説明

携帯端末、情報処理システム、表示方法、プログラム、及び情報処理装置

【課題】訴求効果を向上しつつ、広告を配信するために余計な情報の配信を抑制できる携帯端末を提供すること。
【解決手段】情報処理装置との通信機能を備えた携帯端末10であって、広告主に指定された文字と、文字に対応するとともに広告主に関連する広告情報60と、を記憶する広告情報記憶手段と、広告情報記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する広告情報60を変換候補50として表示する表示手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置との通信機能を備えた携帯端末に広告を表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話、スマートフォン等の携帯端末に対して、広告を配信する情報処理装置が広く知られている。
【0003】
例えば、ユーザが通話や、メール送信などをした際に、ユーザの位置情報、ユーザの個人情報等に基づいて、対応する広告を携帯端末に配信する情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
このような情報処理装置は、広告に記載されたクーポンを利用したユーザに対して、携帯端末の利用料金の減額を行うなどして、広告の利用を促進できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−39898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来の情報処理装置には、次のような問題があった。すなわち、上述した情報処理装置は、通話や、メール送信後、すなわち、メール送信とは異なるタイミングで広告を配信するため、ユーザが、広告を見る頻度が少なく、訴求効果が十分ではないという問題と、携帯端末における広告の表示に必要以上の通信を発生させるという問題がある。また、広告主に対しては、広告配信に掛かる費用対効果が低いと感じさせるおそれがある。
【0007】
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、訴求効果を向上しつつ、広告の表示に必要以上の通信を発生させることを抑制できる携帯端末、情報処理システム、表示方法、プログラム、及び情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、情報処理装置との通信機能を備えた携帯端末であって、広告主に指定された文字と、前記文字に対応するとともに前記広告主に関連する広告情報と、を記憶する広告情報記憶手段と、前記広告情報記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記広告情報を変換候補として表示する表示手段と、を備えることを要旨とする。
【0009】
このような携帯端末は、広告主に指定された文字とそれに対応する広告情報とを記憶する広告情報記憶手段と、ユーザに入力された文字に対応する広告情報を変換候補として表示する表示手段とを備えるため、ユーザが単語を入力する際に、ユーザの入力に応じて、広告情報を変換候補として表示する。すなわち、ユーザは、単語を入力する際に必ず広告情報を見るため、訴求効果を向上できる。また、ユーザにより作成された単語を含む文書情報(メール等)が、他の携帯端末に送信された場合、文書情報を受信した他の携帯端末のユーザは、受信した文書情報を見ることで、広告情報を見ることとなる。すなわち、文書情報を受信した他の携帯端末のユーザは、広告情報を意識することなく、文書情報を受信するのみで、広告情報を見ることとなる。
【0010】
従って、訴求効果を向上しつつ、広告を配信するために余計な情報の配信を抑制できる携帯端末を提供することができる。
【0011】
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記広告情報は、前記広告主に関連した画像情報を含むことを要旨とする。
【0012】
本発明の第3の特徴は、本発明の第1又は第2の特徴に係り、単語と、前記単語の読み方を示す文字を先頭から任意の位置で区切り、前記区切った位置までの文字とを記憶する予測変換辞書記憶手段を更に備え、前記表示手段は、前記予測変換辞書記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記単語を変換候補として表示するとともに、前記広告情報を、前記単語よりも上位で表示することを要旨とする。
【0013】
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至第3の特徴に係り、前記表示手段は、1つの文字に対して複数の広告情報が、対応する場合、前記広告主の入札価格の順番に基づいて、広告情報を表示することを要旨とする。
【0014】
本発明の第5の特徴は、情報処理装置と、前記情報処理装置との通信機能を備えた携帯端末とを有する情報処理システムであって、前記携帯端末が、広告主に指定された文字と、前記文字に対応するとともに前記広告主に関連する広告情報と、を記憶する広告情報記憶手段と、前記広告情報記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記広告情報を変換候補として表示する表示手段と、を備えることを要旨とする。
【0015】
本発明の第6の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記携帯端末が、前記広告情報を含む文書情報を前記情報処理装置に送信する送信手段を更に備え、前記情報処理装置が、
