説明

携帯端末装置

【課題】小型化や薄型化を進めた携帯端末装置において、内部の発熱部品からの熱を有利に放散する構造について提案する。
【解決手段】筐体1と、前記筐体1の内部に収納されて、一方側の表面に電子部品が実装される回路基板7と、前記回路基板7の前記一方側の表面に対向して配置される吸熱部材6と、前記筐体1内に形成されるバッテリー収納室8に収納されるバッテリー12と、を備える形態端末装置において、前記吸熱部材6が、前記バッテリー収納室8の少なくとも一部を形成する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末装置、特に発熱部品を内蔵する携帯端末装置における放熱構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)を典型例とする携帯端末装置は、高機能化が進められる一方で、その小型化や薄型化も希求されている。
かような背景から、高機能化に伴う部品点数の増加、中でも発熱部品が増加する傾向にあり、該発熱部品からの熱によって携帯端末装置の筐体が局部的に熱くなる場合がある。
特に、小型化や薄型化した携帯端末装置では発熱部品からの熱が内部にこもり易い。このように筐体が局部的に熱くなると、装置の使用中に発熱部分から手や顔などに熱が伝わり、装置の使用者に不快感を与えることになる。従って、携帯端末装置の高機能化を進めるに当っては、発熱部品からの熱を外部に効率良く放散することが必要になる。
【0003】
従来、装置内部の発熱部品からの熱は、例えば回路基板を支持するシールドフレームや内部空間を介して放散されていたが、上述した小型化や薄型化した携帯端末装置では従前の放熱経路を確保することが難しく、高機能化に併せて小型化や薄型化を進める場合には、放熱経路を確実に形成する必要がある。
【0004】
この点、特許文献1には、電子部品の表面に取り付けられた放熱板にピンを介して装着されたハンドストラップから、筐体外部に放熱を行うことが提案されている。しかしながら、伝熱部分が小さいため実際の放熱効果に乏しく、またハンドストラップが必須となる等、改善すべき点が多い。
【特許文献1】特開2005−244493号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、特に小型化や薄型化を進めた携帯端末装置において、内部の発熱部品からの熱を有利に放散する構造について提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、上記目的を達成するため、本発明に係る携帯通信端末装置は、
筐体と、前記筐体の内部に収納されて、いずれか一方側の表面に電子部品が実装される回路基板と、前記回路基板の前記一方側の表面に対向して配置される吸熱部材と、前記筐体内に形成されるバッテリー収納室に収納されるバッテリーと、を備え、
前記吸熱部材は、前記バッテリー収納室の少なくとも一部を形成することを特徴とするものである。
【0007】
また、前記吸熱部材は、金属材からなり、前記回路基板の前記一方側の表面に配設されている基準電位部に電気的に接続されるシールドケースにて構成されること、
前記吸熱部材は、前記回路基板の前記一方側の表面に実装される前記電子部品に当接されること、
前記回路基板は、前記一方側の表面とは反対側の他方側の表面に電子部品が実装されて構成され、前記吸熱部材は、前記回路基板の前記他方側の表面に実装される前記電子部品に対向して配置される吸熱部を有すること、
前記バッテリーは、前記筐体内で前記回路基板に隣接して配置されること、
そして、前記回路基板は、前記一方側の表面に複数の電子部品が実装されるとともに、前記複数の電子部品のうち比較的発熱性の高い電子部品が他の電子部品よりも前記バッテリー側に配置されていること
が実施に当たり有利である。
【0008】
さらに、前記の携帯端末装置において、前記バッテリーの充電を制御する充電制御部と、前記バッテリー又は前記バッテリー近傍の温度を検出する温度検出部とをさらに備え、前記充電制御部は、前記温度制御部により検出される温度が所定温度以上となると前記バッテリーの充電を抑制する制御を行うことが、より好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電子部品を搭載した回路基板に対向して吸熱部材を配置し、該吸熱部材はバッテリー収納室の少なくとも一部を形成することにより、回路基板上の発熱部品からの熱を、吸熱部材を介してバッテリーに効率良く伝達してバッテリーに吸収させることができる。従って、発熱部品からの放熱を、確実に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る携帯端末装置の一例である携帯電話機におけるキー側筐体の斜視図である。
図1に示すように、携帯電話機のキー側筐体1は、キー側筐体1の一端部に設けられたヒンジ部2を介して取り付けられた、表示器側筐体(図示しない)と共に、折り畳み構造の携帯電話機を形成している。このキー側筐体1は、キーフロントケース3とキーリアケース4を重ね合わせて構成され、キーフロントケース3には、各種操作キーの操作状態を検出する、例えば、メタルドームシートと該メタルドームを押圧するボタンキーとを有して構成されるキー検出装置(図示しない)が装着されている。
【0011】
