説明

携帯装置および車両用キーレスエントリー携帯送信機

【課題】下ケースを上ケースから取り外した場合でも、回路モジュールを上ケースに保持することができる携帯装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、操作釦4と、操作釦4を配置する透孔を有し下端部が開口している上ケース2と、上端部が開口し上ケース2と一体化して筐体をなす下ケース3と、操作釦4に対応するプッシュスイッチ56を備えた回路モジュール5と、複数の端部を有しこの複数の端部間を上ケース2に固定した保持ラバー6とを備え、保持ラバー6は操作釦4を上ケース2の側から下ケース3の側へ投影した空間を通過し、回路モジュール5を上ケース2との間に保持する携帯装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体内部に回路モジュールを保持する車両用キーレスエントリー携帯送信機などの携帯装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯装置としては、プリント基板をシーリングラバーで覆った回路モジュールを備え、この回路モジュールのシーリングラバーを上ケースおよび下ケースで挟持、圧接することにより回路モジュールを保持するものがある。
【0003】
なお、この出願の発明に関する先行技術文献としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−8474号公報
【特許文献2】特開2001−339177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の携帯装置は、電池交換などの際に下ケースを上ケースから取り外した場合、シーリングラバーの上ケースおよび下ケースによる挟持が開放されてしまう。従来の携帯装置は、上ケースが単独でラバーシートを係止しているわけではないので、下ケースを上ケースから取り外した際に、操作釦に触れてしまった場合、回路モジュールおよび操作釦が上ケースから落下してしまうという問題があった。
【0006】
回路モジュールはプリント基板を備えており落下すると衝撃により実装されている電子部品等が破損する可能性があり好ましくない。
【0007】
一方、携帯装置の下ケースに蓋体を設け、この蓋体を開閉して電池を装着する構成も知られているが、かかる携帯装置は蓋体の周囲に隙間を生じて防水性が損なわれる恐れがあるので好ましくない。従って、蓋体等の開閉部位を設けず、下ケースを上ケースから取り外して電池交換を行うものが一般的である。
【0008】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、下ケースを上ケースから取り外した場合でも、回路モジュールを上ケースに保持することができる携帯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、操作釦と、前記操作釦を配置する透孔を有し下端部が開口している上ケースと、上端部が開口し前記上ケースと一体化して筐体をなす下ケースと、前記操作釦に対応するプッシュスイッチを備えた回路モジュールと、複数の端部を有しこの複数の端部間を前記上ケースに固定した保持ラバーとを備え、前記保持ラバーは前記操作釦を前記上ケース側から前記下ケース側へ投影した空間を通過し、前記回路モジュールを前記上ケースとの間に保持する携帯装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、両端部を上ケースに固定した保持ラバーが回路モジュールを上ケースとの間
に保持するので、下ケースを上ケースから取り外した場合でも、回路モジュールを上ケースに保持することができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施の形態における携帯装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態における携帯装置の分解斜視図
【図3】本発明の一実施の形態における携帯装置の分解斜視図
【図4】本発明の一実施の形態における上ケースの斜視図
【図5】本発明の一実施の形態における下ケースを取り外した際の携帯装置の斜視図
【図6】本発明の一実施の形態における回路モジュールの分解斜視図
【図7】本発明の一実施の形態における携帯装置を操作釦の押圧面側からみた透視図
【図8】本発明の一実施の形態における携帯装置を操作釦の押圧面側からみた透視図
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態における携帯装置について図1〜図8を参照しながら説明する。
【0013】
最初に、図1〜図3を用いて本発明の実施の形態1における携帯装置1の概略構造を説明する。図1は本発明の実施の形態1における携帯装置の斜視図であり、図2および図3は分解斜視図である。
【0014】
携帯装置1は、例えば、操作釦を押下することで、車両の施錠または開錠が可能な車両用キーレスエントリー携帯送信機である。
【0015】
