説明

携帯電話端末による入退場ゲート、自動改札通行時の情報送信システム、その方法、プログラム及び記憶媒体

【課題】希望情報送信先や希望情報の設定を利用者が所持する携帯電話端末を操作するだけで簡単に行えるようにした携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システム、その方法、プログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】携帯電話端末5は、利用者Pの前記自動改札装置11の入退場時に、自動改札装置11が設置されている駅情報と利用者の情報を携帯電話端末5と自動改札装置11から入手し、インターネット回線を介して予め登録された携帯電話端末6またはパソコン7に送信するとともに、送信先、送信情報を携帯電話端末で設定可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯電話端末による入退場ゲート、自動改札通行時のメール送信システム、その方法、プログラム及び記憶媒体に関し、特に携帯電話端末によりメール送信先や送信情報の設定を可能とする携帯電話端末による入退場ゲート、自動改札通行時の情報送信システム、その方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
非接触ICカード機能を内蔵する携帯電話端末を所持する利用者が駅に設置されている自動改札装置を通るときのゲート開閉や決済は、携帯電話端末と自動改札装置との間で無線通信が行われて、利用者の当該自動改札装置が設置されている駅の利用(入場)が許容されているかどうかを判定し、許容されていれば自動改札装置を開放するとともに決済のための乗車駅情報を非接触IC機能部のメモリに記憶し、降車駅の自動改札装置を通ったときに決済が行われる。
【0003】
このように携帯電話端末と自動改札装置との間の通信を介して行われる情報授受は、交通機関の乗車精算だけでなく各種のサービスにも利用されている。例えば、特に通学途中の子供の行動や特定した利用者の行動範囲を上記のような携帯電話端末との通信により、どの駅の自動改札装置を何時に通ったのかの情報に基づいて得ることができる。得られた情報はメール情報としてサービスを提供するサービス事業者サーバに格納され、利用者がサービス事業者に予め設定した提供希望先(携帯電話やパソコン等の電子メールアドレス宛)と提供希望情報をサービス事業者サーバから読み出し、インターネット等のネットワークを介して提供希望先に希望情報を送信する。
【0004】
この種のシステムの一例が特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開2002−197495号公報(第3頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、従来の非接触ICカード内臓の携帯電話端末を利用して公共交通システムの自動改札装置を通過した際には、予め登録しておいた電子メールアドレス宛に改札を通過した旨の電子メールを自動送信するのはその通過した携帯電話端末自身ではなく、自動改札から通知を受けたサービス事業者側サーバである。したがって、設定情報などは全てサービス事業者サーバ内に蓄積されるため、設定の変更の際には毎回事業者サーバにアクセスする必要が出る。
【0006】
従来のシステムでは、携帯電話端末において、公共交通システムの自動改札を通過した際に、予め登録しておいた電子メールアドレス宛に改札を通過した旨の電子メールを自動送信するのはその通過した携帯電話端末自身ではなく、自動改札装置から通知を受けたサービス事業者側サーバである。そのため設定情報などは全てサービス事業者サーバ内に格納されるため、設定の変更の際には毎回事業者サーバにアクセスする必要があり、また、送信された情報の確認も改めてサービス事業者サーバにアクセスしなければならず、操作性や利用性に問題があった。
【0007】
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、斯かる課題を克服又は軽減する携帯電話端末による入退場ゲート、自動改札通行時の情報送信システム、その方法、プログラム及び記憶媒体を提供することを主たる目的とする。
【0008】
本発明の目的は、希望情報送信先や希望情報の設定を利用者が所持する携帯電話端末を操作するだけで簡単に行えるようにした携帯電話端末による入退場ゲート、自動改札通行時の情報送信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の課題を解決するため、本発明による携帯電話端末による入退場ゲート、自動改札通行時の情報送信システムは、次のような特徴的な構成を採用している。
【0010】
(1)外部との通信機能を有し、前記利用者に関する情報を保持する携帯電話端末を所持する利用者が通信機能を有する入退場ゲートに入退場する際、前記通信機能を介して前記携帯電話端末の前記利用者に関する情報に基づいて前記入退場ゲートの開閉を制御する携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システムであって、
前記携帯電話端末は、前記利用者の前記入退場ゲートの前記入退場時に、前記入退場ゲートが設置されている場所情報と前記利用者情報を前記入退場ゲートから入手し、インターネット回線を介して予め登録されている携帯電話端末またはパソコンに送信するとともに、送信先、送信情報を前記携帯電話端末で設定可能とした携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システム。
(2)前記送信する情報は、前記携帯電話端末により設定される上記(1)の携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システム。