図2は、図1のキー側筐体1の内部構造を示す斜視図である。
この図2では、キーリアケース4を外して、キーフロントケース3の内面側を露出させた状態を示している。
図2に示すように、キー側筐体1の内部、即ち、キー側筐体1を構成するキーフロントケース3の内面側には、キーフロントケース3に重ね合わされるキーリアケース4側に向かって、即ち、図中、下側から順番に、キー検出装置(図示しない)、フレキシブル基板5、吸熱部材として機能するシールドケース6、及び回路基板7が層状に積み重ねられている。
なお、シールドケース6は、回路基板7の一方側の表面(図4に示す下面)に実装される電子部品から放射されたり外部からの電磁波を遮断するように、回路基板7の一方側の実装面をシールドして、配設されている。
【0012】
回路基板7は、キーフロントケース3のヒンジ2側略半分の領域を占めて筐体内に配設されており、キーフロントケース3の残りの領域には、バッテリー(図示しない)が収納されるバッテリー収納室8が区画されている。
さらに、このバッテリー収納室8には、バッテリーと電気的に接続するバッテリーコネクタ9を有する。さらに、回路基板7上には、種々の電子部品、例えばコンバーターやパワーアンプなどの電子部品等が実装される。これら電子部品には、発熱部品が多数含まれている。なお、図1において、符号11は、キー側筐体1内に配設されて外部メモリーカードが装着可能なカードコネクタ10のカード装着口を塞ぐ蓋体である。
【0013】
ここで、回路基板7並びにバッテリー収納室8が配置されるシールドケース6は、板金やアルミニウムなどの金属部材などの熱伝導性の高い部品から形成されており、図3にシールドケース6のみを示すように、回路基板7が装着される板体部6aと、バッテリー(図示しない)の収納室8を区画形成する枠体部6bとから成る。従って、板体部6aに対向して配置される回路基板7上に実装された発熱部品からの熱は、吸熱部材であるシールドケース6を介してバッテリー収納室8へ確実に伝達され、最終的にはバッテリー収納室8に収容されるバッテリーへと伝わり、ここで放散される。
また、シールドケース6は、金属材で構成され、板体部6aが回路基板7上に実装された電子部品(発熱部品)を被覆(シールド)するように配設されて、外部からの又は該電子部品からの電磁波を遮蔽するとともに、その少なくとも一部が回路基板7の表面に配設されているグランド(基準電位部)に当接して、該グランドに電気的に接続(導通)されており、静電対策などの効果を得ることができる構成とされている。
【0014】
ここで、シールドケース6は、放熱板としての役割および回路基板7およびフレキシブル基板5を保持する役割を兼ね備える必要があり、アルミニウム合金やマグネシウム合金などからなる軽量かつ硬質な部品を用いることが望ましいが、ステンレス鋼や普通鋼なども使用可能である。
【0015】
次に、図4に、図1ないし図3に示したキー側筐体1における回路基板7上の発熱部品12、回路基板7、シールドケース6およびバッテリー収納室8内のバッテリー13の相互配置を模式で示し、発熱部品からの熱の放散経路について詳しく説明する。
まず、図4における回路基板7上の発熱部品12からの放熱経路を拡大して、図5に示すように、発熱部品12は、回路基板7と対向して配置したシールドケース6(板体部6a)と矩形のリブ6c(図3参照)を介して接触させ、発熱部品12からの熱をシールドケース6に伝達する。次いで、シールドケース6に伝えられた熱は、バッテリー収納室8を区画形成するシールドケース6部分(枠体部6b)からバッテリー収納室8内に収容されたバッテリー13に吸収され、最終的にバッテリー13を介して放熱が行われる。
かように、バッテリー13側から放熱されるため、従前のように、発熱部品からの熱がシールドケース6に伝達されて、操作キーなどを配置する操作面からだけでなく、バッテリーが配置される筐体背面側からも筐体内部の熱を放散させることができ、放熱効果を高めることができる。
【0016】
ここで、図5に示した事例では、リブ6cを介して、発熱部品12をシールドケース6に接触させる際、発熱部品12の周囲をリブ6cで囲むことによって、発熱部品12からシールドケース6への伝熱をより効果的に行っているが、発熱部品12を単にシールドケース6に接触させても構わない。なお、シールドケース6は、発熱部品12に対向して配置されているため、発熱部品12に当接していなくとも、発熱部品12からの熱はシールドケース6に伝達される。
【0017】
さらに、発熱部品12の厚みが他の電子部品より薄い場合には、図6に示すように、発熱部品12の背面(図6に示す下面)にシールドケース6の板体部6aの内面(図6に示す上面)に形成されたリブ6dを当接させて、発熱部品12からの熱とシールドケース6に伝達するように構成してもよい。
【0018】
なお、発熱部品12の熱をバッテリー13から放散するに当っては、発熱部品12を、発熱のない又は少ない電子部品よりもバッテリー13寄りに(図4に示される右側)配置することが好ましい。その際、図4に示したように、バッテリー13のコネクター9を回路基板7の切欠き部分に設置した場合には、このコネクター9を避けてバッテリー13寄りに発熱部品12を配置すると良い。
