説明

携帯端末装置用プログラム、携帯端末装置、及び表示方法

【課題】ユーザが楽曲の歌詞テロップを見ながら歌唱したい場合と、歌唱を採点させたい場合とで使い分けることができ、ユーザの歌唱を正確に採点することが可能な携帯端末装置用プログラム、携帯端末装置、及び表示方法を提供する。
【解決手段】テロップ表示モードと採点モードとを切替可能とし、テロップ表示モードの場合、楽曲の歌詞テロップを表示画面に表示させ、採点モードの場合、マイクの位置を示すマイク情報を表示画面に表示させるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、楽曲を再生する再生部と、ユーザの声を集音するマイクを備える携帯端末装置の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、カラオケ機能を搭載する携帯端末装置が知られている。このような携帯端末装置を用いてカラオケを行う場合、携帯端末装置は、携帯端末装置のディスプレイに楽曲の歌詞テロップを表示し、携帯端末装置のマイクによりユーザが歌唱する声を集音するようになっている。さらに、マイクにより集音されたユーザの声に基づいてユーザの歌唱を自動的に採点する携帯端末装置が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−162778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示されたような、ディスプレイとマイクとが一体型の携帯端末装置でカラオケを行う場合、ユーザが歌詞テロップを見ながらでは、歌唱音を発生するユーザの口元とマイクとの位置が遠く正確に集音できない場合がある。このため、携帯端末装置がユーザの歌唱を採点する場合において、ユーザの歌唱を正確に入力し、採点することができない場合があった。これは、ユーザが歌詞テロップを見るために、ユーザの口元がマイクから離れてしまうことがあるためである。
【0005】
そこで、本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、ユーザが楽曲の歌詞テロップを見ながら歌唱したい場合と、歌唱を採点させたい場合とで使い分けることができ、ユーザの歌唱を正確に採点することが可能な携帯端末装置用プログラム、携帯端末装置、及び表示方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の携帯端末装置用プログラムの発明は、楽曲を再生する再生処理部と、声を集音するマイクとが一体型である携帯端末装置に含まれるコンピュータに、前記楽曲の歌詞テロップを表示するテロップ表示モードと、前記楽曲を歌唱する前記ユーザの歌唱を採点する採点モードとの何れか一方のモードを決定する決定ステップと、前記決定ステップにより前記テロップ表示モードが決定された場合、前記楽曲の歌詞テロップを表示画面に表示させ、前記決定ステップにより前記採点モードが決定された場合、前記携帯端末装置に一体型で配置された前記マイクの位置を示すマイク情報を表示画面に表示させる表示ステップと、を実行させることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯端末装置用プログラムにおいて、前記マイクは前記表示画面に沿って、前記表示画面の一端に配置され、前記採点モードが決定された場合、前記マイク情報は、前記マイクの集音部と前記マイクの持ち手部を表すマイク画像として前記表示画面に表示され、前記表示ステップは、前記マイク画像を前記表示画面に表示させる場合に、前記表示画面の一端方向で且つ前記マイクの配置方向に前記マイクの集音部を表す画像を表示させ、前記一端方向とは反対の他端方向に前記マイクの持ち手部を表す画像を表示させることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の携帯端末装置用プログラムにおいて、前記携帯端末装置は、重力センサまたは加速度センサを備え、前記携帯端末装置は、前記重力センサまたは前記加速度センサによる検出結果に基づいて、前記携帯端末装置の表示画面に表示させる画像を回転させる回転機能を有し、前記決定ステップにより前記採点モードが決定された場合、前記回転機能をロックするステップを前記コンピュータにさらに実行させ、前記表示ステップは、前記決定ステップにより前記テロップ表示モードが決定された場合、前記回転機能により回転可能に前記歌詞テロップを表示画面に表示させ、前記決定ステップにより前記採点モードが決定された場合、前記回転機能がロックされた状態で、前記マイク画像を表示画面に表示させることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末装置用プログラムにおいて、前記採点モードが決定された場合、前記マイクにより集音された声に基づく採点状況に応じて、前記携帯端末装置に備えられる振動発生部に振動を発生させるステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末装置用プログラムにおいて、前記採点モードが決定された場合、前記マイクにより集音された声の音量が閾値より小さいか否かを判定する第2判定ステップと、前記第2判定ステップにより閾値より小さいと判定された