説明

携帯用監視カメラ及びこれを利用した個人防犯システム

【課題】 CMOSカメラなどのような小型カメラが内蔵された携帯用監視カメラとこれを用いて特定の場所を監視するためのシステムを提供する。
【解決手段】 ネットワーク(LAN、インターネットなど)連結が可能な制御装置を用いて家庭、店舗、事務室などの多様な区域に設置された携帯用監視カメラから実時間で映像、音響、イベント及び制御データなどのマルチメディアデータを受信して、これをモニタリングまたは貯蔵するか、または、常時携帯用監視カメラや制御装置に貯蔵されているデータのうち、所望の時間帯のマルチメディアデータ(映像、音響、イベント、制御データ)を検索、監視、制御、編集及び貯蔵できるようにした個人防犯システム。
【代表図】図4

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯用監視カメラ及びこれを利用した個人防犯システムに関する。より詳細には、本発明はCMOSカメラやCCDカメラなどのような小型カメラが内蔵された携帯用監視カメラとこれを用いて特定の場所を監視するためのシステムに関する。また、本発明は、ネットワーク(LAN、インターネットなど)連結が可能な制御装置を用いて家庭、店舗、事務室などの多様な区域に設置された携帯用監視カメラから実時間で映像、音響、イベント及び制御データなどのマルチメディアデータを受信して、これをモニタリングまたは貯蔵するか、または、常時携帯用監視カメラや制御装置に貯蔵されているデータのうち、所望の時間帯のマルチメディアデータ(映像、音響、イベント、制御データ)を検索、監視、制御、編集及び貯蔵できるようにした個人防犯システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術の防犯及び監視システムとして幅広く普及された形態は、閉鎖回路TV(CCTV)とビデオカセットレコーダー(VCR)を用いる方式である。閉鎖回路TVに映像記録のために使われるビデオカセットレコーダーは、アナログビデオ信号をPALまたはNTSC形式で監視カメラから受信して、このアナログビデオ信号を処理してアナログ記録信号をVHSまたはSVHS標準によってビデオカセットの磁気テープに記録するようになっている。
【0003】
このような従来のビデオカセットレコーダーは、受信されたアナログビデオ信号をアナログ記録標準によってアナログ記録信号として記録するので、その結果、ビデオカセットテープの繰り返し使用による画質低下、監視画像の変質、順次検索外には支援できない問題点、三つの装備以上に構成しなければならない煩わしさ、録画テープ管理の煩雑さ、常住監視人の必要などのさまざまな問題点を持っている。
【0004】
このようなアナログ記録信号の処理及び貯蔵方式の短所を相当部分解消したものが、正しくデジタルビデオレコーダー(DVR)である。デジタルビデオレコーダーは、デジタルデータ処理方式に基盤を置いているために、複数台のビデオカメラから入力される多チャンネルビデオ信号を一つのモニター画面上に4個または16個などの画面に分割して、一気に表示するか、所望の監視領域に対する画面だけをモニターの全画面上に単一画面で表示するなど多様な機能を提供することが容易である。
【0005】
また、監視場所のいたる所に外部からの人の侵入、環境を監視するなどの感知センサーを設置して、監視領域を分割画面で表示するうちに、感知センサーを通じてイベントが感知されてアラームが入力されれば、該当監視領域の画面をモニターの全画面上に単一画面で表示するように自動転換させる機能などの多様な機能をハードウェア及びソフトウェアを専用制御装置に付加して具現するのがより容易である長所を持っている。また、画面の映像及び音響情報を高度の圧縮技法を適用してデータの貯蔵容量を最小化できて、データの貯蔵、保管、検索などが容易であるという長所があって、現在広く普及が進んでいる。
【0006】
このように保安監視システムのためにデジタルデータの処理に基盤を置いた多様な技術が開発されているが、まだ、このような監視システムは、固定した位置に設置された数個の監視カメラから有線上で映像、音声及びセンサーの感知によるイベント信号などのデータを専用制御装置などの制御装置で受信して各種制御信号を送受信する方式に依存しているために限界があり、システムの構成及び規模が大きいために移動が頻繁な個人用の防犯システムとして使用するには不適当である。移動の頻繁な個人が事務室、家庭など自分が留まるその他の特定地域の空間で犯罪や各種の危険を感知して非常時の状況を記録しておくためには、彼が留まるすべての場所にこのような監視カメラが設置されていなければならないので、システムの設置及び運用に度を過ぎる過多な費用が所要となって個人がこれを設置及び運用することは不可能になるという問題点がある。
【0007】
前記のような問題点を一部克服するために、韓国特許出願第10−1999−0052960号である“画像携帯電話を利用した保安システム及び方法”では、最近広く普及しているカメラが設置された携帯用無線電話機にセンサーを付加して、中継所を通じて制御装置にデータを伝送して非常時に保安会社に連絡を取るようにする構成が開示されている。
【0008】
