説明

携帯機器用の盗難防止装置

本発明は、ドッキング装置(3)に携帯機器(4)を取り付ける手段(20)を含む、該ドッキング装置(3)と接触するように設計された、無線携帯機器(4)用の盗難防止装置に関する。本発明による盗難防止装置は、電気信号(44)に基づいて取付け手段(20)のロック解除を指令する電気機械システム(48)を備える。電気信号(44)は、ソフトウェア・ユニット(1)により供給される指令(45)により無効にされる。本発明はとりわけ、ドッキング装置(3)と組み合わされた無線の携帯X線センサー(4)用の盗難防止装置として使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線携帯機器用の盗難防止装置に関する。本発明はとりわけ、ドッキング・ステーションと組み合わされた、無線の携帯X線センサー用の盗難防止装置として使用される。
【背景技術】
【0002】
医用画像の分野において、軽量の携帯機器に対する画像装置のトレンドは、これらの装置の盗難に対抗する保護に関する、新たな要求を生み出す。例えば、無線の携帯X線センサーは非常に盗み易い、大変高価なものである。そのようなセンサーに対する盗難防止システムは、次の2つの主な基準を満足しなければならない:
・盗難の技術的困難さにより、潜在的な盗人を断念させ、
・使用の制約を限定することにより、センサーを幾人もの人々によって利用可能な状態に保つことを可能にする。
【0003】
これまで、使用されている唯一の盗難防止システムは、ラップトップ・コンピュータに用いられているような:一般的に金属のケーブルがラップトップ・コンピュータに取り付けられ、ロック解除だけの手段として機械的なキーを有する、例えばテーブルのような、より人目を引く要素に接続されているようなものである。
【0004】
これらの盗難防止装置の主な不都合は次の通りである:
・人がセンサーをロックしようと考えずに、該センサーを置くという危険性を伴いつつ、盗難防止装置をロックするための機械的及び手動の操作が必要とされ、
・盗難防止装置のロック解除にはキーの所有を必要とし、それは相当な紛失の危険性を伴う本人が永続的にキーを持つことを意味し、
・数人による使用は、キーの増加を含んでおり、従ってこれらのキーを紛失する危険性が増し、場合によっては様々なキーの間の混同、又はキーが悪者の手に落ちた場合は不正な使用の危険性を有する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの目的は、とりわけ前述の不具合を軽減することである。このため、本発明の主題はドッキング装置と接触するように設計された、携帯機器用の盗難防止装置である。ドッキング装置は、携帯機器をドッキング装置に取り付ける手段を備える。盗難防止装置は、電気信号に基づいて取付け手段のロック解除を指令する電気機械システムを含む。電気信号は、ソフトウェア・ユニットにより供給される指令によって無効にされ得る。
【0006】
電気信号は、ソフトウェア・ユニットによりドッキング装置へ送られる無効化メッセージに基づいて無効にされ得る。無効化メッセージは、適切なインターフェースによって増幅された信号を生成し得る。増幅された信号は電気機械システムの給電回路を開く。
【0007】
電気信号は、ソフトウェア・ユニットによりドッキング装置へ送られる無効化解除(enable)メッセージに基づき、有効にされ得る。無効化解除メッセージは、適切なインターフェースによって増幅された信号を生成する。増幅された信号は電気機械システムの給電回路を閉じる。
【0008】
ソフトウェア・ユニットを介するパスワードの入力は、無効化解除メッセージの該ソフトウェア・ユニットによる送信を生じ得る。パスワードの入力は、携帯機器の使用を安全にする。
【0009】
無効化解除メッセージは、パラメータ化され得る(programmable)時間的基準に従って、該ソフトウェア・ユニットにより自動的に送られ得る。
【0010】
電気機械システムは、取付け手段に接続された磁石に作用し、該取付け手段が開放されることを可能にする、少なくとも1つの電磁石を含み得る。
【0011】
電気信号は、例えばドッキング装置上に置かれたボタンにより生成される。
【0012】
電気機械システムは、機械的ロック解除手段を備え得る。
【0013】
携帯機器はX線センサーであってもよく、ドッキング装置は例えばX線センサー・ドッキング・ステーションである。
【0014】
ソフトウェア・ユニットは、リンクを介してドッキング・ステーションに接続された、医用画像システム管理ソフトウェア・プログラムを含むコンピュータであり得る。
【0015】
本発明の主な利点は特に、それが使用及び適用するのに簡単であり、また製作するのにそれほど高価でないということである。
