説明

携帯通信端末及びその情報提供方法

【課題】 従来のスケジュール機能は、スケジュール発生時要件として日時、電池残量等を指定し、その条件成立時の動作としては、アラームを発生させる程度のものに過ぎない。
【解決手段】 携帯通信端末100内のスケジューラ107は、スケジュール発生条件として、自端末の状態の情報及び通信機能により外部より得られる情報のうち、予め任意に設定した情報を、スケジュールデータ登録部110を介してスケジュールデータ格納部108と監視情報格納部109に登録する。その後、スケジューラ107は、スケジュール情報監視部111により、スケジュール発生条件として登録された情報が成立するか否かを監視し、スケジュール発生条件として登録された情報が成立したことを検出した時に、スケジュール動作実行部112がスケジュールデータ格納部108に格納されている、自端末が有するリソースのうち、予め任意に設定したリソースを利用した動作を行わせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯通信端末及びその情報提供方法に係り、特にスケジュール機能を備えた携帯通信端末及びその情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話機等の携帯通信端末が備える代表的な機能の一つとして、スケジュール機能が知られている。このスケジュール機能は、携帯通信端末のユーザが自身の将来の予定などの日時を予め設定登録しておき、その設定登録した日時になると、スケジュール発生のトリガとして、アラームで通知するものが一般的である。この場合、スケジュールの発生条件として時刻を基準として表せないものは、別途メモ帳などに記載しておく必要があり、ユーザはこれを定期的に確認したり、記憶しておき、条件が整った際に目的の動作を実行する。
【0003】
また、送信者から無線送信された、イベント情報などを含むメッセージを受信し、それを解析してイベント条件にかかわる要素を検出し、検出したイベント条件が成就した場合に、そのことを表示、鳴動、振動、発光の少なくとも一つを用いた出力動作により受信側のユーザに報知する無線呼出装置が従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。この無線呼出装置によれば、送信者の設定による一種のスケジュール機能を実現できる。
【0004】
他方、携帯通信端末の中には、電池残量が減ったことの報知を電池残量表示の変化点により任意に操作設定する登録手段を備え、任意に設定した電池残量になった時に自動的にその旨を報知するようにした携帯通信端末が従来より知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2記載の従来の携帯通信端末によれば、予め設定登録した電池残量になると、所定の方法でアラームを発生する構成であり、スケジュール機能におけるユーザの設定登録項目(スケジュール発生の条件)である予定などの日時に替えて、スケジュール発生条件を電池残量としたものに相当する。
【0005】
【特許文献1】再公表特許WO97/32407号公報(第18頁〜第20頁、第81頁、第82頁)
【特許文献2】特開2004−120235号公報(第2頁、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、携帯通信端末は、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ等のような使用する場所が固定されている通信端末とは異なり、所有者であるユーザが常時携帯し、任意の場所で、任意の時間に使用可能な通信端末である。
【0007】
しかるに、従来の携帯通信端末におけるスケジュール機能は、一般にはスケジュール発生の条件として日時を指定し、スケジュール発生条件成立時の動作としては、アラームとして警報音を鳴動させるか、発光素子を点滅させるか、端末筐体を振動させる程度のものであり、上記の携帯通信端末のあらゆる使用状態や端末の動作状態に対応させたスケジュール発生条件については全く考慮が払われていない。
【0008】
また、特許文献1記載の無線呼出装置は、スケジュール発生条件を設定するのは無線呼出装置を所有する受信者ではなく送信者であり、携帯通信端末のような所有者自身が自分の意思で任意の予定などのスケジュール発生条件を設定する端末装置とは異なり、また、この無線呼出装置におけるイベント条件とはメッセージの送信者、時刻、パスワード、遅延時間などであり、上記の携帯通信端末のあらゆる使用状態や端末の動作状態に対応させたスケジュール発生条件については全く考慮が払われていない。
【0009】
更に、特許文献2記載の従来の携帯通信端末は、スケジュール発生の条件を電池残量とし、スケジュール発生条件成立時の動作としてアラーム音を鳴動させるスケジュール機能を有するものに相当し、この携帯通信端末も携帯通信端末のあらゆる使用状態や端末の動作状態に対応させたスケジュール発生条件については全く考慮が払われていない。
【0010】
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、端末の状態や周辺の状況から情報を入手し、多くの使用状態や端末の動作状態に対応させたスケジュール発生条件について設定可能な、より汎用性のあるスケジュール機能を備えた携帯通信端末及びその情報提供方法を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明の他の目的は、スケジュール発生条件成立時の動作として、アラームだけでなく、メール、その他のアプリケーションの機能の利用を可能とした携帯通信端末及びその情報提供方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するため、第1の発明の携帯通信端末は、スケジュール発生条件成立時に予め設定したスケジュール発生時の動作を行うスケジュール機能と、通信機能とを少なくとも備えた携帯通信端末であって、スケジュール発生条件として、自端末の状態の情報及び通信機能により外部より得られる情報のうち、予め任意に設定した情報を登録するスケジュール発生条件登録手段と、スケジュール発生条件登録手段により、スケジュール発生条件として登録された情報が成立するか否かを監視する監視手段と、監視手段によりスケジュール発生条件として登録された情報が成立したことを検出した時に、自端末が有するリソースのうち、予め任意に設定したリソースを利用した動作を行うスケジュール発生の動作手段とを有することを特徴とする。
