携帯電話機
【課題】 携帯電話の機種変更を、窓口に行かずにその場で行えるようにする。
【解決手段】 携帯電話機は、不揮発性メモリの内部に、ユーザーに対しては非公開である個体番号と、携帯電話の変更時に使用される変更プログラムとを記憶している。携帯電話機の所有者は、購入時にIDとパスワードとを渡される。IDとパスワードの中には、電話番号の情報が含まれている。所有者が変更プログラムを使って発信すると、個体番号も共に発信され、利用可能な個体番号であった場合、所有者は携帯電話会社からIDとパスワードの入力を求められる。IDとパスワードの入力がなされ、携帯電話会社が保有するリストと照合して一致すると、IDとパスワードに情報として含まれる電話番号が使用可能になる。
【解決手段】 携帯電話機は、不揮発性メモリの内部に、ユーザーに対しては非公開である個体番号と、携帯電話の変更時に使用される変更プログラムとを記憶している。携帯電話機の所有者は、購入時にIDとパスワードとを渡される。IDとパスワードの中には、電話番号の情報が含まれている。所有者が変更プログラムを使って発信すると、個体番号も共に発信され、利用可能な個体番号であった場合、所有者は携帯電話会社からIDとパスワードの入力を求められる。IDとパスワードの入力がなされ、携帯電話会社が保有するリストと照合して一致すると、IDとパスワードに情報として含まれる電話番号が使用可能になる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機は、新しいデザインや機能を持つものが多数発売されているために、機種交換の需要が増えている。携帯電話機の機種交換を行うためには、ユーザが販売店へ出向き、古い携帯電話機から新しい携帯電話機に電話番号、アドレス帳などのデータを転送してもらっている。
【0003】
送信元の端末装置から送信先の登録電話番号を利用者毎に格納したデータベースに通信回線網を介してアクセスし、前記データベースに格納された前記送信先を選択し、選択された前記送信先の登録電話番号を前記通信回線網を介して前記送信元の端末装置に送信して表示等に基づいて出力し、前記出力に基づいて前記送信元の端末装置から前記送信先の登録電話番号への発信操作を行うことを特徴とする登録電話番号を用いた発信方法が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
携帯電話網事業者側端末、ユーザ側端末、及び現携帯電話機がネットワークを介して接続され、電話番号を変えずに前記現携帯電話機を新携帯電話機に機種変更するための機種変更システムであって、前記ユーザ側端末は、機種変更注文情報を前記携帯電話網事業者側端末へ送信する機能と、前記携帯電話網事業者側端末から送信された注文者識別情報を記憶する機能とを備え、前記携帯電話網事業者側端末は、前記ユーザ側端末から送信された機種変更注文情報に対して注文者識別情報を当該ユーザ側端末へ送信する機能と、送信した注文者識別情報を記憶する機能と、前記現携帯電話機から送信された注文者識別情報と記憶している注文者識別情報とが一致した場合に機種変更に関する処理を進める機能とを備えた携帯電話機の機種変更システムが知られている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2001−333192号公報
【特許文献2】特開2001−359160号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、携帯電話は、一つの電話番号が一つの機器に入っている為、転送電話サービスを利用していない限り、別の電話で携帯電話が所有している電話番号に受信することは出来なかった。
【0007】
携帯電話はさまざまなデザイン、機能を備えたものがあるが、携帯電話ごとに電話番号が入っているため、デザイン変更する為には機種変更手続きを行わなければならなかった。機種変更手続きができる店舗は日中と夕方しか営業していないため、営業時間内に手続きに行かねばならず、不便である。
【0008】
本発明の目的は、携帯電話機を取り扱う店舗に出向かなくても機種変更が可能な携帯電話機を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、複数の携帯電話機を所有し、TPOに合わせてそれらを使い分けることを容易にすることである。
【0010】
本発明の更に他の目的は、携帯電話を複数所有し、携帯電話を紛失したり携帯電話が故障した場合でも受信ができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0012】
本発明による携帯電話登録方法は、携帯電話機(20)に個別に識別子を発行するステップと、識別子を携帯電話機(20)から通信回線を介して送信するステップと、識別子を受信したサーバが、識別子をすでに発行された識別子のリストと照合するステップと、照合の結果が一致したとき、携帯電話機(20)に、識別子に対応する電話番号を使用することを許可するステップとを備えている。
【0013】