【0016】
本発明の特徴及び利点は、例示として与えられ、制限されず、添付図面に関して製作される以下の記述の助けにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】医用画像システムの全体的線図である。
【図2a】ロックが解除された位置における、ドッキング・ステーションにセンサーを取り付ける装置の概略的表示である。
【図2b】ロックされた位置における、ドッキング・ステーションにセンサーを取り付ける装置の概略的表示である。
【図3】ドッキング・ステーションにおける、センサーのロック/ロック解除用装置の概略的表示である。
【図4】センサーのロック/ロック解除用装置が、様々な構成においてどのように動作するかのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は医用画像システムを表わす。このシステムは医用画像システムを管理するためのソフトウェア・ユニット1を備える。このソフトウェア・ユニット1は医用画像システム管理ソフトウェア・プログラムを含む、コンピュータ1であり得る。コンピュータ1はリンク2を介して、センサー4用のドッキング・ステーション3と通信する。ドッキング・ステーション3とコンピュータ1との間のリンク2は、2つの電子装置間のデータ交換を可能にする電線又は光リンク、あるいは任意の別のタイプのリンクであってもよい。ドッキング・ステーション3は、例えば医用画像システムの管理用コンピュータ1への、通信リレーとしてのセンサー4用にもまた使用されている、センサー4のバッテリーの再充電用ステーションであり得る。センサー4は、動作していないとき、従ってドッキング・ステーション3の上に置かれる。ドッキング・ステーション3は、センサー4がそれと接触して置かれるときに、該センサー4を取り付ける装置を有する。この取付け装置は、センサー4がドッキング・ステーション3の上に置かれるとき、それをロック又はロック解除するための、本発明による装置と組み合わされる。センサー4は、押しボタンであり得る側方ボタン5を使って、又はドッキング・ステーション3の上に位置するロック6の中に差し込まれるキーを使ってのいずれかにより、ロックを解除され得る。
【0019】
図2a及び2bは、センサー4をドッキング・ステーション3に取り付ける装置の一例を表わす。図2aはドッキング・ステーション3に対してロックを解除された位置における、センサー4を表わす。図2bは一方で、ドッキング・ステーション3にロックされたセンサー4を表わす。図2a及び2bにおけるセンサー4は、ドッキング・ステーション3上に置かれた第1端31及び第2端32を含む、小さなケースの形である。長方形ブロックの形状で表わされるドッキング・ステーション3は、センサー4がドッキング・ステーション3上に置かれているとき、該センサー4の保持を可能にする、取付け装置20を備える。センサー4をドッキング・ステーション3に取り付ける装置20は、本発明による装置の一環として、特定のロック解除手順を行なうことなしにはドッキング・ステーション3から取り除けないように、該センサー4がドッキング・ステーション3上に置かれている時にはロックされる。例えばドッキング・ステーション3の横の部分に位置するボタン5は、単にそれを押すことによりセンサー4を解放するために使用され得る。この押す操作は、それがセンサー4を解放するように、取付け装置20を作動させることを可能にする。該ボタン5は、その存在を知る人だけが作動させ得るために、目立たないように置かれ得る。これは、センサー4をドッキング・ステーション3から取り除ける人の数を、減少させることを可能にする。
【0020】
センサー4をドッキング・ステーション3に取り付ける装置20は、該ドッキング・ステーション3と接触しているセンサー4を保持できる、2つの剛性のある薄板(strip)21、22を備え得る。センサー4は、ドッキング・ステーション3へと押し付けられるように、第1の薄板21とドッキング・ステーション3との間でスライドさせられる。第1の薄板21はドッキング・ステーション3に固定される。センサー4の第1端31が第1の薄板21とドッキング・ステーション3との間に位置するとき、センサー4は、第1の回転可能な軸25を介して第2のロッド24に接続されている、第1のロッド23に圧力を加える。該第1のロッド23の回転運動は、第2ロッド24の並進運動を引き起こす。磁石26が第2のロッド24に取り付けられている。センサー4を取り付ける装置20が、図2aに示すように開放位置にあるとき、磁石26は2つの電磁石27、28の間に位置する。センサー4を取り付ける装置20が閉じるとき、磁石26は第2のロッド24により平行移動する:それはもはや2つの電磁石27、28の間に位置しない。センサー4を取り付ける装置20が閉じるとき、第2のロッド24はその並進運動において、第2のロッド24に固定された第2の回転可能な軸29、及び第2の薄板22を動作させる。第2ロッド24の並進運動は、第2の回転軸29を介して、ドッキング・ステーション3に固定された第3の回転軸30まわりに第2の薄板22の回転を生じる。該第2の薄板22はそのときセンサー4の第2端32を覆い、それによってセンサー4をドッキング・ステーション3にロックするであろう。
