説明

携帯通信装置およびその制御プログラム

【課題】不要なデータを削除し、かつ、有用なデータを残す携帯通信装置を提供する。
【解決手段】外部の広告配信用サーバーから広告データを取得し、かつその広告データを再度取得し得るようにインデックスを取得する通信部と、データ格納部と、広告データとインデックスとを対応付けてデータ格納部に格納しかつ削除し得るデータ管理部と、表示部と、表示部に広告データを表示させ、表示させた時刻を閲覧履歴として記録する閲覧制御部とを備え、データ管理部は、データ格納部の空き容量が閾値を下回ったとき、予め定められた第1期間より前に取得されたが取得後に閲覧履歴の記録がない広告データおよび対応付けられたインデックスを削除し、かつ第1期間と等しいかそれより短い第2期間の間に閲覧履歴の記録がない広告データについてその広告データを削除するがそれに対応付けられたインデックスを残す携帯通信装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、広告配信用サーバーから広告データを取得して表示する携帯通信装置およびその制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンのように通信機能、ウェブサイトの閲覧機能および電子メールの送受信機能を備えたモバイル機器の普及に伴って、広告配信システムが普及している。前記広告配信システムは、広告主である各企業や店舗等から通信を介して複数のモバイル機器に広告としての電子データを送付し、ユーザーは受信した広告を用いてその企業のウェブサイトにアクセスして必要な情報を入手したり、広告に特典として付与されているクーポンをその店舗で利用したりする。非接触技術の発達により、その広告が記憶された端末を、店頭のリーダライタへかざすだけでクーポンとして使用することも可能になっている。また、このような広告は文字が主体のメールマガジンとは異なり静止画や動画を用いることができるためにインパクトが大きく、広告手段として広く普及しつつある。
【0003】
このように、ユーザーの明示の指示なく蓄積されていくデータの消去に関して、幾つかの技術が提案されている。
まず、特に音楽ソフトや映像ソフトのリッピングに関する技術として次のものが挙ある。記録媒体から読み出したデータを、本登録の指示が為されずとも仮登録データとして記憶媒体に対して記録しておき、本登録データとして記録されるべきデータが上記仮登録データとして記録されていた場合に、記録媒体から該データを読み出してこれを記録するための動作を省略可能とする技術である。さらに、記憶媒体から読み出したデータを仮登録データとして上記記憶手段に対して記録するのに応じ、該データとともにその記録時刻も記録しておく。そして、この記録時刻の情報を元に、上記記憶手段の記憶容量の状態に応じて、仮登録データとして記録されているデータのうち最も記録時刻が古いデータから順に消去可能としていく(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、後掲の特許文献2には、次の技術が記載されている。CPU10は、記憶装置14に蓄積されている画像ファイルの画像種類をプリンタ15によってプリントするプリンタ画像、FAX16によってファクシミリ送受信するファックス画像、プリンタ15によって複写するコピー画像、及びスキャナ17によって入力したスキャナ画像を、各画像ごとに画像管理テーブルに登録する。そして、画像種類ごとに消去する優先順位を付与し、画像ファイルの蓄積の際に記憶装置14の空き容量を検査し、その検査に基づいて画像ファイルを蓄積する領域の容量が足らないと判断したとき、記憶装置14から優先順位に基づいて画像ファイルを消去して画像データを蓄積可能な容量の領域を作成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−39114号公報
【特許文献2】特開2001−88372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述のように、静止画や動画を用いた広告が普及しつつある。一方で、静止画や動画は文字に比べてデータ容量が大きい。配信された広告は、それを受信したモバイル機器の記憶領域に格納されるため、前記記憶領域を圧迫することになりかねない。
これに対して、前記記憶領域に格納された広告データ容量をモニタする機能を設け、データ容量が予め定められた値に達した場合は広告データを削除するという方法が考えられる。しかし、内容にかかわらず広告データを削除してしまうと、ユーザーが必要とする有用な情報まで削除することになりかねない。
【0007】
あるいは、受信した広告のうちユーザーにとって必要なものにユーザーがチェックをしておき、チェックがついていないものを削除する方法も考えられる。しかし、ユーザーが都度チェックを入れるのは操作が煩雑であり、チェックを付けられた広告が蓄積していくといずれ容量が足りなくなってしまう。
【0008】