図1に示すように携帯装置1は、下端部が開口している上ケース2と、上端部が開口している下ケース3とが一体化して筐体をなし、この内部空間に後述する回路モジュール5を備えるものである。また、上ケース2は透孔21を有し、この透孔21に操作釦4を配置する。
【0016】
次に、本発明の実施の形態1における携帯装置について説明する際に用いる位置関係を説明する。図1のX軸およびY軸は、互いに直交する軸であり、X軸およびY軸を含む平面は操作釦4の押圧面と略平行な面である。また、図1のZ軸は、X軸およびY軸と垂直な軸であって、操作釦4を使用する際に、操作釦4の押圧面を押圧される方向を負方向とする軸である。
【0017】
図2および図3に示すように、上ケース2、操作釦4、回路モジュール5、保持ラバー6、下ケース3の順番で組み立てられる。
【0018】
操作釦4(操作釦4a、4b)は上ケース2が有する透孔21(透孔21a、21b)に配置され、その押圧面を上ケース2の外部(Z軸の正方向)に露出する。操作釦4は例えば、円形形状であり、この場合、透孔21も円形となる。
【0019】
回路モジュール5は、後述するように、上ケース2を向く面に操作釦4(操作釦4a、4b)に対応するプッシュスイッチ56を備える。さらに、回路モジュール5は下ケース3を向く面に電池ソケット51を備える。電池ソケット51には電池7が挿入される。
【0020】
保持ラバー6は、複数の端部を有しこの複数の端部が上ケース2のフック22に固定され、回路モジュール5を上ケース2との間に保持する。
【0021】
保持ラバー6は、操作釦4を上ケース2側から下ケース3側へ投影した空間、すなわち、操作釦4をZ軸の負方向に投影した空間を通過するように構成される。
【0022】
図4および図5を用いて上ケース2の構造について詳細に説明する。図4は上ケース2の斜視図であり、図5は下ケース3を取り外した際の携帯装置1の斜視図である。
【0023】
上ケース2は、図4に示すように、保持ラバー6の端部を固定するためのフック22(フック22a、22b、22c、22d)を有する。保持ラバー6はクロス形状をしており、その端部はリング状に形成されている。保持ラバー6のリング部がフック22に掛かることにより、保持ラバー6が上ケース2に固定される。
【0024】
図5は、図1の携帯装置1から、下ケース3のみ取り外した際の斜視図である。保持ラバー6の端部はフック22により上ケース2に固定され、回路モジュール5は、上ケース2と保持ラバー6とにより保持されている。より具体的には、保持ラバー6は回路モジュール5の下ケース3を向く面に密着することで回路モジュール5を上ケース2との間に保持する。
【0025】
保持ラバー6は、回路モジュール5の下ケース3を向く面上で電池ソケット51が搭載されていない部分に接する。保持ラバー6が電池ソケット51に接すると、電池交換の際に保持ラバー6を取り外す必要がある。
【0026】
このようにすることにより、電池交換時に下ケース3を外した際、保持ラバー6が電池交換の妨げにならないという効果を奏する。
【0027】
保持ラバー6は弾性を有するものである。保持ラバー6は、例えば、シリコンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、エラストマなどで構成することができる。
【0028】
保持ラバー6が弾性を有することにより、上ケース2に取り付けられた回路モジュール5を保持が確実にできるとともに、携帯装置1が振動を受けた場合でもこの振動の回路モジュール5への伝達を軽減できる。保持ラバー6が弾性を有することにより、各部品の寸法のばらつきを吸収することもできる。
【0029】
次に、図6を用いて回路モジュール5の構造について詳細に説明する。図6は回路モジュール5の分解斜視図である。
【0030】
回路モジュール5は、ラバーシート54、インナーケースカバー55、プリント基板57、インナーケース58をこの順に組み立てることで構成される。
【0031】
より詳細には、インナーケース58とインナーケースカバー55がプリント基板57を挟み、ラバーシート54がこれらを覆うように配置される。ラバーシート54の開口端の周縁部には上ケース2と下ケース3とに挟持されるフランジ部が設けられている。このフランジ部により雨滴や埃がプリント基板57へ入るのを防止している。
【0032】
ラバーシート54は緩衝部材としても機能し、外部からの振動や落下時の衝撃等でプリント基板57が損傷するのを防止する役割も果たす。
【0033】
ラバーシート54は、外縁部に圧縮部53を有する。上ケース2と下ケース3とでこの圧縮部53を潰し込むことで外部からの水などの浸入を防止する。
【0034】
プリント基板57には各種電子部品が搭載される。例えば、携帯装置1が車両用キーレスエントリー携帯送信機に用いられる場合は、マイコン、メモリなどの電子部品が搭載される。
【0035】
また、プリント基板57は、上ケース2を向く面にプッシュスイッチ56(56a、56b)をさらに備える。
【0036】
プッシュスイッチ56は操作釦4に対応するものである。プッシュスイッチ56の搭載位置は、回路モジュール5を上ケース2に組みつけた際に、Z軸の正方向に操作釦4が来る位置に配置する。
