説明

携帯通信端末、ダウンロード補助プログラムおよびダウンロード補助方法

【構成】携帯電話機10は、ネットワーク100とのデータ通信によってコンテンツをダウンロードすることができ、RAM34などを備える。また、RAM34には、パケット通信料が記録された通信料金条件テーブルデータ(340)が記憶されている。コンテンツをダウンロード可能な状態で通信料金キー(RK)が操作されると、画像コンテンツのファイルサイズを入力できるようになる。そして、ファイルサイズが入力されると、コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金と、ダウンロードを行うかを確認する文字列とが書かれた確認画面がディスプレイ30に表示される。
【効果】コンテンツのダウンロードに必要な通信料金を通知することでダウンロード行うかを使用者に判断させることができる。そのため、コンテンツのダウンロードを行う際の利便性が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、携帯通信端末、ダウンロード補助プログラムおよびダウンロード補助方法に関し、特にコンテンツをダウンロードできる、携帯通信端末、ダウンロード補助プログラムおよびダウンロード補助方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンテンツをダウンロードできる、携帯通信端末の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の通信ナビゲーション装置は、情報サーバから目的地までの地図等の情報をダウンロードすることができる。また、ダウンロードが行われる場合、ダウンロードされるデータに基づいてパケット数が計算され、そのパケット数に基づいて通信料が課金される。また、特許文献2には、料金試算機能を有する携帯電話端末が開示されている。
【特許文献1】特開2003−141419号公報[G06F 17/60, H04L 12/56]
【特許文献2】特開2005−341002号公報[H04M 11/00, H04M 1/725, H04Q 7/38]
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、特許文献1の通信ナビゲーション装置では、目的地までの地図などをダウンロードする際にかかる通信料を、使用者に対して事前に知らせることはない。そのため、使用者は、目的地にたどり着くまでに必要な通信料を把握することができない。また、特許文献2に記載の携帯電話端末では、通話処理後でしか料金を計算することができない。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯通信端末、ダウンロード補助プログラムおよびダウンロード補助方法を提供することである。
【0005】
この発明の他の目的は、コンテンツをダウンロードする際の利便性を向上させることができる、携帯通信端末、ダウンロード補助プログラムおよびダウンロード補助方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
【0007】
第1の発明は、ネットワークとのデータ通信によってコンテンツをダウンロードできる、携帯通信端末であって、データ通信のデータ量に対する通信料金の単価を記憶する記憶部、ダウンロードするコンテンツのデータサイズを取得する取得部、取得部によって取得されたデータサイズおよび単価に基づいて、コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金を計算する計算部、計算部によって計算された通信料金を通知する通知部、通知部によって通信料金が通知された後に、コンテンツのダウンロード処理を行うか否かを確認する確認部、および確認部によってコンテンツのダウンロード処理を行うと確認されたとき、コンテンツのダウンロード処理を実行する実行部を備える、携帯通信端末である。
【0008】
第1の発明では、携帯通信端末(10:実施例において対応する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)は、ネットワーク(100)とのデータ通信によって、画像、音楽およびアプリなどのコンテンツをダウンロードできる。記憶部(34)は、たとえば1パケットのデータ量に対する通信料金の単価、つまりパケット通信料を記憶する。取得部(24,S9)は、たとえば使用者によって入力されたコンテンツのデータサイズを取得する。計算部(24,S11,S37)は、たとえば入力されたデータサイズおよび単価に基づいて、画像コンテンツなどをダウンロードするために必要な通信料金を計算する。通知部(24,S13)は、計算された通信料金を、ディスプレイ(30)に表示することで、使用者に通知する。確認部(24,S15)は、通信料金が通知された後に、ダウンロード処理を実行するためのキーが操作されたか否かを判断する。実行部(24,S17)は、ダウンロード処理を実行するキーに対する操作が確認部によって確認されると、コンテンツのダウンロード処理を実行する。
【0009】
第1の発明によれば、コンテンツのダウンロードに必要な通信料金を通知することでダウンロード行うかを使用者に判断させることができる。そのため、コンテンツのダウンロードを行う際の利便性が向上する。
【0010】
