説明

携帯通信端末

【課題】 表示部を2つ持つ折り畳み式携帯通信端末はユーザーへ示すべき内容や情報を、開閉の状態によって第1の表示部と第2の表示部それぞれに入れ替える制御を行っており、同じ内容を2つの表示部にそれぞれ表示させるため効率が悪く、わかりづらい。
【解決手段】 携帯電話機100は、ヒンジ部200を中心に第1の筐体101、第2の筐体102をそれぞれ前面方向に回動することによって、第1の表示部4及びキー入力部6が内側に対面するように閉じられた閉状態のときには、筐体101は筐体102の上に重なるが、筐体102上の破線Aと筐体101の先端部が重なり、閉状態でも第2の表示部5が露出している。つまり、閉状態においても第2の表示部5の表示内容を確認することができる。第2の表示部5の表示内容は、閉状態には左右されず、閉状態前に表示していた内容をそのまま表示しており、常に同じ情報を入手することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯通信端末に係り、特に第1の筐体と第2の筐体とがそれぞれ表示部を有する折り畳み式携帯電話機等の携帯通信端末に関する。
【背景技術】
【0002】
第1の筐体に表示部、第2の筐体にキー入力部を持ち、これら第1及び第2の筐体の各一端部がヒンジ部によって回動自在に結合されている折り畳み式の携帯電話機、簡易型携帯電話機(PHS;Personal Handy phone System)等の携帯通信端末において、折り畳んだ状態でも表示が見えるように、第1の表示部とは別に第2の表示部を持つ折り畳み式携帯通信端末が種々開発されている。このような表示部を2つ持つ折り畳み式携帯通信端末の構成は種々あるが、主に第2の表示部は第1の表示部のある第1の筐体の反対面に実装されている構成をとっている場合が多い。この場合、表示部のある第1の筐体は第1、第2の表示部の厚みによって、薄く構成することができなく、装置本体の厚みを増す要因になっている。
【0003】
このような問題を解決するために、第2の表示部をヒンジ部に実装する携帯通信端末が従来から知られている(例えば、特許文献1、2参照)。また、第2の表示部を、第2の筐体の裏面(折り畳んだ時に第1の表示部が重なる面とは反対側の面)に実装している、表示部を2つ持つ折り畳み式携帯通信端末も従来から知られている。
【0004】
一方、第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して回動自在に結合された折り畳み式携帯通信端末において、第1の筐体と第2の筐体を折り畳む合わせ面に延長して露出面を形成し、第1の筐体の合わせ面と露出面にそれぞれLCD表示部を設けた携帯通信端末も従来から知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
また、受話部が設けられた第1の筐体よりも送話部が設けられた第2の筐体の長さを長く形成して、折り畳まれた状態で第2の筐体が第1の筐体より突出する突出部を設けると共に、この突出部の第1の筐体に対向する面側に表示装置を設けた折り畳み式携帯通信端末も従来から知られている(例えば、特許文献4参照)。
【0006】
更に、第1の筐体の内側面に第1の表示部を設け、第2の筐体の内側面に小面積の第2の表示部を設け、開状態では第1及び第2の表示部を視認でき、第1及び第2の筐体の各内側面を対向密接させた閉状態においては、第1の筐体の切欠部を通して第2の表示部を視認できる構成の折り畳み式携帯通信端末も従来から知られている(例えば、特許文献5参照)。
【0007】
【特許文献1】特開2003−110672号公報(図1)
【特許文献2】特開2002−369252号公報(図1、図2)
【特許文献3】特開2001−308996号公報(図1)
【特許文献4】特開2002−232533号公報(図1、図2)
【特許文献5】特開2002−344586号公報(図1、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1、あるいは特許文献2記載の従来の携帯通信端末は、第1の筐体は薄くできるが、第2の表示部をヒンジ部内に実装するため、ヒンジ径が大きく(太く)なり、結果として装置本体の厚みが増加してしまっている。また、特許文献1、あるいは特許文献2記載の従来の携帯通信端末においては、第1及び第2の筐体を開いたときに第1及び第2の表示部を同時に見ることができる反面、閉じているときと開いているときでは第2の表示部に表示される表示内容及び情報を変えているため、ユーザーがわかりづらい問題がある。
【0009】
また、第1の表示部に電池残量を示す印といった携帯電話機の動作の情報を、表示画面の上方部分や下方部分に表示するため、画像やテキスト文章等を表示画面一杯に表示できず、表示効率が悪い。あるいは、電池残量を示す印の部分を増加させるために、表示器を長く大きくするため、小型化が困難である。
【0010】
また、表示部を2つ持つ折り畳み式携帯通信端末はユーザーへ示すべき内容や情報を、開閉の状態によって第1の表示部と第2の表示部それぞれに入れ替える制御を行っており、同じ内容を2つの表示部にそれぞれ表示させるため効率が悪い。また、この折り畳み式携帯通信端末は、本体を閉じているときは第2の筐体の裏面、開いたときは本体の表示部面(第1の筐体の第1の表示部面)と、開状態時及び閉状態時の各状態によって本体を裏返す必要があり、利便性に欠ける。
【0011】
また、特許文献3には、スピーカ(レシーバ)を背面に配置することで表示スペースを最大限利用しようとしている携帯通信端末が開示されているが、レシーバと表示部とを同一面に配置しながら表示スペースを最大限利用しようとする構成については開示されていない。
【0012】
また、特許文献4記載の従来の携帯通信端末は、第1の表示部と第2の表示部に別々の内容を表示するものではなく、液晶表示装置に時刻、電界強度、電池残量の他、電話番号やメール、画像を表示させる構成であり、また、通話中等には液晶表示装置の表示内容を切り替える構成であり、第2の表示部の表示内容を切り替えない構成は特許文献4には記載されていない。更に、特許文献5にも、第1の表示部と第2の表示部に別々の内容を表示する構成の携帯通信端末は記載されていない。
【0013】
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、第1の表示部を有する第1の筐体と、第2の表示部を有する第2の筐体を備え、第1の表示部と第2の表示部に別々の内容を表示すると共に、第2の表示部の表示内容は切り替えないことで、ユーザーに分かり易い表示を行い得る携帯通信端末を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明の他の目的は、第1の表示部を具備した第1の筐体を薄くし、キー入力部を具備した第2の筐体と第1の筐体とを、ヒンジ部を中心に回動して折り畳んだ時、装置本体を薄く構成できる携帯通信端末を提供することにある。
【0015】
更に、本発明の他の目的は、レシーバと表示部とを同一面に配置しながら表示スペースを最大限利用できる携帯通信端末を提供することにある。
【0016】
更にまた、本発明の他の目的は、第2の表示部には電池アイコン、アンテナなどの印を固定表示することにより、制御方法(回路、プログラム)を簡易化できると共に第2の表示部を構成するデバイスを簡素化し得る携帯通信端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記の目的を達成するため、本発明は、第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部と第2の表示部に、表示内容を分担し、かつ、互いに異なる表示内容を表示するように構成したことを特徴とする。本発明では、第1の表示部と第2の表示部への情報の表示内容を完全に分担させることで、第1の表示部には画像やテキスト文章等を表示画面いっぱいに表示でき、第1の表示部には電池残量やアンテナバー等の印を表示しなくともよいため、印表示に使うべき表示画面面積を削減できるため、携帯電話機の小型化が可能になる。
【0018】
また、本発明は、上記の目的を達成するため、第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部には画像やテキストを表示し、第2の表示部には画像やテキスト以外の記号又はアイコンを表示するように構成したことを特徴とする。ここで、第2の表示部には、アンテナバーや電池バー等の記号又はアイコンを表示してもよい。
【0019】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、第1の表示部の表示をオフしたときは、第1の表示部が表示オフされる直前に表示していた情報を第2の表示部に移動せず、第2の表示部には第1の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0020】
この発明では、第1の表示部の表示をオフしたときは、第1の表示部が表示オフされる直前に表示していた情報を第2の表示部に移動しないため、第2の表示部の表示内容が変化しないようにできる。また、第1の表示部のオン/オフ制御だけで、第2の表示部を同時にオン/オフ制御する必要がないため、制御回路やソフトウェアの開発が簡素化され、第1の表示部と第2の表示部の表示切替による動作の設計検証も不要となり、開発、設計面においても大きな効果が得られ、開発費を削減でき、端末の価格も低減できる。
【0021】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、第1の表示部には第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0022】
この発明では、第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、第1の表示部には第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示するようにしたため、第1の表示部と第2の表示部の両方で第2の表示部の表示内容を表示しないようにできる。また、第1の表示部のオン/オフ制御だけで、第2の表示部を同時にオン/オフ制御する必要がないため、制御回路やソフトウェアの開発が簡素化され、第1の表示部と第2の表示部の表示切替による動作の設計検証も不要となり、開発、設計面においても大きな効果が得られ、開発費を削減でき、端末の価格も低減できる。
【0023】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、第1の表示部が表示オンされる直前に第2の表示部に表示されていた情報を第1の表示部に移動せず、第1の表示部には第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0024】
この発明では、第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、第1の表示部が表示オンされる直前に第2の表示部に表示されていた情報を第1の表示部に移動せず、第1の表示部には第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示するようにしたため、第2の表示部の表示内容が変化しないようにできる。また、第1の表示部のオン/オフ制御だけで、第2の表示部を同時にオン/オフ制御する必要がないため、制御回路やソフトウェアの開発が簡素化され、第1の表示部と第2の表示部の表示切替による動作の設計検証も不要となり、開発、設計面においても大きな効果が得られ、開発費を削減でき、端末の価格も低減できる。
【0025】
また、上記の目的を達成するため、本発明は本体電源がオンで、かつ、第1の表示部の表示がオンである間は、第2の表示部の表示はオフしない構成としたことを特徴とする。
【0026】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、第2の筐体の長さが第1の筐体の長さよりも長く形成されており、第1の状態及び第2の状態のいずれにおいても第2の表示部は、第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、第2の状態時では、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部と第2の表示部に、表示内容を分担し、かつ、互いに異なる表示内容を表示するように構成したことを特徴とする。
【0027】
この発明では、2つの筐体を有し、第1の状態か第2の状態で用いられる折り畳み式その他の携帯通信端末において、第1の表示部の部品面積を削減できる。
【0028】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、第2の筐体の長さが第1の筐体の長さよりも長く形成されており、第1の状態及び第2の状態のいずれにおいても第2の表示部は、第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、第2の状態時では、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部には画像やテキストを表示し、第2の表示部には画像やテキスト以外の記号又はアイコンを表示するように構成したことを特徴とする。ここで、第2の表示部は、アンテナバーや電池バー等の記号又はアイコンを表示するようにしてもよい。