【0021】
センサー4を取り付ける装置20が閉じるとき、ボタン5を押す操作は磁石26を吸引する電磁石27、28への給電を可能にし、それによって、センサー4を取り付ける装置20を閉じるために用いられる並進運動とは反対方向に、ロッド24の並進運動を生み出す。この並進運動は第2の薄板22が第3の回転軸30まわりに回転することを引き起こし、それによりセンサー4を解放する。
【0022】
取付け装置20は有利なことに、センサー4がドッキング・ステーション3上に置かれているとき、それが自動的にロックされることを可能にする。センサー4を取り出すことは、ボタン5を押して、次にそのボタン5に対する圧力のおかげで開放された取付け装置20から、センサー4を引き出すことにあり得る、簡単な手動操作を要する。
【0023】
図3は、センサー4を取り付ける装置20によりロックされる、ドッキング・ステーション3上に該センサー4が置かれているとき、それをロック及びロック解除するための、本発明による電気機械装置48の適用を示す。本発明によるロック及びロック解除装置48は例えば、給電回路41が閉じているとき、電磁石27、28に給電することを可能にする、電源装置40を含む。給電回路41は例えば2つのスイッチ42、43を有する。第1のスイッチ42はボタン5の圧力で閉じ、それはこのための電気信号44を生成する。該第1のスイッチ42の閉鎖は、2つの電磁石27、28への給電をもたらし、それによって図2aに示すようにセンサー4のロックを解除する。ボタン5を用いて行なわれる該センサーのロック解除は、それゆえ電気的なロック解除動作である。
【0024】
第2のスイッチ43は電磁的ロック解除の無効化が要求されたときのみ開かれる。ボタン5を用いたセンサー4のロック解除は、コンピュータ1からステーション3に送られる無効化メッセージ45を用いて無効にされ得る。この無効化メッセージ45がドッキング・ステーション3により一旦受信されたならば、適切なインターフェース46が、スイッチ43を開く指令モジュール47に伝送された増幅信号51へと、このメッセージを変換する。この場合、無効化解除メッセージ49がコンピュータ1によって送られない限り、ボタン5を押すことはセンサー4のロック解除に対して効果がない。
【0025】
ドッキング・ステーション3が無効化解除メッセージ49を受信したとき、増幅された信号51がスイッチ43を閉じるように、インターフェース46はこの無効化解除メッセージ49を、指令モジュール47に伝送される該増幅信号51へと変換する。一旦スイッチ43が閉じられたならば、単にボタン5を押すことがセンサー4のロック解除を可能にする。
【0026】
無効化メッセージ45は、医用画像システム管理ソフトウェア・プログラムのマンマシン・インターフェースを介して、ユーザーにより送られ得る。該無効化メッセージも又、医用画像システム管理ソフトウェア・プログラムによって、該医用画像システム管理ソフトウェア・プログラム内の、パラメータ化され得る基準へ自動的に送られ得る。この基準は、例えば無効にされた状態の始まりに対する時間及び日付か、あるいはセンサー4の最後の使用からの決められた経過時間のような、時間的基準であり得る。自動モード又は手動モードにおける、無効にされた状態の動作は、医用画像システム管理ソフトウェア・プログラム内でパラメータ化され得る。無効化解除メッセージ49は、例えば医用画像システム管理ソフトウェア・プログラムからユーザーの操作で、あるいはパスワードを入力することにより送られ得る。これは携帯機器の使用を安全にすることが可能である:具体的には、医用画像システム管理ソフトウェア・プログラム又はパスワードを知っている人だけが、センサー4のロック解除を有効にし得る。
【0027】
ロック解除を有効にするためのメッセージ49が送信され得ないとき、ボタン5を介した電気的ロック解除が、無効にされた状態において実行され、機械的ロック解除手段50が、例えばキーを用いて、センサー4をドッキング・ステーション3から解放するため、該ステーション3のロック6内で操作されることを可能にする。該キーは、2つの電磁石27、28の間に磁石26を設置するために、ロッド24を引くことを可能にする、例えば図示されていない機械的システムを操作することにより作用することができ、それは図2aに示すようなセンサー4のロック解除をもたらす。これは従って有利なことに、例えばコンピュータとドッキング・ステーション3との間のリンク2が機能しないか、又はコンピュータのパスワードが失われたとき、センサー4のロック解除を可能にする。
