説明

携帯電話機、バックライトの制御方法およびプログラム。

【課題】 消費電力を低減することが可能な携帯電話機、バックライトの制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】 記憶部102は、バックライト106の消灯時間帯を特定する時間帯情報と、バックライト106の点灯および消灯を制御するための基準照度とを記憶する。照度センサ104は周囲の照度を感知する。時計部103は現在時間を示す。制御部101は、時間帯情報、現在時間、基準照度、および、周囲の照度、に基づいて、バックライト106の点灯および消灯を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックライトを備えた携帯電話機、バックライトの制御方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話機は、携帯電話機のユーザが、各種情報を入出力する入出力部を夜間などの暗闇でも認識できるように、バックライトを備えている。また、バックライトは消費電力が多いため、携帯電話機にはバックライトの制御システムが備わっている。
【0003】
例えば、特許文献1(特開2000−307686号公報)に記載の情報処理装置では、照度センサを用いて、周囲の明るさが、設定した明るさより暗い場合にのみ、バックライトを点灯させることにより、消費電力を下げている。
【特許文献1】特開2000−307686号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の情報処理装置では、表示部を認識するのに十分な明るさがある状況でも、照度センサが手などで隠されている場合、バックライトが点灯する状況が起こり得る。例えば、この場合、周囲が明るいために、携帯電話機のユーザはバックライトの点灯を認識できず、そのため、照度センサが手などで隠されていることに気づかず、バックライトが点灯し続ける可能性がある。そのため、電力の消費が多くなる状況が起こり得る。
【0005】
本発明の目的は、消費電力を低減することが可能な携帯電話機、バックライトの制御方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の携帯電話機は、現在時刻を示す時計部と、周囲の照度を感知する照度センサと、各種情報を入出力する入出力部と、前記入出力部を照明するバックライトと、前記バックライトの消灯時間帯を特定する時間帯情報を記憶する時間帯記憶手段と、前記バックライトの基準照度を記憶する基準照度記憶手段と、前記時間帯情報、前記現在時刻、前記基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記バックライトの点灯および消灯を制御する制御手段と、を備える。
【0007】
また、本発明のバックライトの制御方法は、現在時刻を示す時計部と、周囲の照度を感知する照度センサと、各種情報を入出力する入出力部と、前記入出力部を照明するバックライトと、前記バックライトの消灯時間帯を特定する時間帯情報を記憶する時間帯記憶手段と、前記バックライトの基準照度を記憶する基準照度記憶手段と、を備えた携帯電話機が行うバックライトの制御方法であって、前記時間帯情報、前記現在時刻、前記消灯照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記バックライトの点灯および消灯を制御する制御ステップ、を含む。
【0008】
前記発明によれば、バックライトの点灯および消灯が、時間帯情報、現在時刻、基準照度、および、周囲の照度、に基づいて制御される。よって、例えば、夜間など暗い時間帯でも、入出力部を認識するのに十分明るい場合(例えば、屋内)、バックライトの点灯を禁止することが可能になる。また、例えば、入出力部を認識するのに十分な明るさがあるのにかかわらず、照度センサが手などで隠され、誤って暗いと判定される場合でも、入出力部を認識するのに十分な明るさのある時間帯ならば、バックライトの点灯を禁止することが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【0009】
また、本発明の携帯電話機は、前記入出力部は、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知する入力検知手段、を備え、前記制御手段は、前記入力検知手段にて、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知された場合、前記時計部から前記現在時刻を取得すると共に、前記時間帯記憶手段にて記憶された前記時間帯情報を取得し、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する時間帯判定手段と、前記時間帯判定手段にて、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される前記消灯時間帯に含まれないと判定された場合、前記照度センサにて感知された周囲の照度を取得すると共に、前記基準照度記憶手段にて記憶された前記基準照度を取得し、前記周囲の照度が前記基準照度以上か未満かを判定する基準照度判定手段と、前記基準照度判定手段にて、前記周囲の照度が前記基準照度未満と判定された場合、前記バックライトを点灯させるバックライト点灯手段と、を備える。
【0010】
また、本発明のバックライト制御方法は、前記入出力部が前記携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知する入力検知ステップ、を含み、前記制御ステップは、前記入力検知ステップにて、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知された場合、前記時計部から前記現在時刻を取得すると共に、前記時間帯記憶手段にて記憶された前記時間帯情報を取得し、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する時間帯判定ステップと、前記時間帯判定ステップにて、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される前記消灯時間帯に含まれないと判定された場合、前記照度センサにて感知された周囲の照度を取得すると共に、前記基準照度記憶手段にて記憶された前記基準照度を取得し、前記周囲の照度が前記基準照度以上か未満かを判定する基準照度判定ステップと、前記基準照度判定ステップにて、前記周囲の照度が前記基準照度未満と判定された場合、前記バックライトを点灯させるバックライト点灯ステップと、を含む。
【0011】
前記発明によれば、バックライトの点灯および消灯が、携帯電話機のユーザから入力が行われた時刻に基づいて制御される。よって、例えば、携帯電話機のユーザが携帯電話機を明るい時間帯に使用する場合は、バックライトを消灯するなど、携帯電話機のユーザが携帯電話機を使用する時刻に応じて、バックライトを制御することが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【0012】
また、本発明の携帯電話機は、前記バックライト点灯手段は、前記バックライトを点灯させる場合、前記照度センサから取得した周囲の照度に基づいて、前記バックライトの発する光の照度を制御するバックライト照度制御手段、を備えことが望ましい。
