説明

携帯端末装置及び携帯端末装置の制御方法

【課題】電波の届かない圏外のエリア、又は電波の微弱なエリアにおいて、バッテリーの消耗を防ぐことができる携帯端末装置及び携帯端末装置の制御方法を提供する。
【解決手段】基地局の位置情報を格納する基地局位置情報データベース13と、高度情報を含む地図情報を格納する地図情報データベース14と、携帯端末装置1の位置情報を測定するGPS測定部11と、GPS測定部11により測定した携帯端末装置1の位置情報と、基地局位置情報テータベース15から取得した基地局の位置情報と、携帯端末装置1の位置情報と基地局の位置情報との間における、前記地図情報データベース14から取得した地図情報による前記高度情報とから、携帯端末装置1の電波情報を計算する電波情報計算部15と、電波情報が所定の閾値以上の場合は基地局探知処理を行い、電波情報が所定の閾値未満の場合は基地局探知処理を行わない基地局探知部12とを有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリーの消耗を防ぐことのできる移動局装置及び移動局装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯端末装置は、どの基地局と通信をすればよいかを、基地局が見つかるまで繰り返し探知に係る処理(以下、基地局探知処理という。)を行う。当該基地局探知処理は、高負荷がかかる処理であり、例えば山間部等、電波の届かない圏外のエリア、又は電波の微弱なエリアにおいては、基地局探知処理を何度も繰り返し行うため、携帯端末装置のバッテリーを多く消耗していた。そのため従来は、基地局探知処理の繰り返し周期を段階的に長時間にすることにより当該バッテリーの消耗を抑えていた(例えば非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】リップカレント、“携帯電話、圏外で電池消耗が速く感じるのは気のせいか"、エキサイト、[online]、[2011年10月7日検索]、インターネット <http://www.excite.co.jp/News/bit/00091151536700.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非特許文献1に係る従来技術においても、定期的に基地局探知処理を行うことには変わりないため、バッテリーの消耗を十分に抑えることはできていなかった。
【0005】
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、電波の届かない圏外のエリア、又は電波の微弱なエリアにおいて、基地局探知処理を停止してバッテリーの消耗を防ぐことができる携帯端末装置及び携帯端末装置の制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明に係る携帯端末装置は、基地局の位置情報を格納する基地局位置情報データベースと、高度情報を含む地図情報を格納する地図情報データベースと、携帯端末装置の位置情報を測定するGPS測定部と、前記GPS測定部により測定した前記携帯端末装置の位置情報と、前記基地局位置情報テータベースから取得した前記基地局の位置情報と、前記携帯端末装置の該位置情報と前記基地局の該位置情報との間における、前記地図情報データベースから取得した前記地図情報による前記高度情報とから、前記携帯端末装置の電波情報を計算する電波情報計算部と、前記電波情報が所定の閾値以上の場合は基地局探知処理を行い、前記電波情報が前記所定の閾値未満の場合は前記基地局探知処理を行わない基地局探知部と、を有することを特徴とする。
【0007】
また本発明に係る携帯端末装置の制御方法は、基地局の位置情報を基地局位置情報データベースに格納する基地局位置情報格納ステップと、高度情報を含む地図情報を地図情報データベースに格納する地図情報格納ステップと、携帯端末装置の位置情報を測定するGPS測定ステップと、前記GPS測定ステップにより測定した前記携帯端末装置の位置情報と、前記基地局位置情報テータベースから取得した前記基地局の位置情報と、前記携帯端末装置の該位置情報と前記基地局の該位置情報との間における、前記地図情報データベースから取得した前記地図情報による前記高度情報とから、前記携帯端末装置の電波情報を計算する電波情報計算ステップと、前記電波情報が所定の閾値以上の場合は基地局探知処理を行い、前記電波情報が前記所定の閾値未満の場合は前記基地局探知処理を行わない基地局探知ステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明における携帯端末装置及び携帯端末装置の制御方法によれば、電波の届かない圏外のエリア、又は電波の微弱なエリアにおいて、基地局探知処理を停止して携帯端末装置のバッテリーの消耗を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯端末装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施形態に係る携帯端末装置1のブロック図である。本発明の一実施形態に係る携帯端末装置1は、GPS測定部11と、基地局探知部12と、基地局位置情報データベース(DB)13と、地図情報データベース(DB)14と、電波情報計算部15と、操作部16と、表示部17とを備える。
