携帯電話等の携帯補助具
【課題】 着信通話を素早く行える、手に持ち腕を延ばしてのボタン操作や撮影操作が素早く行える、歩行動作や前屈み動作などでも携帯電話が振れない携帯を実現する、操作中や保持中でも落下しない安全性を実現する、を可能とする携帯電話等の携帯補助具を提供することを目的としている。
【解決手段】 吊クリップ2と、この吊クリップ2に一方の側を取り付け吊紐3と、この吊紐3の他方の側に設けられた携帯品保持部4と、この携帯品保持部4の表側に設けられた面ファスナ10と、吊紐3を結び目6を作りさらに延長して設けた延長紐部位からなりその先端に携帯品取付け手段である松葉7を設けてなる落下防止部8とからなっている。携帯電話等の携帯補助具1の吊クリップから松葉先までの全長は略40cmである。ワイシャツの前立て部位に係止する携帯品保持別体プレート11と組み合わせて使用するのが最適な使用形態である。
【解決手段】 吊クリップ2と、この吊クリップ2に一方の側を取り付け吊紐3と、この吊紐3の他方の側に設けられた携帯品保持部4と、この携帯品保持部4の表側に設けられた面ファスナ10と、吊紐3を結び目6を作りさらに延長して設けた延長紐部位からなりその先端に携帯品取付け手段である松葉7を設けてなる落下防止部8とからなっている。携帯電話等の携帯補助具1の吊クリップから松葉先までの全長は略40cmである。ワイシャツの前立て部位に係止する携帯品保持別体プレート11と組み合わせて使用するのが最適な使用形態である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話等を首から下げたり着衣から下げたりした状態で、振れない携帯と落下の無い自由な操作を実現する携帯電話等の携帯補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯電話を首に下げるネックストラップには、下記特許文献1の図4、図5および図6に示されたネックストラップAと、図1、図2および図3に開示されたネックストラップBが知られている。
また、下記特許文献2に首掛けロープにケースを移動係留できるように設けて、該ケースにライターを収納する技術が開示されている。移動係留機構は、ケースの裏側に設けられた通されたロープをロックするための起こしてロックを解除し倒してロックするロック片による、お越し倒し操作によるものである。
【特許文献1】実用新案登録第3075753号
【特許文献2】公開実用昭和60−136324号
【0003】
<現在の携帯電話>
現在、携帯電話は通話、メール作成、インターネットホームページの閲覧、録音、カメラ、テレビ、音楽プレイヤー、ラジオ、ワープロ、手書き入力、電子ブック、電子マネー、クレジットカード、定期券、事務所や自宅等へのドアキー装置の解除やドア開閉のための個人識別装置などなど多様な機能を有するようになってきている。
そこには多機能で且つ個人・友人・お客・組織の重要情報庫であり、お金であり、個人認証装置でありなどなど、紛失や破損をした場合には仕事、生活などあらゆる場面で大きな支障やトラブルを招く恐れがあるものであり、紛失したり破損したりしては絶対にならない持ち主の分身的なものとなっている。
また、自宅では身体から離して置くことが多く、置き忘れてしまうことが多いという問題もあった。
また、多くの携帯電話には「キッチンタイマー機能」が備えているが、キッチン作業の邪魔になる理由で、自宅ではテーブルなどに置いておく、ポケットなどに入れておくなどによるため、殆どその機能を有効に使用することができないものであった。
一方、携帯電話のその機能は、着信通話の素早い対応、電話番号・メール・ホームページ・ワープロ・各種設定時のキーボタン操作、カメラの撮影操作、定期券の改札装置への翳し・電子マネーメイン装置への翳し・事務所入退室認証装置への翳しなどの翳し操作、などなど、多様な操作をするものとなっている。
そして、通話、ボタン操作、撮影操作などを安全素早く行えるとともに、携帯電話の上記のような多様な機能を素早く容易で軽快に且つ安全に享受できる技術の開発が求められている。具体的には、手で支えることなく安全安定した状態で歩行などの動作をしながらイヤホンによる音楽やラジオを聴く、読書をする、テレビ鑑賞をする、GPSを使用する、料理レシピを見ながら料理をするなどである。
以上のような携帯電話の基本機能および多彩な機能を、安全に素早く軽快に行う享受できることを可能とする携帯電話等の携帯補助具が求められている。
【0004】
<従来技術の構成およびその欠点>
(1)特許文献1のネックストラップAは、一本のロープで形成したループ20の上方に移動係留体(押しボタン式ロープストッパー)25が設けられ、ループ20の下端にストラップ23により携帯電話22を吊り下げたものである。
通常の動作で携帯電話22の振れを作業や動作などに支障がない程度とするためには、首後ろに位置させた移動係留体25を操作して携帯電話22を少なくとも胸元より上方(以下「胸上側」という。)に引上げて置く必要がある。
携帯電話を胸上側に上げた状態では、着信通話を素早く行えるが、キーボード操作、撮影操作、改札装置などへの翳し操作は首後ろの移動係留体25の操作で携帯電話を引き下げて行わなければならない(最長でも携帯電話を大人で臍程度であるので、腕を延ばしきって操作は不可能)、思いっきり身体を屈めるか、首後のストッパーを操作していちいち首から外して行わなければならないので、素早い操作ができない、携帯電話の胸上側への引上げ引き下げ操作が大変面倒である、其の都度首に掛けたり外したりしなければならず大変面倒であり外しているときに落とす危険もあるなど、殆ど実用的でないという欠点を有している。
また、ループ20の首下げ長さは長くても臍当たりとしか実用上できなので、腕を延ばしきって違和感無く自在に手に持った携帯電話を改札装置などに余裕のある姿勢と動作で翳す、撮影動作を腕を延ばしきって行うなど制限の無い動作で行うということができないものであった。これを解決するために、ストラップ23をスプリング形態のものを使用すればよいのであるが、これではスプリングで下げられた携帯電話が歩行・体の振り、屈みなどの動作で激しく大きく振れ跳ねてしまい到底使用できるものではなかった。
また、腕を延ばしきって持った携帯電話を翳したり撮影操作したりするためには、携帯電話が股下(腕を延ばしきった長さ)にくるようにストラップやループの長さをしなければならず、股下に携帯電話をぶら下げて携帯することは到底使用できないものである。
また、胸上側に携帯電話を保持した状態において、携帯電話は該携帯電話の一箇所のストラップ取付部にストラップを1本紐状態で下げる形態となるので、身体の動作で携帯電話が裏返る、横揺れが大きいなど携帯性に落ち着きが無いおとなしさが無いという欠点があった。
また、ストラップ取付部が携帯電話の中央でない場合は、一本状態のストラップで吊る形態であるので、携帯電話が傾いた状態に吊られるという欠点があった。
また、常に携帯電話やデジタルカメラを松葉(細い紐)で常に吊った状態としているため、松葉の磨耗が早くなるという欠点があった。
(2)特許文献1のネックストラップBは、ループ1にホルダ3を着脱自在に保持する移動係留体2を摩擦移動係留できるように設け、ホルダ3に紐ストラップ5が摩擦移動自在に設け、紐ストラップ5を携帯電話4のストラップ取付部に取り吊るようにした携帯電話用ネックストラップである。
ループ1の首下げ長さは長くても臍当たりとしか実用上できなので、腕を完全に延ばして手に持った携帯電話を改札装置などに余裕のある姿勢と動作で翳す、撮影動作を腕を延ばしきって行うなど制限の無い動作で行うためには、ホルダ3を移動係留体2から外して行わなければならいため、操作ミスなどで携帯電話を持った手から滑り落とし地面や床に落下させてしまう危険を有するという欠点があった。
(3)特許文献2に開示された技術は、ケースに収納したライターなり携帯電話なりの操作は、ケースから取り出して手に持って操作するものであるが、完全にフリー状態で手に持って操作するため、誤って手に持った携帯品を滑らせるなど下地面や床に落とし落下させてしまう危険があるという欠点があった。
また、ケースから抜け落としたり、混んでいる電車内で何者かに抜き取られたりするなどして紛失させてしまう恐れがあるものであった。
ケースから外して操作した場合、外したままテーブルなどに置いてそのまま忘れ置いて行ってしまうことが生じる恐れがあるものであった。
(4)上述したいずれの技術も次のような欠点があり次のような課題に応えられないものであった。
A:携帯品の落下の心配なく片手のみで首に掛け装着し且つ移動係留体および携帯品の上下位置を好みの位置に自在に調節することができないあるいはロック片の起こし倒しの面倒な操作である、片手のみで移動係留体を上下移動を行えないあるいはロック片の起こし倒しの面倒な操作が必要であるなど、片手しか使用できない身障者等にとっては使用し難いものであった。
B:看護士などの作業者が社内携帯電話をネックストラップで首に掛け吊るして携帯しているが、下げ部が長いために歩行時に大きく振れる、患者を抱きかかえるときに邪魔になる、胸ポケットに入れておくと屈むたびにポケットから飛び出すなど大変使用感が悪いという欠点があった。
C:自宅においては多くの携帯者が携帯電話はテーブルなど身体から離して置いているので、出かけるときに携帯し忘れることが多々あり、携帯電話の役割を果たせないという社会問題がある。特に物忘れがひどくなっている高齢者にはこの傾向が顕著であり、公衆電話がなくなってきている現状では、連絡手段、居場所確認手段としての携帯電話を常に安全且つ紛失や置忘れが生じないよう且つ身体動作や作業などの邪魔にならないように携帯する携帯具の出願が切望されているが、これに応えられないものである。
すなわち自宅においても携帯電話を身から離さずに、不自由なく携帯しておくことができる携帯具の出現が求められているのである。
C:イヤホンをつけたままの歩行や前屈みなどの動作は、携帯電話が大きく振れてしまうので、常に手で携帯電話を支えての使用形態となり、到底使用できるものではなかった。
D:手で支えることなく安全安定した状態で歩行などの動作をしながらイヤホンによる音楽やラジオを聴く、読書をする、テレビ鑑賞をする、GPSを使用する、料理レシピを見ながら料理をするなどは、到底実現できもないものであった。
E:首に吊り下げ首に携帯電話の荷重を全て掛かる形態であるので、首が凝る、首に負荷がかかるのは嫌いだというヒトは使用しがたいものであった。
F:携帯電話の携帯方法の多くは、ポケットに入れての携帯、バックに入れての携帯が長時間であり、このため太陽電池による長時間充電の技術を有効にできないでいる。
G:みぞおちより下方に携帯電話を携帯したまま、テーブルの前に座った状態から、立ち上がった場合には携帯電話が前に振られてテーブルの縁したに強く激突させてしまうという欠点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑みてなされたものであって、その目的は、主に携帯電話の携帯で、
A:着信通話を素早く行える、
B:手に持ち腕を延ばしてのボタン操作や撮影操作が素早く行える、
C:歩行動作や前屈み動作などでも携帯電話が振れない携帯を実現する、
D:前記A,B,Cの操作中や保持中でも落下しない安全性を実現する、
を可能とする携帯電話等の携帯補助具を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびのそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は次に述べるような構成となっている。
<請求項1記載の発明>
全長が35cm〜50cm程度の携帯電話等の携帯補助具であって、携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とで携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項2記載の発明>
請求項1記載の発明の構成において、着脱保持手段が面ファスナである携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項3記載の発明>
請求項1、2いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項4記載の発明>
請求項1、2,3いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項5記載の発明>
請求項1、2,3,4いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなる電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項6記載の発明>
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた長物の吊紐とからなり、この吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項7記載の発明>
