説明

携帯情報通信装置、携帯情報通信装置用プログラム、携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置用外部入出力ユニット

【課題】 携帯情報通信装置の携帯性を維持したままで大きな画面での表示を可能とする
とともに、文字入力の操作性を向上させることを、携帯情報通信装置のプロセッサ以外に
高機能のプロセッサを要することなく実現する。
【解決手段】 キャラクタ入力手段、送受信手段、表示手段、記憶手段及びデータ処理手段を備えた携帯情報通信装置において、外部ディスプレイ手段と外部キャラクタ入力手段とを含む周辺装置を接続するインターフェース手段を備えた上で、データ処理手段とインターフェース手段が相俟って、外部ディスプレイ手段に外部表示データを送信する機能と、外部キャラクタ入力手段から外部キャラクタデータを受信する機能を実現できるような構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機などのハンドヘルド又はパームサイズの携帯情報通信装置、携帯情報通信装置用プログラム、携帯情報通信装置とともに用いる接続ユニット、及び携帯情報通信装置とともに用いる外部入出力ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
最近の情報技術及び通信技術の進歩によって、PHS(Personal Handyphone System)を含む携帯電話用端末装置(以下、「PHSを含む携帯電話用端末装置」を「携帯電話機」と略記する)やPDA(Personal Digital Assistants)をはじめとする、ハンドヘルド又はパームサイズの携帯情報通信装置(以下、「ハンドヘルド又はパームサイズの携帯情報通信装置」を「携帯情報通信装置」と略記する)は著しく多機能化し、電子メールの送受信機能はもちろん、インターネットのウェブサイトに直接アクセスして文字又は記号(以下、「文字又は記号」を「文字」と略記する)情報や画像情報を入手するブラウザ機能、さらにはゲームプログラムをダウンロードして楽しむゲーム機能も有するようになってきている。このため、携帯情報通信装置における液晶画面等の表示部における文字・画像表示機能は、ますます重要視されるようになってきている。
また、上記のような多機能化に伴い、電子メールの編集、ウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)の入力、ウェブページにおける双方向コミュニケーション時の文字入力等、携帯情報通信装置の操作部におけるキー操作によって文字を入力する機会も多くなっている。また、特に、最近の携帯電話機においては、ほとんどの場合、ユーザーがよく使う相手先の名前、電話番号、電子メールアドレス等を登録する電話帳機能を有しているが、そのデータの入力においても多くの文字を入力する必要がある。
【0003】
ところが、携帯電話機をはじめとする携帯情報通信装置は、その携帯性を重視することから、通常は液晶画面である表示部を必要以上に大きくすることができない。このため、携帯情報通信装置で電子メールを受信した場合、それが長文である場合には、表示画面内に文章がおさまらないためその内容を円滑に理解できないことがしばしば起こり、一方、電子メールの発信者は、そのような受信者側の制約を考慮すれば、仮に長文を表示するのに問題のない十分な大きさの表示画面を有するデスクトップタイプやノートブックタイプのパーソナルコンピュータシステム(以下、「デスクトップタイプやノートブックタイプのパーソナルコンピュータシステム」を「パソコン」と略記する)から発信する場合であっても、携帯情報通信装置向けには自ずと短いメールとせざるを得ない。
また、携帯情報通信装置でウェブページを閲覧する場合、それが、パソコンで閲覧されることを想定して作成されたものである場合、画像全体が表示画面内に入らないため、上下左右のスクロールを繰り返す必要があったり、携帯情報通信装置のタイプによっては、文字情報のみの表示に限定されたり、あるいは、そもそも閲覧自体ができなかったりする。このため、携帯情報通信装置向けにウェブページを作成する際には、文字情報が主で、画像は携帯情報通信装置の表示画面におさまる小さなものに限定され、その結果として、パソコンで閲覧されることを想定して作成されたものより情報量が縮減されてしまう。
さらにまた、携帯情報通信装置でゲームを楽しむ場合でも、そのグラフィック表示が小さな表示画面に収まる程度の複雑性のゲームに限定される。
【0004】
他方、携帯電話機をはじめとする携帯情報通信装置は、同じく携帯性を重視する理由から、その操作部に配列された操作キーは、パソコンに用いられるJIS配列の日本語106キーボード又は日本語109キーボード等のフルサイズのキーボード(以下、「JIS配列の日本語106キーボード又は日本語109キーボード等のフルサイズのキーボード」を「フルキーボード」と略記する)における操作キーよりも小型であり、隣接する操作キー相互の中心間距離も小さいため、文字入力の操作性が悪い。しかも、特に、携帯電話機の場合には、操作キーは数字キーにいくつかのファンクションキーを加えた少数のキーに限られているため、例えば、「お」を入力する場合には、ファンクションキーを用いてかな入力モードに切り替えた上で、ア行に振り当てられた数字キー(通常は「1」のキー)を5回押すというような操作が必要になり、多数の文字を入力しようとする場合には多大な負荷が伴う。
このため、仮に長文を表示するのに十分な大きさの表示画面を有するパソコンの所有者に宛てて電子メールを送信する場合であっても、携帯情報通信装置から発信されるメールは短文のものとせざるを得ず、また、携帯情報通信装置向けにウェブサイトを作成する際には、閲覧者に多くの文字入力を要求するような双方向性の高いウェブサイトを作成する
ことには自ずと制約があった。さらにまた、便利であるはずの携帯電話機の電話帳機能についても、文字入力の煩雑さから、ごく限定された相手先のみしか登録されないということもしばしば生じている。
【0005】
このような事情から、携帯情報通信装置の利用者においては、携帯情報通信装置とともにパソコンを所有し、長いメールを送受信したり、パソコンで閲覧することを想定して作成されたウェブページを閲覧したりする際にはパソコンを利用し、携帯情報通信装置は、短いメールの送受信や、携帯情報通信装置で閲覧することを想定して作成されたウェブページの閲覧に利用するという使い分けを行われる場合がある。そして、そのような場合には、メモリカード等の記憶媒体を用いたり、インターフェースを用いたりすることにより、携帯情報通信装置とパソコンとの間でデータのやり取りができるような環境を整えた上で、パソコンに専用アプリケーションソフトをインストールすることにより、パソコンに用いられるフルキーボードを用いて電話帳を編集し、そのデータを携帯電話機の記憶装置に記憶させることが可能となり、結果として携帯電話機の操作キーを用いた煩雑な登録作業から開放され得る。
【0006】
ところが、このような方法において使用されるパソコンは、通常は、携帯情報通信装置で行われる電子メールの送受信やウェブページの閲覧及びそこでの双方向コミュニケーション(以下、「ウェブページの閲覧及びそこでの双方向コミュニケーション」を「ウェブページの閲覧」と略記する)等に限定されない汎用的な用途に使用できるように設計されているため、携帯情報通信装置自体のデータ処理手段よりも高機能のデータ処理手段を有し、それ故に携帯情報通信装置よりも高価である。その上、ハードウェアを起動させるためには、別途、OS(Operating System)等のソフトウェアも準備しなければならないため、電子メールの送受信やウェブページの閲覧等以外の用途に使用するためにもともとパソコンを所有しているというような利用者は別にして、携帯情報通信装置の通話以外の用途は電子メールの送受信やウェブページの閲覧等に限られるような多数の利用者にとって、パソコンを追加で購入するための経済的負担が無視できない程度に大きくなる。
このような事情から、携帯情報通信装置の携帯性を維持したままで、しかもパソコンを併用することなく、大きな画面での表示を可能とするとともに、文字入力の操作性を向上させることが要求されている。
【0007】
当該要求に応えるために、特許文献1においては、携帯電話機のネットワーク接続機能を利用してネットワークから取得したデータと、キーボード、操作パッド等の入力装置で生成したデータを受け入れて必要な処理をした上で、テレビジョンモニタに出力して文字や画像を表示せしめる機能を有するプロセッサを中核とした携帯電話機用ステーションを携帯電話機に接続させることにより、大きな画面での表示を可能とするとともに、文字入力の操作性を向上させることが開示されている。
また、特許文献2においては、特許文献1におけるプロセッサと同等の機能を担うデータ処理手段を収めた画像表示装置本体に、キーボード、マウス等の入力装置を接続することによって構成した画像表示装置を携帯電話機に接続させることにより、大きな画面での表示を可能とするとともに、文字入力の操作性を向上させることが提案されている。
【特許文献1】特開2001−189808
【特許文献2】特開2002−116843
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、前述の特許文献1や特許文献2に開示された手法においては、確かに、パソコンは不要であるにせよ、別途、ある程度以上のデータ処理能力を有するプロセッサやその他のデータ処理手段を有する携帯電話ステーションや画像表示装置が必要である。実際、特許文献1においては、携帯電話ステーション10は、中央プロセサ、グラフィックプロセサ、サウンドプロセサ等から構成されるプロセサ42を備えており、一方、特許文献2においては、画像表示装置30は、フォーマット変換部37、高精細変換部38及び表示処理部42からなる画像データ処理手段を備えている。
