説明

携帯端末

【課題】良好な音響特性を維持して小型化・薄型化を図ることができる携帯端末を提供する。
【解決手段】筐体20に設けられた筐体音孔31から、音声を筐体20に外側に放音するレシーバ30は、筐体20の内側においてカバー22により筐体音孔31に対する位置に保持される。レシーバホルダ32では、筐体20の内側に設けられた段差部25に係合する第1爪部323を有する第1腕部322が、筐体20の内側に延びて設けられている。また、レシーバホルダ32における第1腕部322の長手方向に連続して、第1爪部323を射出成形する際に喰い切り孔として形成される貫通孔327が設けられている。さらに、レシーバホルダ32におけるレシーバ30とは反対側の背面において、貫通孔327に連続し、かつ、背面に沿って所定長さ連続する溝部328を設けたので、貫通孔327および溝部328を通って、レシーバ30の背面からレシーバホルダ32の背面側に音抜けできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体内にレシーバを有する携帯端末に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、筐体内にレシーバを有する携帯端末としての携帯電話が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9に示すように、特許文献1に記載の携帯電話100は、例えば、表示器側筐体とキー側筐体とが、ヒンジ部101を介して相互回動自在に連結された折り畳み式である。
ヒンジ部101のヒンジケース102は、ヒンジフロントケース103とヒンジリアケース104とが対向して構成され、ヒンジケース102の内部にはスピーカユニット105が収納されている。
【0003】
ヒンジフロントケース103の正面部には、ケース横幅方向両側において筐体厚さ方向(図9における下方向)に向けて開口する第1放音孔106が形成されている。各第1放音孔106に対向して、ヒンジケース102の内部にスピーカ107が配設されている。両スピーカ107,107は、スピーカホルダ108に保持されており、スピーカホルダ108は、ヒンジケース102の内部に支持されている。
また、ヒンジリアケース104には、各スピーカ107の側面側に対向した位置に筐体幅方向に向けて開口する第2放音孔109が形成されている。
なお、スピーカ107とスピーカホルダ108とによって、遮音シート110が挟持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−182602号公報(第6図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、良好な音響特性を得るために、音響部品(以後、「レシーバ」という。)の周辺に後気室という共鳴空間を設けることが行われる。
しかしながら、小型化・薄型化が要求される携帯端末においては、レシーバと後気室とを離して設ける場合がある。この場合には、レシーバと後気室との間に音抜け経路を設ける必要があり、別途、音抜け経路を設ける場合には、携帯端末の小型化・薄型化を妨げるという問題があった。
【0006】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、良好な音響特性を維持して小型化・薄型化を図ることができる携帯端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の携帯端末は、ケースおよびカバーを有する筐体と、前記筐体に収容されたレシーバと、前記レシーバの音声を前記筐体に外側に放音する筐体音孔と、前記筐体の内側において前記レシーバを前記筐体音孔に対する位置に保持するレシーバホルダと、前記レシーバホルダから前記筐体の内側に延びる第1腕部と、前記第1腕部に設けられ、前記筐体の内側に設けられた段差部に係合する第1爪部と、前記レシーバホルダにおける前記第1腕部の長手方向に連続して設けられ、前記レシーバホルダを貫通する貫通孔と、前記レシーバホルダにおける前記レシーバとは反対側の背面において前記貫通孔に連続し、かつ、前記背面に沿って所定長さ連続する溝部とを備えるものである。
【0008】
また、本発明の携帯端末は、前記筐体の内外を連通する開口と、前記筐体に収容された回路基板と、前記回路基板の第1実装面に実装され、前記開口を通じて前記筐体の外部から接続可能なコネクタと、を備え、前記コネクタが前記レシーバホルダおよび前記回路基板に挟持されるものである。
【0009】
また、本発明の携帯端末では、前記ケースおよび前記カバーが、前記筐体の厚み方向に沿う固定ビスにより相互固定され、前記レシーバホルダが前記ケースおよび前記カバー間に挟持されるとともに前記固定ビスに挿通される被固定部を有するものである。
【0010】
また、本発明の携帯端末では、前記レシーバホルダが、前記回路基板の厚み方向に沿って延びる第2腕部と、前記第2腕部に設けられ、前記回路基板における前記第1実装面とは反対側の第2実装面に係合する第2爪部と、を有するものである。
【0011】
また、本発明の携帯端末は、前記ケースおよび前記カバーのうちの一方から他方に向かって延びるとともに、前記ケースおよび前記カバーのうちの他方に係合する固定爪部を有し、前記第2爪部および前記固定爪部が互いに湾曲方向に沿って隣接しているとともに、前記第2爪部および前記固定爪部における係合解除方向が対向しているものである。