場合に、前記マイクにユーザの口元を近づけることを促す情報を前記表示画面に表示させるステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末装置用プログラムにおいて、前記採点モードが決定された場合、前記マイクにより集音された声の大小を判定する第1判定ステップと、前記携帯端末装置とは別体であるイヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが、ケーブルまたは無線通信により前記携帯端末装置に電気的に接続されているか否かを判定する第3判定ステップと、前記第3判定ステップにより前記イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが接続されていると判定された場合に、前記第1判定ステップによる判定結果に応じて、前記ユーザに声を大きく又は小さくすることを促す情報を前記表示画面に表示させ、前記第3判定ステップにより前記イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが接続されていないと判定された場合に、前記第1判定ステップによる判定結果に応じて、前記携帯端末装置に備えられる振動発生部に振動を発生させるステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、楽曲を再生する再生処理部と、声を集音するマイクとが一体型である携帯端末装置において、前記楽曲の歌詞テロップを表示するテロップ表示モードと、前記楽曲を歌唱する前記ユーザの歌唱を採点する採点モードと、を切り替える切替制御手段と、前記テロップ表示モードと、前記採点モードとの何れかのモードを決定する決定手段と、前記決定手段により前記テロップ表示モードが決定された場合、前記楽曲の歌詞テロップを表示画面に表示させ、前記決定手段により前記採点モードが決定された場合、前記携帯端末装置に一体型で配置された前記マイクの位置を示すマイク情報を表示画面に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、楽曲を再生する再生処理部と、声を集音するマイクとが一体型である携帯端末装置により実行される表示方法であって、前記楽曲の歌詞テロップを表示するテロップ表示モードと、前記楽曲を歌唱する前記ユーザの歌唱を採点する採点モードとの何れか一方のモードを決定するステップと、前記決定ステップにより前記テロップ表示モードが決定された場合、前記楽曲の歌詞テロップを表示画面に表示させ、前記決定ステップにより前記採点モードが決定された場合、前記携帯端末装置に一体型で配置された前記マイクの位置を示すマイク情報を表示画面に表示させるステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1、6、7に記載の発明によれば、ユーザが楽曲の歌詞テロップを見ながら歌唱したい場合と、歌唱を採点させたい場合とで使い分けることできる。そのため、採点モードの場合に、ユーザによる歌唱を正確に採点することが可能となる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、採点モードの場合に、携帯端末装置がユーザに誤った向きで持たれることを防止できる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、ユーザが携帯端末装置の向きを変えても、マイクの集音部を表す画像をマイクの配置方向に固定して表示させることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、採点モードで、ユーザの声が大きい場合、或いは小さい場合に、その旨を振動でユーザに伝えることができる。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、採点モードで、ユーザの声が小さい場合に、マイクにユーザの口元を近づけることをユーザに表示で伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】(A)は、本実施形態の携帯端末装置Tの概要構成例を示すブロック図である。(B)は、携帯端末装置Tにおける表示画面Dとマイク4との位置関係を示す図である。
【図2】本実施形態の携帯端末装置Tの制御部11における処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】(A)は、図2のステップS8における採点モードに応じた処理の詳細を示すフローチャートである。(B)は、図2のステップS10におけるテロップ表示モードに応じた処理の詳細を示すフローチャートである。
【図4】携帯端末装置Tの表示画面Dにおける表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下に説明する実施形態は、楽曲を再生する再生処理部と、ユーザの声を集音するマイクとが一体型である携帯端末装置に対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0021】
[1.携帯端末装置Tの構成及び機能]