本発明による携帯電話機登録方法は、照合の結果が一致したとき、携帯電話機(20)の各々に個別に割り当てられて記憶され、携帯電話機(20)の使用者に対して隠された個体番号(28)を電話番号サーバに送信するステップと、個体番号(28)を受信した電話番号サーバが個体番号(28)を使用可能個体番号として記憶するステップと、携帯電話機(20)が発信の動作を行ったとき、携帯電話機(20)が記憶する個体番号(28)を同時に発信するステップと、発信された個体番号(28)が電話番号サーバに記憶された使用可能個体番号と照合され、一致したときのみ携帯電話機(20)による通信が許可されるステップとを備えている。
【0014】
本発明による携帯電話機登録システムは、携帯電話機(20)ごとに個別に発行される識別子を携帯電話機(20)から通信回線を介して送信する送信部と、識別子を受信したサーバが、識別子をすでに発行された識別子のリストと照合する識別子照合部と、照合の結果が一致したとき、携帯電話機(20)に、識別子に対応する電話番号を使用することを許可する電話番号発行部とを備えている。
【0015】
本発明による携帯電話機登録システムは、照合の結果が一致したとき、携帯電話機(20)の各々に個別に割り当てられて記憶され、携帯電話機(20)の使用者に対して隠された個体番号(28)を携帯電話機(20)から電話番号サーバに送信する個体番号送信部と、個体番号(28)を受信した電話番号サーバが個体番号(28)を使用可能個体番号として記憶する電話番号サーバ個体番号記憶部と、携帯電話機(20)が発信の動作を行ったとき、携帯電話機(20)が記憶する個体番号(28)を同時に発信する個体番号発信部と、発信された個体番号(28)が電話番号サーバに記憶された使用可能個体番号と照合され、一致したときのみ携帯電話機(20)による通信を許可する通信許可部とを備えている。
【0016】
本発明による携帯電話機(20)は、当該携帯電話機(20)に個別に割り当てられた個体番号(28)を記憶する不揮発性メモリ(27)と、電話番号を発信するときに個体番号(28)を同時に発信する個体番号発信部と、電話番号の情報を含む識別子の入力を受け付ける識別子入力部と、識別子を通信回線を介して送信し、個体番号(28)の使用許可を得る識別子送信部とを備えている。個体番号(28)の使用許可が得られていないとき、携帯電話機(20)による通信は許可されない。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、携帯電話機を取り扱う店舗に出向かなくても機種変更が可能な携帯電話機が提供される。
【0018】
更に本発明によれば、複数の携帯電話機を所有し、TPOに合わせてそれらを使い分けることが容易になる。
【0019】
更に本発明によれば、携帯電話を複数所有し、携帯電話を紛失したり携帯電話が故障した場合でも受信ができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照しながら本発明による、携帯電話機登録方法、携帯電話機登録システム及び携帯電話機について詳細に説明する。
【0021】
図1を参照して、携帯電話会社が使用する携帯電話会社端末10、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20、携帯電話メーカーが使用する携帯電話メーカー端末30、及び金融機関が使用する金融機関端末40は、インターネット50を介して相互に通信可能に接続されている。
【0022】
携帯電話会社端末10は、ホームページにより、本発明による携帯電話機を用いたサービスを利用することを希望する人からインターネット50を介してサービスの利用依頼を受け付けることができる。
【0023】
携帯電話メーカー端末30を使用する携帯電話メーカーは、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20を製造する機能を有する。
【0024】
図2を参照して、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20は、通信部21、制御部22、表示部23、記憶部24、入力部25、スピーカ26、及び不揮発性メモリ27を備えている。不揮発性メモリ27は、携帯電話会社認識可能個体番号28と、携帯電話の新規登録・変更時に使用する携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29とを記憶している。
【0025】
図3を参照して、携帯電話会社10と利用者60との関係について説明する。携帯電話会社10は、利用者60との間で契約を結んで利用者に対して利用契約書を発行する。契約が結ばれると、携帯電話会社10は利用者60に対して不揮発性メモリ内蔵携帯電話20と、携帯電話の機種変更時に使用するID番号とパスワードとを提供する。ID番号とパスワードには、後述する新規登録・変更登録がなされた後で使用される電話番号の情報が含まれている。パスワードは、利用者60が取得した後、iモード・iアプリに例示されるサービスを利用して利用者60により変更することができる。
【0026】