このため、これらの特許文献で開示されている技術を用いたとしても、携帯情報通信装置のユーザーは、それらの高機能のデータ処理手段を備えた携帯電話機用ステーションや画像表示装置を追加で購入するために少なからぬ経済的負担を要するという点で、携帯情報通信装置とパソコンを併用するという手法と大差はないという問題がある。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、携帯情報通信装置の携帯性を維持したままで大きな画面での表示を可能とするとともに、文字入力の操作性を向上させることを、携帯情報通信装置のデータ処理手段以外に高機能のデータ処理手段を要することなく実現する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の携帯情報通信装置に係る発明は、ユーザーのキー操作に応じて文字、数字、記号等のキャラクタで構成されるデータ(以下、キャラクタデータと略記する)を生成し、後記データ処理手段へ送信するキャラクタ入力手段と、電波信号を用いてネットワークからデータを受信し、後記データ処理手段へ送信するとともに、後記データ処理手段で処理されたデータを受信し、電波信号を用いてネットワークへ送信する送受信手段と、後記データ処理手段を動作させるプログラム及びデータを格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納されたプログラムに従ってデータを処理するプロセッサ機能と、携帯情報通信装置の各構成要素との間でデータを授受するデータ授受機能とを有するデータ処理手段と、前記データ処理手段で処理されたデータを受信して文字や画像を表示する表示手段とを備えたハンドヘルド又はパームサイズの携帯情報通信装置であって、外部キャラクタ入力手段と外部ディスプレイ手段とを含む周辺装置、及び/又は、外部キャラクタ入力手段と外部ディスプレイ手段とが接続される周辺装置を接続するインターフェース手段Aを備えた上で、前記データ処理手段は、前記キャラクタ入力手段から、該キャラクタ入力手段が生成したキャラクタデータ(以下、内部キャラクタデータと略記する)を受信し、該内部キャラクタデータを処理する機能と、前記表示手段がそれを受信することによって文字や画像を表示することができるデータ(以下、内部表示データと略記する)を生成し、該内部表示データを前記表示手段に送信する機能と、前記記憶手段との間でデータを授受する機能と、前記インターフェース手段Aから、周辺装置における外部キャラクタ入力手段又は周辺装置に接続された外部キャラクタ入力手段(以下、「周辺装置における〜手段又は周辺装置に接続された〜手段」を「周辺装置における〜手段」と略記する)が生成したキャラクタデータ(以下、外部キャラクタデータと略記する)を受信し、該外部キャラクタデータを処理する機能と、周辺装置における外部ディスプレイ手段がそれを受信することによって文字や画像を表示することができるデータ(以下、外部表示データと略記する)を生成し、該外部表示データを前記インターフェース手段Aに送信する機能とを有し、前記インターフェース手段Aは、前記データ処理手段から外部表示データを受信して周辺装置に送信する機能と、周辺装置から外部キャラクタデータを受信して前記データ処理手段に送信する機能とを有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に記載の携帯情報通信装置に係る発明は、請求項1に記載の携帯情報通信装置において、前記データ処理手段は、データを処理するプロセッサ部分と、前記キャラクタ入力手段から内部キャラクタデータを、前記インターフェース手段Aから外部キャラクタデータを、それぞれ受信して前記プロセッサ部分に送信するとともに、前記プロセッサ部分から内部表示データと外部表示データの双方を受信し、該内部表示データを前記表示手段に、該外部表示データを前記インターフェース手段Aに、それぞれ送信する機能を有するデータ転送部分とを備えることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の携帯情報通信装置に係る発明は、請求項1又は2に記載の携帯情報通信装置において、前記インターフェース手段Aは、外部記憶手段を含む周辺装置、及び/又は、外部記憶手段が接続される周辺装置を接続する機能を備え、前記データ処理手段と前記インターフェース手段Aとが相俟って、前記データ処理手段が、前記インターフェース手段Aを経由して、周辺装置における外部記憶手段との間でデータを授受する機能を実現することを特徴とする。
【0013】
また、請求項4に記載の携帯情報通信装置用プログラムに係る発明は、請求項1乃至3の携帯情報通信装置の記憶手段に格納されるプログラムであって、前記データ処理手段に、前記キャラクタ入力手段から内部キャラクタデータを受信し、該内部キャラクタデータを処理する処理と、内部表示データを生成し、該内部表示データを前記表示手段に送信する処理と、前記記憶手段との間でデータを授受する処理とを実行させるとともに、前記データ処理手段と前記インターフェース手段Aとに、周辺機器から外部キャラクタデータを受信し、該外部キャラクタデータを処理する処理と、外部表示データを生成し、該外部表示データを周辺装置に送信する処理とを実行させることを特徴とする。
【0014】
また、請求項5に記載の携帯情報通信装置用プログラムに係る発明は、請求項3の携帯情報通信装置の記憶手段に格納されるプログラムであって、前記データ処理手段に、前記キャラクタ入力手段から内部キャラクタデータを受信し、該内部キャラクタデータを処理する処理と、内部表示データを生成し、該内部表示データを前記表示手段に送信する処理と、前記記憶手段との間でデータを授受する処理とを実行させるとともに、前記データ処理手段と前記インターフェース手段Aとに、周辺機器から外部キャラクタデータを受信し、該外部キャラクタデータを処理する処理と、外部表示データを生成し、該外部表示データを周辺装置に送信する処理と、周辺装置における外部記憶手段との間でデータを授受する処理とを実行させることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6に記載の携帯情報通信装置用プログラムに係る発明は、請求項4又は5に記載の携帯情報通信装置用プログラムにおいて、前記記憶手段の各記憶ブロック、前記キャラクタ入力手段、前記送受信手段及び前記表示手段と、前記インターフェース手段Aに接続される周辺装置とを識別し得るだけの十分な大きさの入出力アドレス空間を設定した上で、該アドレス空間の番地を指定することにより、前記データ処理手段に、前記記憶手段の各記憶ブロック、前記キャラクタ入力手段、前記送受信手段、前記表示手段、又は前記インターフェース手段Aに接続された周辺装置のうちのいずれか一つにアクセスしてデータを授受する処理を実行させることを特徴とする。
【0016】
また、請求項7に記載の携帯情報通信装置用接続ユニットに係る発明は、請求項1乃至3に記載の携帯情報通信装置とともに用いる接続ユニットであって、該携帯情報通信装置のインターフェース手段Aと接続され、該インターフェース手段Aから外部表示データを受信する機能と、該インターフェース手段Aに外部キャラクタデータを送信する機能とを有するインターフェース手段Bと、外部文字入力装置と外部ディスプレイ装置とが接続され、外部文字入装置から外部キャラクタデータを受信する機能と、外部ディスプレイ装置に外部表示信号を送信する機能とを有するインターフェース手段Cとを備えたことを特徴とする。
【0017】
また、請求項8に記載の携帯情報通信装置用接続ユニットに係る発明は、請求項3に記載の携帯情報通信装置とともに用いる接続ユニットであって、後記インターフェース手段B経由でデータを授受する外部記憶手段Bと、該携帯情報通信装置のインターフェース手段Aと接続され、該インターフェース手段Aから外部表示データを受信する機能と、該インターフェース手段Aに外部キャラクタデータを送信する機能と、前記外部記憶手段Bとの間でデータを授受する機能とを有するインターフェース手段Bと、外部文字入力装置と外部ディスプレイ装置とが接続され、外部文字入装置から外部キャラクタデータを受信する機能と、外部ディスプレイ装置に外部表示信号を送信する機能とを有するインターフェース手段Cとを備えたことを特徴とする携帯情報通信装置用接続ユニット。
【0018】
また、請求項9に記載の携帯情報通信装置用外部入出力ユニットに係る発明は、請求項1乃至3に記載の携帯情報通信装置とともに用いる外部入出力ユニットであって、ユーザーのキー操作に応じて外部キャラクタデータを生成して後記インターフェース手段Dへ送信する外部キャラクタ入力手段と、後記インターフェース手段D経由で外部表示データを受信して文字や画像を表示する外部ディスプレイ手段と、前記携帯情報通信装置のインターフェース手段Aと接続され、該インターフェース手段Aから外部表示データを受信する機能と、該インターフェース手段Aに外部キャラクタデータを送信する機能とを有するインターフェース手段Dとを備えたことを特徴とする。
【0019】
また、請求項10に記載の携帯情報通信装置用外部入出力ユニットに係る発明は、請求項3に記載の携帯情報通信装置とともに用いる外部入出力ユニットであって、ユーザーのキー操作に応じて外部キャラクタデータを生成して後記インターフェース手段Dへ送信する外部キャラクタ入力手段と、後記インターフェース手段D経由で外部表示データを受信して文字や画像を表示する外部ディスプレイ手段と、後記インターフェース手段Dとの間でデータを授受する外部記憶手段Dと、該携帯情報通信装置のインターフェース手段Aと接続され、該インターフェース手段Aから外部表示データを受信する機能と、該インターフェース手段Aに外部キャラクタデータを送信する機能と、前記外部記憶手段Dとの間でデータを授受する機能とを有するインターフェース手段Dとを備えたことを特徴とする携帯情報通信装置用外部入出力ユニット。
【0020】
また、請求項11に記載の携帯情報通信装置用外部入出力ユニットに係る発明は、請求項9乃至10に記載の携帯情報通信装置用外部入出力ユニットにおいて、前記インターフェース手段Dを構成する回路を筐体の内部に納め、さらに、前記外部記憶手段Dを備えた場合には、該外部記憶手段Dも該筐体の内部に納め、該筐体の天面には外部キャラクタ入力手段を構成するキーを配置し、該筐体の側面又は底面には、インターフェース手段Dを構成する外部端子を配置するとともに、前記外部ディスプレイ手段を構成するディスプレイパネルを該筐体にヒンジ等で接続したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、携帯情報通信装置のデータ処理手段が処理したデータに対応する文字や画像を、携帯情報通信装置に付帯する表示手段に限定されないで、接続された周辺装置における外部ディスプレイ手段に表示することができるため、該外部ディスプレイ手段として大画面のものを採用することにより、長文の電子メールでも円滑に理解することができ、また、多量の情報を含むようなウェブページの閲覧も支障なくできるようになる。また、携帯情報通信装置に付帯するキャラクタ入力手段でのキー操作だけによらず、接続された周辺装置における外部キャラクタ入力手段を用いても文字を入力することができるため、該外部キャラクタ入力手段としてフルキーボードやマウスを採用することにより、文字入力の操作性が向上する。
しかも、その際、携帯情報通信装置のデータ処理手段以外に高機能のデータ処理手段を必要としない。さらに、携帯情報通信装置にHDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶手段を含む周辺装置を接続することにより、携帯情報通信装置がネットワークから取り込んだデータを携帯情報通信装置内の記憶手段の容量に煩わされることなく保存することができ、一方、外部記憶手段内に格納されたプログラム等を、携帯情報通信装置内の記憶手段にインストールする作業も容易にできるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。ただし、本発明はかかる実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内で種々の変更が可能である。