【0013】
この発明では、スケジュール発生条件として、自端末の状態の情報及び通信機能により外部より得られる情報のうち、予め任意に設定した情報を登録し、スケジュール発生条件として登録された情報が成立したことを検出した時に、自端末が有するリソースのうち、予め任意に設定したリソースを利用した動作を行うようにしたため、時刻のみを拠り所としていたこれまでのスケジュール機能に対し、より複雑な条件を設定可能とすることができ、これにより携帯通信端末の所有者がこれまでは、メモ帳などにToDoとして羅列していたような事項も登録可能とすることができる。
【0014】
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の携帯通信端末は、上記の第1の発明のスケジュール発生の動作手段を、自端末が有するリソースとして、表示部に画像を表示する画面表示機能、発光素子により所望の情報を発光又は点滅して所望の情報を報知する発光機能、スピーカにより着信音又は受話音声を発音する発音機能、端末筐体を振動させて着信を報知する振動機能、任意の被写体を撮像する撮像機能、任意のシーケンシャルな動作を実行する機能のうち、任意に選択した一又は二以上の機能を利用して、スケジュール発生の動作を行うようにしたことを特徴とする。
【0015】
この発明では、スケジュール発生の動作として、携帯通信端末自身が本来有する、画面表示機能、発光機能、着信音又は受話音声の発音機能、振動機能、撮像機能、任意のシーケンシャルな動作を実行する機能のうち、任意に選択した一又は二以上の機能を利用するようにしたため、従来アラームなどでユーザに通知する程度の簡単な動作しか行えなかったものに対し、携帯通信端末のユーザに対し、より複雑な動作をスケジュール発生成立の動作として自動的に報知させることができる。
【0016】
また、上記の目的を達成するため、第3の発明の携帯通信端末は、上記の第1又は第2の発明におけるスケジュール発生条件登録手段を、自端末の状態の情報として、日付情報、時間情報、通信機能を利用した発信回数情報、受信電波状態情報、電池残量情報、所有者の設定した定義情報のうちの少なくとも一の情報を含み、通信機能により外部より得られる情報として送信者情報及び通信ネットワークを利用して受信した情報の少なくとも一の情報を含む構成としたことを特徴とする。
【0017】
この発明では、時刻のみ、あるいはイベント情報のみ、あるいは電池残量のみを拠り所としていたこれまでのスケジュール発生条件に対し、より複雑な条件を設定可能とすることができる。
【0018】
また、上記の目的を達成するため、第4の発明の携帯通信端末は、内側面に少なくとも表示部が設けられた上部筐体部と、内側面に少なくとも各種の入力及び操作を行うための各種ボタンからなる操作部が設けられた下側筐体部とが、互いの一側端部同士がヒンジ部により回動自在に結合され、上部筐体部と下部筐体部とはヒンジ部を中心として各内側面同士が、互いに近接対向する閉状態か互いに離間される開状態のいずれかとして用いられる折り畳み式携帯通信端末であって、スケジュール発生条件登録手段は、自端末の状態の情報として、上部筐体部と下部筐体部とが開状態か閉状態かを示す開閉状態情報を含むことを特徴とする。この発明では、折り畳み式携帯通信端末が開状態か閉状態かに応じて、スケジュール発生条件を設定することができる。
【0019】
また、上記の目的を達成するため、第5の発明の携帯通信端末は、所望のメールアドレスに対して所望の内容のメールを送信するメール送信機能と、発信者から送信されたメールを受信して表示部に受信したメールの内容を表示させるメール受信機能とを備えた携帯通信端末において、スケジュール発生条件登録手段は、メール受信機能により受信したメールからスケジュール情報を抽出し、その抽出したスケジュール情報の中から、予め設定した情報をスケジュール発生条件とすることを特徴とする。
【0020】
この発明では、携帯通信端末が備えるメール送信機能とメール受信機能のうち、メール受信機能を利用して受信したメールからスケジュール情報を抽出し、その抽出したスケジュール情報の中から、予め設定した情報をスケジュール発生条件とするようにしたため、単にメール送信者が決定したスケジュール発生条件でなく、抽出したスケジュール情報の中から受信者が意図したスケジュール発生条件を選択することができる。
【0021】
また、この発明では、メールの送信者は本発明のメール受信側の携帯通信端末の保有する状態まで含めた依頼内容のスケジュール情報を送信し、メール受信側ではこのスケジュール情報を自動的に抽出して、その中から任意のスケジュール情報を登録し監視できるため、用件が発生するまでの間、メールの内容を覚えている必要がなく、またメールの送信者が携帯通信端末で選択されたスケジュール条件成立時の携帯通信端末の動作を指定できるため、条件成立時にメール受信者が行うべき動作を、該当メール再表示や自動的にリプライを返信する等の動作で補助することができる。
【0022】
また、上記の目的を達成するため、第6の発明の情報提供方法は、スケジュール発生条件成立時に予め設定したスケジュール発生時の動作を行うスケジュール機能と、通信機能とを少なくとも備えた携帯通信端末による情報提供方法であって、自端末の状態の情報及び通信機能により外部より得られる情報のうち、予め任意に設定した情報をスケジュール発生条件として登録する第1のステップと、スケジュール発生条件として登録された情報が成立するか否かを監視する第2のステップと、第2のステップによりスケジュール発生条件として登録された情報が成立したことを検出した時に、自端末が有するリソースのうち、予め任意に設定したリソースを利用した動作を行う第3のステップとを含む特徴とする。
【0023】
この発明では、スケジュール発生条件として、自端末の状態の情報及び通信機能により外部より得られる情報のうち、予め任意に設定した情報を登録し、スケジュール発生条件として登録された情報が成立したことを検出した時に、自端末が有するリソースのうち、予め任意に設定したリソースを利用した動作を行うようにしたため、時刻のみを拠り所としていたこれまでのスケジュール機能に対し、より複雑な条件を設定可能とすることができ、これにより携帯通信端末の所有者がこれまでは、メモ帳などにToDoとして羅列していたような事項も登録可能とすることができる。