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とからなり、前記吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項8記載の発明>
請求項7記載の発明の構成において、着脱保持手段が面ファスナである携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項9記載の発明>
請求項7、8いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項10記載の発明>
請求項7、8,9いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項11記載の発明>
請求項6,7、8,9,10いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる着衣係止部とからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
【発明の効果】
【0008】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
全長が35cm〜50cm程度の携帯電話等の携帯補助具であって、携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とで携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
(1)吊クリップを着衣に取付けて携帯品保持部に携帯品を保持した状態で吊ることにより、吊紐と落下防止部の合計長さ(下げ長さ)を短くした状態で身体前に吊携帯できると共に、その状態から素早い着信操作ができ、携帯品保持部から携帯品を外して下げ長さを長くしての腕を延ばしての携帯品のボタン操作等の操作を素早く行うことができ、これらの操作が携帯品を吊紐および落下防止部に繋いだ状態のまま行うものであるので、落下の無い安全な携帯および操作を実現するという効果を奏する。
(2)吊クリップの係止位置や係止部位を変えることが自在であるので、吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の保持位置や保持部位を自在に変えることができるとともに、携帯品保持部に携帯品を保持した吊紐と落下防止部の合計長さ(下げ長さ)を短くした状態での携帯状態であるので、例えば、ワイシャツの前立て部位での高さ位置の調節範囲を広いものとできるという効果を奏する。
(3)携帯品保持部の裏側にクリップを設けるとか、「携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる携帯品保持別体プレート」との組み合わせでの使用形態とすることにより、振れない携帯を実現するとともに、着衣側に係止したクリップや携帯品保持別体プレートを携帯電話の荷重をかけるあるいは吊クリップと負担を分け合う携帯とできるので首や着衣に負荷の小さい携帯を実現する。
(4)前記(3)によって、特に折畳式携帯電話においては、携帯電話を着衣側に振れないように係止した状態で開き状態を留め置くことにより、手で支えることなく且つ動きながらTVを鑑賞する、GPSを手で支えず見ながら歩く、料理レシピを表示させて見ながらの料理をする、繋いだキーボードを膝に文書入力を行うなどが快適に享受可能とする。
(5)前記(3)によって、携帯電話や音楽プレイヤー振れない携帯状態とすることができるので、イヤホンを付けて音楽、ラジオ、テレビの音声、音声読書、英会話などの勉強などを歩行しながら、料理しながら、軽いジョキングしながら安全かつ快適に享受できるという効果を得ることができる。
(6)前記(3)によって、振れない、首凝らないという携帯を実現しているので、携帯電話を鞄やポケットに入れずに、四六時中光に晒しておくことが可能となるので、充電用太陽電池を設けることにより、長時間充電が必要ない、充電の必要な殆ど無い携帯電話の携帯も可能とするものである。
(7)前記(3)によって、身体への負荷の小さい振れない携帯を実現するものであり、歩行、軽いジョキング、横になってのテレビ鑑賞時においても携帯しておくことができ、四六時中携帯電話を身体の前に保持携帯しておくことが快適とできるので、携帯電話の常時携帯を実現し置き忘れるなどのことを大幅になくすことができる。
(8)前記(3)によって、片手しか使えない人でも、素早く快適安全に携帯電話の全ての操作およびテレビ観賞等が享受できる。
(9)携帯状態および手に持っての操作中でも携帯電話が繋がれた落下しない安全性を実現しているので、携帯電話の落下による故障や破損を大幅に減らして、携帯電話提供側の経済的負担を軽減する。
(10)前記(3)によって、みぞおちより下方に携帯電話を携帯したまま、テーブルの前に座った状態から、立ち上がった場合でも携帯電話は着衣に係止され振れることがないのでテーブルの縁したに激突することのない安全な携帯を実現する。
以上の効果から明らかなように、本発明は携帯電話、とりわけ折畳式携帯電話の持つポテンシャルを全面開花させて携帯電話を快適且つ安全にフル活用する新しいライフスタイルを実現するものである。
<請求項2記載の発明の効果>
請求項1記載の発明の構成において、着脱保持手段が面ファスナである携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
面ファスナにより、素早い着脱操作と確実な保持を実現する。
<請求項3記載の発明の効果>
請求項1、2いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
特に携帯品の保持位置などの微小調節を素早く軽快に行うことができる、素早く携帯品を吊クリップ位置まで移動させることができるという効果を奏する。
<請求項4記載の発明の効果>
請求項1、2,3いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
携帯電話の着衣側への着脱操作は係止クリップにより行うことになり、請求項1記載の発明と同様な効果を得ることができる。
<請求項5記載の発明の効果>
請求項1、2,3,4いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなる電話等の携帯補助具を構成しているので、
請求項1記載の発明と同様な効果を得ることができる。
<請求項6記載の発明の効果>
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた長物の吊紐とからなり、この吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
(1)携帯電話そ手に持って操作する際、下げ紐部分が短く身体から十分に離して操作できない場合は、首に廻っている部分を素早く廻し外して長くして十分に身体から離して(殆どの場合腕を延ばしきることができる。)操作することができる、腕を延ばしての操作の時は吊クリップの係止位置を上に上げて係止しておいて、十分に腕を延ばして操作できるようにするなどのことが素早く容易にできるという効果を奏する。
また、首に廻した状態で携帯電話を落下させた場合、首の後ろ側と吊紐との間に摩擦が生じて衝撃を弱め吊クリップで挟み付けている着衣の引っ張り力を弱め、着衣へのダメージを軽減するとともに、吊クリップの着衣からの離脱を防ぐという効果を奏する。吊紐を平ゴム紐などの携帯電話の150グラム程度の重量ではそれほど延びないものとすることにより、その落下衝撃軽減効果はより向上する。実際7mm幅の平ゴムを使用した実験では、吊クリップの着衣の引っ張り状態は著しく軽減されていることが確認できる。
(2)吊紐を首後ろに廻して身体の前方に携帯品を吊携帯し、吊クリップの着衣への係止位置により携帯品の吊位置を広い範囲で自在に調整できるという効果を奏する。
(3)吊クリップを吊紐に係止することにより首に掛るループを形成することができ、これにより、以下の吊紐部位を身体の真中に位置させ携帯品を真っ直ぐに吊携帯することができ、ループの大きさを自在に帰ることができこれにより携帯品の上下位置を調整することができるという効果を奏する。
(4)携帯品保持部の裏側にクリップを設けるとか、「携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる携帯品保持別体プレート」との組み合わせでの使用形態とすることにより、振れない携帯を実現するとともに、着衣側に係止したクリップや携帯品保持別体プレートを携帯電話の荷重をかけるあるいは吊クリップと負担を分け合う携帯とできるので首や着衣に負荷の小さい携帯を実現する。
また、吊クリップの係止位置により携帯電話下方への吊紐垂れ下がりを調整することができ、殆ど垂れ下がりの無い携帯を実現する。
(5)前記(4)によって、特に折畳式携帯電話においては、携帯電話を着衣側に振れないように係止した状態で開き状態を留め置くことにより、手で支えることなく且つ動きながらTVを鑑賞する、GPSを手で支えず見ながら歩く、料理レシピを表示させて見ながらの料理をする、繋いだキーボードを膝に文書入力を行うなどが快適に享受可能とする。
(6)前記(4)によって、携帯電話や音楽プレイヤー振れない携帯状態とすることができるので、イヤホンを付けて音楽、ラジオ、テレビの音声、音声読書、英会話などの勉強などを歩行しながら、料理しながら、軽いジョキングしながら安全かつ快適に享受できるという効果を得ることができる。
(7)前記(4)によって、振れない、首凝らないという携帯を実現しているので、携帯電話を鞄やポケットに入れずに、四六時中光に晒しておくことが可能となるので、充電用太陽電池を設けることにより、長時間充電が必要ない、充電の必要な殆ど無い携帯電話の携帯も可能とするものである。
(8)前記(4)によって、身体への負荷の小さい振れない携帯を実現するものであり、歩行、軽いジョキング、横になってのテレビ鑑賞時においても携帯しておくことができ、四六時中携帯電話を身体の前に保持携帯しておくことが快適とできるので、携帯電話の常時携帯を実現し置き忘れるなどのことを大幅になくすことができる。
(9)前記(4)によって、片手しか使えない人でも、素早く快適安全に携帯電話の全ての操作およびテレビ観賞等が享受できる。
(10)携帯状態および手に持っての操作中でも携帯電話が繋がれた落下しない安全性を実現しているので、携帯電話の落下による故障や破損を大幅に減らして、携帯電話提供側の経済的負担を軽減する。
以上の効果から明らかなように、本発明は携帯電話、とりわけ折畳式携帯電話の持つポテンシャルを全面開花させて携帯電話を快適且つ安全にフル活用する新しいライフスタイルを実現するものである。
<請求項7記載の発明の効果>
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とからなり、前記吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
請求項1および請求項6と同様な効果とを奏する
<請求項8記載の発明の効果>
請求項7記載の発明の構成において、着脱保持手段が面ファスナである携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
面ファスナにより、素早い着脱操作と確実な保持を実現する。
<請求項9記載の発明の効果>
請求項7、8いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
特に携帯品の保持位置などの微小調節を素早く軽快に行うことができる、素早く携帯品を吊クリップ位置まで移動させることができるという効果を奏する。
<請求項10記載の発明の効果>
請求項7、8、9ずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
携帯電話の着衣側への着脱操作は係止クリップにより行うことになり、請求項6記載の発明と同様な効果を得ることができる。
<請求項11記載の発明の効果>
請求項7、8,9,10いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる着衣係止部とからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
請求項6記載の発明と同様な効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0010】
<第1の実施の形態>
