説明

携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステム

【課題】 電力消費の大きな携帯用プリンタに使用される2次電池の充電状態を正確に確認できるとともに、正規以外の電池が使用されたときにアラームを出すようにした電池のチェックシスの提供。
【解決手段】 携帯用プリンタに使用される2次電池11に、正規電池の識別情報と、充電回数とが記憶される情報記憶手段12を設け、充電器と携帯用プリンタに識別情報に基づいて正規電池であるか否かの判別と、電池の充電回数の表示手段を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯用プリンタに使用される2次電池の充電と電池のチェックシステムに関するものである。
本発明の携帯用プリンタに使用される2次電池の充電と電池のチェックシステムは、電力消費の大きな携帯用プリンタの2次電池が使用の途中で電池切れを起こさないように2次電池の充電状態を正確に確認出来るようにするようにすると共に、正規の電池以外の電池が使用された場合にアラームを出すようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
2次電池は、充電を繰り返すと、電池の容量が減少したり、電池残量がまだあるにも関わらず放電効率が著しく低下するため、電池の容量を正確に知るためには、充電された電池を実質的に放電できる残存容量をチェックしておくことが必要である。
2次電池を必要とする携帯機器に関しては、二次電池の残存容量を表示する装置を備えているものがある。
2次電池の充電容量は、充放電を繰り返すことによって減少し、又、電池のメモリー効果によって減少するので、充電容量の変動は、残存容量の誤差の原因となる。電池の充電容量が少なくなったことを補正しないで、残存容量を表示すると、電池を使用しているときに、まだ多少使用できる状態から、急に全く使用できない完全放電状態になることがある。
このような事態を防止するために、充電器に各電池の充電回数を計数しておき、予め設定した充電回数に達したときには自動的に2次電池を放電させるものが提案されている。
【0003】
又、充電式機器に電力を供給する電池パックを充電器に接続して充電を行う際に、電池パック側に、残容量検出回路を設けて電池の残容量を放電電流値や充電電流値のデータに基づいて演算により残容量を求め、残容量が所定の範囲を超えるとリフレッシュ処理等を行うようにした充電式機器も提案されている。
しかしながら、上記の従来の電池の残存容量の表示方法では、充電器に、電池のデータを保持し管理する機能を持たせるために充電器が複雑な構成となり、又、充電器を簡易な構成とすると、電池側に残容量検出回路や表示素子を設ける必要があり、電池のコストが嵩むと共に、常時算用量検出手段で残容量を検出しているので、充電中以外のときの消費電力が大きいという課題がある。
更に、このような2次電池の残存容量をあらかじめ表示すようにした機能を備えている充電機器や電池においても、正規の電池以外の電池が使用された場合には正確な残存容量を表示することは不可能である。
【0004】
【特許文献1】特開平4−109831号公報、
【特許文献2】特開平7−99069号公報
【特許文献2】特開平7−143680号公報
【特許文献3】特開平9−173666号公報,
【特許文献4】特開平11−289681号公報,
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
携帯用プリンタに使用される2次電池には、充放電回数に制限があり、規定の充放電回数を越えたものは、容量が減少し充電しても電池として使用出来る残存容量が減ってくる。しかし、今までの携帯用プリンタに使用される2次電池には電池の容量がどの程度有るかを記録表示する機能は無く、実際に現場でプリンタに印字をさせた時、予想より早く電池容量が無くなり、作業が中断されて困る事が多かった。
又、携帯用のプリンタに使用される電池に、メーカーが指定した正規の電池以外の電池が使用されることがあり、このような電池を使用したために携帯用プリンタに印字枚数が規定仕様に達しないうちに電池に不具合が発生し印字不能のトラブルが発生することがあるが、電池が正規のものであること識別する機能がないため正規でない電池が使用されてトラブル発生を防ぐ手立てがなかった。