具体的には図2に示されるように、コネクター9を回路基板7の筐体幅方向一方側に配置した場合には、比較的発熱性の高い電子部品を回路基板7の筐体幅方向他方側でバッテリー13寄りに配置することにより発熱部品12からバッテリー13までの熱の伝達経路を短くして放熱性を高めることができる。
【0019】
また、別の形態について、図7(a)に図4に示した断面と直交する向きの断面および同図(b)に各部品の配置を平面図で示すように、回路基板7のシールドケース6と対向する面とは反対側の面にも発熱部品12aが実装されるとともに、この発熱部品12aに対向してカードコネクタ10が筐体内に配置されている。このカードコネクタ10は、シールドケース6の表面(図7(a)に示される下面)に取付けられるフレキシブル基板(図示しない)と一体に形成されるフレキシブル基板14上に実装されており、この発熱部品12aとシールドケース6との間に、吸熱部としてのフレキシブル基板14を介在させて、発熱部品12aとシールドケース6との間に伝熱経路が形成されている。すなわち、フレキシブル基板14は熱伝導性が高いため本発明の吸熱部に適当であり、このフレキシブル基板14を介して、発熱部品12aの熱を吸熱部材としてのシールドケース6に効果的に伝えることができ、さらに上述と同様の伝熱経路にてシールドケース6を介したバッテリー13への放熱が可能になる。
【0020】
なお、発熱部品12aとシールドケース6との間に設ける吸熱部としては、上記したフレキシブル基板14以外にも、板金プレートや銅膜板などの伝熱部材を用いて、発熱部品12aでの発熱をシールドケース6に伝達するものであればよい。また、発熱部品12aから発せられた熱は、フレキシブル基板14とシールドケース6とを介してバッテリー13に伝達されて放熱されるとともに、フレキシブル基板14に実装されたカードコネクタ10にも吸熱されて、カードコネクタ10からも放熱されることになる。
【0021】
また、本発明では、バッテリー側に熱を放散させる為、熱によるバッテリーの劣化が懸念される。例えば、バッテリーにリチウムイオン電池を使用した場合には、充電電圧が高い状態で高温環境下に晒されると電池が劣化する場合がある。このような場合に備える意味から、携帯端末装置には、バッテリーの充電を制御する充電制御部と、バッテリー又はバッテリー近傍(バッテリー収納室)の温度を検出する温度検出部(温度センサー)とを設け、充電制御部において、温度検出部により検出される温度が所定温度以上となった際に、バッテリーの充電を抑制する制御を行うことが好ましい。なお、充電制御部は、回路基板7上に実装される電子部品などによって構成される。
【0022】
以上述べたように、本発明の携帯端末装置は、発熱部品からの熱を、バッテリー収納室の少なくとも一部を構成するシールドケースに伝え、このシールドケースを介してバッテリー側にて放熱を行うために、特に発熱部品をバッテリー収納室の少なくとも一部をも構成するシールドケースに直接または間接に接触させるところに特徴があり、この放熱構造の有効性を、図8ないし10に示す在来の放熱構造との対比によって明確にする。
【0023】
すなわち、図8に示す放熱構造は、発熱部品12とシールドケース6との間に放熱板15を設置し、発熱部品12からの熱を放熱板15を介してシールドケース6へ熱を逃がすものである。そして、シールドケース6は、軽量化および安価を目的にプラスチック製を用い、回路基板側の表面に電子波を遮蔽するための電子波遮蔽膜を塗布するのが一般的である。この構造は、上述したように、操作キーなどを配置する操作面からの放熱のみとなるため放熱効果を高めることができず、また、バッテリー側へもバッテリー収納室を形成する本体の樹脂ケースが介在しているため、熱伝導性が悪く放熱しにくい。
【0024】
図9に示す放熱構造は、シールドケース6を通じて発熱部品12からの熱を放熱板15へ伝達させるため、操作キー側から放熱させることができるが、バッテリー側には、バッテリー収納部を形成する本体の樹脂ケースが介在しているため、熱伝導性が悪く放熱しにくい。さらに、図8、図9に示す構成では、回路基板7が筐体内部全域に亘って配設されており、この回路基板7とバッテリー13とが筐体厚さ方向に重なる位置に配設されているため、全体的に装置としての構成は厚くなる。
【0025】
図10に示す放熱構造は、図8および図9の場合と同様、回路基板7上の電子部品12に対向して吸熱部材としての放熱板15が配設され、シールドケース6を通じて発熱部品12からの熱を放熱板15へ伝達されるため、伝達された熱は操作キー側から放散されるとともに、バッテリー13にも伝達され、バッテリー13側からも放散されて、筐体全体で放熱されることとなり、効果的に熱を放散させることができ、筐体が局所的に高温となることを回避することができる。
【0026】
なお、本発明は、上述した実施の形態により説明したが、この実施の形態に限定されるものではない。従って、本発明の趣旨を逸脱することなく変更態様として実施するものも含むものである。例えば、上述した実施形態では、携帯通信端末装置として、折り畳み式の携帯電話機について説明したが、それ以外の携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などの情報通信端末、更にPC(Personal Computer)などの通信機器にも適用できる。
【0027】