【0023】
(第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
【0024】
この実施形態においては、携帯電話機10が通話に使用される場合、送受話部11を構成するマイクロホン11Aに提供された音声は電気信号に変換され、さらにその電気信号は送受信回路12B及びアンテナ12Aからなる送受信部12において電波信号に変換されて公衆ネットワークに送信される。逆に、公衆ネットワークから受信された電波信号は、送受信部12において電気信号に変換され、送受話部11を構成するスピーカ11Bで音声に変換される。
一方、携帯電話機10は、データ通信及びデータ処理用としても使用される。その場合には、通常は20個前後の小型の操作キーからなる操作部16のキー操作によって生成されたデータ、又は公衆ネットワークから受信された電波信号が送受信部12において電気信号に変換されることによって復元されたデータがプロセッサ13に転送され、該プロセッサ13は、フラッシュメモリ14に格納されたプログラムに基づいて必要な処理を行い、処理されたデータはRAM(Random Access Memory)15に転送されて記憶ブロックに格納されたり、通常は液晶画面である表示部17に転送されて文字や画像を表示したり、あるいはまた送受信部12に転送されて電波信号に変換された上で公衆ネットワークにデータを送信されたりする。
【0025】
さらに、この実施形態においては、携帯電話機10には、直接に又は必要な接続ユニット
を介して周辺装置を接続することが可能なインターフェース部A19と、プロセッサ13で処
理されたデータを受け入れて表示部17とインターフェース部A19への振り分けて転送するとともに、操作部16とインターフェース部A19からデータを受け入れてプロセッサ13に転送するデータ転送回路A18が備えられている。
また、携帯電話機10においては、あらかじめ、フラッシュメモリ14及びRAM15の各記憶ブロック、操作部16、送受信部12及び表示部17と、インターフェース部A19に直接又は必要な接続ユニットを介して外部接続される周辺装置を識別し得るだけの十分な大きさの入出力アドレス空間が設定されており、フラッシュメモリ14に格納されたプログラムは、前記入出力アドレス空間の番地を指定してデータの入出力を指示することにより、プロセッサ13に、フラッシュメモリ14及びRAM15の各記憶ブロック、操作部16、送受信部12、表示部17又は外部接続された周辺装置のうちのいずれか一つにアクセスしてデータを授受せしめる機能を含む。
【0026】
これにより、携帯電話機10には、インターフェース部A19に直接に又は必要な接続ユニットを介して入力装置を外部接続することにより、携帯電話機10にもともと付属している操作部16におけるキー操作でデータを入力することに加えて、外部接続された入力装置からデータを入力することが可能である。また、インターフェース部A19に直接に又は必要な接続ユニットを介してディスプレイ装置を外部接続することにより、携帯電話機10に付属している表示部17で文字や画像を表示することに加えて、外部接続されたディスプレイ装置に文字や画像を表示することができる。
特に、インターフェース部A19に直接に又は必要な接続ユニットを介して外部接続される入力装置としてフルキーボードを採用し、一方、インターフェース部A19に直接に又は必要な接続ユニットを介して外部接続されるディスプレイ装置として大画面のディスプレイを採用することにより、携帯電話の携帯性を維持したままで大きな画面での表示が可能になるとともに、文字入力の操作性を向上させることができる。
【0027】
その際、これらの効果を実現するために、携帯電話機10に備えられたプロセッサ13以外に新たなプロセッサを導入してはいない。しかも、操作部16におけるキー操作によって生成したデータ、及びインターフェース部A19に直接又は接続ユニットを介して外部接続される入力装置から入力されるデータのプロセッサ13への転送、プロセッサ13で処理されたデータの表示部17、及びインターフェース部A19に直接又は接続ユニットを介して外部接続されるディスプレイ装置への転送は、プロセッサ13とデータ転送回路A18とを接続する共通のバスを経由して行われる。このため、プロセッサ13は、従来汎用されている携帯電話機に備えられているプロセッサと同程度の数の入出力ピンを備えていればよく、したがって、従来汎用されている携帯電話機に備えられているプロセッサに対して大幅な設計変更を行う必要なく、比較的軽微な機能向上によって実現することが可能である。
【0028】
その際、入出力アドレス空間を十分に大きく設定することにより、前記インターフェース部A19に直接又は接続ユニットを介して外部接続する入力装置として、フルキーボード以外にも、マウス等のポインティングデバイス、CCD(Charge Coupled Devices)カメラ等の画像入力装置、及びマイクロホン等の音声入力装置を接続することができ、また、前記インターフェース部A19には、ディスプレイ装置以外に、スピーカ等の音声出力手段を含む周辺装置、及びプリンタ等の印刷手段を含む周辺装置を接続することができる。
【0029】
特に、携帯電話機10自体がCCDカメラを備えてテレビ電話機能を有する場合、CCDカメラ、マイクロホン及び大画面のディスプレイから構成される据え置き型の装置を外部接続することにより、ハンドフリーな状態で大画面、大音量のテレビ電話を楽しむことができる。
【0030】
(第2の実施形態)図2は本発明の第2の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態においては、データ転送回路A18は、プロセッサ13と操作部16及び表示部17の間でのデータ授受を仲介するだけでなく、プロセッサ13とフラッシュメモリ14及びRAM15の間でのデータ授受も仲介する。このため、プロセッサ13とフラッシュメモリ14及びRAM15との間のデータ授受は、プロセッサ13とデータ転送回路A18とを接続する共通のバスを経由して行われる。したがって、プロセッサ13は、フラッシュメモリ14及びRAM15との間のデータ授受用に独立の入出力ピンを備える必要はなく、その結果として、プロセッサ13の構造をさらに簡素化することができる。
【0031】
(第3の実施形態)図3は本発明の第3の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機
能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合に
ついて説明している。
この実施形態においては、データ転送回路A18は、プロセッサ13と操作部16及び表示部17の間でのデータ授受、及びプロセッサ13とフラッシュメモリ14及びRAM15の間でのデータ授受を仲介するだけでなく、プロセッサ13と送受信回路12Bの間でのデータ授受も仲介する。このため、プロセッサ13と送受信回路12Bとの間のデータ授受は、プロセッサ13とデータ転送回路A18とを接続する共通のバスを経由して行われる。したがって、プロセッサ13は、送受信回路12Bとの間のデータ授受用に独立の入出力ピンを備える必要はなく、その結果として、プロセッサ13の構造をさらに簡素化することができる。
【0032】
このような構成においては、プロセッサ13とデータ転送回路A18を接続するバスは、データバスとアドレスバスで構成することができ、データバスの信号線を32本又は64本とすることにより、プロセッサ13とデータ転送回路A18との間で32ビット又は64ビットのデータを授受することができる。また、アドレスバスの本数は、フラッシュメモリ14及びRAM15の記憶ブロック数、送受信回路12B、操作部16、表示部17の仕様、及びインターフェース回路外部接続される周辺装置の仕様及び台数の上限設定を考慮して設定されたアドレス空間の大きさに応じて設定されるが、例えば、32本とすることができる。
【0033】
(第4の実施形態)図4は本発明の第4の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機
能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合に
ついて説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の
機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーシ
ョンプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間でデータが授受されることを除いて、第1の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号
に変換された上でベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施されることによって生成したデータがアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータはベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施された上で送受信部12を経由して公衆ネットワークに送信される。
【0034】
(第5の実施形態)図5は本発明の第5の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機
能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合に
ついて説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の
機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーシ
ョンプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間でデータが授受されることを除いて、第2の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号に変換された上でベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施されることによって生成したデータがアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータはベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施された上で送受信部12を経由して公衆ネットワークに送信される。