(3)前記送信される情報は、前記利用者が前記入退場ゲートを通過した時刻情報を含む上記(1)または(2)の携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システム。
(4)外部との通信機能を有し、前記利用者に関する情報を保持する携帯電話端末を所持する利用者が通信機能を有し、駅に設置された自動改札装置を通過する際、前記通信機能を介して入手した前記携帯電話端末の前記利用者に関する情報に基づいて前記自動改札装置の開閉を制御する携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システムであって、
前記携帯電話端末は、前記利用者の前記自動改札装置の前記入退場時に、前記自動改札装置が設置されている駅情報と前記利用者の情報を前記携帯電話端末と前記自動改札装置から入手し、インターネット回線を介して予め登録された携帯電話端末またはパソコンに送信するとともに、送信先、送信情報を前記携帯電話端末で設定可能とした携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
(5)前記送信される情報は、前記利用者が前記自動改札装置を通過した時刻情報を含む上記(4)の携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
(6)前記送信する情報は、前記携帯電話端末で設定する上記(4)または(5)の携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
(7)前記自動改札装置は複数設置され、これら複数の自動改札装置が接続され、それぞれを制御する駅サーバを備える上記(5)または(6)の携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
(8)複数の前記駅サーバが接続され、前記駅のシステム制御を行う中央サーバを備える上記(5)乃至(7)のいずれかの携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
(9)外部との通信機能を有し、前記利用者に関する情報を保持する携帯電話端末を所持する前記利用者が通信機能を有する入退場ゲートに入退場する際、前記通信機能を介して前記携帯電話端末の前記利用者に関する情報に基づいて前記入退場ゲートの開閉を制御する携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信方法であって、
前記携帯電話端末は、前記利用者の前記入退場ゲートの前記入退場時に、前記入退場ゲートが設置されている場所情報、前記利用者情報及び前記利用者が前記入退場ゲートを通過した時刻情報を前記携帯電話端末と前記入退場ゲートから入手し、インターネット回線を介して予め登録されている携帯電話端末またはパソコンに送信するとともに、送信先、送信情報を前記携帯電話端末で設定可能とした携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信方法。
(10)外部との通信機能を有し、前記利用者に関する情報を保持する携帯電話端末を所持する利用者が通信機能を有し、駅に設置された自動改札装置を通過する際、前記通信機能を介して入手した前記携帯電話端末の前記利用者に関する情報に基づいて前記自動改札装置の開閉を制御する自動改札通行時の情報送信方法であって、
前記携帯電話端末は、前記利用者の前記自動改札装置の前記入退場時に、前記自動改札装置が設置されている駅情報、前記利用者の情報及び前記利用者が前記自動改札装置を通過した時刻情報を前記携帯電話端末と前記自動改札装置から入手し、インターネット回線を介して予め登録された携帯電話端末またはパソコンに送信するとともに、送信先、送信情報を前記携帯電話端末で設定可能とした携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信方法。
(11)上記(9)または(10)に記載の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(12)上記(11)に記載のプログラムを格納した記憶媒体。
【発明の効果】
【0011】
本発明では、自動改札装置を通過した携帯電話端末自身が、予めユーザにより設定された条件(希望情報や希望送信先等)に従いメール送信し、設定は携帯電話端末が行い、設定情報は携帯電話端末内に保存されているため、設定変更をする際に携帯電話事業者などのサーバにアクセスすることなく実行できるだけでなく、送信履歴も従来の携帯電話端末内のメール機能を用いるなどして事業者サーバにアクセスすることなくローカルに確認できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システムの好適実施例の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明における処理をコンピュータに実行させるためのプログラムやそれを格納した記憶媒体も当然に本発明に含まれる。
【0013】
先ず、図1は、本発明の携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システムの好適実施例の全体構成を示すブロック図である。
本発明は、利用者が公共交通手段、例えば、駅に設置されている自動改札装置を通るときに、利用者が保持する非接触ICカードを内蔵する携帯電話端末と自動改札装置との通信により得られる各種情報や送り先等を携帯電話端末により設定可能としたシステムである。
【0014】
図1において、A駅には複数(勿論1台でも良い)の自動改札装置11〜14が設置され、これらの自動改札装置11〜14のうちいずれかを携帯電話端末5を所持する利用者Pが通過する。自動改札装置11〜14は、A駅に設置されている駅サーバ2Aに接続されている。他の駅、B駅、C駅、・・・にも同様に、複数の自動改札装置とそれぞれに接続されたB駅サーバ2B、C駅サーバ2C、・・・が設置されている。各駅のサーバ2A〜2C、・・・は中央サーバ3に接続されて種々の処理(システム統括制御処理)が施される。