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、ユーザーの明示の指示なく蓄積されるデータによってデータを格納するメモリの空き容量が逼迫したとき、ユーザーの手を煩わすことなく不要なデータを削除しかつユーザーにとって有用なデータを残す携帯通信装置およびその制御プログラムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、外部の広告配信用サーバーから広告データを取得し、かつその広告データを前記サーバーから再度取得し得るようにその広告データのインデックスを取得する通信部と、データの格納領域を提供するデータ格納部と、前記通信部が取得した前記広告データおよび前記インデックスを互いに対応付けて前記データ格納部に格納し、かつ前記広告データおよび前記インデックスを削除し得るデータ管理部と、ユーザーによる操作を受付ける操作部と、データを表示する表示部と、前記操作部が受付けた所定の操作に応答して前記表示部に広告データを表示させ、表示させた時刻を閲覧履歴として記録する閲覧制御部とを備え、前記データ管理部は、前記データ格納部の空き容量が閾値を下回ったとき、予め定められた第1期間より前に取得されたが取得後に閲覧履歴の記録がない広告データおよびその広告データに対応付けられたインデックスを削除し、かつ前記第1期間と等しいかそれより短い第2期間の間に閲覧履歴の記録がない広告データについてその広告データを削除するがその広告データに対応付けられたインデックスを残すことを特徴とする携帯通信装置を提供する。
【0010】
また異なる観点から、この発明は、コンピュータに、外部の広告配信用サーバーから広告データを取得し、かつその広告データを前記サーバーから再度取得し得るようにその広告データのインデックスを取得する通信部と、データの格納領域を提供するデータ格納部に、前記通信部が取得した前記広告データと前記インデックスとを対応付けて格納し、かつ前記広告データおよび前記インデックスを削除し得るデータ管理部と、ユーザーの操作を受付ける操作部が受付けた所定の操作に応答して表示部に広告データを表示させ、表示させた時刻を閲覧履歴として記録する閲覧制御部としての処理を実行させ、前記データ管理部は、前記データ格納部の空き容量が閾値を下回ったとき、予め定められた第1期間より前に取得されたが取得後に閲覧履歴の記録がない広告データおよびその広告データに対応付けられたインデックスを削除し、かつ前記第1期間と等しいかそれより短い第2期間の間に閲覧履歴の記録がない広告データについてその広告データを削除するがその広告データに対応付けられたインデックスを残すことを特徴とする携帯通信装置用の制御プログラムを提供する。
【発明の効果】
【0011】
この発明の携帯通信装置において、前記データ管理部は、前記データ格納部の空き容量が閾値を下回ったとき、予め定められた第1期間より前に取得されたが取得後に閲覧履歴の記録がない広告データおよびその広告データに対応付けられたインデックスを削除し、かつ前記第1期間と等しいかそれより短い第2期間の間に閲覧履歴の記録がない広告データについてその広告データを削除するがその広告データに対応付けられたインデックスを残すので、最近閲覧されていない広告データは不要なものとしてユーザーの手を煩わすことなく削除し、その一方で、最近閲覧された広告データは再度取得可能なようにインデックスは残しつつ広告データ自体を削除して空き容量を確保することができる。よって、過去に取得した広告データが、利用されることなく無意味に蓄積されていくのを防止することができる。
【0012】
この発明において、閲覧用広告データは、好ましくは静止画あるいは動画の画像データを含む。また、好ましくは、閲覧用広告データは、インターネット上のウェブサイトで提供される広告であり、携帯通信装置はインターネットに接続してそのウェブサイトを閲覧する機能を有するものである。携帯通信装置の具体的な態様としては、所謂スマートフォンと呼ばれる高機能な携帯電話が代表的な態様である。ただし、この発明はこれに限定されず、電話機能を持たない携帯情報端末や、一般的な携帯電話などを含む。
【0013】
通信部は、外部のサーバーと通信する。通信の方式は特に限定しないが、例えば携帯電話の通信規格であるCDMA−2000やW−CDMA、モバイル端末用のWiMAX、無線LANの通信規格であるIEEE802.11規格準拠の方式が挙げられる。以上の無線通信に限らず、イーサネット(登録商標)やUSBの有線通信や両者の併用に対応したものであってもよい。前記通信部は、後述する実施形態における端末通信部に対応する。
また、インデックスは、対応する広告データを広告配信用サーバーから取得するために必要な情報であって、広告配信用サーバーのアクセス先や、そのサーバーに格納された広告データのうちで、対象の広告データを特定する情報である。広告データを特定する情報の具体的な態様は、例えば、広告主の企業名あるいは企業ID、同じ広告主が提供する広告データのいずれのものかを特定するカタログ名あるいはカタログID、そのカタログの配信日時である。
【0014】
データ格納部は、データを格納するメモリである。その具体的な態様としては、例えば、スタティックRAM、DRAMあるいはフラッシュメモリが挙げられる。前記データ格納部は、後述する実施形態における格納部に対応する。
