説明

携帯端末、設定方法、及びプログラム

【課題】携帯端末におけるユーザインタフェースをより容易に利用可能にすることを目的とする。
【解決手段】情報処理端末においてデータに対するユーザ操作を受け付ける情報処理端末用のユーザインタフェースの設定情報を記憶する記憶装置と通信可能に接続され、表示部を有する携帯端末が、記憶装置から設定情報を取得し、設定情報を用いて情報処理端末用のユーザインタフェースに対応する携帯端末用のユーザインタフェースの設定を行い、携帯端末用のユーザインタフェースを利用可能に表示部に表示することによって課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末、設定方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
サーバがクライアントにサービスを提供する構成は従来から存在する。一例として、クライアントからサーバに対して文書を送信し、サーバで文書の管理を行う技術がある。
近年では、社内に設置したサーバ、及び当該サーバにて動作するアプリケーションの管理/維持のコストを削減するために、インターネット上のサーバにて動作する各種のアプリケーションを利用できるクラウドコンピューティングシステムが注目されている。中でも注目すべきベンダーは、Google社やMicrosoft社である。上記ベンダーは、大規模なデータセンターを多数設立し、積極的な動きを見せている。
また、近年、iPhone(登録商標)、Android(登録商標)を搭載した携帯電話に代表されるモバイル端末が注目されている。そして、モバイル端末のユーザ用データをネットワーク内のリモートデータベースで管理する構成が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2009-516423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、モバイル端末上で各種のユーザインタフェースの設定を行うことは表示領域、操作領域が小さいために大変である。特に、設定に関わる文字列をモバイル端末上で入力するのは大変である。即ち、ユーザインタフェースの設定をモバイル端末等の携帯端末で行うのは煩わしいという問題がある。
【0005】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、携帯端末におけるユーザインタフェースをより容易に利用可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明に係る携帯端末は、情報処理端末においてデータに対するユーザ操作を受け付ける情報処理端末用のユーザインタフェースの設定情報を記憶する記憶装置と通信可能に接続され、表示部を有する携帯端末であって、前記記憶装置から前記設定情報を取得する取得手段と、前記設定情報を用いて前記情報処理端末用のユーザインタフェースに対応する携帯端末用のユーザインタフェースの設定を行い、前記携帯端末用のユーザインタフェースを利用可能に前記表示部に表示する制御手段と、を有することを特徴する。
【0007】
また、本発明は、設定方法、制御方法、プログラム等としてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、携帯端末におけるユーザインタフェースをより容易に利用可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】文書管理システムの構成の一例を示す図である。
【図2】各装置のハードウェアの構成の一例を示す図である。
【図3】各装置のソフトウェアの構成の一例を示す図である。
【図4】モバイル端末画面の一例を示す図である。
【図5】クライアント画面の一例を示す図である。
【図6】送受信されるデータの一例を示す図である。
【図7】テーブルの一例を示す図である。
【図8】クライアントの処理の一例を示す図である。
【図9】モバイル端末の処理の一例を示す図である。
【図10】接続先情報設定処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
【図11】ライブラリ接続先設定画面の一例を示す図である。
【図12】監視対象フォルダ設定処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
【図13】移動先フォルダ設定処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
【図14】モバイル処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
【図15】モバイル端末画面の一例を示す図である。
【図16】テーブルの一例を示す図である。
【図17】文書移動処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
【図18】モバイル処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
【図19】モバイル端末画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、実施形態で説明されている全ての構成が本発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。
【0011】
<第1の実施形態>
[システム構成]
本実施形態に係る文書管理システム1000の構成について図1を用いて説明する。図1は、文書管理システム1000の構成の一例を示す図である。文書管理システム1000は、画像形成装置101、及びクライアント104を有する。2つの装置は、ユーザ環境に配置された装置であり、ネットワーク100を介して互いに通信可能に接続され、インターネット110に接続されている。
また、文書管理システム1000は、文書管理サーバ102、データ管理サーバ105、及びモバイル端末106を有する。各サーバ、及びモバイル端末106は、ネットワーク100を介して互いに通信可能に接続され、インターネット110に接続されている。
なお、本実施形態における各サーバは、ネットワーク100を介して接続されているが、インターネット110を介して接続されていてもよい。また、各サーバは、複数台で構成されているが、1台であってもよい。また、各装置(101、102、104、105、106)は、1台のみを示しているが、複数台であってもよい。
【0012】
[ハードウェア構成]
次に、文書管理システム1000を構成する各装置のハードウェアの構成について図2を用いて説明する。図2は、文書管理システム1000を構成する各装置のハードウェアの構成の一例を示す図である。文書管理システム1000を構成する各装置は、情報処理装置(コンピュータ)201を有する。情報処理装置201は、各種のユニット(202〜207)を含んで構成される。
CPU(Central Processing Unit)202は、各種のプログラムを実行し、様々な機能を実現するユニットである。ROM(Read Only Memory)204は、各種のプログラム等を記憶するユニットである。RAM(Random Access Memory)203は、各種の情報を記憶するユニットである。また、RAM203は、CPU202の一時的な作業記憶領域としても利用されるユニットである。例えば、CPU202は、ROM204に記憶されているプログラムをRAM203にロードしてプログラムを実行する。
【0013】
Input/Outputインターフェース205は、情報処理装置201に接続されているディスプレイ(不図示)にデータを送信する他、ポインティングデバイス(不図示)からデータを受信するユニットである。
NIC(Network Interface Card)206は、情報処理装置201をネットワーク100に接続するためのユニットである。上述したユニットは、バス207を介してデータの送受信を行うことが可能に構成されている。