図1、図2に示す本発明を実施するための最良の第1の実施の形態において、図1の(a)の1は携帯電話等の携帯補助具であって、この携帯電話等の携帯補助具1は携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップ2と、この吊クリップ2に一方の側を取り付け設けられた幅7mmの平ゴム紐からなる吊紐3と、この吊紐3の他方の側に設けられたプレートとタイプの携帯品保持部4と、この携帯品保持部4の表側に設けられた携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持するための着脱保持手段である面ファスナ10と、携帯品保持部4の上部に空けた紐通し穴5を通した吊紐3を結び目6を作りさらに延長して設けた延長紐部位からなりその先端に携帯品取付け手段である松葉7を設けてなる落下防止部8とからなっている。
携帯電話等の携帯補助具1の吊クリップから松葉先までの全長は略40cmであり、吊紐部位の長さは略30cmである。
着脱保持手段が携帯品を収納するケースである場合は該着脱保持手段が携帯品保持部と一体である場合もある。
携帯電話等の携帯補助具1は携帯品保持部4の裏側(背部)にクリップを設けるか、図示してある携帯品保持別体プレート11と組み合わせて使用するのが最適な使用形態である。
携帯品保持別体プレート11は、略E形態のプレート本体12と、このプレート本体12の上下を形成する前立て入り部13a、13bと、プレート本体12の中央を形成する携帯品保持部14と、前立て入り部13a、13bと携帯品保持部14の間に形成された前立て部位通し部15a、15bと、携帯品保持部14の表側に設けられた面ファスナ16と、携帯品保持部14の裏側に設けた前立てを挟み付け係止するための係止クリップ17とからなっている。
背部にディスプレイを有するデジタルカメラのような場合はケースがよい。
【0011】
図2に携帯品保持別体プレートと組み合わせての使用参考例を示す。
折畳式の携帯電話20の本体(非ディスプレイ側)の裏側に折畳の開き側を上(ヒンジ側を下)にしてできるだけ上からできるだけ下方にかけて面ファスナ21を設ける。
図2の(a):
前立て部位の好みの位置に携帯品保持別体プレート11を係止する。
前立て部位の上方を吊クリップ2で挟持する。
面ファスナ10と面ファスナ21の上方を係着させて携帯電話20をヒンジを下にして携帯品保持部4に保持し、面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて携帯品保持別体プレート11に携帯電話20を保持する。
この状態では携帯電話20は歩行動作、軽いジョキング、振り向き、前屈み、軽い体操程度は外れることが殆ど無く、携帯電話20は着衣のたるみ範囲内での小さな振れに抑えられる。
この状態で携帯電話20を開き、ディスプレイを見やすい位置に停止させて、イヤホンをつけてテレビ観賞、GPS機能の利用、料理レシピを表示させてそれを見ながらの料理、ラジオ・音楽プレイヤー・朗読・英会話などの音声・音楽などを軽快に享受できる。
図2の(b):
着信があったので、携帯品保持別体プレート11を指で抑え、携帯電話20を該11から剥がし外して通話を行っている。
図2の(c):
携帯品保持部4と携帯電話20を切り離して腕を延ばしてボタン操作、撮影操作などを行っている。
図2の(d):
吊クリップ2を前立て部位の中ほどに係止して携帯電話20を下方に係止した状態である。
携帯品保持別体プレート11の着衣への取り付け場所は前立て部位に限らず、着衣に種類や形態により多様である。
例えばエプロンなら図11の(f)のように脇の下方につけると便利である。
【0012】
図1の(b)は携帯電話等の携帯補助具23であって前記携帯電話等の携帯補助具1と主に異なる点は、落下防止部8を吊紐3とは別体として携帯品保持部4の下方に設けられた紐取付け穴24に取付けた点である。
【0013】
図1の(c)は携帯電話等の携帯補助具26であって前記携帯電話等の携帯補助具1と主に異なる点は、落下防止部8を吊紐3とは別体として落下防止部8に開閉リング27を設け、該27に吊紐3を通し該3上を移動自在に取り付けた点にある。
【0014】
(発明を実施するための異なる形態)
次に、本発明を実施するための異なる形態について説明する。なお、これら本発明を実施するための異なる形態の説明に当たって、前述した実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】
<第2の実施の形態>
図3に示す本発明を実施するための第2の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、携帯品保持部4の裏側にネクタイピンを兼ねた長物の係止クリップ29を設け、吊クリップをネクタイピンを兼ねた長物の吊クリップ30としてなる携帯電話等の携帯補助具31を形成した点にある。
ネクタイ32の上に携帯品保持部4を出し携帯電話20をネクタイ32の上に保持して使用できるので、ネクタイが邪魔にならない、ネクタイが乱れないという効果を得ることができる。
ここには、ネクタイの内側から挟持する内挟持部とネクタイの外側から挟持する外挟持体の内、外挟持体に面ファスナを設けるという発明がある。
【0016】
<第3の実施の形態>
図4に示す本発明を実施するための第3の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、携帯品保持部4に吊紐3を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体34を設け、携帯品保持部4が吊紐3上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにし、移動係留体34を通した吊紐3が携帯品保持部4の裏側に出るように面ファスナ10と移動係留体34の間に紐通し部35を設けてなる携帯電話等の携帯補助具36形成した点にある。
移動係留体34は、固定駒37と、この固定駒37内に一部を収納して外内向きに可動可能に収納された可動駒38と、この固定駒37に設けられた紐通し部と、可動駒38に設けらられた固定駒37を通った吊紐3をロックするロック部と、可動駒38を常に押し出し付勢している圧縮コイルバネとからなり、指で可動駒38を押込むと吊紐3のロックは解除され、指を離すと可動駒38は圧縮コイルバネの押し付勢力に押されて移動して吊紐3をロック部と固定駒37により挟みつけてロックする仕組みとなっている。
落下防止部8の長さは移動係留体34の係留位置によりその長さが規定される。
特に携帯品の保持位置などの微小調節を素早く軽快に行うことができる、素早く携帯品を吊クリップ位置まで移動させることなどができる。
【0017】
<第4の実施の形態>
図5に示す本発明を実施するための最良の第4の実施の形態において40は携帯電話等の携帯補助具であって、この携帯電話等の携帯補助具40は携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップ2と、この吊クリップ2に一方の側を取り付け設けられた略90cmの長物の吊紐41とからなり、この吊紐41の他方の側に携帯品20を取付けた状態にして、吊クリップ2を着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で吊紐41を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、吊クリップ2の係止位置を変えることにより携帯電話20の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品20の吊り下げ長さが該携帯品20を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである構成となっている。
携帯電話等の携帯補助具の全長は65cm〜120cm程度であり、携帯電話等の携帯補助具40は全長が略100cmである。
吊紐41は幅7mmの平ゴム紐であり、100グラム程度の携帯電話を吊った状態では殆ど伸びることが無く伸びても1cm、2cmて程度であり、且つ、50cm程度の高さから落下させた場合の伸びは20cm程度のものである。
携帯電話等の携帯補助具40は携帯品保持別体プレート11と組み合わせて使用することが最適である。
図5(a):
携帯品保持別体プレート11を着衣の前立て部位の好みの位置に係止する。
前立て部位の上方を吊クリップ2で挟持する。
面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて携帯品保持別体プレート11に携帯電話20を保持する。
この状態では携帯電話20は歩行動作、軽いジョキング、振り向き、前屈み、軽い体操程度は外れることが殆ど無く、携帯電話20は着衣のたるみ範囲内での小さな振れに抑えられる。
この状態で携帯電話20を開き、ディスプレイを見やすい位置に停止させて、イヤホンをつけてテレビ観賞、GPS機能の利用、料理レシピを表示させてそれを見ながらの料理、ラジオ・音楽プレイヤー・朗読・英会話などの音声・音楽などを軽快に享受できる。
図5(b):
携帯電話20を胸ポケットに入れ、吊クリップ2を外し携帯電話20がポケットの底から浮く適宜な位置で前立ての下方を挟み付け係止している。
図5(c):
図5(a)の状態で、吊クリップ2で吊紐41を挟み付けループ42を形成している。
図5(d):
吊クリップ2を上方に移動させて係止し、下げ紐部分を長くして腕を延ばして手に持った携帯電話20の撮影やボタン操作を自在に殆ど制約無しに行っている。
【0018】
<第5の実施の形態>
図6に示す本発明を実施するための最良の第5の実施の形態において前記第4の実施の形態と主に異なる点は、松葉7を設けず裏側に回動自在のクリップ44を備えたIDカードや名札などを収納するカードケース45を設けてなる携帯電話等の携帯補助具46を形成した点にある。
携帯電話等の携帯補助具46の全長は略70cmである。
図6の(a):
吊紐41を首の後ろを通し(廻し)胸ポケットの縁をクリップ44で挟み付け、吊クリップ2の係止位置を調整してカードケース45を吊状態にしている。
吊状態にあるのでカードケース45によりポケットが歪むことがない携帯を実現する。
IDカードを認識装置に翳す場合などは、吊クリップ2を外して行うか、外し上方に移動させて行う。
図6の(b):
図6の(a):の状態からカードケース45をポケット内に収納し外部から見えないようにしている。
図6の(c):
カードケース45を身体の中央の上方に係止し、吊クリップ2の係止位置ををそれにあわせて下方に移動させている。吊紐41が張ったたるんで邪魔な状態を形成させない。
【0019】
<第6の実施の形態>
図7、図8に示す本発明を実施するための最良の第6の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、吊紐を長物の吊紐41に変え全長が略100cmの携帯電話等の携帯補助具48、49、50を形成した点にある。
吊紐41を首に廻して(首の後ろを通して)た形態で使用する。
携帯電話等の携帯補助具1は携帯品保持部4の裏側(背部)にクリップを設けるか、携帯品保持別体プレート11と組み合わせて使用するのが最適な使用形態である。
図8の(a):
前立て部位の好みの位置に携帯品保持別体プレート11を係止する。
前立て部位の上方を吊クリップ2で挟持する。
面ファスナ10と面ファスナ21の上方を係着させて携帯電話20をヒンジを下にして携帯品保持部4に保持し、面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて携帯品保持別体プレート11に携帯電話20を保持する。
図8の(b):
着信があったので、携帯品保持別体プレート11を指で抑え、携帯電話20を該11から剥がし外して通話を行っている。
図8の(c):
携帯品保持部4と携帯電話20を切り離して腕を延ばしてボタン操作、撮影操作などを行っている。
図8の(d):
吊クリップ2で吊紐41を挟み付けループ42を形成した携帯を行っている。
【0020】
<第7の実施の形態>
図9、図10、図11に示す本発明を実施するための最良の第7の実施の形態において前記第3の実施の形態と主に異なる点は、吊紐を長物の吊紐41に変えて全長が略100cmとし、吊クリップ2の近くに略2kgの引っ張り力で切り離される連結切り離し自在の安全パーツ52を設け、松葉7を松葉7を有する着脱パーツ53としてなる携帯電話等の携帯補助具54を形成した点にある。
落下防止部8の長さは移動係留体34の係留位置によりその長さが規定される。
特に携帯品の保持位置などの微小調節を素早く軽快に行うことができる、素早く携帯品を吊クリップ位置まで移動させることなどができる。
吊クリップ2の係止位置や係止を変えることなく、移動係留体34を操作しての保持した携帯電話20の移動により該20の保持吊加減の調整が素早く行え、携帯電話20の素早い上方への移動係留も行える。
図10の(a):
携帯品保持別体プレート11を着衣の前立て部位の好みの位置に係止する。
吊クリップ2で吊紐41を挟み付けループ42を形成する。前立て部位の上方を吊クリップ2で挟持してもよい。