図4を参照して、携帯電話会社10と携帯電話メーカー30との関係について説明する。携帯電話会社10は携帯電話メーカー30に対して携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29と使用可能規格とを提供する。携帯電話メーカー30は、携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を不揮発性メモリ27に記憶し、携帯電話会社10から提供された使用可能規格を遵守した携帯電話を製造して携帯電話会社10に提供する。
【0027】
図5を参照して、各々の不揮発性メモリ内蔵携帯電話20は、個別に携帯会社電話網認識可能番号70を割り当てられる。携帯会社電話網認識可能番号70は、通常の携帯電話の電話番号に、不揮発性メモリ27に格納された携帯会社認識可能個体番号28が結合された番号である。携帯電話会社認識可能個体番号28は、ユーザーに対しては非公開の番号である。
【0028】
図6を参照して、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20が発信するとき、携帯電話会社電話網認識可能番号70が発信される。発信された番号は、携帯電話会社の電話網に受信され、携帯電話会社電話網認識可能番号70の適合・不適合を判断された上で、適合と判断された場合、携帯電話会社網やインターネットを介した通話、データの送受信などが可能になる。
【0029】
図7を参照して、携帯電話が発信するときの動作について説明する。
【0030】
ステップS2:携帯電話から発信するための入力操作が行われる。
【0031】
ステップS4:携帯電話会社が備える電話番号リストサーバに登録されている電話番号と、発信を行った携帯電話の電話番号との照合が行われる。発信を行った携帯電話の電話番号が有効な電話番号として電話番号リストサーバに登録されていないと、その携帯電話からの通話、データの送受信などは行われない。発信を行った携帯電話の電話番号が有効な電話番号として電話番号リストサーバに登録されていると、動作はステップS6に進む。
【0032】
ステップS6:携帯電話から発信された電話番号が、携帯電話会社電話網認識可能番号70であるか否か、すなわち携帯電話会社認識可能個体番号28を含むか否かが判別される。含まない場合は、本発明による不揮発性メモリ内蔵携帯電話20ではないと判定され、通常どおり発信された電話番号により指定される相手先と通話、データの送受信が行われる(ステップS8)。
【0033】
ステップS10:発信された電話番号が携帯電話会社認識可能個体番号28を含んでいる場合、すなわち本発明による不揮発性メモリ内蔵携帯電話20からの発信である場合、発信された携帯電話会社電話網認識可能番号70に含まれる携帯電話会社認識可能個体番号28が、携帯電話会社が備える電話番号リストサーバに登録されている携帯電話会社認識可能個体番号と照合される。照合の結果が一致すると、通常どおり発信された電話番号により指定される相手先と通話、データの送受信が行われる(ステップS8)。
【0034】
ステップS12:ステップS10における照合の結果が不一致であると、携帯電話会社から、電話の新規登録または変更登録を促すアナウンスが携帯電話に流される。
【0035】
図8を参照すると、携帯電話機を変更するときの動作が示されている。
【0036】
ステップS14:不揮発性メモリ内蔵携帯電話20のユーザは、携帯電話を変更するとき、新しい不揮発性メモリ内蔵携帯電話20に所定の操作を加え、携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を用いて発信を行う。それとともに、携帯電話会社認識可能個体番号28が発信される。
【0037】
ステップS16:携帯電話会社では、発信された電話番号が携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を用いて発信されたものでないとき、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20による通話を不可とする。発信された電話番号が携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を用いて発信されたものであるとき、処理はステップS18に進む。
【0038】
ステップS18:発信された携帯電話会社認識可能個体番号28が、携帯電話会社の電話番号リストサーバに登録されている番号と照合される。電話番号リストサーバに登録されていないとき(ステップS18No)、携帯電話会社認識可能個体番号が利用できないものであることが不揮発性メモリ内蔵携帯電話20によりユーザーにアナウンスされる。照合の結果が一致したとき(ステップS18Yes)、処理はステップS20に進む。
【0039】
ステップS20:不揮発性メモリ内蔵携帯電話20の表示部23にIDとパスワードの入力を促す画面が表示される。ユーザーは、携帯電話会社と契約したときに提供されたIDとパスワードとを入力部25より入力する。入力されたIDとパスワードは通信ネットワークにより携帯電話会社に送信される。
【0040】
