説明

携帯端末の動作モード設定システム

【課題】携帯端末の所在エリアを検知して、当該所在エリアに適合した動作モードで携帯端末を確実に動作させることが可能であるとともに、高度なナビゲーションを行うことが可能な携帯端末における動作モード設定システムを提供する。
【解決手段】所定エリアに設置され、当該エリアを識別するための識別情報を含む電波を発信する信号発信手段(20)と、携帯端末(30)において、信号発信手段からの電波を受信すると、識別情報に応じて当該携帯端末の動作モードを変更する動作モード変更手段(40)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末の所在エリアを検知して、当該所在エリアに適合した動作モードで携帯端末を動作させることが可能な所在エリアに応じた携帯端末の動作モード設定システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、通信機能、データ処理機能及び電話機能を有するパーソナル携帯端末の普及はめざましく、一人一台を所有しているといっても過言ではない。パーソナル携帯端末は、利用者の移動と共に様々な場所で使用される機器であり、そのため自宅居室内、公共交通機関内、自家用車内、職場・居室内等、それぞれの場所に合わせて異なる動作モードで使用するのが一般的である。
【0003】
例えば、自宅居室内では電話着信音やメール着信音を鳴らす通常モードに設定し、自家用車内ではドライブモードに設定し、電車内や公共施設内では電話着信音やメール着信音を鳴らさずにバイブレータの振動により着信を知らせるためのマナーモードに設定し、病院内では電源を切っている。
【0004】
このような携帯端末における動作モードの設定操作は、利用者が手動で行うのが一般的であるが、手動での動作モード切替は面倒である。また、マナーモードに設定しなければならない公共施設内でマナーモードへの切り替えを忘れたり、病院内で電源を切り忘れたりすると、他人に迷惑がかかることになる。
【0005】
一方、自宅に戻った際にマナーモードに設定されていることを忘れて、通常モードに切り替えていない場合には電話に出られないこともあり、せっかくパーソナル携帯端末を所持しているにも拘わらず重要な連絡を取り逃すおそれがあった。
【0006】
そこで、従来、携帯端末の動作モードを自動的に切り替えることが可能な技術が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載された技術は、携帯電話機の使用が他人の迷惑とならないように、その使用を制御する技術である。この携帯電話機の制御方法は、RFIDで使用できる無線周波数帯における複数の周波数の電波を用い、閉空間の入口に携帯電話機を所持した利用者が入ると、携帯電話機の電源がオンでなければオンにした後、当該携帯電話機を電源オフまたは所定の動作モードの状態とする。そして利用者が閉空間の出口に出てくると、携帯電話機の電源を携帯電話機が電源オフの状態ならばオンにし、携帯電話機が所定の動作モードであるならば、当該モードを解除するようになっている。
【0007】
また、この特許文献1に記載された技術は、自動車内において携帯電話機を制御することができるようになっている。すなわち、RFIDで使用できる無線周波数帯における複数の周波数の電波を用い、ドライバが自動車のエンジンを始動させると、ドライバが持った携帯電話機の電源がオンでなければオンにした後、当該携帯電話機を電源オフまたはドライブモードの状態にする。そして、ドライバがエンジンを停止させると、携帯電話機の電源を携帯電話機が電源オフの状態ならばオンにし、携帯電話機がドライブモードであるならば、当該ドライブモードを解除するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2010−68392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術では、携帯電話制御装置から発信される電波を携帯電話機が受信できるか否かにより制御を行っているが、これだけでは携帯電話制御装置と携帯電話機との距離や方向を認識することができないため、携帯電話機の動作モードを的確に切り替えることができない場合があった。
【0010】
このように、携帯電話機の動作モードを切り替えなければならないエリアにおいて、携帯電話機の動作モードを的確に切り替えることができない場合には、手動による動作モード切替を忘れた場合と同様に他人に迷惑を掛けることになる。さらに利用者は、確実に動作モード切替が行われたか否かをいちいち確認しなければならず、これでは手動により動作モード切替を行う場合と何ら変わりはない。
【0011】
また、GPS機能を備えている携帯端末において、GPS機能により取得した位置情報に基づいて携帯端末のモード切替を行うことも考えられる。しかし、地下道や地下街のようにGPS電波が届かないエリアでは、GPS機能により位置情報を取得することができない。また、携帯電話基地局の位置情報を利用することも考えられるが、誤差が大きかったり受信エリアが広すぎたりすると、自動車で移動中であることなどを検出できず、高度なナビゲーションを行うことができなかった。
【0012】
さらに、GPS機能を用いた場合には、地下における位置検出や同一の建物内において1階と2階を区別することができなかった。
【0013】