面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて携帯品保持別体プレート11に携帯電話20を保持し、移動係留体34を指で摘み押して最適な吊り支持となるように微調整をおこなう。
この状態では携帯電話20は歩行動作、軽いジョキング、振り向き、前屈み、軽い体操程度は外れることが殆ど無く、携帯電話20は着衣のたるみ範囲内での小さな振れに抑えられる。
この状態で携帯電話20を開き、ディスプレイを見やすい位置に停止させて、イヤホンをつけてテレビ観賞、GPS機能の利用、料理レシピを表示させてそれを見ながらの料理、ラジオ・音楽プレイヤー・朗読・英会話などの音声・音楽などを軽快に享受できる。
図10の(b):
着信があったので、携帯品保持別体プレート11を指で抑え、携帯電話20を該11から剥がし外して通話を行っている。
図10の(c):
携帯品保持部4と携帯電話20を切り離して腕を延ばしてボタン操作、撮影操作などを行っている。
図10の(d):
携帯品保持別体プレート11を着衣の前立て部位の下方に係止し、携帯品保持別体プレート11を指で抑え携帯電話20を下方に移動させ、面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて最適な吊り支持となるように微調整をおこなう。
図11の(e):
携帯品保持別体プレート11ズボンの縁に係止し、それに携帯電話20を保持している。
図11の(f):
エプロンの脇縁に携帯品保持別体プレート11を係止し、それに携帯電話20を保持して、イヤホン55を装着し、半開き状態で停止させてディスプレイに何かを表示させて、家事をしながらそれを観て聴いている。
【0021】
<第8の実施の形態>
図12に示す本発明を実施するための最良の第8の実施の形態において前記第7の実施の形態と主に異なる点は、携帯品保持別体プレートをネクタイピン機能の携帯品保持別体プレート57としたものである。
携帯品保持別体プレート57は20mm〜25mm幅で、ネクタイの内側から挟持する内挟持部58と、ネクタイの外側から挟持する外挟持体59(携帯品保持部)と、外挟持体59の表側に設けられた面ファスナ60とからなっている。
図12の(a)
ネクタイ32とワイシャツの前立て部位に携帯品保持別体プレート57を挟み付け係止する。
携帯電話等の携帯補助具54に繋ぎ保持した携帯電話20を首から下げて、面ファスナ21と面ファスナ60を係着して携帯品保持別体プレート57に保持している。
図12の(b)
携帯品保持別体プレート57から携帯電話20を剥がし外して通話を行っている。
【0022】
<第9の実施の形態>
図13に示す本発明を実施するための最良の第9の実施の形態において前記第7の実施の形態と主に異なる点は、携帯保持部4の形態を下方を延ばした長方形とし、その裏側に面ファスナ62を設けてなる携帯電話等の携帯補助具63を形成している。
携帯電話20の裏に設ける面ファスナ21が短くてしても、面ファスナ52が携帯品保持別体プレート11の面ファスナ10に係着させて携帯電話20を着衣上に振れないように保持することができる。
【0023】
<第10の実施の形態>
図14、図15に示す本発明を実施するための最良の第10の実施の形態において65は携帯品保持別体プレートであって、この携帯品保持別体プレート65はネクタイピンとしての機能を果たす形態である。
携帯品保持別体プレート65は横長プレート形態の保持体本体66と、この保持体本体66を挟むように設けられた前立て入り部13a、13bと、前立て入り部13a、13bと保持体本体66の間に形成された前立て部位通し部15a、15bと、保持体本体66の前部にネクタイ通し部67を形成して設けられた携帯品保持部68と、この携帯品保持部68の表側に設けられた面ファスナ10と、保持体本体66の裏側に設けられたワイシャツの前立て部位を挟み付け係止する係止クリップ17とからなっている。
図ではネクタイ通し部67は一方を開放しているが両側を閉じた上方からネクタイを通し入れる形態もよい。また、図とは反対側を開放したものもよい。
図15の(a)
前立て部位を係止クリップ17で挟み付け係止する。
前立て入り部13a、13bを前立ての内側に入れる。
図15の(b)
ネクタイ32をネクタイ通し部67に通す。
図15の(c)
携帯電話等の携帯補助具54に繋ぎ保持した携帯電話20を首から下げて、面ファスナ21と面ファスナ10を係着して携帯品保持別体プレート57に保持している。
図15の(d)
携帯品保持別体プレート65から携帯電話20を剥がし外して通話を行っている。
【0024】
<第11の実施の形態>
図14、図15に示す本発明を実施するための最良の第10の実施の形態において前記第10の実施の形態と主に異なる点は、保持体本体66の根元側にクリップで挟み付けるクリップ挟持穴70を設けてなる携帯品保持別体プレート71を形成した点にある。
吊クリップ2を一方に設け、他方に着脱パーツ53を有する幅7mmの平ゴム紐からなる吊紐72からなる全長40cmのハーフストラップ73を取り付けて使用する。
吊クリップ2はクリップ挟持穴70を挟みつけたり前立て部位を挟み付けて、使用状況に対応した係止を行う。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は携帯電話のストラップを製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の実施の形態を示す各正面図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の使用状態例図。
【図3】本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の正面図および使用状態例図。
【図4】本発明を実施するための最良の第3の実施の形態の正面図および背面図。
【図5】本発明を実施するための最良の第4の実施の形態の正面図および使用状態例図。
【図6】本発明を実施するための最良の第5の実施の形態の正面図および使用状態例図。
【図7】本発明を実施するための最良の第6の実施の形態の各正面図。
【図8】本発明を実施するための最良の第6の実施の形態の使用状態例図。
【図9】本発明を実施するための最良の第7の実施の形態の正面図。
【図10】本発明を実施するための最良の第7の実施の形態の使用状態例図。
【図11】本発明を実施するための最良の第7の実施の形態の使用状態例図。
【図12】本発明を実施するための最良の第8の実施の形態の携帯品保持別体プレートの底面図および使用状態例図。
【図13】本発明を実施するための最良の第9の実施の形態の正面図。
【図14】本発明を実施するための最良の第10の実施の形態の携帯品保持別体プレートの正面図および平面図。
【図15】本発明を実施するための最良の第10の実施の形態の使用状態例図。
【図16】本発明を実施するための最良の第11の実施の形態の携帯品保持別体プレートの正面図。
【符号の説明】
【0027】
1:携帯電話等の携帯補助具、
2:吊クリップ、
3:吊紐、
4:携帯品保持部、
5:紐通し穴、
6:結び目、
7:松葉、
8:落下防止部、
10:面ファスナ、
11:携帯品保持別体プレート、
12:プレート本体、
13a、13b:前立て入り部、
14:携帯品保持部、
15a、15b:前立て部位通し部、
16:面ファスナ、
17:係止クリップ、
20:折畳式の携帯電話、
21:面ファスナ、
23:携帯電話等の携帯補助具、
24:紐取付け穴、
26:携帯電話等の携帯補助具、
27:開閉リング、
29:係止クリップ、
30:吊クリップ、
31:携帯電話等の携帯補助具、
32:ネクタイ、
34:移動係留体、
35:紐通し部、
36:携帯電話等の携帯補助具、
37:固定駒、
38:可動駒、
40:携帯電話等の携帯補助具、
41:吊紐、
42:ループ、
44:クリップ、
45:カードケース、
46:携帯電話等の携帯補助具、
48:携帯電話等の携帯補助具、
49:携帯電話等の携帯補助具、
50:携帯電話等の携帯補助具、
52:安全パーツ、
53:着脱パーツ、
54:携帯電話等の携帯補助具、
55:イヤホン、
57:携帯品保持別体プレート、
58:内挟持部、
59:外挟持体、
60:面ファスナ、
62:面ファスナ、
63:携帯電話等の携帯補助具、
65:携帯品保持別体プレート、
66:保持体本体、
67:ネクタイ通し部、
68:携帯品保持部。
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話等を首から下げたり着衣から下げたりした状態で、振れない携帯と落下の無い自由な操作を実現する携帯電話等の携帯補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯電話を首に下げるネックストラップには、下記特許文献1の図4、図5および図6に示されたネックストラップAと、図1、図2および図3に開示されたネックストラップBが知られている。
また、下記特許文献2に首掛けロープにケースを移動係留できるように設けて、該ケースにライターを収納する技術が開示されている。移動係留機構は、ケースの裏側に設けられた通されたロープをロックするための起こしてロックを解除し倒してロックするロック片による、お越し倒し操作によるものである。
【特許文献1】実用新案登録第3075753号
【特許文献2】公開実用昭和60−136324号
【0003】
<現在の携帯電話>
現在、携帯電話は通話、メール作成、インターネットホームページの閲覧、録音、カメラ、テレビ、音楽プレイヤー、ラジオ、ワープロ、手書き入力、電子ブック、電子マネー、クレジットカード、定期券、事務所や自宅等へのドアキー装置の解除やドア開閉のための個人識別装置などなど多様な機能を有するようになってきている。
そこには多機能で且つ個人・友人・お客・組織の重要情報庫であり、お金であり、個人認証装置でありなどなど、紛失や破損をした場合には仕事、生活などあらゆる場面で大きな支障やトラブルを招く恐れがあるものであり、紛失したり破損したりしては絶対にならない持ち主の分身的なものとなっている。
また、自宅では身体から離して置くことが多く、置き忘れてしまうことが多いという問題もあった。
また、多くの携帯電話には「キッチンタイマー機能」が備えているが、キッチン作業の邪魔になる理由で、自宅ではテーブルなどに置いておく、ポケットなどに入れておくなどによるため、殆どその機能を有効に使用することができないものであった。
一方、携帯電話のその機能は、着信通話の素早い対応、電話番号・メール・ホームページ・ワープロ・各種設定時のキーボタン操作、カメラの撮影操作、定期券の改札装置への翳し・電子マネーメイン装置への翳し・事務所入退室認証装置への翳しなどの翳し操作、などなど、多様な操作をするものとなっている。
そして、通話、ボタン操作、撮影操作などを安全素早く行えるとともに、携帯電話の上記のような多様な機能を素早く容易で軽快に且つ安全に享受できる技術の開発が求められている。具体的には、手で支えることなく安全安定した状態で歩行などの動作をしながらイヤホンによる音楽やラジオを聴く、読書をする、テレビ鑑賞をする、GPSを使用する、料理レシピを見ながら料理をするなどである。
以上のような携帯電話の基本機能および多彩な機能を、安全に素早く軽快に行う享受できることを可能とする携帯電話等の携帯補助具が求められている。
【0004】
<従来技術の構成およびその欠点>
(1)特許文献1のネックストラップAは、一本のロープで形成したループ20の上方に移動係留体(押しボタン式ロープストッパー)25が設けられ、ループ20の下端にストラップ23により携帯電話22を吊り下げたものである。
通常の動作で携帯電話22の振れを作業や動作などに支障がない程度とするためには、首後ろに位置させた移動係留体25を操作して携帯電話22を少なくとも胸元より上方(以下「胸上側」という。)に引上げて置く必要がある。
携帯電話を胸上側に上げた状態では、着信通話を素早く行えるが、キーボード操作、撮影操作、改札装置などへの翳し操作は首後ろの移動係留体25の操作で携帯電話を引き下げて行わなければならない(最長でも携帯電話を大人で臍程度であるので、腕を延ばしきって操作は不可能)、思いっきり身体を屈めるか、首後のストッパーを操作していちいち首から外して行わなければならないので、素早い操作ができない、携帯電話の胸上側への引上げ引き下げ操作が大変面倒である、其の都度首に掛けたり外したりしなければならず大変面倒であり外しているときに落とす危険もあるなど、殆ど実用的でないという欠点を有している。
また、ループ20の首下げ長さは長くても臍当たりとしか実用上できなので、腕を延ばしきって違和感無く自在に手に持った携帯電話を改札装置などに余裕のある姿勢と動作で翳す、撮影動作を腕を延ばしきって行うなど制限の無い動作で行うということができないものであった。これを解決するために、ストラップ23をスプリング形態のものを使用すればよいのであるが、これではスプリングで下げられた携帯電話が歩行・体の振り、屈みなどの動作で激しく大きく振れ跳ねてしまい到底使用できるものではなかった。