【0029】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、第2の筐体の長さが第1の筐体の長さよりも長く形成されており、第1の状態及び第2の状態のいずれにおいても第2の表示部は、第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、第2の状態時では、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、第1の表示部の表示をオフしたときは、第1の表示部が表示オフされる直前に表示していた情報を第2の表示部に移動せず、第2の表示部には第1の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0030】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、第2の筐体の長さが第1の筐体の長さよりも長く形成されており、第1の状態及び第2の状態のいずれにおいても第2の表示部は、第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、第2の状態時では、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、第1の表示部には第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0031】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、第2の筐体の長さが第1の筐体の長さよりも長く形成されており、第1の状態及び第2の状態のいずれにおいても第2の表示部は、第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、第2の状態時では、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、第1の表示部が表示オンされる直前に第2の表示部に表示されていた情報を第1の表示部に移動せず、第1の表示部には第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0032】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の筐体と第2の筐体が第1の状態及び第2の状態のいずれであるかを検出する状態検出手段を有し、状態検出手段の検出結果に応じて第1の表示部の表示動作を制御し、かつ、状態検出手段の検出結果に関係なく第2の表示部の表示動作を制御する動作制御手段を有することを特徴とする。この発明では、制御回路やソフトウェアの開発が簡素化できる。
【0033】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、第1の筐体の前面には少なくとも第1の表示部が設けられ、第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部とキー入力部とが設けられた携帯通信端末であって、第2の筐体の長さが第1の筐体の長さよりも長く形成されており、第1の状態及び第2の状態のいずれにおいても第2の表示部は、第1の筐体により覆われることのない位置に配置され、第1の状態時にはキー入力部が第1の筐体により覆われる位置に配置され、第2の状態時では、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第2の筐体は、第1の状態時に第1の筐体と対向して重ね合わされる第1の筐体部分の厚さが、第1の筐体により覆われない第2の筐体部分の厚さよりも薄く形成されており、かつ、第2の筐体部分の厚さが第1の筐体の厚さとほぼ同一とされていることを特徴とする。
【0034】
この発明では、第2の筐体は、第1の状態時に第1の筐体と対向して重ね合わされる第1の筐体部分の厚さが、第1の筐体により覆われない第2の筐体部分の厚さよりも薄く形成されており、かつ、第2の筐体部分の厚さが第1の筐体の厚さとほぼ同一とされているため、第1の筐体により覆われない第2の筐体部分に、大型部品を配置することができ、本体を閉じた時の最大厚みを増加させず、長手方向にも長さを増加させることなく、端末の薄型化、小型化を実現できる。
【0035】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、第1の筐体の前面には少なくとも第1の表示部が設けられ、第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部とキー入力部とが設けられた携帯通信端末であって、第2の筐体の長さが第1の筐体の長さよりも長く形成されており、第1の状態及び第2の状態のいずれにおいても第2の表示部は、第1の筐体により覆われることのない位置に配置され、第1の状態時にはキー入力部が第1の筐体により覆われる位置に配置され、第2の状態時では、第1の表示部と第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、第2の筐体は、第1の状態時に第1の筐体により覆われない筐体部分の厚さが、第1の筐体の先端部側では第1の筐体の厚さとほぼ同一で、かつ、第2の筐体の先端部ほど薄くなるように構成されており、第2の表示部は、第2の筐体部の第1の状態時に第1の筐体により覆われない傾斜面に形成され、2方向から視認な構成とされていることを特徴とする。
【0036】
この発明では、第2の筐体は、第1の状態時に第1の筐体により覆われない筐体部分の厚さが、第1の筐体の先端部側では第1の筐体の厚さとほぼ同一で、かつ、第2の筐体の先端部ほど薄くなるように構成され、第2の表示部が、第2の筐体部の第1の状態時に第1の筐体により覆われない傾斜面に形成され、2方向から視認な構成とされているため、第2の表示部の表示内容の視認が容易となり、利便性を向上できると共に、デザイン性が向上する。
【0037】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第2の表示部が、表示すべき印の形で型抜きされたパネルと、パネルの型抜き部分に出射した光を透過させる発光素子とよりなることを特徴とする。この発明では、LCDを用いた表示部に比べて安価に構成することができ、ひいては端末全体の価格も安価にすることができる。
【0038】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、上記の発光素子は、多色発光ダイオードであり、発光色により定量的な情報を表わすことを特徴とする。この発明では、表示内容をより分かり易く表示させることができる。
【0039】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第2の表示部は、設定有無を表わす印の形で型抜きされたパネルと、パネルの型抜き部分に出射した光を透過させる発光素子とよりなり、パネルの印についての定量的情報及び詳細情報を第1の表示部で参照させる制御手段を有することを特徴とする。この発明では、定量的情報及び詳細情報を安価な構成の第2の表示部で表示することができる。
【0040】
ここで、以上の発明は第1の筐体は前面に第1の表示部と受話器が設けられ、第2の筐体は前面に第2の表示部とキー入力部と送話器とが設けられ、第1の筐体と第2の筐体の各一端部がヒンジ部により回動自在に結合されており、第1の状態として第1及び第2の筐体の前面同士を対向させる閉状態とされ、第2の状態として第1及び第2の筐体の前面同士を離間させる開状態とされる折り畳み式携帯電話機を構成しているようにしてもよい。
【0041】
また、上記の目的を達成するため、本発明は、互いに異なる長さの第1の筐体と第2の筐体の各一端部がヒンジ部により回動自在に結合されており、第1及び第2の筐体の前面同士を対向させる閉状態と、第1及び第2の筐体の前面同士を離間させる開状態のいずれかで用いられる、表示部を複数有する折り畳み式の携帯通信端末であって、第1及び第2の筐体のうち、長さが長い方の一方の筐体の、長さが短い方の他方の筐体により閉状態時に覆われない筐体部分に少なくとも一の表示部を配置したことを特徴とする。この発明では、開閉を問わず第2の表示部の表示内容を確認できる。
【発明の効果】
【0042】
本発明によれば、第1の筐体と第2の筐体とが重ね合わされた状態においても、第2の表示部の表示内容を確認でき、また、第1の表示部と第2の表示部にそれぞれ異なる情報を表示することにより、第1の表示部の部品面積を削減できるため、第1の表示部面積の小型化、第1の筐体の小型化、携帯通信端末全体の小型化、薄型化を実現できると共に、第2の表示部の表示内容は切り替えないことで、ユーザーに分かり易い表示ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
次に、発明を実施するための最良の形態について、折り畳み式携帯電話機を例にとって図面と共に説明する。
【0044】
(第1の実施の形態)
図1及び図2は本発明になる携帯通信端末の第1の実施の形態の外観斜視図であり、図1は開状態、図2は閉状態(折り畳み状態)のときの図を示す。図3は本発明になる携帯通信端末の第1の実施の形態の回路構成のブロック図を示す。図4は本発明になる携帯通信端末の本体の内部構成断面図を示す。図1、図2、図3、図4において、それぞれの同一機能の構成部分は同一符号を付してある。
【0045】
図1、図2、図4において、本発明になる携帯通信端末の第1の実施の携帯である折り畳み式携帯電話機100は、第1の表示部4を内側面に具備している第1の筐体101と、第2の表示部5及びキー入力部6をそれぞれ内側面に具備している第2の筐体102と、第1の筐体101の一側端部と第2の筐体102の一側端部とをそれぞれ回動可能に結合しているヒンジ部200とから構成される。
【0046】
なお、本明細書において、閉状態にあるときの第1の筐体101と第2の筐体102が略密接して対向する面を筐体の内側面(又は前面)、内側面と反対側の面を筐体の外側面(又は背面)というものとする。また、第1の筐体101、第2の筐体102の長手方向に対し、ヒンジ部200と接続されている端面をヒンジ部端、ヒンジ部200と接続されていない端面を先端というものとする。
【0047】
更に、携帯電話機100は、第1の筐体101の内側面にレシーバ用音孔7aが形成されており、第2の筐体102の内側面にはマイク用音孔8aが形成されており、第2の筐体102の上端部にはアンテナ1が突設されており、更に第1の筐体101の内側面と第2の筐体102の内側面とには閉状態のときに互いに対向する位置に開閉検出部10a、10bが設けられている。開閉検出部10aと10bとにより開閉検出手段10が構成される。
【0048】
第1の筐体101又は第2の筐体102内には、図3のブロック図及び図4の断面図に示すように、レシーバ7、マイク8、周辺デバイス9、プリント板301、電子回路部品302、電池303が実装されており、また、無線回路2、制御部3を内蔵している。図3中の無線回路2、制御部3は図4に示すプリント板301や電子回路部品302によって構成されている。
【0049】
第1の筐体101と第2の筐体102はヒンジ部200によって回動自在に結合されており、閉じたり、開く時には、第1の筐体101と第2の筐体102がそれぞれヒンジ部200を中心に前面及び背面に回動するように構成されている。長手方向(ヒンジ部端から先端方向)において、第2の筐体102は第1の筐体101よりも長く構成されており、図2に示す如く折り畳み状態のときに、第2の筐体102上の破線Aと第1の筐体101の先端が重なるように構成されている。
【0050】
上記の破線Aよりもヒンジ部200側の、第1の筐体101で覆われる第2の筐体102の前面位置には、図1に示すように、キー入力部6とマイク音孔8aが配置されている。一方、上記の破線Aから先端までの第2の筐体102の前面位置には、図1、図2及び図4に示すように、第2の表示部5が配置されている。従って、ヒンジ部200を中心に第1の筐体101と第2の筐体102とを閉じた場合にも、第2の表示部5が第1の筐体101によって覆われることはなく、開状態及び閉状態の何れの状態においても第2の表示部5の表示内容を視認できるように構成されている。
【0051】
また、第1の表示部4はレシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)とマイク8(及びマイク用音孔8a)の間に配置している。これは、ユーザーが電話として使用する場合に、耳にレシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)を当てたときに、マイク8(及びマイク用音孔8a)が口に近づくことで、ユーザーの声を拾いやすくすることができるからである。ゆえに、マイク8(及びマイク用音孔8a)は、図1に示すように開状態のときにはレシーバ7(及びマイク用音孔7a)から遠い位置に配置するのがよい。