第2の発明は、第1の発明に従属し、記憶部は、料金計算期間においてダウンロードされた累積データ量をさらに記憶し、計算部は、取得部によって取得されたデータサイズおよび累積データ量に基づいて通信料金を計算する。
【0011】
第2の発明では、たとえば、料金計算期間は、たとえば1か月であり、累積データ量はその期間において送受信されたデータの総和である。そして、記憶部は累積データ量をさらに記憶する。そして、計算部は、累積データ量と、取得されたデータサイズとに基づいて、通信料金を計算する。
【0012】
第2の発明によれば、累積データ量、たとえば累積使用パケット数によって通信料金が変化する料金プランであっても、正確な通信料金を使用者に通知することができる。
【0013】
第3の発明は、第2の発明に従属し、計算部は、累積データ量が第1閾値以下のとき、通信料金を所定金額として設定する。
【0014】
第3の発明では、累積データ量が第1閾値(第1上限値:12500パケット)以下のとき、たとえば「0円(所定金額)」が通信料金として設定される。
【0015】
第3の発明によれば、通信料金をデータ通信料金が第1閾値以下であれば、ダウンロードによる通信料金が発生しないことを通知できる。
【0016】
第4の発明は、第2の発明または第3の発明に従属し、計算部は、記憶部に記憶される累積データ量が第2閾値を超えているとき、取得部によって取得されたデータサイズおよび単価に基づいて、コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金を計算する。
【0017】
第4の発明では、たとえば、第2閾値は使用者によって設定される。そして、通信料金は、使用者によって設定された第2閾値よりも累積データ量が大きければ、計算される。
【0018】
第4の発明によれば、通信料金の累計が低額であれば通信料金の計算が必要ないと使用者が考えている場合、無駄な計算を行わなくてもよくなる。
【0019】
第5の発明は、ネットワーク(100)とのデータ通信によってコンテンツをダウンロードでき、データ量に対する通信料金の単価(パケット通信料)を記憶する記憶部(34:340)を有する、携帯通信端末(10)のプロセッサ(24)を、ダウンロードするコンテンツのデータサイズを取得する取得部(S9)、取得部によって取得されたデータサイズおよび単価に基づいて、コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金を計算する計算部(24,S11,S37)、計算部によって計算された通信料金を通知する通知部(S13)、通知部によって通信料金が通知された後に、コンテンツのダウンロード処理を行うか否かを確認する確認部(S15)、および確認部によってコンテンツのダウンロード処理を行うと確認されたとき、コンテンツのダウンロード処理を実行する実行部(S17)として機能させる、ダウンロード補助プログラムである。
【0020】
第5の発明でも、第1の発明と同様、コンテンツのダウンロードに必要な通信料金を通知することでダウンロード行うかを使用者に判断させることができる。そのため、コンテンツのダウンロードを行う際の利便性が向上する。
【0021】
第6の発明は、ネットワーク(100)とのデータ通信によってコンテンツをダウンロードでき、データ量に対する通信料金の単価(パケット通信料)を記憶する記憶部(34:340)を有する、携帯通信端末(10)のダウンロード補助方法であって、ダウンロードするコンテンツのデータサイズを取得し(S9)、取得されたデータサイズおよび単価に基づいて、コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金を計算し(24,S11,S37)、計算された通信料金を通知し(S13)、通信料金が通知された後に、コンテンツのダウンロード処理を行うか否かを確認し(S15)、そしてコンテンツのダウンロード処理を行うと確認されたとき、コンテンツのダウンロード処理を実行する(S17)、ダウンロード補助方法である。
【0022】
第6の発明でも、第1の発明と同様、コンテンツのダウンロードに必要な通信料金を通知することでダウンロード行うかを使用者に判断させることができる。そのため、コンテンツのダウンロードを行う際の利便性が向上する。
【発明の効果】
【0023】
この発明によれば、コンテンツをダウンロードする際の利便性を向上させることができる。
【0024】
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1はこの発明の一実施例の携帯電話機の電気的な構成を示す図解図である。
【図2】図2は図1に示すRAMに記憶されている通信料金条件テーブルの構成の一例を示す図解図である。
【図3】図3は図1に示すディスプレイに表示されるダウンロードサイトの一例を示す図解図である。
【図4】図4は図1に示すディスプレイに表示される入力画面および確認画面の一例を示す図解図である。
【図5】図5は図1に示すディスプレイに表示される通信料金の累計の一例を示す図解図である。
【図6】図6は図1に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。
【図7】図7は図1に示すプロセッサのダウンロード補助処理の一例を示すフロー図である。