【0014】
ここで、画像形成装置101は、印刷ユニット(不図示)を更に搭載している。印刷ユニットは、バス207を介して各ユニットとデータを送受信することが可能に構成されている。なお、印刷ユニットは、ラスタイメージを紙などの記録媒体に記録(印刷)することが可能なユニットである。
さらに、画像形成装置101は、スキャナユニット(不図示)を搭載している。スキャナユニットは、バス207を介して各ユニットとデータを送受信することが可能に構成されている。なお、スキャナユニットは、画像を入力することが可能なユニットである。
【0015】
また、モバイル端末106では、Input/Outputインターフェース205にタッチパネル(不図示)が接続されている。タッチパネルは、ディスプレイ等の表示部の一例であり、出力(表示)と入力との2つの機能を備えている。そして、タッチパネルは、画像等を画面に表示すると共に、絵、点、或いは領域が表示された画面をユーザが手で触れることにより、触れられた画面上の位置の情報を感知し、感知した位置の情報をCPU202に送信する。
【0016】
[ソフトウェア構成(全般)]
次に、文書管理システム1000を構成する各装置のソフトウェアの構成について図3を用いて説明する。図3は、文書管理システム1000を構成する各装置のソフトウェアの構成の一例を示す図である。
図3に示される各ソフトウェア(アプリケーション)における機能(モジュール部)を実現するプログラムは、各装置のROM204等に記憶されている。即ち、CPU202がRAM203にプログラムをロードして実行することで、装置の機能及び後述するフローチャートに係る処理が実現される。なお、装置の機能及び後述するフローチャートに係る処理の全部又は一部については専用のハードウェアを用いて実現してもよい。
【0017】
[ソフトウェア構成(モバイル端末)]
次に、モバイル端末106におけるソフトウェアの構成について説明する。なお、モバイル端末106は、携帯端末の一例であり、無線通信機能などの装備によって自由な場所で利用できる端末であり、データ管理サーバ105が管理するデータ(文書等)に対する各種のデータ処理をデータ管理サーバ105に要求する。
メイン制御部334は、モバイル端末106用のアプリケーション(モバイルアプリ)331を制御し、後述する各モジュール部に対する指示、管理を行う。情報表示部332は、メイン制御部334からの指示に従い、モバイルアプリ331のユーザインタフェース(UI)をユーザに提供する。
【0018】
図4は、モバイルアプリ331のUI(携帯端末用のUI)を提供する画面の一例(モバイル端末画面400)を示す図である。モバイル端末画面400は、モバイル端末106のタッチパネルに表示される。また、モバイル端末画面400では、表示および操作用のエリア401に文書を示すアイコン、ボタン等のUIが表示され、文書等に対するユーザによる操作(ユーザ操作)が利用可能に表示されたUIを介して受け付けられる。
なお、モバイルアプリ331のUIの形態(位置、大きさ、範囲、配置、表示内容など)は、図に示す形態に限定されるものではなく、モバイル端末106の機能を実現することができる適宜の構成を採用することができる。
【0019】
操作情報取得部333は、情報表示部332により表示されたモバイルアプリ331のUIがユーザ操作された情報を取得し、取得した情報をメイン制御部334に通知する。例えば、絵、点、領域等が表示されたエリア401をユーザが手で触れると、操作情報取得部333は、触れられた画面上の位置の情報を感知し、感知した位置の情報をメイン制御部334に送信する。
データ送受信部335は、文書管理サーバ102、データ管理サーバ105等とデータの送信および受信を行い、送受信するデータをメイン制御部334とやり取りする。記憶部336は、情報表示部332及び操作情報取得部333を介して、換言するならばモバイルアプリ331のUIを介して、ユーザにより入力された設定値などを格納する。
【0020】
[ソフトウェア構成(クライアント)]
次に、クライアント104におけるソフトウェアの構成について説明する。なお、クライアント104は、情報処理端末の一例であり、データ管理サーバ105が管理するデータ(文書等)に対する各種のデータ処理をデータ管理サーバ105に要求する。
メイン制御部315は、クライアント104用のアプリケーション(クライアントアプリ311)を制御し、後述する各モジュール部に対する指示、管理を行う。情報表示部312は、メイン制御部315からの指示に従い、クライアントアプリ311のUIをユーザに提供する。
【0021】
図5は、クライアントアプリ311のUI(情報処理端末用のUI)を提供する画面の一例(クライアント画面500)を示す図である。レポジトリエリア503は、ツリービューなどであり、ライブラリアイコン508、フォルダアイコン509などのレポジトリ情報を表示する。文書リストエリア504は、サムネイル、アイコンなどの形で文書を表示する。
文書プレビューエリア505は、選択された文書アイコン(文書510)の文書のプレビュー画像を表示する。プロパティエリア506は、選択された文書アイコンの文書のプロパティを表示する。また、プロパティエリア506を介して、選択された文書アイコンの文書のプロパティが編集される。アウトプットリストエリア507は、画像形成装置等の周辺機器に文書を処理させることを受け付けるUI511、文書の移動先のフォルダ(格納領域の一例)を示すと共に当該フォルダに文書を移動することを受け付ける移動先フォルダUI512等を表示する。
【0022】
アドレスバー502は、レポジトリエリア503、文書リストエリア504などで選択中の文書アイコンの文書(アイテム)の場所を示す場所情報を表示する。メニューバー501は、クライアントアプリ311における設定値の入力を行うための項目(選択肢)を表示する。なお、クライアントアプリ311のUIがユーザ操作されることで、後述する接続先設定処理、監視対象フォルダ設定処理、移動先フォルダ設定処理が行われる。
また、クライアントアプリ311のUIの形態(位置、大きさ、範囲、配置、表示内容など)は、図に示す形態に限定されるものではなく、クライアント104の機能を実現することができる適宜の構成を採用することができる。例えば、文書リストエリア504、及びアウトプットリストエリア507には、サムネイル、アイコンに限らず、文書を特定するためのファイル名、周辺機器を特定するためのデバイス名などの文字列がリストの形式で表示される構成であってもよい。
【0023】
操作情報取得部313は、情報表示部312により表示されたクライアントアプリ311のUIがユーザ操作された情報を取得し、取得した情報をメイン制御部315に通知する。ライブラリ判別部314は、ライブラリの登録時およびライブラリの利用時に接続先を判別する。
記憶部317は、情報表示部312及び操作情報取得部313を介して、換言するならばクライアントアプリ311のUIを介して、ユーザにより入力された設定値などを格納する。データ送受信部316は、文書管理サーバ102、データ管理サーバ105等とデータの送信および受信を行い、送受信するデータをメイン制御部315とやり取りする。
【0024】
[ソフトウェア構成(文書管理サーバ)]
次に、文書管理サーバ102におけるソフトウェアの構成について説明する。なお、文書管理サーバ102は、文書などのデータを管理する管理装置の一例である。
文書管理サーバ102用のアプリケーション(文書管理アプリ301)は、制御部302、及び記憶部303を含んで構成される。文書管理アプリ301は、文書を管理するアプリケーションとして一般的な公知の役割を果たす。
【0025】
[ソフトウェア構成(データ管理サーバ)]
