説明

携帯端末

【課題】筐体を薄型化、小型化できる携帯端末を提供する。
【解決手段】携帯端末10は、回路基板16に設けられた開口部17と、開口部に収容されたカメラユニット18と、カメラユニットの底部に接続される配線部材19と、カメラユニットの底部を支持する板金部材21と、板金部材に接続された腕部と、腕部に接続されて回路基板の表面に対して略平行な表面爪部35と、開口部の第3縁部27に設けられた切欠部28とを備えている。切欠部は、開口部におけるカメラユニットの正規位置から回路基板の面方向に沿ってカメラユニットが移動した組込位置において表面爪部が回路基板の裏面側から表面側に挿通可能に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板に開口部が設けられ、開口部にカメラユニットを収容した状態でカメラユニットが開口部に保持された携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末に備えたカメラユニットを回路基板に保持する方法として、カメラユニット側に弾性変形可能な複数の係合爪を設け、複数の係合爪を弾性変形させて回路基板に係合させる方法が一般に採用されている。
複数の係合爪を回路基板に係合させることによりカメラユニットが回路基板に保持される(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007―318687号公報(段落0021、段落0022、図6)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の係合爪は回路基板に係合させるために、弾性変形可能に形成することが要求される。係合爪を弾性変形可能に形成するためには、係合爪の形状を小さく抑える必要がある。
よって、係合爪による回路基板への係合面積は比較的小さくなる。このため、カメラユニットを回路基板に安定的に保持するためには、複数個の係合爪を必要し、そのことが筐体を薄型化、小型化する妨げになっていた。
【0005】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、筐体を薄型化、小型化できる携帯端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の携帯端末は、筐体と、前記筐体に収容された回路基板と、前記回路基板に設けられた開口部と、前記開口部に収容され、前記回路基板の表面側にレンズを向けるとともに、前記回路基板の裏面側に底部が突出するカメラユニットと、前記回路基板における前記回路基板の裏面に設けられた接続部に接続されるとともに、前記カメラユニットの前記底部に接続される配線部材と、前記カメラユニットの前記底部を支持する板金部材と、前記板金部材に接続され、前記開口を通じて前記回路基板の表面側に延びる腕部と、前記腕部に接続され、前記回路基板の前記表面に対して略平行な表面爪部と、前記開口の縁部に設けられた切欠部と、を備え、前記切欠部が、前記開口における前記カメラユニットの正規位置から前記回路基板の面方向に沿って前記カメラユニットが移動した組込位置において前記表面爪部が前記回路基板の前記裏面側から前記表面側に挿通可能である。
【0007】
カメラユニットの底部を板金部材で支持し、板金部材に腕部に介して表面爪部を設けた。また、回路基板に備えた開口部の縁部に切欠部を設け、この切欠部を表面爪部が挿通可能に形成した。
よって、板金部材の表面爪部を、切欠部を通して回路基板の裏面側から表面側に挿通させた後、カメラユニットを正規位置に移動させて表面爪部を回路基板の表面に対して略平行に配置できる。
【0008】
これにより、腕部および表面爪部を弾性変形させる必要がないので、腕部および表面爪部を大きく形成することが可能になり、表面爪部を回路基板の表面に係合させる係合面積を大きく確保できる。
これにより、板金部材に一つの表面爪部を設けるだけで、表面爪部でカメラユニットを回路基板に安定的に保持できるので筐体を薄型化、小型化できる。
【0009】
さらに、カメラユニットの底部を回路基板の裏面に配線部材を介して接続させた。
これにより、カメラユニットを回路基板に一層安定的に保持できる。
【0010】