【0035】
(第6の実施形態)図6は本発明の第6の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーションプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間では、データ転送回路A18を介してデータが授受されることを除いて、第2の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号に変換された上でベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施されることによって生成したデータがデータ転送回路A18に転送され、該データ転送回路A18からさらにアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。
一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータは、データ転送回路A18を経由してベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施された上で送受信部12を経由して公衆ネットワークに送信される。
【0036】
(第7の実施形態)図7は本発明の第7の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーションプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間では、データ転送回路A18を介してデータが授受されることを除いて、第3の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号に変換された上で、一旦、データ転送装置A18を経由してベースバンドプロセッサ13Bに転送される。ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施された上で生成したデータは、再び、データ転送回路A18を経由してアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータは、データ転送回路A18を経由してベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施されたデータは、再びデータ転送回路Aを経由して送受信部12に転送され、最終的には公衆ネットワークに送信される。
【0037】
(第8の実施形態)図8は本発明の第8の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、データ転送回路A18がデータ転送要素回路A(1)18Aとデータ転送要素回路A(2)18Bから構成されることを除いて、第8の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、ベースバンドプロセッサ13Bと送受信回路12Bとの間のデータ及び電気信号の授受は、データ転送要素回路A(1)18Aを介して行われる。一方、データ転送要素回路A(2)18Bは、アプリケーションプロセッサ13Aと、操作部16、表示部17、フラッシュメモリ14、RAM15、インターフェース部A19及びデータ転送要素回路A(1)18Aとの間のデータの授受を仲介する。これにより、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aは、データ転送要素回路A(1)18A及びデータ転送要素回路A(2)18Bを介してデータを授受する。
【0038】
(第9の実施形態)図9は本発明の第9の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、データ転送回路A18がデータ転送要素回路A(3)18Cとデータ転送要素回路A(4)18Dから構成されることを除いて、第1の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、データ転送要素回路A(3)18Cは、プロセッサ13で処理されたデータを受け入れてインターフェース部A19とデータ転送要素回路A(4)18Dに振り分けて転送するとともに、データ転送要素回路A(4)18Dとインターフェース部A19からデータを受け入れてプロセッサ13に転送する。一方、データ転送要素回路A(4)18Dは、操作部16からデータを受け入れてデータ転送要素回路A(3)18Cに転送するとともに、データ転送要素回路A(3)18Cからデータを受け入れて表示部17に転送する。
【0039】
(第10の実施形態)図10は本発明の第10の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、データ転送回路A18がデータ転送要素回路A(5)18Eとデータ転送要素回路A(6)18Fから構成されることを除いて、第1の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、データ転送要素回路A(5)18Eは、プロセッサ13で処理されたデータを受け入れてインターフェース部A19とデータ転送要素回路A(6)18Fに振り分けて転送するとともに、操作部16とインターフェース部A19からデータを受け入れてプロセッサ13に転送する。一方、データ転送要素回路A(6)18Fは、データ転送要素回路A(5)18Eからデータを受け入れて表示部17に転送する。
【0040】
(第11の実施形態)図11は本発明の第11の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、データ転送回路A18がデータ転送要素回路A(3)18Cとデータ転送要素回路A(7)18Gから構成されることを除いて、第2の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、データ転送要素回路A(3)18Cは、プロセッサ13で処理されたデータを受け入れてインターフェース部A19とデータ転送要素回路A(7)18Gに振り分けて転送するとともに、データ転送要素回路A(7)18Gとインターフェース部A19からデータを受け入れてプロセッサ13に転送する。一方、データ転送要素回路A(7)18Gは、操作部16、フラッシュメモリ14とRAM15からデータを受け入れてデータ転送要素回路A(3)18Cに転送するとともに、データ転送要素回路A(3)18Cからデータを受け入れて表示部17、フラッシュメモリ14とRAM15に振り分けて転送する。
【0041】
(第12の実施形態)図12は本発明の第12の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、データ転送回路A18がデータ転送要素回路A(8)18Hとデータ転送要素回路A(6)18Fから構成されることを除いて、第2の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、データ転送要素回路A(8)18Hは、プロセッサ13で処理されたデータを受け入れてインターフェース部A19、フラッシュメモリ14、RAM15とデータ転送要素回路A(6)18Fに振り分けて転送するとともに、操作部16、インターフェース部A19、フラッシュメモリ14とRAM15からデータを受け入れてプロセッサ13に転送する。一方、データ転送要素回路A(6)18Fは、データ転送要素回路A(8)18Hからデータを受け入れて表示部17に転送する。
【0042】
(第13の実施形態)図13は本発明の第13の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、データ転送回路A18がデータ転送要素回路A(9)18Iとデータ転送要素回路A(7)18Gから構成されることを除いて、第3の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、データ転送要素回路A(9)18Iは、プロセッサ13で処理されたデータを受け入れてインターフェース部A19、送受信回路12Bとデータ転送要素回路A(7)18Gに振り分けて転送するとともに、データ転送要素回路A(7)18G、インターフェース部A19と送受信回路12Bからデータを受け入れてプロセッサ13に転送する。一方、データ転送要素回路A(7)18Gは、操作部16、フラッシュメモリ14とRAM15からデータを受け入れてデータ転送要素回路A(9)18Iに転送するとともに、データ転送要素回路A(9)18Iからデータを受け入れて表示部17、フラッシュメモリ14とRAM15に振り分けて転送する。
【0043】
(第14の実施形態)図14は本発明の第14の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、データ転送回路A18がデータ転送要素回路A(10)18Jとデータ転送要素回路A(6)18Fから構成されることを除いて、第3の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、データ転送要素回路A(10)18Jは、プロセッサ13で処理されたデータを受け入れてインターフェース部A19、フラッシュメモリ14、RAM15、送受信回路12Bとデータ転送要素回路A(6)18Fに振り分けて転送するとともに、操作部16、インターフェース部A19、フラッシュメモリ14、RAM15と送受信回路12Bからデータを受け入れてプロセッサ13に転送する。一方、データ転送要素回路A(6)18Fは、データ転送要素回路A(10)18Jからデータを受け入れて表示部17に転送する。
【0044】
(第15の実施形態)図15は本発明の第15の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーションプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間でデータが授受されることを除いて、第11の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号に変換された上でベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施されることによって生成したデータがアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータはベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施された上で送受信部12を経由して公衆ネットワークに送信される。
【0045】