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態の携帯端末装置Tの構成について説明する。図1(A)は、本実施形態の携帯端末装置Tの概要構成例を示すブロック図である。図1(B)は、携帯端末装置Tにおける表示画面Dとマイク4との位置関係を示す図である。図1(A)に示すように、携帯端末装置Tは、記憶部1、再生処理部2、スピーカ3、マイク4、表示処理部5、表示部6、重力センサ7、振動発生部8、操作部9、携帯無線通信部10、及び制御部11等を備えて構成される。これらの各構成要素は、携帯端末装置Tの筐体に一体型で配置されている。また、図示しないが、携帯端末装置Tには、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイク用の接続端子が設けられている。携帯端末装置Tには、携帯端末装置Tとは別体であるイヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが上記接続端子及びケーブルにより電気的に接続可能になっている。なお、携帯端末装置Tに、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に準拠した通信機能が備えられる場合がある。この場合、携帯端末装置Tには、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが無線通信により電気的に接続可能になっている。なお、携帯端末装置Tの例としては、スマートフォン、携帯電話機、又はタブレット等が挙げられる。
【0022】
記憶部1は、例えば、不揮発性半導体メモリ等により構成される。記憶部1には、OS(Operating System)及びカラオケ用アプリケーションプログラム等が記憶されている。カラオケ用アプリケーションプログラムには、本発明の携帯端末装置用プログラムが含まれる。この携帯端末装置用プログラムは、コンピュータとしての制御部11に、本発明の処理を実行させる。この処理の詳細は後述する。なお、カラオケ用アプリケーションプログラムは、例えば、所定のサーバからネットワークNWを介してダウンロードされる。或いは、カラオケ用アプリケーションプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録されてドライブを介して読み込まれるようにしてもよい。
【0023】
また、記憶部1には、カラオケ用の楽曲の音声データ、背景画像データ、及び歌詞データが対応付けられて記憶される。音声データは、例えば、楽曲の伴奏音のデータである。音声データは、例えばMP3(MPEG Audio Layer-3)データ、またはMIDI(Musical Instrument Digital Interface)により構成される。また、楽曲の音声データは、楽曲配信サーバSによりストリーミング配信されても良い。また、歌詞データも、楽曲配信サーバSによりストリーミング配信されても良い。この音声データに基づいて楽曲の再生が行われる。背景画像データは、楽曲の再生中に表示される背景静止画像又は背景動画像のデータである。また、歌詞データは、楽曲の再生中に表示される歌詞テロップのデータである。なお、背景画像データは楽曲によっては記憶されない場合もある。
【0024】
更に、記憶部1には、マイク画像データが記憶される。マイク画像データは、マイクの集音部とマイクの持ち手部を表すマイク画像のデータである。マイクの集音部を表す画像と、マイクの持ち手部を表す画像とは一つの画像データとして構成される。或いは、マイクの集音部を表す画像のデータと、マイクの持ち手部を表す画像のデータとが分かれていてもよい。
【0025】
再生処理部2は、制御部11からの制御指令に応じて、例えば、記憶部1に記憶された楽曲の音声データを読み出しデコードする。そして、再生処理部2は、デコードされた音声データをアナログ音声信号に変換した後、スピーカ3に出力して楽曲を再生する。なお、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが、ケーブルまたは無線通信により携帯端末装置Tに電気的に接続されている場合がある。この場合、再生処理部2は、アナログ音声信号をスピーカ3に代えて、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクに備えられるスピーカに出力して楽曲を再生する。
【0026】
マイク4は、携帯端末装置Tのユーザの声を集音する。マイク4により集音された声は音声信号として制御部11に入力される。また、図1(B)に示すように、マイク4は、表示部6における表示画面Dに沿って、表示画面Dの一端に、携帯端末装置Tに一体型で配置されている。なお、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが、ケーブルまたは無線通信により携帯端末装置Tに電気的に接続されている場合がある。この場合、マイク4に代えて、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクにより集音された声が音声信号として制御部11に入力される。
【0027】