【0013】
また、本発明のバックライト制御方法は、前記バックライト点灯ステップは、前記バックライトが点灯させる場合、前記照度センサから取得した周囲の照度に基づいて、前記点バックライトの発する光の照度を制御するバックライト照度制御ステップ、を含むことが望ましい。
【0014】
前記発明によれば、周囲の照度によって、入出力部を認識するのに必要以上な照度でバックライト点灯させることを防ぐことが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【0015】
また、本発明の携帯電話機は、前記制御手段は、前記バックライトの点灯後、前記入力検知手段にて、所定の時間以上、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたことが検知されなかった場合、前記バックライトを消灯する自動消灯制御手段、を備えることが望ましい。
【0016】
また、本発明のバックライト制御方法は、前記制御ステップは、前記バックライトの点灯後、前記入力検知ステップにて、所定の時間以上、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたことが検知されなかった場合、前記バックライトを消灯する自動消灯制御ステップ、を含むことが望ましい。
【0017】
前記発明によれば、既にバックライトの点灯が必要ない場合、例えば、携帯電話機のユーザが携帯電話機の使用を終えている場合、バックライトが点灯することを防ぐことが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【0018】
また、本発明の携帯電話機は、前記入出力部は、各種情報を表示する表示部と、前記携帯電話のユーザが前記各種情報を入力する入力部と、を備え、前記バックライトは、前記表示部を照明する表示部バックライトと、前記入力部を照明する入力部バックライトと、を備え、前記時間帯記憶手段は、前記表示部バックライトの消灯時間帯を特定する表示部時間帯情報を記憶する表示部時間帯記憶手段と、前記入力部バックライトの消灯時間帯を特定する入力部時間帯情報を記憶する入力部時間帯記憶手段と、を備え、前記基準照度記憶手段は、前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御するための表示部基準照度を記憶する表示部基準照度記憶手段と、前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御するための入力部基準照度を記憶する入力部基準照度記憶手段と、を備え、前記制御手段は、前記表示部時間帯情報、前記現在時刻、前記表示部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御する表示部制御手段と、前記入力部時間帯情報、前記現在時刻、前記入力部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御する入力部制御手段と、を備えることが望ましい。
【0019】
また、本発明のバックライトの制御方法は、前記入出力部は、各種情報を表示する表示部と、前記携帯電話のユーザが前記各種情報を入力する入力部と、を備え、前記バックライトは、前記表示部を照明する表示部バックライトと、前記入力部を照明する入力部バックライトと、を備え、前記時間帯記憶手段は、前記表示部バックライトの消灯時間帯を特定する表示部時間帯情報を記憶する表示部時間帯記憶手段と、前記入力部バックライトの消灯時間帯を特定する入力部時間帯情報を記憶する入力部時間帯記憶手段と、を備え、前記基準照度記憶手段は、前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御するための表示部基準照度を記憶する表示部基準照度記憶手段と、前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御するための入力部基準照度を記憶する入力部基準照度記憶手段と、を備え、前記制御ステップは前記表示部時間帯情報、前記現在時刻、前記表示部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御する表示部制御ステップと、前記入力部時間帯情報、前記現在時刻、前記入力部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御する入力部制御ステップと、を含むことが望ましい。
【0020】
前記発明によれば、表示部バックライトの点灯および消灯が、表示部時間帯情報、現在時刻、表示部基準照度、および、周囲の照度、に基づいて、制御され、入力部バックライトの点灯および消灯が、入力部時間帯情報、現在時刻、入力部基準照度、および、周囲の照度、に基づいて制御される。よって、例えば、表示部と比較して、少ない照度で認識できる入力部を照明する入力部バックライトを点灯せずに、表示部バックライトのみ点灯するなど、表示部バックライトおよび入力バックライトの点灯を個別に制御することが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、消費電力を低減することが可能な携帯電話機、バックライトの制御方法およびプログラムを提供することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本実施例の携帯電話機の構成を示したブロック図である。
【0024】
図1において、携帯電話機は、制御部101と記憶部102と時計部103と照度センサ104と入出力部105とバックライト106とメモリ107とを含む。
【0025】
また、制御部101は、時間帯判定部110と基準照度判定部111とバックライト点灯部112と自動消灯部113とを含む。
【0026】
メモリ107は、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体であり、制御部101の動作を規定するプログラムを記憶している。
【0027】
制御部101は、例えば、コンピュータであり、メモリ107に記憶されているプログラムを読み取り、読み取られたプログラムを実行し、時間帯判定部110と基準照度判定部111とバックライト点灯部112と自動消灯部113とを実現する。
【0028】
記憶部102は、バックライト106の消灯時間帯を特定する時間帯情報と、バックライト106の点灯および消灯を制御する基準照度と、を記憶する。また、記憶部102に記憶するこれらの情報は、携帯電話機のユーザが、入出力部105を用いて、入力できることが望ましい。
【0029】
時間帯情報は、例えば、消灯時間帯、あるいは、点灯時間帯である。点灯時間帯の場合は点灯時間帯でない時間帯が消灯時間帯となる。なお、本実施例では、時間帯情報として、消灯時間帯を用いる。
【0030】
時計部103は、現在時刻を示す。
【0031】
照度センサ104は、携帯電話機の周囲の照度を感知する。
【0032】
入出力部105は、各種情報(例えば、電話番号)を表示し、また、携帯電話機のユーザから各種情報を受け付ける。
【0033】