前記文書情報を前記携帯端末から受信する受信手段と、前記文書情報に含まれる前記広告情報を数えるカウント手段と、前記カウント手段のカウント結果に基づいて、前記広告主の課金情報を作成する課金手段と、を備えることを要旨とする。
【0016】
本発明の第7の特徴は、本発明の第5及び第6の特徴に係り、前記情報処理装置が、前記文書情報を前記携帯端末と異なる他の携帯端末に送信する送信手段を更に備え、前記他の携帯端末が、前記情報処理装置から前記文書情報を受信する受信手段と、前記文書情報に含まれる前記広告情報を前記広告主のサイト情報とともに表示する広告表示手段と、を備えることを要旨とする。
【0017】
本発明の第8の特徴は、情報処理装置と通信をする携帯端末における文字の変換候補の表示方法であって、コンピュータが、広告主に指定された文字と、前記文字に対応するとともに前記広告主に関連する広告情報と、を広告情報記憶手段に記憶するステップと、コンピュータが、前記広告情報記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記広告情報を変換候補として表示するステップと、を備えることを要旨とする。
【0018】
本発明の第9の特徴は、ユーザに入力された文字に対応する変換候補を表示するプログラムであって、広告主に指定された文字と、前記文字に対応するとともに前記広告主に関連する広告情報と、を広告情報記憶手段に記憶するステップと、前記広告情報記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記広告情報を変換候補として表示するステップと、をコンピュータに実行させることを要旨とする。
【0019】
本発明の第10の特徴は、本発明の第9の特徴に係るプログラムを配信する情報処理装置であることを要旨とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、訴求効果を向上しつつ、広告を配信するために余計な情報の配信を抑制できる携帯端末、抽出方法、プログラム、及び情報処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理システム1の全体概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る携帯端末10の機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る携帯端末10の広告情報DB15に記憶される情報の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る携帯端末10の表示部19により表示される画面の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る携帯端末10の広告表示部25により表示される画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る情報処理装置100の機能ブロック図である。
【図7】本発明の実施形態に係る情報処理装置100の広告情報登録DB105に記憶される情報の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係る情報処理装置100の課金DB107に記憶される情報の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態に係る情報処理システム1の全体概略動作を示すシーケンスである。
【図10】本発明の実施形態に係る携帯端末10によるメール300の作成動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態に係る情報処理装置100の広告情報60の更新動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
次に、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0023】
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる。
【0024】
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すればよく、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
【0025】
以下の実施形態においては、(1)情報処理システム1の全体構成、(2)携帯端末10の詳細構成、(3)情報処理装置の詳細構成、(4)情報処理システム1の動作、(5)作用・効果、及び(6)その他の実施形態について説明する。
【0026】
(1)情報処理システム1の全体構成
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の全体概略構成図である。
【0027】
図1に示す情報処理システム1は、携帯端末10、携帯端末30、情報処理装置100、広告主端末200を含む。情報処理システム1では、携帯端末10、携帯端末30、情報処理装置100、広告主端末200が、通信ネットワーク40(例えば、インターネットなど)を介して接続され、互いにデータ通信可能となっている。
【0028】
以下の実施形態では、「ヤホー」という車メーカーが、広告主として出稿し、これに伴い、携帯端末10が、「ヤホー」の広告情報を表示することを具体例として記載する。なお、広告主とは、企業に限らず、いわゆるアフリエイト等の一般のユーザなども含め、広告情報に対して、入札を行う個人、団体を示す。
【0029】