本発明は、かかる事情に鑑み創案されたものである。すなわち本発明の目的は、携帯端末の所在エリアを検知して、当該所在エリアに適合した動作モードで携帯端末を確実に動作させることが可能であるとともに、高度なナビゲーションを行うことが可能な携帯端末における動作モード設定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述した目的を達成するための本発明は、携帯端末(30)の所在エリアを検知して、当該所在エリアに適合した動作モードで携帯端末を動作させることが可能な所在エリアに応じた携帯端末の動作モード設定システム(10)であって、所定エリアに設置され、当該エリアを識別するための識別情報を含む電波を発信する信号発信手段と、携帯端末において、信号発信手段(20)からの電波を受信すると、識別情報に応じて当該携帯端末の動作モードを変更する動作モード変更手段(40)とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
また、上述した構成に加えて、信号発信手段(20)は、異なる送信出力で時系列的に電波を発信可能であることを特徴とするものである。
【0016】
また、上述した構成に加えて、信号発信手段(20)は、指向性を有する電波を発信可能であることを特徴とするものである。
【0017】
また、上述した構成に加えて、信号発信手段(20)は、指向性の異なる複数のアンテナを備え、各アンテナから指向性符号を含む電波を時分割して発信することを特徴とするものである。
【0018】
また、上述した構成に加えて、信号発信手段(20)は、所定エリア内に複数設置することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0019】
上記構成の発明では、携帯端末において、エリアを識別するための識別情報を含む電波を受信すると、当該識別情報に応じて携帯端末の動作モードを自動的に変更することができる。
【0020】
また、指向性を持って、識別情報を含む電波を発信する構成とした場合には、エリア(位置情報)をさらに正確に認識することができる。
【0021】
また、識別情報を含む電波を、異なる送信出力で時系列的に発信する構成とした場合には、受信した電波の強度に基づいて信号発信手段からの距離を把握することができるので、さらに正確にエリア(位置情報)を認識することができる。
【0022】
また、指向性の異なる複数のアンテナを用いて、各アンテナから指向性符号を含む電波を時分割して発信する構成とした場合には、信号発信手段からの方向が分かるので、さらに正確にエリア(位置情報)を認識することができる。
【0023】
また、所定エリア内に信号発信手段を複数設置する構成とした場合には、複数の信号発信手段からの電波を受信することにより、さらに正確にエリア(位置情報)を認識することができる。
【0024】
このように、本発明によれば、携帯端末の所在エリアを正確に検知して、当該所在エリアに適合した動作モードで携帯端末を自動的に動作させることができるため、利用者の手間を省くことができ、さらに動作モードを確実に切り替えることができる。
【0025】
また、地下における位置検出や、同一の建物内において1階と2階を区別することができるため、GPS機能により位置情報を取得することができない場合であっても正確にエリア(位置情報)を認識することができる。さらに、GPS機能を併用した場合には、GPS機能により取得した位置情報を補完することができ、さらに正確にエリア(位置情報)を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯端末における動作モード設定システムの構成を示すブロック図である。
【図2】携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る携帯端末における動作モード設定システムを利用した所在エリアの検知例(1)を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係る携帯端末における動作モード設定システムを利用した所在エリアの検知例(2)を示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態に係る携帯端末における動作モード設定システムを利用した所在エリアの検知例(3)を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図1〜図5は、本発明の実施形態に係る携帯端末における動作モード設定システムを示すもので、図1は動作モード設定システムの構成を示すブロック図であり、図2は携帯端末の構成を示すブロック図であり、図3〜図5は動作モード設定システムを利用した所在エリアの検知例を示す説明図である。なお、以下の説明において、プログラムとは、RAM等に記憶され、CPU等のハードウェアで実行されることにより、その機能を発揮するソフトウェアだけではなく、同等の機能を発揮することが可能な論理回路も含む概念である。
【0028】
<動作モード設定システムの概要>
本発明の実施形態に係る動作モード設定システム10は、携帯端末30の所在エリアを検知して、当該所在エリアに適合した動作モードで携帯端末30を動作させることが可能なシステムであり、信号発信手段20と、動作モード変更手段40とを主要な構成要素としている。信号発信手段20は、所定エリアに設置される手段であり、動作モード変更手段40は携帯端末30の構成要素となる手段である。
【0029】
<信号発信手段>
信号発信手段20は、例えば、自宅、オフィス、自動車や電車、病院、学校等のように、携帯端末30の動作モードを変更する必要がある所定エリアに設置される手段である。この信号発信手段20は、例えば、設置されたエリアを識別するための識別情報(エリア識別情報)を含む信号を発信するためのビーコンからなる。
【0030】