【0024】
また、上記の目的を達成するため、第7の発明の情報提供方法は、上記の第6の発明における第3のステップを、自端末が有するリソースとして、表示部に画像を表示する画面表示機能、発光素子により所望の情報を発光又は点滅して所望の情報を報知する発光機能、スピーカにより着信音又は受話音声を発音する発音機能、端末筐体を振動させて着信を報知する振動機能、任意の被写体を撮像する撮像機能、任意のシーケンシャルな動作を実行する機能のうち、任意に選択した一又は二以上の機能を利用して、スケジュール発生の動作を行うことを特徴とする。
【0025】
この発明では、スケジュール発生の動作として、携帯通信端末自身が本来有する、画面表示機能、発光機能、着信音又は受話音声の発音機能、振動機能、撮像機能、任意のシーケンシャルな動作を実行する機能のうち、任意に選択した一又は二以上の機能を利用するようにしたため、従来アラームなどでユーザに通知する程度の簡単な動作しか行えなかったものに対し、携帯通信端末のユーザに対し、より複雑な動作をスケジュール発生成立の動作として自動的に報知させることができる。
【0026】
また、上記の目的を達成するため、第8の発明の情報提供方法は、第6又は第7の発明の第1のステップを、自端末の状態の情報として、日付情報、時間情報、通信機能を利用した発信回数情報、受信電波状態情報、電池残量情報、所有者の設定した定義情報のうちの少なくとも一の情報を含み、通信機能により外部より得られる情報として送信者情報及び通信ネットワークを利用して受信した情報の少なくとも一の情報を含むようにしたことを特徴とする。
【0027】
この発明では、時刻のみ、あるいはイベント情報のみ、あるいは電池残量のみを拠り所としていたこれまでのスケジュール発生条件に対し、より複雑な条件を設定可能とすることができる。
【0028】
また、上記の目的を達成するため、第9の発明の情報提供方法は、所望のメールアドレスに対して所望の内容のメールを送信するメール送信機能と、発信者から送信されたメールを受信して表示部に受信したメールの内容を表示させるメール受信機能とを備えた携帯通信端末による情報提供方法であって、第1のステップは、メール受信機能により受信したメールからスケジュール情報を抽出し、その抽出したスケジュール情報の中から、予め設定した情報をスケジュール発生条件とすることを特徴とする。
【0029】
この発明では、携帯通信端末が備えるメール送信機能とメール受信機能のうち、メール受信機能を利用して受信したメールからスケジュール情報を抽出し、その抽出したスケジュール情報の中から、予め設定した情報をスケジュール発生条件とするようにしたため、単にメール送信者が決定したスケジュール発生条件でなく、抽出したスケジュール情報の中から受信者が意図したスケジュール発生条件を選択することができる。
【0030】
また、この発明では、メールの送信者は本発明のメール受信側の携帯通信端末の保有する状態まで含めた依頼内容のスケジュール情報を送信し、メール受信側ではこのスケジュール情報を自動的に抽出して、その中から任意のスケジュール情報を登録し監視できるため、用件が発生するまでの間、メールの内容を覚えている必要がなく、またメールの送信者が携帯通信端末で選択されたスケジュール条件成立時の携帯通信端末の動作を指定できるため、条件成立時にメール受信者が行うべき動作を、該当メール再表示や自動的にリプライを返信する等の動作で補助することができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明によれば、携帯通信端末固有の情報やユーザインタフェースをスケジュール発生条件及びスケジュール発生条件成立時の動作として利用できるようにしたため、携帯通信端末のユーザは、携帯通信端末のスケジューラ機能を単なる日時の予定や、電池残量やイベント情報を、単にアラームで報知するものではなく、携帯通信端末のユーザに対し、より複雑な動作をスケジュール発生成立の動作として自動的に報知させることができ、よりユーザにとって使い勝手の良い、汎用性のあるスケジュール機能を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる携帯通信端末の一実施の形態のブロック図を示す。同図において、携帯通信端末100は、端末情報格納部101と、携帯通信端末100の状態を取得し、端末情報格納部101に最新の状態を随時更新記録し、状態に変化があった際にはスケジューラ管理部に通知を行う端末情報管理部102と、メール・音声・インターネット等基地局400との通信を行う無線・通信部103と、スケジュール情報を含むメールを受信するメーラ104と、スケジューラ107と、動作を実現するユーザインタフェース(UI)部114と、それを制御するシステム公開制御部115と、装置全体を管理する制御部116とから構成されている。
【0033】
また、メーラ104は、メールからスケジュール情報を抽出してスケジューラ管理部113に渡すスケジュール情報抽出部105と、メールフィルタ処理後にメールを振り分け格納するメール格納部106とを有する。また、スケジューラ107は、スケジュール情報からスケジュール発生条件とそのときの動作を登録するためのスケジュールデータ格納部108と、追加されたスケジュール発生条件を格納する監視情報格納部109と、スケジュール格納部108及び監視情報格納部109に対してそれぞれ上記の所定のデータを格納させるスケジュールデータ登録部110と、監視情報格納部109に格納されているスケジュール発生条件の変化を監視し、変化を検出した際には、スケジュールデータ格納部108の各スケジュールの要素と比較・更新するスケジュール情報監視部111と、スケジュール情報監視部111がスケジュール条件成立をスケジューラ管理部113に伝えた際、スケジュールデータ格納部108のスケジュール発生時(スケジュール発生条件成立時)の動作を実行するスケジュール動作実行部112と、メールからの抽出されたスケジュール情報が入力されスケジュール管理を行うスケジューラ管理部113とから構成される。
【0034】
上記のスケジュールデータ格納部108は、図2に示すように、各スケジュール情報の管理領域がスケジュールの数だけ複数集まった構成になっている。図2において、スケジュールデータ格納部108の各スケジュール情報の管理領域は、スケジュール発生条件を格納しておくスケジュール発生条件定義領域201を持ち、この領域の要素としては、要求される状態(端末固有情報)202、要求される状態(ユーザ定義情報)203、要求される状態の累計数204、要求されるシーケンス205の3種類である。