【0052】
第1の表示部4は、携帯電話機100の種々の動作や状態、情報、画像等を表示する表示手段であり、第1の筐体101の前面に実装される。図4において、第1の表示部4は、表示器4aとスクリーン4bから構成され、表示器4aはドットマトリクス方式による液晶表示素子(LCD;Liquid Crystal Display)又は有機エレクトロルミネッセンス(EL;Electroluminescent Display)等で構成される。
【0053】
本実施の形態においては、暗い所でも視聴可能にするためのバックライトやフロントライトが必要な場合には、表示器4aに構成されているものとする。近年は、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)方式による高精細LCDによって写真を表示することも可能であり、携帯電話機の商品性を損なわない大きさの表示器で構成するのがよい。スクリーン4bは表示器4aを保護するもので、携帯電話機では一般的にプラスチックやアクリル等の透明樹脂で構成される。図4では第1の表示部4として、表示器4aとスクリーン4bを分けて示したが、表示器4aをそのまま第1の表示部4として構成してもよい。
【0054】
第1の表示部4は携帯電話機100を図1に示した開状態として、ユーザーからのキー入力部6や補助スイッチ6aによる操作が行われる場合に、操作に応じた種々の情報を表示する。例えば、メール受信時にはメール内容を表示させ、iモード等によるインターネットブラウジング時にはテキスト画面やイラストや写真といった画像等を表示させる。携帯電話機100がカメラ機能付きの携帯電話機である場合は、撮影時の被写体画像の表示や、撮影後の画像の閲覧、画像の加工等も第1の表示部4を見ながら携帯電話機100を操作する。
【0055】
第2の表示部5は、携帯電話機100の種々の動作や状態、情報を表示する表示手段であり第2の筐体102の前面かつ先端に実装される。第2の表示部5の表示内容には、図5に示すような、電池残量を示す印、充電有無を示す印、圏内圏外を示す印、アンテナバー(基地局との通信可否または通信可能なレベル)を示す印、マナーモード設定有無を示す印、ドライブモード設定有無を示す印、バイブモータ設定を示す印、音出力設定有無を示す印、メール受信を示す印、メール送信を示す印、未読メール有無を示す印、電話着信を示す印、電話発呼中を示す印、通話中を示す印、不在着信を示す印、留守番電話設定を示す印、伝言メッセージ有無を示す印、iモード等のインターネットブラウジング中に基地局との通信を示す印、スケジュール設定有無を示す印、時計アラームを示す印、外部メモリカード装着有無を示す印、外部メモリカードへのアクセス有無を示す印、java等によるアプリケーション起動有無を示す印、外部インターフェース接続有無を示す印、カメラ起動有無を示す印、赤外線インターフェース起動有無を示す印、内蔵メモリアクセスを示す印、ハードディスクアクセスを示す印、文字入力モードの状態を示す印、音楽プレーヤー起動有無を示す印等、携帯電話機の機能に応じてその機能の動作状態を示す印を表示させる。
【0056】
これらは携帯電話機100に搭載された機能や周辺デバイスに応じて表示させるべき印の数や種類を選択すればよく、少なくとも1つ以上の印を携帯電話機100の開閉に影響されることなく、常時表示するように構成する。上記の印は画像、マーク、アイコン、インジケータ等ユーザーに情報を示す手段であれば形状や名称を制限しない。
【0057】
図4において、第2の表示部5は表示器5aとスクリーン5bから構成され、表示器5aは表示器4aと同様に、LCDや有機EL等で構成できるが、上記のような表示内容を、電池残量を示す印やアンテナバーを示す印といった固定された印を表示する場合には、セグメント方式によるLCDで構成する方が低コスト、低消費電力で第2の表示部5を構成することができる。本実施の形態においては、暗い所でも視認可能にするためのバックライトやフロントライトが必要な場合には、表示器5aに構成されているものとする。
【0058】
スクリーン5bは表示器5aを保護するもので、携帯電話機100では一般的にプラスチックやアクリル等の透明樹脂で構成される。図4では第2の表示器5aとスクリーン5bを分けて示したが、表示器5aをそのまま第2の表示部5として構成してもよい。
【0059】
図1において、キー入力部6は携帯電話機100の種々の操作を行う操作部であり、第2の筐体102の前面に実装される。キー入力部6は携帯電話機100としての発着呼操作、電源の操作、メールやテキスト文章作成の文字入力操作、表示の変更操作等、携帯電話機の操作を行う為のもので、一般的なスイッチ、ボタン、キーボードによって、英数字、かな、記号の入力や表示内容の上下左右移動操作を行えるように構成する。
【0060】
補助スイッチ6aは携帯電話機100の閉状態のときでも携帯電話機100の操作を可能にするためのもので、閉状態での操作を行えるようにするため、第2の筐体102の側面に配置されている。補助スイッチ6aの配置位置は、第1の筐体101の側面又は背面又は第2の筐体102の背面に実装してもよい。補助スイッチ6aは第1の筐体101、第2の筐体102の寸法に影響を与えない範囲で、任意の場所に実装可能であり、携帯電話機100の機能に応じて不要であれば補助スイッチ6aを実装しなくともよい。補助スイッチ6aは閉状態での操作のみならず、開状態のときにはキー入力部6の補助キーとしても使用してもよいし、キー入力部6と同一の機能キーとして構成してもよい。
【0061】
レシーバ用音孔7aは図3に示すレシーバ7の音を出力するための穴であり、第1の筐体101の前面の先端部に実装され、第1の表示部4の上方に配置される。本実施の形態では図4に示す如く、レシーバ7はレシーバ用音孔7aの下(厚み方向で第1の筐体101の前面と背面の間)に配置している。
【0062】
レシーバ7は携帯電話機の電話通信において、通話相手の受話音声信号を電気−音響変換して受話音声を発音する受話器である。レシーバ7は第1の筐体101の前面の先端部に実装され、第1の表示部4の上方に配置される。近年の携帯電話機においては携帯電話機への電話着信やメール受信、その他の音声出力用に図3、図4に示す周辺デバイス9としてスピーカを具備しているものが多いが、このスピーカをレシーバ7と共通にして、第1の筐体101の前面の先端部に実装しても良い。
【0063】
マイク用音孔8aは図3に示すマイク8への音を入力するための穴であり、第2の筐体102の前面に実装され、キー入力部6と第2の表示部5の間に配置している。図4に示す如く、マイク8はマイク用音孔8aの下(厚み方向で第2の筐体102の前面と背面の間)に配置している。マイク8は携帯電話機の電話通信において、携帯電話機100のユーザーの送話音声を音響−電気変換して電気信号である送話音声信号を生成し、通話相手へ出力するための送話器である。
【0064】
ここで、携帯電話機100において第1の表示部4と、レシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)と、マイク8(及びマイク用音孔8a)の位置関係は、レシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)とマイク8(及びマイク用音孔8a)の間に第1の表示部4を配置するように構成している。マイク8(及びマイク用音孔8a)は、開状態のときに前述したように、レシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)から遠い位置に配置するのがよい。
【0065】
なお、本実施の形態では図1、図2、図4に示す如く、マイク用音孔8aはマイク8と共に第2の筐体102の前面のキー入力部6と第2の表示部5の間に配置しているが、レシーバ7(レシーバ用音孔7a)とマイク8(マイク用音孔8a)の間に第1の表示部4が配置される構成であれば、携帯電話機100の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体102の寸法に影響を与えない範囲で、任意の場所に実装可能である。例えば、第2の筐体102の先端部分側に実装したり、第2の筐体102の前面のヒンジ部端側に実装したり、或いは第1の筐体101の前面のヒンジ部端側に実装してもよく、電話機としてはレシーバ7とマイク8の距離が開状態のときに離して実装している構成がよい。
【0066】
図3、図4の周辺デバイス9は、スピーカ、バイブモータ、発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)、ライト、赤外線通信モジュール、カメラ等といった付加機能として携帯電話機100に実装されるものであり、本実施の形態ではアンテナ1、無線回路2、制御部3、第1の表示部4、第2の表示部5、キー入力部6、補助スイッチ6a、レシーバ7、レシーバ用音孔7a、マイク8、マイク用音孔8a、開閉検出手段10以外のものを周辺デバイス9として定義する。図4には周辺デバイス9の一例としてスピーカを実装した構成を示す。周辺デバイス9は、携帯電話機100の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体102の寸法に影響を与えない範囲で任意の場所に実装可能である。
【0067】
開閉検出部10a及び10bは図3の開閉検出手段10を構成しており、携帯電話機100が開状態、閉状態のいずれであるかを検出するものであり、フォトダイオード、フォトトランジスタによるフォトセンサによるもの、あるいは磁力による電磁スイッチ、その他の電気的あるいは機械的なスイッチで構成でき、開閉状態を検出できれば構成を問わない。
【0068】
また、この開閉検出部10a及び10bは、携帯電話機100の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体102の寸法に影響を与えない範囲で任意の場所に実装可能である。図1、図2においては第1の筐体101、第2の筐体102のそれぞれヒンジ端面側に実装している。図3において、開閉検出手段10は制御部3によって制御(監視)され、制御部3は開閉検出手段10の結果に応じて第1の表示部4の表示制御を行う。第2の表示部5は開閉検出手段10の結果に左右されず制御部3によってのみ表示制御される。
【0069】
図1〜図4に示したアンテナ1は、携帯電話機100の通信において電波の送受信を行う。このアンテナ1も携帯電話機100の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体102の寸法に影響を与えない範囲で、内蔵を含め任意の場所に実装可能である。本実施の形態の携帯電話機100においては、アンテナ1は図1、図2に示す如く第2の筐体102のヒンジ端面側に実装されている。
【0070】
図3の無線回路2は、最寄りの基地局との間で携帯電話機100の電話通信やパケットデータ通信等を行うものであり、国や地域、事業者によって種々の無線通信方式に合わせた無線回路構成とされている。この無線回路2は携帯電話機100の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体102の寸法に影響を与えない範囲で任意の場所に実装可能である。第1の筐体101を薄く構成するためには、第2の筐体102の内部に実装するのがよく、本実施の形態では図4に示す如く、プリント板301、電子回路部品302によって構成されている。
【0071】
また、図3において、制御部3は無線回路2、第1の表示部4、第2の表示部5、キー入力部6、補助スイッチ6a、レシーバ7、マイク8、周辺デバイス9、開閉検出手段10に接続されており、携帯電話機100の動作全般の制御を統括的に行う回路部である。制御部3は図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)、リード・オンリ・メモリ(ROM;Read Only Memory)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM;Random Access Memory)、電話通信やパケットデータ通信用のコーデック回路、音声信号のアナログ通信とデジタル信号の変換回路等を含んでいる。
【0072】
また、制御部3は第1の表示部4、第2の表示部5、周辺デバイス9用の駆動回路も含んでおり、ユーザーによるキー入力部6の操作や電話着信、メール受信、時計アラーム報知といった携帯電話機100の動作時には、必要に応じて駆動回路を制御し、第1の表示部4、第2の表示部5、周辺デバイス9からの出力を行う。制御部3は携帯電話機100の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体102の寸法に影響を与えない範囲で任意の場所に実装可能である。筐体を薄く構成するためには、第2の筐体102の内部に実装するのがよく、本実施の形態では図4に示す如く、プリント板301、電子回路部品302によって構成されている。
【0073】
