適合するものでない受信ボックスに格納する機能を更に備えたものを適用する上記(7)の携帯情報端末装置における表示制御方法。
【0021】
(10)前記制御手段として、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものである旨弁別し、且つ、前記電話帳データ照合手段が、前記識別情報は予め自己の電話帳に登録された電話帳データの何れとも合致しないものであることを判定したときには、前記記憶部内に予め用意された所定の代替画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する機能を更に備えたものを適用する上記(7)の携帯情報端末装置における表示制御方法。
【0022】
(11)前記制御手段として、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものである旨弁別し、且つ、前記電話帳データ照合手段が、前記識別情報は予め自己の電話帳に登録された電話帳データの何れかに合致するものであることを判定し、更に、当該合致する電話帳データは対応する登録画像が存在しないものであるときには、前記記憶部内に予め用意された所定の代替画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する機能を更に備えたものを適用する上記(7)の携帯情報端末装置における表示制御方法。
【0023】
(12)前記受信手段として、携帯電話機における通信に適合するものを適応する上記(7)の携帯情報端末装置における表示制御方法。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、電話帳に登録された電話帳データに通信相手に係るデジタルカメラ画像も登録されていた場合には、そのデジタルカメラ画像を自動的にチャットのような特定の会話形態での通信専用のメッセージ表示画面に表示するためにも適用することができる携帯情報端末装置、及び、この装置における表示制御方法が実現される。
【実施例1】
【0025】
以下、本発明の携帯情報端末装置、及び、この装置における表示制御方法の好適実施形態について詳細に説明する。
【0026】
図1は本発明の一実施例としての携帯情報端末装置の構成を示すブロック図である。図1R>1の携帯情報端末装置は、基地局と電波を送受信するアンテナ1と、このアンテナ1を用いて送信、受信の動作をする無線回路を含む無線部2と、無線部2へ送出または受信された信号を処理する信号処理部3と、各種操作を行うためのキー操作部4と、各種情報を表示する表示部5と、前述の無線部2、信号処理部3、キー操作部4、表示部5など本携帯電話機の各部を統括的に制御する制御部6と、この制御部6と接続され、名前、電話番号、メールアドレス、デジタルカメラで撮影した写真画像などを登録する電話帳や、送受信メールのデータなどを格納したメモリ7を含んで構成される。茲にアンテナ1及び無線部2は、外部の情報送信手段から送信された情報を受信する受信手段として機能する。
【0027】
図2は図1の携帯情報端末装置のチャット機能に係るフローチャートである。以下に説明するチャット機能に係る動作シーケンスは制御部6内での各該当する手段として観念され得、以下に詳述する特定の動作シーケンスの処理ステップに対応する各機能部としての現実の機能を営むものである。
【0028】
即ち、これら各手段は、上述の受信手段(アンテナ1及び無線部2)により受信された情報の形態が所定の一の会話形態(チャット)に適合するものであるか否かを弁別する会話形態弁別手段と、受信手段1,2により受信された情報に係る通信相手を表わす識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、上記会話形態弁別手段によって受信された情報の形態が所定の一の会話形態(チャット)に適合するものであることが弁別されたときには上記識別情報抽出手段によって抽出された識別情報を予め自己の記憶部内に設定された電話帳に登録された電話帳データと照合する電話帳データ照合手段と、電話帳データ照合手段における当該照合の結果当該識別情報に相応するデータが電話帳に登録されており且つ当該通信相手に関連した画像が登録されているという条件を満たす場合には当該登録されている画像を上記一の会話形態専用の表示画面上に表示する制御手段等である。
【0029】
チャット機能が開始すると(S20)、チャット機能が起動し(S21)、チャット専用画面表示が表示される(S22)。この状態でメール受信が発生した場合、受信された情報に係る通信相手を表わす識別情報が抽出され(識別情報抽出手段)、且つ、受信されたメールがチャット用メールか否かが判断され(S23:会話形態弁別手段)、チャット用のメールであると判断された場合には、電話帳にメールアドレス登録があるメールかどうか照合を実施する(S24:電話帳データ照合手段)。上述の判断においてチャット用メールでは無い場合には、通常メールの受信ボックスへ格納される(S28)。
【0030】
上述の照合(S24)において受信メールのメールアドレスが電話帳に登録がないものである場合は、チャット専用画面にデジタルカメラ撮影画像とは別の代替え画像を表示すると共に受信メッセージを表示する(S29:制御手段)。
【0031】
上述の照合(S24)において登録があった場合には、照合された電話帳にデジタルカメラ撮影画像があるものか否かを確認する(S25)。デジタルカメラ撮影画像が無いものであると判明した場合には、チャット専用画面にデジタルカメラ撮影画像とは別の代替え画像を表示すると共に受信メッセージを表示する(S29)。
【0032】
デジタルカメラ撮影画像があるものとして登録されていることが判明した場合には、チャット専用画面に電話帳に登録されたデジタルカメラ撮影画像を表示すると共に受信メッセージを表示し(S26:制御手段)、この表示の後チャット機能を終了する(S27)。
【0033】
チャット専用画面に代替え画像を表示し(S29)、または電話帳のデジタルカメラ撮影画像を表示した(S26)後、再びメッセージ受信があるまでは待機状態となる。
【0034】
図3は、チャット専用画面の構成例を示す図である。図3に示すように、最新メッセージにおける電話帳に登録された送信者の名前、または電話帳に登録されていない場合はメールアドレスを符号31で示す領域に表示する。また、送信時刻を符号32で示す領域に表示する。最新のメール本文は符号33で示す領域に表示する。最新の送信者で電話帳照合された結果に応じて表示するデジタルカメラ撮影画像または代替え画像は符号34で示す領域に表示する。更に、過去の送信者の名前(電話帳に登録されている場合)、またはメールアドレス(電話帳に登録されていない場合)を3件まで符号35〜37で示す領域に表示可能であり、過去の送信メッセージを3件まで符号38〜40で示す領域に表示可能に構成される。これら、過去の送信者および送信メッセージは表示画像の大きさにより、3件ではなく任意の複数件の表示も可能にしてもよい。なお、符号35〜37で示す領域での送信者の表示においては、電話帳に登録された名前ではなく、チャット機能専用に登録された簡易的な名前(ニックネーム)を表示することも可能に構成され得る。
【0035】
上述の実施の形態によれば、チャット専用画面において相手の画像を表示する場合、チャット機能専用にメールアドレスや前述のメールアドレスに対応した画像を個別に登録するといった操作の煩雑性から解放される。また、電話帳データの全てを対象とし、電話帳内に登録された画像を利用するため、チャット専用に画像を登録する場合に登録領域がなくなるという制約が無くなると共に、チャット専用画面専用の画像を保存する必要がないため、携帯電話機内に実装されるメモリ格納領域の削減効果を有する。