また、データ管理部および閲覧制御部は、CPUあるいはマイクロコンピュータ(以下、簡単のため単にCPUと記す)がメモリに記憶された制御プログラムを実行することによってその機能が実現されるものであってもよい。なお、データ管理部と閲覧制御部とは同じCPUによってその機能が実現されてもよいが、異なるCPUで実現されてもよい。前記データ管理部および前記閲覧制御部は、後述する実施形態における端末制御部によって実現される機能の一部に相当する。
【0015】
表示部は、前記通信部が受信した情報、装置の状態、操作に係る情報やオブジェクトをユーザーに提示するものである。その具体的な態様は、例えば、液晶表示装置や有機EL表示装置である。操作部は、ユーザーによる操作を受付けるもので、その具体例としては、前記表示部の表面に配置されるタッチパネルが挙げられる。この場合、操作部の一要素として前記表示装置に操作ボタン等のオブジェクトを表示してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】この発明の携帯通信装置としての端末およびその携帯通信装置と通信する広告配信用サーバーの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の配信スケジュールデータベースに登録されるデータの一例を示す説明図である。
【図3】図1のカタログデータベースに登録されるデータの一例を示す説明図である。
【図4】図1の格納部に格納されるデータの一例を示す説明図である。
【図5】この発明に係る端末制御部が実行する処理の例を示す第1のフローチャートである。
【図6】この発明に係る端末制御部が実行する処理の例を示す第2のフローチャートである。
【図7】この発明の携帯通信装置と通信するサーバーの広告配信処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明の好ましい態様について説明する。
前記データ管理部は、前記データ格納部にインデックスが格納されている広告データについては前記操作部が再表示の操作を受付けることを許容し、その再表示の操作に応答して前記データ格納部に広告データが格納されているか否かを判断し、格納されていないときは前記インデックスを用いて前記サーバーの広告データを前記通信部に再度取得させてもよい。このようにすれば、最近閲覧された広告データについては、再表示の操作によって広告データの閲覧が可能となり、その際にデータ管理部は、データ格納部に格納されたインデックスを用いて前記サーバーにアクセスし広告データを取得することができる。
【0018】
また、前記データ管理部は、前記閲覧制御部により前記広告データの閲覧のため表示がなされその閲覧が終了した後、前記広告データを前記データ格納部から削除してもよい。このようにすれば、広告データの閲覧がなされた後にその広告データが削除されインデックスのみ残されるので、広告データを残す場合に比べてデータ格納部の空き容量を確保しておくことができる。
【0019】
前記データ管理部は、空き容量が前記閾値を下回ったとき、前記閲覧履歴の記録がある広告データについて、前記サーバーの広告データが取得された後に更新されているか否かを前記通信部に前記サーバーとの通信を行わせて問合せ、更新されている場合、その広告データと対応するインデックスとを前記サーバーから取得し、前記データ格納部に格納してもよい。このようにすれば、ユーザーの手を煩わすことなく広告データが更新され、再表示の操作を受付けたときに最新の内容をユーザーに提供することができる。
この発明の好ましい態様は、ここで示した複数の態様のうち何れかを組み合わせたものも含む。
【0020】
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
この発明は、広告配信用のサーバーとそのサーバーから広告が配信される一以上の携帯通信装置(以下、端末ともいう)で構成される。
前記サーバーは、配信すべき広告の電子データを格納しており、前記端末に対して電子データを送信する。前記端末は、前記サーバーからの電子データを受信し、その電子データをデータ格納部の記憶領域に一旦格納し、電子データが表す広告をユーザーに提示する。前記サーバーの具体的な態様は、インターネットを介して外部とやり取り可能なファイルサーバである。前記端末の具体的態様の一例はインターネットにアクセス可能なスマートフォンである。
【0021】
≪携帯通信装置および広告配信用サーバーの構成≫
図1は、この発明の携帯通信装置としての端末およびその携帯通信装置と通信する広告配信用サーバーの構成を示すブロック図である。図1に示すように、端末11は、端末制御部13、端末通信部15、表示部17、操作部19および格納部21を有する。また、サーバー31は、サーバー通信部33、サーバー制御部35、配信スケジュールデータベース37およびカタログデータベース39を有する。
サーバー制御部35は、サーバー31の中核をなす中央処理装置(CPU)およびそのCPUが動作するための周辺回路、例えば、バス、メモリ、割り込み等の制御に係るハードウェアおよびソフトウェアに対応する。サーバー通信部33は、端末11や他の図示しない外部の機器と通信を行うためのインターフェイス回路および通信制御ソフトウェアに対応する。
【0022】