例えば、上述した実施形態では、回路基板7の一方側の表面に対向して配置される吸熱部材としてのシールドケース6を板金やアルミなどの金属部材にて構成したが、これに限定されること無く、回路基板7上の電子部品12から発せられる熱を吸収して、バッテリー13側に伝達する部材で構成されればよい。
【0028】
また、吸熱部材として、回路基板7上の電子部品12を被覆して配役されるシールドケース6を用いた構成としたが、シールドケース6に限定されることなく、回路基板7に対向して配置され、回路基板7上の電子部品12からの熱を吸収する部品で構成されるものであればよい。
【0029】
また、回路基板7が筐体のキー側筐体1のヒンジ2側に配置されて、バッテリー13がヒンジ2とは反対側に配置されて、両者が筐体長手方向に隣設して配置される構成としたが、これに限定されることなく、回路基板7に対向して配置される吸熱部材(シールドケース6)に伝達された回路基板7上の電子部品12からの熱が吸熱部材を介してバッテリー13に伝達されるように構成されていればよい。
【0030】
なお、上述した実施形態のように、回路基板7とバッテリー13とを筐体長手方向に隣設して配置する構成とすることにより、筐体の薄型化が図れ、筐体全体の小型化が可能となる。また、図4乃至図6に示されるように、回路基板7に配設されるコネクター9とバッテリー13とをシールドケース6の同一部材上に配置されるように構成したため、バッテリー13とコネクター9との両者間の位置関係の保持を好適に行うことができ、両者の電気的な接続を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施の形態に係る携帯端末装置の斜視図である。
【図2】図1のキー側筐体の内部構造を示す斜視図である。
【図3】シールドケースを示す斜視図である。
【図4】発熱部品、回路基板、シールドケースおよびバッテリーの相互配置を示す模式図である。
【図5】発熱部品からの放熱経路を示す図である。
【図6】発熱部品からの放熱経路を示す図である。
【図7】(a)は別の形態の断面図および(b)は各部品の配置を示す平面図である。
【図8】従来の携帯端末装置における放熱構造を示す図である。
【図9】従来の携帯端末装置における放熱構造を示す図である。
【図10】従来の携帯端末装置における放熱構造を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
1 表示器側筐体
2 ヒンジ
3 キーフロントケース
4 キーリアケース
5 フレキシブル基板
6 シールドケース
7 回路基板
8 バッテリー収納室
9 バッテリーコネクタ
10 カードコネクタ
12 発熱部品
13 バッテリー
14 フレキシブル基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部に収納されて、いずれか一方側の表面に電子部品が実装される回路基板と、
前記回路基板の前記一方側の表面に対向して配置される吸熱部材と、
前記筐体内に形成されるバッテリー収納室に収納されるバッテリーと、を備え、
前記吸熱部材は、前記バッテリー収納室の少なくとも一部を形成する
ことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記吸熱部材は、金属材からなり、前記回路基板の前記一方側の表面に配設されている基準電位部に電気的に接続されるシールドケースにて構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記吸熱部材は、前記回路基板の前記一方側の表面に実装される前記電子部品に当接されることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記回路基板は、前記一方側の表面とは反対側の他方側の表面に電子部品が実装されて構成され、
前記吸熱部材は、前記回路基板の前記他方側の表面に実装される前記電子部品に対向して配置される吸熱部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記バッテリーは、前記筐体内で前記回路基板に隣接して配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項6】
前記回路基板は、前記一方側の表面に複数の電子部品が実装されるとともに、前記複数の電子部品のうち比較的発熱性の高い電子部品が他の電子部品よりも前記バッテリー側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項7】
前記バッテリーの充電を制御する充電制御部と、前記バッテリー又は前記バッテリー近傍の温度を検出する温度検出部とをさらに備え、
前記充電制御部は、前記温度制御部により検出される温度が所定温度以上となると前記バッテリーの充電を抑制する制御を行うことを特徴とする携帯端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−131512(P2008−131512A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−316251(P2006−316251)
【出願日】平成18年11月22日(2006.11.22)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】