次に、データ管理サーバ105におけるソフトウェアの構成について説明する。なお、データ管理サーバ105は、UIに関する設定値などのデータを記憶する記憶装置の一例である。データ管理サーバ105用のアプリケーション(データ管理アプリ321)は、制御部322、データ管理部323、及び記憶部324を含んで構成される。
制御部322は、データ管理アプリ321の制御を行う。また、制御部322は、ネットワーク100を介してクライアント104、モバイル端末106の要求を受け付ける。データ管理部323は、記憶部324に保存されるデータの登録、取得、検索、削除等の処理を行う。
【0026】
[データ構造]
次に、クライアント104とデータ管理サーバ105との間で送受信されるデータについて図6を用いて説明する。
図6(A)は、後述の接続先情報設定処理においてクライアント104とデータ管理サーバ105とでやり取りされるデータの一例(接続先情報XML601)を示す図である。装置の種類602は、送信元の装置の種類を示す。ユーザ情報603は、ユーザに関する情報を示す。ライブラリパス604は、後述のライブラリ接続先設定画面1101でユーザにより入力されたURL等のパス(ライブラリパス)を示す。
【0027】
図6(B)は、後述の監視対象フォルダ設定処理においてクライアント104とデータ管理サーバ105とでやり取りされるデータの一例(監視対象フォルダ情報XML611)を示す図である。監視対象フォルダパス612は、クライアント画面500でユーザ操作により監視の対象(監視対象)として指定されたフォルダのパス(フォルダパス)を示す。
図6(C)は、後述の移動先フォルダ設定処理においてクライアント104とデータ管理サーバ105でやり取りされるデータの一例(移動先フォルダ情報XML621)を示す図である。移動先フォルダパス622は、クライアント画面500でファイルの移動先としてユーザ操作により指定されたフォルダのパス(フォルダパス)を示す。
各データの詳細については、後述するフローチャートにおいて説明する。また、本実施形態では、クライアント104とデータ管理サーバ105とでやり取りされるデータについては、XML形式を用いて表現しているが、JSON形式で表現された形式など、その他の形式であってもよい。
【0028】
[テーブル構造]
次に、データ管理サーバ105のデータ管理アプリ321のデータ管理部323および記憶部324により管理されるデータベースのテーブル構造について図7を用いて説明する。なお、本実施形態では、データベースは、データ管理サーバ105のInput/Outputインターフェース205に接続されたハードディスク等の記憶デバイスに設けられているものとして説明する。
図7(A)は、ユーザの情報を管理するテーブルの一例(ユーザ情報管理テーブル700)を示す図である。ユーザ情報管理テーブル700は、ユーザを一意に特定可能なUsreID701、ユーザ名を示すUserName702の情報を含んで構成される。
【0029】
図7(B)は、接続先の情報を管理するテーブルの一例(接続先情報管理テーブル710)を示す図である。接続先情報管理テーブル710は、Lib_ID711、UsreID712、LibraryURL713、DeviceKind714、Order715、DisableMobile716の情報を含んで構成される。Lib_ID711は、レコード(接続先情報)を一意に特定可能な識別子を示す。
UsreID712は、どのユーザのレコードであるかを特定可能な識別子を示す。LibraryURL713は、接続先(本実施形態では、モバイル端末106が接続される文書管理サーバ102におけるライブラリである。)のパスを示す。DeviceKind714は、レコードに関する入力が行われた装置を示す。Order715は、表示の順番を示す。DisableMobile716は、モバイル端末106から削除処理が行われたことを示す。
【0030】
図7(C)は、監視対象とするフォルダの情報を管理するテーブルの一例(監視対象フォルダ情報管理テーブル720)を示す図である。監視対象フォルダ情報管理テーブル720は、Notify_ID721、Lib_ID722、NotifyFolder723、DeviceKind724、Order725、DisableMobile726の情報を含んで構成される。
Notify_ID721は、レコード(監視対象フォルダ情報)を一意に特定可能な識別子を示す。Lib_ID722は、どの接続先のレコードであるかを特定可能な識別子を示す。NotifyFolder723は、監視対象のフォルダを示す。DeviceKind724は、レコードに関する入力が行われた装置を示す。Order725は、表示の順番を示す。DisableMobile726は、モバイル端末106から削除処理が行われたことを示す。
【0031】
図7(D)は、移動先として指定されたフォルダの情報を管理するテーブルの一例(移動先フォルダ情報管理テーブル730)を示す図である。移動先フォルダ情報管理テーブル730は、Dist_ID731、Lib_ID732、DistinationFolder733、DeviceKind734、Order735、DisableMobile736の情報を含んで構成される。
Dist_ID731は、レコード(移動先フォルダ情報)を一意に特定可能な識別子を示す。Lib_ID732は、どの接続先のレコードであるかを特定可能な識別子を示す。DistinationFolder733は、移動先のフォルダを示す。DeviceKind734は、レコードに関する入力が行われた装置を示す。Order735は、表示の順番を示す。DisableMobile736は、モバイル端末106から削除処理が行われたことを示す。
なお、各テーブルのレコードの詳細については、後述する各フローチャートにおいて説明する。
【0032】
[クライアントでの処理(概要)]
クライアント104の処理の概要について図8を用いて説明する。
まず、クライアント104では、設定管理画面801を介して、設定する対象(ライブラリ、監視フォルダ、又は移動先フォルダ)が選択され、認証情報(ユーザ名、パスワード等)の入力が行われ、これらの情報がデータ管理サーバ105に送信される。
例えば、クライアント104では、クライアント画面500のメニューバー501に設けられる「接続先を入力する」項目がクリック(選択)されると、後述のライブラリ接続先設定画面1101が表示される。そして、クライアント104では、当該画面で入力された設定値がローカル設定ファイルに反映され、文書管理サーバ102が設けられている場所(設置場所)に応じて接続先情報XML601等がデータ管理サーバ105に送信される。これらの処理の詳細については、後述の接続先情報設定処理において説明する。
【0033】
また、例えば、クライアント104では、クライアント画面500のフォルダアイコンが右クリックされ、「選択したフォルダを監視対象にする」項目802がクリックされると、選択されたフォルダアイコンのフォルダの情報がローカル設定ファイルに反映される。そして、クライアント104では、文書管理サーバ102の設置場所に応じて監視対象フォルダ情報XML611等がデータ管理サーバ105に送信される。これらの処理の詳細については、後述の監視対象フォルダ設定処理において説明する。
また、例えば、クライアント104では、クライアント画面500のフォルダアイコンが右クリックされ、「選択したフォルダを登録する」項目803がクリックされると、選択されたフォルダアイコンのフォルダの情報がローカル設定ファイルに反映される。そして、クライアント104では、文書管理サーバ102の設置場所に応じて移動先フォルダ情報XML621等がデータ管理サーバ105に送信される。これらの処理の詳細については、後述の移動先フォルダ設定処理において説明する。
なお、クライアント104では、UIが複数設けられているが、各UIに設定する設定値はクライアント104から予め入力されている。
【0034】
[モバイル端末での処理(概要)]
モバイル端末106の処理の概要について図9を用いて説明する。