【0028】
本発明による装置は、従って様々な使用状況に応じて、センサー4のロック及びロック解除用の幾つかの手段を持つことを可能にする。
【0029】
図4はセンサー4のロックされた状態に応じて、該センサー4を解放するために実施されるべき手順の、ブロック線図を表わす。本発明による装置の一般原則は、以下の3つの異なる方法で盗難防止装置を使えるようにすることである。
・標準的使用においては、ステーション3のボタン5を押すことが、センサー4をドッキング・ステーション3から取り出せるように、該センサー4をロック解除するためには十分であり、
・より安全な使用方法において、ロック操作はボタン5を用いて無効にされ、
・例えば故障の場合のような劣化した使用モードにおいては、キーを用いてセンサーを解放することができる。
【0030】
センサー4は、ステーション3上におけるそのロックに関連して、幾つかの状態にあり得る:第1の状態60は、例えばセンサーがドッキング・ステーションの外側にある時にロック解除されているか、又は取付け装置20がドッキング・ステーション3上でセンサー4をロックしていない時であり得る。第2の状態61は、センサー4がドッキング・ステーション3上にロックされているが、しかしロック解除が無効にされず、それは例えば典型的に、盗難防止装置の標準的使用の場合である状況に相当し得る:その時、センサー4を解放するためにはボタン5を押せば十分である。第3の状態62はロック解除が無効にされ、センサーがロックされている状態に相当し得る。この第3の状態62は、センサー4の安全な使用に対応し、無効にされた状態を取り除くためには、コンピュータ1上におけるオペレータの操作が必要である。センサー4は、例えばそれが少ししか使用されないとき、この第3の状態62に置かれ得る。
【0031】
センサー4がロックを解除された状態60にあり、そしてドッキング・ステーション3上に置かれているとき:
・センサーがロックされ、ロック解除が無効にされない状態61に、それが切り換わるか、
・又はセンサー4がステーション3上に置かれる前に、該ステーション3がコンピュータ1から無効化メッセージ45を受信した場合、センサーがロックされ、ロック解除が無効にされた状態62に、それが切り換わる。
【0032】
センサーがロックされ、ロック解除が無効にされない状態61にセンサー4があるとき:
・ボタン5が単に押され、センサー4がロックを解除され、それが次にセンサーのロックを解除された状態60に切り換わるか、
・又はステーション3がコンピュータ1から無効化メッセージ45を受信し、該センサー4が次に、センサーがロックされ、ロック解除が無効にされた状態62に切り換わる。
【0033】
センサー4が状態62にあるとき、センサーはロックされ、ロック解除は次の場合に無効にされる:
・センサーがロックされ、ロック解除が無効にされない状態61に該センサーを切り換える無効化解除メッセージ49をユーザーがコンピュータ1を介して送るか、
・又は無効化解除メッセージ49を送ることが不可能で、この場合センサー4をステーション3から機械的に解放するために、キーを利用することが必要であるとき。センサー4はそのとき、センサーがロック解除された状態60にある。
【0034】
本発明による盗難防止装置は、携帯機器の通常の使用が幾人かのユーザー間での共有を必要とするとき、1つがその他のコントローラである、別の装置とペアになることが望まれる任意の携帯機器に適用され得る。例えば、マンマシン・インターフェースを介して、携帯機器のロック解除が無効にされた状態を取り除くための指令を可能にする、組み込まれたソフトウェアを有するステーションを持つことができる。
【0035】
標準的使用の範囲内で、本発明による盗難防止装置の主な利点は、様々なユーザー間でのキーの共有はないが、しかし盗難防止保護とは別個のやり方で、現行の医用画像ハードウェア管理システムの共同利用が存在することである。
【0036】
本発明による装置の別の利点は、標準的使用において、センサー4の各使用のためにコードを入力すること、又はキーを持つことが不要ということである。例えばセンサー4の集中的な使用の間に有利なことは、センサー4をロック解除するために行なわれるべき操作が、そのとき速く簡単であるということである。
【0037】
センサーはドッキング・ステーション3上に該センサー4を置くことにより、有利にも他の操作無しにロックされる。これは、センサー3がドッキング・ステーション3上に置かれると直ちにロックされるのを確実にすることができる。