【0012】
GPS測定部11は、自局、すなわち携帯端末装置1自身の位置情報を測定する。具体定期にはGPS測定部11は、GPS衛星と通信を行い、自局の現在地に係る緯度情報及び経度情報を取得する。そしてGPS測定部11は、測定した自局の位置情報を電波情報計算部15に送信する。
【0013】
基地局探知部12は、後述する電波情報計算部15が計算した電波強度に係る情報(以下、電波情報という。)に基づき、基地局探知処理を行う。すなわち後述するように、基地局探知部12は、電波情報が所定の閾値以上の場合は基地局探知処理を行い、電波情報が所定の閾値未満の場合は前記基地局探知処理を行わない。
【0014】
基地局位置情報データベース13は、携帯端末装置1が通信する候補の基地局の位置情報である、緯度情報及び経度情報を格納する。好ましくは、基地局位置情報データベース13は、複数の基地局の位置情報を格納する。地図情報データベース14は、各緯度及び経度における高度情報を含む地図情報、すなわち地形図に相当する情報を格納する。
【0015】
電波情報計算部15は、自局すなわち携帯端末装置1の電波情報を計算する。また電波情報計算部15は、後述する操作部16から、起動要求又は停止要求を受信し、当該起動要求又は停止要求に基づき、電波情報の計算を行い、又は停止する。また電波情報計算部15は、当該起動要求又は停止要求に基づき、GPS測定部11を起動して位置情報の測定をさせ、又は停止させる。また同様に、電波情報計算部15は、当該停止要求に基づき、基地局探知部12に基地局探知処理をさせる。また同様に、電波情報計算部15は、表示部17に、所定の表示をする、又はしないように要求を送信する。
【0016】
また電波情報計算部15は、計算した自局の電波情報が、所定の閾値未満であるか否かを判定する。自局の電波情報が所定の閾値未満の場合には、基地局探知部12に基地局探知処理を行わないように要求する。一方自局の電波情報が所定に閾値以上の場合には、基地局探知部12に基地局探知処理を行うように要求する。
【0017】
操作部16は、携帯端末装置1のユーザが操作可能なキーボタン、タッチパネル等により構成される。操作部16は、ユーザの操作に基づき、電波情報計算部15に、起動要求又は停止要求を送信する。
【0018】
表示部17は、電波状態が所定の閾値未満の場合に前記基地局探知部12が前記基地局探知処理を行わないことを示す情報を表示するディスプレイ等である。例えば当該表示は、所定のアイコンによる表示や、ダイアログメッセージ等である。表示部17は、電波情報計算部15の要求に基づき当該表示をし、又は表示を停止する。
【0019】
次に、本発明に係る携帯端末装置1の動作について、図2に示すフローチャートによりその動作を説明する。なお予め基地局位置情報データベース13には、携帯端末装置1が通信する候補の基地局の位置情報が格納されており、また、地図情報データベース14には、高度情報を含む地図情報が格納されているものとする。
【0020】
はじめに携帯端末装置1の操作部16は、ユーザからの入力に基づき電波情報計算部15に起動要求を送信する(ステップS1)。
【0021】
続いて電波情報計算部15は、当該起動要求を受信すると、GPS測定部11に対し、GPS測定の起動要求を送信し、GPS測定部11を起動させる(ステップS2)。
【0022】
続いて起動したGPS測定部11は、自局、すなわち携帯端末装置1自身の位置情報を測定する(ステップS3)。CPS測定部11は、GPS衛星と通信を行い、自局に係る緯度情報及び経度情報を取得する。GPS測定部11は、測定した自局の位置情報を電波情報計算部15に送信する。
【0023】
続いて電波情報計算部15は、基地局位置情報データベース13から基地局の位置情報を取得し、また、地図情報データベース14から地図情報を取得する(ステップS4)。なお、基地局位置情報データベース13に複数の基地局に係る位置情報が格納されている場合、電波情報計算部15は、当該複数の位置情報のうち、自局の位置情報に最も近い基地局の位置情報を取得する。
【0024】
続いて電波情報計算部15は、GPS測定部11から受信した自局の位置情報と、基地局位置情報データベース13から取得した基地局の位置情報と、地図情報データベース14から取得した地図情報とに基づき、自局の電波情報を計算する(ステップS5)。
【0025】
具体的には電波情報計算部15は、自局の位置情報と、基地局の位置情報に基づき、携帯端末装置1及び基地局間の距離を計算する。そして電波情報計算部15は当該距離に基づき電波情報を推定する。次に電波情報計算部15は、自局の位置情報と、基地局の位置情報と、地図情報に基づき、携帯端末装置1及び基地局間における遮蔽物の有無を判定する。すなわち携帯端末装置1及び基地局間の高度情報を地図情報から取得し、携帯端末装置1及び基地局間において、携帯端末装置1及び基地局の高度と比較して所定の高度を超過しているかを判断することにより、遮蔽物の有無を判定する。遮蔽物がある場合は、前記電波強度は当該遮蔽物の影響により低下するため、電波情報計算部15は、遮蔽物の有無に基づき、自局の電波情報を計算する。
【0026】