携帯端末10及び携帯端末30は、同様の機能を有している。以下の記載においては、主に携帯端末10について、記載し、携帯端末30の詳細の記載を適宜省略する。
【0030】
情報処理装置100及び広告主端末200は、CPU等の制御装置、メモリやHDD等の記憶装置、通信ネットワークと通信する通信I/F等の通信装置といったハードウェア資源を有するコンピュータ(単一或いは複数)により構成される。情報処理装置100及び広告主端末200が備える下記の各ブロックは、前述したコンピュータの制御装置等のハードウェア資源を用いてコンピュータプログラムを実行することによって実現されるものである。なお、これらの各ブロック、手段は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて分散される構成を採用しても良い。また、情報処理装置100及び広告主端末200は、一般的なブラウザを備える。ブラウザは、インターネットの標準プロトコルであるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等に従い、HTML(Hyper Text Markup Language)等の言語で記述されたページデータの要求、取得及び表示、フォームデータの送信等を行う機能を有している。広告主端末200は、広告主の所有する端末であり、情報処理システム1に対する広告情報の登録を行う。
【0031】
図1に示すように、本実施形態では、情報処理システム1において、情報処理装置100が、携帯端末10により作成されたメール300を受信し、携帯端末30にメール400を送信する。次に、情報処理装置100は、メール300に含まれる広告情報を数え、広告主端末200に広告情報に基づいた課金情報を送信する。また、情報処理装置100は、広告主端末200からのリクエストに基づいて、広告情報を新たに登録し、更新した広告情報を携帯端末10に送信する。なお、各動作の詳細については、(4)情報処理システム1の動作にて、後述する。
【0032】
(2)携帯端末10の詳細構成
図2は、本実施形態に係る携帯端末10の機能ブロック図である。
【0033】
携帯端末10は、いわゆる携帯通信端末装置(携帯電話機やスマートフォン)であるが、これに限定されず、ユーザが使用するPC(Personal Computer)やカーナビゲーションシステム等でもよい。
【0034】
携帯端末10は、情報処理装置100との通信機能を備える。具体的には、携帯端末10は、無線通信、無線LAN、近傍無線通信((Bluetooth(登録商標))や赤外線通信等)、或いは有線通信(USB(Universal Serial Bus)ケーブル接続等)によって、通信ネットワーク40を介して情報処理装置100に接続されている。携帯端末10は、情報処理装置100が有するハードウェア資源に加えて、キーボタンやタッチパネル、マイク等の入力装置、液晶ディスプレイ、スピーカ等の出力装置を備える。
【0035】
携帯端末10は、ユーザによるテキストの入力を予測し、変換候補を表示する。
【0036】
図2に示すように、携帯端末10は、受付部11、変換部13、広告情報DB15、予測変換辞書記憶部17、表示部19、送信部21、受信部23、広告表示部25を備える。
これらの機能部は、いわゆるコンピュータにより構成され、演算/制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)、記憶媒体としてのRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、通信インターフェイス等が関連することで実現される。以下、各機能部について、説明する。
【0037】
(2.1)受付部11
受付部11は、ユーザのキー操作に対応するキー入力情報を受信する。具体的には、受付部11は、キーボード、タッチパネル等の操作に伴って、ユーザにより入力されたキー入力情報を取得する。例えば、受付部11は、「や」又は「Y」などのキー入力情報を取得する。
【0038】
(2.2)変換部13
図3は、本実施形態に係る携帯端末10の広告情報DB15に記憶される情報の一例を示す図である。
【0039】
変換部13は、受付部11により取得されたキー入力情報に基づいて、変換候補を広告情報DB15及び予測変換辞書記憶部17から抽出する。具体的には、図3に示すように、変換部13は、広告情報DB15から、キー入力情報に対応する入力ワード65を抽出し、入力ワード65に対応する広告情報60を変換候補として抽出する。例えば、変換部13は、広告情報DB15から、キー入力情報である「や」に対応する、広告情報60として「(絵文字)ヤホー」を変換候補として抽出する。
【0040】
(2.3)広告情報DB15
広告情報DB15は、広告主に指定された文字である入力ワード65と、入力ワード65に対応するとともに広告主に関連する広告情報60と、表示順位67と、広告情報60を識別する広告識別情報69とを記憶する。入力ワード65は、一文字以上の文字であり、複数の文字からなる文字列であってもよい。以下に記載の他の文字についても同様とし、文字は、一文字以上の文字であり、複数の文字からなる文字列であってもよい。
【0041】
広告情報60は、広告主に関連した画像からなる画像情報61と、広告主に関連する文字からなる文字情報63との少なくとも何れかを含む。なお、画像情報61には、写真、イラスト等に限られず、文字を装飾してなる、いわゆるロゴ等が含まれる。
【0042】
表示順位67は、1つの入力ワード65に対して、複数の広告情報60が登録されている場合に、表示する並び方を決める数値である。例えば、1つの入力ワード65に対して、複数の広告情報60が登録されている場合、広告情報60は、表示順位67が高い順に、上位で表示される。
【0043】