入出力部105は、携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知し、携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知した場合、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を制御部101(具体的には、時間帯判定部110と自動消灯部113と)に出力する。
【0034】
制御部101は、入出力部から携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を受け付けると、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを検知する。
【0035】
制御部101は、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを検知すると、記憶部102から、時間帯情報と基準照度とを取得し、時計部103から、現在時刻を取得し、照度センサ104から、携帯電話機の周囲の照度を取得する。
【0036】
制御部101は、取得した時間帯情報、基準照度、現在時刻、および、周囲の照度、に基づいて、バックライト106の点灯および消灯を制御する。
【0037】
例えば、制御部101は、以下のようにバックライト106を制御する。
【0038】
時間帯判定部110は、入出力部105から携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を受け付けると、時計部103から、現在時刻を取得すると共に、記憶部102から、時間帯情報を取得する。
【0039】
また、時間帯判定部110は、時計部103から取得した現在時間と、記憶部102から取得した時間帯情報と、に基づいて、現在時刻が時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する。
【0040】
現在時刻が時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれる場合、時間帯判定部110はバックライト106を消灯する。
【0041】
一方、現在時刻が時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれない場合、時間帯判定部110は基準照度判定部111に動作命令を出力する。
【0042】
基準照度判定部111は、時間帯判定部110から動作命令を受け付けると、照度センサ104から、照度センサ104にて感知された携帯電話機の周囲の照度を取得すると共に、記憶部102から、基準照度を取得する。
【0043】
また、基準照度判定部111は、照度センサ104から取得した携帯電話機の周囲の照度と、記憶部102から取得した基準照度と、に基づいて、携帯電話機の周囲の照度が基準照度以上か未満かを判定する。
【0044】
携帯電話機の周囲の照度が基準照度以上の場合、基準照度判定部111はバックライト106を消灯する。
【0045】
一方、携帯電話機の周囲の照度が基準照度未満の場合、基準照度判定部111はバックライト点灯部112に動作命令を出力する。
【0046】
バックライト点灯部112は、基準照度判定部111から動作命令を受け付けると、照度センサ104から取得した携帯電話機の周囲の照度に基づいて、バックライト106の発する光の照度を指定し、指定した照度でバックライト106を点灯する。
【0047】
照度を指定する方法は、例えば、記憶部102がバックライト106の発する光の照度を指定する照度指定情報をさらに記憶し、バックライト点灯部112は、記憶部102から照度指定情報を取得し、取得した照度指定情報と携帯電話機の周囲の照度とに基づいて発する光の照度を指定する方法である。
【0048】
図6は、照度指定情報の構成の一例を示した図である。
【0049】
図6において、照度指定情報は、携帯電話機の周囲の照度とバックライト106の発する光の照度とを関係づけた情報である。例えば、照度センサ104にて携帯電話機の周囲の照度が50ルクスと感知された場合、制御部101は、照度指定情報を用いて、バックライト106の発する光の照度を70ルクスと指定し、照度が70ルクスの光で、バックライト106を点灯する。
【0050】
なお、図6で示した関連付けは単なる一例であって、この関連付けに限定するものではない。
【0051】
図1に戻る。自動消灯部101は、バックライト106の点灯後、入出力部105から、所定の時間(例えば、10秒間)以上、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を受け付けない場合、バックライト106を消灯する。
【0052】
図2は、各種情報を表示する表示部を照明する表示部バックライトと、携帯電話機のユーザから各種情報を受け付ける入力部を照明する入力部バックライトと、を個別に備えた場合における、携帯電話機の構成を示したブロック図である。
【0053】
図2において、携帯電話機は制御部101と記憶部102と時計部103と照度センサ104とメモリ107と表示部バックライト201と入力部バックライト202と表示部203と入力部204とを含む。
【0054】
また、制御部101は、表示部制御部210と入力部制御部211とを含む。
【0055】
メモリ107は、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体であり、制御部101の動作を規定するプログラムを記憶している。
【0056】
制御部101は、例えば、コンピュータであり、メモリ107に記憶されているプログラムを読み取り、読み取られたプログラムを実行し、表示部制御部210と入力部制御部211とを実現する。
【0057】
記憶部102は、表示部バックライト201の消灯時間帯を特定する表示部時間帯情報、表示部バックライト201の点灯および消灯を制御するための表示部基準照度、入力部バックライト202の消灯時間帯を特定する入力部時間帯情報、および、入力部バックライト202の点灯および消灯を制御するための入力部基準照度、を記憶する。
【0058】
時計部103は、現在時刻を示す。
【0059】
照度センサ104は、携帯電話機の周囲の照度を感知する。
【0060】
表示部203は、各種情報(例えば、電話番号)を表示する。
【0061】
入力部204は、携帯電話機のユーザから各種情報を受け付ける。
【0062】
入力部204は、携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知し、携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知した場合、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を表示部制御部210および入力部制御部211に出力する。
【0063】
表示部制御部210および入力部制御部211は、入力部204から携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を受け付けると、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを検知する。
【0064】
表示部制御部210は、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを検知すると、記憶部102から、表示部時間帯情報と表示部基準照度とを取得し、時計部103から、現在時刻を取得し、照度センサ104から、携帯電話機の周囲の照度を取得する。
