説明

携帯端末充電システム及び携帯端末の充電方法

【課題】非接触充電を採用する携帯端末充電システムにおいて、1次コイルと2次コイルの位置が適切でなければ、効率的な電力伝送を行うことができない。そのため、より電力の伝送効率を高めた携帯端末充電システムが、望まれる。
【解決手段】携帯端末充電システムは、電流源と、電流源から供給される電流の計測が可能であって、計測した電流値を計測信号として出力可能な電流計と、第1のコイルと、第1のコイルを介して受電した電力を蓄電する蓄電池と、を含む携帯端末と、第1のコイルと電磁結合する第2のコイルと、第2のコイルによる送電を開始する際に、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、計測信号から得られる電流値が最大となる座標に第2のコイルを移動させる充電台制御部と、を含む充電台と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末充電システム及び携帯端末の充電方法に関する。特に、非接触充電が可能な携帯端末充電システム及び携帯端末の充電方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電磁誘導を利用し、金属部品の接点がなくても蓄電池の充電が可能な携帯端末の開発が進められている。このような携帯端末及びその充電台は内部にコイルを内蔵する。
【0003】
非接触充電が可能な携帯端末及びその充電台においては、充電台に含まれるコイルを1次コイルとして使用し、携帯端末に含まれるコイルを2次コイルとして使用する。即ち、両者のコイルを電磁結合させ、送電装置(充電台)から受電装置(携帯端末)に対して電力を伝送し、伝送された電力によって携帯端末に含まれる蓄電池の充電を行う。また、1次コイルと2次コイルの位置がずれていると効率的な電力の伝送を行うことができない。
【0004】
ここで、特許文献1において、1次コイル(送電装置側)をXY平面上で移動し、1次コイルと2次コイルの位置を自動的に合わせる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−081943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
なお、上記先行技術文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明の観点からなされたものである。
【0007】
上述のように、非接触充電システムにおいては、1次コイルと2次コイルの位置を適切に合わせる必要がある。両者のコイルの位置が適切でなければ、効率的な電力伝送が行えないためである。この両者のコイルの位置には、XY平面だけではなく、Z方向(高さ方向)の位置も含まれており、1次コイルと2次コイルの中心点が一致(XY平面上では一致)していても、両者のコイルがあまりにも離れていれば、電力の伝送はできない。従って、特許文献1で開示する技術では、効率的な電力伝送ができない場合がある。以上のことから、電力の伝送効率を高めた携帯端末充電システム及び携帯端末の充電方法が、望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の視点によれば、電流源と、前記電流源から供給される電流の計測が可能であって、計測した電流値を計測信号として出力可能な電流計と、第1のコイルと、前記第1のコイルを介して受電した電力を蓄電する蓄電池と、を含む携帯端末と、前記第1のコイルと電磁結合する第2のコイルと、前記第2のコイルによる送電を開始する際に、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、前記計測信号から得られる電流値が最大となる座標に前記第2のコイルを移動させる充電台制御部と、を含む充電台と、を備える携帯端末充電システムが提供される。
【0009】
本発明の第2の視点によれば、第1のコイルと、前記第1のコイルを介して受電した電力を蓄電する蓄電池と、を含む携帯端末の充電方法であって、電流源から供給される電流値を計測する第1の工程と、前記第1のコイルと電磁結合する第2のコイルによる送電を開始する際に、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、前記第1の工程で計測した電流値が最大となる座標に前記第2のコイルを移動する第2の工程と、を含む携帯端末の充電方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明の各視点によれば、電力の伝送効率を高めた携帯端末充電システム及び携帯端末の充電方法が、提供される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態の概要を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る携帯端末充電システム1の全体構成の一例を示す図である。
【図3】携帯端末10と充電台20の内部の一例を示す図である。
【図4】携帯端末10の内部構成の一例について示す図である。
【図5】充電台20の内部構成の一例について示す図である。
【図6】携帯端末充電システム1の動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】ステージ22の位置とコイル11に流れる電流との関係の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