【0012】
さらに、本発明の携帯端末では、前記レシーバホルダおよび前記コネクタ間に両面テープが介装されているものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明では、レシーバホルダにおける第1腕部の長手方向に連続して、爪部を射出成形する際に喰い切り孔として形成される貫通孔が設けられている。また、レシーバホルダにおけるレシーバとは反対側の背面において、貫通孔に連続し、かつ、背面に沿って所定長さ連続する溝部を設けたので、貫通孔および溝部を通って、レシーバの背面からレシーバホルダの背面側に音抜けできる。これにより、レシーバホルダの背面側において後気室を設ける位置の自由度が増すとともに、レシーバホルダ等に別途音抜け経路を設ける必要がなくレシーバホルダや筐体の大型化を防止できるので、良好な音響特性を維持して小型化・薄型化を図ることができるという効果を有する携帯端末を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】(A)は本発明に係る実施形態の携帯端末を上面側から見た斜視図であり、(B)は下面側から見た斜視図
【図2】携帯端末の下面を上にして見た分解斜視図
【図3】カバー前端部を下方から見た分解斜視図
【図4】レシーバホルダを上方から見た斜視図
【図5】レシーバホルダを下方から見た斜視図
【図6】図1中VI−VI位置の断面図
【図7】レシーバホルダとカバーの取付部を示す拡大斜視図
【図8】接続部の外観を示す斜視図
【図9】従来の携帯端末におけるヒンジ部の断面図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る実施形態の携帯端末について、図面を用いて説明する。
図1(A)および(B)に示すように、本発明に係る実施形態の携帯端末10としては、例えばスマートフォンを用いることができ、矩形箱状の筐体20を有する。
なお、以下の説明において、使用者が、操作部を通常操作する状態において上方となる側を上側と云い、使用状態において下方となる側を下側と云うこととする。
【0016】
図1(A)、(B)および図2に示すように、筐体20は、上方に開口した箱状のケース21と、ケース21の開口を覆うカバー22とを有する。
カバー22は、強度確保のための板金部材(図示省略)がインサート成形されており、表面は樹脂で覆われている。カバー22は、例えば、上面222に、表示部および操作部を兼ね備えたタッチパネル221を有する。
【0017】
ケース21は樹脂により成形されている。ケース21は、矩形板状の底板23と、底板23の外周に沿って全周に設けられている縦壁24を有する。また、底板23における前部下面にはリング状のフレーム231が設けられており、フレーム231の中心にはカメラユニット40のレンズ41と対向する透光性の保護カバー232が設けられている。
ケース21前面の縦壁24である前縦壁241には、外部機器との接続部26が設けられており、側面である側縦壁242には、複数個のサイドキーを有するサイドキー部60が設けられている。
【0018】
図1および図2に示すように、ケース21は、ケース本体211と、ケース本体211に設けられた電池用開口(図示省略)を覆う電池蓋50を有する。
カバー22は、後部(図2中右側部)に、電池パック(図示省略)を収容可能な電池収容部223を有する。
従って、電池収容部223の下側(図2において上側)にはケース21の電池パック用開口(図示省略)が位置し、電池蓋50により覆われる。
【0019】
図2に示すように、カバー22には、電池収容部223の前側に隣接して、回路基板としての第1回路基板27が取り付けられる。また、カバー22には、第1回路基板27とは反対側で電池収容部223の後側(図2において右側)に隣接して、第2回路基板28が取り付けられる。第1回路基板27と第2回路基板28との間には、電線(図示省略)が配線されている。
また、カバー22の内面224前端部には、ケース21に係合する固定爪部29が設けられている。固定爪部29の先端(下端)には、前方に突出する固定爪291が設けられている(図3参照)。
【0020】
図2および図3に示すように、カバー22の前端部にはレシーバ30が設けられており、カバー22の上面222のタッチパネル221の一端には、レシーバ30の音を筐体20の外に放出する筐体音孔31(図1参照)が設けられている。
レシーバ30は、カバー22により筐体音孔31に対する位置に保持され、フレキシブル基板33を介して第1回路基板27に接続される。
【0021】
図4に示すように、レシーバホルダ32は、細幅の板状部材であるホルダ本体321を有し、ホルダ本体321の中央部には、上方に向かって第1腕部322が設けられている。第1腕部322の先端(上端)には、筐体20の中心側に向かって突出する第1爪部323が設けられており、カバー22の内面224に設けられた段差部25に係合する(図6参照)。第1腕部322は、ホルダ本体321の長手方向に沿って一対設けられており、各第1爪部323は互いに向かい合う。
従って、レシーバホルダ32は、一対の第1腕部322によりカバー22の段差部25を挟むように取り付けられる。
【0022】