【0038】
本装置の別の利点は、適用するのに簡単だということである。具体的には、本装置は現行のハードウェアに対して僅かな追加しか必要としない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯機器(4)をドッキング装置(3)に取り付ける手段(20)を含む、ドッキング装置(3)と接触するように設計された、携帯機器(4)用の盗難防止装置であって、
ソフトウェア・ユニット(1)により供給された指令(45)によって無効にされる電気信号(44)に基づき、取付け手段(20)のロック解除を指令する電気機械システム(48)を備えることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記電気信号(44)が、前記ソフトウェア・ユニット(1)により前記ドッキング装置(3)に送られる無効化メッセージ(45)に基づいて無効にされ、前記無効化メッセージ(45)が、適切なインターフェース(46)によって増幅された信号(51)を生成し、該増幅された信号が前記電気機械システム(48)の給電回路(41)を開くことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記電気信号が、ソフトウェア・ユニット(1)によりドッキング装置(3)に送られる無効化解除メッセージ(49)に基づいて有効にされ、前記無効化解除メッセージ(49)が、適切なインターフェースによって増幅された信号を生成し、該増幅された信号が前記電気機械システム(48)の給電回路(41)を閉じることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記ソフトウェア・ユニット(1)を介するパスワードの入力が、該ソフトウェア・ユニット(1)による無効化解除メッセージ(49)の送信を生じ、前記携帯機器(4)の使用を安全にすることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記無効化メッセージ(45)が、パラメータ化され得る時間的基準に従って、前記ソフトウェア・ユニット(1)により自動的に送られることを特徴とする、請求項2または3に記載の装置。
【請求項6】
前記電気機械システム(48)が、取付け手段(20)に接続された磁石(26)に作用する少なくとも1つの電磁石(27、28)を備え、該取付け手段(20)の開放を可能にすることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記電気信号(44)が、前記ドッキング装置(3)の所に置かれたボタン(5)により生成されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記電気機械システム(48)が機械的ロック解除手段(50)を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
X線センサー(4)をドッキングするためのステーション(3)と接触するように設計された、該X線センサー(4)に対して適することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記電気信号(44)の前記指令(45)が、リンク(2)を介して前記ドッキング装置(3)に接続された医用画像システム管理ソフトウェア・プログラムを含むコンピュータ(1)によって供給されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。

【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4】
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【図1】
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【公表番号】特表2010−508454(P2010−508454A)
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−535076(P2009−535076)
【出願日】平成19年10月31日(2007.10.31)
【国際出願番号】PCT/EP2007/061777
【国際公開番号】WO2008/053022
【国際公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(598162056)
【氏名又は名称原語表記】TRIXELL S.A.S.
【住所又は居所原語表記】Z.I. Centr’Alp,38430 Moirans,France