表示処理部5は、制御部11からの制御指令に応じて、例えば、記憶部1に記憶された歌詞データに基づいて楽曲の歌詞テロップを表示部6における表示画面Dに表示させる。なお、背景画像データが記憶部1に記憶されている場合がある。この場合、表示処理部5は、背景画像データ及び歌詞データを読み出して背景画像上に歌詞テロップを重畳して表示画面Dに表示させる。なお、楽曲の再生と歌詞テロップの描画は制御部11により同期するように制御される。
【0028】
重力センサ7は、重力の作用する方向への加速度を検出し、その加速度に応じた傾き信号を制御部11へ出力する。この傾き信号は、携帯端末装置Tの傾き状態に応じて電圧が変化する電気信号である。重力センサ7は、例えば3軸加速度センサにより構成される。
【0029】
振動発生部8は、制御部11からの制御指令に応じて、モータにより振動を発生させる。発生した振動は携帯端末装置Tを携帯するユーザへ伝えられる。振動発生部8は、例えば、携帯端末装置Tのバイブレーション機能である。
【0030】
操作部9は、携帯端末装置Tのユーザからの指示を受け付け、この指示に応じた信号を制御部11へ出力する。なお、操作部9は、表示部6における表示画面D上に形成されたタッチパネル方式の操作部であってもよい。
【0031】
携帯無線通信部10は、携帯基地局Bを介してネットワークNWに接続可能になっている。ネットワークNWは、例えば、インターネット、携帯通信網、及びゲートウェイ等により構成される。ネットワークNWには、楽曲配信サーバSが接続されている。そして、携帯端末装置Tは、携帯無線通信部10により、携帯基地局B及びネットワークNWを介して楽曲配信サーバSへ接続することができる。楽曲配信サーバSには、カラオケ用の楽曲の音声データ、背景画像データ、及び歌詞データが蓄積されている。楽曲配信サーバSは、携帯端末装置Tからの要求に応じて、楽曲の音声データ、背景画像データ、及び歌詞データを配信する。
【0032】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等により構成され、携帯端末装置Tの構成要素を制御する。制御部11は、本発明における切替制御手段、決定手段、及び表示制御手段等の一例である。また、制御部11は、重力センサ7による検出結果に基づいて表示画面Dの表示内容を回転させる回転機能を有する。具体的には、制御部11は、重力センサ7からの傾き信号に基づき携帯端末装置Tの傾きを検出する。携帯端末装置Tの傾きの検出は、画面の縦横検出ともいう。そして、制御部11は、携帯端末装置Tの傾きに応じて表示画面Dの表示内容を少なくとも90度回転させる。なお、この回転機能は、例えばユーザによる操作部9からの指示に応じて“使用”または“ロック”に設定可能になっている。
【0033】
更に、制御部11は、カラオケ用アプリケーションプログラムにしたがって、モード切替制御、楽曲の再生制御、歌詞テロップ等の表示制御、及びユーザの歌唱の採点計算等を行う。ここで、モード切替制御とは、楽曲の歌詞テロップを表示するテロップ表示モードと、楽曲を歌唱するユーザの歌唱を採点する採点モードと、を切り替える制御である。このモード切替制御は、例えばユーザによる操作部9からの指示に応じて行われる。また、ユーザの歌唱の採点計算では、マイク4、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクからの音声信号から、例えば、音程、声量、テンポ等の歌唱データが抽出される。そして、抽出された歌唱データと、楽曲の旋律等の基準データとが比較されることにより採点が行われる。また、このような採点は、例えば予め設定された複数の採点区間毎に行われる。そして、採点区間毎の採点結果の平均が総合採点結果として算出される。なお、歌唱の採点計算については、公知の様々の技術を適用可能であるので、これ以上の詳しい説明は省略する。
【0034】
[2.携帯端末装置Tにおける動作]
次に、図2乃至図4を参照して、本実施形態の携帯端末装置Tの動作について説明する。図2は、本実施形態の携帯端末装置Tの制御部11における処理の一例を示すフローチャートである。図3(A)は、図2のステップS8における採点モードに応じた処理の詳細を示すフローチャートである。図3(B)は、図2のステップS10におけるテロップ表示モードに応じた処理の詳細を示すフローチャートである。図4は、携帯端末装置Tの表示画面Dにおける表示例を示す図である。
【0035】
図2に示す処理は、例えば、携帯端末装置Tのカラオケ用アプリケーションプログラムが起動することにより開始される。なお、カラオケ用アプリケーションプログラムの起動時には、上記回転機能が“使用”に設定されているものとする。また、この時、カラオケ用アプリケーションプログラムにより、例えば、テロップ表示モードが初期設定される。
【0036】
このテロップ表示モードの設定は、例えば記憶部1に設けられたモード設定領域に、テロップ表示モードを示す情報が記憶されることで行われる。
【0037】
図2に示す処理が開始されると、制御部11は、モード切替指示があったか否かを判定する(ステップS1)。例えば、ユーザが歌唱の採点機能を望む場合、操作部9からモード切替が指示される。そして、制御部11は、モード切替指示があったと判定した場合には(ステップS1:YES)、モード切替制御処理を実行する(ステップS2)。
【0038】