また、本発明の携帯端末は、前記開口部が、前記接続部に隣接する第1縁部と、前記第1縁部に隣り合う第2縁部と、前記第2縁部に隣り合い、かつ、前記第1縁部に対向する第3縁部とを有し、前記切欠部が前記第3縁部に設けられている。
【0011】
開口部の第1縁部を接続部に隣接させ、第1縁部に対向する第3縁部に切欠部を設けた。よって、切欠部を接続部の反対側に設けることができる。
これにより、カメラユニットの対向する両側部を接続部および表面爪部で回路基板に保持できるので、カメラユニットを回路基板に一層安定的に保持できる。
【0012】
さらに、本発明の携帯端末は、前記板金部材に接続され、前記回路基板の前記裏面に対して略平行な裏面爪部を有する。
【0013】
回路基板の裏面に裏面爪部を配置することにより、回路基板の表面および裏面にそれぞれ表面爪部および裏面爪部を配置できる。
これにより、表面爪部および裏面爪部でカメラユニットを一層安定した保持姿勢に保つことができる。
【0014】
また、本発明の携帯端末は、前記表面爪部の平面角部および前記切欠部の入口角部が円弧状である。
【0015】
表面爪部の平面角部を円弧状に形成し、かつ、切欠部の入口角部を円弧状に形成した。
これにより、表面爪部が切欠部を通過する際に、切欠部に表面爪部が引っかかることを防いで、表面爪部が切欠部を円滑に通過できるのでカメラユニットの組付作業を手間をかけないでおこなうことができる。
【0016】
さらに、本発明の携帯端末は、前記カメラユニットが正規位置にあるときに、前記腕部が接触しない凹部が前記開口部の内端面に設けられている。
【0017】
これにより、カメラユニットが正規位置にあるときに、腕部が開口部の内端面に接触しない。
【発明の効果】
【0018】
本発明の携帯端末によれば、切欠部を通して回路基板の裏面側から表面側に表面爪部を挿通させた後、カメラユニットを正規位置に移動させて表面爪部を回路基板の表面に対して略平行に配置可能とすることにより筐体を薄型化、小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る実施形態の携帯端末を示す分解斜視図
【図2】図1のI部拡大図
【図3】図2のII部拡大図
【図4】図1のカメラユニットを組込位置に配置した状態を示す斜視図
【図5】図1のカメラユニットを正規位置に配置した状態を示す斜視図
【図6】図5のIII矢視図
【図7】図5のIV矢視図
【図8】図1のカメラユニットを正規位置に配置した姿勢を下方から見た状態を示す斜視図
【図9】図8のV矢視図
【図10】図8のVI矢視図
【図11】変形例1の開口部を示す斜視図
【図12】変形例2の開口部を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態に係る携帯端末について図面を参照して説明する。
【0021】
図1に示すように、携帯端末10は、裏面11A側に開口12を有する筐体11と、開口12を覆うカバー14と、筐体11の内部15に収容された回路基板16と、回路基板16の開口部17に設けられたカメラユニット18とを備えている。
【0022】
また、携帯端末10は、カメラユニット18の底部18Aに接続される配線部材19と、カメラユニット18の底部18Aを支持する板金部材21とを備えている。
【0023】
筐体11は、平面視略矩形状に形成され、表面11B側に画像等を表示する表示部(図示せず)が設けられている。
図2に示すように、回路基板16は、平面視略矩形状に形成され、裏面16B(図8も参照)に接続部23が設けられ、接続部23に隣接する部位で、かつ、筐体11の上辺11Cに臨む上辺16Cに開口部17が設けられている。
接続部23の一辺23Aに配線部材19の一端部19Aが接続されている。
【0024】
開口部17は、接続部23の他辺23Bに隣接する第1縁部25と、第1縁部25に隣り合う第2縁部26と、第2縁部26に隣り合い、かつ、第1縁部25に対向する第3縁部(縁部、内端面)27とを有する。
第1縁部25、第2縁部26および第3縁部27で開口部17が平面視略コ字状に形成されている。
【0025】
第1縁部25は、回路基板16の上辺16Cに対して直交するように形成されることにより、接続部23の他辺23Bに対して平行に形成されている。
第2縁部26は、第1縁部25に直交するように形成されることにより、回路基板16の上辺16Cに対して平行に形成されている。