しかし、既存のカメラが設置された携帯用無線電話機及び無線電話網を用いるこのような方式は、データの伝送容量に限界があって、電話機を使用して通話を遂行するか、メッセージを受けるなど電話機本来の機能を遂行する間は、監視機能を使用できないという限界がある。加えて、無線電話網を通じて中央の制御装置にデータを送信する形態になるので、無線電話網の接続が円滑でない地域では、監視機能を遂行できず、無線電話機を用いるために監視カメラに必要な多様な付加機能を一体化して具現しにくく、無線電話網を通じてデータを受けて中央でこれを処理する大規模なサーバーなどを含むシステムを必要とする。結果として、このようなサービスを運用するためには、多数の加入者を置いた大規模な通信会社などを運用主体にする形態しかなく、個々人がこのようなサービスを受けるように実体化されるには、事前に多くのインフラの構築が必要だという限界がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このような問題点を解決するためのものであって、その目的は、移動が頻繁な個人が自分が位置した場所で別途の保安カメラ及び閉鎖回路システムなどの設置がなくても、所望の位置に直ちに設置が可能であり、携帯が可能でいつでも位置の変更が可能であって、個人用監視カメラ専用装置で一体化されてセンサーの付加など多様な機能の具現が容易な個人用防犯目的に適した携帯用監視カメラ及びこれを利用した個人防犯システムを提供することにある。
【0010】
また、他の目的は、携帯が可能な大きさに具現された監視カメラ自体にマルチメディアデータを貯蔵する機能を備えて、ネットワークや無線網が不安定または不備な場所でもそれ自体でデータを貯蔵及び保管できるようにした携帯用監視カメラ及びこれを利用した個人防犯システムを提供することにある。
【0011】
さらに他の目的は近距離無線通信プロトコルによってデータを制御装置に伝送して実時間(リアルタイム)で貯蔵して、このような制御装置は、制御装置としての機能外に携帯用監視カメラで実行しうる多様な機能を備えて、必要によって制御装置自体でも監視カメラの機能をそのまま遂行できるようにした携帯用監視カメラ及びこれを利用した個人防犯システムを提供することにある。
【0012】
また、さらに他の目的は、制御装置に連結されたLANやインターネットなどのネットワークを通じて連結されたすべての所から遠隔で監視、検索、制御、編集及び貯蔵などの多様な機能が遂行可能になるようにした個人防犯システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
このような目的を果たすため、本発明は、無線通信機能を備えて、必要な映像を捕捉する一つ以上の携帯用監視カメラと、無線通信を通じて前記携帯用監視カメラから捕捉された前記映像を収集し、貯蔵して所定の信号処理を遂行する制御装置と、を含むことを特徴とする携帯用監視カメラを利用した個人防犯システムを提供する。
【0014】
望ましくは、前記携帯用監視カメラは、必要な前記映像を捕捉して所定の映像処理を遂行するカメラ部と、前記制御装置との無線通信機能を提供する無線モジュールと、を含んでいる。
【0015】
望ましくは、前記カメラ部は映像を捕捉する小型カメラと、前記小型カメラから出力されるデータを臨時に貯蔵するための臨時貯蔵メモリと、前記臨時貯蔵メモリに臨時に貯蔵されたデータを圧縮する中央処理部と、前記中央処理部によって圧縮されたデータを貯蔵する圧縮貯蔵メモリと、貯蔵された前記映像、及び前記カメラの状態を画面に表示するディスプレイと、貯蔵された前記データを前記ディスプレイを通じて表示することで、前記データを検索する検索手段と、前記データを外部貯蔵装置に貯蔵するか、前記圧縮貯蔵メモリに貯蔵されたデータを外部の個人用コンピュータでダウンロード、検索、貯蔵または処理できるように外部装置に接続を提供する外部ポートと、を含んでいる。
【0016】
望ましくは、前記カメラ部は、夜間撮影のための光源を提供するために赤外線LEDをさらに含む。
【0017】
望ましくは、前記カメラ部は、電力損失防止のために映像を捕捉する時間間隔を調整できる。
【0018】
望ましくは、前記カメラ部は、40cm以上の距離にある物体に対して自動焦点調整機能を持っている。
【0019】
望ましくは、前記制御装置は、前記携帯用監視カメラとの無線通信機能を提供する無線モジュールと、前記無線モジュールを通じて前記携帯用監視カメラをアクセスして、前記携帯用監視カメラに貯蔵された前記データを遠隔で検索する検索手段と、前記無線モジュールを通じて前記携帯用監視カメラから伝送されるデータを貯蔵する貯蔵手段と、貯蔵された前記映像、及び前記制御装置の状態を画面に表示するディスプレイと、を備えている。
【0020】
さらに望ましくは、前記制御装置は、ネットワークに連結された外部機器との相互アクセスを可能にするためのネットワーク接続手段をさらに含んで、前記ネットワーク接続手段を通じて、遠距離にある貯蔵装置またはPCにデータを提供するか、PDAまたは携帯電話などの個人用携帯端末機に連結して前記携帯用監視カメラ及び/または前記制御装置から発生したイベント映像を前記連結された個人用携帯端末機に伝送して遠隔監視できるようにするか、遠距離にあるウェブカメラまたはPCカメラからデータを入力可能にする。
【0021】
望ましくは、前記ネットワーク接続手段は、有線ネットワーク接続手段、CDMAモジュール、GSMモジュール、及び無線ネットワークモデムのうち、何れか一つ以上であり、前記制御装置に内蔵されるか脱着式で構成される。
【0022】
望ましくは、前記制御装置は、前記無線モジュールを通じて入力されるデータを臨時に貯蔵するための臨時貯蔵メモリと、前記臨時貯蔵メモリに臨時に貯蔵されたデータを圧縮する中央処理部と、前記中央処理部によって圧縮されたデータを貯蔵する圧縮貯蔵メモリと、前記データを外部貯蔵装置に貯蔵するか、前記圧縮貯蔵メモリに貯蔵されたデータを外部の個人用コンピュータでダウンロード、検索、貯蔵または処理できるように外部装置に接続を提供するための外部ポートと、をさらに含む。