配信スケジュールデータベース37は、広告主である企業等から配信を依頼されたカタログデータの配信に係るデータを格納するデータベースである。カタログデータは、この発明の広告データに相当する。ここで、配信に係るデータとは、各カタログデータをいつ、どの配信グループへ配信を行うかといった配信スケジュールに係るデータである。この配信スケジュールに従って、サーバー制御部35が各端末へカタログデータの配信を行うように制御する。
【0023】
図2は、図1の配信スケジュールデータベース37に登録されるデータの一例を示す説明図である。図2に示すように、登録されるデータは、配信日時、カタログID、カタログ名、企業名、企業ID、配信先で構成されている。カタログIDは、後述のカタログデータベース39のカタログIDと一致しており、カタログIDを参照することによって両者の対応が得られる。カタログIDは、各カタログを他のカタログと識別するために各カタログに割り当てられる固有のデータである。カタログ名は人間がカタログの内容を認識しやすいように付与された名称である。企業IDは、各広告主を他の広告主と識別するため各広告主に割り当てられる固有のデータである
【0024】
サーバー制御部35は、配信スケジュールデータベース37を参照して、配信日時が到来したカタログのカタログIDを参照する。また、そのカタログの配信先を取得する。そして、カタログデータベース39を参照し、同一のカタログIDを有するカタログのデータを読み出して端末11や他の図示しない端末のうち前記配信先に登録された端末にそのデータを配信する。
カタログデータベース39は、広告データの実体であるカタログデータを格納するデータベースである。
【0025】
図3は、図1のカタログデータベース39に登録されるデータの一例を示す説明図である。図3に示すように、登録されるデータは、カタログID、カタログ名およびカタログデータ自体である。カタログデータベース39に格納されたカタログデータは、カタログIDおよびカタログ名を用いて管理される。
サーバー通信部33は、サーバー31からのカタログ配信データを配信先の端末に配信する機能を有している。
【0026】
サーバー制御部35は、サーバー31が実行すべきデータの処理や管理を行う。サーバー制御部35が実行する処理は、配信スケジュールデータベース37に登録されたカタログのうち配信日時が到来したものを決定する処理を含む。さらに、決定されたカタログに係るカタログIDを用いて、カタログデータベース39に格納されたカタログデータを呼び出す処理および呼び出したカタログデータを登録された配信先へ配信する処理を含む。
端末11は、この発明の携帯通信端末装置であって、広告データの配信先である端末の代表例として図1に示している。端末11および図示しない他の端末は、固有の端末IDを有している。配信スケジュールデータベース37には、この端末IDをグループ化した配信先が登録されている。サーバー制御部35は、配信スケジュールデータベース37に登録された配信先に基づいて、それぞれの広告データの配信先を特定する。
【0027】
端末制御部13は、端末通信部15、表示部17、操作部19および格納部21の動作を制御するもので、その構成要素としてCPU、その周辺回路およびCPUが実行する制御ソフトウェアを含む。端末制御部13は、端末11とサーバー31との間における通信の制御、サーバー31から受信するデータの管理、例えば、格納部21の空き容量が閾値に満たなくなった場合のデータの削除など各種の制御を行う。
端末通信部15は、サーバー31からカタログデータの配信や、再度の取得などに係る通信を行うための通信インターフェイス回路およびその制御ソフトウェアである。この実施形態においては、無線LANの通信方式が用いられるものとしている。
表示部17は、端末11の状態やユーザーによる操作に応じた表示やメッセージをユーザーに提供するものである。この実施形態においては、液晶表示装置が用いられるものとする。端末制御部13は、表示部17に表示させる内容を制御する。表示の内容には、カタログデータの受信、カタログデータの削除、カタログデータが更新された旨のメッセージが含まれる。
【0028】
操作部19は、端末11に対するユーザーの操作を受付ける。この実施形態では、表示部17の表面に配置されるタッチパネルである。
格納部21は、カタログデータおよびそれに付加されるデータを格納する読み書き可能な不揮発性メモリである。この実施例において、格納部21はさらに閲覧履歴を格納する。また、端末制御部13が実行する制御プログラムを格納する。
サーバー31から配信されたカタログデータは、配信先の一つである端末11の端末通信部15を経由して、格納部21に配信の都度格納されていく。
【0029】
図4は、図1の格納部21に格納されるデータの一例を示す説明図である。図4に示すように、格納部21は、「配信日時」、「カタログID」、「カタログ名」、「企業名」、「企業ID」、「カタログデータ」、「閲覧履歴」および「目次のみ」の各項目についてデータを格納する。それらの項目のうち、「配信日時」、「カタログID」、「カタログ名」、「企業名」および「企業ID」は、配信スケジュールデータベース37に登録されたものと同一であって、カタログデータと共にサーバー31から提供される。端末制御部13は、サーバー31から配信されるそれらのデータをカタログデータと共に格納部21に格納する。これら、カタログデータ以外の項目は、この発明のインデックスに相当する。