【0013】
上述のように、1次コイルと2次コイルの位置が適切でなければ、効率的な電力伝送を行うことができない。そのため、より電力の伝送効率を高めた携帯端末充電システムが、望まれる。
【0014】
そこで、一例として図1に示す携帯端末充電システムを提供する。図1に示す携帯端末充電システム100は、電流源101と、電流源101から供給される電流の計測が可能であって、計測した電流値を計測信号として出力可能な電流計102と、第1のコイル103と、第1のコイル103を介して受電した電力を蓄電する蓄電池104と、を含む携帯端末105と、第1のコイル103と電磁結合する第2のコイル106と、第2のコイル106による送電を開始する際に、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、計測信号から得られる電流値が最大となる座標に第2のコイル106を移動させる充電台制御部107と、を含む充電台108と、を備える。
【0015】
携帯端末充電システム100は、電流計102から得られる電流値に基づいて、第2のコイル106を3次元方向(XYZ方向)に移動する。その際、3次元方向のそれぞれについて、電流計102から得られる電流値が最大となるように第2のコイル106を移動する。その結果、XY方向だけの移動に比べ、電力の伝送効率をより効率化することができる。即ち、携帯端末充電システム100は、第2のコイル106の位置を調整することで、電力の伝送効率を高めることができる。さらに、電流計から電流値を得るため、充電台108には電流を測定する回路等は不要であり、簡易かつ低コストで第2のコイル106の位置を調整することができる。
【0016】
本発明において下記の形態が可能である。
【0017】
[形態1]上記第1の視点に係る携帯端末充電システムのとおりである。
【0018】
[形態2]前記充電台制御部は、前記第2のコイルを、前記計測信号から得られる電流値が最大となる座標に移動させた後に、前記計測信号から得られる電流値が減少した場合に、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、前記計測信号から得られる電流値が最大となる座標に前記第2のコイルを移動させることが好ましい。
【0019】
[形態3]前記充電台制御部は、前記計測信号から得られる電流値が、予め定めた範囲内にない場合には、前記第2のコイルによる送電を中止することが好ましい。
【0020】
[形態4]上記第2の視点に係る携帯端末の充電方法のとおりである。
【0021】
[形態5]前記携帯端末の充電方法は、前記第2の工程後、電流源から供給される電流値が減少した場合には、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、電流源から供給される電流値が最大となる座標に前記第2のコイルを移動させる第3の工程を含むことが好ましい。
【0022】
[形態6]前記携帯端末の充電方法は、電流源から供給される電流値が、予め定めた範囲内にない場合には、前記第2のコイルによる送電を中止する第4の工程を含むことが好ましい。
【0023】
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
【0024】
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
【0025】
図2は、本実施形態に係る携帯端末充電システム1の全体構成の一例を示す図である。
【0026】
携帯端末充電システム1は、携帯端末10と、充電台20と、電流源30と、電流計40から構成されている。
【0027】
電流源30は、充電台20に対し電力を供給する。また、電流計40により計測された電流値は計測信号として、充電台20に供給される。
【0028】
ユーザが携帯端末10の充電を行う際には、携帯端末10を充電台20に載せる。携帯端末10が充電台20に載せられると、非接触充電が開始する。
【0029】
図3は、携帯端末10と充電台20の内部の一例を示す図である。携帯端末10には、その内部にコイル11が含まれている。このコイル11が2次コイルとして機能する。また、充電台20には、その内部にコイル21が含まれている。このコイル21が、1次コイルとして機能する。さらに、コイル21はステージ22に配置されており、ステージ22はアクチュエータ23によって3次元方向に移動可能に構成されている。即ち、アクチュエータ23は、コイル21を含むステージ22を、充電台20の内部であって、決められた範囲内で移動させることができる。
【0030】
次に、携帯端末10の構成について説明する。
【0031】
図4は、携帯端末10の内部構成の一例について示す図である。
【0032】
携帯端末10は、コイル11と、整流回路12と、蓄電池制御部13と、蓄電池14と、操作部15と、表示部16と、通信部17と、端末制御部18から構成されている。なお、図4には、簡単のため、本実施形態に関係するモジュールのみを記載する。
【0033】
コイル11とコイル21との間における電磁誘導によって生じた交流電力は、整流回路12によって直流電力に変換される。蓄電池制御部13は、端末制御部18からの指示に従い、直流電力を蓄電池14に充電する。
【0034】