また、腕を延ばしきって持った携帯電話を翳したり撮影操作したりするためには、携帯電話が股下(腕を延ばしきった長さ)にくるようにストラップやループの長さをしなければならず、股下に携帯電話をぶら下げて携帯することは到底使用できないものである。
また、胸上側に携帯電話を保持した状態において、携帯電話は該携帯電話の一箇所のストラップ取付部にストラップを1本紐状態で下げる形態となるので、身体の動作で携帯電話が裏返る、横揺れが大きいなど携帯性に落ち着きが無いおとなしさが無いという欠点があった。
また、ストラップ取付部が携帯電話の中央でない場合は、一本状態のストラップで吊る形態であるので、携帯電話が傾いた状態に吊られるという欠点があった。
また、常に携帯電話やデジタルカメラを松葉(細い紐)で常に吊った状態としているため、松葉の磨耗が早くなるという欠点があった。
(2)特許文献1のネックストラップBは、ループ1にホルダ3を着脱自在に保持する移動係留体2を摩擦移動係留できるように設け、ホルダ3に紐ストラップ5が摩擦移動自在に設け、紐ストラップ5を携帯電話4のストラップ取付部に取り吊るようにした携帯電話用ネックストラップである。
ループ1の首下げ長さは長くても臍当たりとしか実用上できなので、腕を完全に延ばして手に持った携帯電話を改札装置などに余裕のある姿勢と動作で翳す、撮影動作を腕を延ばしきって行うなど制限の無い動作で行うためには、ホルダ3を移動係留体2から外して行わなければならいため、操作ミスなどで携帯電話を持った手から滑り落とし地面や床に落下させてしまう危険を有するという欠点があった。
(3)特許文献2に開示された技術は、ケースに収納したライターなり携帯電話なりの操作は、ケースから取り出して手に持って操作するものであるが、完全にフリー状態で手に持って操作するため、誤って手に持った携帯品を滑らせるなど下地面や床に落とし落下させてしまう危険があるという欠点があった。
また、ケースから抜け落としたり、混んでいる電車内で何者かに抜き取られたりするなどして紛失させてしまう恐れがあるものであった。
ケースから外して操作した場合、外したままテーブルなどに置いてそのまま忘れ置いて行ってしまうことが生じる恐れがあるものであった。
(4)上述したいずれの技術も次のような欠点があり次のような課題に応えられないものであった。
A:携帯品の落下の心配なく片手のみで首に掛け装着し且つ移動係留体および携帯品の上下位置を好みの位置に自在に調節することができないあるいはロック片の起こし倒しの面倒な操作である、片手のみで移動係留体を上下移動を行えないあるいはロック片の起こし倒しの面倒な操作が必要であるなど、片手しか使用できない身障者等にとっては使用し難いものであった。
B:看護士などの作業者が社内携帯電話をネックストラップで首に掛け吊るして携帯しているが、下げ部が長いために歩行時に大きく振れる、患者を抱きかかえるときに邪魔になる、胸ポケットに入れておくと屈むたびにポケットから飛び出すなど大変使用感が悪いという欠点があった。
C:自宅においては多くの携帯者が携帯電話はテーブルなど身体から離して置いているので、出かけるときに携帯し忘れることが多々あり、携帯電話の役割を果たせないという社会問題がある。特に物忘れがひどくなっている高齢者にはこの傾向が顕著であり、公衆電話がなくなってきている現状では、連絡手段、居場所確認手段としての携帯電話を常に安全且つ紛失や置忘れが生じないよう且つ身体動作や作業などの邪魔にならないように携帯する携帯具の出願が切望されているが、これに応えられないものである。
すなわち自宅においても携帯電話を身から離さずに、不自由なく携帯しておくことができる携帯具の出現が求められているのである。
C:イヤホンをつけたままの歩行や前屈みなどの動作は、携帯電話が大きく振れてしまうので、常に手で携帯電話を支えての使用形態となり、到底使用できるものではなかった。
D:手で支えることなく安全安定した状態で歩行などの動作をしながらイヤホンによる音楽やラジオを聴く、読書をする、テレビ鑑賞をする、GPSを使用する、料理レシピを見ながら料理をするなどは、到底実現できもないものであった。
E:首に吊り下げ首に携帯電話の荷重を全て掛かる形態であるので、首が凝る、首に負荷がかかるのは嫌いだというヒトは使用しがたいものであった。
F:携帯電話の携帯方法の多くは、ポケットに入れての携帯、バックに入れての携帯が長時間であり、このため太陽電池による長時間充電の技術を有効にできないでいる。
G:みぞおちより下方に携帯電話を携帯したまま、テーブルの前に座った状態から、立ち上がった場合には携帯電話が前に振られてテーブルの縁したに強く激突させてしまうという欠点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑みてなされたものであって、その目的は、主に携帯電話の携帯で、
A:着信通話を素早く行える、
B:手に持ち腕を延ばしてのボタン操作や撮影操作が素早く行える、
C:歩行動作や前屈み動作などでも携帯電話が振れない携帯を実現する、
D:前記A,B,Cの操作中や保持中でも落下しない安全性を実現する、
を可能とする携帯電話等の携帯補助具を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびのそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は次に述べるような構成となっている。
<請求項1記載の発明>
全長が35cm〜50cm程度の携帯電話等の携帯補助具であって、携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とで携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項2記載の発明>
請求項1記載の発明の構成において、着脱保持手段が面ファスナである携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項3記載の発明>
請求項1、2いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項4記載の発明>
請求項1、2,3いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項5記載の発明>
請求項1、2,3,4いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなる電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項6記載の発明>
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた長物の吊紐とからなり、この吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項7記載の発明>
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とからなり、前記吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項8記載の発明>
請求項7記載の発明の構成において、着脱保持手段が面ファスナである携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項9記載の発明>
請求項7、8いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項10記載の発明>
請求項7、8,9いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
<請求項11記載の発明>
請求項6,7、8,9,10いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる着衣係止部とからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなる携帯電話等の携帯補助具を構成している。
【発明の効果】
【0008】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
全長が35cm〜50cm程度の携帯電話等の携帯補助具であって、携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とで携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
(1)吊クリップを着衣に取付けて携帯品保持部に携帯品を保持した状態で吊ることにより、吊紐と落下防止部の合計長さ(下げ長さ)を短くした状態で身体前に吊携帯できると共に、その状態から素早い着信操作ができ、携帯品保持部から携帯品を外して下げ長さを長くしての腕を延ばしての携帯品のボタン操作等の操作を素早く行うことができ、これらの操作が携帯品を吊紐および落下防止部に繋いだ状態のまま行うものであるので、落下の無い安全な携帯および操作を実現するという効果を奏する。
(2)吊クリップの係止位置や係止部位を変えることが自在であるので、吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の保持位置や保持部位を自在に変えることができるとともに、携帯品保持部に携帯品を保持した吊紐と落下防止部の合計長さ(下げ長さ)を短くした状態での携帯状態であるので、例えば、ワイシャツの前立て部位での高さ位置の調節範囲を広いものとできるという効果を奏する。
(3)携帯品保持部の裏側にクリップを設けるとか、「携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる携帯品保持別体プレート」との組み合わせでの使用形態とすることにより、振れない携帯を実現するとともに、着衣側に係止したクリップや携帯品保持別体プレートを携帯電話の荷重をかけるあるいは吊クリップと負担を分け合う携帯とできるので首や着衣に負荷の小さい携帯を実現する。
(4)前記(3)によって、特に折畳式携帯電話においては、携帯電話を着衣側に振れないように係止した状態で開き状態を留め置くことにより、手で支えることなく且つ動きながらTVを鑑賞する、GPSを手で支えず見ながら歩く、料理レシピを表示させて見ながらの料理をする、繋いだキーボードを膝に文書入力を行うなどが快適に享受可能とする。
(5)前記(3)によって、携帯電話や音楽プレイヤー振れない携帯状態とすることができるので、イヤホンを付けて音楽、ラジオ、テレビの音声、音声読書、英会話などの勉強などを歩行しながら、料理しながら、軽いジョキングしながら安全かつ快適に享受できるという効果を得ることができる。
(6)前記(3)によって、振れない、首凝らないという携帯を実現しているので、携帯電話を鞄やポケットに入れずに、四六時中光に晒しておくことが可能となるので、充電用太陽電池を設けることにより、長時間充電が必要ない、充電の必要な殆ど無い携帯電話の携帯も可能とするものである。
(7)前記(3)によって、身体への負荷の小さい振れない携帯を実現するものであり、歩行、軽いジョキング、横になってのテレビ鑑賞時においても携帯しておくことができ、四六時中携帯電話を身体の前に保持携帯しておくことが快適とできるので、携帯電話の常時携帯を実現し置き忘れるなどのことを大幅になくすことができる。
(8)前記(3)によって、片手しか使えない人でも、素早く快適安全に携帯電話の全ての操作およびテレビ観賞等が享受できる。
(9)携帯状態および手に持っての操作中でも携帯電話が繋がれた落下しない安全性を実現しているので、携帯電話の落下による故障や破損を大幅に減らして、携帯電話提供側の経済的負担を軽減する。
(10)前記(3)によって、みぞおちより下方に携帯電話を携帯したまま、テーブルの前に座った状態から、立ち上がった場合でも携帯電話は着衣に係止され振れることがないのでテーブルの縁したに激突することのない安全な携帯を実現する。
以上の効果から明らかなように、本発明は携帯電話、とりわけ折畳式携帯電話の持つポテンシャルを全面開花させて携帯電話を快適且つ安全にフル活用する新しいライフスタイルを実現するものである。
<請求項2記載の発明の効果>
請求項1記載の発明の構成において、着脱保持手段が面ファスナである携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
面ファスナにより、素早い着脱操作と確実な保持を実現する。
<請求項3記載の発明の効果>
請求項1、2いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
特に携帯品の保持位置などの微小調節を素早く軽快に行うことができる、素早く携帯品を吊クリップ位置まで移動させることができるという効果を奏する。
<請求項4記載の発明の効果>
請求項1、2,3いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