【0065】
入力部制御部211は、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを検知すると、記憶部102から、入力部時間帯情報と入力部基準照度とを取得し、時計部103から、現在時刻を取得し、照度センサ104から、携帯電話機の周囲の照度を取得する。
【0066】
表示部制御部210は、取得した表示部時間帯情報、表示部基準照度、現在時刻、および、周囲の照度、に基づいて、表示部バックライト201の点灯および消灯を制御する。
【0067】
入力部制御部210は、取得した入力部時間帯情報、入力部基準照度、現在時刻、および、周囲の照度、に基づいて、入力部バックライト202の点灯および消灯を制御する。
【0068】
例えば、表示部制御部210は、以下のように表示部バックライト202を制御する。
【0069】
表示部制御部210は、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを検知すると、時計部103から、現在時刻を取得すると共に、記憶部102から、表示部時間帯情報を取得する。
【0070】
また、表示部制御部210は、時計部103から取得した現在時間と、記憶部102から取得した表示部時間帯情報と、に基づいて、現在時刻が表示部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する。
【0071】
現在時刻が表示部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれる場合、表示部制御部210は表示部バックライト201を消灯する。
【0072】
一方、現在時刻が表示部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれない場合、表示部制御部210は、照度センサ104から、照度センサ104にて感知された携帯電話機の周囲の照度を取得すると共に、記憶部102から、表示部基準照度を取得する。
【0073】
また、表示部制御部210は、照度センサ104から取得した携帯電話機の周囲の照度と、記憶部102から取得した表示部基準照度と、に基づいて、携帯電話機の周囲の照度が表示部基準照度以上か未満かを判定する。
【0074】
携帯電話機の周囲の照度が表示部基準照度以上の場合、表示部制御部210は表示部バックライト201を消灯する。
【0075】
一方、携帯電話機の周囲の照度が表示部基準照度未満の場合、表示部制御部210は、照度センサ104から取得した携帯電話機の周囲の照度に基づいて、表示部バックライト202の発する光の照度を指定し、指定した照度で表示部バックライト201を点灯する。
【0076】
また、例えば、入力部制御部211は、以下のように入力部バックライト202を制御する。
【0077】
入力部制御部211は、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを検知すると、時計部103から、現在時刻を取得すると共に、記憶部102から、入力部時間帯情報を取得する。
【0078】
また、入力部制御部211は、記憶部102から取得した入力部時間帯情報と、時計部103から取得した現在時間と、に基づいて、現在時刻が入力部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する。
【0079】
現在時刻が入力部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれる場合、入力部制御部211は、入力部バックライト202を消灯する。
【0080】
一方、現在時刻が入力部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれない場合、入力部制御部211は、照度センサ104から、照度センサ104にて感知された携帯電話機の周囲の照度を取得すると共に、記憶部102から、入力部基準照度を取得する。
【0081】
また、入力部制御部211は、照度センサ104から取得した携帯電話機の周囲の照度と、記憶部102から取得した入力部基準照度と、に基づいて、携帯電話機の周囲の照度が入力部基準照度以上か未満かを判定する。
【0082】
携帯電話機の周囲の照度が入力部基準照度以上の場合、入力部制御部211は入力部バックライト202を消灯する。
【0083】
一方、携帯電話機の周囲の照度が入力部基準照度未満の場合、入力部制御部211は、照度センサ104から取得した携帯電話機の周囲の照度に基づいて、入力部バックライト202の発する光の照度を指定し、指定した照度で入力部バックライト202を点灯する。
【0084】
図3は、本実施例の動作を示したフローチャートである。具体的には、図1で構成を示した携帯電話機におけるバックライトの制御動作を示したフローチャートである。
【0085】
ステップ301では、入出力部105が、携帯電話機のユーザから各種情報(例えば、電話番号)が入力されるのを待機する。その後、ステップ302が実行される。
【0086】
ステップ302では、入出力部105が、携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知する。
【0087】
携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知した場合、入出力部105が、携帯電話機のユーザが入力を行ったこと示す情報を時間帯判定部110と自動消灯部113に出力し、その後、ステップ307が実行され、一方、携帯電話機のユーザから入力が行われていないと検知した場合、ステップ303が実行される。
【0088】
ステップ303では、自動消灯部113が、バックライト106が消灯しているか否かの判定を行う。
【0089】
バックライト106が消灯している場合、ステップ304が実行され、一方、バックライト106が消灯していない場合、ステップ305が実行される。
【0090】
ステップ304では、自動消灯部113が、バックライト106を消灯する。
【0091】
ステップ305では、自動消灯部113が、入出力部105から、携帯電話機のユーザが入力を行ったこと示す情報を、最後に受け付けてから、所定の時間(例えば、10秒間)以上経過しているか否かを判定する。
【0092】
入出力部105から、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を、最後に受け付けてから、所定の時間以上経過している場合、ステップ306が実行され、一方、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を、最後に受け付けてから、所定の時間以上経過していない場合、ステップ302が実行される。
【0093】
ステップ306では、自動消灯部113が、バックライト106を消灯する。
【0094】
ステップ307では、時間帯判定部110が、時計部103から、現在時刻を取得すると共に、記憶部102から、時間帯情報を取得する。
【0095】
時間帯判定部110が、時計部103から取得した現在時刻と、記憶部102から取得した時間帯情報と、に基づいて、現在時刻が時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する。
【0096】