【0023】
望ましくは、前記制御装置は、受信された映像及び/または音響データをデコーディングする映像/音響デコーダをさらに含んで、前記臨時貯蔵メモリは、前記映像及び/または音響データを臨時貯蔵して、前記中央処理部は、前記映像及び/または音響データを圧縮して、前記圧縮貯蔵メモリは、前記圧縮された映像及び/または音響データを貯蔵する。
【0024】
望ましくは、前記制御装置は、映像処理装置にデータを出力する映像/音響エンコーダをさらに含む。
【0025】
望ましくは、前記制御装置は、外部装置接続が可能な一つ以上のポートを持つ汎用PCであり、前記無線モジュールが前記ポートに付着されて無線送受信が可能である。
【0026】
望ましくは、前記携帯用監視カメラまたは前記制御装置と近距離に有線または無線で連結が可能な警報器をさらに含んでいる。
【0027】
望ましくは、前記携帯用監視カメラまたは前記制御装置は、動き、火災、熱、ガス、ドア開閉センサーのうち、少なくとも一つ以上のセンサーを連結するためのセンサー接続手段と、前記センサーから入力される信号を処理して、特定イベントの発生時、前記警報器の動作を制御するための信号を供給できるように、イベント信号を発生させる手段と、をさらに含む。
【0028】
望ましくは、前記警報器は、呼び鈴などの外部スイッチ装置に連動してイベントを発生させうる手段をさらに含む。
【0029】
望ましくは、前記警報器は、無線リモコンを用いて警報機能の設定/解除を制御できる手段をさらに含む。
【0030】
一実施形態として、本発明は、必要な前記映像を捕捉して所定の映像処理を遂行するカメラ部と、外部的に無線データを送受信するための無線モジュールと、を含む、個人用監視システムに適用する携帯用監視カメラを提供する。
【0031】
望ましくは、前記カメラ部は、映像を捕捉する小型カメラと、前記小型カメラから出力されるデータを臨時に貯蔵するための臨時貯蔵メモリと、前記臨時貯蔵メモリに臨時に貯蔵されたデータを圧縮する中央処理部と、前記中央処理部によって圧縮されたデータを貯蔵する圧縮貯蔵メモリと、収集された前記映像、及び前記カメラの状態を画面に表示するディスプレイと、貯蔵された前記データを前記ディスプレイを通じて表示することで、前記データを検索する検索手段と、前記データを外部貯蔵装置に貯蔵するか、前記圧縮貯蔵メモリに貯蔵されたデータを外部の個人用コンピュータでダウンロード、検索、貯蔵または処理できるように外部装置接続を提供するための外部ポートと、を含んでいる。
【0032】
望ましくは、前記カメラ部は、受信された映像及び/または音響データをデコーディングする映像/音響デコーダをさらに含んで、前記臨時貯蔵メモリは、前記映像及び/または音響データを臨時貯蔵して、前記中央処理部は、前記映像及び/または音響データを圧縮して、前記圧縮貯蔵メモリは、前記圧縮された映像及び/または音響データを貯蔵する。
【0033】
望ましくは、前記カメラ部は、バッファ役割を遂行するFIFOメモリと、前記データを外部に設置されたモニターを通じて閲覧できるようにデータ入出力速度を合わせるために前記FIFOに臨時に貯蔵してから呼び出して伝送するCPLDモジュールと、前記CPLDモジュールから入力されたデータを外部の映像処理装置に出力する映像/音響エンコーダと、をさらに含む。
【0034】
望ましくは、前記カメラ部は、前記圧縮されたデータを貯蔵するための着脱可能なチップセットメモリをさらに含む。
【0035】
望ましくは、前記カメラ部は、前記小型カメラに捕捉される映像の境界を容易に表示して見られるようにする着脱式ビューファインダーをさらに含む。
【0036】
望ましくは、前記カメラ部は、夜間撮影のための光源を提供するために赤外線LEDをさらに含む。
【0037】
望ましくは、前記カメラ部は、電力損失防止のために映像を捕捉する時間間隔を調整できる。
【0038】
望ましくは、前記カメラ部は、40cm以上の距離にある物体に対して自動焦点調整機能を持っている。
【0039】
追加的に、前記携帯用監視カメラは、動き、火災、熱、ガス、ドア開閉センサーのうち、少なくとも一つ以上のセンサーを連結するためのセンサー接続手段と、前記センサーから入力される信号を処理して、特定イベントの発生時、外部機器の動作を制御するための信号を供給できるように、イベント信号を発生させる手段と、をさらに含む。
【発明の効果】
【0040】
本発明による、携帯用監視カメラ及びこれを利用した個人防犯システムによって、携帯用監視カメラを場所にこだわることなく、いつも所持でき、事務室、家庭、その他特定の地域に容易に設置が可能で、高価な監視用システム設備設置及び運用がなくても、移動の頻繁な個人がいつでも必要な時に監視しようとする領域を手軽に監視できる。
【0041】
また、各種機能の拡張のための装置を本発明の携帯用監視カメラ及びこれを利用した個人防犯システムに容易に接続して貯蔵された監視資料を検索するなど多様な機能の具現が容易であり、特定監視地域に設置しておいた携帯用監視カメラが紛失または盗難に遭った時には、紛失、盗難のすぐ直前までの監視資料が無線伝送を通じて制御装置に貯蔵されていて監視資料の安全な保存はもちろん、紛失、盗難状況までも把握できる。
【0042】
また、携帯用監視カメラと無線で通信するように構成された制御装置は、ネットワーク接続機能を含んでいるために、LAN、インターネットなどのネットワークが存在する所では携帯用監視カメラまたは制御装置が監視している場面を遠隔地でモニタリングできるだけではなく、遠隔地で携帯用監視カメラまたは制御装置を制御することもできて、遠隔地にデータをバックアップするか貯蔵できる。このような構成は、特定の監視地域に設置された携帯用監視カメラまたは制御装置に直接的に接近して監視資料を検索しなければならない煩わしさがなくなるので、さらに便利なシステムの運用が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