【0037】
さらに、回路モジュール5は、下ケース3を向く面に電池ソケット51を備える。電池ソケット51には電池7が挿入される。電池7は例えばボタン電池である。電池7が蓄積している電気エネルギは、プリント基板57に搭載されている各種電子部品に供給される。
【0038】
下ケース3を上ケース2から取り外すと、電池ソケット51および電池7が露出するので電池7の交換を行うことが可能である。
【0039】
このように、回路モジュール5のプッシュスイッチ56を搭載した面と反対の面に電池ソケット51を備えることで、電池交換時に下ケース3を外した際に容易に電池の交換をすることが可能となる。
【0040】
また、回路モジュール5を構成するインナーケース58には、保持ラバー6と密着する面に溝52が形成されている。この溝52を有することにより、保持ラバー6を確実に位置決めすることが可能となる。また、組立て後に保持ラバー6の位置がずれるのを防止することも可能となる。
【0041】
図7を用いて、操作釦4と保持ラバー6との位置関係を詳細に説明する。図7は携帯装置1を操作釦4の押圧面側からみた透視図である。
【0042】
図7(a)に示すように、保持ラバー6は、上ケース2に固定した保持ラバー6の端部間を結ぶ直線(直線Aおよび直線B)上に位置し、回路モジュール5を保持している。
【0043】
上ケース2に固定した保持ラバー6の複数の端部間を結ぶ直線(直線Aおよび直線B)は、操作釦4aの押圧面側から見た重心G1を上ケース2の側から下ケース3の側(Z軸の負方向)へ投影した線上を通過する位置にある。直線Aおよび直線Bは、重心G1を上ケース2の側から下ケース3の側へ投影した線上でクロスしている。
【0044】
回路モジュール5の下ケース3を向く面をすべて保持ラバー6で保持することも考えられるが、保持ラバー6を多く用いることになる。電池交換時に下ケース3を外した際に操作釦4aに触れた場合、重心G1が最も操作釦4aから回路モジュール5へ力が伝達される点である。この点を保持ラバー6で保持することで、保持ラバー6の体積、即ち材料使用量を減らしつつ、回路モジュール5の保持は維持できるという効果を奏する。
【0045】
保持ラバー6を、図7(b)に示すように構成することもできる。図7(b)においては、操作釦4aの重心G1に1本の幅広い保持ラバー6が直線Cの方向に位置し、回路モジュール5を保持している。
【0046】
図7(b)では、上ケース2に固定した保持ラバー6の複数の端部間を結ぶ直線は、複数
の操作釦(操作釦4a、操作釦4b)のうち少なくとも押圧面の面積が最大である操作釦4aの押圧面側から見た重心G1を上ケース2の側から下ケース3の側(Z軸の負方向)へ投影した線上を通過するように構成している。
【0047】
押圧面の面積が最大である操作釦が、下ケース3を上ケース2から取り外した際に最も人が触れてしまう操作釦である。少なくとも、押圧面の面積が最大である操作釦4aの押圧面側から見た重心G1の投影線上を保持ラバー6が通過するようにしておくことが、回路モジュール5の保持に効果的である。
【0048】
また、保持ラバー6を1本にすることで保持ラバー6を用いる量を減らしつつ回路モジュール5の保持を維持できるという効果を奏する。この時、保持ラバー6を2本から1本にすることで保持力が減少するので、保持ラバーの幅を広げることで保持力を上げるようにすることも可能である。
【0049】
さらに、直線Cは、操作釦4aの重心G1の投影線上だけでなく、操作釦4bの重心G2の投影線上をも通過している。
【0050】
すなわち、上ケース2に固定した保持ラバー6の複数の端部間を結ぶ直線Cは、複数の操作釦(操作釦4a、操作釦4b)の押圧面側から見た重心(G1およびG2)を上ケース2の側から下ケース3の側(Z軸の負方向)へ投影した線上を通過するように構成している。
【0051】
このようにすることにより、下ケース3を上ケース2から取り外した際に人が触れてしまい得る複数の操作釦に対して、保持ラバー6を用いる量を減らしつつ回路モジュール5の保持を維持できるという効果を奏する。
【0052】
以上により本発明は、複数の端部を上ケースに固定した保持ラバーが回路モジュールを上ケースとの間に保持するので、下ケースを上ケースから取り外した場合でも、回路モジュールを上ケースに保持することができるという効果を奏するものである。この結果、電池交換作業等を効率よく安全に行うことができる。
(変形例1)
次に図8を用いて、本実施の形態の携帯装置1の変形例について説明する。図8は携帯装置1を操作釦4の押圧面側からみた透視図である。
【0053】
図8(a)は、H型の保持ラバー6で回路モジュール5を保持している。保持ラバー6は、上ケース2に固定した保持ラバー6の端部間を結ぶ直線(直線Dおよび直線E)上に位置し、回路モジュール5を保持している。
(変形例2)
図8(b)に示すように、保持ラバー6を、方形部分と、この方形部分の一辺から保持ラバー6を延長して端部にいたる部分とで構成することも可能である。保持ラバー6の方形部分の一部を構成する直線部分FおよびL字部分Gの部分にて、回路モジュール5が保持される。