【0035】
また、スケジュール情報に要求される状態の累計数204と要求されるシーケンス205が含まれている場合に、それらの現在の情報を格納しておくスケジュール達成状況格納領域206があり、そこにはスケジュール情報に要求される状態の累計数204に対応して現在までの累計数の格納領域207と、要求されるシーケンス205に対応して現在までのステータスの格納領域208がそれぞれ用意されている。
【0036】
また、スケジュール条件が成立した際の動作を格納しておくスケジュール発生時の動作定義領域209があり、この領域209の要素としては、スケジューラ107からUI部114を動作させるUI制御の基本要求210と、その他の機能を動作させるユーザ定義要求211とが含まれる。また、これらの情報の他に各スケジュールが持っている基本的な情報を格納しておく基本情報領域212があり、この領域212の要素にはスケジュールの識別番号であるスケジュールID213、メモの格納領域214、スケジュール登録・更新履歴215等が含まれている。更に、動作付随情報格納領域216は、スケジュール発生時の動作定義領域209に格納される動作のうち、回数処理等の付随する情報が必要となる場合に使用される動作実行状況領域218と、動作をユーザ操作により途中で中断した場合に使用される動作レジューム設定領域217とを含む。
【0037】
なお、監視情報格納部109には現在の携帯通信端末100の状態が更新される毎に記憶されるのに対し、スケジュールデータ格納部108にはスケジュール条件が発生する時の携帯通信端末100の状態が記憶され、新しいスケジュールが登録されない限り、記憶内容は固定となる。
【0038】
次に、本実施の形態の動作について説明する。図1及び図2において、携帯通信端末100の所有者であるユーザは、スケジューラ管理部113が持つユーザインタフェース部分から必要な情報(スケジュール発生条件、スケジュール発生時の動作など)を入力する。入力された必要な情報は、スケジュールデータ登録部110を経てスケジュールデータ格納部108及び監視情報格納部109にそれぞれ格納される。
【0039】
また、スケジュール情報を含んだメールは、スケジュール情報抽出部105で解析され、抽出されたスケジュール情報がスケジューラ107へ送信される。スケジューラ107では、受け取ったスケジュール情報に対し、スケジュールデータ登録部110によりスケジュール発生条件とそのときの動作をスケジュールデータ格納部108に登録し、スケジュール発生条件として必要な、携帯通信端末100の保有する情報を監視情報格納部109へ登録する処理が行われる。スケジューラ管理部113は、スケジューラ107の各部位間を整合し動作させる機能を有している。
【0040】
スケジューラ107は、通常時の動作として、スケジュール情報監視部111にて監視情報格納部109に格納されたデータに変化がないか監視を行う。監視情報格納部109に格納されたデータは、端末情報格納部101のデータ群から、スケジュールデータ登録部110の処理によって選択的に抽出された参照情報である。また、端末情報格納部101に格納されているデータは、端末情報管理部102がUI部114の状態変化を監視し、変更があった際に随時更新しているものである。
【0041】
監視情報格納部109に格納されているデータに変化があった場合、スケジュール情報監視部111は、監視情報格納部109のデータと、スケジュールデータ格納部108に格納されているスケジュールデータのうち、スケジュール発生条件定義201とスケジュール達成状況格納領域206の各要素の比較を行い、合致する条件がないか検索する。スケジュール発生条件定義201のうち、要求される状態202及び203が、要求される状態の累計数204の要素として登録されている場合は、現在までの累計数207をインクリメントする処理を行い、スケジュール発生条件定義201のうち、要求される状態202及び203が、要求されるシーケンス205の要素として登録されている場合は、現在のステータス208の状態を次に移す処理を行う。
【0042】
監視情報格納部109に格納されているデータに変化があった場合、スケジュール情報監視部111は、スケジュールデータ格納部108に格納されているスケジュールデータのうち、スケジュール発生条件定義201とスケジュール達成状況格納領域206の各要素の比較を行い、合致する条件がないか検索する。スケジュール発生条件定義201のうち、要求される状態202及び203が、要求される状態の累計数204の要素として登録されている場合は、現在までの累計数207をインクリメントする処理を行い、スケジュール発生条件定義201のうち、要求される状態202及び203が、要求されるシーケンス205の要素として登録されている場合は、現在のステータス208の状態を次に移す処理を行う。
【0043】
この処理が終了した後、スケジュール情報監視部111は、スケジュール発生条件定義201のスケジュール発生条件の成立可否を判断し、スケジュール発生条件が成立している場合、スケジュールID213をスケジュール動作実行部112に通知する。スケジュール動作実行部112は、スケジュールID213のスケジュール情報に対して、スケジュール発生時の動作定義209を参照し、内部要素として基本要求210とユーザ定義要求211とが含まれていれば、制御部116、システム公開制御部115を通してUI部114やその他のアプリケーションの制御を行う。
【0044】
以上の方法によって、スケジュール発生条件(用件)に携帯通信端末100の状態や複雑な要因が含まれるような場合にも、これを自動的に登録・監視し、さらに条件が成立した際には、携帯通信端末100の有する各種の機能を自動的に実行し、携帯通信端末100の所持者の行動をサポートすることができる。
【0045】
すなわち、本実施の形態によれば、携帯通信端末100に固有の情報やユーザインタフェースをスケジュールの条件・動作として利用できるようにしたことで、携帯通信端末100のユーザは、携帯通信端末100のスケジューラ機能を単なる日時の予定を記載するものではなく、より多彩な行動をサポートするツールとして利用できる。
【0046】