【0015】
例えば、A駅サーバ2Aは、利用者Pが所持する携帯電話端末5に内蔵されている非接触ICカード(Suica等)は通過した自動改札装置11との通信により、利用者が入場した駅情報、カードに記憶されている定期券情報、プリペイド額の残金額、ID情報等が読み出され、A駅サーバ2Aに送出される。このとき時刻情報も併せて得ている。A駅サーバ2Aでは自動改札装置11から受信した情報に基づいて利用者や携帯電話端末が正規なものであるか否かを判定し、入場、退場するときには自動改札装置11のゲートを開ける。この機能は、勿論、自動改札装置側で行うことができる。
【0016】
こうして、A駅、B駅、C駅、・・・の駅サーバ2A、2B、2C・・・に格納された情報は中央サーバ3に格納され、システムの統括的制御処理が行われる。このとき、携帯電話端末5は、利用者Pが通った自動改札装置から希望情報としての自動改札装置情報(設置駅名、時刻)を入手し、予め設定されている情報提供先としての携帯電話端末6やパソコン7等にインターネット等のネットワーク4を介して、上記希望情報が送出される。
【0017】
このように、本発明では、自動改札装置を通過した携帯電話端末自身がメール送信し、各種設定情報は携帯電話端末内に保存されているため、非接触ICカード機能としてのSuicaアプリケーション事業者などのサーバにアクセスすることなく、携帯電話端末自体の操作で行うことができる。また、送信履歴や送信情報も従来の携帯電話端末内のメール機能を利用できるので、事業者サーバにアクセスすることなくローカルに確認できる。
【0018】
図2は携帯電話端末5内部のアプリケーション機能構成ブロック図である。
携帯電話端末5内には、改札通過連絡アプリケーション51上にて各種情報の設定が行われる。各種設定情報としては、駅名や時刻情報等の希望情報や希望送信先(連絡先)等がある。携帯電話端末5には、更にSuicaアプリケーション52とメールアプリケーション53が設けられ、Suicaアプリケーション52は利用者の定期券情報、プリペイドの残金額、利用者が通過する(入場、退場)自動改札装置が設置されている駅情報(乗車駅、降車駅)等に基づいてゲートの開閉制御を行う。メールアプリケーション53は、上記希望情報と希望送信先のアドレス情報等が格納され、必要に応じてインターネット等のネットワーク4を介して送信先アドレス宛に希望情報を送信する。これらの3つのアプリケーションは協働して動作する。
【0019】
携帯電話端末5における登録内容は、自動改札装置を通過した際に自動的に連絡情報を送信すべき対象となるものである。例えば、Suicaカード機能内の定期券情報、SF(電子マネー)利用履歴に保存されている駅名から手動で選択することができる。また、次に示すような選択も可能である。
1)Suica定期に登録されている、通常使う乗車駅と下車駅の二つの自動改札装置が設置されている駅
2)Suica定期に登録されている、乗車駅と下車駅の間の全ての自動改札装置が設置されている駅
3)Suica定期に関係なく、全国全ての自動改札装置が設置されている駅
【0020】
これら1)〜3)のパターンを選択する。また、選択した各駅に関し、入場時のみ自動連絡を送信、退場時のみ自動連絡を送信、入退場時の両方で自動連絡を送信のいずれかを選択することもできる。
【0021】
登録内容としては、希望情報を自動的に連絡を送信すべきメールアドレスがある。このメールアドレス設定は、利用者の携帯電話端末の内部のアドレス帳から呼び出すか、直接入力して登録することが可能で、送信先としてのメールアドレスは1件または複数件登録可能である。
【0022】
以上のような構成において、改札通過連絡アプリケーション51は自アプリケーション内の設定情報及びSuicaアプリケーション52からの改札通過情報に基づいて自動的に希望情報の連絡メールを送信すべきか否かを判定し、送信すべきと判定したときには、メールアプリケーション53により予め登録しておいたメールアドレス宛にメールを送信する。
【0023】
図3には、送信するメール情報の内容を示す一例である。最上部に予め登録したメールアドレスが表示され、次の段に件名として「○○駅を入りました(または出ました)が、続いて本文として、○月○日○時○分、○○駅を入りました(または出ました)のような、より詳細な情報が送信され、受信した携帯電話端末やパソコン上に表示される。
【0024】
以上の実施例において、通過改札装置が設置された駅名や時刻等の希望情報を自動的に送信すべき対象となる自動改札装置(すなわち、駅名)について、その自動改札装置を通過した頻度(例えば1週間にN回)を条件として設定しておき、通過した回数を改札通過連絡アプリケーション51にて判断し、予め設定した頻度(1週間にN回)を超えた場合にはメール自動送信連絡の対象とはしないように設定し、学習効果を持たせることにより、普段頻繁に乗降しない駅の改札を通過した時のみ、メールを受信するようにすることが可能になる。
【0025】
以上、本発明の携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システム、その方法、プログラム及び記憶媒体の好適実施例の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明による携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システムの好適実施例の構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施例おける携帯電話端末に内蔵されているアプリケーションの例である。
【図3】本発明の実施例における携帯電話端末からの送信メール内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0027】