ステップS2のモード切替制御処理では、モード設定領域に記憶されているテロップ表示モードを示す情報に代えて、採点モードを示す情報が記憶される。これにより、テロップ表示モードの設定から採点モードの設定に変更される。一方、採点モードが設定されている場合において、モード切替指示があると、採点モードの設定からテロップ表示モードの設定に変更される。
【0039】
一方、制御部11は、モード切替指示がないと判定した場合には(ステップS1:NO)、楽曲の再生指示があったか否かを判定する(ステップS3)。例えば、ステップS3では、ユーザにより操作部9から所望の楽曲が選曲され、再生指示が行われる。そして、制御部11は、再生指示があったと判定した場合には(ステップS3:YES)、ステップS5へ進む。一方、制御部11は、再生指示がないと判定した場合には(ステップS3:NO)、プログラムの終了指示があったか否かを判定する(ステップS4)。例えば、ステップS4では、ユーザが操作部9からカラオケ用アプリケーションプログラムの終了指示を行う。そして、制御部11は、プログラムの終了指示があったと判定した場合には(ステップS4:YES)、図2に示す処理を終了する。一方、制御部11は、プログラムの終了指示がないと判定した場合には(ステップS4:NO)、ステップS1に戻る。
【0040】
ステップS5では、制御部11は、ユーザにより選曲された楽曲の再生制御処理を開始する。再生制御処理では、制御部11から再生処理部2へ制御指令が出力され、楽曲が再生される。なお、再生制御処理は、ステップS7の後とステップS9の後に開始されるように構成してもよい。例えば、再生制御処理は、ステップS82とS83の間で開始されてもよい。また、再生制御処理は、ステップS101の直前に開始されてもよい。
【0041】
次いで、制御部11は、例えばモード設定領域を参照して、採点モードが設定されているか否かを判定する(ステップS6)。そして、制御部11は、採点モードが設定されていると判定した場合には(ステップS6:YES)、採点モードを決定し(ステップS7)、ステップS8へ進む。一方、制御部11は、採点モードが設定されていないと判定した場合には(ステップS6:NO)、テロップ表示モードを決定し(ステップS9)、ステップS10へ進む。
【0042】
ステップS8に示す採点モードに応じた処理では、図3(A)に示すように、制御部11は、上記回転機能をロックに設定する(ステップS81)。次いで、制御部11は、携帯端末装置Tに一体型で配置されたマイク4の位置を示すマイク情報を表示部6における表示画面Dに表示させる(ステップS82)。このマイク情報は、例えばマイク4が配置された位置を指し示す画像や文字で表される。図4(A)には、マイク情報としてマイク画像Mを表示する例を示している。このようなマイク画像Mは、記憶部1に記憶されているマイク画像データに基づき、回転機能がロックされた状態で表示される。この場合、制御部11は、表示画面Dの一端方向で且つマイク4の配置方向にマイクの集音部を表す画像M1を表示させ、一端方向とは反対の他端方向にマイクの持ち手部を表す画像M2を表示させる。これは、例えばマイク4の配置方向にマイクの集音部を表す画像M1が表示されるようにマイク画像Mの向きを設定しておけばよい。或いは、マイク画像Mにおける画像M1の位置座標をマイク画像データに予め付加しておいてもよい。この場合、制御部11は、マイク画像データに付加された位置座標がマイク4の配置方向に位置するようにマイク画像Mの向きを調整することになる。このようにマイク画像Mを表示することで、ユーザは、携帯端末装置Tを、例えばカラオケルームに置かれているような通常のマイクと同じように握って歌唱することができる。また、ユーザは、携帯端末装置Tに一体型で配置されたマイク4の位置を一目で把握することができる。また、携帯端末装置Tがユーザに誤った向きで持たれることを防止できる。そのため、ユーザの口元がマイク4から離れることを低減することができる。その結果、ユーザの歌唱の採点計算を精度良く実行させることが可能となる。また、上記ステップS81の処理により回転機能がロックされた状態で、マイク画像Mが表示画面Dに表示される。そのため、図4(A)に示すように、携帯端末装置Tの向きを変えても、マイクの集音部を表す画像M1をマイク4の配置方向に固定して表示させることができる。
【0043】
次いで、制御部11は、マイク4からの音声信号に基づいてユーザの歌唱の採点計算を開始する(ステップS83)。次いで、制御部11は、採点ができているか否かを判定する(ステップS84)。例えば、採点計算により算出された点数が所定の点数範囲内に入らない場合に採点ができていないと判定される。そして、制御部11は、採点ができていないと判定した場合には(ステップS84:NO)、ステップS85に進む。一方、制御部11は、採点ができていると判定した場合には(ステップS84:YES)、ステップS89に進む。
【0044】