【0030】
「閲覧履歴」の項目は、配信されたカタログデータをユーザーが閲覧したか否かを示すデータである。初期値は、「無」である。端末制御部13は、カタログデータが閲覧された場合に、閲覧されたカタログの「閲覧履歴」に対して「有」を示すデータを格納する。また、端末制御部13は、後述のカタログデータ削除時に、「閲覧履歴」が「有」の場合には、カタログデータの削除を行わず、更新されたカタログデータがあるか否かの問合せをサーバー31に対して行う。
【0031】
更新されたカタログデータがサーバー31にある場合には、そのカタログデータを受信して格納部21のカタログデータを置き換える。一方、サーバー31のカタログデータが更新されていない場合は、格納部21のカタログデータを削除し、さらに、「目次のみ」の項目に目次のみ格納されている旨を示すデータを格納する。図4の「○」印に相当するものである。なお、初期値は、目次が格納されていないかまたはカタログデータが格納されていることを示すデータである。図4の無印に相当するものである。図4で「目次のみ」の「○」印は、カタログデータ自身は格納部21に格納されていないが、ユーザーが閲覧を希望する場合にはサーバー31にアクセスしてカタログデータを取得し閲覧することが可能であることを示している。
【0032】
すなわち、端末制御部13は、格納部21の空き容量が閾値に満たなくなった場合に、格納部21に格納されているデータの一部を削除して、空き容量を確保する。削除するデータは、「閲覧履歴」の有無に基づいて決定する。さらにこのとき、「閲覧履歴」が「有」のカタログデータを単に残すだけでなく、カタログデータを自動更新するかあるいは大きな容量を占めるカタログデータを削除して、必要に応じてサーバー31から取得できるようにしておくのである。
以上の処理によって端末制御部13は、配信されたカタログデータが活用されないまま格納部21に蓄積されることを防止し、格納部21の空き容量を確保する。
【0033】
≪端末制御部の処理≫
続いて、端末制御部13が実行する処理の例を説明する。
図5および図6は、この発明に係る端末制御部が実行する処理の例を示すフローチャートである。この発明に関連する処理のみを記載している。前記処理は、サーバー31から配信されるカタログデータを受信して格納部21に格納する処理を含む。さらに、格納部21の空き容量が少ないときに格納部21に格納されたデータの一部を削除する処理を含む。また、サーバー31にアクセスして更新されたカタログデータを取得する処理および操作部が受付けた所定の操作に応答してカタログデータを閲覧する処理を含む。
【0034】
以下、フローチャートに沿って端末制御部が実行する処理を説明する。図5に示すように、端末制御部13は、外部からデータを受信した場合に、そのデータが広告データ、即ち、サーバー31から配信されたカタログデータか否かを判断する(ステップS11)。カタログデータでなければ(ステップS11のNo)、ルーチンは後述するステップS51へ進み、閲覧に関する処理を行う。
【0035】
受信したデータがカタログデータであれば(ステップS11のYes)、端末制御部13は、そのカタログデータおよびカタログデータに付加されている「配信日時」、「カタログID」、「カタログ名」、「企業名」および「企業ID」のデータを格納部21に格納する(ステップS13)。また、図示していないが、受信したカタログデータに係るバナーを表示部17の一部の表示領域に表示させてもよい。あるいは、この時点で即座に表示するのではなく、ユーザーがカタログデータに関連する内容について検索や閲覧を行ったときに、表示部17の一部にバナーを表示させてもよい。
【0036】
続いて、端末制御部13は、格納部の空き容量が閾値を下回ったか否かを調べる(ステップS15)。この閾値は、受信データを格納するメモリ領域の容量に対して予め定められている。なお、変形例として端末11のユーザーがこの閾値を設定、変更可能であってもよい。
空き容量が閾値を下回っておらずまだ十分な余裕があると判断した場合(ステップS15のNo)、端末制御部13は、後述するステップS51へ進み、閲覧に関する処理を行う。一方、格納部21の空き容量が閾値を下回っていると判断した場合(ステップS15のYes)、端末制御部13は、格納部21に格納されたデータの一部を削除する処理を行う。即ち、端末制御部13は、カタログの閲覧履歴を参照する(ステップS17)。この実施形態でカタログの閲覧履歴は、格納部21に格納されているものとしている。ただし、これに限定されるものでなく、格納部21と別の、図1に図示しない不揮発性メモリに格納されていてもよい。
【0037】
続いて端末制御部13は、図4に示す格納部21に格納されたデータを参照しながら、格納部に格納されたカタログデータのうち「閲覧履歴」が「無」のデータを抽出し(ステップS19)、以下の処理を行う。まず、受信した後に一度も閲覧されていないカタログデータを抽出する。抽出されたカタログデータは、ユーザーにとって興味のないものかあるいは受信してからの期間が短いものと考えられる。そこで、端末制御部13は、「配信日時」に基づいて、抽出されたカタログデータが現時点から二週間より前に受信されたものか否かを調べる(ステップS21)。勿論、二週間という期間は一例であってこれに限定されるものではない。また、この期間がユーザーによって設定および変更可能であってもよい。