【図8】図8は図1に示すプロセッサの通信料金計算処理の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1を参照して、携帯電話機10は、携帯通信端末の一種であり、コンピュータまたはCPUと呼ばれるプロセッサ24を含む。また、プロセッサ24は、無線通信回路14、A/D変換器16、D/A変換器20、キー入力装置26、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32およびRAM34などが接続される。また、無線通信回路14にはアンテナ12が接続される。A/D変換器16にはマイク18が接続され、D/A変換器20にはスピーカ22が接続される。表示ドライバ28にはディスプレイ30が接続される。
【0027】
プロセッサ24は、携帯電話機10の全体制御を司る。RAM34は、記憶部として機能し、プロセッサ24の作業領域(描画領域を含む)ないしバッファ領域として用いられる。フラッシュメモリ32には、携帯電話機10の文字、画像、音声、音および映像のようなコンテンツのデータが記録される。
【0028】
A/D変換器16は、マイク18を通して入力される音声ないし音についてのアナログ音声信号を、デジタル音声信号に変換する。D/A変換器20は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換(復号)して、図示しないアンプを介してスピーカ22に与える。したがって、アナログ音声信号に対応する音声ないし音がスピーカ22から出力される。
【0029】
なお、プロセッサ24は、D/A変換器20と接続されるアンプの増幅率を制御することでスピーカ22から出力される音声の音量を調整する。
【0030】
キー入力装置26は操作部として機能し、通話キー、終話キー、カーソルキーおよび第1−第3機能キーなどを備えるとともに、「0」−「9」キー、「*」キーおよび「#」キーを含むダイヤルキーも備える。また、使用者が操作したキーの情報(キーデータ)はプロセッサ24に入力される。
【0031】
ここで、第1−第3機能キーは、ディスプレイ30に表示される左キーLK、中央キーCKおよび右キーRKと対応する。そして、使用者は、第1機能キー、第2機能キーおよび第3機能キーを利用して、ディスプレイ30に表示されているキーを操作する。また、左キーLK、中央キーCKおよび右キーRKは、表示されている画面に応じて、割り当てられる機能が異なる。そして、本明細書および図面では、これらのキーに割り当てられている機能が異なる場合は、符号の数字を変化させて識別するようにしていることに留意されたい。
【0032】
表示ドライバ28は、プロセッサ24の指示の下、当該表示ドライバ28に接続されたディスプレイ30の表示を制御する。また、表示ドライバ28は表示する画像データを一時的に記憶するビデオメモリ(図示せず)を含む。
【0033】
また、ディスプレイ30には、LEDを光源とするバックライトが設けられている。バックライトは、ディスプレイ30に含まれる表示パネルに対してエッジライト方式に基づいて設けられる。なお、バックライトの光源としては、LEDが採用されるが、他の実施例では冷陰極管などが採用されてもよい。
【0034】
無線通信回路14は、CDMA方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、使用者がキー入力装置26を用いて電話発信(発呼)を指示すると、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話発信処理を実行し、アンテナ12を介して電話発信信号を出力する。電話発信信号は、基地局および通信網(図示せず)を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は通話処理を実行する。
【0035】
通常の通話処理について具体的に説明すると、相手の電話機から送られてきた変調音声信号はアンテナ12によって受信される。受信された変調音声信号には、無線通信回路14によって復調処理および復号処理が施される。そして、これらの処理によって得られた受話音声信号は、D/A変換器20によってアナログ音声信号に変換された後、スピーカ22から出力される。一方、マイク18を通して取り込まれた送話音声信号は、A/D変換器16によってデジタル音声信号に変換された後、プロセッサ24に与えられる。デジタル音声信号に変換された送話信号には、プロセッサ24の指示の下、無線通信回路14によって符号化処理および変調処理が施され、アンテナ12を介して出力される。したがって、変調音声信号は、基地局および通信網を介して相手の電話機に送信される。
【0036】
また、相手の電話機からの電話発信信号がアンテナ12によって受信されると、無線通信回路14は、電話着信(着呼)をプロセッサ24に通知する。これに応じて、プロセッサ24は、表示ドライバ28を制御して、着信通知に記述された発信元情報(電話番号など)をディスプレイ30に表示する。また、これとほぼ同時に、プロセッサ24は、図示しないスピーカから着信音(着信メロディ、着信音声と言うこともある。)を出力させる。
【0037】
そして、使用者が通話キーを用いて応答操作を行うと、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話着信処理を実行する。さらに、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は上述した通常の通話処理を実行する。