図5に示すように、ホルダ本体321の長手方向中央部には、下方に向かって第2腕部324が設けられている。第2腕部324の先端(下端)には、後方に突出する第2爪部325が設けられており、第1回路基板27における第2実装面272の前端部に係合する(図6参照)。ホルダ本体321の下面321A側には、接続部26に対応する位置には、両面テープ329が貼付けられている。
また、ホルダ本体321の長手方向一端部には、被固定部である固定ビス孔326が設けられている。
【0023】
図5および図6に示すように、ホルダ本体321における各第1腕部322の長手方向(下方)に連続して、ホルダ本体321を上下方向に貫通する貫通孔327が各々設けられている。各貫通孔327は、第1腕部322および第1爪部323の成形時に形成される。
ホルダ本体321の背面である下面321Aには、各貫通孔327に連続して、筐体20の外側に向かって溝部328が各々形成されている。
これにより、レシーバ30から発せられた音声は、貫通孔327から溝部328を通って、筐体20内部に放出される(図6中矢印Aおよび矢印B参照)。
【0024】
前述したように、ケース21とカバー22は、固定爪部29により嵌め合って一体化する。同時に、図6に示すように、固定ビス11を用いて、ケース21とカバー22とを一層確実に結合する。
このとき、図6および図7に示すように、レシーバホルダ32をケース21とカバー22との間に配置して挟持する。
すなわち、ケース21、レシーバホルダ32、カバー22を積層し、固定ビス11を、ケース側取付部212,レシーバホルダ32の固定ビス孔326、カバー側取付部225に挿通して締結する。
【0025】
前述したように、固定爪291は、第2腕部324の第2爪部325と背中合わせに配置される。
すなわち、図7に示すように、第2腕部324では、第2爪部325は後方に突出しており、第2腕部324の後方で第1回路基板27を係止する。一方、固定爪部29では、固定爪291が前方に突出している。
ここで、第2爪部325の係合解除方向は前方であり、固定爪291の解除方向は後方であるので、第2爪部325と固定爪291の係合解除方向は対向している。
【0026】
図8に示すように、接続部26においては、筐体20の内外を連通する開口261が設けられており、開口261を覆う蓋262(図1参照)が、着脱可能に設けられている。図7に示すように、開口261の内側においては、第1回路基板27の第1実装面271に、外部機器を接続可能なコネクタ263が実装されている。
【0027】
前述したように、第1回路基板27とレシーバホルダ32とは、第2腕部324により結合されている。このため、第1回路基板27の第1実装面271に実装されているコネクタ263は、第1回路基板27とレシーバホルダ32との間に挟持される。
このとき、コネクタ263は、レシーバホルダ32の下面321A側に貼付けられている両面テープ329(図5参照)により、固定される。
【0028】
以上、説明した本発明に係る実施形態の携帯端末10によれば、筐体20に設けられた筐体音孔31から、音声を筐体20に外側に放音するレシーバ30は、筐体20の内側においてカバー22により筐体音孔31に対する位置に保持される。
レシーバホルダ32では、筐体20の内側に設けられた段差部25に係合する第1爪部323を有する第1腕部322が、筐体20の内側に延びて設けられている。また、レシーバホルダ32における第1腕部322の長手方向に連続して、第1爪部323を射出成形する際に喰い切り孔として形成される貫通孔327が設けられている。さらに、レシーバホルダ32におけるレシーバ30とは反対側の下面321Aにおいて、貫通孔327に連続し、かつ、下面321Aに沿って所定長さ連続する溝部328を設けた。このため、貫通孔327および溝部328を通って、レシーバ30の下面301(図4参照)からレシーバホルダ32の下面321A側に音抜けできる。
【0029】
これにより、レシーバホルダ32の下面321A側において後気室を設ける位置の自由度が増す。
また、レシーバホルダ32等に別途音抜け経路(すなわち、孔や切欠き)を設ける必要がなくレシーバホルダ32や筐体20の大型化を防止できるので、良好な音響特性を維持して小型化・薄型化を図ることができる。
【0030】
筐体20に収容された第1回路基板27の第1実装面271に実装され、筐体20の内外を連通する開口261を通じて筐体20の外部から接続可能なコネクタ263は、レシーバホルダ32および第1回路基板27に挟持される。
このため、コネクタ263は強固に取り付けられ、コネクタ263に外部コネクタ(図示省略)を頻繁に着脱しても、コネクタ263のガタツキや破損等を防止できる。
【0031】
ケース21およびカバー22は、筐体20の厚み方向に沿う固定ビス11により相互に固定されている。レシーバホルダ32は、ケース21およびカバー22間に挟持されて、固定ビス孔326が固定ビス11に挿通されて固定されるので、レシーバホルダ32は強固に固定される。
【0032】
レシーバホルダ32には、第1回路基板27の厚み方向に沿って延びる第2腕部324が設けられており、第2腕部324に設けられている第2爪部325が、第1回路基板27における第1実装面271とは反対側の第2実装面272に係合する。
このため、レシーバホルダ32は、第1腕部322により筐体20に係止されるとともに、第2腕部324により第1回路基板27に係止されるので、強固に取り付けられる。
【0033】