広告情報DB15に記憶される広告情報60、入力ワード65及び表示順位67は、通信ネットワーク40を介して情報処理装置100から送信される。すなわち、広告情報60、入力ワード65及び表示順位67の対応関係は、情報処理装置100でまとめて管理される。
【0044】
(2.4)予測変換辞書記憶部17
予測変換辞書記憶部17は、単語70と、単語70の読み方を示す文字列を先頭から任意の位置で区切り、区切った位置までの文字列とを記憶する。例えば、予測変換辞書記憶部17は、「山」という単語70と、「山」の読み方である「やま」及び「やま」の先頭文字である「や」とを記憶する。
【0045】
なお、予測変換辞書記憶部17に記憶される単語70は、汎用的な単語、特定の分野の単語、ユーザの操作に基づいて登録される単語等である。
【0046】
(2.5)表示部19
図4は、本実施形態に係る携帯端末10の表示部19により表示される画面の一例を示す図である。
【0047】
表示部19は、携帯端末10の作成メール表示領域19aに、ユーザに入力された文字を表示する。例えば、図4に示すように、表示部19は、作成メール表示領域19aに「や」を表示する。
【0048】
また、表示部19は、携帯端末10の変換表示領域19bに変換候補50を表示する。具体的には、表示部19は、広告情報DB15から、ユーザに入力された文字に対応する広告情報60を変換候補50として表示する。また、表示部19は、予測変換辞書記憶部17から、ユーザに入力された文字に対応する単語70を変換候補50として表示する。
【0049】
表示部19は、広告情報60を、予測変換辞書記憶部17に基づいて予測された単語70よりも上位で表示する。例えば、表示部19は、変換表示領域19bに広告情報60aとして、「(絵文字)ヤホー」を単語70である「山」、「やっと」、「やっぱり」、「約束」、「矢」、「屋」よりも上位で表示する。
【0050】
表示部19は、1つの入力ワード65に対して複数の広告情報60が対応する場合、広告主の入札価格の順番に基づいて、広告情報60を表示する。具体的には、表示部19は、1つの入力ワード65に対して複数の広告情報60が対応する場合、広告主の入札価格の順番に対応する表示順位67に基づいて、広告情報60を表示する。例えば、表示部19は、表示順位67が、広告情報60bの「ヤホー工業」よりも上位である広告情報60aの「(絵文字)ヤホー」を上位で表示する。
【0051】
(2.6)送信部21
送信部21は、広告情報60を含む文書情報を情報処理装置100に送信する。具体的には、送信部21は、広告情報60を含むメール300を情報処理装置100に送信する。なお、メール300に含まれる広告情報60には、広告識別情報69が付与されていてもよい。
【0052】
(2.7)受信部23
受信部23は、情報処理装置100から広告情報60を含む文書情報を受信する。具体的には、受信部23は、情報処理装置100から広告情報60を含むメール400を受信する。
また、受信部23は、通信ネットワーク40を介して、情報処理装置100から、広告情報DB15に登録される広告情報60、入力ワード65、表示順位67を含む登録情報を受信する。
【0053】
(2.8)広告表示部25
図5は、本実施形態に係る携帯端末30の広告表示部25により表示される画面の一例を示す図である。
【0054】
図5に示すように、広告表示部25は、受信メール表示領域25aを介して、受信部23で受信したメール400に含まれる広告情報60を広告主のサイト情報とともに表示する。例えば、広告表示部25は、広告主のサイト情報として、URL、URLのタイトル名等を表示する。
【0055】
なお、メール400は、情報処理装置100により作成され、携帯端末30等に対して送信されるメールである。メール400には、広告情報60が含まれる。
【0056】
(3)情報処理装置の詳細構成
図6は、本実施形態に係る情報処理装置100の機能ブロック図である。
【0057】
図6に示すように、情報処理装置100は、受信部101、カウント部103、広告情報登録DB105、課金DB107、メール作成部109、課金部111、送信部113、広告情報DB作成部115を備える。
【0058】
これらの機能部は、いわゆるコンピュータにより構成され、演算/制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)、記憶媒体としてのRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、通信インターフェイス等が関連することで実現される。以下、各機能部について、説明する。
【0059】
(3.1)受信部101
受信部101は、文書情報を携帯端末10から受信する。具体的には、受信部101は、通信ネットワーク40を介して、広告情報60を含むメール300を携帯端末10の送信部から受信する。
【0060】
(3.2)カウント部103
カウント部103は、文書情報に含まれる広告情報60を数える。具体的には、カウント部103は、メール300に含まれる広告情報60をカウントする。なお、カウント部103は、メール作成部109により作成されるメール400に含まれる広告情報60をカウントしてもよい。また、カウント部103は、メール400が送信される宛先の数に応じて、カウントされる広告情報60の数を乗じてもよい。すなわち、カウント部103は、広告情報60が送信されるメール400の数に基づいて、カウントする。
【0061】
広告情報60が、広告識別情報69を含む場合、カウント部103は、広告情報60に付与される広告識別情報69を識別することで、広告情報60をカウントしてもよい。同様にして、広告情報60が、画像情報61を含む場合、カウント部103は、画像情報61に付与されるコードを識別することで、広告情報60をカウントしてもよい。