なお、本実施の形態においては、これらのCPU、ROM、RAM、コーデック回路、アナログ通信とデジタル信号の変換回路、駆動回路をまとめて制御部3として示したが、それぞれ個別の回路、ブロックに分けて構成してもよい。また、制御部3は、第1の表示部4に情報を出力する際には、図示しない第1の表示部4用の駆動回路を制御し、第1の表示部4に情報を表示する。第2の表示部5に情報を出力する際には、図示しない第2の表示部5用の駆動回路を制御し、第2の表示部5に情報を表示する。ユーザーによるキー入力部6の操作を制御し、入力に応じて携帯電話機の種々の動作を制御する。電話通信時には無線回路2、レシーバ7、マイク8をそれぞれ制御し電話通信動作を行う。
【0074】
また、制御部3は、電話通信時にはマイク8から入力された送話音声信号をアナログ/デジタル変換し、種々の無線通信方式に合わせデータを変換し、無線回路2を通してアンテナ1によって無線送信させる。アンテナ1及び無線回路2によって受信した信号は制御部3によってデータ変換され、デジタル/アナログ変換して得られた受話音声信号を、レシーバ7により電気−音響変換して受話音声として発音される。
【0075】
また、制御部3は開閉検出手段10を制御し、開閉検出手段10の結果と共に第1の表示部4の表示制御を行うが、第2の表示部5は開閉検出手段10の結果に左右されずに制御部3によって第2の表示部5のオン/オフ(ON/OFF)や表示内容の制御が行われる。
【0076】
図4の電池303は携帯電話機100の電源供給源であり、図3の各回路やブロックへの電源供給を行う。携帯電話機100としてはリチウムイオン電池が一般的であるが、ニッカド電池や燃料電池、乾電池等電源を供給するものなら何でもよい。電池303は携帯電話機100の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体102の寸法に影響を与えない範囲で任意の場所に実装可能である。第1の筐体101を薄く構成するためには、第2の筐体102に配置するのがよく、本実施の形態では電池303は図4に示す如く、第2の筐体102の背面側に配置されている。
【0077】
図5は本発明による携帯電話機の第2の表示部5の表示内容の一例を示す。第2の表示部5には開閉時に関わらず、一般的に携帯電話機の基本動作において、ユーザーへ情報提供したい表示内容を表示させる。図5において、表示の一例として図示した印は上段左側から、電池303残量を示す印、発呼及び通話中を示す印、時計アラーム設定有無を示す印、電話着信及び不在着信を示す印、伝言メッセージ有無を示す印、バイブモータ起動設定有無を示す印、メール送受信及び未読メール有無を示す印、スケジュール設定有無を示す印、マナーモード設定有無を示す印、アンテナバー(基地局との通信可否または通信可能なレベル)を示す印、を示し、下段左側から日付情報、曜日情報、時計時刻を表示している。上記は表示内容の一例であり、必要に応じて携帯電話機に搭載された機能や周辺デバイス9に応じて表示させるべき印を選択し、機能に応じてその機能の動作状態を示す印を表示させるように構成できる。
【0078】
上記構成において、第2の表示部5は開閉検出手段10の結果に左右されず開閉時共に表示を行うように構成したが、消費電流削減のため制御部3にタイマ機能を設け、ユーザーからのキー入力部6及び補助スイッチ6aによる操作が一定期間行われない場合には、表示をオフし、再度ユーザーからのキー入力部6又は補助スイッチ6aによる操作が行われた場合に表示をオンするように制御してもよい。このような技術は既知の技術で構成可能であるため詳細説明は省略する。
【0079】
図6は本発明による携帯電話機の第1の表示部4の表示内容を示す図であり、一例として画像を示す。本実施の形態の携帯電話機100において、第1の表示部4への表示内容は、テキスト文章、メール文章、イラスト画像、写真画像等を主に表示するように構成する。つまり、第2の表示部5に表示する携帯電話機の種々の動作や状態を示す印と同じ印は第1の表示部4に表示させないように構成する。第2の表示部5に日付や時刻情報を表示させる場合には第1の表示部4には、日付や時刻情報を表示させないようにすることで、第1の表示部4と第2の表示部5の表示内容を明確に分けることができ、第1の表示部4の表示エリア(画面サイズ)を大きく有効に活用できる。
【0080】
つまり、本実施の形態の携帯電話機100において、2つの表示器に表示させる内容及び情報は、図5及び図6に示すように、それぞれ第1の表示部4と第2の表示部5への表示する内容及び情報を分担させて構成する。ここで、従来の表示部を2つ持つ折り畳み式携帯電話機の第1の筐体の厚み寸法構成図を図14に示す。
【0081】
この表示部を2つ持つ従来の折り畳み式携帯電話機では図14に示す如く、表示器41a及びスクリーン41bからなる第1の表示部41の反対面に、表示器51a及びスクリーン51bからなる第2の表示部51を実装しており、第1の筐体401の厚みD1は、第2の表示部51の厚みD2、第1の表示部41と第2の表示部51の間のスペースの厚みD3、第1の表示部41の厚みD4から決定される。
【0082】
つまり、第1の表示部41と第2の表示部51を第1の筐体401に実装している従来の携帯電話機の構成では、第2の表示部51の厚みD2分だけ厚くなってしまっていた。ここで、上記のスペースは部品同士の干渉を避けるためのエアギャップや部品を固定するための樹脂モール等によるフレームやスペーサ等で構成されるものである。これに対し、本実施の形態では図4に示す如く、第2の表示部5を第2の筐体102に実装することで、第1の筐体101の厚みを上記の従来の携帯電話機に比べて薄くすることが可能である。
【0083】
また、図15に示すように、従来の折り畳み式携帯電話機の第1の筐体401の長さL1は、第1の筐体先端とレシーバ7の間のスペースの長さL3、レシーバ7と第1の表示部41の表示領域の間のスペースの長さL4、第1の表示部41の表示領域の長さL5、第1の表示部4の表示領域とヒンジ部500のヒンジ部端との間のスペースの長さL6から決定される。ここで、長さL3のスペースは部品同士の干渉を避けるためのエアギャップや部品を固定するための樹脂モール等によるフレームやスペーサ等で構成されるものである。
【0084】
また、従来の携帯電話機の第1の表示部41の表示領域(表示内容の画面構成)の一例を図16に示す。従来の携帯電話機では、第1の表示部41の表示画面の構成として、電池残量やアンテナバーを示す印、日付、時計情報等をまとめて表示する画面領域L51と、ユーザーの種々の操作に従い画像やテキスト文章等を示す画面領域L52に2分されているものが多い。また、図示しないが画面領域L51をさらに2分して、画面上方に電池残量やアンテナバーを示す印を表示し、画面下方に日付、時計情報を表示して、画面中央に画面領域L52を設ける構成としているものである。
【0085】
画面領域L51には電池残量やアンテナバーを示す印、日付、時計情報等が表示されており、ユーザーによる各種の設定有無、例えばマナーモード設定有りとした場合にはマナーモード設定有を示す印を表示し、第1の表示部41がオンしている状態では、常にこの印を表示している。
【0086】
図16の画面領域L52は画像やテキスト文章等を示す画面領域であり、ユーザーの種々の操作に従い表示する内容を種々変更する。例えば、メール文章を作成する場合には、画面領域L52にメール作成の編集画面を表示したり、写真やイラスト等の画像を表示する場合には、この領域内で種々の画像を表示する。このように、従来の携帯電話機では、画面領域L51には携帯電話機の動作情報、設定情報等を常に表示し、画面領域L52はユーザーによる操作と共にその都度表示内容を変更するように、第1の表示部41の画面領域を2分させていた。
【0087】
また、従来の携帯電話機では、携帯電話機を閉じたときに第1の表示部41をオフすると共に、画面領域L51に表示させていた情報を第2の表示部51に表示させていた。このように、図15に示す第1の表示部41の長さL5は、図16に示す画面領域L51と画面領域L52によって構成されるため、表示する内容を分担しそれぞれに表示する画面領域を設けているために、図16に示す画面領域L51の長さの分だけ画面領域を大きくしなければならず、その結果、図15に示す第2の筐体の長さL1が長くなってしまっていた。また、携帯電話機の開時、閉時によって画面領域L51に表示させる情報を、第1の表示部4や第2の表示部5に表示させており、同じ内容を2つの表示部それぞれに表示させていたため表示効率が悪かった。
【0088】
本実施の形態は、このような従来の表示部を2つ持つ折り畳み型携帯電話機において、図14に示すような構成に対し薄型化を可能にすると共に、図15に示すような構成に対し小型化を可能にするためのものである。
【0089】
次に、本発明による折り畳み式携帯通信端末としての、携帯電話機の動作を図面を参照して説明する。説明に際し、従来の携帯電話機の第1の表示部41の表示内容の一例として図16を参照しながら説明する。図1、図2及び図4において前面に第1の表示部4と前面の先端部にレシーバ用音孔7a(及びレシーバ7)とが配置された第1の筐体101と、前面の先端側に第2の表示部5を実装すると共に、前面のヒンジ部端にキー入力部6を実装し、更に第1の表示部4を挟んだレシーバ7の反対方向にはマイク用音孔8a(及びマイク8)が配置されている第2の筐体102とがヒンジ部200によって回動自在に結合された折り畳み式携帯電話機100において、閉状態のときには、第2の表示部5には図5に示すような情報を表示している。
【0090】
従来の携帯電話機では開状態としたときに、図5に示した第2の表示部5に表示していた印を、図16のように第1の表示部41の画面の上方または下方に表示させていたため、第1の表示部41の画面サイズを図5に示すような第2の表示部5に表示していた印の分だけ大きくする必要があり、携帯電話機本体のサイズが大きくなる要因となっていた。あるいは、図5に示すような第2の表示部5に表示していた印と画像等の両方の情報を、図16に示すように第1の表示部4に表示していたため、画像等を小さく表示せざるを得なかった。
【0091】
また、従来は第1の表示部41の表示と同時に開閉検出手段により開状態の検出結果に基づいて、第2の表示部の表示をオフしたり、表示内容を変更していたため、第1の表示部41と第2の表示部の表示制御を両方、同時に行う必要があり、制御プログラムの開発が複雑になっていた。ユーザーにとっては図5に示すような情報が、開閉によって第1の表示部41に表示されたり、第2の表示部に表示されたりと情報の表示場所が異なるためわかりづらかった。
【0092】
これに対し、本実施の形態では、開状態とするときには、ヒンジ部200を中心に第1の筐体101と第2の筐体102をそれぞれ背面方向に回動することによって、第1の表示部4及びキー入力部6が露出されるので、ユーザーは、第1の表示部4と第2の表示部5の両方の表示を同時に確認することができるが、図3に示した制御部3が開閉検出手段10の開状態の検出結果を参照し、ユーザーへ情報を提示するために、第1の表示部4をオンし、予めユーザーが設定しておいた画像や、ユーザーにおいて気がつかなかった電話着信、メール受信、スケジュール報知等の情報を表示させ、第2の表示部5には、開閉検出手段10の結果には左右されず、開状態とされる前の閉状態のときの図5に示す表示内容をそのまま継続表示する。
【0093】
従って、本実施の形態では第1の表示部4には第2の表示部5で表示していた内容を表示する必要が無いため、第2の表示部5の表示内容を表示するための領域は不要であり、従来の第1の表示部41の同じ表示面積で従来よりも多くの情報を表示でき、あるいは同じ表示内容の場合は大きく表示できる。
【0094】
また、従来は、開閉検出手段により検出された開状態の検出結果に基づいて、第2の表示部の表示をオフしたり、表示内容を変更していたため、第1の表示部41と第2の表示部の表示制御を両方、同時に行う必要があり、制御プログラムの開発が複雑になっていたが、本実施の形態では、第2の表示部5の表示内容は一定であり、ユーザーにとっては図5に示すような情報が、開閉によって第1の表示部4に表示されたり、第2の表示部5に表示されたりと情報の表示場所が異なることはなく、常に第2の表示部5には一定の表示内容を表示することができる。
【0095】
また、第2の表示部5の表示内容は、図5に示したように、電池残量を示す印やアンテナバーを示す印といった固定された印を表示するため、セグメント方式によるLCDで構成できる。この場合は、各セグメントの点灯、消灯の制御を行うのみでよく、制御回路3やソフトウェアを簡単に構成できる。また、セグメントの点灯、消灯に加え、点滅によって情報の内容を変化させれば、簡単な構成のまま複数の意味を持つ情報を表示させることも可能である。
【0096】
また、ドットマトリクス方式のLCDでは、表示内容を更新する際に、表示用メモリのデータアクセスを行うが、データアクセスの際にノイズが発生し、無線特性に影響を与え、受信特性がしばしば劣化していた。第2の表示部5をセグメント方式のLCDで構成する場合には、このような表示ノイズによる無線特性への悪影響が殆どないため、良好な無線特性を持つ携帯電話機の設計が可能となる。
【0097】