また、メールの送信者は本発明のメール受信側の携帯通信端末の保有する状態まで含めた依頼内容のスケジュール情報を送信し、メール受信側ではこのスケジュール情報を自動的に抽出して、その中から任意のスケジュール情報を登録し監視できるため、用件が発生するまでの間、メールの内容を覚えている必要がなく、またメールの送信者が携帯通信端末で選択されたスケジュール条件成立時の携帯通信端末の動作を指定することもできるため、条件成立時にメール受信者が行うべき動作を、該当メール再表示や自動的にリプライを返信する等の動作で補助することができる。
【0047】
このように、本実施の形態によれば、携帯通信端末固有の情報やユーザインタフェースをスケジュール発生条件及びスケジュール発生条件成立時の動作として利用できるようにしたため、携帯通信端末100のユーザは、携帯通信端末のスケジューラ機能を単なる日時の予定や、電池残量やイベント情報を、単にアラームで報知するものではなく、携帯通信端末100のユーザに対し、より複雑な動作をスケジュール発生成立の動作として自動的に報知させることができ、よりユーザにとって使い勝手の良い、汎用性のあるスケジュール機能を実現できる。
【実施例1】
【0048】
次に、本発明の第1実施例について説明する。本実施例は、携帯通信端末の所有者がアプリケーションAを起動中の状態であって、携帯通信端末の電池残量が「1」以下で、電波状況が2回以上圏外となったら、携帯通信端末を発着信不可のモード(オフラインモード)にして、5分おきに3回ポップアップを出す、という動作を実現する場合の例である。なお、上記の電池残量「1」は、フル充電のときを「3」、電池残量なしのときは「0」としたときの値であり、よって、電池残量がかなり少なくなったときの状態を示す。
【0049】
図3は本発明になる携帯通信端末の第1実施例のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3に示す第1実施例の携帯通信端末350は、スケジューラ300を搭載する携帯通信端末であって、スケジューラ300がスケジューラ管理部301と、スケジュールデータ登録部302と、スケジュール情報監視部303と、スケジュール動作実行部304と、監視情報格納部305と、スケジュールデータ格納部306とからなる構成とされている。また、携帯通信端末350は、端末情報格納部101と、端末情報管理部102と、システム公開制御部115と、UI部114と、制御部116と、無線・通信部103を有する構成とされている。
【0050】
図4はスケジュール情報の管理領域の一例を示す。同図において、スケジューラ管理部301が受けたスケジュール情報が、スケジュールデータ登録部302によって監視情報格納部305と、スケジュールデータ格納部306に登録されているものとする。図2における要素に対して、図4ではXML(extensible markup language)による記載方法を利用し、次の対応付けで実装した。
【0051】
スケジュールデータ格納部306に登録されている1つのスケジュールデータの区切り枠として、図4では<スケジュール情報管理領域>として表記し、また図2に示した基本情報212を図4では<基本情報>として表記し、更に、スケジュールID213を<スケジュールID>、メモリ格納領域214を<メモ>、スケジュール登録・更新履歴215を<作成日>、スケジュール発生条件定義201を<条件定義>、要求される状態(端末固有情報)202を<端末状態>、要求される状態(ユーザ定義情報)203を<ユーザ定義状態>、要求される状態の累計数204及び現在までの累計数207を<回数要求数=“”現在数=“”>、要求されるシーケンス205及び現在のステータス208を<順次現在の実行状態=“”>、スケジュール発生時の動作定義209を<動作定義>、基本要求210を<基本要求>、ユーザ定義要求211を<ユーザ定義動作>としてそれぞれ表記している。
【0052】
次に、本実施例の動作について説明する。スケジュールデータ格納部306に図4のデータが登録された状態で、監視情報格納部305に登録される情報は、アプリケーションA、電池残量、電波状態である。電池残量と電波状態は端末情報管理部102によって更新される端末情報格納部101を参照して得られる。アプリケーションAの状態が、端末情報格納部101に含まれないものである場合、制御部116が保有する情報をシステム公開制御部115の機能等を利用し取得する。
【0053】
ここで、スケジュール情報監視部303が監視情報格納部305に記憶されている情報と同じ情報(ここでは、アプリケーションA、電池残量、電波状態)の監視中に、アプリケーションAが未起動状態で、電波状態が圏外となった場合、監視情報格納部305の状態に変化が生じたものと判断し、スケジュール情報監視部303はスケジュールデータ格納部306に格納されている図4のデータの評価を開始する。これにより、図4に示す<条件定義>の<順次>の評価の箇所で、実行状態が初期値、アプリケーションAが未起動であるため、ステータスは変わらずに再び監視状態に戻る。
【0054】
その後、アプリケーションAが動作状態となると、図4に示す<順次>の実行状態が進み、次のステータスである<電池残量>と<電波状態>の評価を開始可能となる。<電池残量>と<電波状態>は$and$演算子で結ばれているので、双方の状態が真となった場合に、初めて条件成立となる。条件が成立すると、スケジュール動作実行部304により、動作定義の内容が実行される。
【0055】
すなわち、まず、<基本要求>の<通信モード設定>が実行され、システム公開制御部115を通して携帯通信端末350を発着信不可モード(オフライン)に設定する。次に、<ユーザ定義動作>の<スヌーズ>が監視情報格納部305に設定され、1回目の<ポップアップ表示>が実行される。その後5分おきに2回、監視情報格納部305の情報が更新され、<ポップアップ表示>が実行される。
【実施例2】
【0056】
次に、本発明になる携帯通信端末の第2実施例について説明する。本実施例の携帯通信端末は、図1に示したブロック図と同一の構成でメール受信機能を持つ。本実施例は、図1の構成の携帯通信端末をそれぞれ所有するA氏、B氏、C氏のうち、図5に示す動作関係図に示すように、A氏がB氏とC氏どちらかに依頼事項を遂行してもらいたい場合の例である。
【0057】