このために、電池及び充電器側に設ける回路部品を必要最小限として、電池と充電器のコストを上げることなく、電池容量が減少して寿命の来た電池を判別し、検針を始め、検針途中で、電池容量が予定外に減り、検針に支障を来たす事を無くし、又正規の電池以外の使用を排除して、検針中に予想外の電池低下などの支障が生じることを防止する携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステムの実現が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、携帯用プリンタに使用される2次電池に、正規電池の識別情報と、充電回数とが記憶される情報記憶手段を設け、充電器には、2次電池の情報記憶手段に記憶された情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段が読取った情報に基づいて正規電池であるか否かを判別して正規電池でない場合は警告を表示し、充電終了時に読取った電池の充電回数に1を加えた充電回数を2次電池の情報記憶手段に書き込む情報処理手段を設け、又、携帯用プリンタには、装着された2次電池の情報記憶手段に記憶された情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段が読取った情報に基づいて正規電池であるか否かを判別して正規電池でない場合は警告を表示し、情報読取手段が読取った電池の充電回数をプリントアウトする手段を設けた携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステムを実現したものである。
本発明の携帯用プリンタの電池のチェックシステムは、回路部品を必要最小限として蓄電池電源のコストを大きく増やすことなく、電池の正確な残存容量の判定が行えるようにすると共に、充放電回数の制限を越えた電池や正規以外の電池を排除する事が可能になる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステムを使用することにより、寿命の来た電池と知らずに、検針を始め、検針途中で、電池容量が予定外に減り、実際に現場でプリンタに印字をさせた時、予想より早く電池容量が無くなり、プリント作業が中断されて検針に支障を来たす事が無くなる。
又、正規の電池以外の使用を排除出来る事により、検針中に予想外の電池低下などの 支障を排除出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシテムに使用される電池パックの一実施例の概略構成図である。
図1において、1は携帯用プリンタの電源として使用する電池パックである。
11は電池パック1の2次電池である。2次電池11には、ニッカド電池、リチュウムイオン電池、鉛蓄電池等の充電可能な2次電池が゛使用される。12は電池パック1に設けられた情報記憶素子である。情報記憶素子12は情報の保持に電力を必要としないEEPROMが使用され、正規電池の識別情報と、充電回数とが記憶される。
情報記憶素子12のEEPROMの領域を複数に分割し、識別情報等の重要な情報は同じ情報を複数の領域に書き込んでおき、EEPROMの複数の領域に書き込まれた情報を読み出す場合には、全ての領域の情報を読み出してデータの一致を取ることにより、読み出されたデータの信頼性を向上させることが出来る。
15は電池パック1の電源端子、16は電池パック1の情報記憶素子12に情報を読み書きするための電力を供給するメモリ電源端子、17は情報記憶素子12の情報を読み書きするための信号端子である。18は接地端子である。
電池パック1は、携帯用プリンタに装着された時には、電源端子15より携帯用プリンタに対して電力を供給し、信号端子17を介して正規電池の識別情報と、充電回数の情報を提供する。
又、電池パック1は、充電器に接続された時には、充電器より電源端子15を介して充電電流が供給され2次電池11の充電が行われ、信号端子17を介して正規電池の識別情報と、充電回数の情報を提供し、充電終了後に充電回数に1が加算されて書き込まれる。
【0009】
図2は本発明の携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステムに使用される充電器の一実施の概略構成図である。
図2において、2は図1に示した電池パック1を充電する充電器である。
21は、電池パック1の2次電池11を充電する充電回路である。
22は電池パック1の情報記憶素子12に動作電力を供給するメモリ用電源、23は、電池パック1に設けられた情報記憶素子12の情報の読み出しと書き込みを行う電池情報処理回路である。
24は、表示器で、情報処理回路23が読み出した電池パック1に設けられた情報記憶素子12の情報の表示を行う。
25は電池パック1の充電を行う充電電源端子、26は電池パック1の情報記憶素子12に情報を読み書きするための電力を供給するメモリ電源端子、27は情報記憶素子12の情報を読み書きするための信号端子である。28は接地端子である。
充電器2が電池パック1に接続された時には、充電器2の充電電源端子25より、電池パック1の電源端子15に対して電力を供給して充電が行われ、又、信号端子27を介し電池パック1の信号端子17より正規電池の識別情報と、充電回数の情報が読み出され、充電終了時には充電情報の書き込みが行われる。