モバイル端末106では、データ管理サーバ105への認証とともに、接続先情報および監視対象フォルダ情報が取得され、適宜のタイミングで移動先フォルダ情報が取得される。なお、モバイル端末106では、クライアント104のUIに対応するUIが設けられ、取得した上記情報(クライアント104で入力されたUIの設定値)が対応するUIに設定される。
例えば、モバイル端末106では、後述するように、新着文書リスト画面1500、文書プロパティ画面1510、文書操作選択画面1520、移動先フォルダ選択リスト画面1530へと画面が遷移される。そして、移動先フォルダ選択リスト画面1530では、文書管理サーバ102の文書を指定したフォルダに移動する指示が受け付けられる。これらの処理の詳細については、後述のモバイル処理において説明する。
【0035】
[接続先情報設定処理]
クライアント104のクライアントアプリ311が接続するライブラリに係る接続先情報をデータ管理サーバ105に登録する接続先情報設定処理について図10を用いて説明する。図10は、接続先情報設定処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
ここで、クライアントアプリ311は、ユーザ操作による指示(クライアントアプリ311の起動を受け付けるアイコンのクリック等)により起動される。そして、メイン制御部315は、情報表示部312に指示し、クライアントアプリ311のUIをクライアント104のディスプレイ(不図示)に表示する。
【0036】
この際、メイン制御部315は、既に登録済みのライブラリの情報を記憶部317(ローカル設定ファイル)より読み取り、ライブラリを示すアイコン(ライブラリ情報)をレポジトリエリア503に表示する。また、メイン制御部315は、レポジトリエリア503上でユーザ操作により選択されたフォルダアイコンのフォルダ下に存在する文書を特定し、当該文書を示す文書アイコンを文書リストエリア504に表示する。
また、メイン制御部315は、クライアント104より操作可能な画像形成装置101などの装置の情報を装置から取得し、装置を示すアイコンをアウトプットリストエリア507に表示する。また、メイン制御部315は、既に登録済みの移動先のフォルダの情報を記憶部317より読み取り、フォルダを示すアイコン(移動先フォルダUI)をアウトプットリストエリア507に表示する。
【0037】
S1001では、メニューバー501に設けられるライブラリの接続先を入力するメニュー項目(不図示)がユーザ操作により選択されると、メイン制御部315は、情報表示部312に指示し、ライブラリ接続先設定画面1101を表示する。
図11は、ライブラリ接続先設定画面1101の一例を示す図である。ライブラリパス入力テキストボックス1102は、ライブラリパスを入力するUIの一例である。登録名入力テキストボックス1103は、登録するライブラリの名称(登録名)を入力するUIの一例である。OKボタン1104は、入力を確定するためのUIの一例であり、キャンセルボタン1105は、入力をキャンセルするためのUIの一例ある。
なお、ユーザは、ライブラリ接続先設定画面1101より、文書管理サーバ102に接続するためのライブラリパスおよび登録名を入力する。
【0038】
続いて、S1002では、操作情報取得部313は、入力を確定するためのUI(ライブラリ接続先設定画面1101のOKボタン1104)が押下されたか否かを判断する。このとき、操作情報取得部313は、押下されたと判断した場合、S1003に処理を進め、他方、押下されていないと判断した場合、処理を終了する。なお、押下されたと判断した場合、操作情報取得部313は、押下されたことをメイン制御部315に通知する。
続いて、S1003では、メイン制御部315は、ライブラリ接続先設定画面1101でユーザが入力したライブラリパスおよび登録名の情報を記憶部317のローカル設定ファイルに格納する。
【0039】
続いて、S1004では、まず、ライブラリ判別部314は、ライブラリパスよりホスト名を特定し、DNS(Domain Name System)サーバ(不図示)に問い合わせを行い、文書管理サーバ102のIPアドレスを特定する。次に、ライブラリ判別部314は、文書管理サーバ102が、ネットワーク100内に設けられているのか、インターネット110越しのネットワーク(外部ネットワーク)に設けられているのかをIPアドレスから判別する。
このとき、ライブラリ判別部314は、外部ネットワークに設けられていると判断した場合、S1005に処理を進め、他方、ネットワーク100内に設けられていると判断した場合、処理を終了する。なお、ライブラリ判別部314は、外部ネットワークに設けられていると判断した場合、文書管理サーバ102が外部ネットワークに設けられていることをメイン制御部315に通知する。
【0040】
続いて、S1005では、メイン制御部315は、データ送受信部316に指示し、接続先情報(接続先情報XML601等)をデータ管理サーバ105に送信する。
続いて、S1006では、データ管理サーバ105の制御部322は、クライアント104からのデータ送信要求を受けると、接続先情報の内容を解析し、データ管理部323にデータの格納を指示する。データ管理部323は、記憶部324の接続先情報管理テーブル710にデータを格納する。なお、図7(B)に示すレコード717は、設定情報の一例であり、接続先情報XML601のデータを接続先情報管理テーブル710に格納したときの例を表している。
【0041】
[監視対象フォルダ設定処理]
クライアント104のクライアントアプリ311がライブラリにおける監視対象とするフォルダに係る監視対象フォルダ情報をデータ管理サーバ105に登録する監視対象フォルダ設定処理について図12を用いて説明する。図12は、監視対象フォルダ設定処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
S1201では、レポジトリエリア503のフォルダアイコンが選択されて右クリックされると、情報表示部312は、選択されたフォルダアイコンのフォルダに対して操作可能な操作リストを表示する。例えば、操作リストには、「選択したフォルダを監視対象にする」項目802が表示される。
続いて、S1202では、監視対象のフォルダが決定されたか否か(「選択したフォルダを監視対象にする」項目802が押下されたか否か)を判断する。このとき、操作情報取得部313は、決定されたと判断した場合、S1203に処理を進め、他方、決定されていないと判断した場合、処理を終了する。なお、操作情報取得部313は、決定したと判断した場合、メイン制御部315に対して監視対象のフォルダが決定されたことを通知する。
【0042】
続いて、S1203では、メイン制御部315は、選択されたフォルダアイコンのフォルダが属するライブラリのライブラリパスおよび選択されたフォルダアイコンのフォルダのフォルダパスの情報を記憶部317のローカル設定ファイルに格納する。
続いて、S1204では、ライブラリ判別部314は、選択されたフォルダアイコンのフォルダが属するライブラリを有する文書管理サーバ102が外部ネットワークに設けられているか否かを判別する。この判別の方法は、S1004と同様であるので、その詳細な説明については省略する。
【0043】
続いて、S1205では、メイン制御部315は、データ送受信部316に指示し、監視対象フォルダ情報(監視対象フォルダ情報XML611等)をデータ管理サーバ105に送信する。
続いて、S1206では、データ管理サーバ105の制御部322は、クライアント104からのデータ送信要求を受けると、監視対象フォルダ情報の内容を解析し、データ管理部323にデータの格納を指示する。データ管理部323は、記憶部324の監視対象フォルダ情報管理テーブル720にデータを格納する。なお、図7(C)に示すレコード727は、設定情報の一例であり、監視対象フォルダ情報XML611のデータを監視対象フォルダ情報管理テーブル720に格納したときの例を表している。