【0038】
カタログデータが二週間より前に受信されたものの場合(ステップS21のYes)、端末制御部13はそのカタログデータおよびそのカタログデータに係るインデックスを削除する(ステップS23)。ユーザーにとって興味のないものと考えられるからである。受信後二週間が経過していない場合は(ステップS21のNo)削除しない。続いて、端末制御部13は、抽出された全てのカタログデータについて受信後の経過期間を判断したか調べる(ステップS25)。また、判断していないカタログデータが残っている場合(ステップS25のNo)、ルーチンは残りのカタログデータのうち次のものを対象として(ステップS27)、前述のステップS21に戻り、残りのカタログデータについて受信後の経過期間を判断する。
【0039】
抽出された全てのカタログデータについて受信後の経過期間を判断したら(ステップS25のYes)、端末制御部13は閲覧履歴があるカタログデータを抽出し(ステップS29)、以下の処理を行う。まず、端末制御部13は、「配信日時」に基づいて、抽出されたカタログデータが現時点から遡って一週間以内に閲覧されているか否かを調べる(ステップS31)。一週間以内に閲覧されていない場合、そのカタログデータはユーザーにとって繰り返し閲覧する程の興味はないものと考えられる。勿論、一週間という期間は一例であってこれに限定されるものではない。ただし、この期間(以下、第2期間とする)は、前記ステップS21で判断基準とされる期間(以下、第1期間とする)と等しいかそれよりも短い。第1期間より前に取得されたが閲覧履歴の記録がないカタログデータについては、ステップS21の判定およびステップS23の処理で格納部21から削除されている。よって、このステップS31では前記第1期間の以後に取得されたが閲覧履歴の記録がないものを対象にするのが合理的である。ステップS21およびS23と重複する処理を避けるためである。なお、この第2期間がユーザーによって設定および変更可能であってもよい。
【0040】
カタログデータが一週間以上閲覧されていない場合(ステップS31のYes)、端末制御部13はそのカタログデータを削除する(ステップS33)。ただし、そのカタログデータに係るインデックスは削除せずに残しておく。ユーザーにとって全く興味のないものとまではいえないため、再度閲覧される可能性があるからである。直近一週間の間に閲覧されている場合は(ステップS31のNo)カタログデータを削除しない。続いて、端末制御部13は、抽出された全てのカタログデータについて直近の閲覧の有無を判断したか調べる(ステップS35)。また、判断していないカタログデータが残っている場合(ステップS35のNo)、ルーチンは残りのカタログデータのうち次のものを対象として(ステップS37)、前述のステップS31に戻り、残りのカタログデータについて直近の閲覧の有無を判断する。
【0041】
抽出された全てのカタログデータについて受信後の経過期間を判断した後(ステップS35のYes)、端末制御部13は閲覧履歴のあるカタログデータについてカタログID、企業IDおよび配信日時を配信元のサーバー31に送信し、カタログデータが更新されているか否かを問い合わせる(ステップS39)。カタログIDだけでなく企業IDを送信するのは、同一カタログIDの更新を調べるだけでなく、同一企業の他のカタログIDの更新有無および新たなカタログIDの有無を調べて更新および/または新たに追加されたカタログデータを取得できるようにするためである。ここで、図5のフローチャートでは、閲覧履歴のある全てのカタログデータについて問合せを行うようにしている。変形例として、前記ステップS31で判断基準とされた期間(一週間)内に閲覧があったカタログデータのみについて問合せを行うようにしてもよい。
【0042】
問合せの後、端末制御部13はサーバー31からの回答を待つ(ステップS41)。説明を簡単にするためステップS41のフローチャートはループしているが、この間に端末制御部としてのCPUは当然ながら他の処理を並行して行ってもよい。サーバー31からの回答に更新されたカタログデータが付与されていた場合(ステップS43)、端末制御部13は、受信したカタログデータを格納部21の該当する記憶領域に格納する(ステップS45)。そして、ルーチンは前述のステップS11へ戻り、新たなカタログデータの受信に備えて待機する。なお、サーバー31からの回答に更新されたカタログデータが付与されていない場合(ステップS43のNo)も、ルーチンはステップS11へ戻って待機する。
【0043】
続いて、端末制御部13が実行する閲覧の処理について図6のフローチャートに沿って説明する。
図5におけるステップS11の判定がNoまたは図5のステップS15の判定がNoの場合、続いて端末制御部13は、カタログデータの閲覧の処理を行う。まず、端末制御部13は、操作部19が、カタログの閲覧を指示する操作を受付けているか否かを調べる(図6のステップS51)。この操作は、例えば、表示部17に表示されたバナーにユーザーがタッチするなど、予め定められた操作である。