携帯電話の着衣側への着脱操作は係止クリップにより行うことになり、請求項1記載の発明と同様な効果を得ることができる。
<請求項5記載の発明の効果>
請求項1、2,3,4いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなる電話等の携帯補助具を構成しているので、
請求項1記載の発明と同様な効果を得ることができる。
<請求項6記載の発明の効果>
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた長物の吊紐とからなり、この吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
(1)携帯電話そ手に持って操作する際、下げ紐部分が短く身体から十分に離して操作できない場合は、首に廻っている部分を素早く廻し外して長くして十分に身体から離して(殆どの場合腕を延ばしきることができる。)操作することができる、腕を延ばしての操作の時は吊クリップの係止位置を上に上げて係止しておいて、十分に腕を延ばして操作できるようにするなどのことが素早く容易にできるという効果を奏する。
また、首に廻した状態で携帯電話を落下させた場合、首の後ろ側と吊紐との間に摩擦が生じて衝撃を弱め吊クリップで挟み付けている着衣の引っ張り力を弱め、着衣へのダメージを軽減するとともに、吊クリップの着衣からの離脱を防ぐという効果を奏する。吊紐を平ゴム紐などの携帯電話の150グラム程度の重量ではそれほど延びないものとすることにより、その落下衝撃軽減効果はより向上する。実際7mm幅の平ゴムを使用した実験では、吊クリップの着衣の引っ張り状態は著しく軽減されていることが確認できる。
(2)吊紐を首後ろに廻して身体の前方に携帯品を吊携帯し、吊クリップの着衣への係止位置により携帯品の吊位置を広い範囲で自在に調整できるという効果を奏する。
(3)吊クリップを吊紐に係止することにより首に掛るループを形成することができ、これにより、以下の吊紐部位を身体の真中に位置させ携帯品を真っ直ぐに吊携帯することができ、ループの大きさを自在に帰ることができこれにより携帯品の上下位置を調整することができるという効果を奏する。
(4)携帯品保持部の裏側にクリップを設けるとか、「携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる携帯品保持別体プレート」との組み合わせでの使用形態とすることにより、振れない携帯を実現するとともに、着衣側に係止したクリップや携帯品保持別体プレートを携帯電話の荷重をかけるあるいは吊クリップと負担を分け合う携帯とできるので首や着衣に負荷の小さい携帯を実現する。
また、吊クリップの係止位置により携帯電話下方への吊紐垂れ下がりを調整することができ、殆ど垂れ下がりの無い携帯を実現する。
(5)前記(4)によって、特に折畳式携帯電話においては、携帯電話を着衣側に振れないように係止した状態で開き状態を留め置くことにより、手で支えることなく且つ動きながらTVを鑑賞する、GPSを手で支えず見ながら歩く、料理レシピを表示させて見ながらの料理をする、繋いだキーボードを膝に文書入力を行うなどが快適に享受可能とする。
(6)前記(4)によって、携帯電話や音楽プレイヤー振れない携帯状態とすることができるので、イヤホンを付けて音楽、ラジオ、テレビの音声、音声読書、英会話などの勉強などを歩行しながら、料理しながら、軽いジョキングしながら安全かつ快適に享受できるという効果を得ることができる。
(7)前記(4)によって、振れない、首凝らないという携帯を実現しているので、携帯電話を鞄やポケットに入れずに、四六時中光に晒しておくことが可能となるので、充電用太陽電池を設けることにより、長時間充電が必要ない、充電の必要な殆ど無い携帯電話の携帯も可能とするものである。
(8)前記(4)によって、身体への負荷の小さい振れない携帯を実現するものであり、歩行、軽いジョキング、横になってのテレビ鑑賞時においても携帯しておくことができ、四六時中携帯電話を身体の前に保持携帯しておくことが快適とできるので、携帯電話の常時携帯を実現し置き忘れるなどのことを大幅になくすことができる。
(9)前記(4)によって、片手しか使えない人でも、素早く快適安全に携帯電話の全ての操作およびテレビ観賞等が享受できる。
(10)携帯状態および手に持っての操作中でも携帯電話が繋がれた落下しない安全性を実現しているので、携帯電話の落下による故障や破損を大幅に減らして、携帯電話提供側の経済的負担を軽減する。
以上の効果から明らかなように、本発明は携帯電話、とりわけ折畳式携帯電話の持つポテンシャルを全面開花させて携帯電話を快適且つ安全にフル活用する新しいライフスタイルを実現するものである。
<請求項7記載の発明の効果>
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とからなり、前記吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
請求項1および請求項6と同様な効果とを奏する
<請求項8記載の発明の効果>
請求項7記載の発明の構成において、着脱保持手段が面ファスナである携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
面ファスナにより、素早い着脱操作と確実な保持を実現する。
<請求項9記載の発明の効果>
請求項7、8いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
特に携帯品の保持位置などの微小調節を素早く軽快に行うことができる、素早く携帯品を吊クリップ位置まで移動させることができるという効果を奏する。
<請求項10記載の発明の効果>
請求項7、8、9ずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
携帯電話の着衣側への着脱操作は係止クリップにより行うことになり、請求項6記載の発明と同様な効果を得ることができる。
<請求項11記載の発明の効果>
請求項7、8,9,10いずれか記載の発明の構成において、携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる着衣係止部とからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなる携帯電話等の携帯補助具を構成しているので、
請求項6記載の発明と同様な効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0010】
<第1の実施の形態>
図1、図2に示す本発明を実施するための最良の第1の実施の形態において、図1の(a)の1は携帯電話等の携帯補助具であって、この携帯電話等の携帯補助具1は携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップ2と、この吊クリップ2に一方の側を取り付け設けられた幅7mmの平ゴム紐からなる吊紐3と、この吊紐3の他方の側に設けられたプレートとタイプの携帯品保持部4と、この携帯品保持部4の表側に設けられた携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持するための着脱保持手段である面ファスナ10と、携帯品保持部4の上部に空けた紐通し穴5を通した吊紐3を結び目6を作りさらに延長して設けた延長紐部位からなりその先端に携帯品取付け手段である松葉7を設けてなる落下防止部8とからなっている。
携帯電話等の携帯補助具1の吊クリップから松葉先までの全長は略40cmであり、吊紐部位の長さは略30cmである。
着脱保持手段が携帯品を収納するケースである場合は該着脱保持手段が携帯品保持部と一体である場合もある。
携帯電話等の携帯補助具1は携帯品保持部4の裏側(背部)にクリップを設けるか、図示してある携帯品保持別体プレート11と組み合わせて使用するのが最適な使用形態である。
携帯品保持別体プレート11は、略E形態のプレート本体12と、このプレート本体12の上下を形成する前立て入り部13a、13bと、プレート本体12の中央を形成する携帯品保持部14と、前立て入り部13a、13bと携帯品保持部14の間に形成された前立て部位通し部15a、15bと、携帯品保持部14の表側に設けられた面ファスナ16と、携帯品保持部14の裏側に設けた前立てを挟み付け係止するための係止クリップ17とからなっている。
背部にディスプレイを有するデジタルカメラのような場合はケースがよい。
【0011】
図2に携帯品保持別体プレートと組み合わせての使用参考例を示す。
折畳式の携帯電話20の本体(非ディスプレイ側)の裏側に折畳の開き側を上(ヒンジ側を下)にしてできるだけ上からできるだけ下方にかけて面ファスナ21を設ける。
図2の(a):
前立て部位の好みの位置に携帯品保持別体プレート11を係止する。
前立て部位の上方を吊クリップ2で挟持する。
面ファスナ10と面ファスナ21の上方を係着させて携帯電話20をヒンジを下にして携帯品保持部4に保持し、面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて携帯品保持別体プレート11に携帯電話20を保持する。
この状態では携帯電話20は歩行動作、軽いジョキング、振り向き、前屈み、軽い体操程度は外れることが殆ど無く、携帯電話20は着衣のたるみ範囲内での小さな振れに抑えられる。
この状態で携帯電話20を開き、ディスプレイを見やすい位置に停止させて、イヤホンをつけてテレビ観賞、GPS機能の利用、料理レシピを表示させてそれを見ながらの料理、ラジオ・音楽プレイヤー・朗読・英会話などの音声・音楽などを軽快に享受できる。
図2の(b):
着信があったので、携帯品保持別体プレート11を指で抑え、携帯電話20を該11から剥がし外して通話を行っている。
図2の(c):
携帯品保持部4と携帯電話20を切り離して腕を延ばしてボタン操作、撮影操作などを行っている。
図2の(d):
吊クリップ2を前立て部位の中ほどに係止して携帯電話20を下方に係止した状態である。
携帯品保持別体プレート11の着衣への取り付け場所は前立て部位に限らず、着衣に種類や形態により多様である。
例えばエプロンなら図11の(f)のように脇の下方につけると便利である。
【0012】
図1の(b)は携帯電話等の携帯補助具23であって前記携帯電話等の携帯補助具1と主に異なる点は、落下防止部8を吊紐3とは別体として携帯品保持部4の下方に設けられた紐取付け穴24に取付けた点である。
【0013】
図1の(c)は携帯電話等の携帯補助具26であって前記携帯電話等の携帯補助具1と主に異なる点は、落下防止部8を吊紐3とは別体として落下防止部8に開閉リング27を設け、該27に吊紐3を通し該3上を移動自在に取り付けた点にある。
【0014】
(発明を実施するための異なる形態)
次に、本発明を実施するための異なる形態について説明する。なお、これら本発明を実施するための異なる形態の説明に当たって、前述した実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】
<第2の実施の形態>
図3に示す本発明を実施するための第2の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、携帯品保持部4の裏側にネクタイピンを兼ねた長物の係止クリップ29を設け、吊クリップをネクタイピンを兼ねた長物の吊クリップ30としてなる携帯電話等の携帯補助具31を形成した点にある。
ネクタイ32の上に携帯品保持部4を出し携帯電話20をネクタイ32の上に保持して使用できるので、ネクタイが邪魔にならない、ネクタイが乱れないという効果を得ることができる。
ここには、ネクタイの内側から挟持する内挟持部とネクタイの外側から挟持する外挟持体の内、外挟持体に面ファスナを設けるという発明がある。
【0016】
<第3の実施の形態>
図4に示す本発明を実施するための第3の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、携帯品保持部4に吊紐3を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体34を設け、携帯品保持部4が吊紐3上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにし、移動係留体34を通した吊紐3が携帯品保持部4の裏側に出るように面ファスナ10と移動係留体34の間に紐通し部35を設けてなる携帯電話等の携帯補助具36形成した点にある。
移動係留体34は、固定駒37と、この固定駒37内に一部を収納して外内向きに可動可能に収納された可動駒38と、この固定駒37に設けられた紐通し部と、可動駒38に設けらられた固定駒37を通った吊紐3をロックするロック部と、可動駒38を常に押し出し付勢している圧縮コイルバネとからなり、指で可動駒38を押込むと吊紐3のロックは解除され、指を離すと可動駒38は圧縮コイルバネの押し付勢力に押されて移動して吊紐3をロック部と固定駒37により挟みつけてロックする仕組みとなっている。