【0026】
第3縁部27は、回路基板16の上辺16Cに対して直交するように形成され、切欠部28および凹部29が設けられている。
図3に示すように、切欠部28は、平面視略コ字状に形成された凹みであり、入口角部28Aが円弧状に形成されている。
【0027】
この切欠部28は、図4に示すように、カメラユニット18が組込位置P2に配置された状態において、表面爪部35(後述する)が回路基板16の裏面16B側から表面16A側に挿通可能に形成されている。表面爪部35が回路基板16の表面16Aに係合されることにより、カメラユニット18が開口部17に保持される。
組込位置P2は、カメラユニット18が開口部17に配置された正規位置P1(図5参照)から回路基板16の面方向(矢印A)に沿ってカメラユニット18が移動された位置である。
【0028】
図5、図6に示すように、開口部17の第1縁部25を接続部23に隣接させ、第1縁部25に対向する第3縁部27に切欠部28を設けた。よって、切欠部28を接続部23の反対側に設けることができる。
これにより、カメラユニット18の対向する両側部18Bを接続部23および表面爪部35で回路基板16に保持できるので、カメラユニット18を回路基板16に安定的に保持できる。
【0029】
図3、図7に示すように、切欠部28に隣接して凹部29が設けられている。
凹部29は、カメラユニット18が正規位置P1にあるときに、第1腕部34(後述する)が第3縁部27に接触しないように設けられた凹みである。
すなわち、凹部29は、第3縁部27に対して段差寸法L1だけ凹まされている。
段差寸法L1は第1腕部34の肉厚寸法を超える寸法である。
【0030】
これにより、カメラユニット18が正規位置P1にあるときに、第1腕部34が第3縁部27に接触しない。
【0031】
カメラユニット18は、略矩形体状に形成され、回路基板16の開口部17に収容されている。
図5、図8に示すように、回路基板16の開口部17にカメラユニット18が収容された状態で、回路基板16の表面16A側にレンズ18Cが向けられ、かつ、回路基板16の裏面16B側に底部18Aが突出されている。
【0032】
図9に示すように、配線部材19は、帯状のFPC(フレキシブルプリント基板)であり、接続部23の一辺23Aに配線部材19の一端部19Aが接続され、カメラユニット18の底部18Aに他端部19Bが接続されている。
この配線部材19は、一端部19A寄りの部位19Cが略U字状に折り返されることにより矢印方向に向けて復元力が発生されている。
【0033】
図8に示すように、カメラユニット18の底部18Aが板金部材21で支持されている。
板金部材21は、カメラユニット18の底部18Aに沿って略矩形状に形成された底板32と、底板32の第1辺32Aおよび第2辺32B(すなわち、対向する二辺32A,第2辺32B)に接続された一対のフック33(図2も参照)とを有する。
一対のフック33でカメラユニット18の両側部18D(図6、図10参照)を挟持することによりカメラユニット18が板金部材21に支持されている。
【0034】
さらに、板金部材21は、第1辺32Aおよび第2辺32Bに隣接する第3辺32Cに接続された第1腕部(腕部)34および第2腕部36と、第1腕部34に接続された表面爪部35と、第2腕部36に設けられた裏面爪部37とを有する。
【0035】
図9、図10に示すように、第1腕部34は、開口部17を通じて回路基板16の裏面16B側から表面16A側まで延出されている。
図6、図7に示すように、第1腕部34は、端面34Aが第2縁部26に当接することにより、カメラユニット18を正規位置P1に保持できる。
図9に示すように、表面爪部35は、第1腕部34に接続されて、回路基板16の表面16Aに対して略平行に配置されている。
【0036】
ここで、前述したように、表面爪部35は切欠部28(図5参照)を通して回路基板16の裏面16B側から表面16A側に挿通可能に形成されている。
よって、第1腕部34および表面爪部35を弾性変形させることなく回路基板16の表面16Aに表面爪部35を係合できる。
【0037】
このように、第1腕部34および表面爪部35を弾性変形させる必要がないので、表面爪部35を大きく形成して、表面爪部35を回路基板16の表面16Aに係合させる係合面積を大きく確保できる。