以下では、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態に関して詳しく説明する。
【0044】
図1は、本発明に使われる携帯用監視カメラの望ましい実施形態の内部ブロック図であって、携帯用監視カメラ10の基本的な内部構成を表す。
【0045】
中央処理部11、映像/音響デコーダ13、小型カメラ18、臨時貯蔵メモリ15、圧縮貯蔵メモリ14及び外部ポート12は、捕捉した映像の一般的なカメラ操作を実行し、事前に決定された映像処理を実行するし、圧縮してデータを貯蔵するようにする。
【0046】
外部に別途に設置されたビデオカメラなどから映像/音響デコーダ13を通じて入力される映像/音響や、または携帯用監視カメラ10に内蔵された小型カメラ18から入力される映像や、または外部ポート12を通じて入力される映像/音響データは、臨時貯蔵メモリ15に貯蔵されて中央処理部11でこれを圧縮して、圧縮されたデータは圧縮貯蔵メモリ14に貯蔵される。
【0047】
このように圧縮して貯蔵されたデータは、中央処理部11で復元して外部ポート12に連結された外部の個人用コンピュータ31などで検索するか、他の外部貯蔵装置32を使って貯蔵できる。ここで、中央処理部11の機能を具現するためには、一般的な中央処理ユニット(CPU)が使われるか、または中央処理ユニットに圧縮コーデックスチップが結合された形態、または圧縮コーデックスチップだけが使われる場合など多様な設計の変更が可能である。
【0048】
また、CMOS カメラ、ピンホールカメラ、CCDカメラなどのような小型カメラ18、外部ポート12及び映像/音響デコーダ13に連結された外部の監視カメラから入力されるマルチメディアデータを、例えば、CPLD(Complex Programmable Logic Device)16またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などの素子で具現するのが可能な入出力制御手段16を使って、FIFO17などのバッファに臨時に貯蔵してから呼び出す方式を通じて映像/音響エンコーダ19にすぐ出力させるようにマルチメディアデータの入出力速度を合わせる。ここで、入出力制御手段は、前記で例示したCPLDやFPGAだけではなく多様なロジック素子が使われることができ、必要によっては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などで具現することも可能であろう。そして、入出力制御手段で活用するバッファ17として、前記で例示したFIFOは、先に入力されたデータを先に処理する(First In First Out)データ処理用素子で速度及び帯域幅において多様な選択が可能である。FIFOもまた一つの例示に過ぎず、他の種類の多様なデバイスが使われることは勿論であり、本実施形態のシステムでFIFOは、CPLD、FPGAまたはASICなどに含まれるように設計されうる。
【0049】
また、本実施形態のカメラは携帯が可能になるようにバッテリーによる電源供給が可能になるように構成する。必要によっては、カメラはバッテリーと並行して所定のアダプタを通じる常用交流電源からの電源供給が可能になるように構成できる。
【0050】
個人用監視カメラの動作状態と捕捉された映像を表すディスプレイ23は、LCDパネルで構成できる。検索キー24は、前記で記述した圧縮貯蔵メモリ内に貯蔵された映像データを表すことで、携帯用監視カメラに貯蔵された映像を検索するためのキーを提供する。
【0051】
図2は、本発明の望ましい実施形態による携帯用監視カメラ10とそれに付加可能な外部拡張機器30のブロック図を表す。携帯用監視カメラ10は、それに連結されたカメラ33やマイク35などの多様な外部機器から入力されたマルチメディアデータを処理することが可能である。このような機能によって本発明の携帯用監視カメラ10は、データ貯蔵や検索の機能を提供する携帯用DVRの役割をするように応用されうる。
【0052】
データの検索及び貯蔵のために、外部ポート12に連結された個人用コンピュータ31でマルチメディアデータを検索及び編集など処理するか、貯蔵媒体32にバックアップ貯蔵できる。また、携帯用監視カメラ10内に設置された映像/音響エンコーダ19にCCTVモニター37を連結してデータを実時間でモニタリングできて、ビデオカセットテープ38に記録して貯蔵できる。
【0053】
また、無線モジュール34を使って携帯用監視カメラ10で処理されているデータを無線で伝送するか、メモリ14に貯蔵するか、外部からマルチメディアデータを無線で受信することも可能である。
【0054】
さらに、商用電源を使った電源供給20のためにアダプタ37を連結して使うこともできる。
【0055】
図3は、本発明の望ましい実施形態による携帯用監視カメラの拡張可能な機能を例示する図面である。図3には、携帯用監視カメラ10に付加して装置を拡張できる拡張記憶装置40と機能拡張装置50が例示されている。携帯用監視カメラ10が内蔵している貯蔵メモリ14,15より多い貯蔵容量が必要な時、ハードディスクであるHDD41とメモリチップセットである着脱式圧縮貯蔵メモリ42を接続ポート43を用いて追加することが可能である。
【0056】