すなわち、図5において、A氏は携帯通信端末のメール作成画面511に基づき、依頼事項となる本文と、依頼請負者へのスケジュール発生条件と、条件成立時の動作を指定したメール511を作成し(ステップ501)、B氏とC氏の各携帯通信端末宛にそれぞれ送信する(ステップ502)。B氏とC氏の各携帯通信端末は、上記のメールを受信し、受信したメール512、513に基づき、図1に示したスケジュール情報抽出部105にてスケジュール情報抽出処理を行い、抽出された情報をスケジューラ107に渡し、スケジュールデータ格納部108と監視情報格納部109にそれぞれ登録する(ステップ503)。
【0058】
B氏とC氏の各携帯通信端末の図1に示したスケジュール情報監視部111は、監視情報格納部109の記憶情報と同じ情報に変化があった場合に、スケジュールデータ格納部108に記憶された各スケジュールと比較することで、スケジュール条件成立の監視を行う(ステップ504)。その後、しばらくして、B氏の携帯通信端末にてスケジュール条件が成立した場合は、図1のスケジュール動作実行部112は条件成立時の動作を行う。この動作の中に自動リプライ動作による要求完遂通知が含まれていたため、B氏の携帯通信端末は、A氏、C氏宛にA氏の依頼事項を達成した旨を伝えるメールを自動で送信する(ステップ505)。
【0059】
次に、この第2実施例の図5の動作について、図6乃至図10と共に更に詳細に説明する。まず、A氏所有の携帯通信端末によるメール送信処理は、図6のフローチャートに示すように、エディタにて依頼事項となる本文と、依頼請負者へのスケジュール発生条件と、条件成立時の動作を指定したメール、すなわちスケジュール情報を付与したメールを作成し(ステップS1)、その作成したメールをメーラ104からB氏所有の携帯通信端末とC氏所有の携帯通信端末へそれぞれ送信し(ステップS2)、処理を終了する(ステップS3)。
【0060】
B氏所有の携帯通信端末とC氏所有の携帯通信端末は、それぞれ上記のメールを図7に示すフローチャートに従って受信処理する。すなわち、携帯通信端末はメーラ104にて受信したメールの情報を解析し(ステップS11)、スケジュール情報が受信したメールに含まれているか否か判断し(ステップS12)、含まれている場合は、スケジュール情報抽出部105にてスケジュール情報とメール番号の抽出処理を行い(ステップS13)、抽出データをスケジューラ107へ送信する(ステップS14)。その後、メーラ104はメールを指定のフォルダへ移動したり、転送したりする通常のメールフィルタ処理を行い(ステップS15)、処理を終了する(ステップS16)。なお、受信したメールにスケジュール情報が含まれていない場合は、ステップS15にて通常のメールフィルタ処理を行う。
【0061】
また、B氏所有の携帯通信端末とC氏所有の携帯通信端末は、それぞれメーラ104からスケジュール情報を渡された時には、図8に示すフローチャートに従ったスケジュール登録処理を行う。すなわち、携帯通信端末は、そのスケジューラ107がメーラ104からスケジュール情報を受信すると(ステップS21)、スケジュールデータ格納部108にスケジュール情報を登録した後(ステップS22)、スケジュールデータ登録部110がスケジュール情報から条件定義部分を抽出し(ステップS23)、その条件定義部分に基づいて端末情報格納部101のデータ群から選択的に抽出された端末固有情報を監視情報格納部109に登録し(ステップS24)、更にスケジュール発生時の動作をシステム公開制御部115の該当機能部分とリンクさせ、監視情報格納部109に登録し(ステップS25)、処理を終了する(ステップS26)。
【0062】
B氏所有の携帯通信端末とC氏所有の携帯通信端末は、上記のスケジュール登録処理に続いて、図9のフローチャートに従ってスケジュール監視と条件成立時までの処理を行う。すなわち、携帯通信端末は、スケジュール情報監視部111にて監視情報格納部109に格納されたデータに変化がないか監視を行う(ステップS31、S32)。
【0063】
監視情報格納部109に格納されているデータに変化があった場合、スケジュール情報監視部111は、変化したデータがスケジュール動作実行処理に関するものであるか否か判定し(ステップS33)、スケジュール動作実行処理に関するものでないときには、スケジュール情報監視部111は、スケジュールデータ格納部108に格納されている各スケジュール情報と監視情報格納部109に格納されているデータとの比較を行い(ステップS34)、比較が一致する場合にのみスケジュールデータ格納部108のデータ更新を行う(ステップS35)。
【0064】
ステップS35の処理が終了した後、又はステップS34で比較結果が不一致であるときには、スケジュール情報監視部111は、スケジュールデータ格納部108に格納されているスケジュール発生条件定義201のスケジュール発生条件の成立可否を判断する(ステップS36)。例えば、スケジュール情報監視部111は、監視情報格納部109に格納されているデータに変化があった場合、スケジュールデータ格納部108に格納されている各スケジュールと比較することで、スケジュール発生条件がスケジュールデータと一致した時に条件成立と判定する。スケジュール発生条件が成立している場合、スケジュール動作実行部112に該当スケジュールを通知する(ステップS37)。
【0065】
また、スケジュール条件が成立しない場合、あるいはステップS37によりスケジュール動作実行部112にスケジュールを通知した場合、あるいはステップS32で変化がないときにはステップS31に戻り、再びスケジュール情報監視部111による監視情報格納部109に格納されたデータに変化がないかの監視を行う。なお、スケジュール動作実行処理であるとステップS33で判定された時には、ステップS37に進んで、スケジュール動作実行部112に該当スケジュールを通知する。
【0066】
B氏の携帯通信端末にてスケジュール条件が成立した場合は、B氏所有の携帯通信端末は、上記のスケジュール監視と条件成立時までの処理に続いて、図10のフローチャートに従ってスケジュール発生時の実行処理を行う。すなわち、B氏の携帯通信端末は、スケジュール情報監視部111は、スケジュールデータ格納部108に格納されているスケジュール発生条件定義201のスケジュール発生条件が成立している場合、スケジュールID213をスケジュール動作実行部112に通知する(ステップS41)。
【0067】
スケジュール動作実行部112は、スケジュールID213のスケジュール情報に対して、スケジュール発生時の動作定義209を参照し(ステップS42)、内部要素としてユーザ定義要求211が含まれているか否かの判定を行い(ステップS43)、ユーザ定義要求211が含まれている場合は、そのユーザ定義動作の処理、すなわち、スケジュールデータ格納部108のデータを更新し、監視情報格納部109にタイマと通知されたスケジュールIDとを登録する(ステップS44)。