現在時刻が時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれる場合、ステップ308が実行され、一方、現在時刻が時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれない場合、時間帯判定部110は基準照度判定部111に動作命令を出力し、その後、ステップ309が実行される。
【0097】
ステップ308では、時間帯判定部110は、バックライト106を消灯する。
【0098】
ステップ309では、基準照度判定部111が、時間帯判定部110から動作命令を受け付け、照度センサ104から、携帯電話機の周囲の照度を取得すると共に、記憶部102から、基準照度を取得する。
【0099】
基準照度判定部111は、照度センサ104から取得した携帯電話機の周囲の照度と、記憶部102から取得した基準照度と、に基づいて、携帯電話機の周囲の照度が基準照度以上か否かを判定する。
【0100】
携帯電話機の周囲の照度が基準照度以上の場合、ステップ310が実行され、一方、携帯電話機の周囲の照度が基準照度以上でない場合、基準照度判定部111はバックライト点灯部112に動作命令を出力し、その後、ステップ311が実行される。
【0101】
ステップ310では、基準照度判定部111が、バックライト106を消灯する。
【0102】
ステップ311では、バックライト点灯部112が、基準照度判定部111から動作命令を受け付け、照度センサ104から取得した周囲の照度に基づいて、バックライト106の発する光の照度を指定し、指定した照度でバックライト106を点灯させる。その後、ステップ302が実行される。
【0103】
図4、および、図5は、図2で構成を示した携帯電話機におけるバックライトの制御動作を示したフローチャートである。具体的には、図4は表示部バックライト201の制御動作を示したフローチャートであり、図5は入力部バックライト202の制御動作を示したフローチャートである。
【0104】
先ず、図4を用いて、表示部バックライト201の制御動作を説明する。
【0105】
図4において、ステップ401では、入力部204が、携帯電話機のユーザから各種情報(例えば、電話番号)が入力されるのを待機する。その後、ステップ402が実行される。
【0106】
ステップ402では、入力部204が、携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知する。
【0107】
携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知した場合、入力部204が、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を表示部制御部210に出力し、その後、ステップ407が実行され、一方、携帯電話機のユーザから入力が行われていないと検知した場合、ステップ403が実行される。
【0108】
ステップ403では、表示部制御部210が、表示部バックライト201が消灯しているか否かの判定を行う。
【0109】
表示部バックライト201が消灯している場合、ステップ404が実行され、一方、表示部バックライト201が消灯していない場合、ステップ405が実行される。
【0110】
ステップ404では、表示部制御部210が、表示部バックライト201を消灯する。
【0111】
ステップ405では、表示部制御部210が、入力部204から、携帯電話機のユーザが入力を行ったこと示す情報を、最後に受け付けてから、所定の時間(例えば、10秒間)以上経過しているか否かを判定する。
【0112】
入力部204から、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を最後に受け付けてから、所定の時間以上経過している場合、ステップ406が実行され、一方、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を最後に受け付けてから、所定の時間以上経過していない場合、ステップ402が実行される。
【0113】
ステップ406では、表示部制御部210が、表示部バックライト201を消灯する。
【0114】
ステップ407では、表示部制御部210が、時計部103から、現在時刻を取得すると共に、記憶部102から、表示部時間帯情報を取得する。
【0115】
表示部制御部210が、時計部103から取得した現在時刻と、記憶部102から取得した表示部時間帯情報と、に基づいて、現在時刻が表示部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する。
【0116】
現在時刻が表示部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれる場合、ステップ408が実行され、一方、現在時刻が表示部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれない場合、ステップ409が実行される。
【0117】
ステップ408では、表示部制御部210は、表示部バックライト201を消灯する。
【0118】
ステップ409では、表示部制御部210が、照度センサ104から、携帯電話機の周囲の照度を取得すると共に、記憶部102から、表示部基準照度を取得する。
【0119】
表示部制御部210は、照度センサ104から取得した携帯電話機の周囲の照度と、記憶部102から取得した表示部基準照度と、に基づいて、携帯電話機の周囲の照度が表示部基準照度以上か否かを判定する。
【0120】
周囲の照度が表示部基準照度以上の場合、ステップ410が実行され、一方、周囲の照度が表示部基準照度以上でない場合、ステップ411が実行される。
【0121】
ステップ410では、表示部制御部210が、表示部バックライト201を消灯する。
【0122】
ステップ411では、表示部制御部210が、照度センサ104から取得した周囲の照度に基づいて、表示部バックライト201の発する光の照度を指定し、指定した照度で表示部バックライト201を点灯させる。その後、ステップ402が実行される。
【0123】
次に、図5を用いて、入力部バックライト202の制御動作を説明する。
【0124】
図5において、ステップ501では、入力部204が、携帯電話機のユーザから各種情報(例えば、電話番号)が入力されるのを待機する。その後、ステップ502が実行される。
【0125】
ステップ502では、入力部204が、携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知する。
【0126】
携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知した場合、入力部204が、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を入力部制御部211に出力し、その後、ステップ507が実行され、一方、携帯電話機のユーザから入力が行われていないと検知した場合、ステップ503が実行される。
【0127】
ステップ503では、入力部制御部211が、入力部バックライト202が消灯しているか否かの判定を行う。
【0128】
入力部バックライト202が消灯している場合、ステップ504が実行され、一方、入力部バックライト202が消灯していない場合、ステップ505が実行される。