【0038】
また、通話可能状態に移行した後に終話キーによって通話終了操作が行われると、プロセッサ24は、無線通信回路14を制御して、通話相手に通話終了信号を送信する。そして、通話終了信号の送信後、プロセッサ24は通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。
【0039】
また、携帯電話機10は、ネットワーク100を介して、サーバ102とデータ通信を確立することができる。サーバ102には、データサーバおよびメールサーバなどが含まれている。そのため、携帯電話機10は、サーバ102とデータ通信を行うことで、データを閲覧したりコンテンツをダウンロードしたりするブラウザ機能や、メールの送受信を行うメール機能などを実行することができる。
【0040】
また、ブラウザ機能およびメール機能などによるデータ通信では、送受信するデータ量に対して通信料金が発生する。そしてサーバとのデータ通信によるデータ量に対する通信料金の単価などは、図2の料金条件テーブルに記憶される。
【0041】
図2を参照して、通信料金条件テーブルには、パケット通信料として「0.084円/パケット」と記録され、第1上限値として「12500パケット」と記録され、第2上限値として「52500パケット」が記録される。ここで、パケットとは、3G回線などを利用したデータ通信における、データの転送単位のことである。そして、パケット通信料とは、1パケットあたりに課金される金額を示す。そのため、パケット通信料金が「0.084円/パケット」の場合、1パケットのデータを送受信すると、0.084円の通信料金が課金される。
【0042】
また、第1上限値および第2上限値は、料金プラン(料金体系)における2段階の定額制の場合に、通信料金が発生するか否かを判定するために利用される。具体的には、料金計算期間において、累積使用パケット数(累積データ量)が第1上限値以下の場合、第1定額料金を支払うことで、データ通信料金が所定金額(たとえば、0円)となる。同様に、累積使用パケット数が第2上限値より多い場合、第2定額料金を支払うことでデータ通信料金が所定金額となる。
【0043】
たとえば、累積使用パケット数が5000パケットであれば、第1上限値である12500パケット以下であるため、各データ通信にかかる通信料金は0円(所定金額)となる。また、累積使用パケット数が60000パケットである場合、第2上限値より多いため、各データ通信にかかる通信料金は0円(所定金額)となる。ただし、累積使用パケット数が第1上限値以下の場合または第2上限値より多い場合、1か月の料金計算期間の通信料金として、第1定額料金である「1000円」または第2定額料金である「4200円」が、使用者に請求される。
【0044】
なお、上述したパケット通信料、第1上限値(第1閾値)、第2上限値、所定金額、第1定額料金、第2定額料金および料金計算期間などの具体的な数値は、単なる一例であり、他の実施例では異なる数値であってもよい。
【0045】
また、他の実施例では、データ通信料金における定額制は、1段階であってもよいし、3段階以上であってもよい。たとえば、第2定額料金を特に設定せず、累積使用パケット数が第2上限値より多い場合、第1定額料金である「1000円」に、第2上限値までの通信料金({52500パケット−12500パケット}×0.084円=3360円)が加算された、「4360円」が通信料金として計算されてもよい。
【0046】
また、通信料金条件テーブルの内容は使用者によって入力されてもよいし、携帯電話機10を契約したときに自動的に設定されてもよい。また、料金プランなどを変更したタイミングに合わせてデータ通信によって情報を取得した後に設定されてもよい。さらに、後述する通信料金キーRKが操作されたときに、データ通信によって情報を取得した後に設定されてもよい。
【0047】
また、本実施例の1パケットとは128B(バイト)である。そのため、128文字の半角文字(1B)または64文字の全角文字(2B)を送受信した場合、1パケットの通信料金が発生する。
【0048】
図3(A),(B)は、コンテンツをダウンロードするためのダウンロードサイトの一例を示す図解図である。図3(A)を参照して、ディスプレイ30の表示範囲は、状態表示領域60および機能表示領域62を含む。状態表示領域60には、アンテナ12による電波受信状態を示すアイコン(ピクト)、二次電池の残電池容量を示すアイコンおよび日時が表示される。
【0049】
また、機能表示領域62には、ブラウザ機能によって表示されたダウンロードサイトのコンテンツ一覧画面が表示される。コンテンツ一覧画面には、画像、音楽およびアプリのコンテンツをダウンロードするための画像リンクキー64、音楽リンクキー66およびアプリリンクキー68が含まれる。また、機能表示領域62には、カーソルCUおよび確定キーCK1が表示される。
【0050】
カーソルCUはカーソルキーに対する操作に応じて、その表示位置が変化する。確定キーCK1は中央キーCKある。そして、各リンクキーがカーソルCUによって選択された状態で確定キーCK1が操作されると、選択されているリンクキーに応じてコンテンツの詳細を示す画面などが表示される。たとえば、画像リンクキー64がカーソルCUによって選択された状態で確定キーCK1が操作されると、図3(B)に示す詳細画面が表示される。
【0051】