また、夜間撮影が可能になるようにする赤外線LEDモジュール51、小型カメラに捕捉される映像の境界を易しく分かるようにして撮影をより手軽くするビューファインダー52、イベントの発生時、警告放送または警報音を出すことができる警報器53や、警報用赤色光を提供できる警光灯54、携帯用監視カメラ10を制御するか、警報器53または警光灯54を遠隔制御できるようにするリモコン55、動き、熱、火災、ガス、ドア開閉などを感知できる感知センサー56などを接続可能になるようにする接続ポート57を置いて、その機能を多様に拡張できる。
【0057】
図4は、本発明の実施形態による携帯用監視カメラと制御装置の無線接続図を例示する。図4の制御装置60は、必要によって、携帯用監視カメラ10の基本的な機能を含むように構成されうる。このように構成することで、携帯用監視カメラ10で遂行可能な多様な機能が制御装置でも遂行可能になってデータの貯蔵や処理などが制御装置60でも可能になるだけでなく、外部機器と連結されて多様な機能の拡張が可能になる長所がある。
【0058】
図4では、制御装置60と、接続手段88を通じて接続可能な多様な外部拡張装置80が図示されている。また、図4で図示したように、携帯用監視カメラ10は、携帯用監視カメラ10と制御装置60との間の無線通信22,73がなされるように構成することが可能であり、このような無線構成を通じて携帯用監視カメラ10と制御装置60との間に画像、音声、イベント信号及び制御信号のようなマルチメディアデータを交換することが可能になり、携帯用監視カメラ10に貯蔵されたデータを制御装置60に移動させるか、制御装置60で検索するか、実時間監視画像及び音声などを制御装置60からモニタリングできる多様な機能の具現が可能になる。
【0059】
望ましい実施形態として、制御装置60は、携帯用監視カメラ10の構成と同じく中央処理部61、外部ポート62、映像/音響デコーダ63、圧縮貯蔵メモリ65、臨時貯蔵メモリ66、映像/音響エンコーダ68、電源供給70(制御装置の場合、必ずしも電源がバッテリーである必要はない)装置及びディスプレイ74を内蔵している。制御装置60は、さらに、大容量のデータを貯蔵するハードディスク67、ネットワークモジュール64及び有無線検索キー69を含む。有線ネットワークモデム、無線ネットワークモデム、CDMAモジュール、そして、GSMモジュールから選択されるネットワークモジュール64は、LAN、インターネットネットまたはコミュニケーションネットワークとのネットワーク連結機能を提供する。そして、それは搭載されるか除去できるように構成されている。有無線検索キー69は、ユーザーをして制御装置60に貯蔵されたデータや、携帯用監視カメラ10に貯蔵されたデータを実時間で検索できるようにする。有無線検索キー69の入力に対応して、LCDパネルを含むディスプレイ74は、ユーザーが検索キーの入力を通じてデータを検索できるようにスクリーンにデータを表す。
【0060】
制御装置60の機能拡張のための外部拡張装置80として、監視カメラ81、感知センサー82、CCTVモニター83、個人用コンピュータ84、HDD85、アダプタ86、マイク87など携帯用監視カメラの機能拡張のために例示されたものが使われうる。特に、外部拡張装置80中でHDD85は、制御装置60に直接連結される場合もあり得るが、制御装置60に内蔵されたネットワークモジュール64を使ってLANまたはインターネットを通じて制御装置に接続88され、携帯用監視カメラ10または制御装置60が監視している場面や制御装置60に貯蔵されたマルチメディアデータを制御装置60や携帯用監視カメラ10が存在しない遠隔地にデータをバックアップまたは貯蔵するようにできる遠隔貯蔵装置で使われうる。携帯用監視カメラ10と制御装置60の間の無線通信22,73は、無線モジュール34,72を接続して携帯用監視カメラ10のマルチメディアデータを制御装置60に貯蔵して遠隔で検索するのに使う。
【0061】
また、制御装置60では、ネットワーク接続手段64を通じて、遠距離にある貯蔵装置またはPCにデータを提供するか、遠距離にあるウェブカメラまたはPCカメラからデータを入力するなどのデータ交換が可能なだけでなく、ネットワークを通じてPDAまたは携帯電話などの個人用携帯端末機に連結が可能であり、前記携帯用監視カメラ及び/または前記制御装置から発生したイベント映像を前記連結された携帯端末機に伝送して遠隔地でも監視できるようにすることが可能である。
【0062】
また、制御装置は、スタンドアロン(stand-alone)型の独立した装備で具現されることもでき、汎用の個人用コンピュータ(PC)を使って等しい機能を遂行するようにすることも可能である。このような場合、前述した制御装置60が持つすべての機能が汎用PCのハードウェアを活用して前述した制御装置の各モジュールの機能を遂行するためのソフトウェアを搭載することで具現するか、汎用PCのスロット(slot)に別個基板で具現されたハードウェアモジュールを搭載するように構成することで具現可能になる。このような場合、前記制御装置は、外部装置接続が可能な一つ以上のポートを持つ汎用PCの形態であり、前述した無線モジュール72が、何れか一つのポートに付着されて無線送受信が可能になるようにする構成される。このように構成する場合、既存PCの資源を相当部分活用できるようになって、独立した制御装置を具現することよりは、装置構成による費用を節減できるようになって、個人用防犯システムを活用しようとする多くの個人に購買の余地を高めてより多い活用を期待できる。
【0063】