落下防止部8の長さは移動係留体34の係留位置によりその長さが規定される。
特に携帯品の保持位置などの微小調節を素早く軽快に行うことができる、素早く携帯品を吊クリップ位置まで移動させることなどができる。
【0017】
<第4の実施の形態>
図5に示す本発明を実施するための最良の第4の実施の形態において40は携帯電話等の携帯補助具であって、この携帯電話等の携帯補助具40は携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップ2と、この吊クリップ2に一方の側を取り付け設けられた略90cmの長物の吊紐41とからなり、この吊紐41の他方の側に携帯品20を取付けた状態にして、吊クリップ2を着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で吊紐41を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、吊クリップ2の係止位置を変えることにより携帯電話20の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品20の吊り下げ長さが該携帯品20を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものである構成となっている。
携帯電話等の携帯補助具の全長は65cm〜120cm程度であり、携帯電話等の携帯補助具40は全長が略100cmである。
吊紐41は幅7mmの平ゴム紐であり、100グラム程度の携帯電話を吊った状態では殆ど伸びることが無く伸びても1cm、2cmて程度であり、且つ、50cm程度の高さから落下させた場合の伸びは20cm程度のものである。
携帯電話等の携帯補助具40は携帯品保持別体プレート11と組み合わせて使用することが最適である。
図5(a):
携帯品保持別体プレート11を着衣の前立て部位の好みの位置に係止する。
前立て部位の上方を吊クリップ2で挟持する。
面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて携帯品保持別体プレート11に携帯電話20を保持する。
この状態では携帯電話20は歩行動作、軽いジョキング、振り向き、前屈み、軽い体操程度は外れることが殆ど無く、携帯電話20は着衣のたるみ範囲内での小さな振れに抑えられる。
この状態で携帯電話20を開き、ディスプレイを見やすい位置に停止させて、イヤホンをつけてテレビ観賞、GPS機能の利用、料理レシピを表示させてそれを見ながらの料理、ラジオ・音楽プレイヤー・朗読・英会話などの音声・音楽などを軽快に享受できる。
図5(b):
携帯電話20を胸ポケットに入れ、吊クリップ2を外し携帯電話20がポケットの底から浮く適宜な位置で前立ての下方を挟み付け係止している。
図5(c):
図5(a)の状態で、吊クリップ2で吊紐41を挟み付けループ42を形成している。
図5(d):
吊クリップ2を上方に移動させて係止し、下げ紐部分を長くして腕を延ばして手に持った携帯電話20の撮影やボタン操作を自在に殆ど制約無しに行っている。
【0018】
<第5の実施の形態>
図6に示す本発明を実施するための最良の第5の実施の形態において前記第4の実施の形態と主に異なる点は、松葉7を設けず裏側に回動自在のクリップ44を備えたIDカードや名札などを収納するカードケース45を設けてなる携帯電話等の携帯補助具46を形成した点にある。
携帯電話等の携帯補助具46の全長は略70cmである。
図6の(a):
吊紐41を首の後ろを通し(廻し)胸ポケットの縁をクリップ44で挟み付け、吊クリップ2の係止位置を調整してカードケース45を吊状態にしている。
吊状態にあるのでカードケース45によりポケットが歪むことがない携帯を実現する。
IDカードを認識装置に翳す場合などは、吊クリップ2を外して行うか、外し上方に移動させて行う。
図6の(b):
図6の(a):の状態からカードケース45をポケット内に収納し外部から見えないようにしている。
図6の(c):
カードケース45を身体の中央の上方に係止し、吊クリップ2の係止位置ををそれにあわせて下方に移動させている。吊紐41が張ったたるんで邪魔な状態を形成させない。
【0019】
<第6の実施の形態>
図7、図8に示す本発明を実施するための最良の第6の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、吊紐を長物の吊紐41に変え全長が略100cmの携帯電話等の携帯補助具48、49、50を形成した点にある。
吊紐41を首に廻して(首の後ろを通して)た形態で使用する。
携帯電話等の携帯補助具1は携帯品保持部4の裏側(背部)にクリップを設けるか、携帯品保持別体プレート11と組み合わせて使用するのが最適な使用形態である。
図8の(a):
前立て部位の好みの位置に携帯品保持別体プレート11を係止する。
前立て部位の上方を吊クリップ2で挟持する。
面ファスナ10と面ファスナ21の上方を係着させて携帯電話20をヒンジを下にして携帯品保持部4に保持し、面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて携帯品保持別体プレート11に携帯電話20を保持する。
図8の(b):
着信があったので、携帯品保持別体プレート11を指で抑え、携帯電話20を該11から剥がし外して通話を行っている。
図8の(c):
携帯品保持部4と携帯電話20を切り離して腕を延ばしてボタン操作、撮影操作などを行っている。
図8の(d):
吊クリップ2で吊紐41を挟み付けループ42を形成した携帯を行っている。
【0020】
<第7の実施の形態>
図9、図10、図11に示す本発明を実施するための最良の第7の実施の形態において前記第3の実施の形態と主に異なる点は、吊紐を長物の吊紐41に変えて全長が略100cmとし、吊クリップ2の近くに略2kgの引っ張り力で切り離される連結切り離し自在の安全パーツ52を設け、松葉7を松葉7を有する着脱パーツ53としてなる携帯電話等の携帯補助具54を形成した点にある。
落下防止部8の長さは移動係留体34の係留位置によりその長さが規定される。
特に携帯品の保持位置などの微小調節を素早く軽快に行うことができる、素早く携帯品を吊クリップ位置まで移動させることなどができる。
吊クリップ2の係止位置や係止を変えることなく、移動係留体34を操作しての保持した携帯電話20の移動により該20の保持吊加減の調整が素早く行え、携帯電話20の素早い上方への移動係留も行える。
図10の(a):
携帯品保持別体プレート11を着衣の前立て部位の好みの位置に係止する。
吊クリップ2で吊紐41を挟み付けループ42を形成する。前立て部位の上方を吊クリップ2で挟持してもよい。
面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて携帯品保持別体プレート11に携帯電話20を保持し、移動係留体34を指で摘み押して最適な吊り支持となるように微調整をおこなう。
この状態では携帯電話20は歩行動作、軽いジョキング、振り向き、前屈み、軽い体操程度は外れることが殆ど無く、携帯電話20は着衣のたるみ範囲内での小さな振れに抑えられる。
この状態で携帯電話20を開き、ディスプレイを見やすい位置に停止させて、イヤホンをつけてテレビ観賞、GPS機能の利用、料理レシピを表示させてそれを見ながらの料理、ラジオ・音楽プレイヤー・朗読・英会話などの音声・音楽などを軽快に享受できる。
図10の(b):
着信があったので、携帯品保持別体プレート11を指で抑え、携帯電話20を該11から剥がし外して通話を行っている。
図10の(c):
携帯品保持部4と携帯電話20を切り離して腕を延ばしてボタン操作、撮影操作などを行っている。
図10の(d):
携帯品保持別体プレート11を着衣の前立て部位の下方に係止し、携帯品保持別体プレート11を指で抑え携帯電話20を下方に移動させ、面ファスナ21の下方を面ファスナ16に係着させて最適な吊り支持となるように微調整をおこなう。
図11の(e):
携帯品保持別体プレート11ズボンの縁に係止し、それに携帯電話20を保持している。
図11の(f):
エプロンの脇縁に携帯品保持別体プレート11を係止し、それに携帯電話20を保持して、イヤホン55を装着し、半開き状態で停止させてディスプレイに何かを表示させて、家事をしながらそれを観て聴いている。
【0021】
<第8の実施の形態>
図12に示す本発明を実施するための最良の第8の実施の形態において前記第7の実施の形態と主に異なる点は、携帯品保持別体プレートをネクタイピン機能の携帯品保持別体プレート57としたものである。
携帯品保持別体プレート57は20mm〜25mm幅で、ネクタイの内側から挟持する内挟持部58と、ネクタイの外側から挟持する外挟持体59(携帯品保持部)と、外挟持体59の表側に設けられた面ファスナ60とからなっている。
図12の(a)
ネクタイ32とワイシャツの前立て部位に携帯品保持別体プレート57を挟み付け係止する。
携帯電話等の携帯補助具54に繋ぎ保持した携帯電話20を首から下げて、面ファスナ21と面ファスナ60を係着して携帯品保持別体プレート57に保持している。
図12の(b)
携帯品保持別体プレート57から携帯電話20を剥がし外して通話を行っている。
【0022】
<第9の実施の形態>
図13に示す本発明を実施するための最良の第9の実施の形態において前記第7の実施の形態と主に異なる点は、携帯保持部4の形態を下方を延ばした長方形とし、その裏側に面ファスナ62を設けてなる携帯電話等の携帯補助具63を形成している。
携帯電話20の裏に設ける面ファスナ21が短くてしても、面ファスナ52が携帯品保持別体プレート11の面ファスナ10に係着させて携帯電話20を着衣上に振れないように保持することができる。
【0023】
<第10の実施の形態>
図14、図15に示す本発明を実施するための最良の第10の実施の形態において65は携帯品保持別体プレートであって、この携帯品保持別体プレート65はネクタイピンとしての機能を果たす形態である。
携帯品保持別体プレート65は横長プレート形態の保持体本体66と、この保持体本体66を挟むように設けられた前立て入り部13a、13bと、前立て入り部13a、13bと保持体本体66の間に形成された前立て部位通し部15a、15bと、保持体本体66の前部にネクタイ通し部67を形成して設けられた携帯品保持部68と、この携帯品保持部68の表側に設けられた面ファスナ10と、保持体本体66の裏側に設けられたワイシャツの前立て部位を挟み付け係止する係止クリップ17とからなっている。
図ではネクタイ通し部67は一方を開放しているが両側を閉じた上方からネクタイを通し入れる形態もよい。また、図とは反対側を開放したものもよい。
図15の(a)
前立て部位を係止クリップ17で挟み付け係止する。
前立て入り部13a、13bを前立ての内側に入れる。
図15の(b)
ネクタイ32をネクタイ通し部67に通す。
図15の(c)
携帯電話等の携帯補助具54に繋ぎ保持した携帯電話20を首から下げて、面ファスナ21と面ファスナ10を係着して携帯品保持別体プレート57に保持している。
図15の(d)
携帯品保持別体プレート65から携帯電話20を剥がし外して通話を行っている。
【0024】
<第11の実施の形態>
図14、図15に示す本発明を実施するための最良の第10の実施の形態において前記第10の実施の形態と主に異なる点は、保持体本体66の根元側にクリップで挟み付けるクリップ挟持穴70を設けてなる携帯品保持別体プレート71を形成した点にある。
吊クリップ2を一方に設け、他方に着脱パーツ53を有する幅7mmの平ゴム紐からなる吊紐72からなる全長40cmのハーフストラップ73を取り付けて使用する。
吊クリップ2はクリップ挟持穴70を挟みつけたり前立て部位を挟み付けて、使用状況に対応した係止を行う。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は携帯電話のストラップを製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の実施の形態を示す各正面図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の使用状態例図。
【図3】本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の正面図および使用状態例図。
【図4】本発明を実施するための最良の第3の実施の形態の正面図および背面図。
【図5】本発明を実施するための最良の第4の実施の形態の正面図および使用状態例図。
【図6】本発明を実施するための最良の第5の実施の形態の正面図および使用状態例図。
【図7】本発明を実施するための最良の第6の実施の形態の各正面図。
【図8】本発明を実施するための最良の第6の実施の形態の使用状態例図。