図3(B)を参照して、詳細画面には、画像コンテンツのタイトルを示す文字列および画像コンテンツのサンプル画像が含まれると共に、画像コンテンツのデータサイズを示す文字列T、画像コンテンツのダウンロード処理を実行するためのダウンロードキー70も含まれる。そして、機能表示領域62には、カーソルCU、戻るキーLK1、確定キーCK1および通信料金キーRKが表示される。
【0052】
たとえば、使用者は、サンプル画像や、文字列Tによって示される画像コンテンツのデータサイズ(69KB)に基づいて、画像コンテンツをダウンロードるすか否かを判断することができる。たとえば、使用者は、戻るキーLK1を操作することで、画像コンテンツのダウンロードを行わずに、図3(A)に示すコンテンツ一覧画面に戻ることができる。一方、画像コンテンツのダウンロードを行う場合、使用者は、ダウンロードキー70がカーソルCUによって選択された状態で確定キーCK1を操作することで、画像コンテンツをダウンロードできる。
【0053】
なお、データサイズの単位における「K(キロ)」はSI接頭辞ではなく、2進接頭辞である。つまり、「K」は「210=1024倍」を示すため、「1KB」は「1024B」となる。
【0054】
ここで、使用者は、コンテンツをダウンロードする際にかかる通信料金を知るためには、文字列Tによって示されたデータサイズに基づいて、自分で計算しなければならない。また、使用者がパケット通信料金を忘れていたり、累積使用パケット数を把握していなかったりすれば、通信料金を計算することはできない。この場合、使用者は、通信料金を把握できないまま、画像コンテンツをダウンロードするか否かを判断しなければならなかった。
【0055】
そこで、本実施例では、コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金を、コンテンツをダウンロードする前に使用者に通知することで、使用者がダウンロードを行うか否かの判断を行いやすくする。
【0056】
図4(A)を参照して、図3の通信料金キーRKが操作されると、機能表示領域62には入力画面が表示される。入力画面には、ダウンロードするコンテンツのデータサイズを、「KB」の単位で入力するための入力領域EAが含まれる。また、機能表示領域62には、入力領域EA内の文字列を編集するための編集キーLK2および計算キーCK2が表示される。たとえば、編集キーLK2が操作され、「69」の数字列が入力された後に入力が確定されると、入力領域EAにはデータサイズが「69KB」として入力された状態になる。
【0057】
また、通信料金キーRKが操作されると、データ通信によって累積使用パケット数が得られ、その結果がRAM34のバッファに記憶された状態となる。
【0058】
そして、計算キーCK2が操作されたときに、累積使用パケット数が第1上限値より大きいか第2上限値以下であれば、数1に示す数式に入力されたデータサイズおよびパケット通信料が代入され、通信料金が計算される。
【0059】
[数1]
(データサイズ×1024)/128×パケット通信料=通信料金
たとえば、累計使用パケット数が「40000パケット」であり、パケット通信料が図2に示す「0.084円/パケット」であり、データサイズが「69KB」であれば、通信料金は「46円」となる。ただし、累積使用パケット数が第1上限以下か、第2上限値より大きい場合は、通信料金が「0円(所定金額)」と設定される。
【0060】
図4(B)を参照して、計算された通信料金(46円)を含む確認画面が機能表示領域62に表示される。確認画面には、コンテンツのダウンロードを確認する文字列、承諾キー80および拒絶キー82が含まれる。また、機能表示領域62には、詳細画面に加えて、承諾キー80または拒絶キー82を選択するためのカーソルCUおよび確定キーCK1が表示される。
【0061】
承諾キー80がカーソルCUによって選択された状態で確定キーCK1が操作されると、たとえば画像コンテンツのダウンロード処理が実行される。また、ダウンロード処理が終了すると、データ通信によって料金計算期間における通信料金の累計が取得される。そして、図5に示すように、ダウンロードが完了したことを通知する文字列と、通信料金の累計(3356円)とを示す文字列とが機能表示領域62に表示される。また、この表示は、所定時間(たとえば、3秒)が経過した後に消去され、図3(A)のコンテンツ一覧画面に戻る。ただし、通信料金が所定金額の場合、図5では通信料金の累計として、第1定額料金または第2定額料金が通知される。なお、この通信料金の累計(3365円)は、図4(B)の通信料金(46円)と共に、使用者に対して通知されてもよい。
【0062】
一方、拒絶キー82が操作された場合は、コンテンツのダウンロード処理を実行せずに、図3(B)の詳細画面に戻る。
【0063】
このように、本実施例では、コンテンツのダウンロードに必要な通信料金を通知することでダウンロード行うかを使用者に判断させることができる。そのため、コンテンツのダウンロードを行う際の利便性が向上する。
【0064】
また、累積使用パケット数によって通信料金が変化する料金プランであっても、正確な通信料金を使用者に通知することができる。
【0065】
図6は、RAM34のメモリマップを示す図である。RAM34には、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304が含まれる。また、プログラムおよびデータの一部は、フラッシュメモリ32から一度に全部または必要に応じて部分的かつ順次的に読み出され、RAM34に記憶される。