【0129】
ステップ504では、入力部制御部211が、入力部バックライト202を消灯する。
【0130】
ステップ505では、入力部制御部211が、入力部204から、携帯電話機のユーザが入力を行ったこと示す情報を、最後に受け付けてから、所定の時間(例えば、10秒間)以上経過しているか否かを判定する。
【0131】
入力部204から、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を最後に受け付けてから、所定の時間以上経過している場合、ステップ506が実行され、一方、携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を最後に受け付けてから、所定の時間以上経過していない場合、ステップ502が実行される。
【0132】
ステップ506では、入力部制御部211が、入力部バックライト202を消灯する。
【0133】
ステップ507では、入力部制御部211が、時計部103から、現在時刻を取得すると共に、記憶部102から、入力部時間帯情報を取得する。
【0134】
入力部制御部211が、時計部103から取得した現在時刻と、記憶部102から取得した入力部時間帯情報と、に基づいて、現在時刻が入力部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する。
【0135】
現在時刻が入力部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれる場合、ステップ508が実行され、一方、現在時刻が入力部時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれない場合、ステップ509が実行される。
【0136】
ステップ508では、入力部制御部211は、入力部バックライト202を消灯する。
【0137】
ステップ509では、入力部制御部211が、照度センサ104から、携帯電話機の周囲の照度を取得すると共に、記憶部102から、入力部基準照度を取得する。
【0138】
入力部制御部211は、照度センサ104から取得した携帯電話機の周囲の照度と、記憶部102から取得した入力部基準照度と、に基づいて、携帯電話機の周囲の照度が入力部基準照度以上か否かを判定する。
【0139】
周囲の照度が入力部基準照度以上の場合、ステップ510が実行され、一方、周囲の照度が入力部基準照度未満の場合、ステップ511が実行される。
【0140】
ステップ510では、入力部制御部211が、入力部バックライト202を消灯する。
【0141】
ステップ511では、入力部制御部211が、照度センサ104から取得した周囲の照度に基づいて、入力部バックライト202の発する光の照度を指定し、指定した照度で入力部バックライト202を点灯させる。その後、ステップ502が実行される。
【0142】
本実施例によれば、現在時刻を示す時計部103と、周囲の照度を感知する照度センサ104と、各種情報を入出力する入出力部105と、入出力部を照明するバックライト106と、バックライト106の消灯時間帯を特定する時間帯情報とバックライトの点灯および消灯を制御するための基準照度とを記憶する記憶部102と、時間帯情報、現在時刻、基準照度、および、周囲の照度、に基づいて、バックライト106の点灯および消灯を制御する制御部を備える。
【0143】
これにより、バックライトの点灯および消灯が、時間帯情報、現在時刻、基準照度、および、周囲の照度、に基づいて制御される。よって、例えば、夜間など暗い時間帯でも、入出力部を認識するのに十分明るい場合(例えば、屋内)、バックライトの点灯を禁止することが可能になる。また、例えば、入出力部を認識するのに十分な明るさがあるのにかかわらず、照度センサが手などで隠され、誤って暗いと判定される場合でも、入出力部を認識するのに十分な明るさのある時間帯ならば、バックライトの点灯を禁止することが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【0144】
また、本実施例によれば、入出力部105は、携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知する。
【0145】
時間帯判定部110は、入出力部105にて、携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知した場合、時計部103から現在時刻を取得すると共に、記憶部102から時間帯情報を取得し、現在時刻が時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する。 基準照度判定部111は、時間帯判定部110にて、現在時刻が時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれないと判定された場合、照度センサ104にて感知された周囲の照度を取得すると共に、記憶部102にて記憶された基準照度を取得し、周囲の照度が基準照度以上か未満かを判定する。
【0146】
バックライト点灯部は、基準照度判定部111にて、周囲の照度が基準照度未満と判定された場合、バックライト106を点灯させる。
【0147】
これにより、バックライトの点灯および消灯が、携帯電話機のユーザが入力を行った時刻に基づいて制御される。よって、例えば、携帯電話機のユーザが携帯電話機を明るい時間帯に使用する場合は、バックライトを消灯するなど、携帯電話機のユーザが携帯電話機を使用する時刻に応じて、バックライトを制御することが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【0148】
また、本実施例によれば、制御部102は、照度センサ104から取得した周囲の照度に基づいて、バックライト106の発する照度を指定し、指定された照度でバックライトを点灯させる。
【0149】
これにより、周囲の照度によって、入出力部を認識するのに必要以上な照度でバックライト点灯させることを防ぐことが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【0150】
また、本実施例によれば、制御部101は、バックライト106の点灯後、所定の時間以上、入出力部105から携帯電話機のユーザが入力を行ったことを示す情報を、受け付けなかった場合、バックライト107を消灯する。
【0151】
これにより、既にバックライトの点灯が必要ない場合、例えば、携帯電話機のユーザが携帯電話機の使用を終えている場合、バックライトが点灯することを防ぐことが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【0152】
また、本実施例によれば、表示部203は、各種情報を表示し、入力部204は、各種情報を携帯電話機にユーザから受け付け、表示部バックライト201は表示部203を照明し、入力部バックライト202は入力部204を照明する。
【0153】
記憶部102は、表示部時間帯情報、入力部時間帯情報、現在時刻、表示部基準照度、入力部基準照度、および、周囲の照度を記憶する。
【0154】
表示部制御部210は、表示部時間帯情報、現在時刻、表示部基準照度、および、周囲の照度、に基づいて、表示部バックライト201の点灯および消灯を制御し、入力部制御部211は、入力部時間帯情報、現在時刻、入力部基準照度、および、周囲の照度、に基づいて、入力部バックライト202の点灯および消灯を制御する。