ステップS85では、制御部11は、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクがケーブルまたは無線通信により携帯端末装置Tに電気的に接続されているか否かを判定する。そして、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが携帯端末装置Tに電気的に接続されていないと判定された場合には(ステップS85:NO)、ステップS86へ進む。一方、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが携帯端末装置Tに電気的に接続されていると判定された場合には(ステップS85:YES)、ステップS90へ進む。なお、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが携帯端末装置Tに電気的に接続されている場合、ユーザはマイク4を使用しない。そのため、制御部11は、上記回転機能を使用に設定し、歌詞テロップの表示制御処理を行うように構成してもよい。
【0045】
ステップS86では、制御部11は、マイク4からの音声信号に基づいて、マイク4により集音されたユーザの声の大小を判定する。例えば、制御部11は、集音されたユーザの声の音量が予め定められた上限閾値より大きいか否かを判定する。そして、制御部11は、集音されたユーザの声の音量が上限閾値より大きいと判定した場合には(ステップS86:YES)、振動発生部8へ振動を発生させる制御指令を出力する(ステップS87)。つまり、制御部11は、ステップS86の判定結果に応じて振動発生部8に振動を発生させる。これにより、例えばユーザの声が大きすぎるような場合、その旨を、携帯端末装置Tからユーザへ振動で伝えることができる。そのため、ユーザは、ただちに声の大きさや、口元とマイク4の距離を調整することができる。なお、上記ステップS86において、制御部11は、集音されたユーザの声の音量が予め定められた下限閾値より小さいか否か判定するように構成してもよい。この場合、制御部11は、集音されたユーザの声の音量が下限閾値より小さいと判定すると、振動発生部8へ振動を発生させる制御指令を出力することになる。これにより、例えばユーザの声が小さすぎるような場合、その旨を、携帯端末装置Tからユーザへ振動で伝えることができる。その結果、ユーザの歌唱を正確に採点することができる。なお、上記ステップS86で、ユーザの声の音量が上限閾値より大きいと判定された場合に、ユーザに声を小さくすることを促す情報が表示画面Dに表示されるように構成してもよい。或いは、この場合、マイク4にユーザの口元を遠ざけることを促す情報が表示画面Dに表示されるように構成してもよい。また、上記ステップS86で、ユーザの声の音量が下限閾値より小さいと判定された場合に、ユーザに声を大きくすることを促す情報が表示画面Dに表示されるように構成してもよい。或いは、この場合、マイク4にユーザの口元を近づけることを促す情報が表示画面Dに表示されるように構成してもよい。
【0046】
次いで、制御部11は、楽曲の再生を終了するか否かを判定する(ステップS88)。例えば、楽曲が最後まで再生された場合、楽曲の再生を終了すると判定される。或いは、例えば、ユーザが操作部9から再生停止指示を行った場合、楽曲の再生を終了すると判定される。そして、制御部11は、楽曲の再生を終了すると判定した場合には(ステップS88:YES)、歌唱の採点計算を終了し、ステップS1に戻る。一方、制御部11は、楽曲の再生を終了しないと判定した場合には(ステップS88:NO)、ステップS86に戻る。
【0047】
一方、上記ステップS86において、制御部11は、集音されたユーザの声の音量が予め定められた上限閾値より大きくないと判定した場合または上限閾値より小さくないと判定した場合には(ステップS86:NO)、ステップS89へ進む。ステップS89では、制御部11は、楽曲の再生を終了するか否かを判定する。そして、制御部11は、楽曲の再生を終了すると判定した場合には(ステップS89:YES)、歌唱の採点計算を終了し、ステップS1に戻る。一方、制御部11は、楽曲の再生を終了しないと判定した場合には(ステップS89:NO)、ステップS84に戻る。
【0048】
なお、上記ステップS83の採点計算の開始後、制御部11は、声に基づく採点状況に応じて、振動発生部8に振動を発生させるように構成してもよい。例えば、制御部11は、採点計算の開始から途中までの採点結果が、所定の点数以上または以下である場合に、振動発生部8へ振動を発生させるように構成してもよい。これにより、ユーザは、歌唱途中における採点結果が高いのかまたは低いのかを振動で把握することができる。
【0049】
ステップS90では、制御部11は、イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクからの音声信号に基づいて、集音されたユーザの声の大小を判定する。そして、制御部11は、集音されたユーザの声の音量が予め定められた下限閾値より小さいと判定した場合には(ステップS90:小さい)、ステップS91へ進む。ステップS91では、制御部11は、ユーザに声を大きくすることを促す情報を表示部6における表示画面Dに表示させ、ステップS94へ進む。つまり、制御部11は、上記ステップS90の判定結果に応じて、ユーザに声を大きくすることを促す情報を表示画面Dに表示させる。ここで、ユーザに声を大きくすることを促す情報として、例えば図4(B)に示すように、ユーザが声を大きくする必要があると一目で把握できる画像I1を表示するように構成してもよい。なお、上記ステップS90で、ユーザの声の音量が下限閾値より小さいと判定された場合に、例えばイヤホン付マイクにユーザの口元を近づけることを促す情報が表示画面Dに表示されるように構成してもよい。