【0062】
(3.3)広告情報登録DB105
図7は、本実施形態に係る情報処理装置100の広告情報登録DB105に記憶される情報の一例を示す図である。
【0063】
図7に示すように、広告情報登録DB105は、入力ワード65、広告情報60、表示順位67、広告識別情報69を少なくとも記憶する。また、広告情報登録DB105は、これに加えて、広告主ID、入札価格、URL、サイト名等を記憶する。
【0064】
具体的には、入力ワード65は、広告主端末200からのリクエストに基づいて登録される文字である。また、広告情報60は、入力ワード65に対応するとともに、広告主に関連する情報である。広告情報60は、入力ワード65と同様に、広告主端末200からのリクエストに基づいて、登録される。広告情報60は、画像情報61と、文字情報63との少なくとも何れかを含む。
【0065】
表示順位67は、入力ワード65が同一である場合に、携帯端末10で表示する並び方を決める数値である。表示順位67は、1つの文字に対する入札価格に基づいて、決定される。表示順位67は、入札価格に基づいて、決定されるだけでなく、例えば、ユーザにより広告情報60が選択された場合に広告主から支払われる単価に応じて決定されてもよい。すなわち、表示順位67は、入札価格に基づいて設定された後に、広告主から支払われる単価に基づいて、入れ替えられてもよい。また、表示順位67は、広告情報60の単価のみでなく、ユーザからの選択率、選択回数に基づいて、入れ替えられてもよい。
【0066】
入札価格は、入力ワード65に対して、広告主(広告主ID)より支払われる価格である。広告主IDは、広告情報60に対して、出稿した広告主を識別する情報である。URLは、広告情報60に対応するURLであり、広告情報60が選択された場合に表示するサイトのURLである。サイト名は、URLのタイトルである。
【0067】
なお、入力ワード65は、1文字だけに限定されることなく、2文字以上からなる文字列により構成されていてもよい。例えば、入力ワード65は、「くるま」に設定された場合、広告情報登録DB105は、「くるま」に対応する、広告情報60として「(絵文字)ヤホー」を記録してもよい。また、入力ワード65は、ひら仮名でなく、漢字、英数字等であってもよい。
【0068】
(3.4)課金DB107
図8は、本実施形態に係る情報処理装置100の課金DB107に記憶される情報の一例を示す図である。
【0069】
課金DB107は、広告情報60と、広告情報60の広告主を識別する広告主IDと、広告情報60の使用頻度とを記憶する。使用頻度は、カウント部103により、カウントされた広告情報60の数である。
【0070】
(3.5)メール作成部109
メール作成部109は、受信部101が受信したメール300に基づいて、メール400を作成する。具体的には、メール作成部109は、メール300に含まれる広告情報60に基づいて、広告情報登録DB105から広告情報60に対応するURLを含むメール400を作成する。例えば、メール作成部109は、広告情報60に対応するURLを広告情報60のハイパーリンクとして含むHTML形式からなるメール400を作成する。なお、メール300が、テキスト形式からなるメールである場合、メール作成109は、テキスト形式のメール300をHTML形式からなるメールに変換してもよい。メール作成部109は、URLだけでなく、広告情報登録DB105に含まれるサイト名等を含むメール400を作成してもよい。
【0071】
(3.6)課金部111
課金部111は、カウント部103のカウント結果に基づいて、広告主の課金情報を作成する。具体的には、課金部111は、課金DB107の広告情報60と、広告情報60に対応する使用頻度とにより構成される課金情報を作成する。また、課金部111は、課金DB107の広告主IDに基づいて、広告主ID毎の課金情報を作成する。
【0072】
(3.7)送信部113
送信部113は、広告情報60を含む文書情報を携帯端末10と異なる他の携帯端末に送信する。具体的には、送信部113は、広告情報60を含むメール300を携帯端末10と異なる携帯端末30に送信する。
【0073】
また、送信部113は、課金部111により作成された課金情報を広告主に送信する。具体的には、送信部113は、通信ネットワーク40を介して、課金情報を広告主端末200に送信する。
【0074】
また、送信部113は、広告情報DB作成部115により作成される登録情報を携帯端末10、30等に送信する。
【0075】
(3.8)広告情報DB作成部115
広告情報DB作成部115は、広告情報登録DB105に基づいて、携帯端末10に送信する登録情報を作成する。具体的には、広告情報DB作成部115は、広告情報登録DB105に基づいて、少なくとも広告情報60、入力ワード65が含まれる登録情報を作成する。登録情報には、広告情報60、入力ワード65に加えて、表示順位67等が含まれていてもよい。
【0076】
(4)情報処理システム1の動作
情報処理システム1の動作について、(4.1)全体概略動作、(4.2)メールの作成動作、(4.3)課金動作、(4.4)広告情報の更新動作の順に説明する。以下の情報処理システム1の動作については、情報処理装置100が、携帯端末10により作成されたメール300を受信し、携帯端末30にメール400を送信する動作を例示して具体的な説明をする。
【0077】
(4.1)全体概略動作
図9は、本実施形態に係る情報処理システム1の全体概略動作を示すシーケンスである。具体的には、図9は、メールの送受信動作を示すシーケンスである。
【0078】