これにより、板金部材21に一つの表面爪部35を設けるだけで、表面爪部35でカメラユニット18を回路基板16に安定的に保持できる。
【0038】
図6に示すように、表面爪部35は、略矩形状の折曲辺であり、平面角部35Aが円弧状に形成されている。
よって、表面爪部35の平面角部35Aが円弧状に形成され、かつ、切欠部28の入口角部28Aが円弧状に形成されている。
【0039】
これにより、表面爪部35が切欠部28を通過する際に、切欠部28に表面爪部35が引っかかることを防ぐことができる。
従って、表面爪部35が切欠部28を円滑に通過できるのでカメラユニット18の組付作業を手間をかけないでおこなうことができる。
【0040】
図8、図9に示すように、第2腕部36は、板金部材21の底板32から回路基板16の裏面16B側まで延出されている。
裏面爪部37は、第2腕部36に接続され、回路基板16の裏面16Bに対して略平行に配置されている。
この裏面爪部37は、略矩形状の折曲辺であり、平面角部37Aが円弧状に形成されている。
【0041】
回路基板16の裏面16Bに裏面爪部37を配置することにより、回路基板16の表面16Aおよび裏面16Bにそれぞれ表面爪部35および裏面爪部37を配置できる。
これにより、表面爪部35および裏面爪部37でカメラユニット18を一層安定した保持姿勢に保つことができる。
【0042】
次に、回路基板16の開口部17にカメラユニット18を収容する例を図4、図5、図8 に基づいて説明する。
図4に示すように、開口部17の切欠部28に表面爪部35を合わせた状態で、回路基板16の裏面16B側から開口部17にカメラユニット18を矢印A方向に差し込む。
よって、表面爪部35が切欠部28を通して回路基板16の裏面16B側から表面16A側に挿通され、カメラユニット18が組込位置P2に配置される。
【0043】
カメラユニット18を組込位置P2に配置した後、カメラユニット18を正規位置P1に向けて回路基板16の面方向に沿って正規位置P1(図5参照)に向けて矢印B方向に移動する。
図5に示すように、カメラユニット18を正規位置P1まで移動することにより、表面爪部35が回路基板16の表面16A側に配置される。
【0044】
この状態において、図8に示すように、裏面爪部37が回路基板16の裏面16B側に配置されている。
よって、カメラユニット18は表面爪部35および裏面爪部37で回路基板16の開口部17に収容された状態に保持される。
【0045】
また、カメラユニット18の底部18Aに配線部材19の他端部19Bが接続されている。
配線部材19の一端部19A寄りの部位19Cが略U字状に折り返されているので配線部材19に矢印C方向に向けて復元力が発生されている。
よって、回路基板16の表面16Aに表面爪部35を好適に係合させることができる。
【0046】
これにより、第1腕部34および表面爪部35を弾性変形させることなく回路基板16の表面16Aに表面爪部35を係合できる。
このように、第1腕部34および表面爪部35を弾性変形させる必要がないので、表面爪部35を大きく形成して、表面爪部35を回路基板16の表面16Aに係合させる係合面積を大きく確保できる。
これにより、板金部材21に一つの表面爪部35を設けるだけで、表面爪部35でカメラユニット18を回路基板16に安定的に保持できるので筐体11を薄型化、小型化できる。
【0047】
さらに、第2腕部36および裏面爪部37を弾性変形させることなく回路基板16の裏面16Bに裏面爪部37を係合できる。
これにより、カメラユニット18を回路基板16に一層安定的に保持できる。
【0048】
次に、実施形態の変形例1の開口部50および変形例2の開口部60を図11、図12に基づいて説明する。
なお、変形例1の開口部50および変形例2の開口部60において、実施形態と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
【0049】
(変形例1)
変形例1の開口部50は、第2縁部26に切欠部28を設けたもので、その他の構成は実施形態の開口部17と同じである。
【0050】
変形例1の開口部50によれば、カメラユニット18を回路基板16の裏面16B側から開口部50にカメラユニット18を矢印A方向に差し込んだ後、回路基板16の面方向に沿って正規位置P1に向けて矢印D方向に移動する。