【0044】
閲覧の指示に係る操作が受付けてられていないとき、端末制御部13は閲覧に係る処理を何も行わず、ルーチンは前述のステップS11へ進む。一方、閲覧の指示に係る操作が受付けてられている場合、端末制御部13は、その操作に対応するカタログデータが格納部21に格納されているか否かを調べる(ステップS53)。カタログデータが格納されている場合は(ステップS53のYes)、そのカタログデータを格納部21から読み出して表示部17に表示させる(ステップS55)。表示を終えた後、ルーチンは前述のステップS11へ進む。
【0045】
一方、カタログデータが格納されていない場合(ステップS53のNo)、端末制御部13は格納部21に格納されているそのカタログデータに係るインデックスを用いて、サーバー31にカタログデータを要求する(ステップS57)。この要求には、取得すべきカタログデータのカタログIDを付加する。なお、格納部21からカタログデータもインデックスも削除されたものについては、そもそもバナーを表示部17に表示させないように端末制御部13が制御している。
【0046】
端末制御部13は、カタログデータの要求に対するサーバー31からの回答を待つ(ステップS59)。サーバー31からの回答を受信したら(ステップS59のYes)、端末制御部13は、回答にカタログデータが付加されているか否かを調べる(ステップS61)。カタログデータが付加されてない場合(ステップS63)、サーバー31との通信が確立できなかったり、その広告データの配信サービスが終了していたりする何らかの事情によってカタログデータが取得できなかった旨を表示部17に表示させる(ステップS63)。そして、ルーチンは前述のステップS11へ進む。
【0047】
一方、サーバーからの回答にカタログデータが付加されていたら(ステップS61のYes)、受信したカタログデータを格納部21に格納し、かつ、表示部17に表示させる(ステップS65)。そして、ユーザーがそのカタログデータの閲覧を終了するのを待って(ステップS67)、受信したカタログデータを格納部21から削除する(ステップS69)。そして、ルーチンは前述のステップS11へ進む。
以上が、端末制御部13が実行する処理である。
【0048】
≪サーバー制御部の処理≫
続いて、端末11と通信するサーバー31側の広告配信処理について説明する。
図7は、この発明の携帯通信装置と通信するサーバーの広告配信処理の一例を示すフローチャートである。図7の処理は、図1に示すサーバー制御部35により実行される。図7に沿って処理の手順を説明する。
【0049】
サーバー31のカタログデータベース39には、配信すべきカタログデータが格納され、配信スケジュールデータベース37には、前記カタログデータについての配信スケジュールが格納されている。サーバー31は、例えば、広告配信サービスを提供する事業者が管理しており、前記事業者は、広告主との契約に応じてカタログデータベース39および配信スケジュールデータベース37にデータを登録し、かつ、登録されたデータを更新したり削除したりする。
【0050】
サーバー制御部35は、リアルタイムクロックを含んでおり、図2に示す配信スケジュールデータベースに格納された各データの「配信日時」が到来したか否かを逐次監視する。何れかのカタログデータについて配信日時が到来したとき(ステップS101のYes)、対応するカタログIDに基づいてカタログデータベース39からカタログデータを読み出して、対応する「配信先」として定義された端末に配信する。その際、カタログデータに「配信日時」、「カタログID」、「カタログ名」、「企業名」および「企業ID」を付加する。そして、ルーチンは次のステップS105へ進む。
【0051】
前記ステップS101で、配信日時の到来したものがなかったときは(ステップS101のNo)、ルーチンはステップS105へ進む。
ステップS105へ進み、端末側からカタログデータの更新有無の問合せを受けた場合の処理を行う。即ち、端末11および図1に図示しない他の何れかの端末からカタログデータの更新有無の問合を受けたか否かを調べる。なお、前記問合せにはカタログIDと企業IDが付加されている。前記問合せを受信していない場合(ステップS105のNo)、ルーチンは後述するステップS121へ進み、カタログデータの要求を受けた場合の処理を行う。
【0052】
一方、前記問合せを受信した場合は(ステップS105のYes)、その問合せに付加された企業IDおよび配信日時に基づいて、その企業の他のカタログデータについても更新されたものがあるかを調べ、かつ、新たに追加されたカタログデータが有るかを調べる(ステップS107)。更新あるいは追加されたものがなければ(ステップS109のNo)、問合せ元の端末へその旨を送信する(ステップS113)。一方、更新あるいは追加されたものがあれば(ステップS109のYes)、そのカタログデータに「配信日時」、「カタログID」、「カタログ名」、「企業名」および「企業ID」を付加して問合せをした端末へ送信する(ステップS115)。そして、ルーチンは前述のステップS101へ戻り配信日時が到来したか否かの監視を続ける。
【0053】