操作部15は、ユーザが携帯端末10に対して行った操作を受け付け、端末制御部18に通知する。表示部16は、ユーザの操作に必要なメッセージ等を、端末制御部18の指示に基づいて表示する。
【0035】
通信部17は、充電台20との相互通信を可能にする。その際の通信方式は、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信などいずれの方法であってもよい。
【0036】
端末制御部18は、上述の各部に加えて、携帯端末10の全体を制御する。
【0037】
次に、充電台20の構成について説明する。
【0038】
図5は、充電台20の内部構成の一例について示す図である。
【0039】
充電台20は、コイル21と、ステージ22と、アクチュエータ23と、送電制御部24と、通信部25と、充電台制御部26から構成されている。なお、図5においても、本実施形態に関係するモジュールのみを記載する。
【0040】
電流源30から供給された電力は、送電制御部24においてコイル21に供給するに適した電力に変換される。
【0041】
また、コイル21を含むステージ22は、アクチュエータ23によって3次元方向に移動可能に構成されている。
【0042】
通信部25は、携帯端末10の通信部17と対をなし、携帯端末10と充電台20の相互通信を可能にする。その際、赤外線通信等の通信方式に加えて、充電台20に含まれるコイル21から発せられる電磁波に信号を付加させることで、携帯端末10との通信を行うことも考えられる。
【0043】
充電台制御部26は、電流計40から供給される計測信号に基づいてアクチュエータ23の制御を行う。
【0044】
次に、携帯端末充電システム1の動作について説明する。
【0045】
図6は、携帯端末充電システム1の動作の一例を示すフローチャートである。
【0046】
ステップS01において、充電台制御部26は、携帯端末10が充電台20に載せられたことを検知することで、非接触充電を開始する。その際、充電台制御部26から端末制御部18に対して、非接触充電が開始された旨を通知する。充電台20から通知を受けた携帯端末10は、表示部16に「位置を合わせます。少々お待ち下さい。」といったメッセージを表示する。
【0047】
ステップS02では、充電台制御部26は、ステージ22を初期位置(X0、Y0、Z0)に移動する。
【0048】
ステップS03では、充電台制御部26は、電流計40から供給される計測信号から得られる電流値と現在のステージ22のX方向の位置を記憶する。
【0049】
ステップS04では、充電台制御部26は、アクチュエータ23に指示を行い、ステージ22をX方向に予め決められた移動幅で移動する。
【0050】
ステップS05では、充電台制御部26は、ステージ22がX方向の移動限界に到達したか否か判断する。ステージ22がX方向の移動限界に到達している場合には、ステップS06に遷移する。ステージ22がX方向の移動限界に到達していない場合には、ステップS03に戻り、処理を継続する。このようにして、ステージ22をX方向に移動させ、各移動点での電流値と関連づけて記憶する。
【0051】
同様に、ステップS06〜S08ではY方向の移動及び電流値の記憶を行い、ステップS09〜S11ではZ方向の移動及び電流値の記憶を行う。
【0052】
ステップS12では、充電台制御部26は、X方向で電流が最大となる位置をXm、Y方向で電流が最大となる位置をYm、Z方向で電流が最大となる位置をZm、として特定する。即ち、充電台制御部26は、3次元方向のそれぞれについて、各移動点と電流値との記憶からXm、Ym、Zmを検索する。
【0053】
ステップS13では、充電台制御部26は、アクチュエータ23に対して、ステージ22を座標(Xm、Ym、Zm)に移動させる指示を行う。なお、以降の説明において、座標(Xm、Ym、Zm)を最適位置と表記する。
【0054】
ステージ22を最適位置に移動させた後には、充電台制御部26から端末制御部18に対して、ステージ22の移動が終了した旨を通知する。通知を受けた携帯端末10は、表示部16に「位置合わせが完了しました。」といったメッセージを表示する。
【0055】
このように特定されたステージ22の最適位置にコイル21を配置することによって、携帯端末10に含まれるコイル11には最大の電流が流れる。
【0056】
図7は、ステージ22の位置とコイル11に流れる電流との関係の一例を示す図である。X方向(図7の(a))、Y方向(図7の(b))、Z方向(図7の(c))それぞれについて、電流値が最大になる最適位置にステージ22を移動させることによって、最も電力の伝送効率がよい状態が実現できる。
【0057】
なお、携帯端末10の充電が終了するまでは、ステージ22を最適位置に留まらせることで、充電時間を最短にすることができる。しかし、充電台20に加えられた振動等によって、携帯端末10が最適位置からずれてしまうことが考えられる。携帯端末10に含まれるコイル11と充電台20に含まれるコイル11の位置がずれると、電流計40で計測できる電流値が減少する。
【0058】
そこで、充電台制御部26は、電流計40が供給する計測信号から得られる電流値を一定間隔でサンプリングし、電流値が減少した場合には、図6のステップS03〜S13で説明した最適位置への調整を実行する。その結果、ステージ22の位置を最適位置に移動させることができる。
【0059】