ステップS22:携帯電話会社は、受信したIDとパスワードを、ID・パスワードリストサーバに登録されているIDとパスワードと照合する。照合の結果が不一致であったとき、IDまたはパスワードが不正であることがユーザーの不揮発性メモリ内蔵携帯電話20に通知される。
【0041】
ステップS24:携帯電話会社は携帯電話会社認識可能個体番号28の発信を許可する信号をユーザーの不揮発性メモリ内蔵携帯電話20に発信する。
【0042】
ステップS26:ステップS24で発信された信号を不揮発性メモリ内蔵携帯電話20が受信すると、IDとパスワードに含まれる情報である電話番号と携帯電話会社認識可能個体番号28が不揮発性メモリ27に書き込まれる。
【0043】
ステップS28:不揮発性メモリ内蔵携帯電話20は、ステップS26において不揮発性メモリ27に書き込まれた電話番号と携帯電話会社認識可能個体番号28を、電話番号リストサーバに発信する。電話番号リストサーバは、受信した電話番号と携帯電話会社認識可能個体番号28とを登録する。
【0044】
ステップS30:発信テストが実施される。テストの結果が異常であったとき、再度、携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を用いてステップS14以下の処理が行われる。テストの結果が正常であったときは、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20が使用可能となり登録処理は終了される。
【0045】
こうした本発明の携帯電話によれば、不揮発性メモリ内蔵携帯電話を所持し、発信できる環境であれば、個人が不揮発性メモリ内蔵携帯電話の操作を行うことにより、携帯電話販売店や携帯電話会社窓口に行かなくても、その場で携帯電話の機種変更が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】図1は、各組織の端末と携帯電話の接続関係を示す。
【図2】図2は、不揮発性メモリ内蔵携帯電話の構成を示す。
【図3】図3は、携帯電話会社とユーザーとの関係を示す。
【図4】図4は、携帯電話会社と携帯電話メーカーとの関係を示す。
【図5】図5は、携帯電話会社網認識可能番号の構成を示す。
【図6】図6は、不揮発性メモリ内蔵携帯電話の発信時の動作を示す。
【図7】図7は、携帯電話の発信時の動作を示すフローチャートである。
【図8】図8は、携帯電話の新規登録・変更登録時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0047】
10…携帯電話会社端末
20…不揮発性メモリ内蔵形態電話
27…不揮発性メモリ
30…携帯電話メーカー端末
40…金融機関端末
50…インターネット
60…ユーザー
70…携帯電話会社網認識可能番号
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機は、新しいデザインや機能を持つものが多数発売されているために、機種交換の需要が増えている。携帯電話機の機種交換を行うためには、ユーザが販売店へ出向き、古い携帯電話機から新しい携帯電話機に電話番号、アドレス帳などのデータを転送してもらっている。
【0003】
送信元の端末装置から送信先の登録電話番号を利用者毎に格納したデータベースに通信回線網を介してアクセスし、前記データベースに格納された前記送信先を選択し、選択された前記送信先の登録電話番号を前記通信回線網を介して前記送信元の端末装置に送信して表示等に基づいて出力し、前記出力に基づいて前記送信元の端末装置から前記送信先の登録電話番号への発信操作を行うことを特徴とする登録電話番号を用いた発信方法が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
携帯電話網事業者側端末、ユーザ側端末、及び現携帯電話機がネットワークを介して接続され、電話番号を変えずに前記現携帯電話機を新携帯電話機に機種変更するための機種変更システムであって、前記ユーザ側端末は、機種変更注文情報を前記携帯電話網事業者側端末へ送信する機能と、前記携帯電話網事業者側端末から送信された注文者識別情報を記憶する機能とを備え、前記携帯電話網事業者側端末は、前記ユーザ側端末から送信された機種変更注文情報に対して注文者識別情報を当該ユーザ側端末へ送信する機能と、送信した注文者識別情報を記憶する機能と、前記現携帯電話機から送信された注文者識別情報と記憶している注文者識別情報とが一致した場合に機種変更に関する処理を進める機能とを備えた携帯電話機の機種変更システムが知られている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2001−333192号公報
【特許文献2】特開2001−359160号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、携帯電話は、一つの電話番号が一つの機器に入っている為、転送電話サービスを利用していない限り、別の電話で携帯電話が所有している電話番号に受信することは出来なかった。
【0007】