また、信号発信手段20は、それぞれ異なる送信出力で時系列的に電波を発信するように構成することが可能である。すなわち、図3〜図5に示すように、信号発信手段20から発信される電波の出力強度を時系列的に変化させることにより、信号発信手段20からの電波到達距離に対応して信号発信手段20からの距離を知ることができる。信号発信手段20から発信される電波の出力強度と到達距離は、例えば、100mWで100m、2.5mWで10m、1mWで1mである。
【0031】
この場合、エリア識別情報に電波の出力強度を表す符号を含ませることが可能である。例えば、エリア識別符号としてXXYYという4バイトの符号を想定した場合、先頭2バイトのXXにより信号発信手段20の個体を識別し、続く2バイトのYYにより出力強度を表せばよい。具体的なYYは、100mWで「01」、2.5mWで「02」、1mWで「03」とする。
【0032】
また、信号発信手段20は、指向性を有する電波を発信するように構成することが可能である。すなわち、信号発信手段20の出力アンテナとして指向性を有するものを使用することにより、信号発信手段20から指向性を有する電波を発信するができる。この場合、図5に示すように、それぞれ指向性の異なる複数のアンテナを備えて、各アンテナから指向性符号を含む電波を時分割して発信するように構成することが可能である。
【0033】
また、信号発信手段20は、所定エリア内に複数設置することが可能である。例えば、図4に示すように、同一エリア内に3つの信号発信手段20を設置し、それぞれの信号発信手段20は、それぞれ異なる送信出力で時系列的に電波を発信させる。これにより、各信号発信手段20から発信される電波を受信した携帯端末30では、各信号発信手段20からの方向及び距離を知ることができる。
【0034】
また、複数の信号発信手段20を、インターネット等の通信回線を介して接続し、各信号発信手段20を管理サーバー(図示せず)の制御下に置いてもよい。このような構成とした場合には、管理サーバーにより、各信号発信手段20を管理することができる。また、管理サーバーからの指令信号に従って、信号発信手段20から発信する識別符号を変更することが可能となる。したがって、信号発信手段20を増設し、あるいは設置位置を変更した場合であっても、容易かつ確実に信号発信手段20を管理することができる。
【0035】
<携帯端末>
携帯端末30は、例えば、通話機能及び通信機能を有するスマートフォンからなり、通話機能を有すると共に、アプリケーションソフトをインストールすることにより、様々な機能を持たせることができる。また、携帯端末30は、GPS機能を備えていてもよい。
【0036】
この携帯端末30は、図2に示すように、システムバス51に、RAM52、EEPROM53、CPU54、TIMER55、USB・I/F56、ラジオI/F57が接続されている。
【0037】
RAM52は、CPU54の演算処理等において一時記憶領域として機能するメモリである。EEPROM53は、システムプログラムやアプリケーションプログラム等を記憶するための書き換え可能な不揮発メモリである。CPU54は、EEPROM53に記憶されたプログラム等に従って演算を行うための電子機器である。TIMER55は、システム動作に必要なクロックを発生するための電子機器である。USB・I/Fは、USB機器を接続するためのインターフェースである。
【0038】
また、ラジオI/F57には、ラジオローカルメモリ58とリンクレイヤエンジン59が接続されている。また、ラジオローカルメモリ58とリンクレイヤエンジン59は、相互に接続されている。ラジオI/F57は、通信機器を接続するためのインターフェースである。ラジオローカルメモリ58は、通信機器の動作時に種々のデータを記憶するためのメモリである。リンクレイヤエンジン59は、データリンク層におけるプロトコルエンジンである。
【0039】
また、リンクレイヤエンジン59には、シンセサイザ60、変調器61、復調器63が接続されており、変調器62は、送信器62を介してアンテナ65に接続されている。また、復調器63は、受信器64を介してアンテナ65に接続されている。さらに、シンセサイザ60は、送信器62及び受信器64に接続されている。シンセサイザ60は、送受信に必要な電波周波数を生成するための発振器である。変調器61は、送信すべきデータを所定の電気信号に変換するための電子機器であり、送信器62は、データを担時して変調された電波をアンテナ65を介して発信するための電子機器である。受信器64は、アンテナ65を介して電波を受信するための電子機器であり、復調器63は、受信した電波からデータを取り出すための電子機器である。
【0040】
<所在エリアの検知(1)>
まず初めに、信号発信手段20が1つであり、この信号発信手段20は、電波の出力強度を時系列的に変化させて無指向性の電波を発信する場合について説明する。図3に示す例では、1つの信号発信手段20から電波の出力強度を時系列的に変化させて無指向性の電波を発信している。したがって、信号発信手段20からの電波到達距離に対応して信号発信手段20からの距離を知ることができる。
【0041】
図3に示す例では、携帯端末30が2.5mWの出力圏を超えて100mWの出力圏に入っているため、信号発信手段20からの距離は、10m以上100m未満であると判断することができる。
【0042】
ここでは、例えば、携帯端末30が2.5mWの出力圏内に入った場合に、携帯端末30の動作モードを通常モードからマナーモードに切り替えるように設定することができる。一方、携帯端末30が2.5mWの出力圏から外へ出た場合に、携帯端末30の動作モードがマナーモードから通常モードに切り替えられる。
【0043】
<所在エリアの検知(2)>