【0036】
尚、上述においては、電話帳格納データとして、デジタルカメラ撮影画像を例に述べたが、他の情報として電話帳データ毎に色情報なども登録可能な場合、登録された色にて最新メッセージの背景色を表示させるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施例としての携帯情報端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の携帯情報端末装置のチャット機能に係るフローチャートである。
【図3】チャット専用画面の構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1 アンテナ
2 無線部
3 信号処理部
4 キー操作部
5 表示部
6 制御部
7 メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部の情報送信手段から送信された情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものであるか否かを弁別する会話形態弁別手段と、前記受信手段により受信された情報に係る通信相手を表わす識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、前記会話形態弁別手段によって受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものであることが弁別されたときには前記識別情報抽出手段によって抽出された識別情報を予め自己の記憶部内に設定された電話帳に登録された電話帳データと照合する電話帳データ照合手段と、電話帳データ照合手段における当該照合の結果当該識別情報に相応するデータが電話帳に登録されており且つ当該通信相手に関連した画像が登録されているという条件を満たす場合には当該登録されている画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する制御手段とを備えたことを特徴とする携帯情報端末装置。
【請求項2】
前記所定の一の会話形態はチャット機能に対応するものであることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものでないことを弁別したときには、受信された情報を前記一の会話形態に適合するものでない受信ボックスに格納する機能を更に備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものである旨弁別し、且つ、前記電話帳データ照合手段が、前記識別情報は予め自己の電話帳に登録された電話帳データの何れとも合致しないものであることを判定したときには、前記記憶部内に予め用意された所定の代替画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する機能を更に備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものである旨弁別し、且つ、前記電話帳データ照合手段が、前記識別情報は予め自己の電話帳に登録された電話帳データの何れかに合致するものであることを判定し、更に、当該合致する電話帳データは対応する登録画像が存在しないものであるときには、前記記憶部内に予め用意された所定の代替画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する機能を更に備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末装置。
【請求項6】
前記受信手段は、携帯電話機における通信に適合するものであることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末装置。
【請求項7】
外部の情報送信手段から送信された情報を受信手段によって受信するステップと、前記受信手段により受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものであるか否かを会話形態弁別手段によって弁別するステップと、前記受信手段により受信された情報に係る通信相手を表わす識別情報を識別情報抽出手段によって抽出するステップと、前記会話形態弁別手段によって受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものであることが弁別されたときには前記識別情報抽出手段によって抽出された識別情報を予め所定の記憶部内に設定された電話帳に登録された電話帳データとを電話帳データ照合手段によって照合するステップと、前記電話帳データ照合手段における当該照合の結果当該識別情報に相応するデータが電話帳に登録されており且つ当該通信相手に関連した画像が登録されているという条件を満たす場合には制御手段によって当該登録されている画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示するステップとを含んでなることを特徴とする携帯情報端末装置における表示制御方法。
【請求項8】
前記所定の一の会話形態はチャット機能に対応するものであることを特徴とする請求項7に記載の携帯情報端末装置における表示制御方法。
【請求項9】
前記制御手段として、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものでないことを弁別したときには、受信された情報を前記一の会話形態に適合するものでない受信ボックスに格納する機能を更に備えたものを適用することを特徴とする請求項7に記載の携帯情報端末装置における表示制御方法。
【請求項10】
前記制御手段として、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものである旨弁別し、且つ、前記電話帳データ照合手段が、前記識別情報は予め自己の電話帳に登録された電話帳データの何れとも合致しないものであることを判定したときには、前記記憶部内に予め用意された所定の代替画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する機能を更に備えたものを適用することを特徴とする請求項7に記載の携帯情報端末装置における表示制御方法。
【請求項11】
前記制御手段として、前記会話形態弁別手段が、受信された情報の形態が所定の一の会話形態に適合するものである旨弁別し、且つ、前記電話帳データ照合手段が、前記識別情報は予め自己の電話帳に登録された電話帳データの何れかに合致するものであることを判定し、更に、当該合致する電話帳データは対応する登録画像が存在しないものであるときには、前記記憶部内に予め用意された所定の代替画像を前記一の会話形態専用の表示画面上に表示する機能を更に備えたものを適用することを特徴とする請求項7に記載の携帯情報端末装置における表示制御方法。
【請求項12】
前記受信手段として、携帯電話機における通信に適合するものを適応することを特徴とする請求項7に記載の携帯情報端末装置における表示制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2005−45587(P2005−45587A)
【公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−278173(P2003−278173)
【出願日】平成15年7月23日(2003.7.23)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】