なお、開状態としたときに第1の表示部4に表示する内容は、携帯電話機100の機能やユーザーによる設定によって種々変化させることができ、図6に示すような画像等を表示させることができる。また、このとき、ユーザーは必要に応じて第1の表示部4、第2の表示部5の表示内容を見ながら、キー入力部6を操作し、携帯電話機100を操作する。このとき制御部3はユーザーからのキー入力部6の操作に応じて、第1の表示部4の表示内容を変更し、電話やメール、iモードといったインターネットアクセスを行う等、キー入力部6を通じてユーザーの操作内容に従い携帯電話機を制御する。
【0098】
以上のように、本発明による携帯電話機は開状態としたときでも、第2の表示部5の表示は開閉検出手段10の検出結果に左右されず、閉じていたときと同じ情報を同じ位置から確認できるため、ユーザーにとってわかり易い。また、開状態としたときでも図5に示すような印を第1の表示部4に表示することなく制御しているので、第1の表示部4の画面サイズ全部を使ってテキスト文章や、画像を見ることができる。
【0099】
次に、閉状態としたときの動作について説明する。携帯電話機100を携帯して持ち歩く場合には、携帯電話機100は、ヒンジ部200を中心に第1の筐体101、第2の筐体102をそれぞれ前面方向に回動することによって、第1の表示部4及びキー入力部6が内側に対面するように閉じられる。この閉状態のときには、第1の筐体101は第2の筐体102の上に重なるが、図1、図2及び図4に示す第2の筐体102上の破線Aと第1の筐体101の先端部が重なり、閉状態でも第2の表示部5が露出している。つまり、閉状態においても第2の表示部5の表示内容を確認することができる。
【0100】
第1及び第2の筐体101及び102を閉じたとき、開閉検出手段10は閉状態を検出する。制御部3は開閉検出手段10の閉状態検出結果が入力されると、第1の表示部4の表示をオフする。また、このとき、第2の表示部5については、開閉検出手段10の閉状態検出結果には左右されず、制御部3の制御によってのみ種々の情報を表示しており、閉状態前に表示していた内容をそのまま表示している。
【0101】
このように、本実施の形態の携帯電話機100は閉状態でも、第2の表示部5の表示は開閉検出手段10に左右されず、開状態と同じ位置から確認できるため、ユーザーにとってわかりやすい。つまり、本体100の開閉によらず、常に同じ位置から図5に示すような情報を入手することができる。
【0102】
また、ユーザーは携帯電話機100を携帯する場合には、折り畳んで携帯している場合が多く、特に上着のポケットや、シャツの胸ポケット、あるいはホルダと共に腰に装着している場合が多い。このような場合、従来の携帯電話機では本体をポケットあるいはホルダから取り出し、第2の表示部の表示を確認していたが、本実施の形態の携帯電話機100ではポケットあるいはホルダから本体の先端部を出すだけで第2の表示部5の表示の確認が可能である。
【0103】
なお、本実施の形態の説明上、従来機種との比較のために第1の表示部4の表示オン/オフ用として開閉検出手段10を実装している場合について説明したが、例えば第1の表示部4の消費電流を問題としない場合や、キー入力部6への入力にタイマを設け、ユーザーからのキー入力部6及び補助スイッチ6aによる操作がタイマ設定の一定期間行われない場合には、表示をオフし、再度ユーザーからのキー入力部6又は補助スイッチ6aによる操作が行われた場合に表示をオンするように制御する構成とすれば、開閉検出手段10を設けない構成にすることもできる。
【0104】
このように、本実施の形態によれば、第2の表示部5を第1の表示部4のある第1の筐体101ではなく第2の筐体102に実装しているため、第1の筐体101を厚み方向において薄くすることが可能となる。さらに、第2の表示部5を第2の筐体102の先端部に実装し、閉じた状態でも第2の表示部5が見えるように構成しているため、ヒンジ部200の開閉状態によらず第2の表示部5を視認することが可能である。
【0105】
つまり、従来のような開閉時にいずれか一方の表示器のみが参照可能であり、開閉によって第1の表示部、第2の表示部へのそれぞれの表示のオン/オフ制御や出力を同時に行う従来の携帯電話機に対し、本実施の形態の携帯電話機100では開閉時ともに第2の表示部5が視認可能なので、開閉によって第1の表示部4、第2の表示部5それぞれの表示のオン/オフ制御を同時に行う必要がなく、第1の表示部4の表示のオン/オフ制御を行うだけで、第2の表示部5の表示のオン/オフ制御を行う必要がない。
【0106】
また、従来の第1の表示部、第2の表示部を持つ携帯電話機のように、閉状態時と開状態時とで第2の表示部の表示内容を変更せず、第2の表示部5には開閉時ともに同じ情報を表示させているので、ユーザーは混乱せずに携帯電話機の動作の基本となる情報(電池残量やアンテナバー、時計情報等)を常に第2の表示部5から得られる。つまり、電池残量を見たいときは第2の表示部5を見るというように、感覚的に情報収集が行えるため、ユーザーへの情報伝達が確実に行える効果がある。
【0107】
また、第1の表示部4、第2の表示部5は閉じた時に向かい合う面に実装されているため、ヒンジ部200を開いた時には第1の表示部4、第2の表示部5の両方の確認が行え、ユーザーに対して多数の情報を提供することが可能である。
【0108】
また、本体100の開閉によらず、第2の表示部5には常に携帯電話機100の動作の基本となる印を表示させ、第1の表示部4には第2の表示部5で表示している同じ内容を表示しないように構成して、第1の表示部4と第2の表示部5の表示内容を完全に分担させているため、第1の表示部4の画面全て使って、画像の表示、メール内容の表示、アプリケーションの表示、情報の表示を行うことができる。
【0109】
あるいは、第1の表示部4と第2の表示部5の表示内容を完全に分担させているため、開閉にあわせて、第1の表示部と第2の表示部に電池残量、時計等の情報を切り替える従来の携帯電話機に比べ、第1の表示部4の表示ドット数を削減でき、電池残量、時計等の情報に利用している表示エリア分だけ長さを短くすることができる。つまり、図16に示す画面領域L51の長さが不要になるため、図15の示すL5の長さを短くすることができ、第1の筐体101の長さを短くすることができる。すなわち、第1の筐体101が短くなることで第2の筐体102の長さも短くすることができ、携帯電話機100の全長を短くできるので、従来機種に比べ携帯電話機の薄型化、小型化することが可能である。
【0110】
また、従来の2つの表示部を持つ携帯電話機のような閉状態時と開状態時とで一方の表示部の表示内容を変更する携帯電話機では、開閉検出手段10によって、2つの表示部の両方の表示制御を行わねばならず、制御回路やソフトウェアの開発が複雑になり、2つの表示部の表示切替による動作の設計検証にも多大な工数がかかるという開発、設計面において問題があったが、本実施の形態の携帯電話機100では、携帯電話機100の動作状態において常時表示する印は第2の表示部5に表示する、ユーザー操作に応じて表示内容を変更するものは第1の表示部4に表示する、と表示内容を分担させていると共に、更に開閉動作によって第2の表示部5の表示内容を変更しない構成としているため、開閉検出手段10の結果によって第2の表示部5の表示制御を行う必要がなく、制御回路やソフトウェアの開発が簡素化され、第1の表示部4と第2の表示部5の表示切替による動作の設計検証も不要となり、開発、設計面においても大きな効果が得られる。開発費を削減できるため、装置本体100の価格を低減でき、ユーザーに対しても安価な値段で提供できるといる相乗効果がある。
【0111】
さらに、実使用シーンにおいて、ユーザーは本体100を携帯する場合には、折り畳んで携帯している場合が多く、特に上着のポケットや、シャツの胸ポケット、あるいはホルダと共に腰に装着している場合が多い。このような場合、従来の携帯電話機では本体100をポケットあるいはホルダから取り出し、第2の表示部5を確認していたが、本発明による携帯電話機ではポケットあるいはホルダから本体100の先端部を出すだけで表示部の確認が可能であり、利便性が向上する。
【0112】
また、第2の表示部5の表示内容は、図5に示したように、電池残量を示す印やアンテナバーを示す印といった固定された印を表示するため、セグメント方式によるLCDで構成でき、その結果、低コスト、低消費電力で第2の表示部5を構成することができる。更に、セグメント方式によるLCDで構成する場合は、各セグメントの点灯、消灯の制御を行うのみでよく、制御回路3やソフトウェアを簡単に構成できる。その上、セグメントの点灯、消灯に加え、点滅によって情報の内容を変化させれば、簡単な構成のまま複数の意味を持つ情報を表示させることも可能である。
【0113】
また、ドットマトリクス方式のLCDでは表示内容を変化こうする際に、表示用メモリのデータアクセスを行うが、データアクセスの際にノイズが発生し、無線特性に影響を与え、受信特性がしばしば劣化していたが、本実施の形態の携帯電話機100では、第2の表示部5をセグメント方式のLCDで構成できるため、ノイズによる無線特性劣化を考慮しなくともよい設計が可能となる。
【0114】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図7及び図8は本発明になる携帯通信端末の第2の実施の形態の外観斜視図であり、図7は開状態、図8は閉状態(折り畳み状態)のときの図を示す。図9は本発明になる携帯通信端末の第2の実施の形態の本体の内部構成断面図を示す。図7乃至図9において、それぞれの同一機能の構成部分は同一符号を付してあり、また、図1、図2、図4と同一機能の構成部分には同一符号を付してある。この第2の実施の形態において、本体の回路構成は図3と同じである。なお、図9では、周辺デバイスとして図4のスピーカ9の替わりに、バイブモータ10を一例として示している。
【0115】
図7、図8において本発明になる携帯通信端末の第2の実施の形態である折り畳み式携帯電話機110は、第1の表示部4を具備している第1の筐体101、第2の表示部5及びキー入力部6を具備している第2の筐体112、第1の筐体101と第2の筐体112をそれぞれ回動可能に結合しているヒンジ部200とから構成される。更に、携帯電話機110は、第1の筐体101の前面にレシーバ用音孔7aが形成されており、第2の筐体112の前面にはマイク用音孔8aが形成されており、第2の筐体112の上端部にはアンテナ1が突設されており、更に第1の筐体101の前面と第2の筐体112の前面とには閉状態のときに互いに対向する位置に開閉検出部10a、10bが設けられている。開閉検出部10aと10bとにより開閉検出手段10が構成される。
【0116】
第1の筐体101と第2の筐体112はヒンジ部200によって回動自在に結合され、両筐体を閉じた時や、開く時には第1の筐体101と第2の筐体112がそれぞれヒンジ部200を中心に前面及び背面に回動するように構成されている。長手方向(ヒンジ部端から先端方向)において、第2の筐体112は第1の筐体101よりも長く構成されており、図7、図8に示す如く折り畳んだときに、第2の筐体112上の破線Aと第1の筐体101の先端が重なるように構成する。
【0117】
以上の構成は第1の実施の形態と同様であるが、本実施の形態では、図7、図8に示す如く第2の筐体112が、前面の先端部をキー入力部6の面に対し、突出させている点に特徴がある。つまり、本実施の形態は、第2の筐体112上の破線Aから第2の筐体先端部の厚みを、本体を閉じた時の本体の厚み以下で、第2の筐体112の破線Aからヒンジ部端までの厚み以上の範囲で突出するように構成している点に特徴がある。
【0118】
なお、第1の筐体101の前面には第1の表示部4が、また第2の筐体112の前面には第2の表示部5とキー入力部6が実装され、第2の表示部5は第2の筐体112の先端側に、キー入力部6は第2の筐体112のヒンジ部端側にそれぞれ配置されている。このとき第2の表示部5は図7、図8、図9に示す如く、第2の筐体112上の破線Aよりも、先端部側に配置され、ヒンジ部200を中心に閉じた場合にも、第2の表示部5が第1の筐体112によって塞がれることなく、開閉時何れの状態においても第2の表示部5の表示内容を視認できるように構成されている。
【0119】
また、前述したように、第1の表示部4はレシーバ7(レシーバ用音孔7a)とマイク8(及びマイク用音孔8a)の間に配置されており、マイク8(及びマイク用音孔8a)は第1及び第2の筐体101及び112を開いたときにレシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)から遠い位置に配置するのがよい。
【0120】
図7、図8において、マイク用音孔8aはマイク8と共に第2の筐体の前面のヒンジ端から破線Aの間の破線A側、キー入力部6横に配置しているが、レシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)とマイク8(及びマイク用音孔8a)の間に第1の表示部4が配置される構成であれば、携帯電話機110の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体112の寸法に影響を与えない範囲で、任意の場所に実装可能である。例えば、第2の筐体112の先端部側に実装したり、第2の筐体112の前面のヒンジ部端側に実装したり、或いは第1の筐体101の前面のヒンジ部端側に実装してもよく、電話機としてはレシーバ7とマイク8の距離が開状態のときに離して実装している構成がよい。