図5は、本発明の実施形態による携帯用監視カメラ動作の一過程を例示したフローチャートである。携帯用監視カメラが作動開始(100)した後、センサーに作動信号が入力(110)されれば、センサーの感知信号を通じて設定されたイベントが発生したかを判断(120)した後、センサーに感知されたイベントを表示する信号を伝送(125)するようにできる。また、センサーにイベントが感知されない場合、監視カメラに捕捉された映像/音響などを受信(130)して監視カメラの監視領域内で動きがあったか否かを判断(140)した後、動きが感知された場合、動き感知イベントを制御装置などで伝送(145)して、映像/音響を圧縮(150)し、圧縮された映像/音響/イベント情報を貯蔵(160)して、必要によっては制御装置などで伝送(155)できる。記憶装置に貯蔵されたデータを基にして、映像/音響/イベントなどの情報を出力(175)することも可能であり、無線遠隔検索を要求するデータを受信した場合(172)、無線遠隔検索のための映像/音響データを伝送(173)することも可能である。
【0064】
図6は、本発明の実施形態による制御装置動作の一過程を例示したフローチャートである。制御装置が作動開始(200)されれば、まずネットワークに接続するようにできて、 センサー入力(220)、センサー感知(230)、映像/音響入力(240)、動き感知(250)、映像/音響圧縮(260)、映像/音響/イベント貯蔵(270)、記憶装置貯蔵(280)などの過程は、前記で例示した携帯用監視カメラ10の作動例と類似している。貯蔵されたデータの検索をする場合、検索を開始(300)すれば、無線遠隔検索をしようとするか判断(310)した後、無線遠隔検索をする場合には、要求データを携帯用監視カメラに送信(315)して、監視カメラの応答を待って無線遠隔検索のための映像/音響のデータを受信(317)する。無線遠隔検索ではなくそれ自体に貯蔵されたデータを検索(320)する場合には、映像/音響/イベントのデータを検索して出力(325)する。
【0065】
前記の制御装置60の作動例においては、携帯用監視カメラ10から伝送される圧縮映像/音響242)や、センサーに感知されたイベント(244)、動き感知イベント(246)などがまた受信されて処理されうる。
【0066】
本発明による携帯用監視カメラ及びこれを利用した個人防犯システムは、本発明の技術的思想の範囲内で多様な形態で変形、応用可能で、前記望ましい実施形態に限定されない。実施形態を構成する各部分が一体で構成されたのかまたは数個の部分で互いに分離されるように構成されたのかは、本発明の技術的思想の範囲を脱するかを決めるのにあって重要な要素ではないことが自明であり、本発明の単純な変形に過ぎないと思うであろう。
【0067】
また、前記実施形態と図面は、発明の内容を詳しく説明するための目的であるだけで、発明の技術的思想の範囲を限定しようとする目的ではなく、前述した本発明は、当業者において、本発明の技術的思想を脱しない範囲内でさまざまな置き換え、変形及び変更が可能なので、前記実施形態及び添付した図面に限定されるのではないことは勿論であり、前述した特許請求の範囲だけではなく請求範囲と均等範囲を含んで判断されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明に使われる携帯用監視カメラの望ましい実施形態の内部ブロック図である。
【図2】本発明の望ましい実施形態による携帯用監視カメラとそれに付加可能な外部拡張機器のブロック図である。
【図3】本発明の望ましい実施形態による携帯用監視カメラの拡張可能な機能を例示する図面である。
【図4】本発明の実施形態による携帯用監視カメラと制御装置の無線接続図を例示する。
【図5】本発明の実施形態による携帯用監視カメラ動作の一つの過程を例示したフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態による制御装置動作の一つの過程を例示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0069】
10 携帯用監視カメラ 11 中央処理部
12 USB, RS−232, RJ−45, RCA, BNCなどの外部ポート
13 カメラ、マイク連結の映像/音響デコーダ
14 フラッシュメモリなどの圧縮貯蔵メモリ
15 SDRAMなどの臨時貯蔵メモリ
16 入出力映像の伝送速度を同じくするCPLD
17 入力映像を臨時貯蔵するFIFO
18 CMOSカメラ、ピンホールカメラなどの小型カメラ
19 CCTVモニター連結のための映像/音響エンコーダ
20 携帯用監視カメラ電源供給のバッテリー
21 携帯用監視カメラの無線モジュール接続
22 携帯用監視カメラの無線通信
30 携帯用監視カメラと連結される外部拡張機器
31 個人用コンピュータ
32 個人用コンピュータの録画/録音媒体
33 CCTV, CCD, USB, PC, CMOSなどの監視カメラ
34 アナログ、デジタル(内蔵用または外付け用)無線モジュール
35 音響入力が可能なマイク
36 商用電源供給のためのアダプタ
37 VCRと連結が可能なTVモニター
38 カセットテープ
40 携帯用監視カメラの拡張記憶装置
50 携帯用監視カメラの機能拡張装置
51 夜間撮影用赤外線LEDモジュール
52 撮影警戒表示用ビューファインダー
53 イベント発生お知らせ用警報器
54 イベント発生お知らせ用警光灯
55 携帯用監視カメラ無線運用リモコン
56 動き、熱、火災、ガス、ドア開閉などの感知センサー
60 制御装置
64 LAN、インターネットなどのネットワークモジュール
69 携帯用監視カメラまたは制御装置検索用有無線検索キー
80 制御装置と連結される外部拡張装置