携帯電話はさまざまなデザイン、機能を備えたものがあるが、携帯電話ごとに電話番号が入っているため、デザイン変更する為には機種変更手続きを行わなければならなかった。機種変更手続きができる店舗は日中と夕方しか営業していないため、営業時間内に手続きに行かねばならず、不便である。
【0008】
本発明の目的は、携帯電話機を取り扱う店舗に出向かなくても機種変更が可能な携帯電話機を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、複数の携帯電話機を所有し、TPOに合わせてそれらを使い分けることを容易にすることである。
【0010】
本発明の更に他の目的は、携帯電話を複数所有し、携帯電話を紛失したり携帯電話が故障した場合でも受信ができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0012】
本発明による携帯電話登録方法は、携帯電話機(20)に個別に識別子を発行するステップと、識別子を携帯電話機(20)から通信回線を介して送信するステップと、識別子を受信したサーバが、識別子をすでに発行された識別子のリストと照合するステップと、照合の結果が一致したとき、携帯電話機(20)に、識別子に対応する電話番号を使用することを許可するステップとを備えている。
【0013】
本発明による携帯電話機登録方法は、照合の結果が一致したとき、携帯電話機(20)の各々に個別に割り当てられて記憶され、携帯電話機(20)の使用者に対して隠された個体番号(28)を電話番号サーバに送信するステップと、個体番号(28)を受信した電話番号サーバが個体番号(28)を使用可能個体番号として記憶するステップと、携帯電話機(20)が発信の動作を行ったとき、携帯電話機(20)が記憶する個体番号(28)を同時に発信するステップと、発信された個体番号(28)が電話番号サーバに記憶された使用可能個体番号と照合され、一致したときのみ携帯電話機(20)による通信が許可されるステップとを備えている。
【0014】
本発明による携帯電話機登録システムは、携帯電話機(20)ごとに個別に発行される識別子を携帯電話機(20)から通信回線を介して送信する送信部と、識別子を受信したサーバが、識別子をすでに発行された識別子のリストと照合する識別子照合部と、照合の結果が一致したとき、携帯電話機(20)に、識別子に対応する電話番号を使用することを許可する電話番号発行部とを備えている。
【0015】
本発明による携帯電話機登録システムは、照合の結果が一致したとき、携帯電話機(20)の各々に個別に割り当てられて記憶され、携帯電話機(20)の使用者に対して隠された個体番号(28)を携帯電話機(20)から電話番号サーバに送信する個体番号送信部と、個体番号(28)を受信した電話番号サーバが個体番号(28)を使用可能個体番号として記憶する電話番号サーバ個体番号記憶部と、携帯電話機(20)が発信の動作を行ったとき、携帯電話機(20)が記憶する個体番号(28)を同時に発信する個体番号発信部と、発信された個体番号(28)が電話番号サーバに記憶された使用可能個体番号と照合され、一致したときのみ携帯電話機(20)による通信を許可する通信許可部とを備えている。
【0016】
本発明による携帯電話機(20)は、当該携帯電話機(20)に個別に割り当てられた個体番号(28)を記憶する不揮発性メモリ(27)と、電話番号を発信するときに個体番号(28)を同時に発信する個体番号発信部と、電話番号の情報を含む識別子の入力を受け付ける識別子入力部と、識別子を通信回線を介して送信し、個体番号(28)の使用許可を得る識別子送信部とを備えている。個体番号(28)の使用許可が得られていないとき、携帯電話機(20)による通信は許可されない。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、携帯電話機を取り扱う店舗に出向かなくても機種変更が可能な携帯電話機が提供される。
【0018】
更に本発明によれば、複数の携帯電話機を所有し、TPOに合わせてそれらを使い分けることが容易になる。
【0019】
更に本発明によれば、携帯電話を複数所有し、携帯電話を紛失したり携帯電話が故障した場合でも受信ができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照しながら本発明による、携帯電話機登録方法、携帯電話機登録システム及び携帯電話機について詳細に説明する。
【0021】
図1を参照して、携帯電話会社が使用する携帯電話会社端末10、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20、携帯電話メーカーが使用する携帯電話メーカー端末30、及び金融機関が使用する金融機関端末40は、インターネット50を介して相互に通信可能に接続されている。
【0022】
携帯電話会社端末10は、ホームページにより、本発明による携帯電話機を用いたサービスを利用することを希望する人からインターネット50を介してサービスの利用依頼を受け付けることができる。
【0023】