(第16の実施形態)図16は本発明の第16の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーションプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間でデータが授受されることを除いて、第12の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号に変換された上でベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施されることによって生成したデータがアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータはベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施された上で送受信部12を経由して公衆ネットワークに送信される。
【0046】
(第17の実施形態)図17は本発明の第17の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーションプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間では、データ転送要素回路A(3)18Cを介してデータが授受されることを除いて、第11の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号に変換された上でベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施されることによって生成したデータがデータ転送要素回路A(3)18Cに転送され、該データ転送要素回路A(3)18Cからさらにアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータは、データ転送要素回路A(3)18Cを経由してベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施された上で送受信部12を経由して公衆ネットワークに送信される。
【0047】
(第18の実施形態)図18は本発明の第18の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーションプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間では、データ転送要素回路A(8)18Hを介してデータが授受されることを除いて、第12の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号に変換された上でベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施されることによって生成したデータがデータ転送要素回路A(8)18Hに転送され、該データ転送要素回路A(8)18Hからさらにアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータは、データ転送要素回路A(8)18Hを経由してベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施された上で送受信部12を経由して公衆ネットワークに送信される。
【0048】
(第19の実施形態)図19は本発明の第19の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーションプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間では、データ転送要素回路A(9)18Iを介してデータが授受されることを除いて、第13の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号に変換された上で、一旦、データ転送要素回路A(9)18Iを経由してベースバンドプロセッサ13Bに転送される。ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施された上で生成したデータは、再び、データ転送要素回路A(9)18Iを経由してアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータは、データ転送要素回路A(9)18Iを経由してベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施されたデータは、再びデータ転送要素回路A(9)18Iを経由して送受信部12に転送され、最終的には公衆ネットワークに送信される。
【0049】
(第20の実施形態)図20は本発明の第20の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、プロセッサ13が、主としてデータ通信の機能を担うベースバンドプロセッサ13Bと主としてデータ処理の機能を担うアプリケーションプロセッサ13Aの2つのプロセッサから構成され、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aの間では、データ転送要素回路A(10)18Jを介してデータが授受されることを除いて、第14の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、公衆ネットワークから受信された電波信号が、送受信部12において電気信号に変換された上で、一旦、データ転送要素回路A(10)18Jを経由してベースバンドプロセッサ13Bに転送される。ベースバンドプロセッサ13Bでさらに必要な処理を施された上で生成したデータは、再び、データ転送要素回路A(10)18Jを経由してアプリケーションプロセッサ13Aに転送される。一方、アプリケーションプロセッサ13Aで処理されたデータは、データ転送要素回路A(10)18Jを経由してベースバンドプロセッサ13Bに転送され、該ベースバンドプロセッサ13Bで必要な処理を施されたデータは、再びデータ転送要素回路A(10)18Jを経由して送受信部12に転送され、最終的には公衆ネットワークに送信される。
【0050】
(第21の実施形態)図21は本発明の第21の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、データ転送要素回路A(9)18Iがデータ転送要素回路A(1)18Aとデータ転送要素回路A(11)18Kから構成されることを除いて、第19の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、ベースバンドプロセッサ13Bと送受信回路12Bとの間のデータ及び電気信号の授受は、データ転送要素回路A(1)18Aを介して行われる。一方、データ転送要素回路A(11)18Kは、アプリケーションプロセッサ13A、インターフェース部A19、データ転送要素回路A(7)18Gとデータ転送要素回路A(1)18Aとの間のデータの授受を仲介する。これにより、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aは、データ転送要素回路A(1)18A及びデータ転送要素回路A(2)18Bを介してデータを授受する。
【0051】
(第22の実施形態)図22は本発明の第22の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
この実施形態の構成及び各構成要素の機能は、データ転送要素回路A(9)18Iがデータ転送要素回路A(1)18Aとデータ転送要素回路A(12)18Lから構成されることを除いて、第20の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
そこでは、ベースバンドプロセッサ13Bと送受信回路12Bとの間のデータ及び電気信号の授受は、データ転送要素回路A(1)18Aを介して行われる。一方、データ転送要素回路A(12)18Lは、アプリケーションプロセッサ13A、インターフェース部A19、データ転送要素回路A(6)18Fとデータ転送要素回路A(1)18Aとの間のデータの授受を仲介する。これにより、ベースバンドプロセッサ13Bとアプリケーションプロセッサ13Aは、データ転送要素回路A(1)18A及びデータ転送要素回路A(12)18Lを介してデータを授受する。
【0052】
(第23の実施形態)図23は本発明の第23の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
【0053】
この実施形態においては、第1の実施形態の携帯電話機10と接続ユニット20が、携帯電話機10におけるインターフェース部A19と接続ユニット20におけるインターフェース部B21とが接続されることによって接続されており、さらに、接続ユニット20におけるインターフェース部C23には、キーボード31、マウス32及びディスプレイ33が接続されている。
これにより、キーボード31のキー操作又はマウス32の移動操作・クリック操作によって生成されたデータは、接続ユニット20におけるインターフェース部C23とデータ転送回路B22とインターフェース部B21、及び携帯電話機10におけるインターフェース部A19とデータ転送回路A18を経由してプロセッサ13に供給される。一方、プロセッサ13で処理されたデータは、携帯電話機10におけるデータ転送回路A18とインターフェース部A19、及び接続ユニット20におけるインターフェース部B21とデータ転送回路B22とインターフェース部C23を経由してディスプレイ33に供給され、該ディスプレイ33ではそのデータに基づいて文字や画像が表示される。
【0054】
なお、接続ユニット20におけるインターフェース部C23には、キーボード31、マウス32及びディスプレイ33以外にも、CCDカメラ等の画像入力装置、マイクロホン等の音声入力装置、スピーカ等の音声出力装置及びプリンタを接続することができる。その際、それらの外部接続される周辺装置は、携帯電話機10にあらかじめ設定された入出力アドレス空間に割り付けられ、これにより携帯電話機10におけるプロセッサは、これら周辺装置に正しくアクセスすることができる。
その際、インターフェース部C23にキーボード31、マウス32等の周辺装置を接続するインターフェースの規格としては、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394を採用することができる。また、インターフェース部C23にディスプレイ33を接続するインターフェースとしてはDVI(Digital Visual Interface)を採用することができる。このようなインターフェース規格を採用することにより、接続ユニット20にはパソコンの分野で蓄積された技術を転用することができる。
【0055】