【0068】
スケジュール動作実行部112は、上記のステップS44の処理に続いて、又はステップS43でユーザ定義要求が含まれていないと判定されたときには、スケジュール発生時の動作定義209の内部要素として基本要求210が含まれており、かつ、その基本要求の動作が実行済みか否かの判定を行い(ステップS45)、基本要求210の動作が未実行である時にはシステム公開制御部115の該当機能を実行した後(ステップS46)、実行済みのときには、直ちに動作定義されている項目の数だけ実行をしたか否か判定する(ステップS47)。動作定義されている項目のすべてを実行していないときには、再びステップS43の処理に戻り、動作定義されている項目のすべてを実行した時は処理を終了する(ステップS48)。
【0069】
本実施例によれば、子供やお年寄りに携帯通信端末を持たせて、その行動管理を行うことも可能となる。すなわち、メールの条件定義として、スケジュール即時実行や、電波状態が圏外の場合、あるいは位置情報が近所以外になった場合を指定し、その時の動作定義として、注意喚起メッセージの表示やアラーム鳴動、自動メールリプライに現在値等の情報を埋め込んで送信する、等を追加してメール送信することを設定することにより、メール受信者である子供やお年寄りの状態を監視することが可能となる。
【0070】
あるいは、本実施例によれば、特定の会議だけ携帯通信端末の着信音を鳴動させなくするという使い方も可能となる。すなわち、会議の開催通知メールに、条件定義として会議の期間、動作定義として着信音オフ設定アラーム、着信音オフ等の情報を盛り込むことで、会議に出席する多数からなるメール受信者は、会議中の着信音設定について心配をしなくてよくなる。
【0071】
なお、本発明は以上の実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、例えば、実施例として、スケジュール情報を条件と動作に分けて、監視と実行を別のフェーズで行う方法を提示したが、1つのスケジュールとして条件を混ぜて記載し、より高度な実行形態を提供するスケジュールとして成立させることも可能である。具体的には、図2に示した要求されるシーケンス205(図4では<順次>として記載)を用い、ここに動作を埋め込むことで可能となる。
【0072】
また、スケジュールの発生条件や、条件成立時の動作として、図11、図12の例などが容易に想像される。図11はスケジュール発生条件の各例を示し、図12はスケジュール発生時の動作の各例を示す。図11に示すように、スケジュール発生条件には、プリセット、対象者、日付、時間、発信回数、天気、電波状態、電池残量、端末開閉状態などがある。なお、「電波状態」は、圏外を含め5段階あるものとしており、圏外、1以下、1以上、2以下、2以上、3以下、3以上、4以下、4のいずれかの値をとる。
【0073】
また、上記の開閉状態は、携帯通信端末100、350が、内側面に少なくとも表示部が設けられた上部筐体部と、内側面に少なくとも各種の入力及び操作を行うための各種ボタンからなる操作部が設けられた下側筐体部とが、互いの一側端部同士がヒンジ部により回動自在に結合され、上部筐体部と下部筐体部とはヒンジ部を中心として各内側面同士が、互いに近接対向する閉状態か互いに離間される開状態のいずれかとして用いられる周知の折り畳み式携帯通信端末における上部筐体部と下部筐体部との開閉状態を示す情報である。
【0074】
また、図11のスケジュール発生条件の中の「値」が任意であるものは、メールやスケジューラのユーザインタフェースとして、スケジュール情報記載欄に決められたフォーマットがあったときに、そのフィールドを意識しない場合に用いるものである。更に、図11中の「天気」は、携帯通信端末100、350が携帯電話の場合、基地局が周辺の天気情報を、定期的に配信しているため、この情報を利用するものである。
【0075】
また、図12は図11に示すユーザが任意に選択したスケジュール発生条件を満足した時の携帯通信端末100、350の動作の各例を示し、スケジュール発生条件を満足した時の動作には、プリセット、アラーム、端末筐体を振動させるバイブ、メール表示、完了通知、自動リプライ、発信要求表示、コメント表示、キーマクロ実行、ログ採取などがある。ユーザはスケジュール発生時の動作を図12の動作項目及び値から予め自由に選択することができる。例えば、図12の「動作項目」のうち、アラームとバイブとをスケジュール発生時の動作として選択し登録する。同時に動作の詳細をその動作項目に対応する「値」から5秒、10秒などのように選択し登録する。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明の携帯通信端末の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1中のスケジュールデータ格納部の一例の管理領域説明図である。
【図3】本発明の携帯通信端末の第1実施例のブロック図である。
【図4】スケジュール情報の管理領域の一例を示す図である。
【図5】本発明の携帯通信端末の第2実施例の動作関係を示す図である。
【図6】図5のA氏所有の携帯通信端末によるメール送信処理のフローチャートである。
【図7】図5のB氏、C氏所有の携帯通信端末によるメール受信処理のフローチャートである。
【図8】図5のB氏、C氏所有の携帯通信端末によるスケジュール登録処理のフローチャートである。
【図9】図5のB氏、C氏所有の携帯通信端末によるスケジュール監視と条件成立時までの処理のフローチャートである。
【図10】図5のB氏所有の携帯通信端末によるスケジュール発生時の実行処理のフローチャートである。
【図11】スケジュール発生条件の各例を示す図である。
【図12】スケジュール発生時の動作の各例を示す図である。
【符号の説明】
【0077】
100、350 携帯通信端末
101 端末情報格納部
102 端末情報管理部
103 無線通信部
104 メーラ
105 スケジュール情報抽出部
106 メール格納部
107、300 スケジューラ
108、306 スケジュールデータ格納部
109、305 監視情報格納部
110、302 スケジュールデータ登録部
111、303 スケジュール情報監視部
112、304 スケジュール動作実行部