【0044】
[移動先フォルダ設定処理]
クライアント104のクライアントアプリ311がライブラリにおける移動先に指定するフォルダに係る移動先フォルダ情報をデータ管理サーバ105に登録する移動先フォルダ設定処理について図13を用いて説明する。図13は、移動先フォルダ設定処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
S1301では、ユーザ操作により、レポジトリエリア503のフォルダアイコンが選択され、右クリックされると、情報表示部312は、選択されたフォルダアイコンのフォルダに対して操作可能な操作リストを表示する。例えば、操作リストには、「選択したフォルダを登録する」項目803が表示される。
【0045】
続いて、S1302では、登録するフォルダが決定されたか否か(「選択したフォルダを登録する」項目803が押下されたか否か)を判断する。このとき、操作情報取得部313は、決定されたと判断した場合、S1303に処理を進め、他方、決定されていないと判断した場合、処理を終了する。なお、操作情報取得部313は、決定したと判断した場合、メイン制御部315に対して登録するフォルダが決定されたことを通知する。
ここで、登録するフォルダを受け付ける方法は、上述の方法に限られるものではない。例えば、レポジトリエリア503における登録するフォルダのフォルダアイコンをアウトプットリストエリア507にドラック&ドロップする等の方法を採用してもよい。
続いて、S1303、S1304の処理が行われるが、S1203、S1204と同様であるので、その説明については省略する。
【0046】
続いて、S1305では、データ送受信部316は、移動先フォルダ情報(移動先フォルダ情報XML621等)をデータ管理サーバ105に送信する。
続いて、S1306では、データ管理サーバ105の制御部322は、クライアント104からのデータ送信要求を受けると、移動先フォルダ情報の内容を解析し、データ管理部323にデータの格納を指示する。データ管理部323は、記憶部324の移動先フォルダ情報管理テーブル730にデータを格納する。なお、図7(D)に示すレコード737は、設定情報の一例であり、移動先フォルダ情報XML621のデータを移動先フォルダ情報管理テーブル730に格納したときの例を表している。
【0047】
[モバイル処理]
モバイル端末106のモバイルアプリ331が文書管理サーバ102の監視対象のフォルダの文書を処理するモバイル処理について図14を用いて説明する。図14は、モバイル処理に係るフローチャートの一例を示す図である。モバイル処理としては、監視対象のフォルダの新着の文書を移動先のフォルダに移動する移動処理、文書を削除する削除処理、文書を承認する承認処理、文書のプロパティを変更する変更処理などがあるが、以下では、移動処理を例に挙げて説明する。
なお、モバイル端末106のモバイルアプリ331は、ユーザ操作による指示(モバイルアプリ331の起動を受け付けるアイコンのクリック等)により起動される。
【0048】
S1401では、メイン制御部334は、データ送受信部335に指示し、データ管理サーバ105に接続先情報の要求を行う。
続いて、S1402では、データ管理サーバ105の制御部322は、接続先情報の要求に含まれるユーザ名等からユーザ(ユーザID)を特定する。そして、制御部322は、データ管理部323に指示し、特定したユーザの接続先情報を接続先情報管理テーブル710から取得する。そして、制御部322は、取得した接続先情報をモバイル端末106に返却する。
【0049】
続いて、S1403では、モバイル端末106のメイン制御部334は、データ管理サーバ105から取得した接続先情報を用いて、データ送受信部335に指示し、文書管理サーバ102にライブラリへの接続の要求を行う。
続いて、S1404では、文書管理サーバ102の制御部302は、ライブラリへの接続を行う。
続いて、S1405では、モバイル端末106のメイン制御部334は、データ送受信部335に指示し、データ管理サーバ105に監視対象フォルダ情報の要求を行う。
続いて、S1406では、データ管理サーバ105の制御部322は、監視対象フォルダ情報の要求に含まれるユーザ名等からユーザを特定する。そして、制御部322は、データ管理部323に指示し、特定したユーザに関連付けられているLib_IDの監視対象フォルダ情報を監視対象フォルダ情報管理テーブル720から取得する。そして、制御部322は、取得した監視対象フォルダ情報をモバイル端末106に返却する。
【0050】
続いて、S1407では、モバイル端末106のメイン制御部334は、データ管理サーバ105から取得した監視対象フォルダ情報および接続先情報を用いて、データ送受信部335に指示し、文書管理サーバ102に新着の文書を確認する要求を行う。
続いて、S1408では、文書管理サーバ102の制御部302は、監視対象のフォルダ下の新着の文書を確認し、新着の文書を示す新着文書情報(新着文書リスト)をモバイル端末106に返却する。
【0051】
続いて、S1409では、メイン制御部334は、情報表示部332に指示し、図15(A)に示すような新着文書リスト画面1500を表示する。
図15(A)は、モバイル端末画面400の一例(新着文書リスト画面1500)を示す図である。文書サムネイル小1501は、文書のサムネイル画像である。文書アイコン1502は、文書を示すアイコンである。文書プロパティボタン1503は、文書プロパティ画面1510へ遷移するためのUIの一例である。新着文書リスト1504には、文書管理サーバ102より返却された新着の文書の文書アイコンが一覧形式で表示される。
【0052】
続いて、S1410では、ユーザ操作により文書プロパティボタン1503が選択されると、メイン制御部334は、操作情報取得部333より通知を受ける。続いて、S1411では、メイン制御部334は、データ送受信部335に指示し、選択された文書プロパティボタン1503に対応する文書のプロパティ情報の要求を文書管理サーバ102に行う。
続いて、S1412では、文書管理サーバ102の制御部302は、当該文書のプロパティ情報をモバイル端末106に返却する。
【0053】
続いて、S1413では、モバイル端末106のメイン制御部334は、情報表示部332に指示し、図15(B)に示すような文書プロパティ画面1510を表示する。
図15(B)は、モバイル端末画面400の一例(文書プロパティ画面1510)を示す図である。戻るボタン1511は、新着文書リスト画面1500に戻るためのUIの一例である。文書サムネイル大1512は、文書のサムネイル画像である。文書プロパティリスト1513には、文書のプロパティの情報がリスト形式で(新着文書一覧が)表示される。文書操作選択ボタン1514は、文書の操作を行うための画面(例えば、文書操作選択画面1520)に遷移するためのUIの一例である。
【0054】
続いて、S1414では、操作情報取得部333は、ユーザ操作により文書の操作を行うための画面に遷移するためのUIが選択(文書操作選択ボタン1514が押下)されたか否かを判断する。このとき、押下されたと判断した場合、S1415に処理を進め、他方、押下されていないと判断した場合、処理を終了する。操作情報取得部333は、押下されたと判断すると、押下されたことをメイン制御部334に通知する。
続いて、S1415では、メイン制御部334は、情報表示部332に指示し、図15(C)に示すような文書操作選択画面1520を表示する。
図15(C)は、モバイル端末画面400の一例(文書操作選択画面1520)を示す図である。文書操作選択リスト1521には、文書の操作を受け付けるためのUI(文書操作ボタン)がリスト形式で表示される。文書移動ボタン1522は、文書の移動を行うための画面(例えば、移動先フォルダ選択リスト画面1530)に遷移するためのUIの一例である。
【0055】