携帯電話メーカー端末30を使用する携帯電話メーカーは、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20を製造する機能を有する。
【0024】
図2を参照して、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20は、通信部21、制御部22、表示部23、記憶部24、入力部25、スピーカ26、及び不揮発性メモリ27を備えている。不揮発性メモリ27は、携帯電話会社認識可能個体番号28と、携帯電話の新規登録・変更時に使用する携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29とを記憶している。
【0025】
図3を参照して、携帯電話会社10と利用者60との関係について説明する。携帯電話会社10は、利用者60との間で契約を結んで利用者に対して利用契約書を発行する。契約が結ばれると、携帯電話会社10は利用者60に対して不揮発性メモリ内蔵携帯電話20と、携帯電話の機種変更時に使用するID番号とパスワードとを提供する。ID番号とパスワードには、後述する新規登録・変更登録がなされた後で使用される電話番号の情報が含まれている。パスワードは、利用者60が取得した後、iモード・iアプリに例示されるサービスを利用して利用者60により変更することができる。
【0026】
図4を参照して、携帯電話会社10と携帯電話メーカー30との関係について説明する。携帯電話会社10は携帯電話メーカー30に対して携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29と使用可能規格とを提供する。携帯電話メーカー30は、携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を不揮発性メモリ27に記憶し、携帯電話会社10から提供された使用可能規格を遵守した携帯電話を製造して携帯電話会社10に提供する。
【0027】
図5を参照して、各々の不揮発性メモリ内蔵携帯電話20は、個別に携帯会社電話網認識可能番号70を割り当てられる。携帯会社電話網認識可能番号70は、通常の携帯電話の電話番号に、不揮発性メモリ27に格納された携帯会社認識可能個体番号28が結合された番号である。携帯電話会社認識可能個体番号28は、ユーザーに対しては非公開の番号である。
【0028】
図6を参照して、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20が発信するとき、携帯電話会社電話網認識可能番号70が発信される。発信された番号は、携帯電話会社の電話網に受信され、携帯電話会社電話網認識可能番号70の適合・不適合を判断された上で、適合と判断された場合、携帯電話会社網やインターネットを介した通話、データの送受信などが可能になる。
【0029】
図7を参照して、携帯電話が発信するときの動作について説明する。
【0030】
ステップS2:携帯電話から発信するための入力操作が行われる。
【0031】
ステップS4:携帯電話会社が備える電話番号リストサーバに登録されている電話番号と、発信を行った携帯電話の電話番号との照合が行われる。発信を行った携帯電話の電話番号が有効な電話番号として電話番号リストサーバに登録されていないと、その携帯電話からの通話、データの送受信などは行われない。発信を行った携帯電話の電話番号が有効な電話番号として電話番号リストサーバに登録されていると、動作はステップS6に進む。
【0032】
ステップS6:携帯電話から発信された電話番号が、携帯電話会社電話網認識可能番号70であるか否か、すなわち携帯電話会社認識可能個体番号28を含むか否かが判別される。含まない場合は、本発明による不揮発性メモリ内蔵携帯電話20ではないと判定され、通常どおり発信された電話番号により指定される相手先と通話、データの送受信が行われる(ステップS8)。
【0033】
ステップS10:発信された電話番号が携帯電話会社認識可能個体番号28を含んでいる場合、すなわち本発明による不揮発性メモリ内蔵携帯電話20からの発信である場合、発信された携帯電話会社電話網認識可能番号70に含まれる携帯電話会社認識可能個体番号28が、携帯電話会社が備える電話番号リストサーバに登録されている携帯電話会社認識可能個体番号と照合される。照合の結果が一致すると、通常どおり発信された電話番号により指定される相手先と通話、データの送受信が行われる(ステップS8)。
【0034】
ステップS12:ステップS10における照合の結果が不一致であると、携帯電話会社から、電話の新規登録または変更登録を促すアナウンスが携帯電話に流される。
【0035】
図8を参照すると、携帯電話機を変更するときの動作が示されている。
【0036】
ステップS14:不揮発性メモリ内蔵携帯電話20のユーザは、携帯電話を変更するとき、新しい不揮発性メモリ内蔵携帯電話20に所定の操作を加え、携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を用いて発信を行う。それとともに、携帯電話会社認識可能個体番号28が発信される。
【0037】