情報記憶素子12の複数の領域に書き込まれている情報は、全ての領域の情報が読み出されてデータの一致を取ることにより、読み出されたデータの信頼性を向上させている。又、識別情報等の重要な情報は同じ情報を複数の領域に書き込むことによりデータの信頼性を向上させている。
【0010】
図3は本発明の携帯用プリンタに使用される2次電池の充電と電池のチェックシステムに使用される携帯用プリンタの電源部分の実施形態を示す概略構成図である。
図3において、3は図1に示した電池パック1が接続される携帯用プリンタの電源部分である。
31は、電池パック1の2次電池11の電力が供給されるプリンタ回路である。
32は電池パック1の情報記憶素子12に動作電力を供給するメモリ用電源、33は、電池パック1に設けられた情報記憶素子12の情報の読み出しを行う電池情報読出回路である。情報記憶素子12の複数の領域に書き込まれている情報は、全ての領域の情報が読み出されてデータの一致を取ることにより、読み出されたデータの信頼性を向上させている。
34は、表示器で、電池情報読出回路33が読み出した電池パック1に設けられた情報記憶素子12の情報の表示を行う。
35は電池パック1より電力の供給される電源端子、36は電池パック1の情報記憶素子12に情報を読み書きするための電力を供給するメモリ電源端子、37は情報記憶素子12の情報を読み書きするための信号端子である。38は接地端子である。
電池パック1が携帯用プリンタに装着された時には、電池パック1電源端子15より携帯用プリンタの電源端子35に対して電力が供給されプリンタ回路31が動作する。又、信号端子37を介し電池パック1の信号端子17より正規電池の識別情報と、充電回数の情報が読み出され、その内容が表示機34に表示される。
【0011】
上記のような構成の本発明の携帯用プリンタに使用される2次電池の充電と電池のチェックシステムの動作を以下に説明する。
図1に示す本発明の携帯用プリンタに使用される電池パック1を充電する場合は、
電池パック1のコネクタに電源ケーブルを介して、図2に示す、充電器2のコネクタを接続する。
この接続により、電池パック1の電源端子15に充電器2の充電電源端子25が接続され、電池パック1のメモリ電源端子16に充電器2のメモリ電源端子26が、電池パック1の信号端子17に充電器2のメモリ電源端子27が、電池パック1の接地端子18に充電器2の接地端子28が夫々接続される。
この結果、充電器2の情報処理回路23は電池パック1の情報記憶素子12に記憶されている正規電池の識別情報と、充電回数のデータを読み込んで、
先ず正規電池の識別情報より接続された電池パック1が正規電池であるか否かの判別を行う。情報記憶素子12の複数の領域に書き込まれている情報は、全ての領域の情報が読み出されてデータの一致を取ることにより、読み出されたデータの信頼性を向上させている。
接続された電池パック1が正規電池でないと判別された場合には、充電器2の表示器24に正規電池でないことを示すアラームの表示を行い充電作業を中止する。
【0012】
表示器24の表示方法としては、読み出された正規電池の識別情報と、充電回数を文字により表示する方法、又は、充電中、充電完了、充電回数オーバーのため充電不可、の3種類の表示ランプを使用した簡易表示の方法が使用される。簡易表示の場合に正規電池でないと判別されたアラームの表示は3種類の表示ランプの点滅により行われる。
接続された電池パック1が正規電池である判別された場合には、充電回数が所定回数以上であるか否かを判定し、所定回数以上である場合には表示器24に充電回数オーバーのため充電不可の表示を行い充電作業を中止する。
充電回数が所定回数以下である場合には、表示器24にその充電回数の表示、又は充電中であることを示す表示を行い充電作業が開始される。充電作業は電池パック1の電池11の種類に応じて最適の充電電流が充電回路21より供給される。
充電が進み、電池パック1の端子電圧が規定の値に達して充電作業が完了すると、充電器2の情報処理回路23は電池パック1の情報記憶素子12に記憶されていた充電回数の数値に1を加えた値を新たな充電回数として情報記憶素子12に書き込むと共に、この充電作業の完了を表示器24に表示する。
識別情報等の重要な情報は同じ情報を複数の領域に書き込むことによりデータの信頼性を向上させている。
【0013】
充電作業の完了が表示器24に表示されると、電池パック1を充電器2から切り離し、携帯用プリンタ3に装着する。
携帯用プリンタ3は、電池パック1が装着されると、電池パック1の電源端子15に携帯用プリンタ3の電源端子35が接続され、電池パック1のメモリ電源端子16に携帯用プリンタ3のメモリ電源端子36が、電池パック1の信号端子17に携帯用プリンタ3のメモリ端子27が、電池パック1の接地端子18に携帯用プリンタ3の接地端子38が夫々接続される。