なお、本実施形態における接続ユニット20は、プロセッサ13及び/又はデータ転送回路A18が複数の構成要素から構成される第4、第9又は第10の携帯電話機10と接続することも可能であり、その場合、接続ユニット20を構成する各構成要素の機能は、この実施形態における接続ユニット20を構成する各構成要素の機能と基本的には同じである。
【0056】
(第24の実施形態)図24は本発明の第24の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
【0057】
この実施形態においては、第2の実施形態の携帯電話機10と接続ユニット20が、携帯電話機10におけるインターフェース部A19と接続ユニット20におけるインターフェース部B21とが接続されることによって接続されており、さらに、接続ユニット20におけるインターフェース部C23には、キーボード31、マウス32及びディスプレイ33が接続されている。
これにより、キーボード31のキー操作又はマウス32の移動操作・クリック操作によって生成されたデータは、接続ユニット20におけるインターフェース部C23とデータ転送回路B22とインターフェース部B21、及び携帯電話機10におけるインターフェース部A19とデータ転送回路A18を経由してプロセッサ13に供給される。一方、プロセッサ13で処理されたデータは、携帯電話機10におけるデータ転送回路A18とインターフェース部A19、及び接続ユニット20におけるインターフェース部B21とデータ転送回路B22とインターフェース部C23を経由してディスプレイ33に供給され、該ディスプレイ33ではそのデータに基づいて文字や画像が表示される。
なお、本実施形態における接続ユニット20は、プロセッサ13及び/又はデータ転送回路A18が複数の構成要素から構成される第5、第6、第11、第12、第15、第16、第17及び第18の携帯電話機10と接続することも可能であり、その場合、接続ユニット20を構成する各構成要素の機能は、この実施形態における接続ユニット20を構成する各構成要素の機能と基本的には同じである。
【0058】
(第25の実施形態)図25は本発明の第25の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
【0059】
この実施形態においては、第3の実施形態における携帯電話機10と接続ユニット20が、携帯電話機10におけるインターフェース部A19と接続ユニット20におけるインターフェース部B21とが接続されることによって接続されており、さらに、接続ユニット20におけるインターフェース部C23には、キーボード31、マウス32及びディスプレイ33が接続されている。
これにより、キーボード31のキー操作又はマウス32の移動操作・クリック操作によって生成されたデータは、接続ユニット20におけるインターフェース部C23とデータ転送回路B22とインターフェース部B21、及び携帯電話機10におけるインターフェース部A19とデータ転送回路A18を経由してプロセッサ13に供給される。一方、プロセッサ13で処理されたデータは、携帯電話機10におけるデータ転送回路A18とインターフェース部A19、及び接続ユニット20におけるインターフェース部B21とデータ転送回路B22とインターフェース部C23を経由してディスプレイ33に供給され、該ディスプレイ33ではそのデータに基づいて文字や画像が表示される。
なお、本実施形態における接続ユニット20は、プロセッサ13及び/又はデータ転送回路A18が、複数の構成要素から構成される第7、第8、第13、第14、第19、第20、第21及び第22の携帯電話機10と接続することも可能であり、その場合、接続ユニット20を構成する各構成要素の機能は、この実施形態における接続ユニット20を構成する各構成要素の機能と基本的には同じである。
【0060】
(第26の実施形態)図26は本発明の第26の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
【0061】
この実施形態においては、第1の実施形態における携帯電話機10と接続ユニット20が、携帯電話機10におけるインターフェース部A19と接続ユニット20におけるインターフェース部B21とが接続されることによって接続されており、さらに、接続ユニット20におけるインターフェース部C23には、キーボード31、マウス32及びディスプレイ33が接続されている。その際、接続ユニット20におけるデータ転送回路B22は、データ転送要素回路B(1)22Aとデータ転送要素回路B(2)22Bから構成され、また、インターフェース部C23は、入出力ポートC(1)23Aと入出力ポートC(2)23Bから構成されている。
【0062】
これにより、キーボード31のキー操作又はマウス32の移動操作・クリック操作によって生成されたデータは、接続ユニット20における入出力ポートC(2)23Bとデータ転送要素回路B(2)22Bとデータ転送要素回路B(1)22Aとインターフェース部B21、及び携帯電話機10におけるインターフェース部A19とデータ転送回路A18を経由してプロセッサ13に供給される。一方、プロセッサ13で処理されたデータは、携帯電話機10におけるデータ転送回路A18とインターフェース部A19、及び接続ユニット20におけるインターフェース部B21とデータ転送要素回路B(1)22Aとデータ転送要素回路B(2)22Bと入出力ポートC(1)23Aを経由してディスプレイ33に供給され、該ディスプレイ33ではそのデータに基づいて文字や画像が表示される。
なお、本実施形態における接続ユニット20は、プロセッサ13及び/又はデータ転送回路A18が複数の構成要素から構成される第4、第9又は第10の携帯電話機10と接続することも可能であり、その場合、接続ユニット20を構成する各構成要素の機能は、この実施形態における接続ユニット20を構成する各構成要素の機能と基本的には同じである。
【0063】
(第27の実施形態)図27は本発明の第27の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
【0064】
この実施形態においては、第2の実施形態における携帯電話機10と接続ユニット20が、携帯電話機10におけるインターフェース部A19と接続ユニット20におけるインターフェース部B21とが接続されることによって接続されており、さらに、接続ユニット20におけるインターフェース部C23には、キーボード31、マウス32及びディスプレイ33が接続されている。その際、接続ユニット20におけるデータ転送回路B22は、データ転送要素回路B(1)22Aとデータ転送要素回路B(2)22Bから構成され、また、インターフェース部C23は、入出力ポートC(1)23Aと入出力ポートC(2)23Bから構成されている。
【0065】
これにより、キーボード31のキー操作又はマウス32の移動操作・クリック操作によって生成されたデータは、接続ユニット20における入出力ポートC(2)23Bとデータ転送要素回路B(2)22Bとデータ転送要素回路B(1)22Aとインターフェース部B21、及び携帯電話機10におけるインターフェース部A19とデータ転送回路A18を経由してプロセッサ13に供給される。一方、プロセッサ13で処理されたデータは、携帯電話機10におけるデータ転送回路A18とインターフェース部A19、及び接続ユニット20におけるインターフェース部B21とデータ転送要素回路B(1)22Aとデータ転送要素回路B(2)22Bと入出力ポートC(1)23Aを経由してディスプレイ33に供給され、該ディスプレイ33ではそのデータに基づいて文字や画像が表示される。
なお、本実施形態における接続ユニット20は、プロセッサ13及び/又はデータ転送回路A18が複数の構成要素から構成される第5、第6、第11、第12、第15、第16、第17及び第18の携帯電話機10と接続することも可能であり、その場合、接続ユニット20を構成する各構成要素の機能は、この実施形態における接続ユニット20を構成する各構成要素の機能と基本的には同じである。
【0066】
(第28の実施形態)図28は本発明の第28の実施形態に係る携帯情報通信装置を中核とするパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
【0067】
この実施形態においては、第3の実施形態における携帯電話機10と接続ユニット20が、携帯電話機10におけるインターフェース部A19と接続ユニット20におけるインターフェース部B21とが接続されることによって接続されており、さらに、接続ユニット20におけるインターフェース部C23には、キーボード31、マウス32及びディスプレイ33が接続されている。その際、接続ユニット20におけるデータ転送回路B22は、データ転送要素回路B(1)
22Aとデータ転送要素回路B(2)22Bから構成され、また、インターフェース部C23は、入出力ポートC(1)23Aと入出力ポートC(2)23Bから構成されている。
【0068】
これにより、キーボード31のキー操作又はマウス32の移動操作・クリック操作によって生成されたデータは、接続ユニット20における入出力ポートC(2)23Bとデータ転送要素回路B(2)22Bとデータ転送要素回路B(1)22Aとインターフェース部B21、及び携帯電話機10におけるインターフェース部A19とデータ転送回路A18を経由してプロセッサ13に供給される。一方、プロセッサ13で処理されたデータは、携帯電話機10におけるデータ転送回路A18とインターフェース部A19、及び接続ユニット20におけるインターフェース部B21とデータ転送要素回路B(1)22Aとデータ転送要素回路B(2)22Bと入出力ポートC(1)23Aを経由してディスプレイ33に供給され、該ディスプレイ33ではそのデータに基づいて文字や画像が表示される。
なお、本実施形態における接続ユニット20は、プロセッサ13及び/又はデータ転送回路A18が、複数の構成要素から構成される第7、第8、第13、第14、第19、第20、第21及び第22の携帯電話機10と接続することも可能であり、その場合、接続ユニット20を構成する各構成要素の機能は、この実施形態における接続ユニット20を構成する各構成要素の機能と基本的には同じである。
【0069】
(第29の実施形態)図29は本発明の第29の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合を説明している。
この実施例の構成及び各構成要素の機能は、接続ユニット20にHDD24が備えられており、該HDD24は、入出力ポートC(2)23Bに接続されていることを除いて、第28の実施形態の構成及び各構成要素の機能と同じである。
【0070】