【0121】
図9において、第2の筐体先端部には第2の表示部5が具備されており、第2の表示部5の厚み方向下方には周辺デバイスとしてバイブモータ10が実装されている。図9に示すように、第2の筐体先端部は厚み方向で閉状態時の携帯電話機110の厚みより薄く(低く)、第2の筐体112のキー入力部6の厚みより厚く(高く)構成し、この部分にバイブモータのような部品形状やサイズの大きい部品を実装するように構成する。
【0122】
図9では周辺デバイスとしてのバイブモータ10を第2の筐体先端部(第2の表示部5の下)に実装したが、携帯電話機110の機能に応じてカメラや、外部メモリカード等、様々な周辺デバイスを実装してもよいし、周辺デバイスに限らず、アンテナ1や無線回路2、制御部3などの全部または一部を実装してもよい。
【0123】
このように、本発明の第2実施の形態によれば、閉じたときでも第2の表示部5の表示が可能なように第2の筐体先端部分に第2の表示部5を実装し、長さを第1の筐体101より第2の表示部5の分だけ長く構成した第2の筐体112において、第1の筐体101と重なる部分には大型部品を配置せず、第1の筐体101とは重ならない部分に大型部品を実装することで、閉状態時の最大厚みを増加させず、長手方向にも長さを増加させることなく、薄型化、小型化を維持したまま携帯電話機110を構成することが可能である。
【0124】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図10及び図11は本発明になる携帯通信端末の第3の実施の形態の外観斜視図であり、図10は開状態、図11は閉状態(折り畳み状態)のときの図を示す。図10及び図11において、それぞれの同一機能の構成部分は同一符号を付してあり、また、図1、図2、図4と同一機能の構成部分には同一符号を付してある。この第3の実施の形態において、本体の回路構成は図3と同じである。
【0125】
図10、図11において本発明になる携帯通信端末の第3の実施の形態である折り畳み式携帯電話機120は、第1の表示部4を具備している第1の筐体101、第2の表示部5及びキー入力部6を具備している第2の筐体122、第1の筐体101と第2の筐体122をそれぞれ回動可能に結合しているヒンジ部200とから構成される。更に、携帯電話機120は、第1の筐体101の前面にレシーバ用音孔7aが形成されており、第2の筐体122の前面にはマイク用音孔8bが形成されており、第2の筐体122の上端部にはアンテナ1が突設されており、更に第1の筐体101の前面と第2の筐体122の前面には閉状態のときに互いに対向する位置に開閉検出部10a、10bが設けられている。開閉検出部10aと10bとにより開閉検出手段10が構成される。
【0126】
第1の筐体101と第2の筐体122はヒンジ部200によって接続され、第1の筐体101と第2の筐体122がそれぞれヒンジ部200を中心に前面及び背面に回動するように構成されている。長手方向(ヒンジ部端から先端方向)において、第2の筐体122は第1の筐体101よりも長く構成されており、図10、図11に示す如く折り畳んだときに、第2の筐体122上の破線Aと第1の筐体101の先端が重なるように構成する。
【0127】
以上の構成は第1及び第2の実施の形態と同様の構成であるが、本実施の形態は、図10、図11に示す如く第2の筐体122は、第2の筐体122上の破線Aから第2の筐体先端部にかけて斜めになるように構成している点に特徴がある。つまり、第2の筐体先端部において、破線A側の厚みが、携帯電話機120の本体の厚み以下で、第2の筐体先端部に向かうに従って薄くなるように、斜めに傾斜するように構成されている点に特徴がある。
【0128】
第1の筐体101の前面には第1の表示部4が、また第2の筐体122の前面には第2の表示部5とキー入力部6が実装され、第2の表示部5は第2の筐体の先端側に、キー入力部6は第2の筐体のヒンジ部端側にそれぞれ配置されている。このとき第2の表示部5は図10、図11に示す如く、第2の筐体122上の破線Aよりも、先端部側に配置され、ヒンジ部200を中心に閉じた場合にも、第2の表示部5が第1の筐体101によって覆われることなく、開閉時何れの状態においても第2の表示部5の表示内容を確認できるように構成されている。
【0129】
更に、第2の筐体122の前面先端部分の形状は、図10、図11に示す如く、破線A側から第2の筐体先端部に向かうに従って薄くなるように構成しており、傾斜している面に合わせて第2の表示部5を搭載しているので、第2の表示部5もキー入力部6の面に対し傾斜して構成される。つまり、図11のように閉じた状態において、第2の表示部5はz方向のみならず、y方向への表示が可能になる。
【0130】
また、第1の表示部4はレシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)とマイク8(及びマイク用音孔8a)の間に配置している。これは、ユーザーが電話として使用する場合に、耳にレシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)を当てたときに、マイク8(及びマイク用音孔8a)が口に近づくことで、ユーザーの声を拾いやすくすることができるからである。ゆえに、マイク8(及びマイク用音孔8b)は開状態のときにレシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)から遠い位置に配置するのがよい。
【0131】
図10において、マイク用音孔8bはマイク8と共に第2の筐体122の前面のヒンジ部端から破線Aの間のヒンジ部端側に配置しているが、レシーバ7(及びレシーバ用音孔7a)とマイク8(及びマイク用音孔8b)の間に第1の表示部4が配置される構成であれば、携帯電話機120の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体122の寸法に影響を与えない範囲で、任意の場所に実装可能である。例えば、第2の筐体122の先端部側に実装したり、或いは第1の筐体101の前面のヒンジ部端側に実装してもよく、電話機としてはレシーバ7とマイク8の距離が本体100を開いたときに離して実装している構成がよい。
【0132】
図11において、第2の表示部5はy方向に対し、第2の筐体先端部から破線A側へ斜めに傾斜しており、傾斜に沿って第2の表示部5が実装されている。つまり、第2の表示部5がz方向、y方向それぞれに斜めに傾斜しているため、z方向、y方向の両方向から、第2の表示部5の表示を確認することができる。
【0133】
ユーザーは携帯電話機120を携帯する場合には、折り畳んで携帯している場合が多く、特に上着のポケットや、シャツの胸ポケット、あるいはホルダと共に腰に装着している場合が多い。このような場合、従来の携帯電話機では本体をポケットあるいはホルダから取り出し、第2の表示部5を確認していたが、本発明による携帯電話機120ではポケットあるいはホルダから本体の先端部を出すだけでz方向からの表示の確認が可能であると共に、y方向からの表示の確認が行えるようになる。
【0134】
第3の実施の形態として本体内部の実装図は図示しないが、本発明の第2実施の形態と組み合わせることで、凸部の部分にバイブモータのような部品形状やサイズの大きい部品を実装するように構成することができ、薄型化、小型化を維持したまま本体を構成することができる。
【0135】
また、凸部の部分にはバイブモータ以外にも、携帯電話機も機能に応じてカメラや、外部メモリカード等、様々な周辺デバイス9を実装しても良いし、周辺デバイス9に限らず、アンテナ1や無線回路2、制御部3などの全部または一部を実装してもよい。
【0136】
このように、本発明の第3実施の形態によれば、閉じたときでも第2の表示部5の表示が可能なように第2の筐体先端部分に第2の表示部5を実装し、長さを第1の筐体101より第2の表示部5の分だけ長く構成した第2の筐体122において、第2の筐体122の前面の先端部を、閉状態時の本体の厚み以下で、第2の筐体先端部に向かうに従って薄くなるように、斜めに傾斜するように構成されており、傾斜に添って第2の表示部5が実装されているので、第2の筐体122のキー入力部6の面を水平方向としたときに上方向(垂直方向)及び、横方向(水平方向)の両方向からの表示内容の確認ができる。
【0137】
また、実使用シーンにおいて、ユーザーは携帯電話機120を携帯する場合には、折り畳んで携帯している場合が多く、特に上着のポケットや、シャツの胸ポケット、あるいはホルダと共に腰に装着している場合が多い。このような場合、従来の携帯電話機では本体をポケットあるいはホルダから取り出し、第2の表示部を確認していたが、本実施の形態の携帯電話機120ではポケットあるいはホルダから本体の先端部を出すだけで第2の表示部5の確認が可能であると共に、上方向及び横方向の両方向からの表示の確認が行えるようになるため、さらに利便性が向上する。また、先端部は閉状態時に、第1の筐体先端部と第2の筐体122が重なった部分から、先端部にかけて自然に薄くできるため、デザイン性が向上すると共に、先端部が傾斜していることにより、より薄く見える効果がある。
【0138】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図12及び図13は本発明になる携帯通信端末の第4の実施の形態の構成を示す図で、図12は第4の実施の形態の携帯電話機130が閉状態であるときの内部構成を示す断面図、図13は第2の表示部5の構成を示す図である。この第4の実施の形態の携帯電話機130の外観斜視図、及び回路構成は図1、図3と同じであるので、その説明は省略する。なお、図12において、図1、図2、図3と同一の機能の構成部分は同一符号を付し、その説明は省略する。ただし、図3の周辺デバイス9は図12には特に図示していないが、携帯電話機130の本体或いは第1の筐体101、第2の筐体102の寸法に影響を与えない範囲で任意の場所に実装可能である。
【0139】
本実施の形態と第1の実施の形態との違いは第2の表示部50の構成であるので、その相違する構成について説明する。図12及び図13において、本実施の形態の携帯電話機130の第2の表示部50は、表示器5a’、スクリーン5b、発光素子群5c及びスペーサ5dから構成される。表示器5a’は電池残量を示す印や、アンテナバーを示す印といった固定された印の形で型抜きされたパネルである。つまり、表示器5a’は印の形の部分だけ光が通り、印の形以外の部分は遮光するように構成されている。このため、表示器5a’は非透過性のもので構成するのがよく、印の形の部分だけ光が通り、印の形以外の部分は遮光するようなものであれば材質は制限しない。
【0140】
スクリーン5bは、表示器5a’を保護するもので、携帯電話機では一般的にプラスチックやアクリル等の透明樹脂で構成される。なお、図12では表示器5a’とスクリーン5bを分けて示したが、表示器5a’と5bを一つの構成としてもよい。発光素子群5cは、図13に示す発光素子c1〜c0の素子全体を示し、第4の実施の形態での第2の表示部50の表示のための光源であり、発光ダイオード等の発光素子で構成される。なお、図13では、発光素子群5cは、10個の発光素子c1〜c0を一次元に配列した構成としたが、表示器5a’の印の数に合わせて必要な数量が準備され、また配列は一次元の直線配列以外の配列でもよい。
【0141】
スペーサ5dは、発光素子群5cと表示器5a’との距離を一定に保つと共に、発光素子群5cと表示器5a’をそれぞれ構造的な干渉から保護し、更に発光素子群5cの部品を囲うことで、光漏れを防止するためのものである。スペーサ5dは、非透過性のものであれば材質は問わないが、樹脂モールドで構成するのがよい。このように、LCDや有機ELのような表示器を使わず、印の形状に型抜きされたパネルと発光ダイオード等によって、第2の表示部50が構成でき部品コストを抑制することができる。更に、表示部としてLCDで構成する場合には表示制御用にクロック信号が必要であるが、本実施の形態では第2の表示部50としてLCDを使わないので、第2の表示部用のクロック信号が不要になりノイズが軽減され、良好な無線特性が得られる。
【0142】
図12において、第1の筐体101と第2の筐体102はヒンジ部200によって回動自在に結合されており、ヒンジ部200を中心に第1の筐体101と第2の筐体102をそれぞれ前面に回動して閉状態としたときには、第2の筐体102は第1の筐体101よりも長く構成しており、第2の筐体102上の破線Aと第1の筐体101の先端が重なるように構成されていることは第1の実施の形態と同様である。
【0143】
このとき第2の表示部50は第2の筐体102上の破線Aよりも、先端部側に配置され、携帯電話機130の閉状態であっても、第2の表示部50が第1の筐体101によって覆われることなく、開閉時何れの状態においても第2の表示部50の表示内容を視認できるように構成されている。
【0144】