なお遮蔽による電波情報への影響については、例えば非特許文献(長谷 良裕、“特集 いまさら聞けない電波伝搬のABC 第2章 地形や建物による影響、市街地の伝播、屋内の伝播"、[online]、[2011年10月7日検索]、インターネット <http://www.rf-world.jp/bn/RFW09/samples/p021-022.pdf>)に記載されるような公知の技術を適用することができる。
【0027】
続いて電波情報計算部15は、計算した電波情報が所定の閾値未満か否かを判定する(ステップS6)。所定の閾値未満である場合、ステップS7に進み、所定の閾値未満でない場合、すなわち所定の閾値以上の場合は、ステップS9に進む。
【0028】
電波情報が所定の閾値未満の場合、基地局探知部12は、電波情報計算部15からの要求に基づき基地局探知を停止する(ステップS7)。
【0029】
続いて電波情報が所定の閾値未満の場合は、表示部17は、電波情報計算部15からの要求に基づき基地局探知部12が前記基地局探知処理を行わないことを示す情報を表示する(ステップS8)。そしてステップS11に進む。
【0030】
一方、電波情報が所定の閾値以上の場合、基地局探知部12は、電波情報計算部15からの要求に基づき基地局探知を開始する(ステップS9)。
【0031】
続いて電波情報が所定の閾値以上の場合は、表示部17は、電波情報計算部15からの要求に基づき基地局探知部12が前記基地局探知処理を行わないことを示す情報を表示しない(ステップS10)。そしてステップS11に進む。
【0032】
続いて電波情報計算部15は、操作部16からの停止要求の有無を判定する(ステップS11)。停止要求が無い場合は、ステップS3に進み、ステップS3〜ステップS10の動作を再度行う。なお、ステップS3〜ステップS10の繰り返しの周期は適宜設定され、例えば5分間隔おきにステップS3〜ステップS10の動作を繰り返す。すなわち本実施形態に係る携帯端末装置1は、操作部16からの停止要求がなければ、例えば5分周期でステップS3〜ステップS10の動作を永続的に繰り返し行う。
【0033】
なお、ステップS3におけるGPSの測定処理や、ステップS5における電波情報計算に係る処理は、基地局探知処理と比較して処理負荷が極めて小さいため、当該処理を繰り返しても携帯端末装置1のバッテリー消耗への影響はきわめて小さい。このように電波情報が所定の閾値未満の場合に基地局探知処理を停止することで、携帯端末装置1のバッテリー消耗を効果的に防止することができる。
【0034】
ステップS11において操作部16からの停止要求があった場合は、電波情報計算部15は、GPS測定部11による自局の位置情報の測定を停止させる(ステップS12)。具体的には、GPS測定部11は、電波情報計算部15からの要求に基づき、自局の位置情報の測定を停止する。
【0035】
続いて停止要求がある場合は、電波情報計算部15は、基地局探知部12に、基地局探知処理を開始させる(ステップS13)。具体的には基地局探知部12は、電波情報計算部15の要求に基づき、基地局探知処理を開始し、処理が終了する。
【0036】
このように本発明によれば、電波情報計算部15が自局の位置情報と、基地局の位置情報と、地図情報とに基づき、自局の電波情報を計算し、電波情報が所定の閾値以上の場合は基地局探知処理を行い、電波情報が所定の閾値未満の場合は基地局探知処理を行わないため、電波の届かない圏外のエリア、又は電波の微弱なエリアにおいて、基地局探知処理を停止して携帯端末装置1のバッテリーの消耗を防ぐことができる。
【0037】
また、ステップS1において操作部16が、ユーザからの入力に基づき起動要求を送信することにより携帯端末装置1の所定の動作が開始するため、例えば基地局との通信が常に良好である市街地においては、操作部16からの起動要求を送信しないことにより、当該所定の動作をしないようにでき、電波情報計算による処理負荷及びバッテリーの消耗を低減することができる。
【0038】
また、ステップS11において、操作部16がユーザからの入力に基づき停止要求を送信することによってステップS3〜ステップS10の動作をせずにステップS12に進むため、例えば、携帯端末装置1が基地局との通信が常に良好な場所に移動した場合においては、操作部16が停止要求を送信してステップS12に進み、GPSの測定及び電波情報の計算を停止するようにすることができ、GPS測定及び電波情報計算による処理負荷及びバッテリーの消耗を低減することができる。
【0039】
また、ステップS8において、電波情報が所定の閾値未満の場合は、表示部17が、基地局探知処理を行わないことを示す情報を表示するため、ユーザは基地局探知処理を行っていないことを容易に把握することができユーザの利便性を向上させることができる。
【0040】
なお、本実施形態においては、ステップS1において操作部16がユーザからの入力に基づき電波情報計算部15に起動要求を送信することにより、携帯端末装置1の動作が開始するとしたがこれに限られない。すなわち操作部16の起動要求の有無に関わらず、ステップS2〜ステップS13に係る動作をしてもよい。
【0041】