充電台制御部26は電流計40で計測できる電流値が減少した場合には、その旨を端末制御部18に対して通知する。通知を受けた携帯端末10は、表示部16に「位置がずれました。最適位置を検索します。」といったメッセージを表示する。
【0060】
携帯端末10には、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機などが想定されるが、これらに限定されない。また、携帯端末充電システム1の状態変化をユーザに通知する際には、表示部16を用いて行うのではなく、LED(Light Emitting Diode)の点滅、バイブレーションの振動、音声やメロディの再生等、様々な方法が考えられる。
【0061】
以上のように、本実施形態に係る携帯端末充電システム1においては、外部から供給される電流の変化に基づいて、充電台20に含まれるコイル21の位置を最適位置に移動する。その際、平面方向のみならず、高さ方向にもステージ22を移動させているため、ステージ22の真に最適な位置を検出することができる。ステージ22を最適な位置に配置することで、効率よく携帯端末10の充電を行うことができる。
【0062】
また、外部に接続された電流計から電流値を計測するため、ステージ22の位置を調整するための専用回路などは不要であり、簡易かつ低コストでステージ22の位置を最適に調整することができる。
【0063】
さらに、電流値を用いてステージ22の最適位置を検出しているため、異物混入などによって異常な電流が測定された場合、すぐに電流をオフ(充電を中断)することも可能である。測定した電流値が異常な値か否かの判断は、予め定めた範囲内に電流値が収まっているか否かによって判断する。
【0064】
さらにまた、ステージ22の位置が最適位置からずれた場合であっても、電流値の変化により、そのずれを即座に検出可能し、ステージ22の位置を再調整することも可能である。
【0065】
なお、引用した上記の特許文献の開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
【符号の説明】
【0066】
1、100 携帯端末充電システム
10、105 携帯端末
11、21 コイル
12 整流回路
13 蓄電池制御部
14、104 蓄電池
15 操作部
16 表示部
17、25 通信部
18 端末制御部
20、108 充電台
22 ステージ
23 アクチュエータ
24 送電制御部
26、107 充電台制御部
30、101 電流源
40、102 電流計
103 第1のコイル
106 第2のコイル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電流源と、
前記電流源から供給される電流の計測が可能であって、計測した電流値を計測信号として出力可能な電流計と、
第1のコイルと、前記第1のコイルを介して受電した電力を蓄電する蓄電池と、を含む携帯端末と、
前記第1のコイルと電磁結合する第2のコイルと、前記第2のコイルによる送電を開始する際に、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、前記計測信号から得られる電流値が最大となる座標に前記第2のコイルを移動させる充電台制御部と、を含む充電台と、
を備えることを特徴とする携帯端末充電システム。
【請求項2】
前記充電台制御部は、前記第2のコイルを、前記計測信号から得られる電流値が最大となる座標に移動させた後に、前記計測信号から得られる電流値が減少した場合に、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、前記計測信号から得られる電流値が最大となる座標に前記第2のコイルを移動させる請求項1の携帯端末充電システム。
【請求項3】
前記充電台制御部は、前記計測信号から得られる電流値が、予め定めた範囲内にない場合には、前記第2のコイルによる送電を中止する請求項1又は2の携帯端末充電システム。
【請求項4】
第1のコイルと、前記第1のコイルを介して受電した電力を蓄電する蓄電池と、を含む携帯端末の充電方法であって、
電流源から供給される電流値を計測する第1の工程と、
前記第1のコイルと電磁結合する第2のコイルによる送電を開始する際に、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、前記第1の工程で計測した電流値が最大となる座標に前記第2のコイルを移動する第2の工程と、
を含むことを特徴とする携帯端末の充電方法。
【請求項5】
前記第2の工程後、電流源から供給される電流値が減少した場合には、3次元座標系におけるそれぞれの方向について、電流源から供給される電流値が最大となる座標に前記第2のコイルを移動させる第3の工程を含む請求項4の携帯端末の充電方法。
【請求項6】
電流源から供給される電流値が、予め定めた範囲内にない場合には、前記第2のコイルによる送電を中止する第4の工程を含む請求項4又は5の携帯端末の充電方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−115936(P2013−115936A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260364(P2011−260364)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】