文書削除ボタン1523は、文書の削除を行うための文書削除画面(不図示)に遷移するためのUIの一例である。文書プロパティ編集ボタン1524は、文書のプロパティを編集(変更)するための文書プロパティ編集画面(不図示)に遷移するためのUIの一例である。
文書承認ボタン1525は、文書に対して承認/否認を行うための文書承認画面(不図示)に遷移するためのUIの一例である。キャンセルボタン1526は、文書の操作を中止するためのUIの一例であり、キャンセルボタン1526が押下されると、画面が文書プロパティ画面1510に遷移する。
【0056】
続いて、S1416では、操作情報取得部333は、ユーザ操作により文書の移動を行うための画面に遷移するためのUIが選択(文書移動ボタン1522が押下)されたか否かを判断する。このとき、押下されたと判断した場合、S1417に処理を進め、他方、押下されていないと判断した場合、処理を終了する。操作情報取得部333は、押下されたと判断すると、押下されたことをメイン制御部334に通知する。また、メイン制御部334は、データ送受信部335に指示し、データ管理サーバ105に移動先フォルダ情報の要求を行う。
続いて、S1417では、データ管理サーバ105の制御部322は、移動先フォルダ情報の要求に含まれるユーザ名等からユーザを特定する。そして、制御部322は、データ管理部323に指示し、特定したユーザに関連付けられているLib_IDの移動先フォルダ情報を移動先フォルダ情報管理テーブル730から取得する。そして、制御部322は、取得した移動先フォルダ情報をモバイル端末106に返却する。
【0057】
続いて、S1418では、メイン制御部334は、情報表示部332に指示し、図15(D)に示すような移動先フォルダ選択リスト画面1530を表示する。
図15(D)は、モバイル端末画面400の一例(移動先フォルダ選択リスト画面1530)を示す図である。移動先フォルダUI1532は、移動先のフォルダを示すとともに、当該フォルダに文書を移動することを受け付けるUIの一例である。移動先フォルダUIリスト1531には、移動先フォルダUIがリスト形式で表示される。
【0058】
続いて、S1419では、ユーザ操作により移動先のフォルダに文書を移動することを受け付けるUI(移動先フォルダUI1532)が選択されると、メイン制御部334は、操作情報取得部333より通知を受ける。そして、メイン制御部334は、データ送受信部335に指示し、当該UIに対応するフォルダに文書を移動する要求を文書管理サーバ102に行う。
続いて、S1420では、文書管理サーバ102の制御部302は、文書の移動を実行する。
【0059】
以上のように、クライアント104で入力した設定値に基づき、モバイル端末106のモバイルアプリ331を動作させることにより、ユーザがモバイル端末106上で各種の設定項目への設定値の入力を行う必要がなくなる。
また、外部ネットワークの文書管理サーバ102における設定値のみを管理することで、データ管理サーバ105における管理対象のデータの肥大化を防ぐことができる。
また、図15(B)の文書操作選択ボタン1514の代わりに、文書移動ボタン1522を表示させて、文書移動ボタン1522の押下の指示に応じて図15(D)を表示させてもよい。
【0060】
ここで、クライアント104とモバイル端末106とでは、表示領域、操作性が異なる。そのため、クライアント104で行った文書管理サーバ102に対する設定値を全て連動させては、モバイル端末106の操作性を損なう場合がある。
そこで、移動先フォルダ情報管理テーブル730のDeviceKind734を用いることで、モバイル端末106の操作性を損なう事態を回避する構成について説明する。なお、DeviceKind734は、クライアント104のクライアントアプリ311で入力された設定値であるのか、モバイル端末106のモバイルアプリ331で入力された設定値であるかを判別するための判別フラグである。
【0061】
より具体的には、S1417では、制御部322は、上記判別フラグを加味し、モバイルアプリ331で入力された設定値を優先し、移動先フォルダ情報のリストを作成し、モバイル端末106に返却する。これにより、モバイル端末106のモバイルアプリ331は、モバイルアプリ331で指定した移動先フォルダUIを優先して表示することができる。
図15(E)は、モバイル端末106で入力(指定)された設定値を考慮したモバイル端末画面400の一例(移動先フォルダ選択リスト画面1540)を示す図である。移動先フォルダUIリスト1541では、モバイル端末106で指定された移動先フォルダUIが優先的に表示される。
以上のように、クライアント104のクライアントアプリ311で入力された設定値であるか、モバイル端末106のモバイルアプリ331で入力された設定値であるかを判別し、モバイルアプリ331で入力された設定値を優先させてUIを表示させる。これにより、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0062】
また、移動先フォルダ情報管理テーブル730のDisableMobile736は、モバイル端末106のモバイルアプリ331で設定値が削除されたことを示す判別フラグである。
S1417では、制御部322は、上記判別フラグを加味し、移動先フォルダ情報のリストを作成し、モバイル端末106に返却する。これにより、モバイル端末106のモバイルアプリ331は、削除を行った移動先フォルダUIを表示させないようにすることができる。
【0063】
図15(F)は、モバイル端末106で入力(指定)された設定値を考慮したモバイル端末画面400の一例(移動先フォルダ選択リスト画面1550)を示す図である。移動先フォルダUIリスト1551では、モバイル端末106で指定された移動先フォルダUIが表示されていないことがわかる。
以上のように、モバイル端末106のモバイルアプリ331で入力された設定値であるか否かを判別し、モバイル端末106のモバイルアプリ331で設定値を削除した場合には、設定値を削除せず、判別フラグで管理する。これにより、クライアント104のUIの操作性に影響を与えることなく、モバイル端末106では、モバイル端末106で削除した設定値のUIを表示させないようにすることができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0064】
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
[テーブル構造]
データ管理サーバ105のデータ管理アプリ321のデータ管理部323および記憶部324で更に管理するデータベースのテーブルについて図16を用いて説明する。
【0065】
図16(A)は、文書操作ボタンの操作の履歴を示す情報を管理するテーブルの一例(操作履歴情報管理テーブル1600)を示す図である。操作履歴情報管理テーブル1600は、Opehistory_ID1601、Notify_ID1602、OperationHistory1603の情報を含んで構成される。OpeHistory_ID1601は、レコード(操作履歴情報)を一意に特定可能な識別子を示す。Notify_ID1602は、監視対象フォルダ情報を一意に特定可能な識別子を示す。OperationHistory1603は、行われた操作を示す。
図16(B)は、文書が移動されたフォルダの履歴を示す情報を管理するテーブルの一例(移動履歴情報管理テーブル1610)を示す図である。移動履歴情報管理テーブル1610は、Disthistroy_ID1611、Notify_ID1612、DistinationHistory1613の情報を含んで構成される。DistHistroy_ID1611は、レコード(移動履歴情報)を一意に特定可能な識別子を示す。Notify_ID1612は、監視対象フォルダ情報を一意に特定可能な識別子を示す。DistinationHistory1613は、文書が移動された移動先のフォルダを示す。