ステップS100において、携帯端末10は、メール300を作成する。
【0079】
ステップS110において、携帯端末10の送信部21は、通信ネットワーク40を介して、メール300を情報処理装置100の受信部101に送信する。
【0080】
ステップS120において、情報処理装置100のカウント部103は、文書情報に含まれる広告情報60を数える。具体的には、カウント部103は、メール300に含まれる広告情報60をカウントする。
【0081】
ステップS130において、情報処理装置100のメール作成部109は、受信部101が受信したメール300に基づいて、メール400を作成する。具体的には、メール作成部109は、メール300に含まれる広告情報60に基づいて、広告情報登録DB105から広告情報60に対応するURLを含むメール400を作成する。
【0082】
ステップS140において、情報処理装置100の送信部113は、広告情報60を含む文書情報を携帯端末10と異なる他の携帯端末に送信する。具体的には、送信部113は、広告情報60を含むメール400を携帯端末10と異なる携帯端末30に送信する。
【0083】
(4.2)メールの作成動作
図10は、本実施形態に係る携帯端末10によるメール300の作成動作を示すフローチャートである。具体的には、図10は、図9のメールの作成動作の詳細を示すフローチャートである。
【0084】
ステップS11において、受付部11は、ユーザのキー操作に対応するキー入力情報を受信する。
【0085】
ステップS13において、変換部13は、受付部11により取得されたキー入力情報に基づいた広告情報60の有無を確認する。具体的には、変換部13は、広告情報DB15から、キー入力情報に対応する入力ワード65を抽出した場合、対応する広告情報60を変換候補50として抽出し、処理をステップ15へ進める。また、変換部13は、広告情報DB15から、キー入力情報に対応する入力ワード65を抽出できなかった場合、対応する広告情報60無し、と判定して、処理をステップ17へ進める。
【0086】
ステップS15において、表示部19は、広告情報60を変換部13により変換された変換候補50として表示する。
【0087】
ステップS17において、変換部13は、予測変換辞書記憶部17から、受付部11により取得されたキー入力情報に対応する単語70を変換候補50として抽出する。
【0088】
ステップS19において、表示部19は、予測変換辞書記憶部17から、ユーザに入力された文字に対応する単語70を変換候補50として表示する。
【0089】
ステップS21において、変換部13は、ユーザの要求に基づいて、変換候補50が確定したか否かを確認する。具体的には、変換部13は、ユーザの要求により、変換候補50が確定した場合、処理を終了する。また、変換部13は、ユーザの要求により変換候補50が確定しない場合、あるいは、所定時間以上、ユーザの要求による変換候補50が確定しない場合、処理をステップS23へ進める。
【0090】
ステップS23において、変換部13は、受付部11による新たなキー入力情報を確認し、処理をステップS13へ戻す。
【0091】
(4.3)課金動作
情報処理装置100の課金部111は、カウント部103のカウント結果に基づいて、広告主の課金情報を作成する。具体的には、課金部111は、課金DB107の広告情報60と、広告情報60に対応する使用頻度とにより構成される課金情報を作成する。
【0092】
次に、情報処理装置100の送信部113は、広告主端末200に、課金情報を送信する。広告主は、広告主端末200で課金情報を受信後、課金情報に基づいて、支払いを行う。
【0093】
(4.4)広告情報の更新動作
図11は、実施形態に係る情報処理装置100の広告情報60の更新動作を示すシーケンス図である。
【0094】
図11に示すように、ステップS200において、広告主端末200は、情報処理システム1に対する広告情報60のリクエスト要求を情報処理装置100に送信する。
【0095】
ステップS210において、情報処理装置100は、広告主端末200からのリクエスト要求を受信し、広告情報60の登録用ウェブページを広告主端末200に送信する。
【0096】
ステップS220において、広告主端末200は、情報処理装置100から受信した登録用ウェブページに、入力ワード65、広告情報60、入札価格等を入力する。
【0097】
ステップS230において、広告主端末200は、入力ワード65、広告情報60、入札価格等を入力した登録用ウェブページを情報処理装置100に送信する。
【0098】
ステップS240において、情報処理装置100は、広告主端末200から受信した登録用ウェブページに基づいて、入力ワード65、広告情報60、入札価格等を広告情報登録DB105に記録する。
【0099】
また、情報処理装置100は、1つの入力ワード65に対して複数の広告情報60が、広告情報登録DB105に記録されている場合、入札価格等に基づいて、表示順位67を決定する。
【0100】
ステップS250において、情報処理装置100は、広告情報60が広告情報登録DB105に記録された旨を通知する完了通知を広告主端末200に送信する。
【0101】
ステップS260において、情報処理装置100は、新たに更新された広告情報60に関する情報を携帯端末10、携帯端末30等の携帯端末に送信する。
【0102】
ステップS270において、携帯端末10、携帯端末30は、情報処理装置100から受信した広告情報60に関する情報を広告情報DB15に記録することにより、広告情報DB15の情報を更新する。
【0103】
(5)作用・効果