次に、カタログデータの要求を受けた場合の処理について説明する。前記ステップS105の判定がNoの場合に続けて実行する処理である。サーバー制御部35は、端末11および図1に図示しない何れかの端末からカタログデータの要求を受けたか否かを調べる(ステップS121)。要求がなければ(ステップS121のNo)、ルーチンは前述のステップS101へ進む。
【0054】
要求を受けた場合(ステップS121のYes)、サーバー制御部35は、その要求に付加されたカタログIDに対応するカタログデータがカタログデータベース39に格納されているか否かを調べる(ステップS123)。カタログデータがあれば、要求を送信した端末にそのカタログデータを送信する(ステップS127)。カタログデータがすでに削除されている等の事情により対応するカタログデータが見つからない場合、サーバー制御部35は、該当するカタログデータがない旨を前記端末に送信する(ステップS129)。そして、ルーチンは前述のステップS101へ進む。
以上が、サーバー側の処理である。
【0055】
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
【符号の説明】
【0056】
11:端末
13:端末制御部
15:端末通信部
17:表示部
19:操作部
21:格納部
31:サーバー
33:サーバー通信部
35:サーバー制御部
37:配信スケジュールデータベース
39:カタログデータベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部の広告配信用サーバーから広告データを取得し、かつその広告データを前記サーバーから再度取得し得るようにその広告データのインデックスを取得する通信部と、
データの格納領域を提供するデータ格納部と、
前記通信部が取得した前記広告データおよび前記インデックスを互いに対応付けて前記データ格納部に格納し、かつ前記広告データおよび前記インデックスを削除し得るデータ管理部と、
ユーザーによる操作を受付ける操作部と、
広告を表示する表示部と、
前記操作部が受付けた所定の操作に応答して前記表示部に広告データを表示させ、表示させた時刻を閲覧履歴として記録する閲覧制御部とを備え、
前記データ管理部は、前記データ格納部の空き容量が閾値を下回ったとき、予め定められた第1期間より前に取得されたが取得後に閲覧履歴の記録がない広告データおよびその広告データに対応付けられたインデックスを削除し、かつ前記第1期間と等しいかそれより短い第2期間の間に閲覧履歴の記録がない広告データについてその広告データを削除するがその広告データに対応付けられたインデックスを残すことを特徴とする携帯通信装置。
【請求項2】
前記データ管理部は、前記データ格納部にインデックスが格納されている広告データについては前記操作部が再表示の操作を受付けることを許容し、その再表示の操作に応答して前記データ格納部に広告データが格納されているか否かを判断し、格納されていないときは前記インデックスを用いて前記サーバーの広告データを前記通信部に再度取得させる請求項1に記載の携帯通信装置。
【請求項3】
前記データ管理部は、前記閲覧制御部により前記広告データの閲覧のため表示がなされその閲覧が終了した後、前記広告データを前記データ格納部から削除する請求項2に記載の携帯通信装置。
【請求項4】
前記データ管理部は、空き容量が前記閾値を下回ったとき、前記閲覧履歴の記録がある広告データについて、前記サーバーの広告データが取得された後に更新されているか否かを前記通信部に前記サーバーとの通信を行わせて問合せ、更新されている場合、その広告データと対応するインデックスとを前記サーバーから取得し、前記データ格納部に格納する請求項1〜3の何れか一つに記載の携帯通信装置。
【請求項5】
コンピュータに、
外部の広告配信用サーバーから広告データを取得し、かつその広告データを前記サーバーから再度取得し得るようにその広告データのインデックスを取得する通信部と、
データの格納領域を提供するデータ格納部に、前記通信部が取得した前記広告データおよび前記インデックスを互いに対応付けて前記データ格納部に格納し、かつ前記広告データおよび前記インデックスを削除し得るデータ管理部と、
ユーザーの操作を受付ける操作部が受付けた所定の操作に応答して表示部に広告データを表示させ、表示させた時刻を閲覧履歴として記録する閲覧制御部としての処理を実行させ、
前記データ管理部は、前記データ格納部の空き容量が閾値を下回ったとき、予め定められた第1期間より前に取得されたが取得後に閲覧履歴の記録がない広告データおよびその広告データに対応付けられたインデックスを削除し、かつ前記第1期間と等しいかそれより短い第2期間の間に閲覧履歴の記録がない広告データについてその広告データを削除するがその広告データに対応付けられたインデックスを残すことを特徴とする携帯通信装置用の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−105199(P2013−105199A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−246627(P2011−246627)
【出願日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】