カバー22は、ケース21に向かって延びてケース21に係合する固定爪部29を有し、第2腕部324の第2爪部325と固定爪部29の固定爪291とが、湾曲方向に沿って隣接するとともに、係合解除方向が対向している。
このため、係合解除方向の移動を互いに規制するので、コネクタ263に外部コネクタを頻繁に着脱したり、コネクタ263に外部コネクタを挿入した状態で上下方向に外部コネクタをこじった場合にも、それぞれの係合状態を維持でき、コネクタ263のガタツキや破損等を防止できる。
【0034】
レシーバホルダ32およびコネクタ263間に両面テープ329が介装されているので、コネクタ263は、レシーバホルダ32に容易に且つ確実に取り付けられる。
このため、コネクタ263に外部コネクタを頻繁に着脱したり、コネクタ263に外部コネクタを挿入した状態で左右方向に外部コネクタをこじった場合にも、コネクタ263への負荷を軽減でき、コネクタ263のガタツキや破損等を防止できる。
【0035】
なお、本発明の携帯端末10は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0036】
以上のように、本発明にかかる携帯端末は、レシーバホルダにおける第1腕部の長手方向に連続して、爪部を射出成形する際に喰い切り孔として形成される貫通孔が設けられている。また、レシーバホルダにおけるレシーバとは反対側の背面において、貫通孔に連続し、かつ、背面に沿って所定長さ連続する溝部を設けたので、貫通孔および溝部を通って、レシーバの背面からレシーバホルダの背面側に音抜けできる。これにより、レシーバホルダの背面側において後気室を設ける位置の自由度が増すとともに、レシーバホルダ等に別途音抜け経路を設ける必要がなくレシーバホルダや筐体の大型化を防止できるので、良好な音響特性を維持して小型化・薄型化を図ることができるという効果を有し、筐体内にレシーバを有する携帯端末等として有用である。
【符号の説明】
【0037】
10 携帯端末
11 固定ビス
20 筐体
21 ケース
22 カバー
25 段差部
261 開口
263 コネクタ
27 回路基板
271 第1実装面
272 第2実装面
29 固定爪部
30 レシーバ
31 筐体音孔
32 レシーバホルダ
321A 下面(背面)
322 第1腕部
323 第1爪部
324 第2腕部
325 第2爪部
326 固定ビス孔(被固定部)
327 貫通孔
328 溝部
329 両面テープ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースおよびカバーを有する筐体と、
前記筐体に収容されたレシーバと、
前記レシーバの音声を前記筐体に外側に放音する筐体音孔と、
前記筐体の内側において前記レシーバを前記筐体音孔に対する位置に保持するレシーバホルダと、
前記レシーバホルダから前記筐体の内側に延びる第1腕部と、
前記第1腕部に設けられ、前記筐体の内側に設けられた段差部に係合する第1爪部と、
前記レシーバホルダにおける前記第1腕部の長手方向に連続して設けられ、前記レシーバホルダを貫通する貫通孔と、
前記レシーバホルダにおける前記レシーバとは反対側の背面において前記貫通孔に連続し、かつ、前記背面に沿って所定長さ連続する溝部とを備える携帯端末。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯端末において、
前記筐体の内外を連通する開口と、
前記筐体に収容された回路基板と、
前記回路基板の第1実装面に実装され、前記開口を通じて前記筐体の外部から接続可能なコネクタと、を備え、
前記コネクタが前記レシーバホルダおよび前記回路基板に挟持される携帯端末。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の携帯端末において、
前記ケースおよび前記カバーが、前記筐体の厚み方向に沿う固定ビスにより相互固定され、
前記レシーバホルダが前記ケースおよび前記カバー間に挟持されるとともに前記固定ビスに挿通される被固定部を有する携帯端末。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の携帯端末において、
前記レシーバホルダが、
前記回路基板の厚み方向に沿って延びる第2腕部と、
前記第2腕部に設けられ、前記回路基板における前記第1実装面とは反対側の第2実装面に係合する第2爪部と、を有する携帯端末。
【請求項5】
請求項4に記載の携帯端末において、
前記ケースおよび前記カバーのうちの一方から他方に向かって延びるとともに、前記ケースおよび前記カバーのうちの他方に係合する固定爪部を有し、
前記第2爪部および前記固定爪部が互いに湾曲方向に沿って隣接しているとともに、前記第2爪部および前記固定爪部における係合解除方向が対向している携帯端末。
【請求項6】
請求項2ないし請求項5のうちのいずれか1項に記載の携帯端末において、
前記レシーバホルダおよび前記コネクタ間に両面テープが介装されている携帯端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−106075(P2013−106075A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−246578(P2011−246578)
【出願日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】