また、一般的にLCDはLCDモジュールとして、プリント板301を接続するためのFPC(Flexible Printed Circuits)が接続されており、このLCDからのFPCとプリント板を接続するために、各種のコネクタを使用して接続したり、熱圧着によりFPCをプリント板に直接接続しているが、携帯電話機の使用状況として携帯性に優れている反面、落下や衝撃を受けることも多く、しばしばFPCとプリント板の接続が外れたり、接続不良を起こし、表示欠けあるいは表示しない問題を起こすことがあった。
【0145】
しかし、本実施の形態の携帯電話機130は、第2の表示部50はLCDではなくパネル及びプリント板304上に実装した発光ダイオード5c(c1〜c0)によって構成しているため、落下や衝撃に強く、表示欠け、あるいは表示しない問題を起こすことが低減される。なお、プリント板304には電子回路部品305が搭載されている。
【0146】
また、第1の実施の形態では日付情報や時刻情報は第2の表示器5に表示させるように構成してもよかったが、第4の実施の形態においては、日付情報や時刻情報は第1の表示部4に表示するものとして、第2の表示部50には図13の表示器5a’に示したような情報を、キャラクタやマーク等で表現できるもので構成する。
【0147】
図13の表示器5a’には、第4の実施の形態の携帯電話機130の第2の表示部50の表示内容の一例を示す。第2の表示部50には開閉時に関わらず常にユーザーへ情報提供する内容を表示させる。図13の表示器5a’において表示の一例として図示した印は、図中、左側から、電池残量を示す印a1、発呼及び通話中を示す印a2、時計アラーム設定有無を示す印a3、電話着信及び不在着信を示す印a4、伝言メッセージ有無を示す印a5、バイブモータ起動設定有無を示す印a6、メール送受信及び未読メール有無を示す印a7、スケジュール設定有無を示す印a8、マナーモード設定有無を示す印a9、アンテナバー(基地局との通信可否または通信可能なレベル)を示す印a0を示している。
【0148】
上記は表示内容の一例であり、必要に応じて携帯電話機130に搭載された機能や周辺デバイスに応じて表示させるべき印の数や種類を選択し、機能に応じてその機能の動作状態を示す印を表示させるように構成できる。
【0149】
ここで、発光素子群5cは上記の印a1〜a0のそれぞれに照光用の発光素子として、それぞれc1〜c0で構成している。発光素子群5cはそれらの一部もしくは全部を多色LEDで構成してもよい。この場合には、例えば電池残量を示す印a1のレベルを表わす際に、青ならレベル3、緑ならレベル2、黄色ならレベル1、赤ならレベル0といったように、印が固定された表示器においても色によって定量的な情報を付け加えることができる。
【0150】
また、点灯と点滅によって、示す情報の内容を変えたり、点滅パターンによって定量的な情報を付け加えてもよい。更に、明るさを変化させた光量の強弱によって定量的な情報を付け加えてもよい。また、第2の表示部50では設定有無の情報に止めておいて、詳細情報や定量的な情報は、第1の表示部4に表示するようにしてもよい。
【0151】
次に、本発明の第4の実施の形態の動作を説明する。図13に示す第2の表示部50の表示において、携帯電話機が動作している状態で、電池残量が十分あり、基地局との通信状態が良好な場合には、電池残量を示す印a1とアンテナバーを示す印a0が点灯する。このときの動作としては、制御部3が発光素子c1とc0をオンし、表示器5a’の型抜きされた印の部分に沿って発光素子c1とc0からの光が透過するから、電池残量を示す印a1とアンテナバーを示す印a0が点灯しているように見えるのである。
【0152】
例えばユーザーによって、マナーモード設定を有りにした場合には、制御部3は発光素子c9をオンし、表示器5a’のマナーモード設定有無を示す印a9の形状で光が通るため、マナーモード設定有無を示す印a9が点灯する。
【0153】
また、携帯電話機130への着信があった場合には、制御部3は発光素子c4をある一定の周期でオン/オフを交互に繰り返し、この発光素子c4からの光が表示器5a’の電話着信及び不在着信を示す印a4の形状で透過するため、電話着信及び不在着信を示す印a4が点滅する。ユーザーは第2の表示部5の表示において電話着信及び不在着信を示す印a4が点滅していることから、携帯電話機への電話着信が有ることを認識する。
【0154】
発光素子群5cの中で、一部もしくは全部を多色LEDで構成している場合には、例えばc1を多色LEDで構成した場合には、制御部3は電池303の電池残量を監視し、電池残量が十分にある場合にはc1を青色で光るように制御し、電池残量が少ない場合には赤色で光るように制御して、色を変える事で定量的な情報を付け加えるようにしてもよい。このようにしてユーザーは第2の表示部50から、携帯電話機130の種々の動作状態や、設定有無を確認することができる。
【0155】
また、第4の実施の形態において、前記第2の実施の形態と組み合わせることで、凸部の部分にバイブモータのような部品形状やサイズの大きい部品を実装するように構成することができ、薄型化、小型化を維持したまま携帯電話機を構成することができる。
【0156】
また、凸部の部分にはバイブモータ以外にも、携帯電話機の機能に応じてカメラや、外部メモリカード等、様々な周辺デバイスを実装してもよいし、周辺デバイスに限らず、アンテナ1や無線回路2、制御部3などの全部または一部を実装しても良い。
【0157】
さらに、第4の実施の形態を第3の実施の形態と組み合わせた場合には、第2の表示部50はLCDで構成することにより、より広角度な範囲において第2の表示部50の表示内容の視認性が向上するため、さらに見易くすることができる。
【0158】
このように、第4の実施の形態によれば、第2の表示部50としてLCDではなく樹脂等によるパネルとLED等による発光素子から構成でき、これにより部品コストを抑制することができる。また、部品コストが削減できるため、装置本体の価格を低減でき、ユーザーに対しても安価な値段で提供できるという相乗効果がある。また、特に、この第4の実施の形態を第3の実施の形態と併用した場合には、LCDの特性上の問題である視野角によるLCDの視認性を気にせずに構成できるため、斜め方向からの視認においても第2の表示部50の情報をかなりの広角度で得られることができ、ユーザーにとって利便性が向上する。また、第2の表示部としてLCDを使わないので、第2の表示部用のクロック信号が不要になりノイズが軽減され、良好な無線特性を得られる。
【0159】
なお、以上の実施の形態では折り畳み式携帯電話機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Data Assistance, Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)等の他の携帯通信端末にも本発明を適用することができる。
【0160】
また、本発明は第1の筐体と第2の筐体の長さを互いに異にし、長い方の筐体の、短い方の筐体により隠れない(覆われない)部分に表示部を配置した携帯通信端末であればよく、折り畳み式に限定されるものではなく、第1及び第2の筐体を互いに反対方向にスライド可能な状態で結合したスライド式、第1及び第2の筐体の各他端部分付近の一つの回転軸を中心として水平面上を回転するリボルバー式、更には2軸式(すなわち、水平面の回動と一方の筐体の裏返しとができる構造)などにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0161】
【図1】本発明の第1の実施の形態の外観斜視図(開状態)である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の外観斜視図(閉状態)である。
【図3】本発明の一実施の形態の回路構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の内部構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第1〜3の実施の形態の第2の表示部の表示画像の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1〜3の実施の形態の第1の表示部の表示画像の一例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の外観斜視図(開状態)である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の外観斜視図(閉状態)である。
【図9】本発明の第2の実施の内部構成を示す断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の外観斜視図(開状態)である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の外観斜視図(閉状態)である。
【図12】本発明の第4の実施の内部構成を示す断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態の第2の表示部の構成図である。
【図14】従来の表示部を2つ持つ折り畳み式携帯電話機の第1の筐体の厚み寸法の一例の説明図である。
【図15】従来の折り畳み式携帯電話機の第1の筐体の長さ寸法の一例の説明図である。
【図16】従来の携帯電話機の第1の表示部の表示内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0162】
1 アンテナ
2 無線回路
3 制御部
4 第1の表示部
4a、5a、5a' 表示器
4b、5b、5b' スクリーン
5、50 第2の表示部
5c 発光素子群
5d スペーサ
6 キー入力部
6a 補助スイッチ
7 レシーバ
7a レシーバ用音孔
8 マイク
8a、8b マイク用音孔
9 周辺デバイス
10 開閉検出手段
100、110、120、130 折り畳み式携帯電話機
101 第1の筐体
102、112、122 第2の筐体
200 ヒンジ部
301、304 プリント板
302、305 電子回路部品
303 電池
a1〜a0 印
c1〜c0 発光素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、
前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、前記第1の表示部と前記第2の表示部に、表示内容を分担し、かつ、互いに異なる表示内容を表示するように構成したことを特徴とする携帯通信端末。
【請求項2】
第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、
前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、前記第1の表示部には画像やテキストを表示し、前記第2の表示部には前記画像やテキスト以外の記号又はアイコンを表示するように構成したことを特徴とする携帯通信端末。
【請求項3】
前記第2の表示部は、アンテナバーや電池バー等の記号又はアイコンを表示することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯通信端末。
【請求項4】
第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、
前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、前記第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、前記第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、前記第1の表示部の表示をオフしたときは、前記第1の表示部が表示オフされる直前に表示していた情報を前記第2の表示部に移動せず、前記第2の表示部には前記第1の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項5】
第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、
前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、前記第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、前記第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、前記第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、前記第1の表示部には前記第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項6】
第1の表示部と第2の表示部とを持つ携帯通信端末であって、