これにより、カメラユニット18を正規位置P1に保持できる。
【0051】
(変形例2)
変形例2の開口部60は、略矩形状の開口に形成したもので、その他の構成は実施形態の開口部17と同じである。
【0052】
変形例2の開口部60によれば、カメラユニット18を回路基板16の裏面16B側から開口部60にカメラユニット18を矢印A方向に差し込んだ後、回路基板16の面方向に沿って正規位置P1に向けて矢印E方向に移動する。
これにより、カメラユニット18を正規位置P1に保持できる。
【0053】
なお、本発明に係る携帯端末は、前述した実施形態に限定されるものではなく適宜変更、改良等が可能である。
例えば、前記実施形態で使用した携帯端末、筐体、回路基板、開口部、カメラユニット、板金部材、切欠部、入口角部、凹部、第1腕部、表面爪部、平面角部および裏面爪部等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、回路基板に開口部が設けられ、開口部にカメラユニットに保持された携帯端末への適用に好適である。
【符号の説明】
【0055】
10 携帯端末
11 筐体
16 回路基板
16A 回路基板の表面
16B 回路基板の裏面
17 開口部
18 カメラユニット
18A カメラユニットの底部
18C レンズ
21 板金部材
25 第1縁部
26 第2縁部
27 第3縁部(縁部、内端面)
28 切欠部
28A 入口角部
29 凹部
34 第1腕部(腕部)
35 表面爪部
35A 平面角部
37 裏面爪部
P1 正規位置
P2 組込位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体に収容された回路基板と、
前記回路基板に設けられた開口部と、
前記開口部に収容され、前記回路基板の表面側にレンズを向けるとともに、前記回路基板の裏面側に底部が突出するカメラユニットと、
前記回路基板における前記回路基板の裏面に設けられた接続部に接続されるとともに、前記カメラユニットの前記底部に接続される配線部材と、
前記カメラユニットの前記底部を支持する板金部材と、
前記板金部材に接続され、前記開口部を通じて前記回路基板の表面側に延びる腕部と、
前記腕部に接続され、前記回路基板の前記表面に対して略平行な表面爪部と、
前記開口部の縁部に設けられた切欠部と、を備え、
前記切欠部が、前記開口部における前記カメラユニットの正規位置から前記回路基板の面方向に沿って前記カメラユニットが移動した組込位置において前記表面爪部が前記回路基板の前記裏面側から前記表面側に挿通可能である携帯端末。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯端末において、
前記開口部が、前記接続部に隣接する第1縁部と、前記第1縁部に隣り合う第2縁部と、前記第2縁部に隣り合い、かつ、前記第1縁部に対向する第3縁部とを有し、
前記切欠部が前記第3縁部に設けられている携帯端末。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の携帯端末において、
前記板金部材に接続され、前記回路基板の前記裏面に対して略平行な裏面爪部を有する携帯端末。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載の携帯端末において、
前記表面爪部の平面角部および前記切欠部の入口角部が円弧状である携帯端末。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の携帯端末において、
前記カメラユニットが正規位置にあるときに、前記腕部が接触しない凹部が前記開口部の内端面に設けられている携帯端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−106259(P2013−106259A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−249840(P2011−249840)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】