【0066】
[監視対象のフォルダ下の文書の文書移動処理]
クライアント104のクライアントアプリ311が監視対象のフォルダ下の新着の文書を別のフォルダに移動する文書移動処理について図17を用いて説明する。図17は、文書移動処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
S1701では、ユーザ操作によりレポジトリエリア503の監視対象のフォルダのフォルダアイコンが選択されると、メイン制御部315は、文書管理サーバ102から文書のリストを取得し、文書リストエリア504に文書アイコンをリスト形式で表示する。また、ユーザ操作により、文書アイコンが選択され、レポジトリエリア503の移動先フォルダUIに対してドラッグ&ドロップが行われると、メイン制御部315は、文書管理サーバ102に当該文書アイコンの文書を移動する要求を行う。そして、文書管理サーバ102で文書の移動が実行される。
【0067】
続いて、S1702では、メイン制御部315は、記憶部317より監視対象のフォルダの設定値を読み取り、移動元のフォルダが監視対象のフォルダとして指定されているか否かを判別する。このとき、メイン制御部315は、指定されていると判断した場合、S1703に処理を進め、他方、指定されていないと判断した場合、処理を終了する。
続いて、S1703では、ライブラリ判別部314は、ユーザ操作により選択されたフォルダアイコンのフォルダが属するライブラリが外部ネットワークの文書管理サーバ102に設けられているか否かを判別する。この処理の詳細についてはS1004と同様であるので、その説明を省略する。
【0068】
続いて、S1704では、メイン制御部315は、データ送受信部316に指示し、操作履歴情報をデータ管理サーバ105に送信する。
続いて、S1705では、データ管理サーバ105の制御部322は、クライアント104からのデータ送信要求を受けると、操作履歴情報の内容を解析し、データ管理部323にデータの格納を指示する。データ管理部323は、記憶部324の操作履歴情報管理テーブル1600にデータを格納する。なお、図16(A)に示すレコード1604は、操作履歴情報(不図示の操作履歴情報XML等)のデータを操作履歴情報管理テーブル1600に格納したときの例を表している。
【0069】
続いて、S1706では、クライアント104のメイン制御部315は、データ送受信部316に指示し、移動履歴情報をデータ管理サーバ105に送信する。
続いて、S1707では、データ管理サーバ105の制御部322は、クライアント104からのデータ送信要求を受けると、移動履歴情報の内容を解析し、データ管理部323にデータの格納を指示する。データ管理部323は、記憶部324の移動履歴情報管理テーブル1610にデータを格納する。なお、図16(B)に示すレコード1614は、移動履歴情報(不示図の移動履歴情報XML等)のデータを移動履歴情報管理テーブル1610に格納したときの例を表している。
【0070】
[モバイル処理]
モバイル端末106のモバイルアプリ331が文書管理サーバ102の監視対象のフォルダの新着の文書を移動先のフォルダに移動する移動処理(モバイル処理の一例)について図18を用いて説明する。図18は、モバイル端末106におけるモバイル処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
なお、モバイル端末106のモバイルアプリ331は、ユーザ操作による指示(モバイルアプリ331の起動を受け付けるアイコンのクリック等)により起動される。また、S1801からS1813までの処理は、S1401からS1413までの処理と同様である、その説明を省略する。
【0071】
続いて、S1814では、操作情報取得部333は、ユーザ操作により文書の操作を行うための画面に遷移するためのUIが選択(文書操作選択ボタン1514が押下)されたか否かを判断する。このとき、操作情報取得部333は、押下されたと判断した場合、S1815に処理を進め、他方、押下されていないと判断した場合、処理を終了する。操作情報取得部333は、押下されたと判断すると、押下されたことをメイン制御部334に通知する。そして、メイン制御部334は、データ送受信部335に指示し、データ管理サーバ105に文書操作ボタンのリスト(文書操作選択リスト)の要求を行う。
続いて、S1815では、データ管理サーバ105の制御部322は、文書操作選択リストの要求に含まれるユーザ名等からユーザを特定する。さらに、制御部322は、データ管理部323に指示し、特定したユーザに関連付けられているNotify_IDの操作履歴情報を操作履歴情報管理テーブル1600から取得する。そして、制御部322は、取得した操作履歴情報を解析し、操作された回数の多い順に文書操作選択リストにおける文書操作ボタンの情報を並べ替える。
【0072】
続いて、S1816では、制御部322は、並べ替えた文書操作選択リストをモバイル端末106に返却する。
続いて、S1817では、メイン制御部334は、情報表示部332に指示し、データ管理サーバ105から取得した文書操作選択リストを元に、図19に示すような文書操作選択画面1900を表示する。
図19(A)は、操作履歴情報に基づいたモバイル端末画面400の一例(文書操作選択画面1900)を示す図である。文書操作選択リスト1901では、操作履歴情報に基づいた順に文書操作ボタンがリスト形式で表示される。文書移動ボタン1902は、文書の移動を行うための画面(移動先フォルダ選択リスト画面1910)に遷移するためのUIの一例である。文書移動ボタン1902が一番上に表示されているということは、クライアント104で監視対象のフォルダ下の文書の操作として文書の移動が一番よく行われたことを示している。
【0073】
続いて、S1818では、操作情報取得部333は、ユーザ操作により文書の移動を行うための画面に遷移するためのUIが選択(文書移動ボタン1902が押下)されたか否かを判断する。このとき、操作情報取得部333は、押下されたと判断した場合、S1819に処理を進め、他方、押下されていないと判断した場合、処理を終了する。操作情報取得部333は、押下されたと判断すると、押下されたことをメイン制御部334に通知する。そして、メイン制御部334は、データ送受信部335に指示し、データ管理サーバ105に移動先フォルダ情報の要求を行う。
続いて、S1819では、データ管理サーバ105の制御部322は、移動先フォルダ情報の要求に含まれるユーザ名等からユーザを特定する。そして、制御部322は、データ管理部323に指示し、特定したユーザに関連付けられたNotify_IDの移動履歴情報を移動履歴情報管理テーブル1610から取得する。そして、制御部322は、取得した移動履歴情報を解析し、文書の移動先とされた回数の多い順に移動先フォルダ情報を並べ替える。
【0074】
続いて、S1820では、制御部322は、並べ替えた移動先フォルダ情報をモバイル端末106に返却する。
続いて、S1821では、メイン制御部334は、情報表示部332に指示し、図19に示すような移動先フォルダ選択リスト画面1910を表示する。
図19(B)は、移動履歴情報に基づいたモバイル端末画面400の一例(移動先フォルダ選択リスト画面1910)を示す図である。移動先フォルダUIリスト1911には、移動履歴情報に基づいた順に移動先フォルダUIがリスト形式で表示される。移動先フォルダUI1912がリストの一番上に表示されているということは、移動先フォルダUI1912がクライアント104で監視対象のフォルダ下の文書を移動する操作において一番よく指定された移動先のフォルダであることを示している。
【0075】
ここで、データ管理サーバ105から返却された文書操作選択リストに移動先フォルダUIの情報が存在しない場合について説明する。