そこでは、携帯電話機10のRAM15に一時的に保存されたデータはプロセッサ13に転送され、該データは、プロセッサ13から、携帯電話機10におけるデータ転送回路A18とインターフェース部A19、及び接続ユニット20におけるインターフェース部B21とデータ転送要素回路B(1)22Aとデータ転送要素回路B(2)22Bと入出力ポートC(2)23Bを経由してHDD24に転送された上で、該HDD24に収納されたHD(Hard Disk)のしかるべきセクタに保存される。逆に、HDD24に収納されたHDに保存されたプログラム等のデータは、接続ユニット20における入出力ポートC(2)23Bとデータ転送要素回路B(2)22Bとデータ転送要素回路B(1)22Aとインターフェース部B21、及び携帯電話機10におけるインターフェース部A19とデータ転送回路A18を経由してプロセッサ13に転送され、該データは、プロセッサ13からRAM15に転送された上で、該RAMのしかるべき記憶ブロックに一時的に保存されたり、プロセッサ13からRAM15に転送された上で、該フラッシュメモリ14のしかるべき記憶ブロックに格納されたりする。
その際、入出力ポートC(2)23BにHDD24を接続するインターフェースの規格としては、IDE(Integrated Device Electronics)やATA(ATAttachment)を採用することができる。このようなインターフェース規格を採用することにより、接続ユニット20にはパソコンの分野で蓄積された技術を転用することができる。
【0071】
これにより、接続ユニット20に備えられたHDD24として、例えば数十ギガバイト以上の大容量のHDDを選定すれば、携帯電話機10が送受信部12を経由して公衆ネットワークから取り込んだデータを携帯電話機10のフラッシュメモリ14の容量に煩わされることなく保存することができる。一方、HDD24に格納されたプログラム等のデータを、携帯電話機10におけるフラッシュメモリ14及び/又はRAM15に読み込む作業も容易にできるようになる。
なお、接続ユニット20の入出力ポートC(2)23Bには、HDDだけでなく、例えばCD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)ドライブやDVD(Digital Versatile Disk又はDigital Video Disk)−ROMドライブ等のアプリケーション提供媒体用の周辺装置を接続することも可能である。その場合、携帯電話機10におけるプロセッサ13及びRAM15等の機能を活用することにより、CD−ROMやDVD−ROMに保存されたアプリケーションプログラムをHDD24に保存することができる。そして、該アプリケーションプログラムは、上述のような仕方でフラッシュメモリ14及び/又はRAM15に読み込むことができる。こうして、本発明の携帯情報通信装置を中核とするパーソナルコンピュータシステムは、多様な用途に汎用的に利用することができる。
【0072】
一方、図30は、第29の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成を説明する外観図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合を説明している。
【0073】
そこでは、接続ユニット20は携帯電話機10を挿入する挿入口42を有し、該挿入口42に携帯電話機10を挿入することによって、携帯電話機10におけるインターフェース部A19(図30に図示されていない)と接続ユニット20におけるインターフェース部B21(図30に図示されていない)が接触し、結果として、携帯電話機10と接続ユニット20が接続される。
また、接続ユニット20は、キーボードケーブル43及びマウスケーブル44用の接続端子41を有し、そこにキーボードケーブル43及びマウスケーブル44のコネクタを挿入することによって、これらの入力装置を接続ユニット20に接続することができる。さらに、接続ユニ
ット20は、ディスプレイケーブル45用の接続端子(図30に図示されていない)も有し、ディスプレイケーブル45のコネクタを該接続端子と、ディスプレイ側の接続端子(図30に図示されていない)に接続することによって、ディスプレイ33を接続ユニット20に接続することができる。
【0074】
なお、接続ユニット20は電源ケーブル46も有し、該電源ケーブル46のプラグを商用交流電源のコンセント47に挿入することにより、接続ユニット20を駆動することができるとともに、接続ユニット20に内蔵される電圧変換、整流、及び電力供給機構(いずれも図30に図示されていない)によって、携帯電話機10に内蔵されるバッテリー(図30に図示されていない)を充電することができる。
【0075】
(第30の実施形態)図31は本発明の第30の実施形態に係る携帯情報通信装置用外部入出力ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成を説明するための外観図であり、特に、該携帯通信装置が携帯電話機である場合について説明している。
【0076】
この実施形態においては、外部入出力ユニット50が以下のような構成となっている。すなわち、上面にキーボード部51を有する筐体の内部に、図31には図示されていないインターフェース部D(その基本的な機能は、本発明の第23から第29の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニットにおけるインターフェース部Bと同じである)を構成する回路、データ転送回路D(その基本的な機能は、本発明の第23から第29の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニットにおけるデータ転送回路Bと同じである)、及びHDDが収められ、該筐体と液晶パネルからなるディスプレイ部53がヒンジで接続している。該筐体の側面部には、接続ケーブル用の接続端子54を有し、そこにマウスケーブル44のコネクタを挿入することによって、マウス32を外部入出力ユニット50内のインターフェース部Dと接続することができる。なお、マウス32を外部入出力ユニット50に接続しない場合、接続ユニット20の筐体の上面に配備されたタッチパッド部52をポインティングデバイスとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の第6の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図7】本発明の第7の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図8】本発明の第8の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図9】本発明の第9の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図10】本発明の第10の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図11】本発明の第11の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図12】本発明の第12の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図13】本発明の第13の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図14】本発明の第14の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図15】本発明の第15の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図16】本発明の第16の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図17】本発明の第17の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図18】本発明の第18の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図19】本発明の第19の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図20】本発明の第20の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図21】本発明の第21の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図22】本発明の第22の実施形態に係る携帯情報通信装置の構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図23】本発明の第23の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図24】本発明の第24の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図25】本発明の第25の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図26】本発明の第26の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図27】本発明の第27の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図28】本発明の第28の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図29】本発明の第29の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成及び機能を説明するためのブロック図である。
【図30】本発明の第29の実施形態に係る携帯情報通信装置用接続ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成を説明するための外観図である。
【図31】本発明の第30の実施形態に係る携帯情報通信装置用外部入出力ユニット及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステムの構成を説明するための外観図である。
【符号の説明】
【0078】
10‥‥‥携帯電話機
11‥‥‥送受話部
11A‥‥‥マイクロホン
11B‥‥‥スピーカ
12‥‥‥送受信部
12A‥‥‥アンテナ
12B ‥‥‥送受信回路
13‥‥‥プロセッサ
13A‥‥‥アプリケーションプロセッサ
13B‥‥‥ベースバンドプロセッサ
14‥‥‥フラッシュメモリ
15‥‥‥RAM
16‥‥‥操作部
17‥‥‥表示部
18‥‥‥データ転送回路A
18A‥‥‥データ転送要素回路A(1)
18B‥‥‥データ転送要素回路A(2)
18C‥‥‥データ転送要素回路A(3)
18D‥‥‥データ転送要素回路A(4)
18E‥‥‥データ転送要素回路A(5)
18F‥‥‥データ転送要素回路A(6)