以上説明したように、本実施形態によれば、携帯端末10は、広告主に指定された文字とそれに対応する広告情報60とを記憶する広告情報記憶手段と、ユーザに入力された文字に対応する広告情報60を変換候補として表示する表示手段とを備えるため、ユーザが単語を入力する際に、ユーザの入力に応じて、広告情報60を変換候補として表示する。すなわち、ユーザは、単語を入力する際に必ず広告情報60を見るため、訴求効果を向上できる。また、ユーザにより作成された単語を含む文書情報(メール等)が、他の携帯端末に送信された場合、文書情報を受信した他の携帯端末のユーザは、受信した文書情報を見ることで、広告情報60を見ることとなる。すなわち、文書情報を受信した他の携帯端末のユーザは、広告情報60を意識することなく、文書情報を受信するのみで、広告情報60を見ることとなる。
【0104】
従って、訴求効果を向上しつつ、広告を配信するために余計な情報の配信を抑制できる携帯端末10を提供することができる。
【0105】
実施形態では、広告情報60は、広告主に関連した画像情報61を含む。すなわち、画像情報61を含む広告情報60は、ユーザの目に留まりやすくなるため、広告情報60の訴求効果を更に向上できる。
【0106】
実施形態では、表示部19は、予測変換辞書記憶部17から、ユーザに入力された文字に対応する単語70を変換候補50として表示するとともに、広告情報60を、単語70よりも上位で表示する。すなわち、広告情報60は、単語70よりもユーザの目に留まりやすくなるため、広告情報60の訴求効果を更に向上できる。
【0107】
実施形態では、表示部19は、1つの入力ワード65に対して複数の広告情報60が、対応する場合、広告主の入札価格の順番に基づいて、広告情報60を表示する。広告情報60は、他の広告情報よりも先、或いは上位に表示されることにより、ユーザの目に留まりやすくなる。
【0108】
すなわち、広告主は、入札価格を高くすることにより、広告情報60を他の広告情報よりも先、或いは上位に表示することで、訴求効果を更に向上できる。従って、表示部19が、1つの入力ワード65に対して複数の広告情報60が、対応する場合、広告主の入札価格の順番に基づいて、広告情報60を表示することで、広告主の購買意欲を促進し、入札価格を高くしようとする意欲を更に向上できる。
【0109】
実施形態では、情報処理システム1が、情報処理装置100と、携帯端末10とを有し、携帯端末10が、広告情報60を含むメール300を情報処理装置100に送信する送信部21を更に備える。また、情報処理装置100が、メール300を携帯端末10から受信する受信部101と、メール300に含まれる広告情報60を数えるカウント部103と、カウント部103のカウント結果に基づいて、広告主の課金情報を作成する課金部111とを備える。
【0110】
このため、情報処理装置100は、携帯端末10から送信されるメール300に含まれる広告情報60を数えることで、情報処理システム1で取り扱われる広告情報60の数を把握する事ができる。また、情報処理装置100は、課金部111により、課金情報を作成できるため、広告情報60の取り扱い数に応じた課金を広告主に請求する事ができる。
【0111】
実施形態では、情報処理装置100が、メール400を携帯端末10と異なる他の携帯端末である携帯端末30に送信する送信部113を更に備える。また、携帯端末30が、情報処理装置100からメール400を受信する受信部23と、メール400に含まれる広告情報60を広告主のサイト情報とともに表示する広告表示部25と、を備える。
【0112】
このため、メール400を受信した携帯端末30のユーザは、メール400に含まれる広告情報60を広告主のサイト情報とともに見ることができる。すなわち、広告情報60は、ユーザの目に留まりやすくなる。また、ユーザは、広告主のサイトに容易にアクセスできるため、広告情報60の訴求効果を更に向上できる。
【0113】
(6)その他の実施形態
上述した実施形態では、広告情報60を含む文書情報として、広告情報60を含むメール300を例示している。本発明は、これに限らず、広告情報60は、メール300に添付される文書情報に含まれていてもよい。例えば、携帯で作成される写真等の画像情報に文書情報の加工をし、写真に装飾を施す文書情報として、広告情報60を含んでもよい。
【0114】
上述した実施形態では、変換部は、ユーザのキー入力情報に基づいて、ユーザの入力を予測した変換候補50を作成している。本発明は、これに限らず、ユーザのキー入力情報を変換するかな漢字変換機能を備えていてもよい。
【0115】
実施形態では、入力ワード65は、1文字だけに限定されることなく、2文字以上からなる文字列により構成されている。本発明は、これに限らず、入力ワード65は、意味を成す単語のみに設定され、広告主に販売されてもよい。これによれば、文字が1文字である場合に比べて、表示部19により、入力ワード65に基づいて、広告情報60が、過度に表示されることが抑制される。また、ユーザにより入力された入力ワード65と、広告情報60とがより具体的な概念で関連付けられるため、広告効果が向上する場合がある。
【0116】
実施形態では、受付部11は、ユーザのキー操作に対応するキー入力情報を受信する。本発明は、これに限られず、例えば、受付部11は、ユーザの声による音声入力情報を受信し、変換部13が、音声入力情報に基づいて、変換候補50を作成してもよい。
【0117】
上述した実施形態では、携帯端末10および情報処理装置100が備える各ブロックについて記載しているが、本発明これに限られず、例えば、上記の各ブロックの機能を実行するコンピュータプログラムとしてもよく、また、このコンピュータプログラムを配信する情報処理装置であってもよい。
【0118】
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0119】