ステップS16:携帯電話会社では、発信された電話番号が携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を用いて発信されたものでないとき、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20による通話を不可とする。発信された電話番号が携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を用いて発信されたものであるとき、処理はステップS18に進む。
【0038】
ステップS18:発信された携帯電話会社認識可能個体番号28が、携帯電話会社の電話番号リストサーバに登録されている番号と照合される。電話番号リストサーバに登録されていないとき(ステップS18No)、携帯電話会社認識可能個体番号が利用できないものであることが不揮発性メモリ内蔵携帯電話20によりユーザーにアナウンスされる。照合の結果が一致したとき(ステップS18Yes)、処理はステップS20に進む。
【0039】
ステップS20:不揮発性メモリ内蔵携帯電話20の表示部23にIDとパスワードの入力を促す画面が表示される。ユーザーは、携帯電話会社と契約したときに提供されたIDとパスワードとを入力部25より入力する。入力されたIDとパスワードは通信ネットワークにより携帯電話会社に送信される。
【0040】
ステップS22:携帯電話会社は、受信したIDとパスワードを、ID・パスワードリストサーバに登録されているIDとパスワードと照合する。照合の結果が不一致であったとき、IDまたはパスワードが不正であることがユーザーの不揮発性メモリ内蔵携帯電話20に通知される。
【0041】
ステップS24:携帯電話会社は携帯電話会社認識可能個体番号28の発信を許可する信号をユーザーの不揮発性メモリ内蔵携帯電話20に発信する。
【0042】
ステップS26:ステップS24で発信された信号を不揮発性メモリ内蔵携帯電話20が受信すると、IDとパスワードに含まれる情報である電話番号と携帯電話会社認識可能個体番号28が不揮発性メモリ27に書き込まれる。
【0043】
ステップS28:不揮発性メモリ内蔵携帯電話20は、ステップS26において不揮発性メモリ27に書き込まれた電話番号と携帯電話会社認識可能個体番号28を、電話番号リストサーバに発信する。電話番号リストサーバは、受信した電話番号と携帯電話会社認識可能個体番号28とを登録する。
【0044】
ステップS30:発信テストが実施される。テストの結果が異常であったとき、再度、携帯電話新規・変更時使用発信プログラム29を用いてステップS14以下の処理が行われる。テストの結果が正常であったときは、不揮発性メモリ内蔵携帯電話20が使用可能となり登録処理は終了される。
【0045】
こうした本発明の携帯電話によれば、不揮発性メモリ内蔵携帯電話を所持し、発信できる環境であれば、個人が不揮発性メモリ内蔵携帯電話の操作を行うことにより、携帯電話販売店や携帯電話会社窓口に行かなくても、その場で携帯電話の機種変更が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】図1は、各組織の端末と携帯電話の接続関係を示す。
【図2】図2は、不揮発性メモリ内蔵携帯電話の構成を示す。
【図3】図3は、携帯電話会社とユーザーとの関係を示す。
【図4】図4は、携帯電話会社と携帯電話メーカーとの関係を示す。
【図5】図5は、携帯電話会社網認識可能番号の構成を示す。
【図6】図6は、不揮発性メモリ内蔵携帯電話の発信時の動作を示す。
【図7】図7は、携帯電話の発信時の動作を示すフローチャートである。
【図8】図8は、携帯電話の新規登録・変更登録時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0047】
10…携帯電話会社端末
20…不揮発性メモリ内蔵形態電話
27…不揮発性メモリ
30…携帯電話メーカー端末
40…金融機関端末
50…インターネット
60…ユーザー
70…携帯電話会社網認識可能番号
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話機に個別に識別子を発行するステップと、
前記識別子を前記携帯電話機から通信回線を介して送信するステップと、
前記識別子を受信したサーバが、前記識別子をすでに発行された識別子のリストと照合するステップと、
前記照合の結果が一致したとき、前記携帯電話機に、前記識別子に対応する電話番号を使用することを許可するステップ
とを具備する
携帯電話機登録方法。
【請求項2】
請求項1に記載された携帯電話機登録方法であって、
前記照合の結果が一致したとき、前記携帯電話機の各々に個別に割り当てられて記憶され、前記携帯電話機の使用者に対して隠された個体番号を電話番号サーバに送信するステップと、
前記個体番号を受信した前記電話番号サーバが前記個体番号を使用可能個体番号として記憶するステップと、
前記携帯電話機が発信の動作を行ったとき、前記携帯電話機が記憶する個体番号を同時に発信するステップと、
発信された前記個体番号が前記電話番号サーバに記憶された使用可能個体番号と照合され、一致したときのみ前記携帯電話機による通信が許可されるステップ