【0066】
プログラム記憶領域302には、携帯電話機10を動作させるためのプログラムが記憶されている。たとえば、携帯電話機10を動作させるためのプログラムには、ブラウザプログラム310、ダウンロード補助プログラム312および通信料金計算プログラム314が含まれる。
【0067】
ブラウザプログラム310は、ブラウザ機能を実行するためのプログラムである。ダウンロード補助プログラム312は、コンテンツをダウンロードするときに発生する通信料金を、事前に通知するためのプログラムである。通信料料金計算プログラム314は、ダウンロード補助プログラム312のサブルーチンであり、通信料金を計算するためのプログラムである。
【0068】
なお、図示は省略するが、携帯電話機10を動作させるためのプログラムには、音楽プレーヤ機能を実行するためのプログラムなどが含まれる。
【0069】
続いて、データ記憶領域304には、累積使用パケット数バッファ330、データサイズバッファ332、通信料金バッファ334、累計バッファ336およびダウンロードバッファ338などが設けられると共に、通信料金条件テーブルデータ340が記憶される。
【0070】
累積使用パケット数バッファ330には、データ通信などによって得られた、累積使用パケット数が一時的に記憶される。データサイズバッファ332には、使用者によって入力されたデータサイズ(69KB)が一時的に記憶される。通信料金バッファ334には、通信料金計算プログラム314によって計算された通信料金が一時的に記憶される。累計バッファ336には、データ通信によって得られた、料金計算期間における通信料金の累計が一時的に記憶される。ダウンロードバッファ338には、ダウンロードされたコンテンツが一時的に記憶される。
【0071】
通信料金条件テーブルデータは、たとえば、図2に示す通信料金条件テーブルに対応するテーブルのデータである。
【0072】
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、待機状態でディスプレイ30表示される画像データや、文字列のデータなどが記憶されると共に、携帯電話機10の動作に必要なカウンタおよびフラグも設けられる。
【0073】
プロセッサ24は、Android(登録商標)およびREXなどのLinux(登録商標)ベースのOSや、その他のOSの制御下で、図7に示すダウンロード補助処理および図8に示す通信料金計算処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。
【0074】
図7はダウンロード補助処理のフロー図である。たとえば、図3(B)に示す通信料金キーRKが操作されると、プロセッサ24はステップS1で、通信料金条件テーブルの内容を読み出す。たとえば、図2に示す通信料金条件テーブルからは、パケット通信料として「0.084」が読みされ、第1上限値として「12500」が読み出され、第2上限値として「52500」が読み出される。続いて、ステップS3では累積使用パケット数を読み出す。まず、ステップS3が実行されると、データ通信によって累積使用パケット数が得られ、累積使用パケット数バッファ330に一旦格納される。その後、そのバッファから累積使用パケット数が読み出される。
【0075】
続いて、ステップS5で入力画面を表示する。つまり、図4(A)に示す入力画面をディスプレイ30に表示する。続いて、ステップS7でデータサイズが入力されたか否かを判断する。たとえば、入力領域EAに数字列が表示された状態で、計算キーCK2が操作されたか否かを判断する。ステップS7で“NO”であれば、たとえば計算キーCK2が操作されなければ、ステップS7の判断が繰り返される。一方、ステップS7で“YES”であれば、たとえば計算キーCK2が操作されると、ステップS9でデータサイズを取得する。入力領域EAに表示されている数字列はデータサイズバッファ332に格納されている。そのため、ステップS9では、データサイズバッファ332からデータサイズを取得する。なお、ステップS9の処理を実行するプロセッサ24は取得部として機能する。
【0076】
続いて、ステップS11では、通信料金計算処理を実行する。なお、通信料金計算処理については、図8を利用して後述するため、ここでの詳細な説明は省略する。また、ステップS11の処理を実行するプロセッサ24は計算部として機能する。
【0077】
続いて、ステップS13では、通信料金を通知する。たとえば、通信料金バッファ334から通信料金を読み出し、その通信料金を含む確認画面をディスプレイ30に表示する。続いて、ステップS15ではダウンロードが指示されたか否かを判断する。たとえば、確認画面において、承諾キー80がカーソルCUで選択された状態で、確定キーCK1が操作されたかが判断される。なお、ステップS13の処理を実行するプロセッサ24は通知部として機能し、ステップS15の処理を実行するプロセッサ24は確認部として機能する。
【0078】
ステップS15で“NO”であれば、たとえば拒絶キー82が選択された状態で確定キーCK1が操作されると、ダウンロード補助処理を終了する。また、ステップS15で“YES”であれば、たとえば承諾キー80が選択された状態で確定キーCK1が操作されると、ステップS17でダウンロード処理を実行する。たとえば、図3(B)に示すサンプル画像に対応する画像コンテンツがダウンロードされる。なお、ステップS17の処理を実行するプロセッサ24は実行部として機能する。