【0155】
これにより、表示部バックライト201の点灯および消灯が、表示部時間帯情報、現在時刻、表示部基準照度、および、周囲の照度、に基づいて、制御され、入力部バックライト202の点灯および消灯が、入力部時間帯情報、現在時刻、入力部基準照度、および、周囲の照度、に基づいて制御される。よって、例えば、表示部と比較して、少ない照度で認識できる入力部を照明する入力部バックライトを点灯せずに、表示部バックライトのみ点灯するなど、表示部バックライトおよび入力バックライトの点灯を個別に制御することが可能になる。したがって、バックライトの点灯による消費電力を低減することが可能である。
【0156】
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0157】
【図1】本実施例の携帯電話機の構成を示したブロック図である。
【図2】本実施例の、表示部バックライトと入力部バックライトとを個別に備えた場合の携帯電話機の構成を示したブロック図である。
【図3】本実施例のバックライトの制御動作を示したフローチャートである。
【図4】本実施例の表示部バックライトの制御動作を示したフローチャートである。
【図5】本実施例の入力部バックライトの制御動作を示したフローチャートである。
【図6】本実施例の照度指定情報の構成の一例を示した図である。
【符号の説明】
【0158】
101 制御部
102 記憶部
103 時計部
104 照度センサ
105 表示部
106 入力部
107 バックライト
108 メモリ
110 時間帯判定部
111 基準照度判定部
112 バックライト点灯部
113 自動消灯部
201 表示部バックライト
202 入力部バックライト
203 表示部
204 入力部
210 表示部制御部
211 入力部制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在時刻を示す時計部と、
周囲の照度を感知する照度センサと、
各種情報を入出力する入出力部と、
前記入出力部を照明するバックライトと、
前記バックライトの消灯時間帯を特定する時間帯情報を記憶する時間帯記憶手段と、
前記バックライトの点灯および消灯を制御するための基準照度を記憶する基準照度記憶手段と、
前記時間帯情報、前記現在時刻、前記基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記バックライトの点灯および消灯を制御する制御手段と、
を備えた携帯電話機。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯電話機において、
前記入出力部は、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知する入力検知手段、を備え、
前記制御手段は、
前記入力検知手段にて、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知された場合、前記時計部から前記現在時刻を取得すると共に、前記時間帯記憶手段にて記憶された前記時間帯情報を取得し、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する時間帯判定手段と、
前記時間帯判定手段にて、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される前記消灯時間帯に含まれないと判定された場合、前記照度センサにて感知された周囲の照度を取得すると共に、前記基準照度記憶手段にて記憶された前記基準照度を取得し、前記周囲の照度が前記基準照度以上か未満かを判定する基準照度判定手段と、
前記基準照度判定手段にて、前記周囲の照度が前記基準照度未満と判定された場合、前記バックライトを点灯させるバックライト点灯手段と、
を備えた携帯電話機。
【請求項3】
請求項2に記載の携帯電話機において、
前記バックライト点灯手段は、
前記バックライトを点灯させる場合、前記照度センサから取得した周囲の照度に基づいて、前記バックライトの発する光の照度を制御するバックライト照度制御手段、
を備えた携帯電話機。
【請求項4】
請求項1に記載の携帯電話機において、
前記制御手段は、
前記バックライトの点灯後、前記入力検知手段にて、所定の時間以上、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたことが検知されなかった場合、前記バックライトを消灯する自動消灯制御手段、
を備えた携帯電話機。
【請求項5】
請求項1に記載の携帯電話機において、
前記入出力部は、
各種情報を表示する表示部と、
前記携帯電話のユーザが前記各種情報を入力する入力部と、
を備え、
前記バックライトは、
前記表示部を照明する表示部バックライトと、
前記入力部を照明する入力部バックライトと、
を備え、
前記時間帯記憶手段は、
前記表示部バックライトの消灯時間帯を特定する表示部時間帯情報を記憶する表示部時間帯記憶手段と、
前記入力部バックライトの消灯時間帯を特定する入力部時間帯情報を記憶する入力部時間帯記憶手段と、
を備え、
前記基準照度記憶手段は、
前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御するための表示部基準照度を記憶する表示部基準照度記憶手段と、
前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御するための入力部基準照度を記憶する入力部基準照度記憶手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記表示部時間帯情報、前記現在時刻、前記表示部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御する表示部制御手段と、
前記入力部時間帯情報、前記現在時刻、前記入力部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御する入力部制御手段と、
を備えた携帯電話機。
【請求項6】
現在時刻を示す時計部と、周囲の照度を感知する照度センサと、各種情報を入出力する入出力部と、前記入出力部を照明するバックライトと、前記バックライトの消灯時間帯を特定する時間帯情報を記憶する時間帯記憶手段と、前記バックライトの点灯および消灯を制御するための基準照度を記憶する基準照度記憶手段と、を備えた携帯電話機が行うバックライトの制御方法であって、
前記時間帯情報、前記現在時刻、前記消灯照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記バックライトの点灯および消灯を制御する制御ステップ、
を含むバックライトの制御方法。
【請求項7】
請求項6に記載のバックライトの制御方法において、
前記入出力部が前記携帯電話機のユーザから入力が行われたか否かを検知する入力検知ステップ、を含み、
前記制御ステップは、
前記入力検知ステップにて、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたと検知された場合、前記時計部から前記現在時刻を取得すると共に、前記時間帯記憶手段にて記憶された前記時間帯情報を取得し、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する時間帯判定ステップと、