前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、前記第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、前記第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、前記第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、前記第1の表示部が表示オンされる直前に前記第2の表示部に表示されていた情報を前記第1の表示部に移動せず、前記第1の表示部には前記第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項7】
本体電源がオンで、かつ、前記第1の表示部の表示がオンである間は、前記第2の表示部の表示はオフしない構成としたことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の携帯通信端末。
【請求項8】
第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、前記第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、前記第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、
前記第2の筐体の長さが前記第1の筐体の長さよりも長く形成されており、前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれにおいても前記第2の表示部は、前記第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、前記第2の状態時では、前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、前記第1の表示部と前記第2の表示部に、表示内容を分担し、かつ、互いに異なる表示内容を表示するように構成したことを特徴とする携帯通信端末。
【請求項9】
第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、前記第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、前記第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、
前記第2の筐体の長さが前記第1の筐体の長さよりも長く形成されており、前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれにおいても前記第2の表示部は、前記第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、前記第2の状態時では、前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、前記第1の表示部には画像やテキストを表示し、前記第2の表示部には前記画像やテキスト以外の記号又はアイコンを表示するように構成したことを特徴とする携帯通信端末。
【請求項10】
前記第2の表示部は、アンテナバーや電池バー等の記号又はアイコンを表示することを特徴とする請求項8又は9記載の携帯通信端末。
【請求項11】
第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、前記第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、前記第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、
前記第2の筐体の長さが前記第1の筐体の長さよりも長く形成されており、前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれにおいても前記第2の表示部は、前記第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、前記第2の状態時では、前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、
前記第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、前記第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、前記第1の表示部の表示をオフしたときは、前記第1の表示部が表示オフされる直前に表示していた情報を前記第2の表示部に移動せず、前記第2の表示部には前記第1の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項12】
第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、前記第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、前記第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、
前記第2の筐体の長さが前記第1の筐体の長さよりも長く形成されており、前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれにおいても前記第2の表示部は、前記第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、前記第2の状態時では、前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、
前記第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、前記第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、前記第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、前記第1の表示部には前記第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項13】
第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、前記第1の筐体の前面には第1の表示部が少なくとも設けられ、前記第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部が設けられた携帯通信端末であって、
前記第2の筐体の長さが前記第1の筐体の長さよりも長く形成されており、前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれにおいても前記第2の表示部は、前記第1の筐体により覆われることのない位置に配置されており、前記第2の状態時では、前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、
前記第1の表示部の表示はオン又はオフに制御し、前記第2の表示部の表示はオンに制御すると共に、前記第1の表示部の表示をオフからオンにしたときは、前記第1の表示部が表示オンされる直前に前記第2の表示部に表示されていた情報を前記第1の表示部に移動せず、前記第1の表示部には前記第2の表示部の表示とは異なる内容の情報を表示する表示制御手段を有することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項14】
本体電源がオンで、かつ、前記第1の表示部の表示がオンである間は、前記第2の表示部の表示はオフしない構成としたことを特徴とする請求項8乃至13のうちいずれか一項記載の携帯通信端末。
【請求項15】
前記第1の筐体と前記第2の筐体が前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれであるかを検出する状態検出手段を有し、前記状態検出手段の検出結果に応じて前記第1の表示部の表示動作を制御し、かつ、前記状態検出手段の検出結果に関係なく前記第2の表示部の表示動作を制御する動作制御手段を有することを特徴とする請求項8乃至13のうちいずれか一項記載の携帯通信端末。
【請求項16】
第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、前記第1の筐体の前面には少なくとも第1の表示部が設けられ、前記第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部とキー入力部とが設けられた携帯通信端末であって、
前記第2の筐体の長さが前記第1の筐体の長さよりも長く形成されており、前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれにおいても前記第2の表示部は、前記第1の筐体により覆われることのない位置に配置され、前記第1の状態時には前記キー入力部が前記第1の筐体により覆われる位置に配置され、前記第2の状態時では、前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、
前記第2の筐体は、前記第1の状態時に前記第1の筐体と対向して重ね合わされる第1の筐体部分の厚さが、前記第1の筐体により覆われない第2の筐体部分の厚さよりも薄く形成されており、かつ、該第2の筐体部分の厚さが前記第1の筐体の厚さとほぼ同一とされていることを特徴とする携帯通信端末。
【請求項17】
第1の筐体と第2の筐体とが互いにその前面同士が重ね合わされる第1の状態と、互いにその前面同士が離間されて露出する第2の状態のいずれかで用いられ、前記第1の筐体の前面には少なくとも第1の表示部が設けられ、前記第2の筐体の前面には少なくとも第2の表示部とキー入力部とが設けられた携帯通信端末であって、
前記第2の筐体の長さが前記第1の筐体の長さよりも長く形成されており、前記第1の状態及び前記第2の状態のいずれにおいても前記第2の表示部は、前記第1の筐体により覆われることのない位置に配置され、前記第1の状態時には前記キー入力部が前記第1の筐体により覆われる位置に配置され、前記第2の状態時では、前記第1の表示部と前記第2の表示部は一方向から同時に視認可能な配置位置に設けられており、
前記第2の筐体は、前記第1の状態時に前記第1の筐体により覆われない筐体部分の厚さが、前記第1の筐体の先端部側では前記第1の筐体の厚さとほぼ同一で、かつ、該第2の筐体の先端部ほど薄くなるように構成されており、前記第2の表示部は、前記第2の筐体部の前記第1の状態時に前記第1の筐体により覆われない傾斜面に形成され、2方向から視認な構成とされていることを特徴とする携帯通信端末。
【請求項18】
前記第2の表示部は、表示すべき印の形で型抜きされたパネルと、該パネルの型抜き部分に出射した光を透過させる発光素子とよりなることを特徴とする請求項1乃至17のうちいずれか一項記載の携帯通信端末。
【請求項19】
前記発光素子は、多色発光ダイオードであり、発光色により定量的な情報を表わすことを特徴とする請求項18記載の携帯通信端末。
【請求項20】
前記第2の表示部は、設定有無を表わす印の形で型抜きされたパネルと、該パネルの型抜き部分に出射した光を透過させる発光素子とよりなり、前記パネルの印についての定量的情報及び詳細情報を前記第1の表示部で参照させる制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至17のうちいずれか一項記載の携帯通信端末。
【請求項21】
前記第1の筐体は前面に前記第1の表示部と受話器が設けられ、前記第2の筐体は前面に前記第2の表示部とキー入力部と送話器とが設けられ、前記第1の筐体と前記第2の筐体の各一端部がヒンジ部により回動自在に結合されており、前記第1の状態として前記第1及び第2の筐体の前面同士を対向させる閉状態とされ、前記第2の状態として前記第1及び第2の筐体の前面同士を離間させる開状態とされる折り畳み式携帯電話機を構成していることを特徴とする請求項1乃至20のうちいずれか一項記載の携帯通信端末。
【請求項22】
互いに異なる長さの第1の筐体と第2の筐体の各一端部がヒンジ部により回動自在に結合されており、前記第1及び第2の筐体の前面同士を対向させる閉状態と、前記第1及び第2の筐体の前面同士を離間させる開状態のいずれかで用いられる、表示部を複数有する折り畳み式の携帯通信端末であって、
前記第1及び第2の筐体のうち、長さが長い方の一方の筐体の、長さが短い方の他方の筐体により前記閉状態時に覆われない筐体部分に少なくとも一の表示部を配置したことを特徴とする携帯通信端末。
【請求項23】
前記一の表示部には、電池残量及び電波状況の少なくとも一方を含む端末の基本的な動作に関する情報を表示することを特徴とする請求項22記載の携帯通信端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2006−261721(P2006−261721A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−72348(P2005−72348)
【出願日】平成17年3月15日(2005.3.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】