【0079】
続いて、ステップS19では通信料金の累計を取得する。たとえば、データ通信によって、料金計算期間における通信料金の累計を得る。そして、得られた通信料金の累計は累計バッファ336に記録される。続いて、ステップS21では、通信料金の累計を通知する。たとえば、図5に示すように、通信料金の累計を示す文字列をディスプレイ30に表示する。そして、ステップS21の処理が終了すれば、ダウンロード補助処理を終了する。
【0080】
図8は通信料金計算処理のフロー図である。図7のダウンロード補助処理でステップS11が実行されると、プロセッサ24はステップS31で、通信料金バッファ334を初期化する。続いて、ステップS33では、累積使用パケット数が第1上限値を超えているか否かを判断する。たとえば、取得された累積使用パケット数が、図2に示す12500パケット(第1上限値)を超えているかが判断される。ステップS33で“NO”であれば、つまり累積使用パケット数が第1上限値を超えていなければ、ステップS39に進む。また、ステップS33で“YES”であれば、つまり累積使用パケット数が第1上限値を超えていれば、ステップS35で累積使用パケット数が第2上限値を超えているか否かが判断される。たとえば、取得された累積使用パケット数が、図2に示す52500パケット(第2上限値)を超えているかが判断される。ステップS35で“YES”であれば、つまり累積使用パケット数が第2上限値を超えていれば、ステップS39に進む。一方、ステップS35で“NO”であれば、つまり累積使用パケット数が第2上限値以下であれば、ステップS37でパケット通信料およびデータサイズに基づいて、通信料金を算出する。つまり、上述した数1に示す数式にパケット通信料およびデータサイズを代入して、通信料金を算出する。そして、算出された通信料金は、通信料金バッファ334に記録される。また、ステップS37の処理が終了すれば、ダウンロード補助処理に戻る。なお、ステップS37の処理を実行するプロセッサ24は計算部として機能する。
【0081】
また、累積使用パケット数が第1上限値を超えていないか、累積使用パケット数が第2上限値を超えていれば、ステップS39で所定金額を通信料金として設定する。たとえば、通信料金が発生しないため、通信料金バッファ334には「0」が記録される。そして、ステップS39の処理が終了すれば、ダウンロード補助処理に戻る。
【0082】
ただし、他の実施例では、累積使用パケット数が第1上限値を超えていないか、累積使用パケット数が第2上限値を超えていれば、パケット通信料金を「0円」に変更することで、通信料金が「所定金額:0円」と計算されるようにしてもよい。
【0083】
なお、他の実施例では、データサイズは自動的に取得されてもよい。たとえば、詳細画面に含まれる「KB」より前の数字列が自動的に取得されてもよいし、データサイズの情報のフォーマットが表示されているページにおいて決まっている場合は、そのフォーマットを利用して自動的に取得されてもよい。また、このようにして自動的に取得されたデータサイズは、データサイズバッファ332に格納される。そして、データサイズが自動的に取得される場合は、図7のダウンロード補助処理において、ステップS5,S7が省略され、ステップS9の処理でデータサイズが自動的に取得される。
【0084】
また、他の実施例では、携帯電話機10が料金計算期間の累積使用パケット数を積算するようにしてもよい。この場合、データ通信によって累積使用パケット数を得る必要が無くなるため、通信料金を通知するまでの処理時間が短くなる。
【0085】
また、携帯電話機10が料金計算期間の累積使用パケット数を積算している場合、累積使用パケットが所定の閾値(第2閾値)を超えているときに、通信料金の計算や、その通知などが実行可能になるとしてもよい。この場合、通信料金の累計が低額のときは、使用者にとって通信料金の計算はあまり必要ではないことが多い。そのため、累積使用パケット数が閾値を超えた場合に、通信料金の計算を行うことで、不要な計算処理などを省くことができる。ただし、閾値は、使用者によって設定されてもよいし、第1上限値(12500パケット)または第2上限値(52500パケット)が設定されてもよい。
【0086】
また、携帯電話機10が、全面タッチパネルを備えるスマートフォンである場合、ディスプレイ30に表示される各リンクキーやダウンロードキー70などは、タッチ操作によって操作することができるようになる。そのため、ディスプレイ30には、カーソルCU、左キーLK、中央キーCKおよび右キーRKは表示されなくなる。
【0087】
また、通信料金および通信料金の累計は、消費税が加算されたうえで、ディスプレイ30に表示されてもよい。
【0088】
また、数1において、データサイズの単位が「B」の場合、データサイズには「1024」が乗算されない。また、データサイズの単位が「MB」の場合、データサイズには「220=1048576」が乗算される。
【0089】
また、その他の実施例では、データサイズが「B(バイト)」に変換されてから、取得されてもよい。この場合、数2に示す数式によって通信料金が計算される。
【0090】
[数2]
データサイズ/128×パケット通信料=通信料金
また、さらにその他の実施例では、通信料金は、音声メッセージなどによって使用者に通知されてもよい。