18G‥‥‥データ転送要素回路A(7)
18H‥‥‥データ転送要素回路A(8)
18I‥‥‥データ転送要素回路A(9)
18J‥‥‥データ転送要素回路A(10)
18K‥‥‥データ転送要素回路A(11)
18L‥‥‥データ転送要素回路A(12)
19‥‥‥インターフェース部A
20‥‥‥接続ユニット
21‥‥‥インターフェース部B
22‥‥‥データ転送回路B
22A‥‥‥データ転送要素回路B(1)22A
22B‥‥‥データ転送要素回路B(2)22B
23‥‥‥インターフェース部C
23A‥‥‥入出力ポートC(1)
23B‥‥‥入出力ポートC(2)
24‥‥‥HDD
31‥‥‥キーボード
32‥‥‥マウス
33‥‥‥ディスプレイ
41‥‥‥接続端子
42‥‥‥挿入口
43‥‥‥キーボードケーブル
44‥‥‥マウスケーブル
45‥‥‥ディスプレイケーブル
46‥‥‥電源ケーブル
47‥‥‥コンセント
50‥‥‥外部入出力ユニット
51‥‥‥キーボード部
52‥‥‥タッチパッド部
53‥‥‥ディスプレイ部
54‥‥‥接続端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーのキー操作に応じて文字、数字、記号等のキャラクタで構成されるデータ(以下、キャラクタデータと略記する)を生成し、後記データ処理手段へ送信するキャラクタ入力手段と、
電波信号を用いてネットワークからデータを受信し、後記データ処理手段へ送信するとともに、後記データ処理手段で処理されたデータを受信し、電波信号を用いてネットワークへ送信する送受信手段と、
後記データ処理手段を動作させるプログラム及びデータを格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納されたプログラムに従ってデータを処理するプロセッサ機能と、携帯情報通信装置の各構成要素との間でデータを授受するデータ授受機能とを有するデータ処理手段と、
前記データ処理手段で処理されたデータを受信して文字や画像を表示する表示手段と、
を備えたハンドヘルド又はパームサイズの携帯情報通信装置であって、
外部キャラクタ入力手段と外部ディスプレイ手段とを含む周辺装置、及び/又は、外部キャラクタ入力手段と外部ディスプレイ手段とが接続される周辺装置を接続するインターフェース手段Aを備えた上で、
前記データ処理手段は、
前記キャラクタ入力手段から、該キャラクタ入力手段が生成したキャラクタデータ(以下、内部キャラクタデータと略記する)を受信し、該内部キャラクタデータを処理する機能と、
前記表示手段がそれを受信することによって文字や画像を表示することができるデータ(以下、内部表示データと略記する)を生成し、該内部表示データを前記表示手段に送信する機能と、
前記記憶手段との間でデータを授受する機能と、
前記インターフェース手段Aから、周辺装置における外部キャラクタ入力手段又は周辺装置に接続された外部キャラクタ入力手段(以下、「周辺装置における〜手段又は周辺装置に接続された〜手段」を「周辺装置における〜手段」と略記する)が生成したキャラクタデータ(以下、外部キャラクタデータと略記する)を受信し、該外部キャラクタデータを処理する機能と、
周辺装置における外部ディスプレイ手段がそれを受信することによって文字や画像を表示することができるデータ(以下、外部表示データと略記する)を生成し、該外部表示データを前記インターフェース手段Aに送信する機能と、
を有し、
前記インターフェース手段Aは、
前記データ処理手段から外部表示データを受信して周辺装置に送信する機能と、
周辺装置から外部キャラクタデータを受信して前記データ処理手段に送信する機能と、
を有することを特徴とする、携帯情報通信装置。
【請求項2】
前記データ処理手段は、
データを処理するプロセッサ部分と、
前記キャラクタ入力手段から内部キャラクタデータを、前記インターフェース手段Aから外部キャラクタデータを、それぞれ受信して前記プロセッサ部分に送信するとともに、前記プロセッサ部分から内部表示データと外部表示データの双方を受信し、該内部表示データを前記表示手段に、該外部表示データを前記インターフェース手段Aに、それぞれ送信する機能を有するデータ転送部分と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載の携帯情報通信装置。
【請求項3】
前記インターフェース手段Aは、外部記憶手段を含む周辺装置、及び/又は、外部記憶手段が接続される周辺装置を接続する機能を備え、
前記データ処理手段と前記インターフェース手段Aとが相俟って、前記データ処理手段が、前記インターフェース手段Aを経由して、周辺装置における外部記憶手段との間でデータを授受する機能を実現することを特徴とする、請求項1又は2に記載の携帯情報通信装置。
【請求項4】
請求項1乃至3に記載の携帯情報通信装置の記憶手段に格納されるプログラムであって、
前記データ処理手段に、
前記キャラクタ入力手段から内部キャラクタデータを受信し、該内部キャラクタデータを処理する処理と、
内部表示データを生成し、該内部表示データを前記表示手段に送信する処理と、
前記記憶手段との間でデータを授受する処理と、
を実行させるとともに、
前記データ処理手段と前記インターフェース手段Aとに、
周辺機器から外部キャラクタデータを受信し、該外部キャラクタデータを処理する処理と、
外部表示データを生成し、該外部表示データを周辺装置に送信する処理と、
を実行させることを特徴とする携帯情報通信装置用プログラム。
【請求項5】
請求項3に記載の携帯情報通信装置の記憶手段に格納されるプログラムであって、
前記データ処理手段に、
前記キャラクタ入力手段から内部キャラクタデータを受信し、該内部キャラクタデータを処理する処理と、
内部表示データを生成し、該内部表示データを前記表示手段に送信する処理と、
前記記憶手段との間でデータを授受する処理と、
を実行させるとともに、
前記データ処理手段と前記インターフェース手段Aとに、
周辺機器から外部キャラクタデータを受信し、該外部キャラクタデータを処理する処理と、
外部表示データを生成し、該外部表示データを周辺装置に送信する処理と、
周辺装置における外部記憶手段との間でデータを授受する処理と、
を実行させることを特徴とする携帯情報通信装置用プログラム。
【請求項6】
前記記憶手段の各記憶ブロック、前記キャラクタ入力手段、前記送受信手段及び前記表示手段と、前記インターフェース手段Aに接続される周辺装置とを識別し得るだけの十分な大きさの入出力アドレス空間を設定した上で、
該アドレス空間の番地を指定することにより、前記データ処理手段に、前記記憶手段の各記憶ブロック、前記キャラクタ入力手段、前記送受信手段、前記表示手段、又は前記インターフェース手段Aに接続された周辺装置のうちのいずれか一つにアクセスしてデータを授受する処理を実行させることを特徴とする、請求項4又は5に記載の携帯情報通信装置用プログラム。
【請求項7】
請求項1乃至3に記載の携帯情報通信装置とともに用いる接続ユニットであって、
該携帯情報通信装置のインターフェース手段Aと接続され、該インターフェース手段Aから外部表示データを受信する機能と、該インターフェース手段Aに外部キャラクタデータを送信する機能とを有するインターフェース手段Bと、
外部文字入力装置と外部ディスプレイ装置とが接続され、外部文字入装置から外部キャラクタデータを受信する機能と、外部ディスプレイ装置に外部表示信号を送信する機能とを有するインターフェース手段Cと、
を備えたことを特徴とする携帯情報通信装置用接続ユニット。
【請求項8】
請求項3に記載の携帯情報通信装置とともに用いる接続ユニットであって、
後記インターフェース手段B経由でデータを授受する外部記憶手段Bと、
該携帯情報通信装置のインターフェース手段Aと接続され、該インターフェース手段Aから外部表示データを受信する機能と、該インターフェース手段Aに外部キャラクタデータを送信する機能と、前記外部記憶手段Bとの間でデータを授受する機能とを有するインターフェース手段Bと、
外部文字入力装置と外部ディスプレイ装置とが接続され、外部文字入装置から外部キャラクタデータを受信する機能と、外部ディスプレイ装置に外部表示信号を送信する機能とを有するインターフェース手段Cと、
を備えたことを特徴とする携帯情報通信装置用接続ユニット。
【請求項9】
請求項1乃至3に記載の携帯情報通信装置とともに用いる外部入出力ユニットであって、
ユーザーのキー操作に応じて外部キャラクタデータを生成して後記インターフェース手段Dへ送信する外部キャラクタ入力手段と、
後記インターフェース手段D経由で外部表示データを受信して文字や画像を表示する外部ディスプレイ手段と、
前記携帯情報通信装置のインターフェース手段Aと接続され、該インターフェース手段Aから外部表示データを受信する機能と、該インターフェース手段Aに外部キャラクタデータを送信する機能とを有するインターフェース手段Dと、
を備えたことを特徴とする携帯情報通信装置用外部入出力ユニット。
【請求項10】
請求項3に記載の携帯情報通信装置とともに用いる外部入出力ユニットであって、
ユーザーのキー操作に応じて外部キャラクタデータを生成して後記インターフェース手段Dへ送信する外部キャラクタ入力手段と、
後記インターフェース手段D経由で外部表示データを受信して文字や画像を表示する外部ディスプレイ手段と、
後記インターフェース手段Dとの間でデータを授受する外部記憶手段Dと、
該携帯情報通信装置のインターフェース手段Aと接続され、該インターフェース手段Aから外部表示データを受信する機能と、該インターフェース手段Aに外部キャラクタデータを送信する機能と、前記外部記憶手段Dとの間でデータを授受する機能とを有するインターフェース手段Dと、
を備えたことを特徴とする携帯情報通信装置用外部入出力ユニット。
【請求項11】
前記インターフェース手段Dを構成する回路を筐体の内部に納め、さらに、前記外部記憶手段Dを備えた場合には、該外部記憶手段Dも該筐体の内部に納め、
該筐体の天面には外部キャラクタ入力手段を構成するキーを配置し、
該筐体の側面又は底面には、インターフェース手段Dを構成する外部端子を配置するとともに、
前記外部ディスプレイ手段を構成するディスプレイパネルを該筐体にヒンジ等で接続したことを特徴とする、請求項9乃至10に記載の携帯情報通信装置用外部入出力ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公開番号】特開2006−295965(P2006−295965A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−155586(P2006−155586)
【出願日】平成18年6月5日(2006.6.5)
【分割の表示】特願2006−77940(P2006−77940)の分割
【原出願日】平成16年12月24日(2004.12.24)
【出願人】(301006530)
【Fターム(参考)】