前記時間帯判定ステップにて、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される前記消灯時間帯に含まれないと判定された場合、前記照度センサにて感知された周囲の照度を取得すると共に、前記基準照度記憶手段にて記憶された前記基準照度を取得し、前記周囲の照度が前記基準照度以上か未満かを判定する基準照度判定ステップと、
前記基準照度判定ステップにて、前記周囲の照度が前記基準照度未満と判定された場合、前記バックライトを点灯させるバックライト点灯ステップと、
を含むバックライトの制御方法。
【請求項8】
請求項7に記載のバックライトの制御方法において、
前記バックライト点灯ステップは、
前記バックライトを点灯させる場合、前記照度センサから取得した周囲の照度に基づいて、前記点バックライトの発する光の照度を制御するバックライト照度制御ステップ、
を含むバックライトの制御方法。
【請求項9】
請求項6に記載のバックライトの制御方法において、
前記制御ステップは、
前記バックライトの点灯後、前記入力検知ステップにて、所定の時間以上、前記携帯電話機のユーザから入力が行われたことが検知されなかった場合、前記バックライトを消灯する自動消灯制御ステップ、
を含むバックライトの制御方法。
【請求項10】
請求項6に記載のバックライトの制御方法において、
前記入出力部は、各種情報を表示する表示部と、前記携帯電話のユーザが前記各種情報を入力する入力部と、を備え、前記バックライトは、前記表示部を照明する表示部バックライトと、前記入力部を照明する入力部バックライトと、を備え、前記時間帯記憶手段は、前記表示部バックライトの消灯時間帯を特定する表示部時間帯情報を記憶する表示部時間帯記憶手段と、前記入力部バックライトの消灯時間帯を特定する入力部時間帯情報を記憶する入力部時間帯記憶手段と、を備え、前記基準照度記憶手段は、前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御するための表示部基準照度を記憶する表示部基準照度記憶手段と、前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御するための入力部基準照度を記憶する入力部基準照度記憶手段と、を備え、
前記制御ステップは
前記表示部時間帯情報、前記現在時刻、前記表示部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御する表示部制御ステップと、
前記入力部時間帯情報、前記現在時刻、前記入力部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御する入力部制御ステップと、
を含むバックライトの制御方法。
【請求項11】
現在時刻を示す時計部と、周囲の照度を感知する照度センサと、各種情報を入出力する入出力部と、前記入出力部を照明するバックライトと、前記バックライトの消灯時間帯を特定する時間帯情報を記憶する時間帯記憶手段と、前記バックライトの点灯および消灯を制御するための基準照度を記憶する基準照度記憶手段と、に接続されたコンピュータにバックライトの制御処理を実行させるプログラムであって、
前記時間帯情報、前記現在時刻、前記基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記バックライトの点灯および消灯を制御する制御処理と、
を含むバックライトの制御処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。
【請求項12】
請求項11に記載のプログラムにおいて、
前記携帯電話機のユーザが入力を行ったことを検知する入力検知処理、をさらに含み、
前記制御処理は、
前記入力検知処理にて、前記携帯電話機のユーザが入力を行ったことが検知された場合、前記時計部から前記現在時刻を取得すると共に、前記時間帯記憶手段にて記憶された前記時間帯情報を取得し、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される消灯時間帯に含まれるか否かを判定する時間帯判定処理と、
前記時間帯判定処理にて、前記現在時刻が前記時間帯情報で特定される前記消灯時間帯に含まれないと判定された場合、前記照度センサにて感知された周囲の照度を取得すると共に、前記基準照度記憶手段にて記憶された前記基準照度を取得し、前記周囲の照度が前記基準照度以上か未満かを判定する基準照度判定処理と、
前記基準照度判定処理にて、前記周囲の照度が前記基準照度未満と判定された場合、前記バックライトを点灯させるバックライト点灯処理と、
を含むプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムにおいて、
前記バックライト点灯処理は、
前記バックライトを点灯させる場合、前記照度センサから取得した周囲の照度に基づいて、前記バックライトの発する光の照度を制御するバックライト照度制御処理、
を含むプログラム。
【請求項14】
請求項11に記載のプログラムにおいて、
前記制御処理は、
前記バックライトの点灯後、前記入力検知処理にて、所定の時間以上、前記携帯電話機のユーザが入力を行ったことが検知されなかった場合、前記バックライトを消灯する自動消灯制御処理、
を含むプログラム。
【請求項15】
請求項11に記載のプログラムにおいて、
前記入出力部は、各種情報を表示する表示部と、前記携帯電話のユーザが前記各種情報を入力する入力部と、を備え、前記バックライトは、前記表示部を照明する表示部バックライトと、前記入力部を照明する入力部バックライトと、を備え、前記時間帯記憶手段は、前記表示部バックライトの消灯時間帯を特定する表示部時間帯情報を記憶する表示部時間帯記憶手段と、前記入力部バックライトの消灯時間帯を特定する入力部時間帯情報を記憶する入力部時間帯記憶手段と、を備え、前記基準照度記憶手段は、前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御するための表示部基準照度を記憶する表示部基準照度記憶手段と、前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御するための入力部基準照度を記憶する入力部基準照度記憶手段と、を備え、
前記制御処理は
前記表示部時間帯情報、前記現在時刻、前記表示部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記表示部バックライトの点灯および消灯を制御する表示部制御処理と、
前記入力部時間帯情報、前記現在時刻、前記入力部基準照度、および、前記周囲の照度、に基づいて、前記入力部バックライトの点灯および消灯を制御する入力部制御処理と、
を含むプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−229736(P2006−229736A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−42554(P2005−42554)
【出願日】平成17年2月18日(2005.2.18)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】