例えば、各構成図、フローチャート、概念図の図などは例示に過ぎず、各要素の有無、その順序や具体的内容などは適宜変更可能である。一例として、手動によるブロックの指定は必須ではなく、また、本発明において、各手段などの要素は、コンピュータの演算制御部に限らず、ワイヤードロジック等に基づく電子回路で実現してもよい。
【符号の説明】
【0120】
1 情報処理システム
10 携帯端末
11 受付部
13 変換部
15 広告情報DB
17 予測変換辞書記憶部
19 表示部
19a 作成メール表示領域
19b 変換表示領域
21 送信部
23 受信部
25 広告表示部
25a 受信メール表示領域
30 携帯端末
40 通信ネットワーク
50 変換候補
60 広告情報
60a 広告情報
61 画像情報
63 文字情報
65 入力ワード
67 表示順位
69 広告識別情報
70 単語
100 情報処理装置
101 受信部
103 カウント部
105 広告情報登録DB
107 課金DB
109 メール作成部
111 課金部
113 送信部
115 作成部
200 広告主端末
300 メール
400 メール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置との通信機能を備えた携帯端末であって、
広告主に指定された文字と、前記文字に対応するとともに前記広告主に関連する広告情報と、を記憶する広告情報記憶手段と、
前記広告情報記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記広告情報を変換候補として表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
前記広告情報は、前記広告主に関連した画像情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
【請求項3】
単語と、前記単語の読み方を示す文字を先頭から任意の位置で区切り、前記区切った位置までの文字とを記憶する予測変換辞書記憶手段を更に備え、
前記表示手段は、
前記予測変換辞書記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記単語を変換候補として表示するとともに、前記広告情報を、前記単語よりも上位で表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
【請求項4】
前記表示手段は、
1つの文字に対して複数の広告情報が、対応する場合、前記広告主の入札価格の順番に基づいて、広告情報を表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の携帯端末。
【請求項5】
情報処理装置と、前記情報処理装置との通信機能を備えた携帯端末とを有する情報処理システムであって、
前記携帯端末が、
広告主に指定された文字と、前記文字に対応するとともに前記広告主に関連する広告情報と、を記憶する広告情報記憶手段と、
前記広告情報記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記広告情報を変換候補として表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項6】
前記携帯端末が、
前記広告情報を含む文書情報を前記情報処理装置に送信する送信手段を更に備え、
前記情報処理装置が、
前記文書情報を前記携帯端末から受信する受信手段と、
前記文書情報に含まれる前記広告情報を数えるカウント手段と、
前記カウント手段のカウント結果に基づいて、前記広告主の課金情報を作成する課金手段と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記情報処理装置が、
前記文書情報を前記携帯端末と異なる他の携帯端末に送信する送信手段を更に備え、
前記他の携帯端末が、
前記情報処理装置から前記文書情報を受信する受信手段と、
前記文書情報に含まれる前記広告情報を前記広告主のサイト情報とともに表示する広告表示手段と、
を備える請求項5又は請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
情報処理装置と通信をする携帯端末における文字の変換候補の表示方法であって、
コンピュータが、広告主に指定された文字と、前記文字に対応するとともに前記広告主に関連する広告情報と、を広告情報記憶手段に記憶するステップと、
コンピュータが、前記広告情報記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記広告情報を変換候補として表示するステップと、
を備えることを特徴とする表示方法。
【請求項9】
ユーザに入力された文字に対応する変換候補を表示するプログラムであって、
広告主に指定された文字と、前記文字に対応するとともに前記広告主に関連する広告情報と、を広告情報記憶手段に記憶するステップと、
前記広告情報記憶手段から、ユーザに入力された文字に対応する前記広告情報を変換候補として表示するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムを配信する情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−210002(P2011−210002A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−76946(P2010−76946)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】