この結果、携帯用プリンタ3の電池情報処読出回路33は電池パック1の情報記憶素子12に記憶されている正規電池の識別情報と、充電回数のデータを読み込んで、先ず正規電池の識別情報より接続された電池パック1が正規電池であるか否かの判別を行う。
情報記憶素子12の複数の領域に書き込まれている情報は、全ての領域の情報が読み出されてデータの一致を取ることにより、読み出されたデータの信頼性を向上させている。
接続された電池パック1が正規電池でないと判別された場合には、携帯用プリンタ3の表示器34に正規電池でないことを示すアラームの表示を行う。
【0014】
表示器34の表示方法としては、充電器2の表示方法と同様に、読み出された正規電池の識別情報と、充電回数を文字により表示する方法、又は、使用可能、充電必要、充電回数オーバーのため使用不可、の3種類の表示ランプを使用した簡易表示の方法が使用される。簡易表示の場合に正規電池でないと判別されたアラームの表示は3種類の表示ランプの点滅により行われる。
接続された電池パック1が正規電池であると判別された場合には、読み出された充電回数の表示と、使用可能の表示が行われる。
携帯用プリンタ3の使用者は、読み出された充電回数の表示により、装着された電池パック1がどの程度の容量を持ったものかを判別し、作業に必要な容量を持ったものであるか否かの判断を行うことが出来る。
携帯用プリンタ3の電池情報処理回路33は携帯用プリンタ3の使用中、装着された電池パック1の状態を監視し、残存容量が少なくなると携帯用プリンタ3の動作が不能になる前に充電必要の表示を行い、使用者に電池パック1の交換又は充電の必要を通告する。
【0015】
以上説明したように、本発明の携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステムは、携帯用プリンタに使用される2次電池に、正規電池の識別情報と、充電回数とが記憶される情報記憶手段を設け、充電器と携帯用プリンタに識別情報に基づいて正規電池であるか否かの判別と、電池の充電回数の表示手段を設けることにより、電池の正確な残存容量の判定が行えるようにすると共に、充放電回数の制限を越えた電池や正規以外の電池を排除することが出来る。
このため、本発明の携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステムを使用することにより、寿命の来た電池と知らずに、検針を始め、検針途中で、電池容量が予定外に減り、実際に現場でプリンタに印字をさせた時、予想より早く電池容量が無くなり、プリント作業が中断されて検針に支障を来たす事が無くなる。
又、正規の電池以外の使用を排除出来る事により、検針中に予想外の電池低下などの 支障を排除出来る。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明は電気機器の製造産業や2次電池製造産業で利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシテムに使用される電池パックの一実施例の概略構成図である。
【図2】本発明の携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシテムに使用される充電器の一実施の概略構成図である。。
【図3】本発明の携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシテムに使用される携帯用プリンタの電源部分の実施形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
【0018】
1・・・携帯用プリンタの電源として使用する電池パック,
11・・・電池パック1の2次電池,
12・・・電池パック1に設けられた情報記憶素子,
15・・・電池パック1の電源端子,
16・・・電池パック1のメモリ電源端子,
17・・・電池パック1の信号端子,
18・・・電池パック1の接地端子,
2・・・電池パック1を充電する充電器,
21・・・電池パック1の2次電池11を充電する充電回路,
22・・・電池パック1の情報記憶素子12に動作電力を供給するメモリ用電源,
23・・・情報記憶素子12の情報の読み出しと書き込みを行う電池情報処理回路,
24・・・充電器2の表示器,
25・・・電池パック1の充電を行う充電電源端子,
26・・・情報記憶素子12に情報を読み書きするための電力を供給するメモリ電源端子,
27・・・充電器2の信号端子,
28・・・充電器2の接地端子,
3・・・携帯用プリンタ,
31・・・電池パック1の2次電池11の電力が供給されるプリンタ回路,
32・・・情報記憶素子12に動作電力を供給する携帯用プリンタのメモリ用電源,
33・・・情報記憶素子12の情報の読み出しを行う電池情報読出回路,
34・・・携帯用プリンタの表示器,
35・・・電池パック1より電力の供給される携帯用プリンタの電源端子,
36・・・情報記憶素子12に電力を供給する携帯用プリンタのメモリ電源端子,