【0050】
一方、制御部11は、集音されたユーザの声の音量が予め定められた上限閾値より大きいと判定した場合には(ステップS90:大きい)、ステップS92へ進む。ステップS92では、制御部11は、ユーザに声を小さくすることを促す情報を表示部6における表示画面Dに表示させ、ステップS93へ進む。つまり、制御部11は、上記ステップS90の判定結果に応じて、ユーザに声を小さくすることを促す情報を表示画面Dに表示させる。ここで、ユーザに声を小さくすることを促す情報として、例えば図4(B)に示すように、ユーザが声を小さくする必要があると一目で把握できる画像I2を表示するように構成してもよい。なお、上記ステップS90で、ユーザの声の音量が上限閾値より大きいと判定された場合に、例えばイヤホン付マイクにユーザの口元を遠ざけることを促す情報が表示画面Dに表示されるように構成してもよい。
【0051】
ステップS93では、制御部11は、上記ステップS87と同様、振動発生部8へ振動を発生させる制御指令を出力する。つまり、制御部11は、上記マイクにより集音された声の状況に応じて、振動発生部に振動を発生させる。この状況には、声の大小の状況と、声に基づく採点状況が含まれる。次いで、ステップS94では、制御部11は、楽曲の再生を終了するか否かを判定する。そして、制御部11は、楽曲の再生を終了すると判定した場合には(ステップS94:YES)、歌唱の採点計算を終了し、ステップS1に戻る。一方、制御部11は、楽曲の再生を終了しないと判定した場合には(ステップS94:NO)、ステップS90に戻る。
【0052】
一方、制御部11は、集音されたユーザの声の音量が下限閾値以上且つ上限閾値以下であると判定した場合には(ステップS90:丁度)、ステップS95へ進む。ステップS95では、制御部11は、声の大きさが丁度良いことを示す情報を表示部6における表示画面Dに表示させ、ステップS89へ移行する。ここで、声の大きさが丁度良いことを示す情報として、例えば図4(B)に示すように、声の大きさが丁度良いことを示す画像I3を表示するように構成してもよい。
【0053】
一方、ステップS10に示すテロップ表示モードに応じた処理では、図3(B)に示すように、制御部11は、歌詞テロップの表示制御処理を開始する(ステップS101)。表示制御処理では、制御部11から表示処理部5へ制御指令が出力され、楽曲の再生と同期がとられながら歌詞テロップが表示画面Dに表示される。また、上記回転機能により回転可能に歌詞テロップが表示画面Dに表示される。
【0054】
次いで、制御部11は、重力センサ7からの傾き信号に基づき携帯端末装置Tの傾きを検出し、例えば垂直軸を基準とする携帯端末装置Tの傾斜角が所定角度になったか否かを判定する(ステップS102)。そして、制御部11は、携帯端末装置Tの傾斜角が所定角度になったと判定した場合には(ステップS102:YES)、表示画面Dに表示された歌詞テロップを含む表示内容を少なくとも90度回転させる(ステップS103)。これにより、ユーザが携帯端末装置Tを回転させた、または携帯端末装置Tの向きを変えたとしても、例えば図4(C)に示すように、表示画面Dに表示された歌詞テロップ中に含まれる文字は、常に垂直方向における上下が変わることなく表示されることになる。一方、制御部11は、携帯端末装置Tの傾斜角が所定角度になっていないと判定した場合には(ステップS102:NO)、ステップS104へ進む。
【0055】
次いで、制御部11は、楽曲の再生を終了するか否かを判定する(ステップS104)。そして、制御部11は、楽曲の再生を終了すると判定した場合には(ステップS104:YES)、歌詞テロップの表示制御処理を終了し、ステップS1に戻る。一方、制御部11は、楽曲の再生を終了しないと判定した場合には(ステップS104:NO)、ステップS102に戻る。
【0056】
以上説明したように、上記実施形態によれば、テロップ表示モードと採点モードとを切替可能とし、テロップ表示モードの場合、楽曲の歌詞テロップを表示画面に表示させ、採点モードの場合、マイクの位置を示すマイク情報を表示画面に表示させるように構成した。そのため、ユーザが楽曲の歌詞テロップを見ながら歌唱したい場合と、歌唱を採点させたい場合とで使い分けることができ、ユーザの歌唱を正確に採点することができる。
【符号の説明】
【0057】
1 記憶部
2 再生処理部
3 スピーカ
4 マイク
5 表示処理部
6 表示部
7 重力センサ
8 振動発生部
9 操作部
10 携帯無線通信部
11 制御部
T 携帯端末装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
楽曲を再生する再生処理部と、声を集音するマイクとが一体型である携帯端末装置に含まれるコンピュータに、
前記楽曲の歌詞テロップを表示するテロップ表示モードと、前記楽曲を歌唱する前記ユーザの歌唱を採点する採点モードとの何れか一方のモードを決定する決定ステップと、
前記決定ステップにより前記テロップ表示モードが決定された場合、前記楽曲の歌詞テロップを表示画面に表示させ、前記決定ステップにより前記採点モードが決定された場合、前記携帯端末装置に一体型で配置された前記マイクの位置を示すマイク情報を表示画面に表示させる表示ステップと、
を実行させることを特徴とする携帯端末装置用プログラム。