11〜14 自動改札装置
2A〜2C、・・・ 各駅のサーバ
3 中央サーバ
4 ネットワーク
6 携帯電話端末
7 パソコン
51 改札通過連絡アプリケーション
52 Suicaアプリケーション
53 メールアプリケーション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部との通信機能を有し、前記利用者に関する情報を保持する携帯電話端末を所持する利用者が通信機能を有する入退場ゲートに入退場する際、前記通信機能を介して前記携帯電話端末の前記利用者に関する情報に基づいて前記入退場ゲートの開閉を制御する携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システムであって、
前記携帯電話端末は、前記利用者の前記入退場ゲートの前記入退場時に、前記入退場ゲートが設置されている場所情報と前記利用者情報を前記入退場ゲートから入手し、インターネット回線を介して予め登録されている携帯電話端末またはパソコンに送信するとともに、送信先、送信情報を前記携帯電話端末で設定可能としたことを特徴とする携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システム。
【請求項2】
前記送信する情報は、前記携帯電話端末により設定されることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システム。
【請求項3】
前記送信される情報は、前記利用者が前記入退場ゲートを通過した時刻情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信システム。
【請求項4】
外部との通信機能を有し、前記利用者に関する情報を保持する携帯電話端末を所持する利用者が通信機能を有し、駅に設置された自動改札装置を通過する際、前記通信機能を介して入手した前記携帯電話端末の前記利用者に関する情報に基づいて前記自動改札装置の開閉を制御する携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システムであって、
前記携帯電話端末は、前記利用者の前記自動改札装置の前記入退場時に、前記自動改札装置が設置されている駅情報と前記利用者の情報を前記携帯電話端末と前記自動改札装置から入手し、インターネット回線を介して予め登録された携帯電話端末またはパソコンに送信するとともに、送信先、送信情報を前記携帯電話端末で設定可能としたことを特徴とする携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
【請求項5】
前記送信される情報は、前記利用者が前記自動改札装置を通過した時刻情報を含むことを特徴とする請求項4に記載の携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
【請求項6】
前記送信する情報は、前記携帯電話端末で設定することを特徴とする請求項4または5に記載の携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
【請求項7】
前記自動改札装置は複数設置され、これら複数の自動改札装置が接続され、それぞれを制御する駅サーバを備えることを特徴とする請求項5または6に記載の携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
【請求項8】
複数の前記駅サーバが接続され、前記駅のシステム制御を行う中央サーバを備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信システム。
【請求項9】
外部との通信機能を有し、前記利用者に関する情報を保持する携帯電話端末を所持する前記利用者が通信機能を有する入退場ゲートに入退場する際、前記通信機能を介して前記携帯電話端末の前記利用者に関する情報に基づいて前記入退場ゲートの開閉を制御する携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信方法であって、
前記携帯電話端末は、前記利用者の前記入退場ゲートの前記入退場時に、前記入退場ゲートが設置されている場所情報、前記利用者情報及び前記利用者が前記入退場ゲートを通過した時刻情報を前記携帯電話端末と前記入退場ゲートから入手し、インターネット回線を介して予め登録されている携帯電話端末またはパソコンに送信するとともに、送信先、送信情報を前記携帯電話端末で設定可能としたことを特徴とする携帯電話端末による入退場ゲート通行時の情報送信方法。
【請求項10】
外部との通信機能を有し、前記利用者に関する情報を保持する携帯電話端末を所持する利用者が通信機能を有し、駅に設置された自動改札装置を通過する際、前記通信機能を介して入手した前記携帯電話端末の前記利用者に関する情報に基づいて前記自動改札装置の開閉を制御する自動改札通行時の情報送信方法であって、
前記携帯電話端末は、前記利用者の前記自動改札装置の前記入退場時に、前記自動改札装置が設置されている駅情報、前記利用者の情報及び前記利用者が前記自動改札装置を通過した時刻情報を前記携帯電話端末と前記自動改札装置から入手し、インターネット回線を介して予め登録された携帯電話端末またはパソコンに送信するとともに、送信先、送信情報を前記携帯電話端末で設定可能としたことを特徴とする携帯電話端末による自動改札通行時の情報送信方法。
【請求項11】
請求項9または10に記載の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項12】
請求項11に記載のプログラムを格納した記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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