37・・・情報記憶素子12の情報を読み書きするための携帯用プリンタの信号端子,
38・・・携帯用プリンタの接地端子,

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯用プリンタに使用される2次電池に、正規電池の識別情報と、充電回数とが記憶される情報記憶手段を設け、
携帯用プリンタには、装着された2次電池の情報記憶手段に記憶された情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段が読取った識別情報に基づいて正規電池であるか否かを判別して正規電池でない場合は警告を表示し、情報読取手段が読取った電池の充電回数を表示する電池情報表示手段を設けたことを特徴とする携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステム。
【請求項2】
携帯用プリンタに使用される2次電池に、正規電池の識別情報と、充電回数とが記憶される情報記憶手段を設け、
充電器には、2次電池の情報記憶手段に記憶された情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段から読取った情報に基づいて正規電池であるか否かを判別して正規電池でない場合は警告を表示し、情報読取手段が読取った電池の充電回数を表示すると共に、充電終了時に読取った電池の充電回数に1を加えた充電回数を2次電池の情報記憶手段に書き込む情報処理手段を設けたことを特徴とする携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステム。
【請求項3】
携帯用プリンタに使用される2次電池に、正規電池の識別情報と、充電回数とが記憶される情報記憶手段を設け、
充電器には、2次電池の情報記憶手段に記憶された情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段から読取った情報に基づいて正規電池であるか否かを判別して正規電池でない場合は警告を表示し、情報読取手段が読取った電池の充電回数を表示すると共に、充電終了時に読取った電池の充電回数に1を加えた充電回数を2次電池の情報記憶手段に書き込む情報処理手段を設け、
又、携帯用プリンタには、装着された2次電池の情報記憶手段に記憶された情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段から読取った識別情報に基づいて正規電池であるか否かを判別して正規電池でない場合は警告を表示し、情報読取手段が読取った電池の充電回数を表示する電池情報表示手段を設けたことを特徴とする携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステム。
【請求項4】
請求項1乃至3において、携帯用プリンタに使用される2次電池の情報記憶手段にEEPROMを使用することを特徴とする携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステム。
【請求項5】
請求項1乃至3において、携帯用プリンタに使用される2次電池の情報記憶手段のEEPROMの領域を複数に分割し、識別情報等の重要な情報は同じ情報を複数の領域に書き込むことを特徴とする携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステム。
【請求項6】
請求項1乃至3において、携帯用プリンタに使用される2次電池の情報記憶手段のEEPROMの複数の領域に書き込まれた情報を読み出す場合には、全ての領域の情報を読み出してデータの一致を取ることにより、読み出されたデータの信頼性を向上させることを特徴とする携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステム。
【請求項7】
請求項1及び3において、充電器には、2次電池の情報記憶手段のデータを読み出すためのメモリ電源を具備することを特徴とする携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステム。
【請求項8】
請求項2及び3において、携帯用プリンタには、2次電池の情報記憶手段のデータを読み出すためのメモリ電源を具備することを特徴とする携帯用プリンタに使用される二次電池の充電と電池のチェックシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−19194(P2006−19194A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−197491(P2004−197491)
【出願日】平成16年7月5日(2004.7.5)
【出願人】(391013863)国際チャート株式会社 (20)
【Fターム(参考)】