この場合、例えば、メイン制御部334は、ユーザ操作によりモバイルアプリ331の移動先設定画面(不図示)で入力(指定)され、記憶部336で管理されている設定値を用いて移動先フォルダUIをリスト形式で表示する。また、例えば、レポジトリ表示ボタン(不図示)が押下されると、メイン制御部334は、情報表示部332に指示し、文書管理サーバ102からライブラリ下のフォルダの情報を取得し、ライブラリ表示画面(不図示)を表示する。
そして、移動先フォルダUI、或いはユーザ操作によりライブラリ内の移動先とするフォルダのフォルダアイコンが選択されると、メイン制御部334は、データ送受信部335に指示し、文書管理サーバ102に文書を移動する要求を行う。なお、続いてS1420の処理が行われる。
【0076】
続いて、S1822では、ユーザ操作により移動先のフォルダに文書を移動することを受け付けるUI(移動先フォルダUI1912)が選択されると、メイン制御部334は、操作情報取得部333より通知を受ける。そして、メイン制御部334は、データ送受信部335に指示し、文書管理サーバ102に文書を移動する要求を行う。
続いて、S1823では、文書管理サーバ102の制御部302は、文書の移動を実行する。
【0077】
ここで、図19(C)は、文書プロパティ編集履歴情報に基づいたモバイル端末画面400の一例(文書プロパティ編集画面1920)を示す図である。
クライアントアプリ311における文書のプロパティの編集時に、複数ある文書のプロパティのうち、どの文書のプロパティを編集したかという履歴を示す情報(プロパティ履歴情報)がプロパティ履歴情報管理テーブル(不図示)で管理される。なお、プロパティ履歴情報管理テーブルは、データ管理サーバ105の記憶部324に設けられている。
この構成によれば、モバイル端末106のモバイルアプリ331は、文書のプロパティの編集時に、プロパティ1921の表示の順番がプロパティ履歴情報に基づき制御されるので、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0078】
以上のように、クライアント104で行われた文書に対する操作の履歴情報を基にモバイル端末106による文書操作ボタン等のUIを提示することにより、モバイル端末106上の小さい操作部に効果的にUIを配置することができる。そのため、ユーザは、UIの操作を簡単に行うことができる。
さらに、監視対象のフォルダ下の文書に対する操作の履歴情報のみを管理することで、データ管理サーバ105が管理する対象のデータの肥大化を防ぐことができる。
【0079】
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【0080】
上述した実施形態の構成によれば、携帯端末におけるユーザインタフェースをより容易に利用可能にすることができる。
【0081】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアントで表示している文書の新着文書一覧を表示させる手段と、
操作ボタンを含む、前記新着文書一覧の中から選択された文書のプロパティを表示させる手段と、
前記操作ボタンの押下に基づき前記クライアントで表示している移動先フォルダを表示させる手段と、
選択された文書を選択されたフォルダに移動させる手段と、を有することを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
情報処理端末においてデータに対するユーザ操作を受け付ける情報処理端末用のユーザインタフェースの設定情報を記憶する記憶装置と通信可能に接続され、表示部を有する携帯端末であって、
前記記憶装置から前記設定情報を取得する取得手段と、
前記設定情報を用いて前記情報処理端末用のユーザインタフェースに対応する携帯端末用のユーザインタフェースの設定を行い、前記携帯端末用のユーザインタフェースを利用可能に前記表示部に表示する制御手段と、を有することを特徴する携帯端末。
【請求項3】
前記記憶装置には、前記情報処理端末用のユーザインタフェースで受け付けられたユーザ操作の履歴を示す履歴情報が記憶され、
前記制御手段は、前記携帯端末用のユーザインタフェースを、前記履歴情報により定められる形態で表示することを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項4】
前記情報処理端末には、前記情報処理端末用のユーザインタフェースが複数設けられ、
前記履歴情報は、前記情報処理端末用の複数のユーザインタフェースの各々で受け付けられたユーザ操作の履歴を示す情報であり、
前記制御手段は、前記情報処理端末用の複数のユーザインタフェースに対応する携帯端末用の複数のユーザインタフェースを、前記履歴情報により定められるユーザ操作された回数が多い順に前記表示部に表示することを特徴とする請求項3記載の携帯端末。
【請求項5】
複数のデータを格納する一の格納領域と前記一の格納領域とは異なる複数の格納領域とを有し、前記一の格納領域および前記複数の格納領域を用いて前記複数のデータを管理する管理装置と通信可能に接続され、
前記情報処理端末用の複数のユーザインタフェースの各々は、前記複数の格納領域の各々に対応して設けられ、前記複数のデータのうちの一のデータを対応する格納領域に移動するユーザ操作を受け付け、
前記制御手段は、前記携帯端末用の複数のユーザインタフェースを、前記履歴情報により定められるデータが移動された回数が多い格納領域の順に対応して前記表示部に表示することを特徴とする請求項4記載の携帯端末。
【請求項6】
クライアントで表示している文書の新着文書一覧を表示させる工程と、
操作ボタンを含む、前記新着文書一覧の中から選択された文書のプロパティを表示させる工程と、
前記操作ボタンの押下に基づき前記クライアントで表示している移動先フォルダを表示させる工程と、
選択された文書を選択されたフォルダに移動させる工程と、を有することを特徴とする携帯端末における制御方法。
【請求項7】
情報処理端末においてデータに対するユーザ操作を受け付ける情報処理端末用のユーザインタフェースの設定情報を記憶する記憶装置と通信可能に接続され、表示部を有する携帯端末におけるユーザインタフェースの設定方法であって、
取得手段が、前記記憶装置から前記設定情報を取得する取得工程と、
制御手段が、前記設定情報を用いて前記情報処理端末用のユーザインタフェースに対応する携帯端末用のユーザインタフェースの設定を行い、前記携帯端末用のユーザインタフェースを利用可能に前記表示部に表示する制御工程と、を有することを特徴する設定方法。
【請求項8】
コンピュータを、
クライアントで表示している文書の新着文書一覧を表示させる手段と、
操作ボタンを含む、前記新着文書一覧の中から選択された文書のプロパティを表示させる手段と、
前記操作ボタンの押下に基づき前記クライアントで表示している移動先フォルダを表示させる手段と、
選択された文書を選択されたフォルダに移動させる手段として機能させるプログラム。
【請求項9】
情報処理端末においてデータに対するユーザ操作を受け付ける情報処理端末用のユーザインタフェースの設定情報を記憶する記憶装置と通信可能に接続され、表示部を有するコンピュータを、
前記記憶装置から前記設定情報を取得する取得手段と、
前記設定情報を用いて前記情報処理端末用のユーザインタフェースに対応する携帯端末用のユーザインタフェースの設定を行い、前記携帯端末用のユーザインタフェースを利用可能に前記表示部に表示する制御手段として機能させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2013−17058(P2013−17058A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−148678(P2011−148678)
【出願日】平成23年7月4日(2011.7.4)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】