とを具備する
携帯電話機登録方法。
【請求項3】
携帯電話機ごとに個別に発行される識別子を前記携帯電話機から通信回線を介して送信する送信部と、
前記識別子を受信したサーバが、前記識別子をすでに発行された識別子のリストと照合する識別子照合部と、
前記照合の結果が一致したとき、前記携帯電話機に、前記識別子に対応する電話番号を使用することを許可する電話番号発行部
とを具備する
携帯電話機登録システム。
【請求項4】
請求項3に記載された携帯電話機登録システムであって、
前記照合の結果が一致したとき、前記携帯電話機の各々に個別に割り当てられて記憶され、前記携帯電話機の使用者に対して隠された個体番号を前記携帯電話機から電話番号サーバに送信する個体番号送信部と、
前記個体番号を受信した前記電話番号サーバが前記個体番号を使用可能個体番号として記憶する電話番号サーバ個体番号記憶部と、
前記携帯電話機が発信の動作を行ったとき、前記携帯電話機が記憶する個体番号を同時に発信する個体番号発信部と、
発信された前記個体番号が前記電話番号サーバに記憶された使用可能個体番号と照合され、一致したときのみ前記携帯電話機による通信を許可する通信許可部
とを具備する
携帯電話機登録システム。
【請求項5】
当該携帯電話機に個別に割り当てられた個体番号を記憶する不揮発性メモリと、
電話番号を発信するときに前記個体番号を同時に発信する個体番号発信部と、
電話番号の情報を含む識別子の入力を受け付ける識別子入力部と、
前記識別子を通信回線を介して送信し、前記個体番号の使用許可を得る識別子送信部
とを具備し、
前記個体番号の使用許可が得られていないとき、前記携帯電話機による通信は許可されない
携帯電話機。
【請求項1】
携帯電話機に個別に識別子を発行するステップと、
前記識別子を前記携帯電話機から通信回線を介して送信するステップと、
前記識別子を受信したサーバが、前記識別子をすでに発行された識別子のリストと照合するステップと、
前記照合の結果が一致したとき、前記携帯電話機に、前記識別子に対応する電話番号を使用することを許可するステップ
とを具備する
携帯電話機登録方法。
【請求項2】
請求項1に記載された携帯電話機登録方法であって、
前記照合の結果が一致したとき、前記携帯電話機の各々に個別に割り当てられて記憶され、前記携帯電話機の使用者に対して隠された個体番号を電話番号サーバに送信するステップと、
前記個体番号を受信した前記電話番号サーバが前記個体番号を使用可能個体番号として記憶するステップと、
前記携帯電話機が発信の動作を行ったとき、前記携帯電話機が記憶する個体番号を同時に発信するステップと、
発信された前記個体番号が前記電話番号サーバに記憶された使用可能個体番号と照合され、一致したときのみ前記携帯電話機による通信が許可されるステップ
とを具備する
携帯電話機登録方法。
【請求項3】
携帯電話機ごとに個別に発行される識別子を前記携帯電話機から通信回線を介して送信する送信部と、
前記識別子を受信したサーバが、前記識別子をすでに発行された識別子のリストと照合する識別子照合部と、
前記照合の結果が一致したとき、前記携帯電話機に、前記識別子に対応する電話番号を使用することを許可する電話番号発行部
とを具備する
携帯電話機登録システム。
【請求項4】
請求項3に記載された携帯電話機登録システムであって、
前記照合の結果が一致したとき、前記携帯電話機の各々に個別に割り当てられて記憶され、前記携帯電話機の使用者に対して隠された個体番号を前記携帯電話機から電話番号サーバに送信する個体番号送信部と、
前記個体番号を受信した前記電話番号サーバが前記個体番号を使用可能個体番号として記憶する電話番号サーバ個体番号記憶部と、
前記携帯電話機が発信の動作を行ったとき、前記携帯電話機が記憶する個体番号を同時に発信する個体番号発信部と、
発信された前記個体番号が前記電話番号サーバに記憶された使用可能個体番号と照合され、一致したときのみ前記携帯電話機による通信を許可する通信許可部
とを具備する
携帯電話機登録システム。
【請求項5】
当該携帯電話機に個別に割り当てられた個体番号を記憶する不揮発性メモリと、
電話番号を発信するときに前記個体番号を同時に発信する個体番号発信部と、
電話番号の情報を含む識別子の入力を受け付ける識別子入力部と、
前記識別子を通信回線を介して送信し、前記個体番号の使用許可を得る識別子送信部
とを具備し、
前記個体番号の使用許可が得られていないとき、前記携帯電話機による通信は許可されない
携帯電話機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【公開番号】特開2006−50394(P2006−50394A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−230649(P2004−230649)
【出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】
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