(変形例3)
また、図8(c)に示すように、保持ラバー6を、円形部分と、この円形部分の一部分から保持ラバー6を延長して端部にいたる部分とで構成することも可能である。保持ラバー6の曲線Hおよび曲線Iの部分にて、回路モジュール5が保持される。
【0054】
変形例1から変形例3に示すように保持ラバー6の形状は様々考えられるが、いずれも保持ラバー6が複数の端部を有し、この複数の端部間を上ケース2に固定し、かつ、保持ラバー6は操作釦4を上ケース2の側から下ケース3の側へ投影した空間を通過している
点は共通している。この条件を満たしていれば、保持ラバー6の形状は操作釦4のレイアウト等にあわせて自由に行うことができる。
【0055】
また、変形例1から変形例3はいずれも、保持ラバー6が、操作釦4aの重心G1の投影線上、および、操作釦4bの重心G2の投影線上を通過している。このようにすることで、保持ラバー6を用いる量を減らしつつ回路モジュール5の保持を維持できるという効果を奏する。
【0056】
なお、本実施の形態では、操作釦4の押圧面の形状は円形であると記載したが、これに限定されない。本発明は、押圧面の形状が四角形などのその他多角形、直線部分と曲線部分とを有する形状など、様々な形状の操作釦を備える携帯装置に適用することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明は、車両用キーレスエントリー携帯送信機などに用いる携帯装置等として有用である。
【符号の説明】
【0058】
1 携帯装置
2 上ケース
21 透孔
22 フック
3 下ケース
4 操作釦
5 回路モジュール
51 電池ソケット
52 溝
53 圧縮部
54 ラバーシート
55 インナーケースカバー
56 プッシュスイッチ
57 プリント基板
58 インナーケース
6 保持ラバー
7 電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作釦と、
前記操作釦を配置する透孔を有し下端部が開口している上ケースと、
上端部が開口し前記上ケースと一体化して筐体をなす下ケースと、
前記操作釦に対応するプッシュスイッチを備えた回路モジュールと、
複数の端部を有しこの複数の端部間を前記上ケースに固定した保持ラバーとを備え、
前記保持ラバーは前記操作釦を前記上ケース側から前記下ケース側へ投影した空間を通過し、前記回路モジュールを前記上ケースとの間に保持する携帯装置。
【請求項2】
前記保持ラバーは、前記上ケースに固定した前記保持ラバーの端部間を結ぶ直線上に位置する請求項1に記載の携帯装置。
【請求項3】
前記回路モジュールは前記下ケースを向く面に電池ソケットをさらに備える請求項1に記載の携帯装置。
【請求項4】
前記保持ラバーは、前記回路モジュールの前記下ケースを向く面上で前記電池ソケットが搭載されていない部分に接する請求項1に記載の携帯装置。
【請求項5】
前記上ケースに固定した前記保持ラバーの複数の端部間を結ぶ直線は、前記操作釦の押圧面側から見た重心を前記上ケース側から前記下ケース側へ投影した線上を通過する請求項2に記載の携帯装置。
【請求項6】
前記携帯装置は複数の操作釦を備えるものであり、
前記上ケースに固定した前記保持ラバーの複数の端部間を結ぶ直線は、前記複数の操作釦のうち押圧面の面積が最大である操作釦の押圧面側から見た重心を前記上ケース側から前記下ケース側へ投影した線上を通過する請求項5に記載の携帯装置。
【請求項7】
前記携帯装置は複数の操作釦を備えるものであり、
前記上ケースに固定した前記保持ラバーの複数の端部間を結ぶ直線は、前記複数の操作釦の押圧面側から見た重心を前記上ケース側から前記下ケース側へ投影した線上を通過する請求項5に記載の携帯装置。
【請求項8】
前記保持ラバーは前記回路モジュールの前記下ケースを向く面に密着することで前記回路モジュールを前記上ケースとの間に保持する請求項1に記載の携帯装置。
【請求項9】
前記回路モジュールの前記保持ラバーと密着する面に溝を形成した請求項8に記載の携帯装置。
【請求項10】
操作釦と、
前記操作釦を配置する透孔を有し下端部が開口している上ケースと、
上端部が開口し前記上ケースと一体化して筐体をなす下ケースと、
前記操作釦に対応するプッシュスイッチを備えた回路モジュールと、
複数の端部を有しこの複数の端部間を前記上ケースに固定した保持ラバーとを備え、
前記保持ラバーは前記操作釦を前記上ケース側から前記下ケース側へ投影した空間を通過し、前記回路モジュールを前記上ケースとの間に保持する車両用キーレスエントリー携帯送信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−199183(P2012−199183A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−63836(P2011−63836)
【出願日】平成23年3月23日(2011.3.23)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】