81 CCTV, USB, CCD, CMOS, WEB, PCなどの監視カメラ
85 ネットワーク(LAN、インターネット)の遠隔貯蔵装置HDD

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信機能を備えて、必要な映像を捕捉する一つ以上の携帯用監視カメラと、
無線通信を通じて前記携帯用監視カメラから捕捉された前記映像を収集し、貯蔵して所定の信号処理を遂行する制御装置と、を含むことを特徴とする携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項2】
前記携帯用監視カメラは、
必要な前記映像を捕捉して所定の映像処理を遂行するカメラ部と、
前記制御装置との無線通信機能を提供する無線モジュールと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項3】
前記カメラ部は、
映像を捕捉する小型カメラと、
前記小型カメラから出力されるデータを臨時に貯蔵するための臨時貯蔵メモリと、
前記臨時貯蔵メモリに臨時に貯蔵されたデータを圧縮する中央処理部と、
前記中央処理部によって圧縮されたデータを貯蔵する圧縮貯蔵メモリと、
貯蔵された前記映像、及び前記カメラの状態を画面に表示するディスプレイと、
貯蔵された前記データを前記ディスプレイを通じて表示することで、前記データを検索する検索手段と、
前記データを外部貯蔵装置に貯蔵するか、前記圧縮貯蔵メモリに貯蔵されたデータを外部の個人用コンピュータでダウンロード、検索、貯蔵または処理できるように外部装置に接続を提供する外部ポートと、を含むことを特徴とする請求項2に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項4】
前記カメラ部は、
夜間撮影のための光源を提供するために赤外線LEDをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項5】
前記カメラ部は、
電力損失防止のために映像を捕捉する時間間隔を調整できることを特徴とする請求項2に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項6】
前記カメラ部は、
40cm以上の距離にある物体に対して自動焦点調整機能を持つことを特徴とする請求項2に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項7】
前記制御装置は、
前記携帯用監視カメラとの無線通信機能を提供する無線モジュールと、
前記無線モジュールを通じて前記携帯用監視カメラをアクセスして、前記携帯用監視カメラに貯蔵されたデータを遠隔で検索する検索手段と、
前記無線モジュールを通じて前記携帯用監視カメラから伝送されるデータを貯蔵する貯蔵手段と、
貯蔵された前記映像、及び前記制御装置の状態を画面に表示するディスプレイと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項8】
前記制御装置は、
ネットワークに連結された外部機器との相互アクセスを可能にするためのネットワーク接続手段をさらに含んで、
前記ネットワーク接続手段を通じて、遠距離にある貯蔵装置またはPCにデータを提供するか、PDAまたは携帯電話などの個人用携帯端末機に連結して前記携帯用監視カメラ及び/または前記制御装置で発生したイベント映像を前記連結された個人用携帯端末機に伝送して遠隔監視できるようにするか、遠距離にあるウェブカメラまたはPCカメラからデータを入力可能であることを特徴とする請求項7に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項9】
前記ネットワーク接続手段は、有線ネットワーク接続手段、CDMAモジュール、GSMモジュール及び無線ネットワークモデムのうち、何れか一つ以上であり、前記制御装置に内蔵されるか脱着式で構成されることを特徴とする請求項8に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項10】
前記制御装置は、
前記無線モジュールを通じて入力されるデータを臨時に貯蔵するための臨時貯蔵メモリと、
前記臨時貯蔵メモリに臨時に貯蔵されたデータを圧縮する中央処理部と、
前記中央処理部によって圧縮されたデータを貯蔵する圧縮貯蔵メモリと、
前記データを外部貯蔵装置に貯蔵するか、前記圧縮貯蔵メモリに貯蔵されたデータを外部の個人用コンピュータでダウンロード、検索、貯蔵または処理できるように外部装置に接続を提供するための外部ポートと、をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項11】
前記制御装置は、
受信された映像及び/または音響データをデコーディングする映像/音響デコーダをさらに含んで、
前記臨時貯蔵メモリは、前記映像及び/または音響データを臨時貯蔵して、
前記中央処理部は、前記映像及び/または音響データを圧縮して、
前記圧縮貯蔵メモリは、前記圧縮された映像及び/または音響データを貯蔵することを特徴とする請求項10に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項12】
前記制御装置は、
映像処理装置にデータを出力する映像/音響エンコーダをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項13】
前記制御装置は、
外部装置接続が可能な一つ以上のポートを持つ汎用PCであり、無線モジュールが前記ポートに付着されて無線送受信が可能であることを特徴とする請求項1に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項14】