次に、信号発信手段20を3つ設置し、この信号発信手段20は、電波の出力強度を時系列的に変化させて無指向性の電波を発信する場合について説明する。図4に示す例では、3つの信号発信手段20a、20b、20cから、それぞれ電波の出力強度を時系列的に変化させて無指向性の電波を発信している。したがって、各信号発信手段20a、20b、20cからの電波到達距離に対応して各信号発信手段20a、20b、20cからの距離と、各信号発信手段20a、20b、20cからの方向を知ることができる。
【0044】
図4に示す例では、携帯端末30が信号発信手段20aの電波出力圏外にあり、信号発信手段20bからは2.5〜100mWの出力圏内にあり、信号発信手段20cからは1〜2.5mWの出力圏内にあるため、信号発信手段20aからの距離は100m以上であり、信号手段bからの距離は10〜100mの範囲であり、信号発信手段20cからの距離は1m〜10mの範囲であると判断することができる。
【0045】
ここでは、例えば、各信号発信手段20a,20b,20cからの電波出力が10〜100mWで重複する圏内に携帯端末30が入った場合に、携帯端末30の動作モードを通常モードからマナーモードに切り替えるように設定することができる。一方、各信号発信手段20a,20b,20cからの電波出力が10〜100mWで重複する圏内から、携帯端末30が外へ出た場合に、携帯端末30の動作モードをマナーモードから通常モードに切り替えられる。
【0046】
<所在エリアの検知(3)>
次に、信号発信手段20が1つであり、この信号発信手段20は、それぞれ指向性の異なる4つのアンテナを備えており、各アンテナから指向性符号を含む電波を時分割して発信するとともに、各方向において、電波の出力強度を時系列的に変化させて発信する場合について説明する。図5に示す例では、1つの信号発信手段20において、それぞれ指向性の異なる4つのアンテナから指向性符号を含む電波を時分割して発信するとともに、各方向において、電波の出力強度を時系列的に変化させている。したがって、信号発信手段20からの電波到達距離に対応して信号発信手段20からの距離を知ることができるとともに、信号発信手段20からの方向を知ることができる。図5に示す例では、携帯端末30が信号発信手段20の西側に位置し、信号発信手段20からは2.5〜100mWの出力圏内にあるため、信号発信手段20から10〜100m西側に位置していると判断することができる。
【0047】
ここでは、例えば、携帯端末30が各信号発信手段20の北側2.5mW圏内に入った場合に、携帯端末30の動作モードを通常モードからマナーモードに切り替えるように設定することができる。一方、携帯端末30が信号発信手段20の北側2.5mW圏から外へ出た場合に、携帯端末30の動作モードをマナーモードから通常モードに切り替えられる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明の携帯端末の動作モード設定システムは、携帯端末の動作モードを、自宅居室内、自家用車内、職場居室内等、それぞれの場所に合わせて異なる動作モード(例えば、通常モード、マナーモード、ドライブモード)に切り替える際に利用することができる。
【符号の説明】
【0049】
10 動作モード設定システム
20 信号発信手段
30 携帯端末
40 動作モード変更手段
51 システムバス
52 RAM
53 EEPROM
54 CPU
55 TIMER
56 USB・I/F
57 ラジオI/F
58 ラジオローカルメモリ
59 リンクレイヤエンジン
60 シンセサイザ
61 変調器
62 送信器
63 復調器
64 受信器
65 アンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末(30)の所在エリアを検知して、当該所在エリアに適合した動作モードで携帯端末を動作させることが可能な所在エリアに応じた携帯端末の動作モード設定システム(10)であって、
所定エリアに設置され、当該エリアを識別するための識別情報を含む電波を発信する信号発信手段(20)と、
携帯端末において、前記信号発信手段からの電波を受信すると、前記識別情報に応じて当該携帯端末の動作モードを変更する動作モード変更手段(40)と、
を備えたことを特徴とする携帯端末の動作モード設定システム。
【請求項2】
前記信号発信手段(20)は、異なる送信出力で時系列的に電波を発信可能であることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末(30)の動作モード設定システム。
【請求項3】
前記信号発信手段(20)は、指向性を有する電波を発信可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末(30)の動作モード設定システム。
【請求項4】
前記信号発信手段(20)は、指向性の異なる複数のアンテナを備え、各アンテナから指向性符号を含む電波を時分割して発信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯端末(30)の動作モード設定システム。
【請求項5】
前記信号発信手段(20)は、所定エリア内に複数設置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の携帯端末(30)の動作モード設定システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−209926(P2012−209926A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−206347(P2011−206347)
【出願日】平成23年9月21日(2011.9.21)
【出願人】(510132211)
【出願人】(511010635)
【Fターム(参考)】