【請求項2】
前記マイクは前記表示画面に沿って、前記表示画面の一端に配置され、
前記採点モードが決定された場合、前記マイク情報は、前記マイクの集音部と前記マイクの持ち手部を表すマイク画像として前記表示画面に表示され、
前記表示ステップは、前記マイク画像を前記表示画面に表示させる場合に、前記表示画面の一端方向で且つ前記マイクの配置方向に前記マイクの集音部を表す画像を表示させ、前記一端方向とは反対の他端方向に前記マイクの持ち手部を表す画像を表示させることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置用プログラム。
【請求項3】
前記携帯端末装置は、重力センサまたは加速度センサを備え、
前記携帯端末装置は、前記重力センサまたは前記加速度センサによる検出結果に基づいて、前記携帯端末装置の表示画面に表示させる画像を回転させる回転機能を有し、
前記決定ステップにより前記採点モードが決定された場合、前記回転機能をロックするステップを前記コンピュータにさらに実行させ、
前記表示ステップは、前記決定ステップにより前記テロップ表示モードが決定された場合、前記回転機能により回転可能に前記歌詞テロップを表示画面に表示させ、前記決定ステップにより前記採点モードが決定された場合、前記回転機能がロックされた状態で、前記マイク画像を表示画面に表示させることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置用プログラム。
【請求項4】
前記採点モードが決定された場合、前記マイクにより集音された声に基づく採点状況に応じて、前記携帯端末装置に備えられる振動発生部に振動を発生させるステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末装置用プログラム。
【請求項5】
前記採点モードが決定された場合、前記マイクにより集音された声の音量が閾値より小さいか否かを判定する第2判定ステップと、
前記第2判定ステップにより閾値より小さいと判定された場合に、前記マイクにユーザの口元を近づけることを促す情報を前記表示画面に表示させるステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末装置用プログラム。
【請求項6】
前記採点モードが決定された場合、前記マイクにより集音された声の大小を判定する第1判定ステップと、
前記携帯端末装置とは別体であるイヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが、ケーブルまたは無線通信により前記携帯端末装置に電気的に接続されているか否かを判定する第3判定ステップと、
前記第3判定ステップにより前記イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが接続されていると判定された場合に、前記第1判定ステップによる判定結果に応じて、前記ユーザに声を大きく又は小さくすることを促す情報を前記表示画面に表示させ、前記第3判定ステップにより前記イヤホン付マイクまたはヘッドホン付マイクが接続されていないと判定された場合に、前記第1判定ステップによる判定結果に応じて、前記携帯端末装置に備えられる振動発生部に振動を発生させるステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末装置用プログラム。
【請求項7】
楽曲を再生する再生処理部と、声を集音するマイクとが一体型である携帯端末装置において、
前記楽曲の歌詞テロップを表示するテロップ表示モードと、前記楽曲を歌唱する前記ユーザの歌唱を採点する採点モードと、を切り替える切替制御手段と、
前記テロップ表示モードと、前記採点モードとの何れかのモードを決定する決定手段と、
前記決定手段により前記テロップ表示モードが決定された場合、前記楽曲の歌詞テロップを表示画面に表示させ、前記決定手段により前記採点モードが決定された場合、前記携帯端末装置に一体型で配置された前記マイクの位置を示すマイク情報を表示画面に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項8】
楽曲を再生する再生処理部と、声を集音するマイクとが一体型である携帯端末装置により実行される表示方法であって、
前記楽曲の歌詞テロップを表示するテロップ表示モードと、前記楽曲を歌唱する前記ユーザの歌唱を採点する採点モードとの何れか一方のモードを決定するステップと、
前記決定ステップにより前記テロップ表示モードが決定された場合、前記楽曲の歌詞テロップを表示画面に表示させ、前記決定ステップにより前記採点モードが決定された場合、前記携帯端末装置に一体型で配置された前記マイクの位置を示すマイク情報を表示画面に表示させるステップと、
を含むことを特徴とする表示方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2013−114039(P2013−114039A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260263(P2011−260263)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】