113、301 スケジューラ管理部
114 UI部
115 システム公開制御部
116 制御部
201 スケジュール発生条件定義
206 スケジュール達成状況格納領域
209 スケジュール発生時の動作定義
212 基本情報
216 動作付随情報格納領域







【特許請求の範囲】
【請求項1】
スケジュール発生条件成立時に予め設定したスケジュール発生時の動作を行うスケジュール機能と、通信機能とを少なくとも備えた携帯通信端末であって、
前記スケジュール発生条件として、自端末の状態の情報及び前記通信機能により外部より得られる情報のうち、予め任意に設定した情報を登録するスケジュール発生条件登録手段と、
前記スケジュール発生条件登録手段により、前記スケジュール発生条件として登録された情報が成立するか否かを監視する監視手段と、
前記監視手段により前記スケジュール発生条件として登録された情報が成立したことを検出した時に、自端末が有するリソースのうち、予め任意に設定したリソースを利用した動作を行うスケジュール発生の動作手段と
を有することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項2】
前記スケジュール発生の動作手段は、前記自端末が有するリソースとして、表示部に画像を表示する画面表示機能、発光素子により所望の情報を発光又は点滅して所望の情報を報知する発光機能、スピーカにより着信音又は受話音声を発音する発音機能、端末筐体を振動させて着信を報知する振動機能、任意の被写体を撮像する撮像機能、任意のシーケンシャルな動作を実行する機能のうち、任意に選択した一又は二以上の機能を利用して、スケジュール発生の動作を行うことを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
【請求項3】
前記スケジュール発生条件登録手段は、前記自端末の状態の情報として、日付情報、時間情報、前記通信機能を利用した発信回数情報、受信電波状態情報、電池残量情報、所有者の設定した定義情報のうちの少なくとも一の情報を含み、前記通信機能により外部より得られる情報として送信者情報及び通信ネットワークを利用して受信した情報の少なくとも一の情報を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の携帯通信端末。
【請求項4】
内側面に少なくとも表示部が設けられた上部筐体部と、内側面に少なくとも各種の入力及び操作を行うための各種ボタンからなる操作部が設けられた下側筐体部とが、互いの一側端部同士がヒンジ部により回動自在に結合され、前記上部筐体部と前記下部筐体部とは前記ヒンジ部を中心として各内側面同士が、互いに近接対向する閉状態か互いに離間される開状態のいずれかとして用いられる折り畳み式携帯通信端末であって、前記スケジュール発生条件登録手段は、前記自端末の状態の情報として、前記上部筐体部と前記下部筐体部とが開状態か閉状態かを示す開閉状態情報を含むことを特徴とする請求項3記載の携帯通信端末。
【請求項5】
所望のメールアドレスに対して所望の内容のメールを送信するメール送信機能と、発信者から送信されたメールを受信して表示部に受信したメールの内容を表示させるメール受信機能とを備えた携帯通信端末において、前記スケジュール発生条件登録手段は、前記メール受信機能により受信したメールからスケジュール情報を抽出し、その抽出した前記スケジュール情報の中から、予め設定した情報を前記スケジュール発生条件とすることを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
【請求項6】
スケジュール発生条件成立時に予め設定したスケジュール発生時の動作を行うスケジュール機能と、通信機能とを少なくとも備えた携帯通信端末による情報提供方法であって、
自端末の状態の情報及び前記通信機能により外部より得られる情報のうち、予め任意に設定した情報をスケジュール発生条件として登録する第1のステップと、
前記スケジュール発生条件として登録された情報が成立するか否かを監視する第2のステップと、
前記第2のステップにより前記スケジュール発生条件として登録された情報が成立したことを検出した時に、自端末が有するリソースのうち、予め任意に設定したリソースを利用した動作を行う第3のステップと
を含む特徴とする携帯通信端末による情報提供方法。
【請求項7】
前記第3のステップは、前記自端末が有するリソースとして、表示部に画像を表示する画面表示機能、発光素子により所望の情報を発光又は点滅して所望の情報を報知する発光機能、スピーカにより着信音又は受話音声を発音する発音機能、端末筐体を振動させて着信を報知する振動機能、任意の被写体を撮像する撮像機能、任意のシーケンシャルな動作を実行する機能のうち、任意に選択した一又は二以上の機能を利用して、スケジュール発生の動作を行うことを特徴とする請求項6記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記第1のステップは、前記自端末の状態の情報として、日付情報、時間情報、前記通信機能を利用した発信回数情報、受信電波状態情報、電池残量情報、所有者の設定した定義情報のうちの少なくとも一の情報を含み、前記通信機能により外部より得られる情報として送信者情報及び通信ネットワークを利用して受信した情報の少なくとも一の情報を含むことを特徴とする請求項6又は7記載の情報提供方法。
【請求項9】
所望のメールアドレスに対して所望の内容のメールを送信するメール送信機能と、発信者から送信されたメールを受信して表示部に受信したメールの内容を表示させるメール受信機能とを備えた携帯通信端末による情報提供方法であって、前記第1のステップは、前記メール受信機能により受信したメールからスケジュール情報を抽出し、その抽出した前記スケジュール情報の中から、予め設定した情報を前記スケジュール発生条件とすることを特徴とする請求項6記載の情報提供方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−166118(P2006−166118A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−355703(P2004−355703)
【出願日】平成16年12月8日(2004.12.8)
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】