なお、ステップS4において、基地局位置情報データベース13には複数の基地局の位置情報が格納されている場合は、格納されている前記基地局の位置情報のうち、前記自局の位置に最も近い基地局の位置情報を用いるようにしたが、これに限られない。例えば、電波情報計算部15は、基地局位置情報データベース13から前記自局の位置に最も近い基地局の位置情報の他に、好ましくは2番目に近い基地局の位置情報を取得してもよい。
【0042】
この場合、ステップS5において、当該複数の基地局との電波情報を計算し、よりよい電波情報を採用してステップS6の判定を行う。このようにすることで、最も近い位置に存在する基地局との間には遮蔽物が存在し、2番目に近い基地局との間には遮蔽物が無く電波情報が所定の閾値を超えている場合に、当該電波情報に基づいてステップS9の基地局探知処理を行い、携帯端末装置1と当該基地局との通信を行うことができる。またここでは2番目に近い基地局の位置情報としたがこれに限られず、3番目以降の複数の基地局の位置情報を取得してもよい。
【0043】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【符号の説明】
【0044】
1 携帯端末装置
11 GPS測定部
12 基地局探知部
13 基地局位置情報データベース
14 地図情報データベース
15 電波情報計算部
16 操作部
17 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局の位置情報を格納する基地局位置情報データベースと、
高度情報を含む地図情報を格納する地図情報データベースと、
携帯端末装置の位置情報を測定するGPS測定部と、
前記GPS測定部により測定した前記携帯端末装置の位置情報と、前記基地局位置情報テータベースから取得した前記基地局の位置情報と、前記携帯端末装置の該位置情報と前記基地局の該位置情報との間における、前記地図情報データベースから取得した前記地図情報による前記高度情報とから、前記携帯端末装置の電波情報を計算する電波情報計算部と、
前記電波情報が所定の閾値以上の場合は基地局探知処理を行い、前記電波情報が前記所定の閾値未満の場合は前記基地局探知処理を行わない基地局探知部と、
を有する携帯端末装置。
【請求項2】
前記電波情報計算部に起動要求又は停止要求を送信する操作部と、
前記起動要求を受信した場合、前記電波情報を計算し、
前記停止要求を受信した場合、前記電波情報計算部は、前記電波情報の計算を停止し、かつ、前記基地局探知部に前記基地局探知処理を行わせることを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記停止要求を受信した場合、前記電波情報計算部は、前記GPS測定部による前記携帯端末装置の位置情報の測定を停止させることを特徴とする、請求項2に記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記携帯端末装置はさらに、
前記電波状態が所定の閾値未満の場合に前記基地局探知部が前記基地局探知処理を行わないことを示す情報を表示する表示部を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項5】
基地局の位置情報を基地局位置情報データベースに格納する基地局位置情報格納ステップと、
高度情報を含む地図情報を地図情報データベースに格納する地図情報格納ステップと、
携帯端末装置の位置情報を測定するGPS測定ステップと、
前記GPS測定ステップにより測定した前記携帯端末装置の位置情報と、前記基地局位置情報テータベースから取得した前記基地局の位置情報と、前記携帯端末装置の該位置情報と前記基地局の該位置情報との間における、前記地図情報データベースから取得した前記地図情報による前記高度情報とから、前記携帯端末装置の電波情報を計算する電波情報計算ステップと、
前記電波情報が所定の閾値以上の場合は基地局探知処理を行い、前記電波情報が前記所定の閾値未満の場合は前記基地局探知処理を行わない基地局探知ステップと、
を含む携帯端末装置の制御方法。
【請求項6】
前記携帯端末装置の制御方法はさらに
前記電波情報計算部に起動要求又は停止要求をするステップを含み、
前記起動要求がされた場合、前記電波情報を計算し、
前記停止要求がされた場合、前記電波情報の計算を停止し、かつ、前記基地局探知処理を行うことを特徴とする、請求項5に記載の携帯端末装置の制御方法。
【請求項7】
前記停止要求がされた場合、前記GPS測定ステップによる前記携帯端末装置の位置情報の測定を停止することを特徴とする、請求項6に記載の携帯端末装置の制御方法。
【請求項8】
前記電波状態が所定の閾値未満の場合に前記基地局探知部が前記基地局探知処理を行わないことを示す情報を表示するステップを含むことを特徴とする、請求項5から7のいずれか一項に記載の携帯端末装置の制御方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2013−106065(P2013−106065A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−246406(P2011−246406)
【出願日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】