【図9】本発明を実施するための最良の第7の実施の形態の正面図。
【図10】本発明を実施するための最良の第7の実施の形態の使用状態例図。
【図11】本発明を実施するための最良の第7の実施の形態の使用状態例図。
【図12】本発明を実施するための最良の第8の実施の形態の携帯品保持別体プレートの底面図および使用状態例図。
【図13】本発明を実施するための最良の第9の実施の形態の正面図。
【図14】本発明を実施するための最良の第10の実施の形態の携帯品保持別体プレートの正面図および平面図。
【図15】本発明を実施するための最良の第10の実施の形態の使用状態例図。
【図16】本発明を実施するための最良の第11の実施の形態の携帯品保持別体プレートの正面図。
【符号の説明】
【0027】
1:携帯電話等の携帯補助具、
2:吊クリップ、
3:吊紐、
4:携帯品保持部、
5:紐通し穴、
6:結び目、
7:松葉、
8:落下防止部、
10:面ファスナ、
11:携帯品保持別体プレート、
12:プレート本体、
13a、13b:前立て入り部、
14:携帯品保持部、
15a、15b:前立て部位通し部、
16:面ファスナ、
17:係止クリップ、
20:折畳式の携帯電話、
21:面ファスナ、
23:携帯電話等の携帯補助具、
24:紐取付け穴、
26:携帯電話等の携帯補助具、
27:開閉リング、
29:係止クリップ、
30:吊クリップ、
31:携帯電話等の携帯補助具、
32:ネクタイ、
34:移動係留体、
35:紐通し部、
36:携帯電話等の携帯補助具、
37:固定駒、
38:可動駒、
40:携帯電話等の携帯補助具、
41:吊紐、
42:ループ、
44:クリップ、
45:カードケース、
46:携帯電話等の携帯補助具、
48:携帯電話等の携帯補助具、
49:携帯電話等の携帯補助具、
50:携帯電話等の携帯補助具、
52:安全パーツ、
53:着脱パーツ、
54:携帯電話等の携帯補助具、
55:イヤホン、
57:携帯品保持別体プレート、
58:内挟持部、
59:外挟持体、
60:面ファスナ、
62:面ファスナ、
63:携帯電話等の携帯補助具、
65:携帯品保持別体プレート、
66:保持体本体、
67:ネクタイ通し部、
68:携帯品保持部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
全長が35cm〜50cm程度の携帯電話等の携帯補助具であって、
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、
この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、
この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、
この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、
前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部と、
以上のごとく構成されてなることを特徴とする携帯電話等の携帯補助具。
【請求項2】
着脱保持手段が面ファスナであることを特徴とする請求項1記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項3】
携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなることを特徴とする請求項1、2いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項4】
携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなることを特徴とする請求項1,2,3いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項5】
携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる着衣係止部とからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなることを特徴とする請求項1、2、3、4いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項6】
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、
この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた長物の吊紐とからなり、
この吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものであることを特徴とする携帯電話等の携帯補助具。
【請求項7】
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、
この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、
この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、
この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、
前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とからなり、
前記吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものであることを特徴とする携帯電話等の携帯補助具。 以上のごとく構成されてなることを特徴とする携帯電話等の携帯補助具。
【請求項8】
着脱保持手段が面ファスナであることを特徴とする請求項7記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項9】
携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなることを特徴とする請求項7、8いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項10】
携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなることを特徴とする請求項7、8,9いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項11】
携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる着衣係止部とからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなることを特徴とする請求項6,7、8,9,10いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項1】
全長が35cm〜50cm程度の携帯電話等の携帯補助具であって、
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、
この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、
この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、
この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、
前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部と、
以上のごとく構成されてなることを特徴とする携帯電話等の携帯補助具。
【請求項2】
着脱保持手段が面ファスナであることを特徴とする請求項1記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項3】
携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなることを特徴とする請求項1、2いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項4】
携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなることを特徴とする請求項1,2,3いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項5】
携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる着衣係止部とからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなることを特徴とする請求項1、2、3、4いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項6】
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、
この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた長物の吊紐とからなり、
この吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものであることを特徴とする携帯電話等の携帯補助具。
【請求項7】
携帯者の着衣のワイシャツの前立て部位や胸ポケットなどを挟み付ける吊クリップと、
この吊クリップに一方の側を取り付け設けられた吊紐と、
この吊紐の他方の側に設けられた携帯品保持部と、
この携帯品保持部に設けられた面ファスナ、磁石、磁着部材、フック掛け、フック、ケースなどの携帯電話等の携帯品を着脱自在に保持する着脱保持手段と、
前記吊紐を延長して設けた延長紐部位や、携帯品保持部に取り付けられた紐部材や、前記吊紐に移動自在に設けられた紐、ゴム紐、スプリング紐などからなり、且つ、松葉などの携帯品を取り付ける携帯品取付け手段を設けてなるあるいは携帯品を取り付けてなる落下防止部とからなり、
前記吊紐の他方の側に携帯品を取付けた状態にして、前記吊クリップを着衣の前立て部位など適宜な部位を挟み付け係止した状態で前記吊紐を携帯者の首の後ろを廻して身体の前に下げた状態にでき、且つ、前記吊クリップの係止位置を変えることにより携帯品の吊位置を自在に変えることができるようにしてなり、且つ、携帯品の吊り下げ長さが該携帯品を手に持ってその腕をある程度延ばして該携帯品を身体から離した位置でボタン操作などの操作が行える下げ長さとできるものであることを特徴とする携帯電話等の携帯補助具。 以上のごとく構成されてなることを特徴とする携帯電話等の携帯補助具。
【請求項8】
着脱保持手段が面ファスナであることを特徴とする請求項7記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項9】
携帯品保持部に吊紐を移動自在に通し且つ指の摘み押込み操作で該ロックを解除し且つその解放で該ロック状態とする移動係留体を設け、携帯品保持部が前記吊紐上を移動自在にでき且つ好みの部位に係留することができるようにしてなることを特徴とする請求項7、8いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項10】
携帯品保持部に着衣に該携帯品保持部を係止するための係止クリップを設けてなることを特徴とする請求項7、8,9いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【請求項11】
携帯品保持部の裏側に設けられた面ファスナや携帯品の裏側に設けられた面ファスナを係合して該携帯品を保持する面ファスナを設けた保持プレート、この保持プレートを着衣に着脱自在に係止するクリップや該着衣のボタン縫い止め糸に掛かるボタン縫い止め糸掛り部や安全ピンなどからなる着衣係止部とからなる携帯品保持別体プレートが添付されてなることを特徴とする請求項6,7、8,9,10いずれか記載の携帯電話等の携帯補助具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2007−166440(P2007−166440A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−362525(P2005−362525)
【出願日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(000212599)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(000212599)
【Fターム(参考)】
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