前記携帯用監視カメラまたは前記制御装置と近距離に有線または無線で連結が可能な警報器をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項15】
前記携帯用監視カメラまたは前記制御装置は、
動き、火災、熱、ガス、ドア開閉センサーのうち、少なくとも一つ以上のセンサーを連結するためのセンサー接続手段と、
前記センサーから入力される信号を処理して、特定イベントの発生時、前記警報器の動作を制御するための信号を供給できるように、イベント信号を発生させる手段と、をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項16】
前記警報器は、
呼び鈴などの外部スイッチ装置に連動してイベントを発生させうる手段をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項17】
前記警報器は、
無線リモコンを用いて警報機能の設定/解除を制御できる手段をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の携帯用監視カメラを利用した個人防犯システム。
【請求項18】
個人防犯システムに適用される携帯用監視カメラにおいて、
必要な映像を捕捉して所定の映像処理を遂行するカメラ部と、
外部との無線データ送受信のための無線モジュールと、を含むことを特徴とする携帯用監視カメラ。
【請求項19】
前記カメラ部は、
映像を捕捉する小型カメラと、
前記小型カメラから出力されるデータを臨時に貯蔵するための臨時貯蔵メモリと、
前記臨時貯蔵メモリに臨時に貯蔵されたデータを圧縮する中央処理部と、
前記中央処理部によって圧縮されたデータを貯蔵する圧縮貯蔵メモリと、
収集された前記映像、及び前記カメラの状態を画面に表示するディスプレイと、
貯蔵された前記データを前記ディスプレイを通じて表示することで、前記データを検索する検索手段と、
前記データを外部貯蔵装置に貯蔵するか、前記圧縮貯蔵メモリに貯蔵されたデータを外部の個人用コンピュータでダウンロード、検索、貯蔵または処理できるように外部装置に接続を提供するための外部ポートと、を含むことを特徴とする請求項18に記載の携帯用監視カメラ。
【請求項20】
前記カメラ部は、
受信された映像及び/または音響データをデコーディングする映像/音響デコーダをさらに含んで、
前記臨時貯蔵メモリは、前記映像及び/または音響データを臨時貯蔵して、
前記中央処理部は、前記映像及び/または音響データを圧縮して、
前記圧縮貯蔵メモリは、前記圧縮された映像及び/または音響データを貯蔵することを特徴とする請求項19に記載の携帯用監視カメラ。
【請求項21】
前記カメラ部は、
バッファ役割を遂行するFIFOメモリと、
前記データを外部に設置されたモニターを通じて閲覧できるようにデータ入出力速度を合わせるために前記FIFOに臨時に貯蔵してから呼び出して伝送するCPLDモジュールと、
前記CPLDモジュールから入力されたデータを外部の映像処理装置に出力する映像/音響エンコーダと、をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の携帯用監視カメラ。
【請求項22】
前記カメラ部は、
前記圧縮されたデータを貯蔵するための着脱可能なチップセットメモリをさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の携帯用監視カメラ。
【請求項23】
前記カメラ部は、
前記小型カメラに捕捉される映像の境界を容易に表示して見られるようにする着脱式ビューファインダーをさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の携帯用監視カメラ。
【請求項24】
前記カメラ部は、
夜間撮影のための光源を提供するために赤外線LEDをさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の携帯用監視カメラ。
【請求項25】
前記カメラ部は、
電力損失防止のために映像を捕捉する時間間隔を調整できることを特徴とする請求項19に記載の携帯用監視カメラ。
【請求項26】
前記カメラ部は、
40cm以上の距離にある物体に対して自動焦点調整機能を持つことを特徴とする請求項19に記載の携帯用監視カメラ。
【請求項27】
動き、火災、熱、ガス、ドア開閉センサーのうち、少なくとも一つ以上のセンサーを連結するためのセンサー接続手段と、
前記センサーから入力される信号を処理して、特定イベントの発生時、外部機器の動作を制御するための信号を供給できるように、イベント信号を発生させる手段と、をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の携帯用監視カメラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−528620(P2007−528620A)
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−516912(P2006−516912)
【出願日】平成16年6月7日(2004.6.7)
【国際出願番号】PCT/KR2004/001356
【国際公開番号】WO2005/002228
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(505472713)
【Fターム(参考)】