【0091】
また、携帯電話機10の通信方式はCDMA方式であるが、LTE方式、W−CDMA方式、GSM方式、TDMA方式、FDMA方式およびPHS方式などが採用されてもよい。また、ディスプレイ30にはLCDモニタが利用されるが、有機ELパネルなどが採用されてもよい。さらに、携帯電話機10の外観は、ストレート型や、スライド型および1軸または2軸折り畳み型など様々なものであってもよい。
【0092】
また、本実施例で用いられた複数のプログラムは、データ配信用のサーバのHDDに記憶され、ネットワークを介して携帯電話機10に配信されてもよい。また、CD,DVD,BD(Blu−ray Disc)などの光学ディスク、USBメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体に複数のプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、複数のプログラムが本実施例と同等の構成の携帯電話機にインストールされた場合、本実施例と同等の効果が得られる。
【0093】
さらに、本実施例は、携帯電話機10のみに限らず、いわゆるスマートフォンや、電子書籍端末、タブレット型PCおよびPDAなどに適用されてもよい。
【0094】
そして、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0095】
10 … 携帯電話機
12 … アンテナ
14 … 無線通信回路
24 … プロセッサ
26 … キー入力装置
30 … ディスプレイ
34 … RAM
100 … ネットワーク
102 … サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークとのデータ通信によってコンテンツをダウンロードできる、携帯通信端末であって、
データ通信のデータ量に対する通信料金の単価を記憶する記憶部、
ダウンロードするコンテンツのデータサイズを取得する取得部、
前記取得部によって取得されたデータサイズおよび前記単価に基づいて、前記コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金を計算する計算部、
前記計算部によって計算された通信料金を通知する通知部、
前記通知部によって通信料金が通知された後に、前記コンテンツのダウンロード処理を行うか否かを確認する確認部、および
前記確認部によって前記コンテンツのダウンロード処理を行うと確認されたとき、前記コンテンツのダウンロード処理を実行する実行部を備える、携帯通信端末。
【請求項2】
前記記憶部は、料金計算期間においてダウンロードされた累積データ量をさらに記憶し、
前記計算部は、前記取得部によって取得されたデータサイズおよび前記累積データ量に基づいて前記通信料金を計算する、請求項1記載の携帯通信端末。
【請求項3】
前記計算部は、前記累積データ量が第1閾値以下のとき、通信料金を所定金額として設定する、請求項2記載の携帯通信端末。
【請求項4】
前記計算部は、前記記憶部に記憶される累積データ量が第2閾値を超えているとき、前記取得部によって取得されたデータサイズおよび前記単価に基づいて、前記コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金を計算する、請求項2または3記載の携帯通信端末。
【請求項5】
ネットワークとのデータ通信によってコンテンツをダウンロードでき、データ通信のデータ量に対する通信料金の単価を記憶する記憶部を有する、携帯通信端末のプロセッサを、
ダウンロードするコンテンツのデータサイズを取得する取得部、
前記取得部によって取得されたデータサイズおよび前記単価に基づいて、前記コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金を計算する計算部、
前記計算部によって計算された通信料金を通知する通知部、
前記通知部によって通信料金が通知された後に、前記コンテンツのダウンロード処理を行うか否かを確認する確認部、および
前記確認部によって前記コンテンツのダウンロード処理を行うと確認されたとき、前記コンテンツのダウンロード処理を実行する実行部として機能させる、ダウンロード補助プログラム。
【請求項6】
ネットワークとのデータ通信によってコンテンツをダウンロードでき、データ通信のデータ量に対する通信料金の単価を記憶する記憶部を有する、携帯通信端末のダウンロード補助方法であって、
ダウンロードするコンテンツのデータサイズを取得し、
取得されたデータサイズおよび前記単価に基づいて、前記コンテンツをダウンロードするために必要な通信料金を計算し、
計算された通信料金を通知し、
通信料金が通知された後に、前記コンテンツのダウンロード処理を行うか否かを確認し、そして
前記コンテンツのダウンロード処理を行うと確認されたとき、前記コンテンツのダウンロード処理を実行する、ダウンロード補助方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−66098(P2013−66098A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−204276(P2011−204276)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】